JPH06123731A - 渦電流センサ及び渦電流発生回路 - Google Patents
渦電流センサ及び渦電流発生回路Info
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- JPH06123731A JPH06123731A JP4221277A JP22127792A JPH06123731A JP H06123731 A JPH06123731 A JP H06123731A JP 4221277 A JP4221277 A JP 4221277A JP 22127792 A JP22127792 A JP 22127792A JP H06123731 A JPH06123731 A JP H06123731A
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- coil
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 外部コントロールにより渦電流の方向を可変
できるようにして、特定の向きの欠陥検出性を向上させ
る。 【構成】 各コイル11,12は、支持体14の下面に
おいて、一定間隔毎に、即ち点線円15で示す部分で直
交するように巻回される。探傷に際してコイル11,1
2に別個に駆動電流を供給し、被検体20に近接させ
る。渦電流センサ10を被検体20に近付けた場合、コ
イル11,12の駆動電流に応じて被検体20上に渦電
流が発生する。この渦電流は、各コイル11,12に流
れる高周波電流の位相に応じて方向が変化し、これによ
り合成渦電流の方向も変化する。従って、各コイル1
1,12に供給する駆動電流の位相を可変することによ
り、被検体20上に発生する合成渦電流の方向を任意に
設定でき、被検体20上に生じている特定の向きの欠陥
についても検出性を向上することができる。
できるようにして、特定の向きの欠陥検出性を向上させ
る。 【構成】 各コイル11,12は、支持体14の下面に
おいて、一定間隔毎に、即ち点線円15で示す部分で直
交するように巻回される。探傷に際してコイル11,1
2に別個に駆動電流を供給し、被検体20に近接させ
る。渦電流センサ10を被検体20に近付けた場合、コ
イル11,12の駆動電流に応じて被検体20上に渦電
流が発生する。この渦電流は、各コイル11,12に流
れる高周波電流の位相に応じて方向が変化し、これによ
り合成渦電流の方向も変化する。従って、各コイル1
1,12に供給する駆動電流の位相を可変することによ
り、被検体20上に発生する合成渦電流の方向を任意に
設定でき、被検体20上に生じている特定の向きの欠陥
についても検出性を向上することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、非破壊検査装置に用い
られる電流方向可変型の渦電流センサ及び渦電流発生回
路に関する。
られる電流方向可変型の渦電流センサ及び渦電流発生回
路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の渦電流センサは、図15(a)に
示すようにコイル1により構成しており、同図(b)に
示すように、このコイル1に高周波電流を流して被検体
2に近付けると、この被検体2が導電性であれば、表面
に渦電流が発生する。被検体2の表面に欠陥等があれ
ば、渦電流の流れが変化し、コイル1のインピーダンス
が変化するので、このインピーダンスの変化から欠陥等
を検出する。
示すようにコイル1により構成しており、同図(b)に
示すように、このコイル1に高周波電流を流して被検体
2に近付けると、この被検体2が導電性であれば、表面
に渦電流が発生する。被検体2の表面に欠陥等があれ
ば、渦電流の流れが変化し、コイル1のインピーダンス
が変化するので、このインピーダンスの変化から欠陥等
を検出する。
【0003】渦電流の発生方向は、コイル1の巻き方に
よって決まり、コイル1に流れる電流の増加方向と反対
方向に発生する。従って、図15の場合であれば、渦電
流は渦巻状に発生することになる。
よって決まり、コイル1に流れる電流の増加方向と反対
方向に発生する。従って、図15の場合であれば、渦電
流は渦巻状に発生することになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】渦電流探傷において
は、渦電流の方向と欠陥の方向とが直交する場合が最も
欠陥検出性が良好となる。
は、渦電流の方向と欠陥の方向とが直交する場合が最も
