JPH06119622A - 磁気抵抗効果型ヘッド用再生装置 - Google Patents

磁気抵抗効果型ヘッド用再生装置

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JPH06119622A
JPH06119622A JP26616792A JP26616792A JPH06119622A JP H06119622 A JPH06119622 A JP H06119622A JP 26616792 A JP26616792 A JP 26616792A JP 26616792 A JP26616792 A JP 26616792A JP H06119622 A JPH06119622 A JP H06119622A
Authority
JP
Japan
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head
signals
amplifier
unbalanced
differential
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Pending
Application number
JP26616792A
Other languages
English (en)
Inventor
Munekatsu Fukuyama
宗克 福山
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 MRヘッド等からピックアップされる非平衡
出力信号を低雑音で且つ外部雑音の影響を受けない様に
平衡出力信号として出力する再生装置を得る。 【構成】 MRヘッド1からの非平衡出力信号をエミッ
タ接地型増幅器の如き初段増幅器を介して差動増幅器等
から成る再生増幅器4に供給して平衡出力信号を得る様
にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は磁気抵抗効果型ヘッド
(Magneto−Resistive Head:以
下MRヘッドと記す)に用いて有用なMRヘッド用再生
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来からハードディスクドライブ(HD
D)用の再生用ヘッドとしては通常の誘電型ヘッドの他
にMRヘッドが用いられている。このMRヘッドは磁気
媒体からの磁界によって磁性薄膜の抵抗率が変化し、こ
の抵抗変化を再生出力電圧として検出する様に成された
ものである。その構成としては図6及び図7に示す様な
電流バイアス型MRヘッドはシールド型MRヘッド及び
ヨーク型MRヘッドが知られている。
【0003】図6に示すシールド型MRヘッドはシール
ドコア11,11に挟まれたギャップ12内にMR素子
13が置かれ、信号導体14と一体化され、この信号導
体に並設してバイアス導体15もギャップ12内に配設
されていて、磁気媒体からの信号磁界はMR素子13が
直接拾う構成と成っている。
【0004】図7に示すヨーク型MRヘッドは信号導体
14と一体化されたMR素子と対向配置されたバイアス
導体15はヨーク16,16間に挟まれ、ヨーク16,
16の一方の端面に形成したギャップ12を介して磁気
媒体からの信号磁界はMR素子13に印加される様に成
されている。
【0005】この様な電流バイアス型MRヘッドの他に
シャントバイアス型等のバイアス導体15を必要としな
いMRヘッドも知られている。このMRヘッドでは信号
導体14に流すMR電流自身で磁界を掛ける様に成され
ている。
【0006】上述の電流バイアス型MRヘッド1の再生
回路の構成は図8に示す様にMR素子13に電流源2か
らMR電流を流し、磁気媒体からの信号磁界によるMR
素子の抵抗変化を電圧として取り出すと共にMR素子1
3を線形動作させるためにMR素子13にバイアス磁界
を印加させる様にバイアス電流源16からバイアス導体
15にバイアス電流を流す様に成されている。
【0007】バイアス導体15及びMR素子13は一端
が接地され、MR素子13からの電圧は直流阻止用コン
デンサ3を介し非平衡出力として再生増幅器4に供給さ
れて、増幅される様に成されている。
【0008】又、上述のシャントバイアス型MRヘッド
等の場合は図8でバイアス電流源16とバイアス導体1
5がない以外は全く同様の再生回路を構成している。
【0009】上述のMRヘッド以外の誘導型ヘッドでは
図5に示す様な再生回路と成されている。
【0010】図5で10は誘導型ヘッドであり、この型
のヘッドでは平衡出力信号がピックアップされて再生増
幅器(差動増幅器)4の差動入力端子4a,4bに供給
され、この差動増幅器4からの平衡出力信号がフィルタ
5でフィルタされてピークディテクタ6に供給されてピ
ーク値を検出して、このピークディテクタ6の出力端子
6aから誘導型ヘッド10で出力されたピックアップ信
号が出力される。又出力端子6bは接地されて再生回路
のアナログ系回路が構成されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従来構成で説明した様
に、誘導型ヘッドでは図5に示すようにピックアップさ
