JPH06121221A - 撮像装置 - Google Patents

撮像装置

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JPH06121221A
JPH06121221A JP4271458A JP27145892A JPH06121221A JP H06121221 A JPH06121221 A JP H06121221A JP 4271458 A JP4271458 A JP 4271458A JP 27145892 A JP27145892 A JP 27145892A JP H06121221 A JPH06121221 A JP H06121221A
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JP
Japan
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angle
lens
objective lens
image
plane plate
Prior art date
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Pending
Application number
JP4271458A
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English (en)
Inventor
Akira Furuya
章 古谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 焦点距離が長い対物レンズを使用する場合で
も動揺補償ができる、小型軽量の撮像装置を得ることを
目的としている。 【構成】 対物レンズ1と光検出器3の間に光透過材料
で作られた平行平板10を設け、平行平板10の面に平
行な回転軸11の回りに、姿勢角に比例した回転を行え
るように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、姿勢角の動揺補正機
能を備えた撮像装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図9は従来の撮像装置の構成を示す図で
あり、図10は動揺補正機能の光学的な原理を示す図で
ある。図において、1は対物レンズ、2は被写体から放
射される入射光束、3はCCD(charge cou
pled device)またはビジコンチューブ等の
二次元走査型の光検出器、4は光検出器3の出力を増幅
し、波形整形を施すための信号処理回路、5は撮像装置
全体の姿勢角変化を検出するためのジャイロ等の姿勢検
出器、6は姿勢検出器5が出力する姿勢角信号、16は
前記姿勢角信号6を受けて対物レンズ1の光軸に直交す
る方向の位置を制御する位置制御器、8は前記信号処理
回路から出力される映像信号、9は光学系全体により被
写体像が結像される光検出器3の感光面である。
【0003】従来の撮像装置は上記のように構成され、
以下のように動作する。図9及び図10において、被写
体から放射される入射光束2は対物レンズ1により、感
光面9上に結像される。この時の光線は図中実線のよう
になるが、この時対物レンズ1を光軸に直交方向に距離
z移動させると、光線は破線のようになり、被写体像の
感光面9上の位置も移動し、その移動量をdとすると以
下の関係がある。
【0004】
【数1】
【0005】この移動により、撮像装置の出力する映像
信号8を観測すると、被写体の対物レンズ1光軸となす
角が下式のθだけ変化したように見える。
【0006】
【数2】
【0007】ただし、f1 は対物レンズ1の焦点距離で
ある。
【0008】以上の関係が成立するので、逆に姿勢角検
出器5が出力する姿勢角信号6により示される撮像装置
全体の姿勢角の変化が式(2)中のθになるように、対
物レンズ1の光軸直交方向の位置を姿勢角変化θに比例
した移動量zだけ移動させてやれば、撮像装置全体の姿
勢が外乱により動揺しても感光面9上の被写体像は感光
面9に対して相対的に静止するため、常に安定した被写
体の撮像が可能になる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の撮
像装置では、機械的に駆動される対物レンズ1の質量
が、特に対物レンズ1の焦点距離が長い場合に大きくな
るため、外乱に対して早い応答特性を得るためには位置
制御器16の駆動力を前記対物レンズ1の質量に比例し
て大きくしなくてはならず、そのためには位置制御器1
6の動力源として使用されるモーター等に大型の物を用
いるために撮像装置の寸法、重量が大きくなってしまう
問題点があった。
【0010】この発明は、かかる問題点を解決するため
になされたものであり、焦点距離が長い対物レンズを使
用する場合でも、小型、軽量の撮像装置を得ることを目
的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明に係る撮像装置
においては、対物レンズと光検出器の間に光透過材料で
作られた平行平面板を設け、平行平面板の入射面に平行
