JPH06119751A - 記録媒体カセットの記録情報の表示方法及びその記録再生装置 - Google Patents

記録媒体カセットの記録情報の表示方法及びその記録再生装置

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JPH06119751A
JPH06119751A JP5195917A JP19591793A JPH06119751A JP H06119751 A JPH06119751 A JP H06119751A JP 5195917 A JP5195917 A JP 5195917A JP 19591793 A JP19591793 A JP 19591793A JP H06119751 A JPH06119751 A JP H06119751A
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JP
Japan
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terminal
recording
recording medium
medium cassette
cassette
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Application number
JP5195917A
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English (en)
Inventor
Takashi Sawada
高志 澤田
Hiroshi Okada
浩 岡田
Chiaki Sukai
千秋 須貝
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 記録媒体カセットに巻装されている磁気テー
プをローデイングさせなくとも記録媒体カセットの記録
情報を読み出して表示することを簡単にしかも大量のカ
セットを迅速に行う方法及びその装置を提供する。 【構成】 メモリを内蔵した記録媒体カセットとメモリ
を内蔵していない記録媒体カセットを自動的に選別し、
該記録媒体カセットと接続する接続手段をリモコン本体
や記録再生装置に備え、該接続手段と接続状態になった
ときに適宜メモリから、又は予め組み合わされているパ
ターン情報を読み出し、該読み出された記録情報を適宜
デイスプレイに表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビデオテープレコーダ
ー(以下、VTRと云う)やビデオカセットレコーダー
(以下、VCRと云う)の特にデジタル信号による記録
媒体カセット及びその記録再生装置、リモコン装置に関
する。詳しくは、記録媒体カセットに関する各種の個別
情報を表示できる記録媒体カセット及びその記録再生装
置、リモコン装置を提供しようとするものである。
【0002】
【従来の技術】従来から記録媒体カセットであるVTR
やVCRに使用するテープカセットに関する各種の個別
情報、例えばテープの長さ、テープの残り時間、記録済
みであるか否か、レンタルビデオであるか否か等の情報
は、記録済みの重要なデータの毀損を防止したり、間違
いのない録画をしたり、ダビング回数を記録して不正使
用を排除したりする等のために必要なことである。
【0003】そこで、このような個別情報をテープの所
定の箇所、例えばサブコードエリア等に書き込んでお
き、テープカセットを記録再生装置に装着して録画又は
再生を終了したときや、テープカセットをVTRやVC
Rから取り出すときに、情報の変更や新たな情報の追加
をして個別情報の蓄積を行っている。又、上記各種の情
報を読み出す手段として、カセットの裏面の左右両端に
リコグニションホールを設けたものが利用されている。
【0004】ここで、リコグニションとは、例えば図1
9に示すように、記録媒体カセットAの底面bであっ
て、その後端の左右両側端部に複数のリコグニションホ
ールcを形成することにしてより得られる記録媒体カセ
ットAのいわば種類の性質等を表すものである。
【0005】これら複数のリコグニションホールcに
は、1つずつ表示すべき事項が割り振られていて、例え
ばリコグニションホールcは、磁気テープの種類を、別
のリコグニションホールcは磁気テープの厚さ等、とい
うように表示事項が割り振られている。
【0006】そして、この記録媒体カセットAが記録再
生装置に装着されると、記録再生装置に各リコグニショ
ンホールcに対応して設けられたスイッチの挿入ピンが
各リコグニションホールcに挿入される深さによって各
リコグニションホールcの有する情報を読み取るように
なっている。尚、図中dは位置決め用の孔である。
【0007】又、このようなリコグニションホールを使
用しないで、記録媒体カセットの情報、例えば磁気テー
プの種類、記録済みカセット、レンタル用カセッ等、を
予め又はその都度記録させておくメモリを搭載した記録
媒体カセットもある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、記録媒
体カセットの記録情報の内容は、カセットを装着してカ
セットに巻装されている磁気テープをローデイング等を
する前に何等かの手段によって知ることができなければ
短時間において多くのカセットの記録内容の確認や管理
等にきわめて不都合であるという問題点もある。
【0009】従って、記録媒体カセットの記録情報が何
等かの手段によって、少なくともカセットが装置にロー
デイングされる前に、知り得るようにすることに解決し
なければならない課題を有している。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明に係る記録媒体カセットの記録情報及びその記
録再生装置は、メモリを内蔵した記録媒体カセットの外
側に臨ませた複数の端子と接続する接続手段を備え、該
接続手段と接続状態にしてメモリに記録されている記録
媒体カセットの記録情報を表示するようにしたことであ
る。
【0011】又、メモリを内蔵した記録媒体カセットの
外側に臨ませた複数の端子と接続する接続手段と、メモ
リの内容を読み出して表示する表示手段とから構成され
たこと;メモリを内蔵した記録媒体カセットの外側に臨
ませた複数の端子と接続する接続手段と、該接続手段と
接続状態にしてメモリに記録されている記録媒体カセッ
トの記録情報の内容を読み出して表示する表示手段とを
備え、該表示手段はビデオやテレビ等の操作を行う操作
手段からなるリモコン装置により表示するようにしたこ
と;トレーが引き出されるように構成され、該トレーの
上にはメモリを内蔵した記録媒体カセットの外側に臨ま
せた複数の端子と接続する接続手段が設けられ、記録媒
体カセットをトレーの上に置いて接続手段と接続状態し