れたヘッド出力の再生増幅器4として入力側は平衡した
平衡出力信号を受け入れ、且つ外部雑音の影響を受けな
い様に差動入力、差動出力となる様な差動増幅器4を用
いている。
【0012】然し、MRヘッド1等で高密度磁気再生等
を行う再生回路はこの様な差動増幅器を用いると入力側
が非平衡であるために使用帯域内で増幅器の雑音特性が
悪化する現象が生じ、再生回路系のS/Nの劣化が避け
られない問題を生ずる。
【0013】この現象を避けるため図8の様な回路構成
とすると、再生増幅器4の出力は不平衡となり、IC化
したときにIC基板内の他の回路、例えばスピンドルモ
ータ回路等からの雑音の影響が避けられなくなる問題が
生ずる。
【0014】本発明は叙上の問題点を解消するために成
されたもので、その目的とするところは再生回路系のS
/Nが良好で外部雑音の影響を受けにくいMRヘッド用
再生回路を提供するにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明のMRヘッド用再
生装置はその例が図1に示されている様に、MRヘッド
1からの非平衡信号を入力し、平衡信号を出力するMR
ヘッド用の再生信号増幅手段4を備えて成るものであ
る。
【0016】
【作用】本発明のMRヘッド用再生装置はMRヘッド1
からの非平衡出力信号を受け入れ、平衡出力信号を出力
する様に再生増幅器を構成したのでS/Nが向上し、外
部雑音の影響を受け難いものが得られる。
【0017】
【実施例】以下、本発明のMRヘッド用再生装置として
HDDに用いた場合の構成を図1乃至図4について詳記
する。
【0018】図1は本発明のHDDのアナログ再生系の
一実施例を示す系統図であり、MRヘッド1のMR素子
13と一体化した信号導体14の一端に電流源2を接続
すると共に他端を接地する。電流源2とMRヘッド1の
接続点から直流阻止用コンデンサ3を介して再生増幅器
4の一方の入力端子4aに接続される。この再生増幅器
4の他方の入力端子4bの一端は接地し、再生増幅器4
の出力端子4c,4dはこの平衡出力信号を出力し、フ
ィルタ5にこの平衡出力信号を入力し、所定の帯域制限
を行った後にピークディテクタ6に供給してピーク検出
を行った後に出力端6aから出力端子7に出力される。
出力端子7以後の回路はデジタル出力として利用され
る。又、出力端6bは接地されている。
【0019】この様な再生増幅器の具体的回路図を図2
に示す。図2でMRヘッド1からピックアップされた非
平衡入力信号は入力端子T1 及びT2 に供給される。入
力端子T1 はエミッタ接地トランジスタQ1 のベースに
接続され、入力端子T2 は接地されている。更に入力端
子T3 にはバイアス電圧が供給されバイアス抵抗R1
介してエミッタ接地トランジスタQ1 のベースにバイア
ス電圧が供給される。
【0020】第1のエミッタ接地トランジスタQ1 のエ
ミッタは接地され、コレクタは第2のトランジスタQ2
のエミッタと接続されている。第2のトランジスタQ2
のコレクタは差動アンプを構成する第3のトランジスタ
3 のベースに接続され、ベースはバイアス源E1 でバ
イアスされ、所定の増幅率を得て、第1のエミッタ接地
トランジスタQ1 の出力は差動アンプを構成する第3及
び第4のトランジスタQ3 及びQ4 に供給される。
【0021】第3及び第4のトランジスタQ3 及びQ4
の夫々のコレクタは後段増幅器の差動出力として平衡信
号として出力されると共に抵抗R3 及びR4 を介して共
通接続され、この共通点は抵抗R2 及びR5 を介して夫
々第3のトランジスタQ3 及び第4のトランジスタQ4
のベースに接続され、第4のトランジスタQ4 のベース
とエミッタ並に第3のトランジスタQ3 のエミッタは一
端が接地された電流源I3 ,I2 ,I1 に接続され、第
3及び第4のトランジスタQ3 及びQ5 のエミッタ間に
抵抗R6 を接続すると共に第4のトランジスタQ4 のベ
ースと抵抗R3,R4 の共通接続点間にはコンデンサC
1 が接続されている。
【0022】上述の様にMRヘッド1からピックアップ
された非平衡入力信号はエミッタ接地型増幅器の第1及
び第2のトランジスタQ1 及びQ2 で増幅され、差動増
幅器構成の第3及び第4のトランジスタQ3 及びQ4
差動出力である平衡出力信号が後段の増幅器へ供給され
る様に成されているので同じ素子数である2つの差動増
幅器等に比べると入力インピーダンスは単純には略2倍
と成るがMRヘッドは入力インピーダンスが極めて小さ
いので問題と成らず、雑音成分は1/√2になる。更
に、差動増幅器をMRヘッドの再生に用いた時に顕著に
成る雑音の乱れも無くすことが出来る様に成ってS/N
を大幅に向上出来、且つ差動増幅器構成なので外部雑音
の影響も受けにくく、非平衡入力信号を平衡出力信号と
して出力することが可能と成る。
【0023】上述の図2ではエミッタ接地増幅器と差動
増幅器の組合せを説明したが、この様な構成でなくても
よく、要は入力が非平衡で出力が差動の平衡出力となる
構成であればよいことは明らかである。
【0024】例えば、他の回路構成として差動増幅器4
を用いて図3又は図4の様に構成させる様にすることも
考えられる。
