JPH06117378A - 小型ポンプ装置 - Google Patents

小型ポンプ装置

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JPH06117378A
JPH06117378A JP4265161A JP26516192A JPH06117378A JP H06117378 A JPH06117378 A JP H06117378A JP 4265161 A JP4265161 A JP 4265161A JP 26516192 A JP26516192 A JP 26516192A JP H06117378 A JPH06117378 A JP H06117378A
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diaphragm
pump body
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茂樹 佐々木
Yoshie Watari
義衛 渡里
Satoshi Nakayama
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Abstract

(57)【要約】 【目的】空気の配管系を構成する部品点数を少なくす
る。コンパクト化を図る。静音化を図る。 【構成】ポンプ本体ハウジングA回りにポンプ本体ハウ
ジングAと一体的に複数個の空気吐出口100を設け
る。ポンプ本体ハウジングA内にはモータ1の出力軸2
に偏心して取付けられた駆動軸3が収納される。ポンプ
本体ハウジングA内には駆動軸3の回転によってモータ
1径方向に往復運動する作動ロッド5が収納される。ポ
ンプ本体ハウジングA内には作動ロッド5にて圧縮・膨
張されてポンプ作用を行なう空気室9を備えたダイアフ
ラム体7が収納される。また、外部の空気をポンプ本体
ハウジングA内に吸い込むための吸い込み口200をポ
ンプ本体ハウジングAに設ける。吸い込み口200に屈
曲部201を一体的に設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、血圧計等の各種エア機
器の加圧に用いられる小型ポンプ装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図5は従来の血圧計の空気系を示すブロ
ック図である。このものは加圧ポンプ30にゴムチュー
ブ31の一端を接続し、他端を器体外部のカフ32に接
続している。そして、このゴムチューブ31には適所に
エルボ、T字管等の管継手を介して定速排気弁33、急
速排気弁34等の空気系を構成する必須構成部品を分岐
接続している。
【0003】そして、血圧測定に際しては、カフ32に
腕を挿通した後、加圧ポンプ30を駆動し、ゴムチュー
ブ31を介してカフ32を一定圧まで加圧し、動脈を止
血する。その後、カフ32内の圧力を定速排気弁33に
よって徐々に降下させ、この間に動脈拍動に伴うカフ3
2内圧及び振動振幅のパターンをマイクロコンピュータ
で処理することにより、最高及び最低血圧値を決定す
る。さらに、血圧測定が終了した時点で急速排気弁34
を開放し、カフ32内圧を急速減圧する。
【0004】しかし、上記のような従来の空気系は、一
本の長いゴムチューブ31に対して予め定めた適所に管
継手を設け、この管継手に定速排気弁33、急速排気弁
34、加圧ポンプ30、圧力計35等を分岐接続するも
のであり、空気系を構成する部品点数が多くなる分、組
み立て工数が多くなるばかりでなく、製品原価高騰の一
因となる。また、分岐接続箇所が多いため、漏気が生じ
易く、且つ漏気発生箇所の発見が困難である等の欠点が
あった。
【0005】これらの欠点を解決するために、図6乃至
図8に示される特開昭63−73933号公報に示され
るものが提案されている。このものにあっては、空気系
の各ユニットは図7、図8に示されるように内部に貫通
孔aが設けられており、この貫通孔aに対応して一端部
に連結部b、他端部に連結受け部cを備えて着脱可能に
構成され、これらのユニットが複数個結合されて、空気
系システムを構成している。この複数の空気系ユニット
は前記貫通孔aに対応して設けられた定速排気弁41を