てメモリの内容を読み出すようにした記録媒体カセット
の記録情報の表示方法及びその記録再生装置。
【0012】
【作用】記録媒体カセットの複数の端子を、記録再生装
置の接続手段と単に接続状態にすることによって記録媒
体カセットの記録情報を表示して知ることができるので
記録媒体カセットの記録内容を迅速にしかも簡単に知る
ことができ、記録媒体カセットの記録内容の検索や管理
がスムーズになる。
【0013】
【実施例】以下に、本発明に係る記録媒体カセットの記
録情報の表示方法及びその記録再生装置について図を参
照にして詳細に説明する。
【0014】本発明に係る、記録媒体カセット1は、図
1に示したように、カセットケース2を上下2つのシェ
ル、即ち、夫々長方形の浅皿状をした上シェル3と下シ
ェル4とが夫々の開口面同士が突き合わされた状態で結
合され、前面にはリッド5を備え、略偏平な箱状に形成
された構造である。
【0015】リッド5は、カセットケース2の前面を開
閉するものであり、カセットケース2の前面部に上下方
向に回動自在に支持され、そのリッド5の開口された位
置にマウス6が形成されている。
【0016】そして、該カセットケース2内には図示し
ていないが磁気テープの両端が止着され、且つ巻装され
たテープリール7、7が回転可能に収納されている。こ
のテープリール7、7はカセットケース2の底面壁8に
左右に離間して形成された挿通孔9、9に臨んで配設さ
れている。
【0017】前記テープリール7、7はリールハブ1
0、10を有し、該リールハブ10、10が、該挿通孔
9、9を通して外部に臨んだ状態にある。
【0018】そして、底面壁8における、前記マウス6
と対向する側に略矩形の浅い凹部11が形成されてい
る。この凹部11には前後方向に延びた複数(図示の実
施例では4本)のスリット状孔12が左右方向に整列し
て形成されている。この凹部11内に嵌め込んで取り付
けられるプリント基板には端子基板13とIC基板16
とがある。
【0019】端子基板13は、図2に示すように、端子
群14と導体パターン15とを有するものであり、その
平面形状は前記図1で示した凹部11内に略ぴたりと納
まる程度の矩形に形成されている。
【0020】端子群14は、所謂短棚状の接点14a、
14b、14c、14dで構成され、これら接点の配列
間隔は、前記図1で示した凹部11に形成したスリット
状孔12に対応するものである。尚、これら接点14
a、14b、14c、14dはその耐久性と信頼性の向
上のため金メッキが施されている。
【0021】導体パターン15は、端子群14における
接点14a〜14dの配列状況によって適宜選択される
ものであるが、図示の実施例では、例えば接点14bと
接点14dが接続するように形成されている。
【0022】このような構成からなる端子基板13は、
図3に示すように、記録媒体カセット1の背面側であっ
て、上シェル3と下シェル4とからなるカセットケース
2の底面壁8に設けた凹部11内に嵌め込んで配置固定
される。即ち、端子基板13は端子群14が形成された
面を下側にし、接点14a〜14dがスリット状孔12
に臨んだ状態で凹部11に嵌合させ、接着又は溶着手段
により一体的に固定される。
【0023】一方、IC基板16は、図4に示すよう
に、端子群17とIC18とを備えたものであり、その
平面形状及び大きさは、上記図2に示した端子基板13
と同様にカセットケース2における底面壁8の凹部11
に略ぴたりと納まる程度に形成されている。
【0024】端子群17は、短棚状の接点17a〜17
dで構成され、該接点17a〜17dは左右方向に整列
して形成されている。これら接点17a〜17dの配列
間隔はカセットケース2の前記スリット状孔12(図1
参照)に対応するものである。尚、これら端子群17は
その耐久性と信頼性の向上のため金メッキが施されてい
る。
【0025】IC18は、基板19上に搭載され、該I
C18と前記端子群17とが導体パターンによって接続
されている。例えば、接点17aはIC18の電源端子
と、接点17bはIC18の信号入出力端子と、接点1
7cはIC18のクロック端子と、接点17dはIC1
8のGND端子と夫々接続されている。
【0026】このような構成からなるIC基板16は、
図5に示すように、記録媒体カセット1の背面側であっ
て、上シェル3と下シェル4とからなるカセットケース
2の底面壁8に設けた凹部11内に嵌め込んで配置固定
される。この場合、IC基板16は端子17及びIC1
8が形成された面を下側にし、接点17a〜17dがス
リット状孔12に臨む状態で凹部11に嵌合させ、接着
又は溶着手段により一体的に固定される。
【0027】尚、端子基板13(又はIC基板16)の
カセットケース2への固定状態をより確実にするため
に、上シェル3から押さえリブを垂設して、上下のシェ
ル3、4を結合したときに、該押さえリブが端子基板1
3(又はIC基板16)の上面を押さえるようにしても
よい。
【0028】次に、上記構成からなる端子基板13を搭
載したものを端子記録媒体カセットとし、IC基板16
を搭載したものをIC記録媒体カセットとして、これら
を自動的に判別するための構成及び判別手段について説
明する。
【0029】先ず、端子記録媒体カセット1Aは、図6
(及び前記した図2参照)に示すように、例えば記録再
生装置20のコネクター21と接触状態にある接点14
a、14b、14cには抵抗Raを介して電源電圧22
aが供給され、且つ端子群14の接点14a、14b、
14cの3ビットの信号がマイクロコンピューター22
に送られ、GND接点14dはGNDに接続されてい
る。
【0030】上記した実施例においては、端子記録媒体
カセット1Aに配設された端子基板13の接点群14の
夫々の接点14a、14b、14cに電源電圧22aが
供給されるようにパターン形成をしてあり、この例では
「HIGH、LOW、HIGH」の3ビット信号を得る
ことができる。このように、接点14a、14b、14
cとGND接点14dとの接続パターンを適宜形成する
ことによって、「LOW、LOW、LOW」から「HI
GH、HIGH、HIGH」までの8通りの3ビット信
号を得ることができ、これは、一般的に用いられている
リコグニションホールのかわりに、導体パターン15に
よって電気的な接続状態の組み合わせによるリコグニシ
ョンの信号を得るようにすることができる。
【0031】次に、IC記録媒体カセット1Bは、図7
(及び前記した図4参照)に示すように、配設されてい
るIC基板16は端子群17と、IC18と、抵抗Rと
から構成されている。
【0032】端子群17は、記録再生装置20のコネク
ター21と接続状態にして電源電圧22aの供給及びデ
ータの送受信をする端子である。即ち、その接続は、電
源端子17aがIC18の電源端子及び抵抗Rの一端に
