JPH06118259A - 導波路 - Google Patents

導波路

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Publication number
JPH06118259A
JPH06118259A JP4286676A JP28667692A JPH06118259A JP H06118259 A JPH06118259 A JP H06118259A JP 4286676 A JP4286676 A JP 4286676A JP 28667692 A JP28667692 A JP 28667692A JP H06118259 A JPH06118259 A JP H06118259A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical fiber
value
wavelength
core
cladding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4286676A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsumi Morishita
克己 森下
Masamichi Yataki
正道 矢瀧
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Eneos Corp
Original Assignee
Japan Energy Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Japan Energy Corp filed Critical Japan Energy Corp
Priority to JP4286676A priority Critical patent/JPH06118259A/ja
Publication of JPH06118259A publication Critical patent/JPH06118259A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Optical Fibers, Optical Fiber Cores, And Optical Fiber Bundles (AREA)
  • Glass Compositions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 使用する光の波長が大きく変わっても規格化
周波数(V値)が大略一定とされ、広い波長範囲内で曲
げによる損失を実質的になくすことのできる導波路を提
供する。 【構成】 コア材としては、ニオビウム重フリント(De
nse Niobium Flint)系ガラスを使用し、クラディング材
としては、重フリント(Dense Flint)系ガラスを使用し
て光ファイバを作製する。この光ファイバは、コア半径
を4.33μmとした場合に、規格化周波数(V値)
は、波長域1.0〜1.9μmにおいて、最小2.02
5から最大2.405とされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般には、光ファイ
バ、平面導波路などのような光を導くための導波路に関
するものであり、特に、光の波長が変わっても、所謂
「規格化周波数(V値)」が大略一定とされる導波路に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、導波路の一つである光ファイバ
は、導波路の核となる部分、即ち、「コア」と、その周
囲の部分、即ち、「クラディング」とにて構成される。
コア及びクラディング共、その主成分は溶融石英(シリ
カ)であるが、通常、コア及びクラディングの屈折率の
間には差を設け、互いに異なるように形成される。
【0003】例えば、一例として、コアには純粋石英に
ゲルマニウムなどの微量の添加物、所謂「ドーパント」
を加えて屈折率を純粋石英より高めてある。
【0004】しかしながら、コア及びクラディングは、
基材が溶融石英であるために、極微量のドーパントが加
えられたコアの屈折率(n1)とクラディングの屈折率
(n2)との差(n1 −n2 )は、利用する光の波長
(λ)が変わっても大略一定である。そのために、従来
の光ファイバは、次式で示される規格化周波数(V値)
が波長(λ)によって大幅に変化するという特徴を持っ
ていた。
【0005】V=2πa(n1 2−n2 21/2 /λ
(a:コア半径)
【0006】このような光ファイバを、或る一つの波長
あるいはごく狭い波長域で用いる場合には何ら問題は起
こらない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、光を
光で増幅する、所謂「増幅用ファイバ」が開発され実用
に供されるようになった。この光を増幅する方法は、一
つの光ファイバに、例えば波長1.06μmの光を注入
することによって波長1.55μmの信号を増幅すると
いった技術であり、この光増幅においては、一つの光フ
ァイバに二つの大きく異なった波長の光が利用される。
【0008】今、或る光ファイバにおいて、波長が1.
06μmの時に規格化周波数(V値)が2.405とさ
れ、2次以上のモードが伝搬されない単一モード(シン
グルモード)であったとすると、波長1.55μmでの
規格化周波数(V値)は概略1.64となり、問題を起
こすこととなる。
【0009】つまり、規格化周波数(V値)が小さくな
り過ぎると光ファイバを曲げた時の損失(曲げ損)が大
きくなり実用上問題となる。即ち、上記例の場合の光フ
ァイバは、波長1.55μmにおいては曲げによる損失
への寄与の程度が大きくなり、そのために、利用する光
の波長が長波長になればなる程、光ファイバの僅かな曲
げや、局部的な荷重によって生ずるマイクロベンディン
グによってさえも、実用上問題となる程の高い損失を与
えることとなる。
【0010】このような問題をなくするには、光ファイ
バに曲げを一切与えないで使用することも考えられる
が、実際には、曲げをなくして損失を皆無にすることは
不可能である。更に、光ファイバに曲げを一切与えない
で使用するとなると、光ファイバの配置が自由に設計で
きないという問題がある。
【0011】通常、規格化周波数(V値)が1.9以下
では曲げ損が大きく、実用上問題となり、規格化周波数
(V値)が2.0以上、好ましくは2.2以上であれば
実用上問題がなくなる。
【0012】従って、本発明の目的は、使用する光の波
長が大きく変わっても規格化周波数(V値)が大略一定