【0025】即ち、図3では電流源2でMRヘッド1の
MR素子に流されるMR電流によって生ずる変化電圧を
直流阻止コンデンサ3を介し差動増幅器構成の再生増幅
器4の一方の入力端子4aに供給し、他方の入力端子4
bには直流阻止用コンデンサ3と同一の容量を持つコン
デンサ8を接続して接地する様に成し、この再生増幅器
4の平衡出力端子4c及び4dから平衡出力を取り出す
様にする。この場合は再生増幅器4の両入力端子4a及
び4bに供給される入力信号に対し周波数特性が違って
来るので周波数特性の暴れをある程度無視する必要が生
ずる。
【0026】図4に示す構成は同様に差動増幅器を再生
増幅器4として利用する場合であり、この場合は接地側
の入力端子4bにコンデンサ8とMRヘッド1と略同一
の抵抗値を有する抵抗9を直列に接続する様にし、再生
増幅器4の入力端子4a及び4bの両入力の周波数特性
を近づけて周波数特性の暴れを抑える様にしたものであ
る。然し、この場合抵抗9で生ずる熱雑音の増加はまぬ
がれないことに成る。
【0027】
【発明の効果】本発明のMRヘッド用再生装置はMRヘ
ッドからの非平衡入力信号を例えばエミッタ接地増幅器
でプリ増幅し、その出力を差動増幅器で平衡出力信号と
する様に構成させたので、低雑音で且つ外部雑音の影響
を受けにくいものを簡単な構成で得ることが可能と成
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のMRヘッド用再生装置の一実施例を示
す系統図である。
【図2】本発明のMRヘッド用再生装置の再生増幅器の
回路図である。
【図3】本発明のMRヘッド用再生装置の他の実施例を
示す系統図である。
【図4】本発明のMRヘッド用再生装置の更に他の実施
例を示す系統図である。
【図5】従来の誘電型ヘッド用再生装置の系統図であ
る。
【図6】従来のシールド型MRヘッドの構成図である。
【図7】従来のヨーク型MRヘッドの構成図である。
【図8】従来のMRヘッド用再生装置の系統図である。
【符号の説明】
1 MRヘッド 2 電流源 4 再生増幅器 5 フィルタ 6 ピークディテクタ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気抵抗効果型ヘッドから非平衡信号を
    入力し、平衡信号を出力する磁気抵抗効果型ヘッドの再
    生信号増幅手段を備えたことを特徴とする磁気抵抗効果
    型ヘッド用再生装置。
  2. 【請求項2】 前記増幅手段は、非平衡信号を入力する
    エミッタ接地増幅回路と平衡信号を出力する差動出力回
    路を組み合わせてなることを特徴とする請求項1記載の
    磁気抵抗効果型ヘッド用再生装置。
  3. 【請求項3】 前記増幅手段へ前記磁気抵抗効果型ヘッ
    ドから入力する非平衡信号入力端子とは他の入力端子を
    コンデンサ又はコンデンサと抵抗の直列回路を介して接
    地してなることを特徴とする請求項1記載の磁気抵抗効
    果型ヘッド用再生装置。
JP26616792A 1992-10-05 1992-10-05 磁気抵抗効果型ヘッド用再生装置 Pending JPH06119622A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26616792A JPH06119622A (ja) 1992-10-05 1992-10-05 磁気抵抗効果型ヘッド用再生装置

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JP26616792A JPH06119622A (ja) 1992-10-05 1992-10-05 磁気抵抗効果型ヘッド用再生装置

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JPH06119622A true JPH06119622A (ja) 1994-04-28

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ID=17427205

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JP26616792A Pending JPH06119622A (ja) 1992-10-05 1992-10-05 磁気抵抗効果型ヘッド用再生装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100358455B1 (ko) * 1999-03-17 2002-10-25 인터내셔널 비지네스 머신즈 코포레이션 데이터 기억용 자기 저항 헤드의 광대역 판독을 위한리드백 증폭기

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100358455B1 (ko) * 1999-03-17 2002-10-25 인터내셔널 비지네스 머신즈 코포레이션 데이터 기억용 자기 저항 헤드의 광대역 판독을 위한리드백 증폭기

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