接続され、データ入出力端子17bがIC18のデータ
入出力ポートに接続され、クロック端子17cがIC1
8のクロック端子に接続し、GND端子17dがIC1
8のGND端子及び抵抗Rの他端に接続された状態とな
る。
【0033】このようにIC記録媒体カセット1Bが、
記録再生装置20と接続状態になるとIC18に電源電
圧22aが供給され作動できる体制になり、データ入出
力端子17bを介してマイクロコンピューター22とデ
ータの送受信がなされる。
【0034】一方、IC18には、図示していないが、
メモリーとセントラルプロセッサーユニット(以下、C
PUと云う)とから構成され、記録再生装置20側のク
ロック22bと同期をとり、マイクロコンピューター2
2とのデータの送受信をする。
【0035】このメモリーは、データを記録貯蔵するい
わゆるROM/RAMと呼ばれるICから構成され、C
PUから送られてきたデータを記録、貯蔵し、CPUか
ら指定されたアドレスデータを出力する働きをする。
【0036】そして、このメモリの内部構造は、図示し
ていないが共通IDエリアとユーザーIDエリアとから
構成されている。共通IDエリアには、テープの種類、
厚さ、長さ、ハブ径、メーカー名、原産国名、記録フォ
ーマット、ダビング禁止データ、製造年月日、等が記録
されている。そして、この共通IDエリアは、書換えの
出来ないエリアである。
【0037】ユーザーIDエリアには、例えば録画時
間、日付、プログラム等のデータが記録可能である。
又、データの書換えも自由にできるエリアである。
【0038】CPUは、記録再生装置20との通信及び
内部メモリーと通信することが主な機能である。記録再
生装置20との通信では、1本のデータ入出力端子17
bのみを使用したデータの送受信を行なう。データの通
信速度は1〜2MBPS程度のデータレートを持ち、デ
ータの通信方式はシリアルデータ通信方式である。そし
て、CPUは内部メモリーのデータを読み取り、シリア
ルデータの形式に変換して出力するインターフェース機
能をも兼ね備えている。ここで、内部メモリーと通信す
る方式は、パラレルデータ通信方式である。これは使用
するROM/RAMのデータバスにより決められる一般
的な通信方式であって、内部処理をより高速に処理する
必要があるからである。
【0039】又、CPUは、クロック端子17cを介し
て入力されるクロック信号により動作し、CPUの動作
速度はクロック信号の周波数により制御可能である。従
って、データのトランスファーレートはクロック信号の
周波数を高くすることによって、より高速とすることが
できる。
【0040】抵抗Rは、記録再生装置20から電源端子
17aを介して供給される電源電圧22aを後述する抵
抗R101(図8参照)と分圧するために、IC18と
並列に接続された抵抗であって、電源端子17aでの電
圧を電源電圧Vccの約半分の値に設定してある。
【0041】例えば、図8に示すように、記録再生装置
20のコネクター21を介して供給される電源電圧Vc
cは3Vとし、該電源電圧Vccの一端に抵抗R101
が接続され、その他端はコネクター21の端子P1に接
続されている。一方、コネクター21の端子P4はGN
Dに接続されている。このような記録再生装置20と接
続するIC記録媒体カセット1BのIC基板16は、電
源端子17aと記録再生装置20の端子P1と圧接され
て接続され、且つGND端子17dと端子P4とが圧接
されて接続されている。
【0042】そして、電源端子17aを介して供給され
る電流は、IC18に電流I1が流れ、抵抗Rに電流I
2が流れる。このようにしてIC18が基板に取り付け
られていることを検出するために電源端子17aでの電
位を電源電圧Vccの約半分、即ち約1.5Vに設定す
る。そのためには以下の式により抵抗R及びR101の
値は決まる。
【0043】即ち、 (I1 +I2)×R101=1.5V……… I2 ×R=1.5V……… が成立すればよい。
【0044】ここで、電流I1の値は、使用するIC1
8によって予め定まる値であり、例えば電流I1=3m
Aの場合では、安定化のためI2≧I1を考え、電流I
2に6mAを流すように設定すれば式より抵抗R10
1≒167Ωとなり、式より抵抗R=250Ωが得ら
れる。電流I1の値が電圧1.5Vに対しバラツキも少
なく安定している場合には抵抗Rを省略することもでき
る。
【0045】このようにしてIC記録媒体カセット1B
では、その抵抗R、R101をIC18及び記録再生装
置20の電源電圧Vccとから予め設定された値に定め
ておく必要がある。
【0046】次に、後述するリモコン本体、又は記録再
生装置のカセット装着部に設けてあるコネクター21の
構造について説明する。
【0047】コネクター21は、図9及び図10に示す
ように、ケーシング22と、検出端子34と、検出端子
34をケーシング22に支持する支持軸42と、ケーシ
ング22と接続されて電源や信号を伝達するフレキシブ
ルケーブル43とから構成されている。
【0048】ケーシング22は、合成樹脂等の絶縁材料
で形成され、その上面に上方と後方に開口した配置凹部
23が形成され、下面のうち、配置凹部23の前端に連
続した位置に逃げ凹部24が形成され、該逃げ凹部24
が形成されることによって配置凹部23の前端に連続し
た部分に庇状部25が形成される。
【0049】この庇状部25に対向する位置には支持壁
26、26、26が形成され、該支持壁26、26、2
6は、配置凹部23の後段寄りの位置に左右方向に並ん
で立設され、該支持壁26、26、26の各間と配置凹
部23の後段部の左右内側面との間に略同じ間隔の支持
空間27、27、27、27が左右方向に並んで形成さ
れている。
【0050】一方、この支持壁26、26、26に対応
した上記庇状部25には、位置決め切欠部28、28、
28、28が形成されている。
【0051】ケーシング22の前端の左右方向における
中央部から前方へ突出した位置には取り付け片部29が
設けられ、該取り付け片部29には取付片30が形成さ
れている。
【0052】この取り付け片部29と反対側には位置決
め片部31が設けられ、該位置決め片部31は、ケーシ
ング22の後端の左右方向における中央部から後方へ突
出した位置決め片であり、その後段に開口した係合切欠
部32が形成されている。
【0053】又、ケーシング22の配置凹部23の底部
の前後方向における中間部分であって、平面で見て各支
持空間27、27、27、27と各庇状部25とを結ぶ
線上の位置に上下に貫通した貫通孔33が形成されてい
る。
【0054】検出端子34は、導電性を有する線バネ材
料で形成され、その検出端子34はねじりコイルバネ状
に形成され、中間コイル部35、35、35、35を介
して下方に伸びた下片部36、36、36、36と上方
に伸びた上片部37、37、37、37とが一体に形成
