JPH06118880A

JPH06118880A - 移動式表示装置

Info

Publication number: JPH06118880A
Application number: JP26604692A
Authority: JP
Inventors: Hidemi Doi; 秀美土肥; Hisao Shimizu; 久夫清水
Original assignee: Tokyo Sanyo Electric Co Ltd; Tottori Sanyo Electric Co Ltd; Sanyo Electric Co Ltd
Current assignee: Tokyo Sanyo Electric Co Ltd; Sanyo Electric Co Ltd
Priority date: 1992-10-05
Filing date: 1992-10-05
Publication date: 1994-04-28

Abstract

(57)【要約】【目的】ＯＡ機器のモニター、テレビの表示等を行う
ディスプレイを、ベッド等に寝た状態で見易い位置に配
置する事を目的とする。【構成】本発明は、キャリア台と、このキャリア台の
一端に略垂直に立設した支柱と、この支柱に上下方向に
昇降自在に装着した可動支柱と、この可動支柱にキャリ
ア台に略平行して水平方向に連設した支持部材と、この
支持部材に摺動かつ回転自在に装着したディスプレイと
から成る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、病院のベッド等に、Ｏ
Ａ機器のモニター、テレビの表示等を行うディスプレイ
を移動可能に設置する移動式表示装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】病院のベッド等に寝たきりの患者がテレ
ビ等を見る場合には、ベッドの横に設置された台、或は
ベッドの上に設置された簡易台の上に表示装置を設置し
ていた為、表示装置の取付位置に合わせて患者が見易い
位置に体を移動していたが、ほとんど体を動かせない患
者も有り、その場合介添え人に手助けをしてもらうが、
思う様に見えないという問題がある。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】本発明は、表示用のデ
ィスプレイをベッドに寝た状態で見易い位置に設置出来
ると共に、寝た状態でディスプレイの位置を自由に調節
し得る事を目的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本発明は、キャリア台
と、このキャリア台の一端に略垂直に立設した支柱と、
この支柱に上下方向に昇降自在に装着した可動支柱と、
この可動支柱にキャリア台に略平行して水平方向に連設
した支持部材と、この支持部材に摺動かつ回転自在に装
着したディスプレイとから成るものである。

【０００５】又本発明は、キャリア台を少なくとも前後
方向に移動する移動手段、可動支柱を上下に移動する昇
降手段、及びディスプレイを左右に移動しかつ角度を可
変する駆動手段を適所に装着し、かつこれらの手段をモ
ータにて構成すると共に、このモータを入力手段からの
入力により、制御機器を介して操作して成るものであ
る。

【０００６】

【作用】キャリア台の部分をベッド等の下に位置し、デ
ィスプレイをベッド等の上に寝た患者の顔の比較的見易
い場所に位置して設置する。

【０００７】一方介護の人は、キャリア台、可動支柱、
ディスプレイを適宜移動調整して、患者の見易い位置に
ディスプレイを調節する。

【０００８】又例えば患者が自分の意志で指等を動かせ
る場合には、入力手段からの入力により、移動手段、昇
降手段、駆動手段を操作して、キャリア台、可動支柱、
ディスプレイを移動し、自分の見易い位置にディスプレ
イを配置する。

【０００９】

【実施例】本発明の実施例を先ず図１及び図２に基づき
説明すると、(１)は例えば一般の病院用のベッドで、寝
台(２)の上に患者(３)が寝る様に構成している。

【００１０】(４)は例えば上記ベッド(１)の寝台(２)の
下方空間(５)に配置したキャリア台で、底面の４隅に移
動用のキャリア(６)(６)(６)(６)を装着し、かつ、電
源、テレビ用のチューナー、プリンタ、意志伝達補助装
置等を内臓した制御機器(７)を載置している。

【００１１】(８)は上記キャリア台(４)の一端部に略垂
直に立設した支柱で、図３及び図４にても示す様に中空
筒状の例えばパイプにて構成していると共に、上端に一
回り細い可動支柱(９)を上下方向に昇降自在に連結して
いる。

