JPH06118937A - 無線符号受信機 - Google Patents

無線符号受信機

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JPH06118937A
JPH06118937A JP4288107A JP28810792A JPH06118937A JP H06118937 A JPH06118937 A JP H06118937A JP 4288107 A JP4288107 A JP 4288107A JP 28810792 A JP28810792 A JP 28810792A JP H06118937 A JPH06118937 A JP H06118937A
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JP
Japan
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data
display
message data
storage means
code receiver
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Application number
JP4288107A
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English (en)
Inventor
Kichio Toritani
己知生 鳥谷
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Uniden Corp
Original Assignee
Uniden Corp
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Publication date
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  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 メッセージ・データをキャラクタ表示に変換
して表示し得るディスプレイを有する無線符号受信機に
おいて、必要に応じ、メッセージ・データの全てではな
く、一部分のみを目立つように強調表示できるようにす
る。 【構成】 レシーバ32が受信、復調し、デコーダ34が解
読したメッセージ・データは、記憶手段37内に記憶され
る。入力キー手段38の操作により記憶手段37からメッセ
ージ・データを呼び出し、表示制御手段36の制御の下、
ドライバ41を介しディスプレイ50上に対応するキャラク
タに変換して表示するとき、特定手段55がメッセージ・
データ中の一部分を特定データとして決定し、その旨表
示制御手段36に指示する。表示制御手段36は、指示され
た特定データ部分を他のデータ部分とは弁別可能な態様
でディスプレイ50上に表示させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は無線符号受信機に関し、
特に受信した情報を、ディスプレイ装置により、人の目
で見て分かるキャラクタ表示に変換して視覚表示すると
きの表示の仕方の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】無線周波を介して送られてくるデジタル
符号を受信する無線符号受信機として代表的なものの一
つに、国際的には「ページャ」と呼ばれ、我が国ではポ
ケットベルとも呼ばれる種類の受信機がある。本発明は
特にこのようなページャに関する改良として説明すると
理解が早いので、従来例としてもこのようなページャを
例示する。
【0003】ページャ・システムに広く使われている、
無線周波を利用したデータ転送のためのプロトコル(通
信規約)の一つに、POCSAG(ポクサグと略読する)コー
ディング・プロトコルがある。このプロトコルでは、送
信局側から所定周波数の無線周波に載せて個々のページ
ャに送信されるデータ・ストリームは図4に示されるよ
うになっている。
【0004】すなわち、最初に576ビット以上と決め
られているプリアンブル・データがあり、これは論理
「1」,「0」の交互反転直列ビット列「1010 ・・・・・・
10」である。このプリアンブル・データの後には任意の
数で良い複数のデータ・バッチ1,2,3,・・・・・・ が続
く。各々のデータ・バッチは、所定の同期コードScから
開始し、これに#0から#7までの8つのデータ・フレーム
が続く。図4中にあって第一バッチ1中の#4フレームで
例示されるように、その一つのフレームを拡大して示す
と、各データ・フレームは、それぞれ32ビットづつの
二つのコードワード10,20から成っており、POCSAGフォ
ーマットの下での各データ・フレーム内のビット割り当
てはまた、次のようになっている。
【0005】まず、各コードワード10,20内の最初のビ
ット(#1ビット)はアドレス/メッセージ・フラグ11,
21であって、最初のアドレス/メッセージ・フラグ11の
方に示すように、そのビット論理値が「0」のとき、そ
のコードワードはアドレス・コードワード10であり、対
してアドレス/メッセージ・フラグ21に示されるよう
に、その論理値が「1」のとき、そのコードワードはメ
ッセージ・コードワード20である。
【0006】アドレス・コードワード10の場合、#2ビッ
トから #19ビットまでの18ビットは、それに整合する
キャップコード(コール・ナンバとかIDコードとも呼
ばれる)を持つページャを呼出すためのアドレス・デー
タ12であり、次の #20, #21ビットはファンクション・
データ13であって、全部で四種類のファンクションのい
ずれかを表すべく、「00」,「01」,「10」,
「11」のいずれかになる。さらに、次の #22から #31
までのビット群は、Bose-Chaudhuri-Hocquenghemビット
(いわゆるBCHビット)14であり、最後の #32ビット
はパリティ・ビットである。
【0007】これに対し、全32ビットのコードワード
がメッセージ・コードワード22の場合、すなわち#1ビッ
トのアドレス/メッセージ・フラグの論理値がフラグ21
に示されているように「1」の場合、これに続く#2〜 #
21ビットはメッセージ・データ22を表すのに用いられ、
これに続く #22〜 #32ビットはBCH23とパリティ・ビ
ット24とから成るエラー訂正ビット群を構成する。POCS
AGコーディング・プロトコルではメッセージの長さに制
限はなく、メッセージが長い場合には次のデータ・フレ
ーム以降のコードワード群を引き続いてメッセージ・コ
ードワードとして利用することができる。メッセージ・
コードワードはまた、要すれば次のバッチ以降の各バッ
チの同期コードScに続くデータ・フレーム群にも格納で
きる。このように、POCSAGフォーマットではメッセージ
・データ長に制限のないことが、後述する株式市況の表
示サービスを始め、将来的にも比較的大量のデータを提
供する種々のサービスに対応し得る一つの大きな理由と
もなっている。
【0008】なお、BCH14,23やパリティ・ビット1
5,24の使用は、この種の二値情報転送技術分野でデー
タ転送の誤りを訂正し、かつ訂正結果の成否を確認する
ために用いられている周知の技術でもあるし、本発明に
は直接の関係がないので、これらについての詳しい説明
は省略する。
【0009】POCSAG伝送フォーマットに従う各ページャ
には、少なくとも一つ、最近では複数の互いに異なるキ
ャップコードが与えられる。図5に代表的構成例に従う
ページャ30を示し、以下ではこれをも参照して説明する
と、複数のキャップコードはそれぞれ、ページャ30のキ
ャップコード・メモリ39に格納される。キャップコード
コード・メモリは一般にプログラム可能な読み出し専用
メモリ(PROM)、特に最近では電気的に消去(書き
替え)可能なPROM(EEPROM)39の一部により
構成され、各キャップコードは当該キャップコード・メ
モリ39内のそれぞれ専用のメモリ・スロット内に格納さ
れる。
【0010】しかるに、この種のページャ30は図5中に
バッテリ電源40として示すように、バッテリ・ドライブ
のポータブル・ユニットであり、長時間の使用に堪えね
ばならないので、その電力消費を低減するため、POCSAG
フォーマットではバッテリ・コンザベィションとかバッ
テリ・セイビングと呼ばれるバッテリ電力の節約手法に
ついても考慮されている。すなわち、ページャは、他の
この種の無線符号受信機と同様に、アンテナ31に入感し
てくる所定周波数の周波数変調波、代表的にはFSK
(フリークエンシィ・シフト・キーイング)方式により
伝送すべき各ビットの論理値を表すように変調された無
線周波信号を受信し、復調するレシーバ32と、当該レシ
ーバ32からの復調出力を波形整形し、デジタル信号とし
て読み取り可能な波形にする波形整形回路33(デジタル
・ディテクタないし単にディテクタとも呼ばれる)とを
有しているが、これら二つの回路32,33の双方に対し、
または少なくともレシーバ32に対しては、バッテリ電力
は時間間隔ΔTをおいて間歇的に与えられる。このため
の制御回路は、図示の場合、後述するデコーダ34内に組
込まれている。また、ページャ30内のコントローラ(制
御回路)としてマイクロ・コンピュータ(以下、マイコ
ンと略記)35を利用することも最近の風潮であるが、こ
のような場合にはマイコンの動作モードも変更し、レシ
ーバ32に対し、あるいはレシーバ32と波形整形回路33の
双方に対し、バッテリ電力の供給が絶たれている場合に
は、マイコン35の動作モードをも変更し、低消費電力の
ロー・クロック・モードにするものもある。