備える定速排気ユニット40と、前記貫通孔aに対応し
て電磁弁51を備える急速排気ユニット50と、小型モ
ータ61を備えるポンプユニット60と、前記貫通孔a
に対応してカフから突出するエアホースを接続する接続
孔71を備えたエアリセプタクルユニット70と、各ユ
ニットを連結した状態において端部に位置するユニット
の貫通孔aを閉成する閉塞ユニット80とから構成され
ている。
【0006】このものにおける空気系システムでは、空
気系を構成する各部品を分割してユニット化し、この複
数のユニットをそれぞれ適宜な配列で一体に接続する。
この接続状態において各ユニットの貫通孔aが連通し、
空気系先端部のカフとポンプユニット60が連通する。
したがって、空気系は各ユニットの連結部bと、隣合う
ユニットの連結受け部cとを接続するだけの簡易な作業
で空気系が構成され、接続箇所が少なく漏気のおそれが
ない。また、空気系を構成する部品点数が少なくて済
み、空気系のコンパクト化を達成し得る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような空気系システムにあっては、各ユニットの配列は
貫通孔aという軸に対して空気路は直線状にしか配列で
きず、このため、却って空気系全体としては大きくなっ
てしまい、空気系をコンパクトに構成できないという欠
点を有する。
【0008】本発明は上記問題点の解決を目的とするも
のであり、空気の配管系を構成する部品点数が少なく、
コンパクト化を図ることができると共に静音の小型ポン
プ装置を提供しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記目的を
達成するために、モータ1の出力軸2に偏心して取付け
られた駆動軸3と、駆動軸3の回転によってモータ1径
方向に往復運動する作動ロッド5と、作動ロッド5にて
圧縮・膨張されてポンプ作用を行なう空気室9を備えた
ダイアフラム体7と、上記駆動軸3と作動ロッド5とダ
イアフラム体7が収納されるポンプ本体ハウジングAと
から成り、作動ロッド5に連結されると共に作動ロッド
5の往復運動にて空気室9を圧縮・膨張させる駆動部7
cをダイアフラム体7に設け、駆動部7cの周囲に設け
られたダイアフラム部7aのうち、モータ1の出力軸2
に相対する面のみを変位可能として成る小型ポンプ装置
において、ポンプ本体ハウジングA回りにポンプ本体ハ
ウジングAと一体的に複数個の空気吐出口100を設け
たことに特徴を有している。
【0010】また、請求項2記載のものにあっては、モ
ータ1の出力軸2に偏心して取付けられた駆動軸3と、
駆動軸3の回転によってモータ1径方向に往復運動する
作動ロッド5と、作動ロッド5にて圧縮・膨張されてポ
ンプ作用を行なう空気室9を備えたダイアフラム体7
と、上記駆動軸3と作動ロッド5とダイアフラム体7が
収納されるポンプ本体ハウジングAとから成り、作動ロ
ッド5に連結されると共に作動ロッド5の往復運動にて
空気室9を圧縮・膨張させる駆動部7cをダイアフラム
体7に設け、駆動部7cの周囲に設けられたダイアフラ
ム部7aのうち、モータ1の出力軸2に相対する面のみ
を変位可能として成る小型ポンプ装置において、外部の
空気をポンプ本体ハウジングA内に吸い込むための吸い
込み口200をポンプ本体ハウジングAに設け、吸い込
み口200に屈曲部201を一体的に設けたことに特徴
を有している。
【0011】
【作用】しかして、空気吐出口100をポンプ本体ハウ
ジングA回りに複数個設けることにより、血圧計に必要
な定速排気弁、急速排気弁等の部品をポンプ本体ハウジ
ングA回りの空きスペースに有効に配置することがで
き、配管長が短くなって配管が簡略化されると共に配管
の引き回し等が不要となり、空気系をコンパクトに構成
することができる。
【0012】また、吸い込み口200に屈曲部201を
一体に設けることにより吸い込み口200の空気路はス
トレートではなく、屈曲して構成されることとなり、ポ
ンプ本体ハウジングA内でダイアフラム体の振動等によ
って発生した騒音が吸い込み口200より外部に漏洩す
るのが抑制される。
【0013】
【実施例】以下、本発明の第1実施例を図1乃至図3に
基づいて詳述する。小型ポンプ装置は、図1に示される
ようにモータ取付台4、ケース6、基台8、蓋体12と
