JPH06121763A - 洗浄装置 - Google Patents

洗浄装置

Info

Publication number
JPH06121763A
JPH06121763A JP27067292A JP27067292A JPH06121763A JP H06121763 A JPH06121763 A JP H06121763A JP 27067292 A JP27067292 A JP 27067292A JP 27067292 A JP27067292 A JP 27067292A JP H06121763 A JPH06121763 A JP H06121763A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cleaning
swing
cleaned
crank
shot material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP27067292A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuji Tsutsumi
勝次 堤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TSUTSUMI SEISAKUSHO KK
Original Assignee
TSUTSUMI SEISAKUSHO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TSUTSUMI SEISAKUSHO KK filed Critical TSUTSUMI SEISAKUSHO KK
Priority to JP27067292A priority Critical patent/JPH06121763A/ja
Publication of JPH06121763A publication Critical patent/JPH06121763A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cleaning By Liquid Or Steam (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ショット材投射による洗浄装置において、装
置のコンパクト化と低コスト化を図る。 【構成】 洗浄槽1の上部にショット材を下向きに投射
する投射手段2を配設し、投射手段2による投射領域の
長手方向に沿う水平軸心回りに投射領域を横断するよう
に被洗浄物を保持して揺動可能な揺動保持体6を洗浄槽
1内に配設し、洗浄槽1における揺動保持体6の一方の
揺動端の斜め上方位置に揺動保持体6に対して被洗浄物
の供給・取出を行う被洗浄物出入口22を設け、投射領
域の下部で被洗浄物を往復揺動させることによって装置
の平面的な大きさを原理的に被洗浄物の略2倍程度とし
てコンパクトな構成とするとともにコスト低下を図り、
また被洗浄物の供給・取出も被洗浄物出入口から簡単に
行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ステーキ用鉄板、焼肉
用鉄板などの被洗浄物をショット材を用いて洗浄する洗
浄装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】本発明者は、実開昭62−50549号
公報において、線材からなる外周部を備えるとともに内
方に被洗浄物を保持する回転保持体を縦方向に設けると
ともに、ショット材を回転保持体の軸芯部に向けて投射
する投射手段を設け、回転保持体にステーキ用鉄板、焼
肉用鉄板などの被洗浄物を保持させてこれにショット材
を投射することにより被洗浄物の表面に強固に付着して
いる汚れを除去する洗浄装置を提案している。
【0003】さらに、特開昭63−153038号公報
において、投射手段によるショット材の投射方向を回転
保持体の軸芯に対して偏芯させ、ショット材投射領域に
おける回転保持体外周部の線材の被洗浄物に対する移動
量を大きくするとともにショット材を入射角を持って被
洗浄物に投射させることによって投射むらを無くし、ま
た投射されたショット材を集積部に集積してスクリュー
コンベアやバケットコンベアなどのコンベア装置により