【0011】もう一度図4を参照すると、これにはレシ
ーバ32の動作モードが併示されている。選択的に動作可
能にされるレシーバ32のモードが「オン」と示されてい
る図示の状態は、レシーバ32にバッテリ電力が与えられ
た瞬間から一般に数msecないし十数msecを経過し、当該
レシーバ32が安定な動作状態になったことを表してお
り、一方、「オフ」で示されている状態は、電力供給が
絶たれ、レシーバ32が休止状態に付けられたことを表し
ている。一般にレシーバ・モードがオンになることは、
ページャがターンオンするとも言い、オフになることは
ページャがターンオフするとも言う。
【0012】しかるに、デコーダ34内の時間計測機能を
持つ電源供給制御回路(図示せず)の指令によって、時
間間隔ΔTごとにレシーバ32のモードはオンとなるが、
オンを続けるべき一定時間の間にプリアンブルが検出さ
れなかったときには、当該一定時間経過後にレシーバ・
モードはオフとされ、再度、所定の時間間隔ΔTの経過
を待ってオンモードになる。オンモードにあるときにプ
リアンブルを検出すると、図4に示されているように、
レシーバ32はそのままオンモードを続け、引き続いて送
られてくる同期データないし同期コードScを受ける。同
期が取れると、そのページャにあらかじめ定められてい
るデータ・フレーム、例えば#4フレームが送られてくる
まで、レシーバ・モードは一旦オフになり、#4フレーム
を受けることができるまでの時間を経過した後、オンに
なる。そして、当該#4フレーム中のデータや、必要に応
じて(例えばメッセージ長が長いような場合)以降のデ
ータ・フレーム中のデータを受信し、復調、解読すると
きは、そのままレシーバ32のモードはオンを保ち、全メ
ッセージ・データの解読を終えると、その後は再度オフ
になる。
【0013】なお、POCSAGフォーマットでは、各ページ
ャがどのフレームを見るべきかは、当該ページャに与え
られるキャップコードの如何によって決めることができ
るように計画されている。すなわち、POCSAGフォーマッ
トでは、一部の特殊コードを除き、十進数で0から20
97152(=221)までの任意の数をコードとして用
いることができるが、図4に示されているように、各キ
ャップコードとの一致の如何を見るべきアドレス・デー
タ12は18ビットしかない。これは全21ビットの中、
下位三桁はフレームを特定するビットとして使えるよう
にするためである。すなわち、下位三桁は、二進数で
「000」から「111」まで、十進数にして「0」か
ら「7」までを表すことができる。そこで、一台のペー
ジャに対し複数のキャップコードを与える場合、その下
位三桁が全て同じ数になるようにしておけば、残りの上
位十八桁で各キャップコード(アドレス・データ)をそ
れぞれ弁別的に特定できる一方で、それら全てのキャッ
プコードを同一のフレームに対応させることができる。
例えば、一台のページャに複数のキャップコードを与
え、かつ、フレームを#4に特定するときには、与えるべ
き各キャップコードは十進数値で「8」から「2097
152」までの数であって、それを8で除したとき、そ
の余りが4になるような数の中から選択すれば良い。具
体的に言うと、例えば12,20,28となる。もちろ
ん、全てのキャップコードを同一のフレームに関連させ
るのは、上述したバッテリ節約機能を最大限に発揮させ
るためである。仮に各キャップコードごとに異なるフレ
ームをチェックしなければならないと、その分、レシー
バがオンモードになっている時間が長くなり、バッテリ
の寿命を縮めることになる。また、POCSAGコーディング
・プロトコルには直接の規定はないが、通常、十進数で
「0」から「7」までの数はキャップコードとして使用
しない。これは、アドレス・コードワード10内の全ビッ
トが全て「0」になる可能性があり、そうなると誤動作
を生ずる危険が極めて高まるからである。
【0014】このように、POCSAGフォーマットでは、本
来的にバッテリ節約動作を期待しているが、以上のよう
にして個々のページャごとに決定したフレーム、例えば
#4フレームに関し、図4に示されている最初のコードワ
ードの #1 ビットの論理値が「0」であるコードワー
ド、つまり、アドレス/メッセージ・フラグ11が「0」
のアドレス・コードワード10に関しては、 #2 〜 #19ビ
ットのアドレスデータ12がページャ内に備えられている
デコーダ34により、そのページャに割り当てられている
全てのキャップコードと比較される。そして、そのどれ
にもアドレスデータ12が一致ないし整合しなかった場合
には、レシーバ32はオフモードになり、再度、所定の時
間間隔ΔTの経過を待ってオンモードになる。これに対
し、デコーダ34に入力したアドレスデータ12が、与えら
れているキャップコードのどれか一つに一致ないし整合
すると、ページャは所定のサービスの実行に向けての動
作を継続する。なお、上記で“整合”とは、一対一の一
致対応関係の外、例えば参照テーブルを用いる等、他の
整合検出手法を包含する。
【0015】ファンクション・データ13は、先に述べた
ように四種類のデータであるが、その一つづつが特定の
ファンクションA,B,C,Dを表している。例えばフ
ァンクション・データ13が「00」であり、これがファ
ンクションAを指示する場合には、ページャはビーパと
呼ばれるスピーカ42(図5)から発せられるビープ音を
長音の連続で「ピー,ピー」という感じにし、また必要
に応じ、後述するメッセージ・データを表示制御手段36
(実際にはマイコン35により構成できる)の指令に基づ
きドライバ41を介してディスプレイ装置50上に表示する
時に、当該ディスプレイ装置50の所定位置のキャラクタ
表示面部にアルファベット「A」の表示を付加する。フ
ァンクション・データ13が「01」である場合にはファ
ンクションBがこれに対応し、ビープ音は例えば短音と
長音の組合せで「ピッ、ピー」という感じになり、ディ
スプレイ装置50の所定位置にはアルファベット「B」が
表示される。ファンクション・データ13が「10」であ
る場合にはファンクションCがこれに対応し、ビーパ42
からのビープ音は例えば「ピッ、ピッ、ピッ」という感
じになり、ディスプレイ装置50の所定位置にはアルファ
ベット「C」が表示され、ファンクション・データ13が
「11」である場合、ファンクションDがこれに対応
し、ビーパ42からのビープ音は例えば「ピッ、ピッ、ピ
ッ、ピッ」という感じになり、ディスプレイ装置50の所
定位置にはアルファベット「D」が表示される。
【0016】ファンクションA〜Dは特定のキャップコ
ードとの組合せでその他の用途にも用いることができ、
例えば送信局の側から無線周波を介しページャ内の各種
データを書き替える、いわゆる「オーバ・ザ・エア(ove
r-the-air)」リモート・プログラミング時の制御データ
等として利用したり、あるいはすでに送信され、後述の
ようにしてページャ30内の揮発性記憶手段37(現状の技
術では一般にマイコン35に付属の揮発性メモリ:RAM
で構成される)に格納済のメッセージ・データ中、特定
のデータ部分のみを書き替える、いわゆるメイルドロッ
プ・サービス時の制御データとして利用される。メイル
ドロップ・サービスは特に、例えば経時的に変化する株
式市況を定期的に、ないし定期的ではなくとも漸次、ペ
ージャ30のディスプレイ50に表示させる有料サービス
等、比較的大量のデータを提供するサービスにおいて極
めて有利に用いられる。その都度、全てのメッセージ・
データを送信する必要がなくなり、変更のあったデータ
部分のみを送信すれば良いので、データ処理時間が大幅
に短縮し、かつ、バッテリ・セイビングが図れるからで
ある。
【0017】しかるに、上述のようにしてデコーダ34に
より受信したアドレス・データが、与えられている複数
のキャップコードのどれかに整合したことが確認される
と、デコーダ34はマイコン35をハイ・クロック・モード
に立ち上げ(クロック・モード切り換えを行わない機種
ではもちろんこの動作は無い)、続いて第二のコードワ
ードであるメッセージ・コードワード20(アドレス/メ
ッセージ・フラグ 21のビット値が「1」)を受けるこ
とにより、メッセージ・データ22をデコードする。この
デコード処理には、引き続くBCH23やパリティ・ビッ
ト24も周知の方法で利用され、解読エラーの訂正や訂正
結果の成否が確認される。そして、誤りがない旨確認さ
れたメッセージ・データ22は、マイコン35の制御の下、
記憶手段37内に格納される。記憶手段37内にあって当該
メッセージ・データ22を格納するメモリ空間は、特にメ
ッセージ・メモリとも呼ばれる。なお、メッセージ・デ
ータ長が長い場合には、先に述べたように、次のフレー
ム以降のフレーム、さらには次のバッチ以降の#1以降の
フレーム中にも存在するメッセージ・データの続き分も
順次デコードされ、記憶手段37内に格納される。
【0018】このようにして、メッセージ・データの読
み取り、転送が終了すると、一般に複数種類の報知手段
42,43,44の中、定められた報知手段を駆動し、特にそ
の中にビーパ42が入っている場合には、先のファンクシ
ョン・データ13により特定される鳴らし方でこれを鳴ら
し、使用者に新しいメッセージが到来したことを知らせ
る。ただし、特定のキャップコードに対応してファンク
ション・データ13が上述した他の用途に用いられる場合
には、当然、その用途に従った処理がなされ、報知手段
の駆動はなされない場合もある。一方、マイコン35に付
属の記憶手段37に格納されたメッセージは、機種によっ
ては報知手段の駆動と同時に直ちにディスプレイ装置50
の表示面に表示するものもあるが、通常は使用者が自身
の意志でページャに備えられている入力キー群38中の特
定の入力キーを特定の仕方で操作することにより、記憶
