JPH0719723Y2 - ボルト・ナット防錆キヤツプの打撃嵌着工具 - Google Patents

ボルト・ナット防錆キヤツプの打撃嵌着工具

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Publication number
JPH0719723Y2
JPH0719723Y2 JP3400291U JP3400291U JPH0719723Y2 JP H0719723 Y2 JPH0719723 Y2 JP H0719723Y2 JP 3400291 U JP3400291 U JP 3400291U JP 3400291 U JP3400291 U JP 3400291U JP H0719723 Y2 JPH0719723 Y2 JP H0719723Y2
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JP
Japan
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bolt
cap
nut
fitting
tool
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP3400291U
Other languages
English (en)
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JPH0611974U (ja
Inventor
方己 石川
裕一 稲本
Original Assignee
オーウェル株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by オーウェル株式会社 filed Critical オーウェル株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は屋外鋼構造物などの連結
継手部を結合した状態のボルト・ナットの露出部分に防
錆キャップを嵌着するさいに使用されるボルト・ナット
防錆キャップの打撃嵌着工具に関する。
【0002】
【従来の技術】橋梁や鉄塔などの連結継手部に於いては
その結合にさいしてボルト・ナットが使用されるが、こ
れらボルト・ナットは長期間にわたって風雨に曝される
と、たとえ塗装処理が施されていても腐食が進行して強
度が減じるほか発錆によりその取り外しなどが困難とな
ってしまう。このためボルト・ナットの外界へ露出した
部分を防錆キャップで被うことにより同部分を空気から
遮断することが行われているのであり、具体的には次の
ようになされる。即ち、先づ図5(a)に示すように継
手部材a′を結合した状態のボルトw1・ナットw2の
露出部分をブラシBなどで下地処理する。次いで同図
(b)に示すように防錆コンパウンドmの供給された二
段形防錆キャップP1を適正位置に当てがう。そして同
図(c)に示すように木槌Hで同キャップP1を打撃し
てボルトw1・ナットw2に嵌着させる。これにより同
キャップp1は自身の弾性でボルトw1・ナットw2を
強く抱持した固着状態となる。またキャップにはシーラ
ーSが付設してあってこれが同キャップP1内を外界か
ら遮断するものとなる。一方、ボルト頭部には図6に示
すように皿形防錆キャップP2が二段形防錆キャップP
1の場合に準じて嵌着される。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記した従来の防錆キ
ャップの嵌着手段に於いては、木槌を手に持って何回も
打撃操作して行うことから一個の打ち込みに凡そ1分程
度はかかり、また防錆キャップ上面に対して木槌が必ず
しも的確に打ち降ろされるとは限らないことから、即ち
ボルト・ナットに対し斜めに嵌まり込んでいくことがあ
って適正に嵌着されないことがあり、また作業者自身が
誤って自分の手を叩くなどの怪我をすることが頻発す
る。
【0004】本考案は斯かる問題点を合理的に解消させ
ることを可能となすボルト・ナット防錆キャップの打撃
嵌着工具を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本考案はハンマー機能を具備した携帯用の動力駆動
器具に装着されるものであって、T字状先端側盤体内部
にはボルト頭部に嵌着される皿形防錆キャップを嵌合さ
せるための大穴と、ボルトネジ部に螺着されるナットに
嵌着させる二段形防錆キャップと嵌合させるための小穴
とを穿設し、基端側棒体途中には前記駆動器具へコイル
バネを介しその抜き出しが防止される状態に止着可能と
する膨出段部を設けてなることを特徴とする。
【0006】なお携帯用の動力駆動装置としてはエアー
で駆動される市販のオートチゼルの駆動装置本体を使用
するのが便利である。
【0007】
【作用】本考案工具の基端側となる棒体部は携帯用動力
駆動器具に対しコイルバネを介し止着されてあり、一方
先端の盤体内部に穿設した大小穴に対し防錆キャップを
当接させて器具の打撃作用が同キャップに伝達されるも
のとなる。
【0008】
【実施例】以下、本考案の具体的な実施例を図面により
詳細に説明する。図1は本考案工具の一部破断側面図で
ある。
【0009】本考案工具は全体が衝撃に強い金属などの
材料でT字状に形成されている。そしてその先端の盤体
1内部には比較的大きくて浅い円形状の穴2と、該穴2
の底面2a中央部に掘削された比較的小さくて深い円形
状の穴3とが形成してある。他方、基端側の棒体部4は
後述の携帯用動力駆動器具に装着される嵌着部5となさ
れている。該嵌着部5の途中には駆動器具へコイルバネ
を介してその嵌着状態に於ける抜け出しが防止されるこ
とを可能とする膨出段部5aが設けてある。
【0010】上記した本考案工具は使用にさいして適宜
な携帯用動力駆動器具に装着されるのである。ここに携
帯用動力駆動器具はハンマー機能を有し該機能により本
考案工具をその中心軸方向に衝撃的に往復変位させ得る
ものであればよい。本例では圧縮エアーで振動される市
販のオートチゼルを使用することとした。該オートチゼ
ルは一般には溶接のノロ(被覆剤)落としなどに使用さ
れるもので、図2に示すようなガンタイプの駆動器具本
体6と取外し自在な図示しないチゼルとからなってい
る。本考案品の使用のさいは前記チゼルを取り外してそ
の代わりに本考案工具を同図に示すように装着する。こ
こに7は把握部、8はエアを供給するためのホースの接
続されるジョイント、9は作動を制御するための引金そ
して10は本考案工具が抜け出さないようにその段部5
aを介して係止し且つ本体6の螺合部6aに対し螺合止
着させて矢印f1方向への引き戻し力を制限するための
ストッパー10a付のコイルバネである。
【0011】図2の状態となされた駆動器具で本考案工
具の使用例を図3及び図4により説明する。図3に於い
てa、b及びcは鋼材継手部材でこれらはボルトw1・
ナットw2で結合されている。同図に於けるナットw2
側に二段形防錆キャップP1を嵌着するには作業者は駆
動器具本体6の把握部7を片手で持つなどしてこれを支
持すると共に他方の手では予め防錆コンパウンドmの填
入された同キャップP1を持ってナットw2側の適所に
あてがい、次いで該上面を外方から本考案工具の盤体1
を当接させて引金9を操作するのであり、これにより器
具本体6のハンマー機能でキャップP1の天頂部にエア
ーによる衝撃(振動)が与えられるようにする。しかし
て、これにより同キャップは穴2、3との接合を保持さ
れたまま僅か数秒のうちに同図に示すような適正状態に
嵌着されるものとなる。なおボルトw1頭部側に皿形防
錆キャップP2を嵌着するさいにも作業者は前述したナ
ットw2側の場合に準じて行えばよい。しかし、この場
合は図4に示すように本考案工具の大穴2のみが同キャ
ップP2と当接した状態となるのである。
【0012】本考案に係る打撃嵌着工具は使用されるボ
ルト、キャップの大きさ寸法に応じ数種類のものを用意
しておき、適宜交換して使用するようになされる。
【0013】
【考案の効果】上記した本考案によれば、木槌を手に持
って叩いたりするものではなく、即ち動力により行うも
のであって、このさい該工具を防錆キャップ上へ当てが
うだけで、後は引金を操作するだけの2〜3秒で嵌合止
着の行えるものとなるのであり、作業時間は僅少で作業
能率が飛躍的に向上するものとなる。なお従来の手叩き
のハンマー作業では斜めに嵌入されたりするトラブルを
生じたりすることがあるが、本考案工具によれば斯有る
問題は一切生じないのであり、また怪我などの事故も皆
無となし得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る一部破段側面図であ
る。
【図2】本考案工具を駆動器具本体に装着した状態を示
す側面図である。
【図3】本考案工具の一使用例を示すもので一部断面と
なされた説明図である。
【図4】本考案工具の他の使用例を示すもので一部断面
となされた説明図である。
【図5】従来例を示すもので一部断面となされた説明図
である。
【図6】従来例に係る側面図である。
【符号の説明】
P1 二段形防錆キャップ P2 皿形防錆キャップ w1 ボルト w2 ナット 1 盤体 2 大穴 3 小穴 5b 膨出段部 6 動力駆動器具