投射手段に戻すようにした洗浄装置を提案している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
な洗浄装置では、外周部に複数の被洗浄物を並べて配置
するようにした縦方向の回転保持体の側部に投射手段を
配置した構成であるため、複数の被洗浄物を一度に洗浄
することができ、大量の被洗浄物を洗浄する場合には効
率的であるが、被洗浄物の大きさに比して大型の回転保
持体が必要でかつその側部に投射手段を配置しているた
め、装置構成が非常に大型になり、大量に洗浄する必要
がない場合には洗浄設備のコストが割高になるとともに
設置スペースが大きすぎるという問題があった。
【0005】本発明は、このような従来の問題点に鑑
み、コンパクトで低コストの洗浄装置を提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、洗浄槽上部に
ショット材を下向きに投射する投射手段を配設し、投射
手段による投射領域の長手方向に沿う水平軸心回りに投
射領域を横断するように被洗浄物を保持して揺動可能な
揺動保持体を洗浄槽内に配設し、洗浄槽における揺動保
持体の一方の揺動端の斜め上方位置に揺動保持体に対し
て被洗浄物の供給・取出を行う被洗浄物出入口を設けた
ことを特徴とする。
【0007】好適には、被洗浄物出入口の近傍に揺動保
持体上の被洗浄物に向けて洗浄水を噴射する洗浄水噴射
装置が配置される。又、投射領域の被洗浄物出入口側の
側部に投射領域を被洗浄物出入口側の空間に対して遮蔽
するカーテン部材が配置される。
【0008】また、揺動保持体の揺動駆動手段として、
第1のクランクを一方向に回転駆動する手段と、第1の
クランクの一方向回転を往復回転体の適当角度範囲の往
復回転に変換する第1のクランク機構と、往復回転体の
回転を第2のクランクのほぼ360°の往復回転に変換
する回転変換手段と、第2のクランクと保持揺動体に連
結された揺動アームとを、第2のクランクが回転範囲端
に位置するとき揺動アームがその揺動範囲のほぼ中央に
位置する状態でリンクにて連結した第2のクランク機構
とから成る揺動駆動手段を用い得る。
【0009】
【作用】本発明によれば、揺動保持体上に被洗浄物を乗
せて揺動させながら上方から投射手段にてショット材を
投射するので、被洗浄物の上面全面にショット材を確実
に衝突させることができ、強固に付着した汚れもショッ
ト材の衝撃力によって確実に除去することができ、かつ
投射領域の下部で被洗浄物を往復揺動させるため装置の
平面的な大きさは原理的には被洗浄物の平面積の略2倍
程度にできてコンパクトな構成とすることができ、それ
だけコスト低下を図ることができ、また被洗浄物の供給
・取出も被洗浄物出入口から簡単に行える。
【0010】また、被洗浄物出入口の近傍に洗浄水噴射
装置を配置することにより、ショット洗浄後洗浄水にて
綺麗に水洗された被洗浄物を取り出すことができ、また
投射領域を遮蔽するカーテン部材を配置すると被洗浄物
出入口を開いたときにショット材や水滴が外部に出ず、
被洗浄物の出し入れが容易であり、さらに上記洗浄水に
よる水洗も効果的に行える。
【0011】さらに、揺動駆動手段を、第1のクランク
機構と、ほぼ360°往復回転する第2のクランクを有
しかつその回転端が揺動保持体の揺動範囲のほぼ中央と
なるようにした第2クランク機構とを備えた構成とする
ことにより、通常のクランク機構では揺動端で低速で揺
動範囲の中間では高速で移動するのに対してショット材
が投射される揺動範囲の中間部で揺動保持体を低速で移
動させることができ、被洗浄物に効率的にショット材を
投射できる。
【0012】
【実施例】以下、本発明を焼肉用鉄板の洗浄装置に適用
した一実施例を図1〜図5を参照して説明する。
【0013】図1、図2において、1は洗浄槽で、その
幅方向の略中央部の上部に駆動モータ4にて回転駆動可
能な投射インペラ3(図4参照)を内蔵した投射手段2
が配設されている。洗浄槽1の上壁の投射手段2設置部
分には投射開口5が形成され、その直下領域がショット
材の投射領域と成る。洗浄槽1内には、その上端近傍の
投射開口5直下位置を揺動軸芯Oとして揺動する揺動保
持体6が配設されている。この揺動保持体6は、洗浄槽
1の前壁と後壁に沿って揺動軸芯Oから垂下された一対
の揺動腕7の下端に線材にて構成した皿状の受けかご8
を設けて構成され、揺動腕7の上端は洗浄槽1の前後壁
に回転自在に軸支されている。後壁側の支軸9は外部に