欠陥検出性が良好となる。
【0005】しかし、従来のセンサでは、上記のように
コイル1の巻き方で渦電流の方向が決まるので、外部コ
ントロールで渦電流の方向を変えることは不可能であ
り、特定の向きの欠陥検出性を向上させることはできな
かった。
コイル1の巻き方で渦電流の方向が決まるので、外部コ
ントロールで渦電流の方向を変えることは不可能であ
り、特定の向きの欠陥検出性を向上させることはできな
かった。
【0006】本発明は上記の実情を考慮してなされたも
ので、外部コントロールにより被検体上に発生する渦電
流の方向を変えることができ、特定の向きの欠陥検出性
を向上させることができる渦電流センサ及び渦電流発生
回路を提供することを目的とする。
ので、外部コントロールにより被検体上に発生する渦電
流の方向を変えることができ、特定の向きの欠陥検出性
を向上させることができる渦電流センサ及び渦電流発生
回路を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係る渦電流
センサは、支持体の一面に複数のコイルを独立して設
け、これらの各コイルを等角度で交差させて渦電流発生
部を構成すると共に、上記コイルの交差部に渦電流検出
コイルを設けたことを特徴とする。
センサは、支持体の一面に複数のコイルを独立して設
け、これらの各コイルを等角度で交差させて渦電流発生
部を構成すると共に、上記コイルの交差部に渦電流検出
コイルを設けたことを特徴とする。
【0008】第2の発明に係る渦電流発生回路は、支持
体の一面に複数のコイルを独立して設け、これらの各コ
イルを等角度で交差させて渦電流発生部を構成すると共
に、上記コイルの交差部に渦電流検出コイルを設けてな
る渦電流センサと、高周波信号を発生する発振器と、こ
の発振器から出力される高周波信号を上記渦電流センサ
の各コイルに別個に供給する手段と、この手段より各コ
イルに出力される高周波信号の位相を制御信号に従って
変え、各コイルにより被検体上に発生する渦電流の合成
電流の方向を可変制御する手段とを備えたことを特徴と
する。
体の一面に複数のコイルを独立して設け、これらの各コ
イルを等角度で交差させて渦電流発生部を構成すると共
に、上記コイルの交差部に渦電流検出コイルを設けてな
る渦電流センサと、高周波信号を発生する発振器と、こ
の発振器から出力される高周波信号を上記渦電流センサ
の各コイルに別個に供給する手段と、この手段より各コ
イルに出力される高周波信号の位相を制御信号に従って
変え、各コイルにより被検体上に発生する渦電流の合成
電流の方向を可変制御する手段とを備えたことを特徴と
する。
【0009】
【作用】第1の発明では、探傷に際してセンサの各コイ
ルにそれぞれ別個に駆動電流を供給し、被検体に近接さ
せる。渦電流センサを被検体に近付けた場合、コイルの
駆動電流に応じて被検体上に渦電流が発生する。コイル
が交差する部分においては、各コイルに流れる高周波電
流の位相に応じて渦電流の発生方向が変化し、これに従
って合成渦電流の方向も変化する。従って、各コイルに
供給する駆動電流の位相を可変することにより、被検体
上に発生する合成渦電流の方向を任意に設定でき、被検
体上に生じている特定の向きの欠陥についても検出性を
向上することができる。
ルにそれぞれ別個に駆動電流を供給し、被検体に近接さ
せる。渦電流センサを被検体に近付けた場合、コイルの
駆動電流に応じて被検体上に渦電流が発生する。コイル
が交差する部分においては、各コイルに流れる高周波電
流の位相に応じて渦電流の発生方向が変化し、これに従
って合成渦電流の方向も変化する。従って、各コイルに
供給する駆動電流の位相を可変することにより、被検体
上に発生する合成渦電流の方向を任意に設定でき、被検
体上に生じている特定の向きの欠陥についても検出性を
向上することができる。
【0010】第2の発明では、発振器から出力される高
周波信号の位相を渦電流方向制御信号によって任意に指
定でき、各コイルに駆動電流としてそれぞれ別個に供給
することができる。これにより被検体上に発生する合成
渦電流の方向を任意に可変設定でき、被検体上に生じて
いる特定の向きの欠陥についても確実に検出することが
できる。
周波信号の位相を渦電流方向制御信号によって任意に指
定でき、各コイルに駆動電流としてそれぞれ別個に供給
することができる。これにより被検体上に発生する合成
渦電流の方向を任意に可変設定でき、被検体上に生じて
いる特定の向きの欠陥についても確実に検出することが
できる。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。