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハンマー機能を具備した携帯用の動力駆
    動器具に装着されるものであって、T字状先端側盤体内
    部にはボルト頭部に嵌着される皿形防錆キャップを嵌合
    させるための大穴と、ボルトネジ部に螺着されるナット
    に嵌着させる二段形防錆キャップと嵌合させるための小
    穴とを穿設し、基端側棒体途中には前記駆動器具へコイ
    ルバネを介しその抜き出しが防止される状態に止着可能
    とする膨出段部を設けてなることを特徴とするボルトナ
    ット防錆キャップの打撃嵌着工具。
JP3400291U 1991-02-18 1991-02-18 ボルト・ナット防錆キヤツプの打撃嵌着工具 Expired - Lifetime JPH0719723Y2 (ja)

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JP3400291U JPH0719723Y2 (ja) 1991-02-18 1991-02-18 ボルト・ナット防錆キヤツプの打撃嵌着工具

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JP3400291U JPH0719723Y2 (ja) 1991-02-18 1991-02-18 ボルト・ナット防錆キヤツプの打撃嵌着工具

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Publication Number Publication Date
JPH0611974U JPH0611974U (ja) 1994-02-15
JPH0719723Y2 true JPH0719723Y2 (ja) 1995-05-10

Family

ID=12402241

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JP3400291U Expired - Lifetime JPH0719723Y2 (ja) 1991-02-18 1991-02-18 ボルト・ナット防錆キヤツプの打撃嵌着工具

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4519920B2 (ja) * 2005-11-30 2010-08-04 Thk株式会社 ボルト取付孔の閉塞キャップの打ち込み治具
WO2011119965A2 (en) * 2010-03-26 2011-09-29 Perfect Point Edm Corporation Hand tool sealing devices and methods
WO2011119970A2 (en) * 2010-03-26 2011-09-29 Perfect Point Edm Corporation Hand tool centering devices and methods

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