突出し、揺動駆動手段10に連結されている。
【0014】揺動駆動手段10について説明すると、1
1は駆動モータであり、第1のクランク12を一方向に
回転駆動する。第1のクランク12はリンク13を介し
て回転自在に支持された大歯車14の外周部に連結さ
れ、第1のクランク12とリンク13と大歯車14にて
第1のクランク機構15が構成され、第1のクランク1
2の回転に伴って大歯車14が略90°の範囲で往復回
転する。
【0015】大歯車14は回転自在なピニオン16に噛
合し、大歯車14の往復回転がほぼ360°の往復回転
に変換される。これら大歯車14とピニオン16にて回
転変換手段17が構成されている。
【0016】ピニオン16には第2のクランク18が連
結固定され、この第2のクランク18と支軸9に固定さ
れた揺動アーム20とがリンク19にて連結されてい
る。そして、その連結状態において、揺動アーム20が
その揺動範囲の中央位置で下向きの時に第2のクランク
18もその往復回転範囲の端で下向きになるように成さ
れている。これら第2のクランク18とリンク19と揺
動アーム20にて第2のクランク機構21が構成されて
いる。
【0017】このような揺動駆動手段10の構成によれ
ば、駆動モータ11にて第1のクランク12を等速で回
転すると、大歯車14は略90°の範囲をその端部では
低速、中間部では高速にて往復回転し、それに伴い第2
のクランク18は360°の範囲をその端部即ち下部で
は低速、中間部即ち上部では高速にて往復回転する。
【0018】その結果揺動アーム20は揺動範囲の中央
の下向き位置から一方の揺動端に向けて移動する間は低
速で移動し、その後一方の揺動端から他方の揺動端に向
けては高速で移動するが、他方の揺動端から中央の下向
き位置に向けては低速にて移動し、その後逆方向に同様
に揺動することになり、その結果揺動アーム20、即ち
揺動保持体6はその揺動範囲の中間部において、平均し
て3回の揺動の内2回は低速にて揺動することになる。
【0019】洗浄槽1における揺動保持体6の一方の揺
動端の斜め上方位置には、揺動保持体6に対して被洗浄
物の供給・取出を行う被洗浄物出入口22が設けられ、
蓋板23にて開閉可能に閉鎖されている。23aは蓋板
23を開閉自在に枢支するヒンジ部材、23bは閉鎖状
態での固定具である。洗浄槽1の上部の被洗浄物出入口
22と投射開口5の間には、揺動保持体6上の被洗浄物
に向けて洗浄水を噴射する洗浄水噴射管24が配設さ
れ、洗浄槽1の上壁を貫通する洗浄水供給管25に接続
されている。
【0020】投射開口5直下の投射領域における被洗浄
物出入口22側の側部に投射領域を被洗浄物出入口22
側の水洗空間に対して遮蔽するカーテン部材26が配置
されている。
【0021】洗浄槽1の内部の下部にはショット材が通
過できない多孔板又はネットからなるホッパー部27が
設けられ、その下端からショット材取出管28が洗浄槽
1を貫通して延出され、エジェクタポンプ31の入口に
接続されている。また、洗浄槽1のホッパー部27より
下部に洗浄水取出口29が設けられ、高圧ポンプ30の
吸入口30aに接続されている。高圧ポンプ30の吐出
口30bはエジェクタポンプ31の高圧水導入口に接続
されている。エジェクタポンプ31の出口は、ショット
材と洗浄水の混合物から洗浄液の大部分を分離する分離
器32の入口に接続され、この分離器32にて分離され
た洗浄水は洗浄槽1の中間部に設けられた還流口33か
ら洗浄槽1内に戻され、ショット材と洗浄水の一部はシ
ュート管34を通って投射手段2に供給される。
【0022】以上説明した洗浄水とショット材の循環シ
ステムを図4に示す。なお、図4に示すように、洗浄槽
1の上下方向中間の適当箇所にはオーバーフロー口35
が設けられ、洗浄槽1の下端部にドレン口36が設けら
れている。
【0023】分離器32は、図3に示すように、容器3
7の内部に多孔板から成る漏斗状の分離板38が設けら
れ、その上部に流入口39が設けられている。分離板3
8の下部外周は分離洗浄水排出空間37aとされてお
り、その下端に洗浄水排出口40が設けられている。ま
た、分離板38の下端はシュート管34に接続されてい
る。
【0024】このように漏斗状の分離板38を用いるこ
とにより、流入したショット材と洗浄水の混合物が旋回
流となって流下する間に余分な洗浄水が効率的に分離さ
れ、投射手段2に対してショット材と少量の洗浄水が供