する。
【0012】図1は本発明の一実施例に係る渦電流セン
サ10を示す底面図である。同図に示すように複数例え
ば2つのコイル11,12により渦電流発生部を構成し
ている。各コイル11,12の端部(リード線部)は、
それぞれ支持体14の両端部より外部に導出されて独立
に駆動可能である。各コイル11,12は、支持体14
の下面に平面状に形成されるもので、一定間隔毎に、即
ち点線円15で示す部分で直交するように巻回し、この
点線円15の部分で発生する渦電流の方向を外部でコン
トロールするようにしている。この場合、支持体14の
下面には、各点線円15の両側に位置するようにそれぞ
れインシュレータ16を一定高さ突出させて設け、この
インシュレータ16を介してコイル11,12を平面状
に巻回している。上記インシュレータ16は、巻枠の一
部をなすもので、例えばアルミニウム、銅等で形成し、
各点線円15以外のコイル11,12の交差部分で発生
する磁界が点線円15で発生する磁界に影響しないよう
にしている。
サ10を示す底面図である。同図に示すように複数例え
ば2つのコイル11,12により渦電流発生部を構成し
ている。各コイル11,12の端部(リード線部)は、
それぞれ支持体14の両端部より外部に導出されて独立
に駆動可能である。各コイル11,12は、支持体14
の下面に平面状に形成されるもので、一定間隔毎に、即
ち点線円15で示す部分で直交するように巻回し、この
点線円15の部分で発生する渦電流の方向を外部でコン
トロールするようにしている。この場合、支持体14の
下面には、各点線円15の両側に位置するようにそれぞ
れインシュレータ16を一定高さ突出させて設け、この
インシュレータ16を介してコイル11,12を平面状
に巻回している。上記インシュレータ16は、巻枠の一
部をなすもので、例えばアルミニウム、銅等で形成し、
各点線円15以外のコイル11,12の交差部分で発生
する磁界が点線円15で発生する磁界に影響しないよう
にしている。
【0013】そして、上記点線円15部分に、図1
(c)に示すように渦巻状に形成した渦電流検出コイル
17を装着する。この渦電流検出コイル17による検出
信号は、図示しない処理装置へ送られる。この処理装置
は、渦電流検出コイル17の検出信号から被検体20上
の欠陥の有無を判定する。
(c)に示すように渦巻状に形成した渦電流検出コイル
17を装着する。この渦電流検出コイル17による検出
信号は、図示しない処理装置へ送られる。この処理装置
は、渦電流検出コイル17の検出信号から被検体20上
の欠陥の有無を判定する。
【0014】上記のように構成した渦電流センサ10
は、探傷時に際して各コイル11,12にそれぞれ別個
に駆動電流を供給し、図1(b)に示すようにコイル1
1,12を被検体20に近接させる。
は、探傷時に際して各コイル11,12にそれぞれ別個
に駆動電流を供給し、図1(b)に示すようにコイル1
1,12を被検体20に近接させる。
【0015】図2(a)は、渦電流センサ10を被検体
20に近付けた場合、コイル11,12の方向と、それ
によって被検体20の表面に発生する渦電流A1 ,A2
の方向を示したものである。なお、図2(a)では、渦
電流センサ10の点線円15の部分のみを示している。
コイル11,12の実線矢印の方向に電流が増加したと
すると、各々のコイル11,12で発生した渦電流は、
点線A1 ,A2 の位置に発生し、その方向は点線矢印で
示す方向となる。従って、図2(b)に示すように合成
された渦電流ベクトルA0 が得られる。
20に近付けた場合、コイル11,12の方向と、それ
によって被検体20の表面に発生する渦電流A1 ,A2
の方向を示したものである。なお、図2(a)では、渦
電流センサ10の点線円15の部分のみを示している。
コイル11,12の実線矢印の方向に電流が増加したと
すると、各々のコイル11,12で発生した渦電流は、
点線A1 ,A2 の位置に発生し、その方向は点線矢印で
示す方向となる。従って、図2(b)に示すように合成
された渦電流ベクトルA0 が得られる。
【0016】被検体20の表面に欠陥等があれば、上記
合成渦電流A0 の流れが変化し、渦電流検出コイル17
のインピーダンスが変化するので、処理装置(図示せ
ず)はこのインピーダンスの変化から欠陥等を検出す
る。
合成渦電流A0 の流れが変化し、渦電流検出コイル17
のインピーダンスが変化するので、処理装置(図示せ
ず)はこのインピーダンスの変化から欠陥等を検出す
る。