手段37から読み出され、ディスプレイ装置50の表示面に
数字(ニューメリック)表示または英数字(アルファ・
ニューメリック)表示される。英数字表示可能なディス
プレイ装置50を用いているものでは、当該ディスプレイ
装置50の所定個所のキャラクタ表示面部にファンクショ
ン・データ13に応じた「A」〜「D」のいずれかの表記
もなされるものが多い。さらに、我が国特有の文字文化
にも対応するため、英数字の外、カタカナや平仮名を表
示可能なディスプレイもあるし、漢字をも表示可能なデ
ィスプレイ装置50も提案されている。このようなディス
プレイ装置50は、一般には電力消費の少ない液晶ディス
プレイ装置として与えられる。
【0019】これに対し、報知手段の種類として基本的
なものは、発光ダイオード等による発光表示手段44、モ
ータを利用して振動を生ずるバイブレータ43、そして上
述のビーパ42である。これら全ての報知手段42,43,44
を有しているが、ページャ内に設けられている不揮発性
記憶装置、特に望ましくは書き替え可能な不揮発性メモ
り装置であるEEPROM39内に、あらかじめその中か
ら使用する報知手段を決定する情報を書き込んでおいた
り、使用者の指定操作により、使用する報知手段を選択
的に決定可能なページャもあるし、逆に、ビーパ42とバ
イブレータ43しか有さないようなものもある。これらの
こともまた、以下に説明する本発明には直接の関係がな
いので、さらなる説明は省略する。記憶手段37中のメッ
セージ・メモリについても、過去に送られてきた複数の
メッセージを格納可能なことが最早普通であり、したが
ってまた、ディスプレイ装置50にそれら各メッセージを
表示する時にその到着の順番を知らせたり、あるいは到
着の順番に応じ、例えば最新のメッセージから順に表示
する等の処理も行われる。
【0020】しかるに、一台のページャに与えられてい
る複数のキャップコードは、それぞれが特定の機能を果
たすように約束されている。例えば、ここで三つのキャ
ップコード1,2,3があるとすると(最近のものでは
もっと多いが)、第一番目のキャップコード1はたった
一台のページャにのみ、割り当てられる。そのため、送
信局側からこのキャップコードに整合するアドレス・デ
ータを送信した場合、報知手段が駆動されることでペー
ジングされる(呼び出される)のは当該一台のページャ
のみである。したがってこのキャップコード1は、いわ
ゆる「個別コール」用のキャップコードであると言え
る。これに対し、互いに関係の深い人達、例えば同一の
会社に属する複数人に賦与する複数のページャに対し、
第二番目のキャップコード2として同一のキャップコー
ドを与えておけば、送信局側から当該キャップコード2
に整合するアドレス・データを送信すると、それら複数
台のページャが一斉に呼び出される。したがってこのキ
ャップコード2は、いわゆる「グループ・コール」用の
キャップコードとなる。さらに、第三番目のキャップコ
ード3は、各ページャに専用である点では上述の個別コ
ール用と同じではあるが、このキャップコード3に整合
するアドレス・データにより呼び出された場合には、例
えばビーパ42が他の場合とは異なる鳴り方や異なる音色
で鳴るとか、さらにはディスプレイ装置50の所定個所に
例えば「U」の文字が表示される。したがって、このキ
ャップコード3は、いわゆる「緊急(urgent)コール」用
であるとすることができる。
【0021】その他にも、最近では特に米国において種
々有料のページング・サービスが考えられており、先に
述べた通り、株式市況の経時的な変化をディスプレイ上
に定期的に、あるいは逐次、表示させるようなサービス
もある。もちろん、一般には各サービス用にそれぞれ専
用のキャップコードを設定するので、最近のページャに
は少なくとも四つから六つ程度のキャップコードを設定
可能なことが要求されており、将来的にはもっと多い数
が要求されるものと思われる。
【0022】なお、上記においては、デコーダ34は波形
整形回路33の出力に現れるデジタルパルス列に基づき、
プリアンブル、同期コード、そしてコードワードを解読
しているが、原理的にはそれら検出ないし解読回路は個
々に独立のハード・ウエアであっても良いし、限られた
入出力ポート数であっても、将来的にマイコンのより一
層の高速化、大容量化が進めば、逆に上述したデコーダ
34の機能はマイコン35にて行うこともできる。また、最
近の製品では、既述のように、デコーダ34を構成する集
積回路モジュール内に、バッテリ・セイビングのための
時間計測機能付きの(すなわちタイミング制御機能付き
の)電源供給制御回路も内蔵されているが、原理的には
当然、これを独立の回路とすることもできるし、さらに
マイコン35のクロック・モードを変更制御しない場合に
は、ソフト的な処理により、当該マイコン35自体を所定
のタイミングに従う各回路への電源供給制御回路として
流用することもできる。
【0023】以上、従来提供されている代表的なページ
ャ30の構成例とその改変例につき述べたが、これらの点
は、後述する本発明を採用したページャ60においても、
特に適用不能でない旨を述べない限り、適用できる基本
的な説明である。本発明は、このようなページャにおい
て、実質的にはディスプレイ装置50での表示態様(表示
の仕方)に関する改良に係わる。そこで、従来のページ
ャ30におけるディスプレイ装置50での表示例につき、さ
らに図6,7を参照して説明する。
【0024】ディスプレイ装置50は先に述べたように、
一般に液晶ディスプレイ装置によって構成される。消費
電力が小さいからである。この種の液晶ディスプレイ装
置の中には、図5に示したディスプレイ装置50の部分と
ドライバ41の部分とを一体のモジュール化したものもあ
るが、ディスプレイ装置50における表示面は、一例とし
て例えば図6に符号51で示すようになっている。
【0025】図示の例は、一行十六桁(一行十六キャラ
クタ)型の表示面51を持つ液晶ディスプレイ装置50であ
って、各桁ないし各キャラクタの表示面部52にはそれぞ
れ左側から番号 1〜16を振ってある。各キャラクタ表示
面部52は、その一つを拡大して示すように、m×n(図
示の場合は5×7)ドット・マトリックス構成となって
おり、単位画素である各ドットを構成する単位液晶素子
の光学的屈折率を周知の手法で電気的に制御することに
より、人の目で見ると相対的に暗く見える画素(ドッ
ト)群と相対的に明るく見える画素群とを所定の二次元
パタンに従って組合せ、いわばモザイク描画手法的に所
定のキャラクタを表示する。図中には一例として、キャ
ラクタ表示面部52に数字の「1」というキャラクタが表
示されている状態が示されている。なお、最近では表示
可能なキャラクタ数を増やし、さらには一度に複数行の
表示も可能な液晶ディスプレイ装置も多く提供されてい
る。ここでは簡単のため、図6に示した一行十六桁の表
示面51を持ち、しかも、英数字表示の他、漢字表示も可
能なタイプの液晶ディスプレイ装置50を使うものとして
説明を続ける。
【0026】ページャ30がすでに述べた受信メカニズム
に従い、メッセージ・データ22として受信し、記憶手段
37内に格納したデジタル情報が、例えば特定のキャップ
コードに対応したサービスによる株式市況情報であった
とし、具体的にそれぞれ対応するキャラクタ表示で表し
たとき、受信した順番ないし記憶された順番に従って
「株式情報□平成04年12月04日□□□□□□□□
□PM.2:30ユニデン(株)□□□¥8,700鳥
谷商会(株)□□□¥□□743河野便利(株)□□□
¥□□120ZONY(株)□□□¥1,230 ・・・・
・」であったとしよう。図7中には、符号61で示すよう
に、このような記憶情報を十六キャラクタごとに改行し
て紙面に書き表したように模式的に示しているが、この
ような場合、使用者が入力キー手段38中、特定の入力キ
ーを操作することでマイコン35ないし表示制御手段36が
これに応答し、ディスプレイ装置50の表示面51(図7
中、太線の枠で示す)に始めに、かつ一遍に表示させ得
るのは、記憶手段37内に格納されている上記メッセージ
・データ群の中、先頭のキャラクタ「株」から十六番目
のキャラクタ「日」までの「株式情報□平成04年12
月04日」である。ここでキャラクタ「□」は、本書全
体を通じ、白紙コード、いわゆるスペースを示すものと
約束する。スペースは通常、キャラクタ表示面部52を構
成する全てのドットを相対的に明るく見える屈折率にす
ることで表される。
【0027】使用者は、この最初の一行目の表示を見た
後には、入力キー38中に設けらている特定のキーを所定
の仕方で操作することで、次の十六桁分の表示を見るこ
とができる。つまり、表示面51における記憶情報61の表
示は矢印54で示すようにスクロールされ、次の十六キャ
ラクタである「□□□□□□□□□PM.2:30」が
ディスプレイされる。以下同様にして、使用者は受信し
たデジタル・データ群に相当する知的情報を全て知るこ
とができるが、符号51’を付した仮想線の枠で示すよう
に、使用したディスプレイ装置50が、一遍に複数行、例
えば四行分の表示を可能なものでは、当然、最初に表示
される情報は十六キャラクタづつ四行分となり、スクロ
ール54の操作により、一行づつ繰り上げ表示したり、あ
るいは次の四行分を一遍に表示したりすることができ
る。また、ここではいわゆる「キャリー(改行)コー
ド」は使用しておらず、各行ごとに先頭から十六個のキ
ャラクタを表示した後の次の十七番目のキャラクタが必
然的に次行の先頭に移行することを利用しているが、も
ちろん、キャリーコードの利用も可能である。
【0028】
【発明が解決しようとする課題】上述の株式市況の提供
サービスに見られるように、ページャに代表される無線
符号受信機で受けることのできる特定のサービスでは、