給される。
【0025】次に、エジェクタポンプ31の構成につい
て、図5を参照して説明する。エジェクタ31は入口側
筒体41と出口側筒体42をそれらの間にノズル端リン
グ43を介装した状態で外筒44に螺合して構成され、
ストレートな圧送通路45が形成されている。入口側筒
体41の先端近傍外周には環状空間46が形成され、こ
の環状空間46から前方軸芯部に向けて複数のスリット
状のノズル47が放射状に形成されている。これらノズ
ル47は軸芯に対して周方向に同一方向に適当角度θ
(例えば5°程度)だけ傾斜して形成されている。外筒
44には高圧水導入口金48が環状空間46内に連通す
るように螺合されている。49は入口側筒体41外周と
外筒44間のシール材、50は出口側筒体42とノズル
端リング43と外筒44間のシール材である。
【0026】このような構成のエジェクタポンプ31を
用いると、圧送通路45がストレートで屈曲していない
ため、ショット材の混合した洗浄水を圧送しても摩耗が
少なくかつ圧損が少ないため効率的に圧送することがで
きる。またノズル47が軸芯に対して周方向に傾斜して
形成されているため、ノズル47からの噴出流によって
圧送通路45内を流れる流体に旋回流を起こすことによ
って圧送通路45内の流体に対して圧送力がより確実に
作用し、さらに横断面視でスリット状のノズル47が放
射状に配置されているので、ノズル47からの噴出流は
圧送通路45内の流体に対して全周からの軸芯部に向け
てナイフ状に切り込むように噴出するので上記圧送力が
圧送通路45の軸芯部まで確実に作用し、大きな圧送力
が得られる。
【0027】次に、以上の構成による洗浄動作について
説明する。予め、洗浄槽1内に所定量の洗浄水とショッ
ト材を収容しておく。本実施例において用いるショット
材は、アルミ製ショット材と、ウレタン樹脂に砥粒を混
合させたショット材と、ウレタン樹脂のみからなるショ
ット材とを2:1:1の容積比で混合したものである。
洗浄水としては、水又は洗剤入りの洗浄水が用いられ
る。また、洗浄水供給管25から水又は温水のみを供給
し、洗浄槽1内に適宜洗剤を供給するようにしてもよ
い。また、揺動駆動手段10の駆動モータ11は、揺動
保持体6が被洗浄物出入口22側の揺動端に位置した状
態で停止するように制御されている。
【0028】この状態で高圧ポンプ30を駆動し、投射
手段2のインペラ3を駆動モータ4にて駆動すると、高
圧ポンプ30から高圧の洗浄水がエジェクタポンプ31
に供給され、その圧送通路45に向けて全周に配設され
たノズル47から洗浄水が噴出されることにより、ショ
ット材と洗浄液の混合物が洗浄槽1のホッパー部27の
下端から吸入されて分離器32に向けて圧送され、この
分離器32にて大部分の洗浄水は分離されて還流口33
から洗浄槽1内に戻され、洗浄に必要な少量の洗浄水と
ショット材はシュート管34を介して投射手段2に供給
され、インペラ3にて投射開口5から洗浄槽1内に下向
きに投射される。こうして、ショット材と洗浄水は循環
使用される。
【0029】なお、このようにエジェクタポンプ31に
よるショット材の循環のために必要であった大部分の洗
浄水を分離器32にて分離することにより、ショット材
と少量の洗浄水を投射手段2に対して供給することがで
き、投射手段2に洗浄水が多量に供給されることによる
投射効率の低下を防止できる。
【0030】次に、被洗浄物出入口22の蓋板23を開
けて揺動保持体6上に被洗浄物を乗せる。その際、投射
開口5直下の投射領域と被洗浄物出入口22側の空間と
の間にカーテン部材26が配置されているので、投射さ
れたショット材や洗浄水がこの被洗浄物出入口22側に
飛び出してくることはなく、安全かつ簡単に被洗浄物の
供給・取出しを行うことができる。その後、蓋板23を
閉じて洗浄ボタン(図示せず)を押すと、揺動駆動手段
10の駆動モータ11が作動するとともに洗浄液供給管
25から洗浄水が供給される。
【0031】すると、揺動保持体6が投射手段2による
投射領域を横断するように往復揺動するため、この揺動
保持体6上の被洗浄物の上面に順次ショット材と洗浄水
が投射され、被洗浄物の上面の全面に対してショット材
と洗浄水が確実に衝突し、強固に付着した汚れもショッ
ト材の衝撃力によって確実に除去される。その際、揺動
保持体6は、第1のクランク機構15と第2のクランク
機構21を組み合わせていることにより揺動端の中間に