【００１２】(10)は上記可動支柱(９)を上下方向に移動
する昇降手段で、図５にても示す様に上記可動支柱(９)
の適所に設けたラック歯車(11)に常時噛合した中間歯車
(12)と、この中間歯車に近接して支軸(13)により振子状
に枢支したラッチ板(14)に固定したモータ(15)と、この
モータのモータ軸(16)に装着され、上記ラッチ板(14)の
回転位置に応じて上記中間歯車(12)に係脱自在に構成し
た駆動歯車(17)と、上記ラッチ板(14)に一体に形成し上
記ラック歯車(11)に係脱自在に構成したストッパー(18)
と、上記ラッチ板(14)を常時ストッパー(18)がラック歯
車(11)に噛合する方向に付勢するスプリング(19)と、上
記ラッチ板(14)を図６にて示す様にスプリング(19)に抗
して回転駆動し、駆動歯車(17)を中間歯車(12)に噛合す
るプランジャー(20)とから主に構成している。

【００１３】(21)は上記キャリア台(４)を移動する移動
手段で、上記ラッチ板(14)に駆動歯車(17)を中心しとて
中間歯車(12)と対称位置に装着した移動用歯車(22)と、
この移動用歯車に連結したプーリ(23)と上記キャリア
(６)(６)(６)(６)に連結したプーリ(24)との間に装着し
たベルト(25)ととから構成している。

【００１４】(26)は上記可動支柱(９)の上端部に上記キ
ャリア台(４)と略平行して連結した支持部材で、図７及
び図８にて示す様に上記可動支柱(９)の上端に連結した
アングル(27)と、このアングルに固定したベース板(28)
と、上記アングル(27)に回転自在に枢支され、外周に螺
旋溝(29)を形成したモータブラケット(30)とから主に構
成している。

【００１５】(31)は上記モータブラケット(30)に取付部
材(32)を介して左右移動自在に装着した例えば液晶表示
器(33)を用いたディスプレイで、上記モータブラケット
(30)に並行して装着され、一端をこのモータブラケット
の一端に回転自在に遊嵌した角度調節歯車(34)に連結し
た一対のガイドレール(35)(35)と、上記ベース板(28)に
支軸(36)を介して揺動自在に枢支され、かつ上記角度調
節歯車(34)に噛合するストッパー(37)を一体形成した切
換板(38)と、この切換板に固定され駆動歯車(39)を上記
角度調節歯車(34)に噛合可能に隣接配置したモータ(40)
と、上記ベース板(28)にて上記駆動歯車(39)に噛合可能
に隣接配置され、上記モータブラケット(30)の一端に連
結した位置調節プーリ(41)との間にベルト(42)を装着し
たプーリ(43)を連結した位置調節歯車(44)と、上記ベー
ス板(28)に固定され、プランジャー軸(45)にて上記切換
板(38)を図９にて示す駆動歯車(39)と位置調節歯車(43)
との噛合位置と、スプリング(46)に抗して図10にて示す
駆動歯車(38)と角度調節歯車(34)との噛合位置とに切換
えるプランジャー(47)とから成る駆動手段(48)にて角度
及び左右位置を調節される。

【００１６】而して、ディスプレイ(31)の配設に際して
は、図１及び図２にて示す様にこのディスプレイを患者
(３)の顔の前に位置して、キャリア台(４)をベッド(１)
の寝台(２)の下の空間(５)に収納して配置する。

【００１７】そこで例えば上記制御機器(７)を介して上
記昇降手段(10)、移動手段(21)、駆動手段(48)等をコン
トロールするリモコン等の入力手段(49)を寝台(２)の患
者(３)の手元付近に置き、この入力手段からの入力によ
り上記各手段(10)(21)(48)をコントロールして、ディス
プレイ(31)を見易い位置に配置する。

【００１８】一方ディスプレイ(31)のベッド(１)に対す
る前後位置(図１中のＡ)を調節する場合には、上記入力
手段(49)からの入力により、例えば「前」「後」を入力
する事で、モータ(15)を正・逆回転し、図５にて示す様
に移動手段(21)のプーリ(23)(24)を介してキャリア(６)
(６)(６)(６)を回転し、キャリア台(４)を前後に移動す
る。