定期的にしろ非定期的にしろ、比較的大量のキャラクタ
群による情報を提供するものがある。しかし、そのよう
なものでは、前回送信されてきた全情報に対し、今回送
信されてきた情報群が、その全てにおいて相違すること
はむしろ少なく、その一部分にてのみ、変更されている
ことの方が多い。例えば上述した株式市況情報の場合、
その都度変更のあるのは時間データと株価データであっ
て、見出しに相当する「株式情報」というデータや、各
会社名データ等には原則として変更のないのが普通であ
る。株価データですら、会社によっては前回と変更のな
い場合もある。
【0029】このような場合、先に少し説明したよう
に、従来においても、その都度、サービス提供者側(送
信局側)から全ての情報を送信し直すのではなく、変更
があった情報部分ないしキャラクタ・コード群のみを送
信するメイルドロップ・サービスを利用する試みはなさ
れており、これにより送受信に要する時間や受信データ
の処理時間等の短縮が図られ、受信機におけるバッテリ
電力の節約もより好ましい状況となった。しかし、この
ような場合にも、メイルドロップ・サービスを適当しな
い場合と表示の仕方においては何等変わることがなく、
新たに送信されてきた情報は、変更のなかった部分共
々、図7に示したような方法で表示されていた。
【0030】換言すると、メイルドロップ・サービスを
利用しようがしまいが、使用者にしてみれば、前回与え
られた情報に対し、今回どの部分が更新されたのかは、
ディスプレイ装置50を見ただけでは直感的に知ることは
できない。したがって情報の提供を受ける度に、使用者
はどうしても全てのデータを読み取らればならず、特に
変更のあった部分のみを知りたいときには、自身の記憶
力にも頼らねばならない。しかし、上述したような大量
の情報を受ける場合、このようにその都度、全ての情報
に目を通すのは結構大変であり、時間的な余裕のないこ
とも多い。
【0031】これがもし、前回受信した全情報に対し、
今回の受信で変更のあった情報部分のみをディスプレイ
装置上で他とは弁別可能な状態、例えば他の情報部分よ
りは目立つような態様で表示できれば、使用者はそうし
た強調表示された情報部分のみを読み取ることで最新の
情報を得ることができ、読み取りに要する時間も短縮で
きて便利であるし、受信機の電力節約にも寄与し得るこ
とになる。
【0032】本発明はまさしく、このような発想に基づ
いてなされたもので、最終的にディスプレイを通じ、使
用者に視覚表示すべき全情報の中、指定した特定の情報
部分のみを他の情報部分とは弁別可能な態様で(すなわ
ち他に比べて目立つように、あるいはその逆に目立たな
いように)表示し得る機能を持つ無線符号受信機を提供
せんとするものである。本発明により、このような無線
符号受信機を提供できれば、上述のように前回のデータ
に対し今回変更のあった部分のみを上記の特定情報部分
とすることで、当該変更のあった部分のみを使用者に対
し、弁別可能な態様で表示することも可能となる。
【0033】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、所定の無線周波信号を受信、復調し、デジタ
ル符号列に変換する受信部と,復調されたデジタル符号
列を解読するデコーダと,解読されたデータ中に含まれ
ているメッセージ・データを記憶する記憶手段と,記憶
手段内に記憶されているメッセージ・データを対応する
キャラクタで視覚表示し得るディスプレイ装置と,メッ
セージ・データ中の一部分を特定する特定手段と,記憶
手段内に記憶されているメッセージ・データを読み出
し、ディスプレイ装置により対応するキャラクタで視覚
表示するときに、上記の特定手段の指示に従い、メッセ
ージ・データ中、当該特定手段により特定されたデータ
部分のキャラクタ表示を他の部分のキャラクタ表示とは
弁別可能な態様で視覚表示するようにディスプレイ装置
を制御する表示制御手段と,を有する無線符号受信機を
提供する。
【0034】上記の基本構成に従いながらも、特定手段
によるメッセージ・データ中の一部のデータ部分の特定
の仕方自体については、幾つか異なる構成を提案でき
る。一つには、記憶手段内に記憶されているメッセージ
・データが表示制御手段の制御の下、表示のために読み
出されるときに、当該メッセージ・データに含まれてい
る識別子を特定手段が検出し、当該識別子により指定さ
れる部分を上記特定データ部分として決定する構成がで
ある。この構成に従う場合、送信局の側から弁別表示す
べきデータ部分を指定することができる。すなわち、送
信局側は、あらかじめ特定したいデータ部分を決定し、
この決定に応じ、特定したいデータ部分の前後を特定の
識別子で挟んだ状態で所定の変調手法に載せ、所定周波
数でこの識別子を含むメッセージ・データを送信するこ
とができる。
【0035】一方、本発明の適用を受ける無線符号受信
機が、先に述べたメイルドロップ・サービスを受けるこ
とができるように構成されている場合等に適当な構成と
しては、当該サービスに従い、デコーダにより解読され
た新たなメッセージ・データが、記憶手段内に記憶され
ているメッセージ・データに対しての変更部分を指定す
る情報と、指定した変更部分における変更内容とを含む
データであったとき、特定手段は、当該メッセージ・デ
ータにより指定される上記変更部分を特定データ部分と
して決定する構成を提案することができる。
【0036】そしてこのときにも、上記した識別子を用
いるという概念は有利に利用でき、メッセージ・データ
に含まれる変更部分指定情報で指定される記憶手段内の
所定の領域内のデータを、メッセージ・データに含まれ
る変更内容で書き替える際、記憶手段内には書き替え部
分を指定する識別子を一緒に記憶させることで、特定手
段は記憶手段内に記憶されているメッセージ・データが
読み出されるときに、メッセージ・データ中の識別子を
検出し、当該識別子により指定される部分を上記特定デ
ータ部分として決定することができる。
【0037】これに対し、特定手段は識別子を検出する
のではなく、メッセージ・データに含まれる変更部分指
定情報で指定される記憶手段内の所定の領域(位置また
はアドレスで良い)を記憶する機能を有していて、当該
メッセージ・データが読み出されるときにそうした所定
の領域内に記憶されていたデータ部分を上記特定データ
部分として決定する構成も提案することができる。
【0038】本発明ではさらに、メイルドロップ・サー
ビスではなくとも、特定のキャップコードに関し記憶済
のメッセージ・データに対し、新たに受信、復調し、解
読したメッセージ・データとを比較し、異なっていた部
分を特定手段が特定データ部分として決定する構成も提
案する。すなわち、本発明では上記とはまた別な態様と
して、記憶手段内に記憶されている旧メッセージ・デー
タと、受信部により新たに受信、復調され、デコーダに
より解読されて記憶手段に新たに記憶されるべきメッセ
ージ・データとを比較する比較手段をさらに有し、特定
手段は、新たに記憶されたメッセージ・データが記憶手
段から読み出されるとき、比較手段による比較の結果、
異なっていると判断された部分を特定データ部分として
決定する構成も提案する。この場合にも、異なっていた
部分を指定し得る識別子を追加した状態で新たなメッセ
ージ・データを記憶手段内に格納するように構成すれ
ば、メッセージ・データの表示に際し、特定手段がこの
識別子を検出することで、当該メッセージ・データ中の
特定データ部分の決定が可能になるし、識別子の追加で
はなく、異なっていた部分の占める記憶手段内における
領域を特定手段が別途に記憶することで、メッセージ・
データの表示に際し、表示制御手段に対して当該メッセ
ージ・データ中の特定データ部分を指示することも可能
である。
【0039】本発明によれば、さらに別な態様として、
メッセージ・データの変更ないしは書き替えの有無に係
わらず、特定手段は常に記憶手段内の特定の部分を特定
データ部分として決定する構成も提案する。また、別途
に不揮発生記憶装置(好ましくは書き替え可能なもの)
を設け、これにメッセージ・データを記憶する記憶手段
内の特定の領域を指定する情報を書き込んでおき、特定
手段はこの不揮発性記憶装置内に書き込まれているメッ
セージ・データ中の特定領域を指定する情報を読み出す
ことで、当該領域に書き込まれているデータを特定デー
タ部分として決定する構成も提案する。
【0040】
【実施例】以下、本発明の望ましい実施例につき説明す
るが、ここではまず、本発明の適用を受けることにより
改良される無線符号受信機は、図5に示され、すでに詳
しく説明したPOCSAGコーディング・プロトコルに従うペ
ージャ30であるとする。したがって、図4,6も同様に
参照することができ、先にも述べた通り、特に適用不能
でない旨を述べない限り、これまでページャ30に関し説
明してきた内容は、本発明を適用したページャ60にも同
様に適用できる。また、本発明により新たに追加された
構成要素を除き、既述した従来構造におけるページャ30
にて用いられている構成要素と同一または同様で良い構
成要素には図5中に付したと同一の符号を付し、それら
についての個々の説明もすでに述べた所を援用する。特
に、報知手段42〜44等の存在やその駆動の仕方等は本発
明には直接の関係がないので、これまでの説明に委ね、
以降では全く省略する。ただし、表示制御手段36に関し
ては、以下に述べる本発明の原理を実現するために若干
の具体的回路変更や回路追加を要し、あるいは当該表示
制御手段36がマイコン35により構成されているときには
その動作プログラム等に変更処理を要するが、このよう
な具体的な変更自体は、本発明の原理が理解される限
り、当業者にとって極めて容易な設計事項となる。
【0041】まず、本発明の第一の実施例として、本発
明によるページャ60が受信し、記憶装置37内に格納され