な回転軸の回りに、姿勢角の動揺に比例した回転を行う
ことにより、動揺補正を行うものである。
【0012】またこの発明に係る撮像装置においては、
対物レンズと光検出器の間に、コリメータレンズおよび
結像レンズを設け、コリメータレンズまたは結像レンズ
を光軸直交方向に姿勢角の動揺に比例した移動を行うこ
とにより、動揺補正を行うものである。
【0013】さらにこの発明に係る撮像装置において
は、対物レンズと光検出器の間に、コリメータレンズお
よび結像レンズを設け、前記コリメータレンズと前記結
像レンズの間に2枚のプリズムを配置し、2枚のプリズ
ムを光学系の光軸回りに姿勢角の動揺に対応した角度だ
け回転することにより、動揺補正を行うものである。
【0014】
【作用】上記のように構成された撮像装置においては、
光学系の対物レンズの焦点距離が長い場合も、平行平
板、コリメータレンズ、結像レンズ及びプリズムの質量
は対物レンズに較べて小さくなるように設計することが
容易であるため、駆動力の小さな小型モーターを使用で
き、小型軽量な撮像装置が実現できる。
【0015】
【実施例】実施例1 図1はこの発明の一実施例を示す図、図2は動揺補正機
能の光学的な原理を示す図であり、1〜6、8、9は上
記従来装置と全く同一のものである。7は角度制御器、
10は光透過材料で作られた平行平面板、11は平行平
面板10の回転軸である。
【0016】上記のように構成された撮像装置において
は、図2に示すように、平行平面板10を角度ω回転さ
せることにより感光面9上の被写体像はaだけ移動し、
その関係はωが微小角なら下の式(3)に示すように比
例関係がある。
【0017】
【数3】
【0018】ただし、nは平行平面板の屈折率、tは平
行平面板の厚みである。
【0019】また、対物レンズ1の焦点距離をf1 とす
ると、感光面9上の移動距離aに対応する視野角の変化
θは、やはりωと比例関係となり、式(4)に示す通り
となる。
【0020】
【数4】
【0021】従って角度制御器7により、平行平面板1
0の角度をωに設定することにより、視野角がθ動揺し
た時の補正を行うことができる。
【0022】以上の説明では、平行平面板10の回転軸
11は1つであるが、回転軸11及び光軸に直交するも
う一つの回転軸を設ける事により、実用的なアジマス、
エレベーション2軸の動揺補正が可能となることは言う
までもない。
【0023】実施例2 図3はこの発明の実施例2を示す図、図4は動揺補正機
能の光学的な原理を示す図であり、1〜6、8、9、1
6は上記従来装置と全く同一のものである。12は対物
レンズ1により出来た被写体の像を平行光束に変換する
ためのコリメータレンズ、13はコリメータレンズ12
から出力される平行光束を光検出器3上に結像する結像
レンズである。
【0024】上記のように構成された撮像装置では、図
4においてコリメータレンズ12を光軸と直交方向にx
移動したときの被写体像の感光面9での移動をbとおく
とこの関係は式(5)で表せる。
【0025】
【数5】
【0026】ただし、f2 はコリメータレンズの焦点距
離、f3 は結像レンズの焦点距離である。
【0027】光学系の合成焦点距離fT は式(6)で表
せるから、コリメータレンズ12をx移動したときの視
野角の変化θは、式(7)で表せ、xとθは比例関係に
ある。
【0028】
【数6】
【0029】
【数7】
【0030】従って位置制御器16により、式(7)で
示されるように、コリメータレンズ12の位置xを設定
することにより視野角の動揺θの補正を行うことができ
る。
【0031】以上の説明では、コリメータレンズ12の
移動方向は1方向であるが、上記移動方向及び光軸に直
交するもう一つの移動軸を設ける事により、実用的なア
ジマス、エレベーション2軸の動揺補正が可能となるこ
とは言うまでもない。
【0032】実施例3 図5はこの発明の実施例3を示す図、図6は動揺補正機
能の光学的な原理を示す図であり、1〜9及び12、1
3は上記実施例2と全く同一のものである。
【0033】上記のように構成された撮像装置では、図
6において結像レンズ13を光軸と直交方向にy移動し
たときの被写体像の感光面9での移動をcとおくとこの
関係は式(8)で表せる。
【0034】
【数8】
【0035】光学系の合成焦点距離fT は式(6)で表
せるから、結像レンズ13をy移動したときの視野角の
変化θは、式(9)で表せ、yとθは比例関係にある。
【0036】
【数9】
【0037】ただし、f1 は対物レンズの焦点距離、f
2 はコリメータレンズの焦点距離、f3 は結像レンズの
焦点距離である。
【0038】従って位置制御器16により、結像レンズ
13の位置yを設定することにより、視野角の動揺θの
補正を行うことができる。
【0039】以上の説明では、結像レンズ13の移動方
向は1方向であるが、上記移動方向及び光軸に直交する
もう一つの移動軸を設ける事により、実用的なアジマ
ス、エレベーション2軸の動揺補正が可能となることは
言うまでもない。
【0040】実施例4 図7はこの発明の実施例4を示す図、図8は動揺補正機
能の光学的な原理を示す図であり、1〜9は前記実施例
