JPH06119571A - 混合汚濁防止システム - Google Patents

混合汚濁防止システム

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JPH06119571A
JPH06119571A JP30581692A JP30581692A JPH06119571A JP H06119571 A JPH06119571 A JP H06119571A JP 30581692 A JP30581692 A JP 30581692A JP 30581692 A JP30581692 A JP 30581692A JP H06119571 A JPH06119571 A JP H06119571A
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Masashi Ishikawa
正志 石川
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 多種類液体を1本の共通配管を使用して、そ
れぞれのタンクへ受け入れる設備において、タンク内製
品、半製品の混合汚濁を防止することを目的とする。 【構成】 受入配管に温度検出端と検出部を直接挿入し
た超音波式発信器と液種識別のための演算器と、制御
盤、遠隔開閉可能な自動弁、音声合成警報装置からなる
ように構成した。 【効果】 受入配管の液種と受入タンクの液種とを照合
し、不一致の場合受入弁の閉止が行われるので、操作ミ
スによる混合汚濁が防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、タンカー、タンク車等
の輸送機関より1本の共通配管を使用して、貯蔵所、貯
蔵基地等に製品ないしは半製品を受け入れる設備におけ
る混合汚濁防止システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来は、次にようであった。 (1)図2に示すごとく、1本の共通配管出口の分岐管
で、当該液種の開閉弁を手動にて操作していた。 (2)一般に、液種検知用としては、密度、粘度、色
相、屈折率を測定する方法が考えられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
技術では次のような問題点があった。 (1)従来の手動による方法では、貯蔵基地側のバルブ
誤操作や、タンカーのハッチ切替時の船側のバルブ誤操
作により、ある液を別の液種のタンクに入れてしまう混
合汚濁事故を起こすことがあった。 (2)一般的に使われる液種検知用に密度、粘度、色
相、屈折率を測定する方法には、次のような欠点があっ
た。即ち、密度、粘度を測定する方法は、主配管から検
出部までサンプル液を導入し、再び配管に戻すためのサ
ンプリングシステムを必要とするので、システムが複雑
かつ高価になる。また、色相、屈折率を測定する方法
は、検出部を直接配管に挿入できるが、光を利用するの
で、検出部の汚れにより誤差を生じること及び光源ラン
プの寿命が短いので、長期間の使用に耐えない。
【0004】
【課題を解決するための手段】このため、本発明の混合
汚濁防止システムは、受入液の液種を超音波式液種検知
器により常に検知し、あらかじめ設定した液種との照合
を行って、両者に相違がある場合は、音声による警報を
告示すると共に、受入弁の閉止を行うことにより、混合
汚濁事故を防止することを目的とする。ここで、液種検
知器は検出部と温度検出端と超音波変換器とからなる超
音波センサーと液種識別用演算器とからなっており、し
かも検知部を直接配管に挿入することに特徴があり、サ
ンプリングシステムが不用となるので、システムが複雑
にならず、さらに超音波を利用しているので、検出部の
汚れによる影響が少なく、長期間の使用に耐える。超音
波センサーは、配管の液体中において超音波を発射し、
固定長さのセル間を往復するに要する時間を測り、その
時間より音速を求める。音速は液体の温度により変化す
るので、別に液体の温度を測り標準状態、例えば15°
Cに音速補正する。一方、液体を伝播する音速は、実験
の結果から、例えば石油製品の場合、ガソリン、灯油、
軽油などの音速をあらかじめ求めておけば、実際に求め
た音速と照合することにより、製品の種類の識別が可能
となる。
【0005】
【作用】次に、本発明のシステムについて以下に説明す
る。図1において、検出部3は受入配管2中に挿入され
た発信器で、音波を発射する送信部と発射板からの音波
を受信する受信部を有している。温度検出端4は白金測
温抵抗体又はサーミスターなどの温度検知要素である。
超音波変換器5は検出部3と温度検出端4からの信号に
より、標準温度状態、例えば15°Cでの音速を算出
し、液種識別用演算器7へ信号を出力する。液種識別用
演算器7は超音波変換器5からの信号を該当液種に識別
し、接点出力信号を制御盤9に送信する。制御盤9は液
種識別用演算器7からの液種とあらかじめ運転員の設定
した設定液種を照合し、その結果に基づき必要な開閉信
号をそれぞれの電磁弁10へ送り、受入弁11、12、
13の開閉を行う機能を有している。又、制御盤9には
設定液種押ボタンスイッチ及び表示ランプ18、検知油
種表示ランプ19、バルブ開閉表示ランプ20、電源オ
ン−オフスイッチ21、警報停止押ボタンスイッチ2
2、緊急閉止押ボタンスイッチ23を取り付けている。