たメッセージ・データを対応するキャラクタに変換して
ディスプレイ装置50の表示面51に表示するときに、他と
は弁別可能な表示態様で表示すべき特定のデータ部分
が、送信局の側であらかじめ指定可能な場合につき説明
する。
【0042】先に述べた通り、図3に示される本発明の
ページャ60においても、アンテナ31を介しレシーバ32が
受信、復調し、波形整形回路ないしデジタル・ディテク
タ33によりデジタル符号列に変換された信号は、まずデ
コーダ34に入力し、ここで、すでに述べたメカニズムに
より、当該デジタル符号列中に、当該ページャ60に割り
当てられている複数のキャップコードのいずれかに整合
するアドレス・データがあるか否かが判断される。今こ
こで、図示のページャ60に割り当てられているキャップ
コードの一つに整合するアドレス・データがデコーダ34
により検出されたとし、かつ、このキャップコードに対
応するサービスが既述した株式市況情報の提供サービス
であったとする。さらに、ページャ60内の揮発性記憶手
段37(マイコン35を用いる場合、これに付属のRAMに
より構成できる)内に、当該サービスに関する記憶情報
(メッセージ・データ)として、すでに図7に示したと
同じ内容の記憶情報61が格納されていたとする。すなわ
ち、図示しない送信局が以前に、キャラクタ表示で表し
て「株式情報□平成04年12月04日□□□□□□□
□□PM.2:30ユニデン(株)□□□¥8,700
鳥谷商会(株)□□□¥□□743河野便利(株)□□
□¥□□120ZONY(株)□□□¥1,230 ・・・
・・」なるメッセージ・データを送信したことがあり、こ
れが図示ページャ60にて受信されて記憶手段37内に格納
されていたとする。なお、記憶手段37はすでに述べたよ
うに、複数のメッセージ・データを格納可能なように、
ある程度の容量を持っているのが普通であり、将来的に
も拡張の方向にある。
【0043】このような状況下で、前回の送信時から送
信局の側で任意に決めている所定の時間、例えば30分
経ち、再度最新の株式市況情報を当該サービス契約をな
しているページャ群に送信するべく、このサービスに特
定のキャップコードに相当するアドレス・データと共に
最新の株式市況情報であるメッセージ・データを送信す
るときには、当該送信局では前回送信したメッセージ・
データに対し、今回変更のあったデータ部分を特定し得
るデータも一緒に送信する。これは例えば、識別子を用
いることでなすことができる。識別子を例えばキャラク
タ表示で「[」と「]」とし、変更のあったデータ部分
が、時間データと、鳥谷商会(株)及びZONY(株)
の株価データを含んでいたとすると、送信局側からは例
えば次のようなメッセージ・データ22を送信する。「株
式情報□平成04年12月04日□□□□□□□□□P
M.[3:00]ユニデン(株)□□□¥8,700鳥
谷商会(株)□□□¥□□[875]河野便利(株)□
□□¥□□120ZONY(株)□□□¥[1,17
0] ・・・・・」すなわち、上記識別子「[」と「]」と、
それら一対の識別子により挟まれたタ部分、[3:0
0]、[875]、[1,170]が今回変更されたデ
ータ部分である。
【0044】しかるに、本発明の適用を受けたこの実施
例におけるページャ60では、アドレス・データの解読、
キャップコードとの整合検出に引き続き、デコーダ34に
よりこのようなメッセージ・データが解読された場合、
これを先頭のキャラクタから順に、識別子共々記憶手段
37内に記憶する。換言すれば、記憶手段37内には識別子
に相当するコード・データも一緒に格納されることにな
る。
【0045】メッセージ・データの解読、記憶を終えた
時点で、またはより一般的にはその後、使用者が入力キ
ー手段38中の特定の入力キーを特定の仕方で操作するこ
とにより、ディスプレイ装置50の表示面51上に上記メッ
セージ・データの表示を促したときには、制御手段とし
て設けられているマイコン35は記憶手段37内において上
記メッセージ・データの先頭キャラクタ・コードが格納
されている位置ないしアドレスを指定し、そこから順に
各キャラクタのコードの読み出しを始める。読み出され
たキャラクタ・コードは、順に表示制御手段36を介し、
ドライバ41によりディスプレイ装置50を所定の仕方で駆
動することにより、ディスプレイ装置50の表示面51に表
示されて行く。この実施例で用いることを予定している
ディスプレイ装置50は、すでに従来例のページャ30に関
し説明したと同様、一行十六桁表示の液晶ディスプレイ
装置であるので、当該記憶情報61の表示態様は、図7と
同様、一行を十六桁とし、キャラクタ表示により紙面に
書いたように表すと図1のようになる。ただし、漢字表
示の可能なものを想定しているので、図6に示されてい
る各キャラクタ表示面部52を構成するドット数は、実際
の製品では図示されている5×7よりも多くなる。ま
た、図1中で記憶情報61を表す表示用キャラクタ群中に
は識別子「[」及び「]」が含まれていない。その理由
は以下の説明で明らかになる。さらに、図7に示されて
いる前回のメッセージ・データに対し、上述の通り今回
変更のあった変更データ部分62には、分かり易いよう
に、細かなドット模様を付している。
【0046】メッセージ・データ読み出し操作により、
表示制御手段36の制御の下、ドライバ41により駆動され
るディスプレイ装置50の表示面51上には、まず最初に、
上記メッセージ・データの先頭のキャラクタから十六番
目のキャラクタまでの表示、すなわち、「株式情報□平
成04年12月04日」という表示がなされる。これら
のデータは前回と同じであるので、特に本発明による後
述の加工を受けることなく、従来例におけると同様に処
理され、ディスプレイ装置50の表示面51に表示される。
使用者が入力キー手段38中の特定のキーを特定の仕方で
操作することにより、次の一行分の表示を見ようとスク
ロール54の動作をすると、マイコン35は記憶手段37内か
ら次の一行分のキャラクタ・コードを順に引き出し、表
示制御手段36の制御の下にドライバ41によりディスプレ
イ装置50の表示面51上への表示を促す。ところが、当該
次の一行分のデータ中には、上述した通り、一対の識別
子「[」及び「]」が含まれている。すなわち、最初か
ら十二番目のキャラクタまでの「□□□□□□□□□P
M.」は、そのまま、ディスプレイ装置50の表示面51に
表示がなされるが、次いで送られてくるキャラク
タ「[」は識別子であり、これは本発明により追加され
た特定手段55により検出される。換言すれば、特定手段
55は、記憶手段37から読み出され、表示制御手段36の制
御の下、ディスプレイ装置50のドライバ41に送られるキ
ャラクタ・コードを監視しており、このキャラクタ・コ
ード中に識別子に相当するコードが含まれていない場合
には、表示制御手段36に対し、特に従来におけると変わ
った指示を出すことはなく、通常の表示モードでの制御
を許す。そのため、上述した記憶情報61の第一行目から
第二行目の第十二番目までのキャラクタは、特定手段55
がそれらのコードを監視した結果、特定の識別子コード
でないことを検出したので、それらはそのまま、特に加
工されることなく、通常の仕方でディスプレイ装置50の
表示面51上に表示されたのである。
【0047】ところが、第二行目の第十三番目のキャラ
クタ・コードが通過する前に、特定手段55が識別子の一
方である識別子「[」(これを便宜上、以下、文頭識別
子と言い、他方を文末識別子と呼ぶ)を検出すると、こ
の後に文末識別子「]」を検出するまでのキャラクタ・
コードに関しては、当該特定手段55は表示制御手段36に
対し、弁別表示対象のキャラクタ・コードであることを
指示する。その結果、このような指示を受けた表示制御
手段36は、ドライバ41に対し、当該弁別表示対象のキャ
ラクタについては、他とは弁別可能な態様での表示をな
すように制御する。また、これら一対の識別子は、通
常、表示可能なキャラクタ群中には含まれておらず、あ
くまで本発明による弁別表示制御のためにだけ用いられ
る。換言すれば、用いるディスプレイ装置に応じ識別子
として何を選択するか(すなわち、識別子を表すコード
を何に設定するか)は、原則として設計的な問題であ
る。
【0048】ここで、具体的な弁別表示例につき述べる
と、それは図2に表示例A,Bとして二例程、示されて
いる。ここで想定している漢字表示可能な液晶ディスプ
レイでは、単位のキャラクタ表示面部52の一つ当たり、
かなり多くのドット数を要するが、図2中では説明と理
解を簡単化するため、図6に示したと同様、5×7のド
ット・マトリックス構成で数字の「1」を弁別表示する
場合を例示している。表示例Aは、数字の「1」を時間
t1に亙り表示したなら、次の時間t2(図中では時間t1と
同じ長さに示してあるが、同じでも良いし異なっていて
も良い)に亙りスペースを表示し、再度次の時間t1の
間、数字の「1」を表示したなら、さらにその次の時間
t2に亙ってはスペースを表示するという動作を繰返させ
る表示例である。このようにすると、人の目には、数字
の「1」があたかも点滅しているかのように見え、した
がって、他の表示に比し、この表示は強調される。
【0049】このような制御は、特定手段55からの指示
の下、表示制御手段36が内蔵のタイマ機能またはマイコ
ン35によるタイマ機能をも利用し、数字の「1」を表示
するキャラクタ・コードと、スペース「□」を表示する
キャラクタ・コードとを交互にそれぞれ所定時間t1,t2
に亙ってドライバ41に送出することで満たされる。この
ように表示制御手段36を構成すること自体は当業者にと
って極めて容易な回路変更ないし回路追加であり、まし
て、マイコン35により表示制御手段36を構成する場合に
は、ソフト的にも容易な変更である。もちろん、このよ
