JPH0611974U - ボルト・ナット防錆キヤツプの打撃嵌着工具 - Google Patents

ボルト・ナット防錆キヤツプの打撃嵌着工具

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JPH0611974U
JPH0611974U JP3400291U JP3400291U JPH0611974U JP H0611974 U JPH0611974 U JP H0611974U JP 3400291 U JP3400291 U JP 3400291U JP 3400291 U JP3400291 U JP 3400291U JP H0611974 U JPH0611974 U JP H0611974U
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JP
Japan
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cap
bolt
fitting
rust preventive
nut
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JP3400291U
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方己 石川
裕一 稲本
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オーウェル株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ボルト・ナットに対する防錆キャップの嵌着
が労力少なくして短時間且つ適正に行われるようにする
ことを目的とする。 【構成】 ハンマー機能を具備した携帯用の動力駆動振
動器具に装着されるものであって、T字状の先端側盤体
1内部に防錆キャップと嵌合するための大穴2と小穴3
を穿設し、基端側棒体途中には前記動力振動器具に対し
コイルバネを介しその抜き出しが防止される状態に止着
可能とする膨出段部5aが設けてある。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は屋外鋼構造物などの連結継手部を結合した状態のボルト・ナットの 露出部分に防錆キャップを嵌着するさいに使用されるボルト・ナット防錆キャッ プの打撃嵌着工具に関する。
【0002】
【従来の技術】
橋梁や鉄塔などの連結継手部に於いてはその結合にさいしてボルト・ナットが 使用されるが、これらボルト・ナットは長期間にわたって風雨に曝されると、た とえ塗装処理が施されていても腐食が進行して強度が減じるほか発錆によりその 取り外しなどが困難となってしまう。このためボルト・ナットの外界へ露出した 部分を防錆キャップで被うことにより同部分を空気から遮断することが行われて いるのであり、具体的には次のようになされる。 即ち、先づ図5(a)に示すように継手部材a′を結合した状態のボルトw1 ・ナットw2の露出部分をブラシBなどで下地処理する。次いで同図(b)に示 すように防錆コンパウンドmの供給された二段形防錆キャップP1を適正位置に 当てがう。そして同図(c)に示すように木槌Hで同キャップP1を打撃してボ ルトw1・ナットw2に嵌着させる。これにより同キャップp1は自身の弾性で ボルトw1・ナットw2を強く抱持した固着状態となる。またキャップにはシー ラーSが付設してあってこれが同キャップP1内を外界から遮断するものとなる 。一方、ボルト頭部には図6に示すように皿形防錆キャップP2が二段形防錆キ ャップP1の場合に準じて嵌着される。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記した従来の防錆キャップの嵌着手段に於いては、木槌を手に持って何回も 打撃操作して行うことから一個の打ち込みに凡そ1分程度はかかり、また防錆キ ャップ上面に対して木槌が必ずしも的確に打ち降ろされるとは限らないことから 、即ちボルト・ナットに対し斜めに嵌まり込んでいくことがあって適正に嵌着さ れないことがあり、また作業者自身が誤って自分の手を叩くなどの怪我をするこ とが頻発する。
【0004】 本考案は斯かる問題点を合理的に解消させることを可能となすボルト・ナット 防錆キャップの打撃嵌着工具を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案はハンマー機能を具備した携帯用の動力駆動 器具に装着されるものであって、T字状先端側盤体内部にはボルト頭部に嵌着さ れる皿形防錆キャップを嵌合させるための大穴と、ボルトネジ部に螺着されるナ ットに嵌着させる二段形防錆キャップと嵌合させるための小穴とを穿設し、基端 側棒体途中には前記駆動器具へコイルバネを介しその抜き出しが防止される状態 に止着可能とする膨出段部を設けてなることを特徴とする。
【0006】 なお携帯用の動力駆動装置としてはエアーで駆動される市販のオートチゼルの 駆動装置本体を使用するのが便利である。
【0007】
【作用】
本考案工具の基端側となる棒体部は携帯用動力駆動器具に対しコイルバネを介 し止着されてあり、一方先端の盤体内部に穿設した大小穴に対し防錆キャップを 当接させて器具の打撃作用が同キャップに伝達されるものとなる。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の具体的な実施例を図面により詳細に説明する。図1は本考案工 具の一部破断側面図である。
【0009】 本考案工具は全体が衝撃に強い金属などの材料でT字状に形成されている。そ してその先端の盤体1内部には比較的大きくて浅い円形状の穴2と、該穴2の底 面2a中央部に掘削された比較的小さくて深い円形状の穴3とが形成してある。 他方、基端側の棒体部4は後述の携帯用動力駆動器具に装着される嵌着部5とな されている。該嵌着部5の途中には駆動器具へコイルバネを介してその嵌着状態 に於ける抜け出しが防止されることを可能とする膨出段部5aが設けてある。
【0010】 上記した本考案工具は使用にさいして適宜な携帯用動力駆動器具に装着される のである。ここに携帯用動力駆動器具はハンマー機能を有し該機能により本考案 工具をその中心軸方向に衝撃的に往復変位させ得るものであればよい。本例では 圧縮エアーで振動される市販のオートチゼルを使用することとした。該オートチ ゼルは一般には溶接のノロ(被覆剤)落としなどに使用されるもので、図2に示 すようなガンタイプの駆動器具本体6と取外し自在な図示しないチゼルとからな っている。本考案品の使用のさいは前記チゼルを取り外してその代わりに本考案 工具を同図に示すように装着する。ここに7は把握部、8はエアを供給するため のホースの接続されるジョイント、9は作動を制御するための引金そして10は 本考案工具が抜け出さないようにその段部5aを介して係止し且つ本体6の螺合 部6aに対し螺合止着させて矢印f1方向への引き戻し力を制限するためのスト ッパー10a付のコイルバネである。
【0011】 図2の状態となされた駆動器具で本考案工具の使用例を図3及び図4により説 明する。図3に於いてa、b及びcは鋼材継手部材でこれらはボルトw1・ナッ トw2で結合されている。同図に於けるナットw2側に二段形防錆キャップP1 を嵌着するには作業者は駆動器具本体6の把握部7を片手で持つなどしてこれを 支持すると共に他方の手では予め防錆コンパウンドmの填入された同キャップP 1を持ってナットw2側の適所にあてがい、次いで該上面を外方から本考案工具 の盤体1を当接させて引金9を操作するのであり、これにより器具本体6のハン マー機能でキャップP1の天頂部にエアーによる衝撃(振動)が与えられるよう にする。しかして、これにより同キャップは穴2、3との接合を保持されたまま 僅か数秒のうちに同図に示すような適正状態に嵌着されるものとなる。なおボル トw1頭部側に皿形防錆キャップP2を嵌着するさいにも作業者は前述したナッ トw2側の場合に準じて行えばよい。しかし、この場合は図4に示すように本考 案工具の大穴2のみが同キャップP2と当接した状態となるのである。
【0012】 本考案に係る打撃嵌着工具は使用されるボルト、キャップの大きさ寸法に応じ 数種類のものを用意しておき、適宜交換して使用するようになされる。
【0013】
【考案の効果】
上記した本考案によれば、木槌を手に持って叩いたりするものではなく、即ち 動力により行うものであって、このさい該工具を防錆キャップ上へ当てがうだけ で、後は引金を操作するだけの2〜3秒で嵌合止着の行えるものとなるのであり 、作業時間は僅少で作業能率が飛躍的に向上するものとなる。なお従来の手叩き のハンマー作業では斜めに嵌入されたりするトラブルを生じたりすることがある が、本考案工具によれば斯有る問題は一切生じないのであり、また怪我などの事 故も皆無となし得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る一部破段側面図であ
る。
【図2】本考案工具を駆動器具本体に装着した状態を示
す側面図である。
【図3】本考案工具の一使用例を示すもので一部断面と
なされた説明図である。
【図4】本考案工具の他の使用例を示すもので一部断面
となされた説明図である。
【図5】従来例を示すもので一部断面となされた説明図
である。
【図6】従来例に係る側面図である。
【符号の説明】
P1 二段形防錆キャップ P2 皿形防錆キャップ w1 ボルト w2 ナット 1 盤体 2 大穴 3 小穴 5b 膨出段部 6 動力駆動器具