1と全く同じもの12、13は上記実施例2と全く同一
のものである。14a、14bは共通の軸の回りを回転
するプリズム、15はプリズム14a、14bの回転軸
である光学系光軸である。
【0041】上記のように構成された撮像装置におい
て、プリズム14a、14bの頂角をα、光学系光軸1
5の周りのそれぞれのプリズム14a及び14bの回転
角をψ及びεと置くと、感光面9の上にとった光軸の移
動先の座標(X,Y)は式(10)及び式(11)で表
される。
【0042】
【数10】
【0043】ただし、f3 は結像レンズ13の焦点距
離、nはプリズム14a、14bの材料の屈折率であ
る。
【0044】また、この時の光軸の移動量に対応するア
ジマス方向及びエレベーション方向の視野角の移動量θ
AZ及びθBLは式(12)及び式(13)で表される。
【0045】
【数11】
【0046】ただし、fT は光学系全系の合成焦点距
離、f1 及びf2 はそれぞれ対物レンズ1及びコリメー
タレンズ12の焦点距離である。
【0047】従って角度制御器7により、プリズム14
a及び14bの回転角ψ及びεを式(12)及び(1
3)を満足するように設定することにより、視野角の動
揺θAZ及びθBLの補正を行うことができる。
【0048】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているので、小型軽量の撮像装置において動揺補正機
能の実現が容易にできる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1を示す構成図である。
【図2】この発明の実施例1の光学的原理を示す原理図
である。
【図3】この発明の実施例2を示す構成図である。
【図4】この発明の実施例2の光学的原理を示す原理図
である。
【図5】この発明の実施例3を示す構成図である。
【図6】この発明の実施例3の光学的原理を示す原理図
である。
【図7】この発明の実施例4を示す構成図である。
【図8】この発明の実施例4の光学的原理を示す原理図
である。
【図9】従来の撮像装置を示す構成図である。
【図10】従来の撮像装置の光学的原理を示す原理図で
ある。
【符号の説明】
1 対物レンズ 2 入射光束 3 光検出器 4 信号処理回路 5 姿勢角検出器 6 姿勢角信号 7 角度制御器 8 映像信号 9 感光面 10 平行平面板 11 回転軸 12 コリメータレンズ 13 結像レンズ 14 プリズム 15 光学系光軸 16 位置制御器

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体の光学像の撮像を行う撮像装置に
    おいて、被写体と対向して配置された対物レンズと、前
    記対物レンズの射出側に配置された平行平面板と、前記
    平行平面板の射出側の前記対物レンズの像面に配置され
    た光検出器と、装置全体の姿勢角の変化を検出する姿勢
    検出器と、前記姿勢検出器の出力を用いて前記平行平面
    板の姿勢角を制御する角度制御器とを備えた事を特徴と
    する撮像装置。
  2. 【請求項2】 被写体の光学像の撮像を行う撮像装置に
    おいて、被写体と対向して配置された対物レンズと、前
    記対物レンズの結像面を挟んで配置されたコリメータレ
    ンズと、前記コリメータレンズの射出側に配置された結
    像レンズと、前記結像レンズの像面に配置された光検出
    器と、装置全体の姿勢角の変化を検出する姿勢検出器
    と、前記姿勢検出器の出力を用いて、前記コリメータレ
    ンズ又は前記結像レンズの前記対物レンズの光軸と直交
    方向の位置を制御する位置制御器とを備えた事を特徴と
    する撮像装置。
  3. 【請求項3】 被写体の光学像の撮像を行う撮像装置に
    おいて、被写体と対向して配置された対物レンズと、前
    記対物レンズの結像面を挟んで配置されたコリメータレ
    ンズと、前記コリメータレンズの射出側に配置された結
    像レンズと、前記コリメータレンズと前記結像レンズの
    間に挿入された二枚のプリズムと、前記結像レンズの像
    面に配置された光検出器と、装置全体の姿勢角の変化を
    検出する姿勢検出器と、前記姿勢検出器の出力を用い
    て、前記二枚のプリズム夫々の前記対物レンズの光軸の
    回りの回転角を制御する角度制御器とを備えた事を特徴
    とする撮像装置。
JP4271458A 1992-10-09 1992-10-09 撮像装置 Pending JPH06121221A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013162144A (ja) * 2012-02-01 2013-08-19 Fujitsu Ltd 視軸制御装置
CN109975898A (zh) * 2017-12-27 2019-07-05 华为技术有限公司 一种镜头模组和镜头模组的控制方法

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