うな効果は、スペース・キャラクタに代え、全画素が相
対的に暗く見える、いわゆる塗りつぶしのキャラクタと
表示対象である所定のキャラクタとの交互表示によって
も得られる。
【0050】表示例Bは、第一の時間t1に亙っては表示
すべき所定のキャラクタを表示するが、これに続く第二
の時間t2に亙っては当該キャラクタの白黒反転キャラク
タを表示する動作を繰返すものである。これはもちろ
ん、表示制御手段36から所定のキャラクタ表示用のコー
ドとその白黒反転表示に相当するキャラクタ・コードと
をディスプレイ装置50ないしそのドライバ41に与えるこ
とでなされる。
【0051】また、点滅表示の場合にも白黒反転表示の
場合にも、コード全体の繰返し変更ではなく、図2中に
模式的に強調制御信号53として示してあるように、ドラ
イバ41中に設けられるキャラクタ・コード・デコーダの
所定の一入力における電圧信号が第一レベルと第二レベ
ル(それぞれ任意であるが、一般には接地電位と電源電
位)との間で反転することで、第一レベルにあるときに
はキャラクタ・コードにより指示される表示がそのまま
なされ、第二レベルにあるときには強制的にスペース表
示が優先するように組んだり、あるいはまた、第二レベ
ルになると第一レベルの反転表示が選択されたりするよ
うに組むこともできる。
【0052】さらに、図示はしていないが、弁別表示、
特に強調表示として特定のキャラクタを表示する場合に
は、当該強調表示すべきことが表示制御手段36により指
令された場合、ディスプレイ装置50のドライバ41が、強
制的に強調表示対象のキャラクタに加え、特定の印を付
したり、あるいはそのキャラクタを枠で囲った表示をす
るように動作する構成も可能である。
【0053】いずれにしても、上述したどれかの弁別表
示態様により、この場合、図1中の二行目十三番目以降
十六番目までのキャラクタ群であって、今回変更された
変更データ62の一つであるキャラクタ群「3:00」
は、変更されなかった他のキャラクタに比し、特に目立
つので、使用者はまず、今見ている株式市況情報が最新
のものであって、午後三時に発せられたものと知ること
ができる。
【0054】同様にして、使用者が先に述べたスクロー
ル54の操作をなして行き、送信局の側から文頭用、文末
用の一対の識別子で挟むことで指定された次の弁別表示
対象文である「875」が特定手段55により検出される
と、特定手段55からその旨の指示を受けた表示制御手段
36は、ディスプレイ装置50の表示面51上にて当該キャラ
クタ「8」,「7」,「5」が全て強調表示されるよう
に、ディスプレイ装置50ないしそのドライバ41を制御す
る。その結果、使用者は、その前のデータ群としてのユ
ニデン(株)の変更のなかった株価8,700円には余
り注意を払うことなく、変更のあった鳥谷商会(株)の
当該株価875円に直感的に着目し、その情報を速やか
に得ることができる。同様に、スクロール54の操作を続
けることで、使用者は次の河野便利(株)には株価の変
更がなかったことを知ることができ、したがって良く読
まず共、直ちに再度スクロールして、次のZONY
(株)の変更のあった株価1,170円を速やかに知る
ことができる。
【0055】こうした実施例に認められるように、本発
明により、メッセージ・データ中、特定のデータ部分を
他に比して強調表示し得ることは、実際上、種々のサー
ビスにおいて極めて有効に用いることができる。上記の
場合では前回送信分に対し、変更のあった部分を強調表
示するよう、送信局の側で指定する事例を示している
が、変更があったか否かには係わらず、少なくとも送信
者の側で受信者に対し、強調して表示したい部分をその
意図の通りにディスプレイ上で強調表示できることは、
情報を送る側にとっても受ける側にとっても極めて便利
な応用が種々考えられる。
【0056】また、上記では、弁別表示は強調表示であ
ったが、特定データ部分を他よりも目立たないように、
換言すれば、他のデータ部分の方が強調表示されるよう
に変更し得ることも自明である。上述のように一対の識
別子を用いる場合で例記すれば、表示制御手段36による
通常の表示モードが例えば図2中に示されるような強調
表示モードであるように装置系を構成し、上述のメッセ
ージ・データ例において変更のなかった部分を特定デー
タ部分として一対の識別子で挟み、これを特定手段55に
より検出させ、特定手段55が文頭用識別子を検出してか
ら文末用識別子を検出するまでの間、表示制御手段36に
対し弁別表示モードを指示すれば良い。もちろん。この
場合の弁別表示モードは、これまで説明してきたディス
プレイにおける通常の表示モードである。
【0057】上述の実施例では、送信局が送信するデー
タは、前回分に比して変更のあった部分はもちろんのこ
と、変更のなかったデータ部分をも再度送信し直すサー
ビスに従っているが、先に述べたように、データ送受信
時間、データ処理時間の短縮と受信側でのバッテリ電力
節約のため、変更のあったデータ部分のみを送信するメ
イルドロップ・サービスが採用されている場合にも、本
発明は有効に適用することができる。ここでも図7に示
した具体的な記憶情報例と図1に示した記憶情報例とを
参考にするが、メイルドロップ・サービスでは、図7に
示されている記憶情報61が記憶手段37内に格納されてい
る場合、変更データ部分62が図1に示した通り、二行目
十三番目のキャラクタ以降の時間情報と、四行目十四番
目のキャラクタ以降の鳥谷商会(株)の株価情報、及び
六行目十二番目のキャラクタ以降のZONY(株)の株
価情報であった場合には、送信局側では、「二行目十三
番目からを3:00に変更」、「四行目十四番目からを
875に変更」、「六行目十二番目からを1,170に
変更」、というデータを送信し、デコーダ34を介して解
読されたそのような制御情報に従い、メイルドロップ・
サービス対応型ページャではマイコン35の制御の下、記
憶手段37内の対応する位置ないし領域に格納されている
前記憶内容「2:30」、「743」、「1,230」
をそれぞれ新データに書き替える(データ長が同じ場合
には一般に上書きする)。
【0058】そこで、このような情報をデコーダ34が解
読したときには、本発明の実現のため、マイコン35が当
該書き替え対象データの前後に上述したような一対の識
別子を付加するようにプログラムし、それら一対の識別
子が付加された状態で記憶手段37内の対象データ群が書
き替えられるように構成することで、すでに述べたと同
様の特定手段55、表示制御手段36により、記憶手段37内
から記憶情報61を読み出し、ディスプレイ装置50上に対
応キャラクタで表示する際に、当該識別子により挟まれ
た特定データ部分をのみ、例えば他とは弁別的に強調表
示することができる。
【0059】ただ、このメイルドロップ・サービスに見
られるように、送信局の側から変更のあった部分のみを
送信するという手法では、先に述べたように、全データ
をその都度送信し、その際に強調表示したい部分をあら
かじめ送信局の側で指定するというのとは異なり、あく
まで受信側で強調表示のためのデータ部分を特定してい
る点で相違する。また、このような部分送信では、その
都度、全データが書き直されることはないので、前回送
信されたデータに対し、本発明を実現するためにマイコ
ン35にて一対の識別子をその前後に付与した状態で記憶
手段37内に格納しただけにしておくと、今回送信された
データ部分が前回とは異なる部分であった場合、現在記
憶手段37内に格納されているメッセージ・データをディ
スプレイに表示するとき、今回の変更分に加え、前回の
変更分も再び強調表示されてしまう。
【0060】そこで、これでは具合の悪い場合には、一
旦、メッセージ・データが記憶手段37から読み出されて
ディスプレイ装置に表示されたときには、マイコン35が
記憶手段37に作用し、その中に含まれている識別子コー
ドを全て実質的に消去する動作をなすよう、プログラム
すれば良い。使用者が表示操作をすることなく、新たな
書き替えデータが送信されてきた場合には、当然、表示
操作を受けていないのであるから、前回変更分に対する
識別子が消去されることなく、新たな変更分に対して記
憶手段37内にてその前後に識別子が付される。また、ダ
ブる場合、つまり、表示を受けていない特定のデータ部
分がさらに変更を受けた場合には、ソフト的に識別子を
書き直すか、あるいは新たなデータには識別子を付すこ
となく、変更対象部分のデータのみをこの新たなデータ
にて書き替えるようにすることで識別子を残せば良い。
もちろん、送信局の側では特に強調表示されることが予
定されておらず、受信側で使用者の便宜のために変更部
分に対し本発明に従った強調表示をなすように構成され
ている場合には、記憶手段37に対するメモリ管理手法の
如何にもよるが、本発明により識別子の追加されること
で、変更対象となるデータ部分のメモリ内位置が送信局
側での指定と相違することもある。しかし、このような
場合にも、本発明に従い識別子を付与する構成の取られ
たマイコン35にては、そのようなアドレスのずれは当然
に知ることができるので、何等問題は生じない。
【0061】さらに、識別子を付加的に記憶させる手法
ではなく、例えば上述の変更データの解読により、記憶
手段37、特にその一部であるメッセージ・メモリ内のど
の領域が書き替えの対象となったのかを特定手段55が記
憶するように構成しても、本発明の目的は達成すること
ができる。特定手段に付属させるメモリ手段は、メッセ
ージ・メモリと同様、マイコン35に付属の記憶手段37の
一部として構成できるが、特定手段55がこのような特定
領域情報を持っていれば、記憶手段37から読み出された
各キャラクタ・コードが表示制御手段36を介しディスプ
レイ装置50に表示される際、当該特定領域中から読み出
されたキャラクタの表示に関し、特定手段が表示制御手