【００１９】又ディスプレイ(31)の高さ(図１中のＢ)を
調節する場合には、上記入力手段(49)からの入力によ
り、例えば「高い」「低い」を入力する事で、昇降手段
(10)のプランジャー(20)を作動して、図６にて示す様に
モータ(15)の駆動歯車(17)を中間歯車(12)に噛合すると
同時にストッパー(18)を外し、モータ(15)を正・逆回転
する事で可動支柱(９)を昇降する。

【００２０】更にディスプレイ(31)の左右位置(図２中
のＤ)を調節する場合には、上記入力手段(49)からの入
力により、例えば「右」「左」を入力する事で、駆動手
段(48)のモータ(40)を正・逆回転し、図９にて示す様に
駆動歯車(39)にてプーリ(43)、位置調節プーリ(41)を介
してモータブラケット(30)を回転し、取付部材(32)と共
にディスプレイ(31)を左右に移動する。

【００２１】そしてディスプレイ(31)の角度を調節する
場合には、上記入力手段(49)より例えば「上向き」「下
向き」を入力する事で、図10にて示す様に駆動手段(48)
のプランジャー(47)を作動して切換板(38)を回転し、駆
動歯車(39)を角度調節歯車(34)に噛合すると共に、スト
ッパー(37)と角度調節歯車(34)との噛合を外し、かつモ
ータ(40)を正・逆回転する事で、角度調節歯車(34)が回
転してガイドレール(35)(35)を回転駆動し、ディスプレ
イ(31)の角度を変更する。

【００２２】尚上記実施例では、入力手段(49)をリモコ
ン形式のコントローラで構成しているが、例えば手足の
不自由な患者の意志を伝達する為に、額或は額の左右部
分の圧力等の変化を検出するセンサー等を用いた入力手
段により入力する様に構成しても良い。

【００２３】

【発明の効果】本発明による構成により、特殊なベッド
を用いることなく、例えば家庭用のベッド等にもディス
プレイを装着出来ると共に、キャリア台を移動する移動
手段、ディスプレイの高さを調節する昇降手段、ディス
プレイの左右位置及び角度を調節する駆動手段を、リモ
コン等の入力手段からの入力に応じて作動する様に構成
する事で、体の不自由な人でもベッドに寝たままディス
プレイを見易い位置に調節出来る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の設置状態を示す側面図である。

【図２】本発明の設置状態を示す正面図である。

【図３】本発明の正面図である。

【図４】本発明の側面図である。

【図５】本発明の要部を示す拡大側面図である。

【図６】本発明の要部の動作説明図である。

【図７】本発明の要部を示す拡大正面図である。

【図８】本発明の要部を示す拡大側面図である。

【図９】本発明の要部を示す拡大側面図である。

【図10】本発明の要部の動作説明図である。

【符号の説明】

４キャリア台７制御機器８支柱９可動支柱 10 昇降手段 21 移動手段 26 支持部材 31 ディスプレイ 48 駆動手段 49 入力手段

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】キャリア台と、このキャリア台の一端に
略垂直に立設した支柱と、この支柱に上下方向に昇降自
在に装着した可動支柱と、この可動支柱に上記キャリア
台に略平行して水平方向に連設した支持部材と、この支
持部材に摺動かつ回転自在に装着したディスプレイとか
ら成る移動式表示装置。
【請求項２】上記キャリア台に、入力手段からの入力
に応じて、上記ディスプレイに表示用の信号を供給する
制御機器を載置して成る上記請求項１に記載の移動式表
示装置。
【請求項３】上記支持部材に、上記ディスプレイを左
右に移動すると共に角度を可変する駆動手段を設けて成
る上記請求項１に記載の移動式表示装置。
【請求項４】上記支柱又は可動支柱に、この可動支柱
を上下に移動する昇降手段を装着して成る上記請求項１
に記載の移動式表示装置。
【請求項５】上記キャリア台を少なくとも前後方向に
移動する移動手段、上記可動支柱を上下に移動する昇降
手段、及び上記ディスプレイを左右に移動しかつ角度を
可変する駆動手段を適所に装着し、かつこれらの手段を
モータにて構成すると共に、このモータを上記入力手段
からの入力により、上記制御機器を介して操作して成る
上記請求項２に記載の移動式表示装置。