で構成されるポンプ本体ハウジングAと、ポンプ本体ハ
ウジングAの端部に取着されるモータ1とで主体が構成
されており、ポンプ本体ハウジングA回りにはポンプ本
体ハウジングAと一体的に複数個の空気吐出口100が
設けられている。
【0014】図2、図3において2はモータ1の出力
軸、3は出力軸2に対して溶接等により偏心して取付け
られた丸棒状の駆動軸、4はモータ1を取付けるための
蓋状のモータ取付台であり、中心部近傍にはモータ1の
取付ねじ20を通すための貫通孔4bが設けられ、ま
た、外周角部にはモータ取付台4を後述する他の部材と
ねじ止めするための取付穴4cがそれぞれ設けられてい
る。
【0015】5は略棒状の作動ロッドであり、中心には
駆動軸3と結合するための結合穴5aが設けられ、両端
には後述するダイアフラム体7を該作動ロッド5に取付
けるための取付孔5bが設けられている。6は一面が開
口した長方箱状のケースであり、外角部には4つの取付
穴6cが設けられており、開口面はモータ取付台4と嵌
合され、箱底面は後述するダイアフラム体7及び基台8
をケース6内に挿入、保持するための挿入穴6aを2箇
所有すると共に、ケース6内に導入された空気を後述す
る吸入弁7eに導くための通気口6bが設けられてい
る。また、ケース6の上端側面には外部の空気をポンプ
本体ハウジングA内に導入するための吸入溝6dが屈曲
した溝状に凹設されており、この吸入溝6dはポンプ組
み立て状態においてモータ取付台4と嵌合されて吸い込
み口200を形成するようになっている。吸い込み口2
00を形成する吸入溝6dは屈曲させられており、屈曲
によって屈曲部201が形成されている。そして、この
屈曲部201によって吸い込み口200の空気路はスト
レートではなく、屈曲溝状に形成されている。さらに、
ケース6側壁には空気吐出口100としての中空パイプ
状の定速排気弁用吐出口6eがケース6に一体的に設け
られ、この定速排気弁用吐出口6eは空気路的に後述す
る排気弁室15と連通して設けられている。
【0016】7はゴム等の弾性体により、四隅に取付用
のネジを通す通孔21を有して長方形に形成されたダイ
アフラム体であり、図3に示されるように該ダイアフラ
ム体7上には斜面を有して略方形斜柱状に形成されたダ
イアフラム部7aがダイアフラム体7平面に対して3次
元的に延伸して、立体的且つ一体に出力軸2の外円周上
に互いに180度相対して、斜面が出力軸心側に位置す
るように2袋形成されており、ダイアフラム部7aの頂
部には全周にわたって蛇腹の役目をする半円部7bが設
けられている。さらに、ダイアフラム部7aの中心部に
はダイアフラム部7a内の容積を可変してポンプ作用を
行なうための駆動部7cが剛性を高めるため厚肉にダイ
アフラム部7aの底部から頭部にわたって立面高さと等
しく形成されている。また、駆動部7cの先端には細い
頸部を介して形成された頭部7dが設けられ、作動ロッ
ド5の取付孔5bを貫通してロッド表面に突出して取着
され、これにより駆動部7cは作動ロッド5に係合保持
されている。7eはダイアフラム体7上に一体的に形成
された舌状の吸入弁であり、ダイアフラム体7の中心短
軸方向に180度相対して配置されている。さらに、定
速排気弁用吐出口6eの下端とダイアフラム体7が相対
する位置には吐出空気の通路となる通孔7fが設けられ
ている。
【0017】8は四隅に取付穴22を有する長方板状の
基台であり、ダイアフラム部7aの内部空間と基台8と
で囲まれた容積で空気室9が形成されている。空気室9
は駆動部7cを基準としてモータ径方向外側の空気室9
aとモータ径方向内側の空気室9bとからなり、ダイア
フラム部7aは斜面を有して形成されているため、空気
室9aの容積の方が、空気室9bの容積よりも大きくな
っている。基台8がダイアフラム体7を圧接する側に
は、ダイアフラム部7aの立体面とほぼ相似形状の略方
形状の立壁10が設けられ、立壁10の高さは、基台8
の短軸に平行で中心から近辺側の立壁10aは遠辺側の
立壁10bよりも低く構成され、基台8の長軸に平行な
他の2辺の立壁10cは前記2つの壁をつないだ斜面壁
となっている。また、立壁10内の基台8面上には後述
する排気弁11を取付けるための弁取付穴8aが設けら
れ、弁取付穴8a周辺には複数個の排気孔8bが設置さ
れ、さらに、吸入弁7eを通過した空気を空気室9に導