され、下片部36、36、36、36はその先端部に他
の部分に対して直角に下方へ向けて折り曲げられた接続
片部38、38、38、38がケーシング22の貫通孔
33、33、33、33に貫通されてフレキシブルケー
ブル43に接続されている。
【0055】上片部37、37、37、37は、先端寄
りの部分が逆V字状に、その先端を上方へ折り曲げられ
た接触部39、39、39、39が形成され、該接触部
39、39、39、39の先端から下方に位置決め切欠
部28、28、28、28内に延びた先端に係止片40
が形成されている。
【0056】このように形成されたケーシング22は、
その中間コイル部35、35、35、35がケーシング
22の支持空間27、27、27、27内に配置され、
下片部33、33、33、33の接続片部38、38、
38、38を除く部分がケーシング22の配置凹部23
の内底面に沿って位置されている。
【0057】検出端子34の上片部37、37、37、
37の接触部39、39、39、39の前端部は、位置
決め切欠部28、28、28、28に上下方向に移動可
能に位置される。
【0058】以上のようなコネクター21がリモコン本
体、又は記録媒体装置のカセット装着部に立設されてい
る係合片41に位置決め片部31の係合切欠部32を係
合させると共に、取り付け片部29の取付片30に上方
から挿通させたネジ42を捩じ込んで固定される。
【0059】フレキシブルケーブル43は、配線基板で
あり、コネクター21と記録再生装置20のマイコン等
からなる回路と接続するものであり、フレキシブルケー
ブル43の導体パターン44に検出端子34の接続片が
夫々に接続されている。
【0060】このような構成をしたコネクター21を適
宜位置に配設した記録再生装置のカセット装着部、リモ
コン装置に記録媒体カセット1(1A,1B)が、図示
していないがカセットホルダーに支持されて、テープリ
ール7,7の係合穴に、例えば記録再生装置のリール台
に係合される位置まで下降してくると、コネクター21
の検出端子34の接触部39、39、39、39の上端
が記録媒体カセット1(1A,1B)の端子群14又は
端子群17に接触して接続する。
【0061】このとき、下降してくる記録媒体カセット
1(1A,1B)に押圧されて、検出端子34の上片部
37、37、37、37が下方に回動するように撓み、
接触部39、39、39、39は前方に移動しながら、
端子記録媒体カセット1Aの端子群14又はIC記録媒
体カセット1Bの端子群17と接触する。このように接
触をいわば弾発力を備えた状態で保持させることによっ
て接触不良等を回避することができる構造になってい
る。
【0062】次に、端子記録媒体カセット1Aと、IC
記録媒体カセット1Bとの判別を自動的に行い、判別さ
れた状態に基づいてマイコンとデータの送受信を行っ
て、端子記録媒体カセット1Aのリコグニションの内
容、又はIC記録媒体カセット1Bのメモリに記憶され
ている記録情報を表示する通信回路について説明する。
【0063】即ち、図11は記録再生装置に装着された
端子記録媒体カセット1Aのリコグニションの内容、ま
たはIC記録媒体カセット1Bの記録情報を読み取る通
信回路45の一例である。ここで通信回路45を構成す
る検出回路46は、例えば記録再生装置20に配設され
ているコネクター21を介して記録媒体カセット1にI
Cを搭載しているか否かを自動的に判別する回路であ
る。
【0064】この通信回路45は、図11に示すよう
に、コネクター21と、検出回路46と、抵抗R10
1、R102、R103と、スイッチ53と、インター
・フェース部55と、マイコン62とから構成されてい
る。
【0065】この通信回路45の接続状態は、先ず電源
電圧Vcc(3V)が検出回路46の抵抗R1、R3の
一端、抵抗R101、R102、R103の一端及びス
イッチ53のコレクタ側に接続されている。
【0066】コネクター21は、所謂IC記録媒体カセ
ット1Bに搭載されているIC基板16の端子群17、
又は端子記録媒体カセット1Aに搭載されている端子基
板13の端子群14と接触する端子P1、P2、P3、
P4で構成されている。このコネクター21は、前記図
9及び図10を用いて説明したコネクター21に相当す
る。
【0067】コネクター21の端子P1は、抵抗R10
1の他端と、スイッチ53のエミッタ側と、コンパレー
タ47、48の夫々のプラス側入力端子と、マイコン6
2のリコグニション端子RCG1とに接続されている。
【0068】コネクター21の端子P2は、抵抗R10
2の他端と、インター・フェース部55のバッファ57
の出力端子と、バッファ58の入力端子と、マイコン6
2のリコグニション端子RCG2とに接続されている。
【0069】コネクター21の端子P3は、抵抗R10
3の他端と、インター・フェース部55のバッファ59
の出力端子と、マイコン62のリコグニション端子RC
G3とに接続されている。
【0070】コネクター21の端子P4は、GNDに接
地されている。
【0071】検出回路46は、コンパレータ47、48
と、抵抗R1、R2、R3、R4と、シュミットトリガ
49、50と、インバーター51とナンドゲート52と
から構成されている。
【0072】コンパレータ47の非反転入力端子(以
下、プラス側入力端子と云う)は、コネクター21の端
子P1とコンパレータ48のプラス側入力端子に接続
し、反転入力端子(以下、マイナス側入力端子と云う)
には抵抗R1の他端及び抵抗R2の一端が接続され、そ
の出力端子はシュミットトリガ49の入力端子に接続さ
れている。尚、抵抗R2の他端はGNDに接続されてい
る。
【0073】コンパレータ48のプラス側入力端子は、
コネクター21の端子P1に接続され、マイナス側入力
端子は抵抗R3の他端及び抵抗R4の一端に接続され、
その出力端子はシュミットトリガ50の入力端子に接続
されている。尚、抵抗R4の他端はGNDに接続されて
いる。ここで、抵抗R1とR4、及び抵抗R2とR3と
は同一抵抗値に設定されている。また例えばR1/R2
=1/3の比に設定されている。
【0074】シュミットトリガ49、50及びインバー
ター51は、単一の入出力端子で構成されている。
【0075】即ち、シュミットトリガ49の入力端子
は、コンパレータ47の出力端子に接続され、その出力
端子はインバーター51の入力端子に接続されている。
【0076】シュミットトリガ50の入力端子は、コン
パレータ48の出力端子に接続され、その出力端子はナ
ンドゲート52の他方の入力端子に接続されている。
【0077】インバータ51の入力端子は、シュミット
トリガ49の出力端子に接続され、その出力端子はナン
ドゲート52の一方の入力端子に接続されている。
【0078】ナンドゲート52は、2個の入力端子と1