段36に対し、上述した弁別表示態様の実現のための制御
動作を指示することができる。
【0062】上記第二実施例におけると同様に、受信側
で強調表示すべきデータ部分を特定する他の実施例とし
ては、図3中に仮想線で囲って示した比較手段56を追加
する構成がある。比較手段56はマイコン35の指令の下に
動作し、デコーダ34が特定のキャップコードに整合する
アドレス・データの検出に引き続き、新たなメッセージ
・データをデコードするときに、当該キャップコードに
関してすでに記憶手段37内に格納されているメッセージ
・データと新たにデコードされて行くデータとを比較す
る。これにより、変更のあったデータ部分が抽出された
場合には、すでに述べたように、当該変更のあったデー
タ部分の前後に一対の識別子を付す等、当該変更部分を
指定できる識別子を追加した状態で記憶手段37内に当該
メッセージ・データを格納すれば、その後のディスプレ
イ装置50上への表示時に、すでに述べた識別子検出手法
による特定手段55の動作に基づき、当該変更のあったデ
ータ部分のみを特定データ部分として強調ないし弁別表
示することができる。
【0063】なお、この場合にも、上記のような識別子
の付加手法に代え、特定手段55の方に、変更のあったデ
ータ部分の格納されるメッセージ・メモリ37内の位置な
いし領域を特定的に記憶する手段を設けることで、当該
特定領域から読み出されてくるキャラクタ情報群に関し
ては、これを特定データ部分と決定して強調表示すべ
く、表示制御手段36に指示することができる。
【0064】また、この実施例に用いる比較手段56は、
原理的にはマイコン35により構成することができる。し
かし、現在の所、この種のページャに用いられているマ
イコン35の動作速度や処理能力に鑑みると、別途なハー
ドウエアとするのが適当である。さらに、一部の機種で
は、特定のキャップコードに関し記憶済メッセージ・デ
ータと新メッセージ・データとを比較する回路部分を内
包しているものもあるので、当業者には極めて容易な若
干の変更を要するにしても、これを本発明で言う比較手
段56として流用することもできる。
【0065】さらに、比較手段56による比較の結果、変
更があったと判断されたデータ部分に識別子を付して記
憶手段37内に格納するか、特定手段55に付属の記憶手段
に、メッセージ・メモリ37内の当該変更部分の記憶領域
を特定領域として記憶して当該変更部分共々、全メッセ
ージ・データを記憶し直す場合には、すでに表示された
ことのある記憶済のメッセージ・データはこれに伴い消
去して良い。しかし、せっかく比較手段56を新たに設け
るのであれば、比較の結果、記憶済データと異なると判
断された部分のみを当該記憶済データに対して上書きす
るように(場合により識別子の追加を含めて)変更した
方がデータ処理時間も短縮しバッテリ節約上も有利であ
る。
【0066】以上の実施例では、ディスプレイ装置50に
弁別表示され得るキャラクタは、記憶手段37内のどの領
域に格納されていたものというように固定的ではなく、
送信局によりその都度指定されるか、あるいはページャ
60自身でその都度決定していたが、これを固定的にする
こともできる。例えば図1の記憶情報61において、常に
二行目の十二行目以降十六行目までを強調表示するとい
うように特定手段55が固定的な情報を持っている構成も
提案でき、そうであれば、常に必ず、時刻情報が強調表
示されるようになる。
【0067】さらに、ページャ60の機種ごとにこの固定
弁別表示用部分を設定することもできる。それには、先
に述べたように、キャップコードその他のデータを機種
ごとないしは一台のページャごとに決定するために備え
られているEEPROM39を利用することができる。こ
のEEPROM39に特定のキャップコードに関連させて
弁別表示領域情報を書き込んでおき、ページャ60に電源
が投入された当初、その情報をマイコン35が読み出し、
特定手段55に関連する記憶領域にその情報を転送するこ
とで、機種ごとに、ないしはページャごとに、記憶手段
37中の特定領域に格納された情報をその内容の如何に係
わらず、特定データ部分と決定して弁別表示できるよう
になる。ただし、本発明のこの実施例の目的のためにの
み、専用の不揮発性記憶装置、望ましくは書き替え可能
な不揮発性記憶装置を設けても良いことは自明である。
【0068】以上、本発明の望ましい実施例につき説明
したが、本発明の要旨構成に即する限り、任意の改変は
自由である。例えば、マイコンの進歩、特に低消費電力
化と高速化、大容量化が満足されれば、これを図示実施
例中のマイコン35として用いることにより、デコーダ34
の機能もマイコン35が果たす構成も実現可能である。上
述の説明のために用いられた表示制御手段36やその一部
とも考えられる特定手段55についても、図示の通り、マ
イコン35がその機能を兼ね得るが、逆にマイコン35の負
担を軽減するため、別途なハードウエアとしてそれらを
設けても良い。
【0069】なお、これもすでに述べたが、図1中に符
号51’を付した仮想線の枠で示すように、使用したディ
スプレイ50が、一遍に複数行、例えば四行分の表示を可
能なものでは、当然、最初に表示される情報は十六キャ
ラクタづつ四行分となり、スクロール54の操作により、
一行づつ繰り上げ表示したり、あるいは次の四行分を一
遍に表示したりすることができる。さらに、上記実施例
中ではいわゆる「キャリー(改行)コード」は使用して
おらず、各行ごとに先頭から十六個のキャラクタを表示
した後の次の十七番目のキャラクタが必然的に次行の先
頭に移行することを利用しているが、もちろん、キャリ
ーコードの利用も可能である。
【0070】ディスプレイ装置50の種類としても、現状
では低消費電力という観点から液晶ディスプレイが普通
に考えられるが、将来的に見てこのタイプに限定的に考
えねばならない理由はない。液晶ディスプレイにして
も、各キャラクタ表示面部52が図6に示されるようにm
×nのドット・マトリックスで構成されている、いわゆ
るキャラクタ表示型ではなく、画面全面に多くのドット
が割り振られたいわゆるグラフィック表示型であって
も、本発明の趣旨に従い、同様に特定キャラクタの弁別
表示が可能である。
【0071】また、上述した特定の実施例で用いる識別
子についても、必ずしもディスプレイにて表示不能なコ
ードに限る必要もないし、一対のものに限る必要もな
い。例えば、図1,7に示されるような記憶情報パタン
において「PM.」というキャラクタ・コード群を識別
子として設定しておくと、当該「PM.」というキャラ
クタがディスプレイ50の表示面51上に現に表示されると
いう事実に加えて、当該識別子に続く四キャラクタ分に
ついて弁別表示するという情報を特定手段55に与えてお
けば、すでに説明した実施例におけると同様のメカニズ
ムに従い、当該時刻に相当するデータ部分(例えば2:
30とか3:00)を特定データ部分として決定し、表
示制御手段36に指示してディスプレイ装置50の表示面51
上にてそれら特定キャラクタに関し、弁別表示させるこ
とができる。
【0072】
【発明の効果】本発明によると、ページャに代表される
ように、メッセージ・データを受信、記憶して、対応す
るキャラクタ表示でディスプレイ上に当該データを表示
できる無線符号受信機において、全てのデータに対応す
るキャラクタが全て同じ態様で表示されているという束
縛から開放され、特定のデータに関しては他のデータと
異なる弁別可能な表示をすることができる。したがっ
て、使用者にしても、例えば注目すべきデータが何であ
るのか、直感的に知ることができるので、特に大量のデ
ータが定期的に、ないし逐次送られて来るようなサービ
スにおいて本発明は極めて有利に用いられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従って構成された無線符号受信機とし
てのページャのディスプレイ部分における記憶情報表示
に関する説明図である。
【図2】本発明に従って特定のデータに相当するキャラ
クタを強調表示するときの表示態様例に関する説明図で
ある。
【図3】本発明に従って構成されるページャの一例の概
略構成図である。
【図4】無線符号受信機の通信規約の一つであるPOCSAG
フォーマットをレシーバの動作と共に説明する説明図で
ある。
【図5】従来におけるページャの一例の概略的な回路構
成図である。
【図6】ディスプレイ装置の一例としての一行十六桁表
示型液晶ディスプレイ装置の説明図である。
【図7】従来のページャにおけるディスプレイ部分にお
ける記憶情報表示に関する説明図である。
【符号の説明】
30 従来のページャ 32 レシーバ 34 デコーダ 35 マイクロ・コンピュータ 36 表示制御手段 37 記憶手段 38 入力キー(群) 39 EEPROM 40 バッテリ電源 41 ディスプレイのドライバ 50 ディスプレイ装置 51 ディスプレイの表示面 52 キャラクタ表示面部 54 スクロール 60 本発明ページャ 61 記憶情報 62 変更データ部分

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の無線周波信号を受信、復調し、デ
    ジタル符号列に変換する受信部と;該復調されたデジタ
    ル符号列を解読するデコーダと;該解読されたデータ中
    に含まれているメッセージ・データを記憶する記憶手段
    と;上記記憶手段内に記憶されている上記メッセージ・
    データを対応するキャラクタによって視覚表示し得るデ
    ィスプレイ装置と;上記メッセージ・データ中の一部分
    を特定する特定手段と;上記記憶手段内に記憶されてい
    るメッセージ・データを読み出し、上記ディスプレイ装
    置により上記対応するキャラクタで視覚表示するとき