電磁弁10は空気式自動弁11、12、13の開閉を行
うため、電気信号を空気信号にかえるためのものであ
る。なお、電気式の自動弁を用いる場合は、直接電気信
号により自動弁を開閉させることが出来る。音声による
警報は制御盤9に組み込まれた音声合成警報装置14か
らの信号により発声する。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。 実施例1 図1は、油槽所の揚げ油配管に適用した一例を示す。図
において、タンカー1より受入配管2を通して、ガソリ
ンタンク15、灯油タンク16、軽油タンク17にそれ
ぞれガソリン、灯油、軽油を受け入れる。制御盤9の設
定油種ボタンスイッチ18でガソリンを選択すると、ガ
ソリン受入弁11が半開になり、他の灯油受入弁12、
軽油受入弁13は全閉となり、ガソリン設定表示ランプ
18が点灯する。タンカー1よりの受入配管2を通して
ガソリンが揚げられると、配管に取付けれた超音波式液
種検知器8が検知し、油種の識別が行われ、ガソリンと
検知され、制御盤9へ信号が送られ、検知油種表示ラン
プ19のガソリンが表示される。そこで、設定油種と検
知油種の照合が行われ、油種が同じ場合には、電磁弁1
0を介して、ガソリン受入弁11が遠隔操作されて全開
となる。と同時に受入可の放送とバルブ開閉表示ランプ
20が点灯する。この場合、もし、検知油種と設定油種
との照合の結果、同じでない場合は、ガソリン受入弁1
1が全閉になると同時に、音声合成警報装置14から受
入不可の放送とバルブ開閉表示ランプ20が消灯する。
なお、受入弁の開閉は、すべて自動で行われるが、手動
でも開閉が可能なように構成されている。 実施例2 実施例1は、多成分系炭化水素からなる石油製品いつい
て実施した例である。この場合、音速の違いによる油種
識別には、音速にバラツキがあるので、例えば、ガソリ
ン、灯油、軽油のように音速にかなりの差がないとむつ
かしい。一方、ベンゼン、トルエン、キシレンのような
単一成分からなる石油化学製品、化学製品の場合には、
音速にバラツキがないので、識別が容易に可能となる。
実施例2はベンゼン、トルエン、キシレンについて実施
した例で、システム構成は実施例1と全く同じである。
【0007】
【考案の効果】本発明により、製品、半製品タンクでの
混合汚濁事故が防止できるので、次のような安全上、経
済上の効果がある。 (1)混合汚濁により、品質不良となった製品、半製品
を再処理するための運送コスト、再処理費の節約。 (2)場合によって、異なる液種の混合による災害の防
止。 (3)大量の不良品発生に伴う基地機能喪失の防止。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による混合汚濁防止システムの一実施例
を示す全体構成図である。
【図2】従来の技術による受入設備の全体構成図であ
る。
【符号の説明】
1はタンカー 2は受入配管 3は検出部 4は温度検出端 5は超音波変換器 6は超音波センサー 7は液種識別用演算器 8は液種検知器 9は制御盤 10は電磁弁 11はガソリン受入弁 12は灯油受入弁 13は軽油受入弁 14は音声合成警報装置 15はガソリンタンク 16は灯油タンク 17は軽油タンク 18は設定液種押ボタンスイッチ及び表示ランプ 19は検知液種表示ランプ 20バルブ開閉表示ランプ 21は電源オン−オフスイッチ 22は警報停止押ボタンスイッチ 23は緊急閉止押ボタンスイッチ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多種類の液体を1本の共通配管を使用し
    て、それぞれの貯槽へ受け入れる設備において、その配
    管に直接挿入した検出部および温度検出端と、これらか
    らの信号を変換する超音波変換器と、超音波変換器から
    の信号を該当液種に識別する液種識別用演算器と、液種
    識別演算器から出力された検出液種とあらかじめ運転員
    の設定した設定液種とを照合し、必要なバルブの開閉信
    号を電磁弁へ送り、受入弁の開閉を行わしめる機能をも
    つ制御盤と、遠隔開閉可能な自動弁と、照合結果を音声
    で告示する音声合成警報装置と、からなることを特徴と
    する混合汚濁防止システム。
JP30581692A 1992-10-06 1992-10-06 混合汚濁防止システム Expired - Lifetime JP2729211B2 (ja)

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JP30581692A JP2729211B2 (ja) 1992-10-06 1992-10-06 混合汚濁防止システム

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JP30581692A JP2729211B2 (ja) 1992-10-06 1992-10-06 混合汚濁防止システム

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JPH06119571A true JPH06119571A (ja) 1994-04-28
JP2729211B2 JP2729211B2 (ja) 1998-03-18

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