個の出力端子から構成されたゲートであって、一方の入
力端子はインバーター51の出力端子に接続され、他方
の入力端子はシュミットトリガ50の出力端子に接続さ
れ、その出力端子はマイコン62のICメモリ検出端子
Mdetに接続されている。
【0079】スイッチ53は、所謂スイッチング素子で
あって、そのコレクタ側には電源電圧Vccが接続さ
れ、ベース側にはマイコン62のバスコントロール端子
Bcontが接続され、エミッタ側にはコネクター21
の端子P1に接続されている。
【0080】インター・フェース部55は、オアゲート
56と、バッファ57、58、59と、インター・フェ
ース回路60とから構成されている。
【0081】オアゲート56は、2個の入力端子と1個
の出力端子とから構成されたゲートであって、一方の入
力端子はマイコン62のバスコントロール端子Bcon
tに接続され、他方の入力端子はインター・フェース回
路60のバスコントロール端子Bcontに接続され、
その出力端子はバッファ57のイネーブル端子に接続さ
れている。
【0082】バッファ57は、イネーブル端子を備えて
おり、その入力端子はインター・フェース回路60のデ
ータアウト端子Doutに接続され、その出力端子はコ
ネクター21の端子P2に接続され、イネーブル端子は
オアゲート56の出力端子に接続されている。
【0083】バッファ58の入力端子は、バッファ57
の出力端子と、コネクター21の端子P2とに接続さ
れ、その出力端子はインター・フェース回路60のデー
タイン端子Dinに接続されている。
【0084】バッファ59は、イネーブル端子を備え、
その入力端子はインター・フェース回路60のクロック
端子CKに接続され、その出力端子はコネクター21の
端子P3と、マイコン62のリコグニション端子RCG
3とに接続され、そのイネーブル端子はマイコン62の
バスコントロール端子Bcontに接続されている。
【0085】インター・フェース回路60のバスコント
ロール端子Bcontはオアゲート56の他方の入力端
子に、データアウト端子Doutはバッファ57の入力
端子に、データイン端子Dinはバッファ58の出力端
子に、クロック端子CKはバッファ59の入力端子に夫
々接続されている。又、インター・フェース回路60は
マイコン62と内部バス61で接続されている。この内
部バス61はシリアルデータインSiとシリアルデータ
アウトSoとチップセレクトCEとクロックCKとから
成る。
【0086】マイコン62は、所謂マイクロコンピュー
ターであって、その端子はバスコントロール端子Bco
ntと、ICメモリ検出端子Mdetと、リコグニッシ
ョン端子RCG1、RCG2、RCG3とから構成され
ている。
【0087】バスコントロール端子Bcontは、スイ
ッチ53のベース側と、インター・フェース部55のオ
アゲート56の一方の入力端子と、バッファ59のイネ
ーブル端子とに接続されている。
【0088】ICメモリ検出端子Mdetは、検出回路
46のナンドゲート52の出力端子に、リコグニション
端子RCG1はコネクター21の端子P1に、リコグニ
ション端子RCG2はコネクター21の端子P2に、リ
コグニション端子RCG3はコネクター21の端子P3
に夫々接続されている。
【0089】このような構成からなる通信回路45を搭
載した記録再生装置及びリモコン装置に、端子記録媒体
カセット1A又はIC記録媒体カセット1Bを装着させ
て行なう通信方法について以下説明する。
【0090】例えば、記録再生装置に記録媒体カセット
1(1A,1B)が装着されると、通信回路45は先ず
記録媒体カセット1にICが搭載されているか否かの判
別を行う。この判別は、前記図8を用いて説明したよう
に、電圧値を読み取ることによって行なわれる。この動
作は記録再生装置に設けられているコネクター21(図
11のコネクター21に相当する)と記録媒体カセット
1(1A,1B)に設けられた前記図6及び図7に示す
端子群14(又は17)との接続完了と同時に行なわれ
る。
【0091】即ち、通信回路45のコネクター21の端
子P1での電圧が、端子基板13を備えた端子記録媒体
カセット1Aの場合は、電圧値は0V又は3Vのどちら
かの値となり、IC基板16を備えたIC記録媒体カセ
ット1Bの場合は、電源電圧Vcc(3V)の約半分
(1.5V)の値となる。このコネクター21の端子P
1の電圧値は、前記図8で説明した抵抗R及び通信回路
45の抵抗R101によって定まる値である。
【0092】次に(1)ICを搭載していない端子記録
媒体カセット1Aの場合と、(2)ICを搭載している
IC記録媒体カセット1Bの場合、とに分けて、その通
信方法について説明する。 (1)ICを搭載していない端子記録媒体カセット1A
の場合。 通信回路45は、端子記録媒体カセット1Aが記録再生
装置に装着されたことを検出する。即ち、図6で示した
端子基板13のリコグニション出力端子14aが、図1
1で示した通信回路45のコネクター21の端子P1
に、リコグニション出力端子14bがコネクター21の
端子P2に、リコグニション出力端子14cがコネクタ
ー21の端子P3に、GND端子14dがコネクター2
1の端子P4に夫々圧接されて接続される。
【0093】この時、リコグニション出力端子14a
が、オープンの状態であり、且つスイッチ53がオフ状
態であるので、コネクター21の端子P1の電位は電源
電圧Vcc(3V)と同電位となり、もし、リコグニシ
ョン出力端子14aがGNDに接続されていれば、コネ
クター21の端子P1の電位は約0Vとなる。そして、
このコネクター21の端子P1の電圧値3V又は0Vの
電位は、コンパレータ47、48のプラス側入力端子に
供給される。そして、コンパレータ47はプラス側入力
端子の電位が3Vであれば作動して出力端子にはハイレ
ベルの信号となり、コンパレータ48はプラス側入力端
子の電位が3Vであれば作動して出力端子にはハイレベ
ルの信号となる。しかし、この状態ではナンドゲート5
2の入力条件は満足しない。
【0094】一方、コンパレータ47及びコンパレータ
48のプラス側入力端子の電位が約0Vの場合には、コ
ンパレータ47の出力端子からは、ローレベルの信号が
出力され、コンパレータ48の出力端子からもローレベ
ルの信号が出力される。しかしこの状態でもナンドゲー
ト52の入力条件は満足されない。
【0095】ここで、コンパレータ47及びコンパレー
タ48によるナンドゲート52の入力条件が満足する条
件は、コンパレータ47の出力端子の信号がローレベル
でコンパレータ48の出力端子の信号がハイレベルの時
である。即ち、マイナス側入力端子には電源電圧Vcc
と抵抗R1、R2、R3、R4(R1=R4、R2=R
3)を介して分圧された電圧値が入力され、コネクター
21の端子P1の電位が約1.5Vの時にコンパレータ
47は作動せず、且つコンパレータ48は作動するよう