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハンマー機能を具備した携帯用の動力駆
    動器具に装着されるものであって、T字状先端側盤体内
    部にはボルト頭部に嵌着される皿形防錆キャップを嵌合
    させるための大穴と、ボルトネジ部に螺着されるナット
    に嵌着させる二段形防錆キャップと嵌合させるための小
    穴とを穿設し、基端側棒体途中には前記駆動器具へコイ
    ルバネを介しその抜き出しが防止される状態に止着可能
    とする膨出段部を設けてなることを特徴とするボルトナ
    ット防錆キャップの打撃嵌着工具。
JP3400291U 1991-02-18 1991-02-18 ボルト・ナット防錆キヤツプの打撃嵌着工具 Expired - Lifetime JPH0719723Y2 (ja)

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JPH0611974U true JPH0611974U (ja) 1994-02-15
JPH0719723Y2 JPH0719723Y2 (ja) 1995-05-10

Family

ID=12402241

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2007063706A1 (ja) * 2005-11-30 2009-05-07 Thk株式会社 ボルト取付孔の閉塞キャップの打ち込み治具
WO2011119965A3 (en) * 2010-03-26 2012-01-19 Perfect Point Edm Corporation Hand tool sealing devices and methods
CN102905853A (zh) * 2010-03-26 2013-01-30 完美点Edm公司 手工工具居中装置和方法

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