くための溝状の吸入路8cが設けられている。また、基
台8の立壁10と反対面には凹部8dが設けられてお
り、凹部8dに連通して空気吐出口100としての中空
パイプ状のカフ用吐出口8eが基台8の短軸壁面に基台
8と一体に設けられている。さらに、凹部8dと連通し
た吐出空気の空気路となる貫通孔8fがダイアフラム体
7の通孔7fに対応した位置に設けられている。
【0018】ダイアフラム組立状態において、ダイアフ
ラム体7の斜面を有して略方形斜柱状に形成されたダイ
アフラム部7aの内周立面は、4辺のうち、3辺が基台
8の立壁10b及び10cと密着するよう構成されてい
るため、駆動部7cが運動したときにダイアフラム部7
aは内側への移動及び変形が阻止されている。また、ダ
イアフラム部7aの外周立面のうち、上記と同じ3辺は
ケース6の挿入穴6aの内周面と密着するよう構成され
ているので、駆動部7cが運動した時にこのダイアフラ
ム面が外側に変位して拡張されることが規制されてい
る。このためダイアフラム部7aが作動ロッド5により
駆動された時、ダイアフラム部7aの立面のうち、斜面
を有する駆動部7c面のみ唯一振動可能であって、他の
面はケース体6と基台8とに挟まれて振動せずに固定さ
れているものである。
【0019】11はゴム等の弾性体で構成された傘型の
排気弁であり、基台8のダイアフラム体7と接する側と
反対側に取着される。12は外縁四隅に取付穴23を有
した蓋体であり、左方に空気吐出口100としての電磁
弁用吐出口12aが設けられている。また、蓋体12と
基台8の凹部8dとで囲まれた空間で排気弁室15が形
成され、左右の空気室9から吐出された圧縮空気が排気
弁室15に流入し、一旦、溜められて混合されて脈動を
打ち消された後、連通した定速排気弁用吐出口6e、カ
フ用吐出口8e、電磁弁用吐出口12aへ流出するよう
になっている。
【0020】13はモータ取付台4、ケース6、ダイア
フラム体7、基台8及び蓋体12を貫通して一体的に固
着するための取付ねじである。次に本発明におけるポン
プ装置の動作について説明する。モータ1に通電されて
出力軸2が回転すると、駆動軸3も回転し、これにより
作動ロッド5がモータ1の出力軸2と垂直面内で円運動
をしてダイアフラム部7aの駆動部7cは作動ロッド5
と同じ円運動を行なう。この運動に伴って各空気室9の
容積は増減を繰り返すが、空気室9の容積が減少する工
程(作動ロッド5先端が出力軸2に対して径方向外側に
遠ざけられるように運動するときは駆動部7cも同様に
径方向外側に変位させられ、空気室9の容積はダイアフ
ラムの斜面を有する面のみ変位可能に構成されているた
め、空気室9aは圧縮されて容積が減少し、一方、空気
室9bは膨張させられて容積は増大するが、空気室9a
の容積の方が空気室9bの容積よりも大きいために全体
として空気室9の容積は減少する。)にあっては、空気
室9は増圧されて吸入弁7eはケース6に圧接されて閉
じ、反対に排気弁11は開いて高圧の空気は排気弁室1
5に一旦蓄えられた後、それぞれの空気吐出口100か
ら吐出される。次に空気室9の容積が増大する工程(作
動ロッド5が出力軸2に対して径方向内側に近づくよう
に運動するときは駆動部7cも同様に径方向内側に変位
させられ、空気室9の容積はダイアフラムの斜面を有す
る面のみ変位可能に構成されているため、空気室9aは
膨張されて容積が増大し、一方、空気室9bは圧縮させ
られて容積が減少するが、空気室9aの容積の方が空気
室9bの容積よりも大きいために全体として空気室9の
容積は増大する。)では、空気室9は減圧されて吸入弁
7eは開いて吸い込み口200の屈曲した屈曲部201
を介して空気路からケース6内に入っていく空気は、通
気口6b、吸入路8cを通って空気室9に流入して吸気
動作が行なわれ、反対に排気弁11は閉じられる。空気
室9は互いに180度離れて相対する位置関係で設置さ
れているため、両者の吸入及び圧縮の工程は丁度反対に
なり、一方が空気を吸入している場合には他方の空気室
9は空気を圧縮する動作を行なっていることになる。ま
た、各空気室は駆動軸3の1回転で1回のポンプ作用を
行なうが全体では2回行なわれ、しかも、吐出空気の位
相が空気室によって180度異なっており、しかも、排
気弁室15で混合されるために各々の空気吐出口100