に抵抗値が設定されている。従って、コネクター21の
端子P1の電位が約3V又は約0Vの場合には、ナンド
ゲート52の入力端子の条件を満足せず、その出力端子
の信号はハイレベルのままであるので、マイコン62の
ICメモリ検出端子Mdetにはハイレベルの信号が入
力される。
【0096】このICメモリ検出端子Mdetの信号
が、ハイレベルであるとマイコン62のバスコントロー
ル端子Bcontの信号はローレベルのままであって、
インター・フェース部55の回路の動作を禁止し、且つ
スイッチ53をオン状態にしないので、コネクター21
の端子P1には抵抗R101を通して電源電圧Vccを
供給する。そのかわりマイコン62は、端子基板16の
リコグニション出力端子17aの信号を、コネクター2
1の端子P1を介して接続されているマイコン62のリ
コグニション端子RCG1に、リコグニション出力端子
17bの信号をコネクター21の端子P2を介して接続
されているマイコン62のリコグニション端子RCG2
に、リコグニション出力端子17cの信号をコネクター
21の端子P3を介して接続されているマイコン62の
リコグニション端子RCG3に夫々入力して記録媒体カ
セット1の識別を行う。即ち、このリコグニションの信
号を入力することによって、端子記録媒体カセット1A
であることと、端子記録媒体カセット1Aの磁気テープ
の種類、厚さ等の情報を得ることができる。
【0097】即ち、このリコグニションの信号を入力す
ることによって、記録媒体カセット1の磁気テープの種
類、厚さ等の情報を得ることができる。
【0098】(2)ICを搭載しているIC記録媒体カ
セット1Bの場合。 通信回路45は、IC基板16を備えたIC記録媒体カ
セット1Bが記録再生装置に装着された事を検出する。
即ち、図7で示したIC基板16の電源端子17aが通
信回路45のコネクター21の端子P1に、データ入出
力端子17bがコネクター21の端子P2に、クロック
端子17cがコネクター21の端子P3に、GND端子
17dがコネクター21の端子P4に夫々圧接されて接
続される。
【0099】ここで、電源端子17aは、前記図8で説
明したように、IC18及び抵抗Rを介してGNDに接
続された端子17dに接続されていて、通信回路45と
接続状態になった場合には、抵抗R101を介してコネ
クター21の端子P1に電圧値約1.5V(電源電圧V
ccの約半分の値)が発生するようにIC基板16の抵
抗Rと共に予め設定された抵抗値になっている。
【0100】従って、通信回路45とIC記録媒体カセ
ット1Bが接続状態になれば、コネクター21の端子P
1には約1.5Vの電圧が発生し、この電圧1.5Vの
電圧値は検出回路46のコンパレータ47、48のプラ
ス側入力端子に供給され、コンパレータ47の出力端子
にはローレベルの信号、コンパレータ48の出力端子に
はハイレベルの信号が出力され、ナンドゲート52の入
力条件が満足され、マイコン62のICメモリ検出端子
Mdetの信号がローレベルとなる。
【0101】マイコン62は、ICメモリ検出端子Md
etの信号がローレベルとなると、バスコントロール端
子Bcontからハイレベルの信号を出力し、スイッチ
53をオン状態にして、コネクター21の端子P1に電
源電圧Vcc(3V)を供給する。
【0102】コネクター21の端子P1に約3Vの電圧
が供給されることによって、コネクター21が接続状態
にあるIC基板16のIC18に電源電圧Vcc(3
V)が供給され、IC18が動作できる状態となる。
【0103】同時に、マイコン62のバスコントロール
端子Bcontの信号がハイレベルとなると、インター
・フェース部55のオアゲート56を介してバッファ5
7と、バッファ59とを入出力可能な状態にして、例え
ばクロック信号をインター・フェース回路60のクロッ
ク端子CKからバッファ59を介してコネクター21の
端子P3に送ることができる。この端子P3に送られた
クロック信号は、IC基板16のIC18に送られ、I
C記録媒体カセット1Bと記録再生装置とのデータの送
受信が可能となる。
【0104】即ち、通信回路45のマイコン62は、例
えばインター・フェース部55を介してIC記録媒体カ
セット1BのIC基板16のIC18に対してデータを
送るように指示すると、このデータはコネクター21の
端子P2を介して前記したクロック信号に同期して送ら
れてくる。
【0105】又、IC記録媒体カセット1BのIC基板
16のIC18にデータを記憶させたい場合には、通信
回路45のマイコン62は、インター・フェース部55
を介して記憶を実行する命令を送信することにより、前
記したクロック信号に同期してコネクター21の端子P
2を介して送られてくるデータを記憶することができ
る。
【0106】従って、IC記録媒体カセット1Bの再生
時に電源がIC18に供給されると、クロック信号に同
期してIC18のメモリ内の記録情報を適宜読み出すこ
とができる。そして、もしIC基板16のIC18のメ
モリに記録済みの記録媒体カセット1Bである場合に
は、このIC18のメモリに記録されているデータの読
み取りを開始し、該データによって記録媒体カセット1
が、例えばレンタル用のカセットであるとか、記録済み
のカセットであると判断することができる。
【0107】更に、もし未記録のカセットである場合に
は、IC18のメモリからデータを読み取ることによっ
て、カセットテープの長さ、残り時間等を判断したり、
現在録画した総時間や残り時間、或は録画された日付と
時刻等を予め設定された順序に従って記録することがで
きる。
【0108】次に、前記した被検出手段である端子基板
13の端子群14、又はICを搭載したIC基板16の
端子群17を備えた記録媒体カセット1からカセットの
情報を読み取り、適宜読み取った情報を表示する手段に
ついて説明する。この情報を読み取る手段としては、
(1)リモートコマンダーに接続して情報を読み取る場
合と、(2)所謂記録再生装置のリニアスケーティング
トレーに記録媒体カセット1を接続状態にして読み取る
場合と、(3)記録媒体カセット自体に表示手段を設け
て記録情報を読み取る場合に大別することができる。以
下各項目毎に説明する。
【0109】(1)リモートコマンダーにより記録情報
を読み取る場合について リモートコマンダー本体63は、図12及び図13に示
すように、長方形状をした箱型をしており、その前面側
には、上方位置に送信時に点灯する表示灯64と、例え
ばLCDから形成されていて記録情報を表示するリモー
トコマンダーデイスプレイ65と、操作を行うための操
作ボタン群66と、記録媒体カセット1に設けられてい
る端子群14(又は17)を介して記録情報を読み取る
ためのコネクター21(図9及び図10参照)を搭載し
たカセット装着部67とから構成されている。