【0017】コイル11,12の駆動電流I1 ,I2
を、図3(a)(b)に示すように同一の正弦波(高周
波)とすると、t1 時点(正)での渦電流A1 ,A2 及
び合成渦電流A0 は図3(c)に示すようにA1a,A2
a,A0aとなり、t2 時点(負)での渦電流A1 ,A2
及び合成渦電流A0 はA1b,A2b,A0bとなる。即ち、
この場合の合成渦電流A0 は、X軸と同一方向となる。
を、図3(a)(b)に示すように同一の正弦波(高周
波)とすると、t1 時点(正)での渦電流A1 ,A2 及
び合成渦電流A0 は図3(c)に示すようにA1a,A2
a,A0aとなり、t2 時点(負)での渦電流A1 ,A2
及び合成渦電流A0 はA1b,A2b,A0bとなる。即ち、
この場合の合成渦電流A0 は、X軸と同一方向となる。
【0018】次に各コイル11,12に供給する電流I
1 ,I2 を変えた場合の渦電流A1,A2 及び合成渦電流
A0 の変化を図4ないし図6に示す。図4は、コイル1
2の駆動電流I2 を零とした場合で、コイル11による
渦電流A1 と合成渦電流A0 は同一となり、方向は45
°方向となる。図5は、コイル11の駆動電流I1 に対
してコイル12の駆動電流I2 の極性を反転させた場合
で、合成渦電流A0 は90°方向(Y軸方向)となる。
図6は、コイル11の駆動電流I1 を零とした場合で、
コイル12による渦電流A2 と合成渦電流A0 は同一と
なり、方向は135°方向となる。
1 ,I2 を変えた場合の渦電流A1,A2 及び合成渦電流
A0 の変化を図4ないし図6に示す。図4は、コイル1
2の駆動電流I2 を零とした場合で、コイル11による
渦電流A1 と合成渦電流A0 は同一となり、方向は45
°方向となる。図5は、コイル11の駆動電流I1 に対
してコイル12の駆動電流I2 の極性を反転させた場合
で、合成渦電流A0 は90°方向(Y軸方向)となる。
図6は、コイル11の駆動電流I1 を零とした場合で、
コイル12による渦電流A2 と合成渦電流A0 は同一と
なり、方向は135°方向となる。
【0019】以上のように、独立した複数の巻き方向の
異なるコイルで渦電流センサ10を構成し、各コイルを
独立に駆動することにより、合成渦電流の方向を任意に
外部コントロールすることが可能となり、特定の向きの
欠陥検出性を向上させることができる。
異なるコイルで渦電流センサ10を構成し、各コイルを
独立に駆動することにより、合成渦電流の方向を任意に
外部コントロールすることが可能となり、特定の向きの
欠陥検出性を向上させることができる。
【0020】次に上記渦電流センサ10を駆動する渦電
流発生回路について説明する。図7は、渦電流発生回路
の構成を示すブロック図である。同図において、21は
発振器で、図8に示すようにV0 =Sin(ωt)の正
弦波を発生し、掛算器24,25に入力する。
流発生回路について説明する。図7は、渦電流発生回路
の構成を示すブロック図である。同図において、21は
発振器で、図8に示すようにV0 =Sin(ωt)の正
弦波を発生し、掛算器24,25に入力する。
【0021】22は図9(a)に示すように渦電流方向
制御信号(電圧)Vcの値をAs=Sin(Vc)のS
in曲線の信号に変換するSin変換回路で、その変換
出力Asを掛算器24に入力する。23は図9(b)に
示すように渦電流方向制御信号Vcの値をAc=Cos
(Vc)のCos曲線の信号に変換するCos変換回路
で、その変換出力Acを掛算器25に入力する。掛算器
24は、発振器21から与えられる信号V0 の振幅をS
in変換回路22の出力信号Asに応じて変え、渦電流
センサ10のコイル11に供給する。掛算器25は、発
振器21から与えられる信号V0 の振幅をCos変換回
路23の出力信号Acに応じて変え、渦電流センサ10
のコイル12に供給する。
制御信号(電圧)Vcの値をAs=Sin(Vc)のS
in曲線の信号に変換するSin変換回路で、その変換
出力Asを掛算器24に入力する。23は図9(b)に
示すように渦電流方向制御信号Vcの値をAc=Cos
(Vc)のCos曲線の信号に変換するCos変換回路
で、その変換出力Acを掛算器25に入力する。掛算器
24は、発振器21から与えられる信号V0 の振幅をS
in変換回路22の出力信号Asに応じて変え、渦電流
センサ10のコイル11に供給する。掛算器25は、発
振器21から与えられる信号V0 の振幅をCos変換回
路23の出力信号Acに応じて変え、渦電流センサ10
のコイル12に供給する。
【0022】以下、上記のように構成された渦電流発生