位置する投射領域においても低速で移動するため、被洗
浄物に対する投射効率が高く、効率的に洗浄することが
できる。
【0032】また、被洗浄物出入口22側の揺動端近傍
で洗浄水噴射管24から被洗浄物に対して洗浄水が噴射
されるため、被洗浄物表面に対してショット材が投射さ
れた後に表面が洗い流されるために洗浄効果が大きく、
さらに洗浄後被洗浄物を取り出す際には洗浄水にて綺麗
に水洗されるため、後処理も簡単で済む。さらに、この
水洗領域が上記カーテン部材26にて投射領域に対して
遮蔽されているため、投射されるショット材や洗浄水と
混ざり合うことがなく、水洗が効率的に行われる。
【0033】また、本実施例では基本的にショット材だ
けでなく洗浄水も循環使用するようにしており、洗浄水
供給管25からの洗浄水の供給量だけ洗浄槽1のオーバ
ーフロー口35から洗浄水を排出しているため、洗浄水
や洗浄剤を節約することができるとともにそれだけ排水
処理も容易になる。
【0034】さらに、この洗浄装置によると、投射領域
の下部で被洗浄物を往復揺動させているため、装置の設
置面積の大きさは原理的には被洗浄物の平面積の略2倍
程度で良く、コンパクトな構成となっているため、低コ
ストにて構成できる。
【0035】
【発明の効果】本発明の洗浄装置によれば、揺動保持体
上に被洗浄物を乗せて揺動させながら上方から投射手段
にてショット材を投射するようにしているので、被洗浄
物の上面全面にショット材を確実に衝突させて強固に付
着した汚れもショット材の衝撃力によって確実に除去す
ることができ、かつ投射領域の下部で被洗浄物を往復揺
動させるため、装置の平面的な大きさを原理的には被洗
浄物の平面積の略2倍程度にできてコンパクトな構成と
することができ、それだけコスト低下を図ることがで
き、また被洗浄物の供給・取出も被洗浄物出入口から簡
単に行える。
【0036】また、被洗浄物出入口の近傍に洗浄水噴射
装置を配置すると、ショット洗浄後洗浄水にて綺麗に水
洗された被洗浄物を取り出すことができ、また投射領域
を遮蔽するカーテン部材を配置すると被洗浄物出入口を
開いたときにショット材や水滴が外部に出ず、被洗浄物
の出し入れが容易であり、さらに上記洗浄水による水洗
も効果的に行える。
【0037】さらに、揺動駆動手段を、第1のクランク
機構と、ほぼ360°往復回転する第2のクランクを有
しかつその回転端が揺動保持体の揺動範囲のほぼ中央と
なるようにした第2クランク機構とを備えた構成とする
ことにより、通常のクランク機構では揺動端で低速で揺
動範囲の中間では高速で移動するのに対してショット材
が投射される揺動範囲の中間部で揺動保持体を低速で移
動させることができ、被洗浄物に効率的にショット材を
投射できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における洗浄装置の要部の縦
断正面図である。
【図2】同実施例の全体側面図である。
【図3】同実施例におけるショット材と洗浄水の分離器
の縦断正面図である。
【図4】同実施例におけるショット材と洗浄水の循環シ
ステムの説明図である。
【図5】同実施例のエジェクタポンプの構成を示し、
(a)は上部を断面した部分断面正面図、(b)は
(a)のV−V線断面図である。
【符号の説明】
1 洗浄槽 2 投射手段 6 揺動保持体 10 揺動駆動手段 11 駆動モータ 12 第1のクランク 15 第1のクランク機構 17 回転伝達手段 18 第2のクランク 19 リンク 20 揺動アーム 21 第2のクランク機構 22 被洗浄物出入口 24 洗浄水噴射管 26 カーテン部材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗浄槽上部にショット材を下向きに投射
    する投射手段を配設し、投射手段による投射領域の長手
    方向に沿う水平軸心回りに投射領域を横断するように被
    洗浄物を保持して揺動可能な揺動保持体を洗浄槽内に配
    設し、洗浄槽における揺動保持体の一方の揺動端の斜め
    上方位置に揺動保持体に対して被洗浄物の供給・取出を
    行う被洗浄物出入口を設けたことを特徴とする洗浄装
    置。
  2. 【請求項2】 被洗浄物出入口の近傍に揺動保持体上の
    被洗浄物に向けて洗浄水を噴射する洗浄水噴射装置を配
    置したことを特徴とする請求項1記載の洗浄装置。