【0110】このようなリモートコマンダー本体63に
は上記のような通信回路45が内蔵されており、記録媒
体カセットに内蔵されたICメモリの内容や、端子基板
によるリコグニション情報を読みだして表示することが
できる。
【0111】ここでIC記録媒体カセット1Bのみ、あ
るいは端子記録媒体カセット1Aのみというようにどち
らか一方の記録媒体カセット1しか用いない場合には、
上記通信回路45を簡略化することができる。
【0112】つまり、検出回路46は必要でなくなり、
端子記録媒体カセット1Aのみの場合にはインター・フ
ェース部55が必要なく、IC記録媒体カセット1Bの
みの場合にはマイコン62のリコグニション端子RCG
1〜RGC3が必要なくなる。
【0113】上記構成からなるリモートコマンダーによ
る記録情報を読み取る場合には、リモートコマンダー本
体63に目的とする記録媒体カセット1を適宜装着して
記録情報を読み取りリモートコマンダーデイスプレイ6
5に表示することによって、記録内容を視認することが
できる。
【0114】このリモートコマンダー本体63には、記
録媒体カセット1から録画してある磁気テープをローデ
イングすることなく端子記録媒体カセット1A又はIC
記録媒体カセッット1Bの記録情報のみを得る構成であ
るので、ハンデイタイプのリモートコマンダー本体63
であっても容易にカセット装着部67を設けることがで
きるのである。
【0115】更に、ICメモリの記録情報はリモートコ
マンダー本体63に内蔵の通信回路45によって読み取
られ、記録再生装置側に読み取った情報を転送して、記
録再生装置側の表示装置に表示することも可能である。
また、記録再生装置に表示装置を持たなくても、この記
録再生装置に接続されたテレビジョンやモニタに表示す
ることも可能である。
【0116】(2)記録再生装置のリニアスケーティン
グトレーを引き出して記録情報を読み取る場合について 記録再生装置のリニアスケーティングトレーを引き出し
て記録情報を読み取る場合には、図14に示すように、
記録再生装置71に設けたリニアスケーティングトレー
72を引き出し、該リニアスケーティングトレー72を
引き出したままで記録媒体カセット1を装着して、記録
情報を得る手法である。このリニアスケーティングトレ
ー72は記録媒体カセット1を装着できるように自動的
に開閉をするものである。
【0117】このリニアスケーティングトレー72に設
けられたコネクター21と端子記録媒体カセット1Aの
端子基板13の端子群14又はIC記録媒体カセット1
BのIC基板16の端子群17が接続状態となればよく
記録媒体カセット1に巻装されている磁気テープをロー
デイングする必要がない。
【0118】従って、リニアスケーティングトレー72
を引き出した状態で、その上部から次々と記録媒体カセ
ット1を装着することによって記録情報を簡単に、且つ
迅速に表示することができる構造となっている。尚、記
録情報を表示するためには、記録再生装置71の操作釦
群と共に備えられている表示パネルに表示することがで
きる。又、表示パネルを備えていなくとも、記録再生装
置に接続されたテレビジョンやモニタに表示することが
できる。
【0119】(3)記録媒体カセットに表示手段を設け
て記録情報を読み取る場合 記録媒体カセット1の適宜位置に表示手段を設けて記録
情報を読み取る場合に、表示手段は図15及び図16に
示すように、記録媒体カセット1が前記図12及び図1
3で説明したリモートコマンダー本体63及び図14で
説明した記録再生装置71に装着された状態で内容が確
認できる位置であり、又、カセット本来の機能が損なわ
れることがない位置であり、且つ構造上複雑となること
のない位置であることが好ましい。
【0120】例えば、図15においては、記録媒体カセ
ット1の前面側であって、両リール7,7に巻装されて
いる磁気テープが見える近傍の位置に設けてあるラベル
エリア73の適宜位置に、例えばLCDからなるカセッ
トデイスプレイ74を備えたものである。
【0121】又、図16においては、記録媒体カセット
1の背面部75に備えてあるライトプロテクト76の横
に設けてある背面ラベルエリア77にカセットデイスプ
レイ74を備えたものである。
【0122】このように、記録媒体カセット1の適宜位
置に表示手段であるカセットデイスプレイ74を設ける
ことによって、前記図12及び図13で説明したリモー
トコマンダー本体63のリモートコマンダーデイスプレ
イ65で記録情報を表示することが出来ると同時に、記
録媒体カセット1を装着すると同時に記録媒体カセット
1をいわば保持した状態で記録媒体カセット1の記録情
報を読み取ることができるので大量の記録媒体カセット
1の記録内容を短時間で検索等ができるようになる。
【0123】更に、記録媒体カセット1の記録情報をワ
イヤレス方式で読み取とる構成にすることも出来る。例
えば、図17に示すように、記録媒体カセット1の表面
側であって、両リール7,7に巻装されている磁気テー
プが見える近傍の位置に設けてあるラベルエリア73の
適宜位置に、例えばLCDからなるカセットデイスプレ
イ74と、両リール7,7の略センターライン上であっ
て背面部75の位置に赤外LED78と、記録情報を読
み取り中であることを表示するデータ読み取り表示灯7
9と、記録情報を送信中に点灯するデータ送信表示灯8
0とを備えた構成である。尚、この赤外LED78、デ
ータ読み取り表示灯79、データ送信表示灯80の取り
付け位置は適宜自由に設定することができる。
【0124】上記ワイヤレス方式を備えた記録媒体カセ
ット1である場合には、図18に示すように、記録再生
装置に備えてあるマイコン81に接続されているLCD
ドライバー82によって、リモートコマンダーデイスプ
レイ65及びカセットデイスプレイ74に記録情報を表
示すると共に、前記マイコン81からの指令に基づいて
変復調83において変調又は復調され、記録媒体カセッ
ト1の赤外LED78(図17参照)を介して記録情報
の送受信を自由に行うことができる。
【0125】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る記録媒
体カセットの記録情報の表示方法及びその記録再生装置
においては、記録媒体カセットの複数の端子と、記録再
生装置のコネクターとを単に接続状態にするだけで記録
媒体カセットに巻装されている磁気テープを、所謂ロー
デングしなくても記録情報、例えば磁気テープの種類、
厚さ、長さ等の情報や、記録済みカセット、レンタル用
カセット等の区別を短時間で簡単に検索及び視認するこ
とができると云う優れた効果を奏する。
【0126】また、リモートコマンダー本体や、記録再
生装置等に記録媒体カセットの記録情報を表示すること
ができので、操作が簡単に行えると共に、磁気記録媒体
