JPH0612526Y2 - 内燃機関用酸素センサ - Google Patents

内燃機関用酸素センサ

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JPH0612526Y2
JPH0612526Y2 JP17134786U JP17134786U JPH0612526Y2 JP H0612526 Y2 JPH0612526 Y2 JP H0612526Y2 JP 17134786 U JP17134786 U JP 17134786U JP 17134786 U JP17134786 U JP 17134786U JP H0612526 Y2 JPH0612526 Y2 JP H0612526Y2
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platinum electrode
combustion engine
internal combustion
ceramic tube
oxygen sensor
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JP17134786U
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晶 内川
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株式会社ユニシアジェックス
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Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は、内燃機関において排気中の酸素濃度の検出等
に使用される酸素センサに関し、特にそのセンサ部の構
造に関する。
<従来の技術> 従来の内燃機関用酸素センサとしては、第3図に示すよ
うなものが知られている(実開昭61−79263号公
報参照)。
すなわち、先端部が閉塞されたセラミック管1の内外表
面には、白金電極1a,1bがそれぞれの略軸方向に延
設して取り付けられている。なお、該セラミック管1は
酸化ジルコニウム(ZrO)を主成分としている。
セラミック管1の開口端には、金属製のコンタクトプレ
ート2が当接され、該コンタクトプレート2は絶縁材料
製のブッシュ3により前記開口端に向けて押圧されてい
る。該ブッシュ3の貫通孔3aには、前記コンタクトプ
レート2に電気的接続された金属製のターミナルロッド
4が挿入されている。該ターミナルロッド4には、ハー
ネス5が接合され、白金電極1bからの出力を外部に伝
達可能としている。そして、前記ハーネス5は、貫通孔
3aの開口部にラバーチューブ6を介して固定されてい
る。
また、セラミック管1とブッシュ3との接合部には、金
属製のホルダ7が嵌挿され、セラミック管1及び貫通孔
3aの内側部分と外界とを隔離している。そして、該内
側部分には、図示しない大気導入孔により大気が導かれ
ている。
なお、8はプロテクタ、9は酸素センサのケースであ
る。
このようにして、セラミック管1の外表面の白金電極1
aに接触する排気中の酸素濃度と、その内表面の白金電
極1bに接触する大気中の酸素濃度と、に応じて発生す
る起電力を基準電圧Vと比較することにより、排気中
の酸素濃度を検出し、空燃比リッチ側、リーン側を判定
している(第2図(A)参照)。
<考案が解決しようとする問題点> しかしながら、このような従来の内燃機関用酸素センサ
では、セラミック管1の内表面の白金電極1bに接触す
る大気中の酸素濃度を基準として基準電圧Vを設定し
ているため、たとえば、前記ラバーチューブ6が排気熱
を受けて変質してこの際に発生する変成ガスや排気管か
ら漏洩した排気がセラミック管1内に混入した場合に
は、セラミック管1内の酸素濃度が基準酸素濃度よりも
希薄になる結果、電極1a,1b間に生ずる起電力が降
下して、正確な酸素濃度の検出ができないという問題が
生ずる(第2図(B)参照)。
本考案はこのような従来の技術の問題点に着目してなさ
れたもので、セラミック管内に変成ガスや排気等が混入
しても、酸素濃度の検出精度の低下のない内燃機関用酸
素センサを提供することを目的とする。
<問題点を解決するための手段> このため、セラミック管内の白金電極の表面を、触媒を
含有した多孔質材料製の保護層で覆った。
<作用> 上記のような構成を採用したので、セラミック管内に変
成ガスや排気等が混入しても、これらは触媒と反応する
か、又は、多孔質の細孔に捕集される。このため、セラ
ミック管内の白金電極まで変成ガスや排気等が到達する
ことがなく、白金電極付近の酸素濃度を基準酸素濃度に
維持することができる。
したがって、発生起電力が変化することはなく、酸素濃
度検出精度の低下を抑制できる。
<実施例> 第1図に本考案に係る一実施例を示す。なお、従来例と
同様な要素には同一の符号を付して説明を省略する。
セラミック管1内の空間には、Pt(白金)等からなる
触媒を含有した多孔質材料であるγ‐Al(アル
ミナ)からなる保護層20が充満されている。
このようにセラミック管1内に保護層20を充満したた
め、ラバーチューブ6からの変成ガスや排気がセラミッ
ク管1内に侵入することが困難となる。
たとえ僅かにそれらが侵入したとしても、アルミナ中に
形成された細孔に捕集され、あるいは触媒と接触して反
応して、大気成分に近づけられる。
したがって、セラミック管1内の白金電極1bに変成ガ
スや排気が到達することが防止される。この結果、白金
電極1bが変成ガスや排気とが直接接触しないため、発
生起電力が降下することはなく、酸素濃度検出精度の低
下を抑制できる。
また、保護層20を多孔質材料により構成したので、大気
等の不活性ガスの流通を阻害することはなく白金電極1
bに到達するため、従来と同様に酸素濃度の検出を行う
ことができる。
なお、実施例ではセラミック管1内の全空間を保護層20
により充満した例を示したが、少なくとも白金電極1b
全体を包囲したものであれば、部分的な保護層であって
もよい。この場合には、保護層の厚さを、多孔質材料の
捕集効率,触媒との反応効率等を考慮して、変成ガスや
排気が白金電極に到達しない厚さとして設定する。
また、実施例においてはPt(白金)等からなる触媒を
用いたが、変成ガス等の成分を考慮して各種の触媒(た
とえば、Rh(ロジウム))を用いることができる。
<考案の効果> 以上説明してきたように、本考案によれば、セラミック
管内の白金電極の表面を、触媒を含有した多孔質材料製
の保護層で覆ったので、セラミック管内に変成ガスや排
気等が混入しても、セラミック管内白金電極に変成ガス
や排気等が到達することはなく、酸素濃度検出精度の低
下を防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る一実施例の断面図、第2図は酸素
センサの出力特性図、第3図は従来の内燃機関用酸素セ
ンサの断面図である。 1…セラミック管、1a,1b…白金電極 20…保護層

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】閉塞端部を有するセラミック管の内外表面
    のそれぞれに白金電極を設け、内燃機関の排気に接触す
    る外表面側の白金電極と大気に接触する内表面側の白金
    電極との間に発生する起電力により排気中の酸素濃度を
    検出するようにした内燃機関用酸素センサにおいて、前
    記セラミック管内の白金電極の表面を、触媒を含有した
    多孔質材料製の保護層で覆ったことを特徴とする内燃機
    関用酸素センサ。
JP17134786U 1986-11-10 1986-11-10 内燃機関用酸素センサ Expired - Lifetime JPH0612526Y2 (ja)

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JPS6378266U JPS6378266U (ja) 1988-05-24
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