    に、上記特定手段の指示に従い、該メッセージ・データ
    中、該特定手段により決定された特定データ部分の対応
    キャラクタ表示を他の部分の対応キャラクタ表示とは弁
    別可能な態様で視覚表示するように該ディスプレイ装置
    を制御する表示制御手段と;を有する無線符号受信機。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の無線符号受信機であっ
    て;上記特定手段は、上記記憶手段内に記憶されている
    メッセージ・データが読み出されるときに、該メッセー
    ジ・データに含まれている識別子を検出し、該識別子に
    より指定される部分を上記特定データ部分として決定す
    ること;を特徴とする無線符号受信機。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の無線符号受信機であっ
    て;上記識別子は、上記受信部により受信、復調され、
    上記デコーダにより解読されたメッセージ・データ中に
    含まれていること;を特徴とする無線符号受信機。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の無線符号受信機であっ
    て;上記デコーダにより解読された新たなメッセージ・
    データが、上記記憶手段内に記憶されているメッセージ
    ・データに対しての変更部分を指定する情報と、該指定
    した変更部分における変更内容とを含むデータであった
    場合、上記特定手段は、該メッセージ・データにより指
    定される上記変更部分を上記特定データ部分として決定
    すること;を特徴とする無線符号受信機。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の無線符号受信機であっ
    て;上記メッセージ・データに含まれる上記変更部分指
    定情報で指定される記憶手段内の所定の領域内のデータ
    を該メッセージ・データに含まれる上記変更内容で書き
    替える際、該記憶手段内には該書き替え部分を指定する
    識別子を一緒に記憶し;上記特定手段は、該記憶手段内
    に記憶されているメッセージ・データが読み出されると
    きに、該メッセージ・データ中の該識別子を検出し、該
    識別子により指定される部分を上記特定データ部分とし
    て決定すること;を特徴とする無線符号受信機。
  6. 【請求項6】 請求項4記載の無線符号受信機であっ
    て;上記特定手段は、上記メッセージ・データに含まれ
    る上記変更部分指定情報で指定される記憶手段内の所定
    の領域を記憶し、該メッセージ・データが読み出される
    ときに該所定の領域内に記憶されていたデータ部分を上
    記特定データ部分として決定すること;を特徴とする無
    線符号受信機。
  7. 【請求項7】 請求項1記載の無線符号受信機であっ
    て;上記記憶手段内に記憶されている旧メッセージ・デ
    ータと、上記受信部により新たに受信、復調され、上記
    デコーダにより解読されて上記記憶手段に新たに記憶さ
    れるメッセージ・データとを比較する比較手段をさらに
    有し;上記特定手段は、該新たに記憶手段に記憶された
    メッセージ・データが該記憶手段から読み出されると
    き、上記比較手段による比較の結果、異なっていた部分
    を上記特定データ部分として決定すること;を特徴とす
    る無線符号受信機。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の無線符号受信機であっ
    て;上記新たなメッセージ・データを上記記憶手段に記
    憶させる際、該記憶手段内には、上記比較手段により、
    上記旧メッセージ・データ中とは異なると判断されたデ
    ータ部分を指定する識別子を一緒に記憶させ;上記特定
    手段は、該新たに記憶手段に記憶されたメッセージ・デ
    ータが読み出されるときに、該メッセージ・データ中の
    該識別子を検出し、該識別子により指定される部分を上
    記特定データ部分として決定すること;を特徴とする無
    線符号受信機。
  9. 【請求項9】 請求項7記載の無線符号受信機であっ
    て;上記特定手段は、上記記憶手段内において上記比較
    手段により上記旧メッセージ・データ中とは異なると判
    断されたデータ部分の記憶される領域を記憶し、該メッ
    セージ・データが読み出されるときに該領域内に記憶さ
    れていたデータ部分を上記特定データ部分として決定す
    ること;を特徴とする無線符号受信機。
  10. 【請求項10】 請求項7,8または9記載の無線符号
    受信機であって;上記新たなメッセージ・データが上記
    記憶手段に記憶されるに伴い、該記憶手段に記憶されて
    いた上記旧メッセージ・データは消去されること;を特
    徴とする無線符号受信機。
  11. 【請求項11】 請求項7,8または9記載の無線符号
    受信機であって;上記比較手段により異なると判断され
    たデータ部分により上記記憶手段に記憶されていた上記
    旧メッセージ・データ中の対応データ部分を書き替える
    ことで、上記新たなメッセージ・データの記憶とするこ
    と;を特徴とする無線符号受信機。
  12. 【請求項12】 請求項1記載の無線符号受信機であっ
    て;上記特定手段は、上記記憶手段内の特定の領域に記
    憶されるメッセージ・データ部分を上記特定データ部分
    として常に固定的に決定していること;を特徴とする無
    線符号受信機。
  13. 【請求項13】 請求項1記載の無線符号受信機であっ
    て;不揮発性記憶装置をさらに有し;上記記憶手段内の
    上記特定の領域を指定する情報は該不揮発性記憶装置に
    書き込まれており;上記特定手段は、該不揮発性記憶装
    置内に書き込まれている上記指定情報を読み出すことに
    より、指定された領域に記憶されているデータ部分を上
    記特定データ部分として決定すること;を特徴とする無
    線符号受信機。
  14. 【請求項14】 請求項1,2,3,4,5,6,7,
    8,9,10,11,12または13記載の無線符号受
    信機であって;上記特定データ部分の対応キャラクタ表
    示を他の部分の対応キャラクタ表示とは弁別可能な態様
    で上記ディスプレイ装置により視覚表示するときの該態
    様は、該特定されるデータ部分に対応するキャラクタ表
    示の点滅であること;を特徴とする無線符号受信機。
  15. 【請求項15】 請求項1,2,3,4,5,6,7,
    8,9,10,11,12または13記載の無線符号受
    信機であって;上記特定データ部分の対応キャラクタ表
    示を他の部分の対応キャラクタ表示とは弁別可能な態様
    で上記ディスプレイ装置により視覚表示するときの該態
    様は、該特定データ部分に対応するキャラクタを構成す
    る画素群とその周囲の画素群の明るさを所定の周期で交
    互に反転させる態様であること;を特徴とする無線符号
    受信機。
  16. 【請求項16】 請求項1,2,3,4,5,6,7,
    8,9,10,11,12または13記載の無線符号受
    信機であって;上記特定データ部分の対応キャラクタ表
    示を他の部分の対応キャラクタ表示とは弁別可能な態様
    で上記ディスプレイ装置により視覚表示するときの該態
    様は、該特定データ部分に対応するキャラクタに対し、
    特定の印を付与する態様であること;を特徴とする無線
    符号受信機。
  17. 【請求項17】 請求項1,2,3,4,5,6,7,
    8,9,10,11,12,13,14,15または1
    6記載の無線符号受信機であって;上記ディスプレイ装
    置は液晶ディスプレイ装置であること;を特徴とする無
    線符号受信機。
  18. 【請求項18】 請求項1,2,3,4,5,6,7,
    8,9,10,11,12,13,14,15,16,
    または17記載の無線符号受信機であって;上記記憶手
    段、上記表示制御手段、上記特定手段は、マイクロ・コ
    ンピュータにより構成されていること;を特徴とする無
    線符号受信機。
  19. 【請求項19】 請求項18記載の無線符号受信機であ
    って;上記比較手段も上記マイクロ・コンピュータによ
    り構成されていること;を特徴とする無線符号受信機。
  20. 【請求項20】 請求項18または19記載の無線符号
    受信機であって;上記デコーダも上記マイクロ・コンピ
    ュータにより構成されていること;を特徴とする無線符
    号受信機。
JP4288107A 1992-10-05 1992-10-05 無線符号受信機 Pending JPH06118937A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001352581A (ja) * 2000-06-07 2001-12-21 Toshiba Corp 無線電話装置と記録媒体

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JP2001352581A (ja) * 2000-06-07 2001-12-21 Toshiba Corp 無線電話装置と記録媒体

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