カセットの数量が増えても迅速に記録情報を検索及び視
認することができ、カセットの管理がきわめて容易にな
るという優れた効果も奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る、記録媒体カセットの裏面側を示
す全体斜視図である。
【図2】同検出手段である端子基板を示す斜視図であ
る。
【図3】同カセットケース内に配置された端子基板の要
部を拡大して示した断面図である。
【図4】同実施例における検出手段であるIC基板を示
す斜視図である。
【図5】同カセットケース内に配置されたIC基板の要
部を拡大して示した断面図である。
【図6】記録媒体カセットに内蔵される端子基板と記録
再生装置との接続状態を示した略示的回路図である。
【図7】記録媒体カセットに内蔵されるIC基板と記録
再生装置との接続状態を示した略示的回路図である。
【図8】本発明に係る記録媒体カセットと記録再生装置
との接続時における電圧値の設定に関する略示的回路図
である。
【図9】本発明に係る、接続手段である、コネクターを
拡大して示した斜視図である。
【図10】図9のAーA線に沿う断面図である。
【図11】本発明に係る記録再生装置の通信回路図であ
る。
【図12】本発明に係るリモートコマンダー本体に磁気
記録媒体カセットを接続した状態を示した説明図であ
る。
【図13】同リモートコマンダー本体の断面図を示した
説明図である。
【図14】同記録再生装置に備えたリニアスケーティン
グトレーを引き出した状態を示した説明図である。
【図15】同表示部を備えた磁気記録媒体カセットの平
面図である。
【図16】図15のカセットの背面側の側面図である。
【図17】記録媒体カセットに備えたワイヤレスによる
通信手段の略示的説明図である。
【図18】図17におけるワイヤレスの通信をブロック
図で示したものである。
【図19】従来例の記録媒体カセットを示す裏面図であ
る。
【符号の説明】
1 記録媒体カセット 2 カセットケース 3 上シェル 4 下シェル 5 リッド 6 マウス 7 リール 8 底面壁 9 挿通孔 10 リールハブ 11 凹部 12 スリット状孔 13 端子基板 14 端子群 14a、14b、14c、14d 接点 15 導体パターン 16 IC基板 17 端子群 17a、17b、17c、17d 接点 18 IC 19 基板 20 記録再生装置 21 コネクター 22 ケーシング 42 検出接点 42 支持軸 23 配置凹部 24 逃げ凹部 25 庇状部 26 支持壁 27 支持空間 28 位置決め切欠部 29 取り付け片部 30 取付片 31 位置決め片部 32 係合切欠部 33 貫通孔 34 検出端子 35 中間コイル部 36 下片部 37 上片部 38 接続片部 39 接触部 40 係止片 41 係合片 42 ネジ 43 フレキシブルケーブル 44 導体パターン 45 通信回路 46 検出回路 47、48 コンパレータ 49、50 シュミットトリガ 51 インバーター 52 ナンドゲート 53 スイッチ 54 端子部 55 インター・フェース部 56 オアゲート 57、58、59 バッフア 60 インター・フェース回路 61 内部バス 62 マイコン 63 リモートコマンダー本体 64 表示灯 65 リモートコマンダーデイスプレイ 66 操作ボタン群 67 カセット装着部 71 記録再生装置 72 トレー 73 ラベルエリア 74 カセットデイスプレイ 75 背面部 76 ライトプロテクト 77 背面ラベルエリア 78 赤外LED 79 データ読み取り表示灯 80 データ送信表示灯 81 マイコン 82 LCDドライバー 83 変復調 Mdet ICメモリ検出端子 Bcont バスコントロール端子 RGC1、RGC2、RGC3 リコグニション端子 Dcont データコントロール端子 Din データイン端子 Dout データアウト端子 CK クロック端子 P1〜P4 端子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G11B 27/00 A 8224−5D 27/34 N 8224−5D

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メモリを内蔵した記録媒体カセットの外
    側に臨ませた複数の端子と接続する接続手段を備え、該
    接続手段と接続状態にして前記メモリに記録されている
    前記記録媒体カセットの記録情報を表示するようにした
    ことを特徴とする記録媒体カセットの記録情報の表示方
    法。
  2. 【請求項2】 メモリを内蔵した記録媒体カセットの外
    側に臨ませた複数の端子と接続する接続手段と、前記メ
    モリの内容を読み出して表示する表示手段とから構成さ
    れたことを特徴とする記録媒体カセットの記録再生装
    置。
  3. 【請求項3】 上記表示手段は、ビデオやテレビ等の操
    作を行う操作手段からなるリモコン装置により表示する
    ようにしたことを特徴とする請求項2に記載の記録媒体
    カセットの記録再生装置。
  4. 【請求項4】 トレーが引き出されるように構成され、
    該トレーの上にはメモリを内蔵した記録媒体カセットの
    外側に臨ませた複数の端子と接続する接続手段が設けら
    れ、前記記録媒体カセットを前記トレーの上に置いて前
    記接続手段と接続状態して前記メモリの内容を読み出す
    ことを特徴とする請求項2又は3に記載の記録媒体カセ
    ットの記録再生装置。
JP5195917A 1992-08-14 1993-08-06 記録媒体カセットの記録情報の表示方法及びその記録再生装置 Pending JPH06119751A (ja)

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JP23761892 1992-08-14
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997017703A1 (fr) * 1995-11-08 1997-05-15 Sony Corporation Appareil d'enregistrement et de reproduction d'informations

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WO1997017703A1 (fr) * 1995-11-08 1997-05-15 Sony Corporation Appareil d'enregistrement et de reproduction d'informations

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