とされ、広い波長範囲内で曲げによる損失を実質的にな
くすことのできる導波路を提供することである。
【0013】本発明の他の目的は、使用する光の波長が
大きく変わっても規格化周波数(V値)が、広い波長範
囲内で所望のモード数に対する最大値に近い値、例え
ば、単一モードの場合は2.405となるようにした導
波路を提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明に係る
導波路にて達成される。要約すれば、本発明は、光を導
くために、少なくとも二つの異なる材料により形成され
る導波路において、これらの材料として所望の波長依存
性を有した材料を組合わせて使用し、所定波長域内での
規格化周波数(V値)が大略一定であるようにしたこと
を特徴とする導波路である。
【0015】本発明の他の態様によれば、コアとクラデ
ィングとを有する光ファイバであって、前記コアは、ニ
オビウム重フリント(Dense Niobium Flint)系ガラスを
使用して形成し、そしてクラディングは、重フリント
(Dense Flint)系ガラスを使用して形成し、それによっ
て、波長域1.0〜1.9μmにおいて、規格化周波数
(V値)が最小2.025から最大2.405の範囲で
大略一定であるようにしたことを特徴とする光ファイバ
が提供される。
【0016】
【実施例】以下、本発明に係る導波路を図面に則して更
に詳しく説明する。本実施例にて、導波路としては光フ
ァイバを例にとって説明するが、本発明はこれに限定さ
れるものではない。
【0017】本発明によれば、光ファイバは、コア及び
クラディングに波長依存性の或る光学ガラスを用いて製
造される。
【0018】本実施例では、コア材としては、ニオビウ
ム重フリント(Dense Niobium Flint)系ガラス、例えば
HOYA株式会社製の「NbFD 757−363」
(商品名)を使用し、クラディング材としては、重フリ
ント(Dense Flint)系ガラス、例えばHOYA株式会社
製の「FD140 762−266」(商品名)を使用
した。
【0019】本実施例に使用した上記コア材の屈折率
(n1)と、クラディング材の屈折率(n2 )との、1.
0〜1.9μmの光波長域における波長依存性は、図2
に示す通りであった。
【0020】又、コア半径(a)を4.33μmとした
場合の、本発明に係る光ファイバの規格化周波数(V
値)は、図1に実線で示す通りであり、波長域1.0〜
1.9μmにおいて、最小2.025から最大2.40
5の狭い範囲内に収めることができた。
【0021】一方、従来の光ファイバ、即ち、主成分が
溶融石英(シリカ)とされ、コア材にゲルマニウムなど
の微量の添加物を加えて屈折率を純粋石英より高めて形
成された光ファイバの規格化周波数(V値)は、図1に
点線で示す通りであった。即ち、波長1.57μmで規
格化周波数(V値)が2.405となるように設計した
場合には、波長の変化によって屈折率が大幅に変化する
ことがなく、そのためにコアとクラディングの屈折率差
がほぼ一定(△=(n1 2−n2 2)/2n1 2≒一定)とさ
れ、従って、規格化周波数(V値)は、1.53から
2.91までと大幅に変化した。
【0022】上記実施例においては、導波路として光フ
ァイバを例に挙げて説明したが、本発明は、平面導波路
などのような光を導くための他の形態の導波路にも同様
に適用し得るものである。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る導波
路は、波長が大幅に変わっても、規格化周波数(V値)
が大略一定となり、曲げなどによる損失への影響が少な
くなると共に、広い波長範囲内で安定した性能を得るこ
とができ、光増幅などに有効に使用することが可能とな
る。又、本発明によれば、使用する光の波長が大きく変
わっても規格化周波数(V値)が、広い波長範囲内で所
望のモード数に対する最大値に近い値、例えば、単一モ
ードの場合は2.405となるようにした導波路が提供
される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光ファイバと従来の光ファイバの規格
化周波数(V値)の波長依存性を示すグラフである。
【図2】本発明の光ファイバを構成するコアとクラディ
ングの屈折率の波長依存性を示すグラフである。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光を導くために、少なくとも二つの異な
    る材料により形成される導波路において、これらの材料
    として所望の波長依存性を有した材料を組合わせて使用
    し、所定波長域内での規格化周波数(V値)が大略一定
    であるようにしたことを特徴とする導波路。
  2. 【請求項2】 コアとクラディングとを有する光ファイ
    バであって、前記コアは、ニオビウム重フリント(Dens
    e Niobium Flint)系ガラスを使用して形成し、そしてク
    ラディングは、重フリント(Dense Flint)系ガラスを使
    用して形成し、それによって、波長域1.0〜1.9μ
    mにおいて、規格化周波数(V値)が最小2.025か
    ら最大2.405の範囲で大略一定であるようにしたこ
    とを特徴とする光ファイバ。
JP4286676A 1992-10-01 1992-10-01 導波路 Pending JPH06118259A (ja)

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JP4286676A JPH06118259A (ja) 1992-10-01 1992-10-01 導波路

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54122135A (en) * 1978-03-16 1979-09-21 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> Wide band optical line

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54122135A (en) * 1978-03-16 1979-09-21 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> Wide band optical line

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