回路の動作について説明する。なお、説明を簡単にする
ため、発振器21、Sin変換回路22、Cos変換回
路23の各出力信号の振幅を「1」とする。図10ない
し図14は、制御信号Vcの値を変えた時のコイル1
1,12の駆動電流I1 ,I2 (各図(a),(b)に
示す)、各コイル11,12によって発生した渦電流A
1 ,A2 及びその合成渦電流A0 (各図(c)に示す)
を示したものである。
回路の動作について説明する。なお、説明を簡単にする
ため、発振器21、Sin変換回路22、Cos変換回
路23の各出力信号の振幅を「1」とする。図10ない
し図14は、制御信号Vcの値を変えた時のコイル1
1,12の駆動電流I1 ,I2 (各図(a),(b)に
示す)、各コイル11,12によって発生した渦電流A
1 ,A2 及びその合成渦電流A0 (各図(c)に示す)
を示したものである。
【0023】図10は、渦電流方向制御信号Vcが「V
c=0」の場合で、コイル11の駆動電流I1 が零とな
る。コイル11の駆動電流I1 が零の場合、渦電流A1
が零となるため、渦電流A2 が合成渦電流A0 となり、
方向は−45°となる。
c=0」の場合で、コイル11の駆動電流I1 が零とな
る。コイル11の駆動電流I1 が零の場合、渦電流A1
が零となるため、渦電流A2 が合成渦電流A0 となり、
方向は−45°となる。
【0024】図11は、渦電流方向制御信号Vcが「V
c=π/4」の場合で、コイル駆動電流I1 ,I2 は、
同位相で振幅が「0.7」となる。このため各渦電流A
1 ,A2 の大きさは、「Vc=0」の場合の渦電流A2
の「0.7」倍の大きさとなる。しかし、合成渦電流A
0 の大きさは、「Vc=0」の場合の合成渦電流A0と
同じになり、方向だけが0°方向に変わる。
c=π/4」の場合で、コイル駆動電流I1 ,I2 は、
同位相で振幅が「0.7」となる。このため各渦電流A
1 ,A2 の大きさは、「Vc=0」の場合の渦電流A2
の「0.7」倍の大きさとなる。しかし、合成渦電流A
0 の大きさは、「Vc=0」の場合の合成渦電流A0と
同じになり、方向だけが0°方向に変わる。
【0025】図12は、渦電流方向制御信号Vcが「V
c=π/2」の場合で、コイル12の駆動電流I2 が零
となり、渦電流A1 が合成渦電流A0 となり、方向は4
5°となる。
c=π/2」の場合で、コイル12の駆動電流I2 が零
となり、渦電流A1 が合成渦電流A0 となり、方向は4
5°となる。
【0026】図13は、渦電流方向制御信号Vcが「V
c=3π/4」の場合で、コイル駆動電流I1 ,I2
は、逆位相で振幅が「0.7」となり、合成渦電流A0
の方向は90°となる。
c=3π/4」の場合で、コイル駆動電流I1 ,I2
は、逆位相で振幅が「0.7」となり、合成渦電流A0
の方向は90°となる。
【0027】図14は、渦電流方向制御信号Vcが「V
c=π」の場合で、コイル11の駆動電流I1 が零、コ
イル12の駆動電流I2 が振幅「1」で「Vc=0」の
場合とは逆位相となり、合成渦電流A0 の方向は135
°となる。上記のように渦電流方向制御信号Vcを変え
ていくと、合成渦電流A0 の振幅は常に一定であるが、
方向だけが順次変化する。これを式で示すと、 A1 =KI1 =KV0 Sin(Vc) A2 =KI2 =KV0 Cos(Vc) 但し、Kは比例定数となる。合成渦電流A0 の大きさ
は、 (A1 2 +A2 2 )1/2 =|KV0 |{Sin 2 (Vc)+Cos 2 (Vc)}1/2 =|KV0 | となり、常に一定である。また、方向は、 Tan-1(I1 /I2 )−45° =Tan-1{(V0 Sin(Vc)/V0 Cos(Vc)}−45° =Vc−45° となり、渦電流方向制御信号Vcでコントロール可能と
なる。
c=π」の場合で、コイル11の駆動電流I1 が零、コ
イル12の駆動電流I2 が振幅「1」で「Vc=0」の
場合とは逆位相となり、合成渦電流A0 の方向は135
°となる。上記のように渦電流方向制御信号Vcを変え
ていくと、合成渦電流A0 の振幅は常に一定であるが、
方向だけが順次変化する。これを式で示すと、 A1 =KI1 =KV0 Sin(Vc) A2 =KI2 =KV0 Cos(Vc) 但し、Kは比例定数となる。合成渦電流A0 の大きさ
は、 (A1 2 +A2 2 )1/2 =|KV0 |{Sin 2 (Vc)+Cos 2 (Vc)}1/2 =|KV0 | となり、常に一定である。また、方向は、 Tan-1(I1 /I2 )−45° =Tan-1{(V0 Sin(Vc)/V0 Cos(Vc)}−45° =Vc−45° となり、渦電流方向制御信号Vcでコントロール可能と