から排出される空気の脈動は空気室が1室のポンプに比
べて低減される。
【0021】図4に、本発明における小型ポンプ装置を
用いた血圧計の構成を示す。ポンプ本体ハウジングAは
血圧計のケーシングB内に収納配置されており、定速排
気弁用吐出口6eにはチューブ18を介して定速排気弁
16がモータ1に沿って接続され、電磁弁用吐出口12
aにはL型連結管19によって蓋体12の側面に沿って
配置された急速排気弁17と接続され、カフ用吐出口8
eはカフ(図示せず)の接続受け口に挿入接続される。
【0022】
【発明の効果】本発明は上述のように、小型ポンプ装置
を構成するポンプ本体ハウジング回りにポンプ本体ハウ
ジングと一体的に複数個の空気吐出口を設けてあるの
で、各空気吐出口に接続されることとなる空気回路形成
に必要な部品をポンプ本体ハウジングの回りの空きスペ
ースを利用して有効に配置することができ、配管長が短
くなって配管が簡素化されると共に配管の引き回しも不
要となり、空気系の構成のコンパクト化を図ることがで
きるものであり、この結果、血圧計等に用いる場合には
血圧計の小型化を図ることができるものである。
【0023】また、請求項2記載のものにあっては、小
型ポンプ装置において、外部の空気をポンプ本体ハウジ
ング内に吸い込むための吸い込み口をポンプ本体ハウジ
ングに設け、吸い込み口に屈曲部を一体的に設けてある
ので、ポンプ作動時にポンプ本体内でダイアフラム体の
振動等で発生する騒音がそのまま外部に漏洩することが
屈曲部にて抑制されるものであり、静音のポンプ装置を
提供することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す斜視図である。
【図2】同上の断面図である。
【図3】同上の分解斜視図である。
【図4】同上の空気回路接続状態を説明する説明図であ
る。
【図5】従来例の空気系のブロック図である。
【図6】他の従来例の斜視図である。
【図7】同上の一部材の断面図である。
【図8】同上の内部構成を示す断面図である。
【符号の説明】
1 モータ 2 出力軸 3 駆動軸 5 作動ロッド 7 ダイアフラム体 7a ダイアフラム部 7c 駆動部 9 空気室 100 空気吐出口 200 吸い込み口 201 屈曲部 A ポンプ本体ハウジング

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータの出力軸に偏心して取付けられた
    駆動軸と、駆動軸の回転によってモータ径方向に往復運
    動する作動ロッドと、作動ロッドにて圧縮・膨張されて
    ポンプ作用を行なう空気室を備えたダイアフラム体と、
    上記駆動軸と作動ロッドとダイアフラム体が収納される
    ポンプ本体ハウジングとから成り、作動ロッドに連結さ
    れると共に作動ロッドの往復運動にて空気室を圧縮・膨
    張させる駆動部をダイアフラム体に設け、駆動部の周囲
    に設けられたダイアフラム部のうち、モータの出力軸に
    相対する面のみを変位可能として成る小型ポンプ装置に
    おいて、ポンプ本体ハウジング回りにポンプ本体ハウジ
    ングと一体的に複数個の空気吐出口を設けて成ることを
    特徴とする小型ポンプ装置。
  2. 【請求項2】 モータの出力軸に偏心して取付けられた
    駆動軸と、駆動軸の回転によってモータ径方向に往復運
    動する作動ロッドと、作動ロッドにて圧縮・膨張されて
    ポンプ作用を行なう空気室を備えたダイアフラム体と、
    上記駆動軸と作動ロッドとダイアフラム体が収納される
    ポンプ本体ハウジングとから成り、作動ロッドに連結さ
    れると共に作動ロッドの往復運動にて空気室を圧縮・膨
    張させる駆動部をダイアフラム体に設け、駆動部の周囲
    に設けられたダイアフラム部のうち、モータの出力軸に
    相対する面のみを変位可能として成る小型ポンプ装置に
    おいて、外部の空気をポンプ本体ハウジング内に吸い込
    むための吸い込み口をポンプ本体ハウジングに設け、吸
    い込み口に屈曲部を一体的に設けて成ることを特徴とす
    る小型ポンプ装置。
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