  3. 【請求項3】 投射領域の被洗浄物出入口側の側部に投
    射領域を被洗浄物出入口側の空間に対して遮蔽するカー
    テン部材を配置したことを特徴する請求項1又は2記載
    の洗浄装置。
  4. 【請求項4】 揺動保持体の揺動駆動手段が、第1のク
    ランクを一方向に回転駆動する手段と、第1のクランク
    の一方向回転を往復回転体の適当角度範囲の往復回転に
    変換する第1のクランク機構と、往復回転体の回転を第
    2のクランクのほぼ360°の往復回転に変換する回転
    変換手段と、第2のクランクと保持揺動体に連結された
    揺動アームとを、第2のクランクが回転範囲端に位置す
    るとき揺動アームがその揺動範囲のほぼ中央に位置する
    状態でリンクにて連結した第2のクランク機構とから成
    ることを特徴とする請求項1記載の洗浄装置。
JP27067292A 1992-10-09 1992-10-09 洗浄装置 Pending JPH06121763A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27067292A JPH06121763A (ja) 1992-10-09 1992-10-09 洗浄装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27067292A JPH06121763A (ja) 1992-10-09 1992-10-09 洗浄装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06121763A true JPH06121763A (ja) 1994-05-06

Family

ID=17489340

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27067292A Pending JPH06121763A (ja) 1992-10-09 1992-10-09 洗浄装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06121763A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3749095B2 (ja) チップ型電子部品分離洗浄乾燥装置
CA1324944C (en) Device for cleaning vehicle wheels
KR20080033366A (ko) 절수형 과일 및 야채 세척 소독 방법 및 장치
CN210352924U (zh) 一种鱿鱼生产用的清洗装置
KR20060110982A (ko) 야채 세척기
JP4566479B2 (ja) バレル洗浄装置
CN106901672B (zh) 一种旋转式自动洗碗机
KR20090008982A (ko) 절수형의 과일 및 야채 세척 소독 방법 및 장치
CN112570397A (zh) 一种具有沥水烘干功能的风湿痛药酒包装瓶用冲洗瓶机
JPH06121763A (ja) 洗浄装置
CN111069159A (zh) 橘红清洗滚筒
US4959930A (en) Washing machine
US3978875A (en) Dish washing machine
CN109985851A (zh) 一种超声波清洗设备
JPH0226612Y2 (ja)
JPH06121764A (ja) 洗浄装置
CN113926772A (zh) 废旧五金件表面高效处理装置
CN209663823U (zh) 松香回转清洗机构
JP3437047B2 (ja) 傾斜型スクリーン装置
US5046287A (en) Wet grinding type of grinder with improved material discharge mechanism
JP2003019469A (ja) 籾殻による洗浄方法及び装置
CN112791813A (zh) 一种高效的肉制品绞肉机
JPS61501083A (ja) 粗成形部品もしくは工作部品の大量混合による処理方法とその方法を実施するための装置
US3103938A (en) Dishwashing machine and liquid distributor therefor
CN212814160U (zh) 一种小型果蔬清洗组合设备