なる。
【0028】なお、上記実施例では、2つのコイル1
1,12を直交させて渦電流センサを構成した場合につ
いて示したが、2つ以上のコイルを用いて渦電流センサ
構成しても良い。即ち、2つ以上の複数のコイルを用い
る場合には、各コイルを点線円15内で等角度で交差さ
せ、コイルの数に応じて異なった位相の電流を加えるこ
とにより、被検体20の表面で回転する渦電流を発生さ
せることができる。
1,12を直交させて渦電流センサを構成した場合につ
いて示したが、2つ以上のコイルを用いて渦電流センサ
構成しても良い。即ち、2つ以上の複数のコイルを用い
る場合には、各コイルを点線円15内で等角度で交差さ
せ、コイルの数に応じて異なった位相の電流を加えるこ
とにより、被検体20の表面で回転する渦電流を発生さ
せることができる。
【0029】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、巻
き方向の異なる複数のコイルを設け、所定間隔毎に交差
させて渦電流発生部を構成しているので、各コイルの駆
動電流の位相を可変することにより、被検体上の合成渦
電流の方向を任意に外部コントロールすることが可能と
なり、特定の向きの欠陥についても確実に検出すること
ができる。
き方向の異なる複数のコイルを設け、所定間隔毎に交差
させて渦電流発生部を構成しているので、各コイルの駆
動電流の位相を可変することにより、被検体上の合成渦
電流の方向を任意に外部コントロールすることが可能と
なり、特定の向きの欠陥についても確実に検出すること
ができる。
【図1】(a)は本発明の一実施例に係る渦電流センサ
を示す正面図、(b)は探傷時の状態を示す図。
を示す正面図、(b)は探傷時の状態を示す図。
【図2】センサを構成する各コイルの配列方向及び渦電
流の発生方向を示す図。
流の発生方向を示す図。
【図3】2つのコイルを同一の駆動電流で駆動した場合
の渦電流発生方向を示す図。
の渦電流発生方向を示す図。
【図4】一方のコイルを駆動電流を零とした場合の渦電
流発生方向を示す図。
流発生方向を示す図。
【図5】2つのコイルの電流極性を変えた場合の渦電流
発生方向を示す図。
発生方向を示す図。
【図6】他方のコイルを駆動電流を零とした場合の渦電
流発生方向を示す図。
流発生方向を示す図。
【図7】渦電流センサに駆動する渦電流発生回路の構成
を示すブロック図。
を示すブロック図。
【図8】図7における発振器の出力信号波形を示す図。
【図9】図7におけるSin変換回路及びCos変換回
路の出力信号波形を示す図。
路の出力信号波形を示す図。
【図10】渦電流方向制御信号Vcを変えた場合のコイ
ル駆動電流と渦電流の発生状態を示す図。
ル駆動電流と渦電流の発生状態を示す図。
【図11】渦電流方向制御信号Vcを変えた場合のコイ
ル駆動電流と渦電流の発生状態を示す図。
ル駆動電流と渦電流の発生状態を示す図。
【図12】渦電流方向制御信号Vcを変えた場合のコイ
ル駆動電流と渦電流の発生状態を示す図。
ル駆動電流と渦電流の発生状態を示す図。
【図13】渦電流方向制御信号Vcを変えた場合のコイ
ル駆動電流と渦電流の発生状態を示す図。
ル駆動電流と渦電流の発生状態を示す図。
【図14】渦電流方向制御信号Vcを変えた場合のコイ
ル駆動電流と渦電流の発生状態を示す図。
ル駆動電流と渦電流の発生状態を示す図。
【図15】(a)は従来の渦電流センサを示す構成図、
(b)は探傷時の状態を示す図。
(b)は探傷時の状態を示す図。
10…渦電流センサ、11,12…コイル、 1
4…支持体、15…点線円、 16…インシ
ュレータ、17…渦電流検出コイル、20…被検体、
21…発振器、 22…Sin変換回
路、23…Cos変換回路、 24…掛算器、
25…掛算器。
4…支持体、15…点線円、 16…インシ
ュレータ、17…渦電流検出コイル、20…被検体、
21…発振器、 22…Sin変換回
路、23…Cos変換回路、 24…掛算器、
25…掛算器。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年11月18日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】 (a)は本発明の一実施例に係る渦電流セン
サを示す図、(b)は探傷時の状態を示す図、(c)は
渦電流検出コイルを示す図。
サを示す図、(b)は探傷時の状態を示す図、(c)は
渦電流検出コイルを示す図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 清水 直哉 兵庫県神戸市兵庫区和田崎町一丁目1番1 号 三菱重工業株式会社神戸造船所内 (72)発明者 椹木 和人 兵庫県神戸市兵庫区和田崎町一丁目1番1 号 三菱重工業株式会社神戸造船所内
Claims (2)
- 【請求項1】 支持体の一面に複数のコイルを独立して
設け、これらの各コイルを等角度で交差させて渦電流発
生部を構成すると共に、上記コイルの交差部に渦電流検
出コイルを設けたことを特徴とする渦電流センサ。 - 【請求項2】 支持体の一面に複数のコイルを独立して
設け、これらの各コイルを等角度で交差させて渦電流発
生部を構成すると共に、上記コイルの交差部に渦電流検
出コイルを設けてなる渦電流センサと、高周波信号を発
生する発振器と、この発振器から出力される高周波信号
を上記渦電流センサの各コイルに別個に供給する手段
と、この手段より各コイルに出力される高周波信号の位
相を制御信号に従って変え、各コイルにより被検体上に
発生する渦電流の合成電流の方向を可変制御する手段と
を具備したことを特徴とする渦電流発生回路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22127792A JP3154563B2 (ja) | 1992-08-20 | 1992-08-20 | 渦電流発生回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22127792A JP3154563B2 (ja) | 1992-08-20 | 1992-08-20 | 渦電流発生回路 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06123731A true JPH06123731A (ja) | 1994-05-06 |
| JP3154563B2 JP3154563B2 (ja) | 2001-04-09 |
Family
ID=16764261
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22127792A Expired - Fee Related JP3154563B2 (ja) | 1992-08-20 | 1992-08-20 | 渦電流発生回路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3154563B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012205604A (ja) * | 2010-04-05 | 2012-10-25 | Tokyo Institute Of Technology | 生体インピーダンス測定装置 |
| JP2012247377A (ja) * | 2011-05-31 | 2012-12-13 | Hitachi Ltd | 渦電流検査装置及びそれを用いた検査方法 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8335021B2 (en) | 2006-03-22 | 2012-12-18 | Canon Denshi Kabushiki Kaisha | Image reading apparatus, shading correction method therefor, and program for implementing the method |
-
1992
- 1992-08-20 JP JP22127792A patent/JP3154563B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012205604A (ja) * | 2010-04-05 | 2012-10-25 | Tokyo Institute Of Technology | 生体インピーダンス測定装置 |
| JP2012247377A (ja) * | 2011-05-31 | 2012-12-13 | Hitachi Ltd | 渦電流検査装置及びそれを用いた検査方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3154563B2 (ja) | 2001-04-09 |
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