JPH06116630A - 自動車ボデーの焼入れ方法 - Google Patents

自動車ボデーの焼入れ方法

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Publication number
JPH06116630A
JPH06116630A JP4266917A JP26691792A JPH06116630A JP H06116630 A JPH06116630 A JP H06116630A JP 4266917 A JP4266917 A JP 4266917A JP 26691792 A JP26691792 A JP 26691792A JP H06116630 A JPH06116630 A JP H06116630A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
strength
automobile body
fender apron
hardening
induction hardening
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4266917A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukio Matsukawa
幸夫 松川
Junji Tanaka
潤司 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daihatsu Motor Co Ltd
Original Assignee
Daihatsu Motor Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Daihatsu Motor Co Ltd filed Critical Daihatsu Motor Co Ltd
Priority to JP4266917A priority Critical patent/JPH06116630A/ja
Publication of JPH06116630A publication Critical patent/JPH06116630A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P10/00Technologies related to metal processing
    • Y02P10/25Process efficiency

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  • Heat Treatment Of Articles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動車ボデーの軽量化が可能で、かつ、生産
コストの低減化が可能な自動車ボデーの焼入れ方法を提
供する。 【構成】 例えば、フロントボデーを構成するフェンダ
エプロン(1)のサスペンションからの力を受けるサポー
ト部(2)や荷重が作用するブラケット取付部(4)等の強
度必要部分を、ロボット装置(12)のアーム先端に装着し
た高周波焼入れ用コイル(11)により局部的に焼入れ処理
する。この焼入れ処理により、上記サポート部(2)やブ
ラケット取付部(4)等の強度必要部分の強度が局部的に
向上し、その結果、フェンダエプロン(1)に使用される
鋼板の全体の板厚を薄くすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車ボデーの焼入れ
方法に関し、詳しくは、自動車ボデーの所望部分の強度
を局部的に向上させることができる自動車ボデーの焼入
れ方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車ボデーのうち、例えば、図2に示
すようなフロントボデーを構成するフェンダエプロン
(1)は、プレス成形後、自動車ボデーの生産ライン中
のアンダボデー組付工程において組付けられるもので、
上部に、ショックアブソーバが取付けられてサスペンシ
ョンからの力を受けるサポート部(2)を有していると
共に、前部に、正面衝突時の衝撃吸収のための衝撃吸収
部(3)を形成してあり、又後部に、エンジンルーム内
のエンジンを取付ブラケット介して取付けるためのブラ
ケット取付部(4)を有している。上記フェンダエプロ
ン(1)のサポート部(2)やブラケット取付部(4)
は、常時荷重が作用するため強度が高いことが望まし
く、又衝撃吸収部(3)は、正面衝突時、衝撃吸収のた
めアコーデオン状に潰れることが望ましい。
【0003】そこで、従来、フェンダエプロン(1)の
サポート部(2)やブラケット取付部(4)等の強度必
要部分に必要な強度を確保するため、フェンダエプロン
(1)に使用する鋼板の全体の板厚を、強度必要部分に
必要とされる厚い板厚としたり、高張力鋼板のように鋼
板自体の強度を上げたり、あるいは強度必要部分の裏側
等にリインホースメントを取付けたりしている。また、
フェンダエプロン(1)の衝撃吸収部(3)について
は、複数のビード(5)を定ピッチに形成して、強度の
高い部分と低い部分とを交互に形成することにより、正
面衝突時、衝撃吸収部(3)がアコーデオン状に潰れる
ようにしてある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来、フェンダエプロ
ンの強度必要部分の強度を向上させるため、フェンダエ
プロン(1)を構成する鋼板の全体の板厚を厚くした
り、フェンダエプロン(1)にリインホースメントを取
付けたりしていたので、重量が重くなって、自動車の燃
料消費量が多くなり、不経済であると共に、生産コスト
が高くつく。また、衝撃吸収部(3)にビード(5)を
定ピッチに形成しなければならず、形成作業が煩雑であ
った。
【0005】本発明は、上記問題点に鑑み提案されたも
ので、自動車ボデーの軽量化が可能で、かつ、生産コス
トの低減化が可能な自動車ボデーの焼入れ方法を提供す
ることを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、自動車ボデーの所望部分を、ロボット装置
のアーム先端に装着した高周波焼入れ用コイルを用いて
局部的に焼入れ処理することを特徴とするものである。
【0007】
【作用】本発明のように、高周波焼入れ用コイルを用い
て、自動車ボデーの所望部分を焼入れ処理すると、所望
部分のみが焼入れ処理されて硬化し、局部的に強度が向
上する。
【0008】
【実施例】以下本発明の実施例を図1を参照しながら説
明すると次の通りである。尚、図2に示したものと同一
物には同一符号を付して説明を省略する。
【0009】本実施例の特徴は、図1に示すように、自
動車ボデーの構成部品である前記フェンダエプロン
(1)の強度必要部分、例えば、ショックアブソーバが
取付けられるサポート部(2)、衝撃吸収部(3)、エ
ンジンを取付けるためのブラケット取付部(4)、及び
段部分(6)等を、高周波焼入れ用コイル(11)を用
いて局部的に焼入れ処理することである。
【0010】上記高周波焼入れ用コイル(11)は、環
状であって、これに高周波誘導電流を流すことにより、
その電磁誘導作用で、上記フェンダエプロン(1)の強
度必要部分を急速加熱するもので、ロボット装置(1
2)の基部アーム(13a)と先部アーム(13b)と
からなるアーム(13)の先端に取付部材(14)を介
して装着してある。
【0011】上記ロボット装置(12)は、自動車ボデ
ーの生産ライン中のアンダーボデー組付工程の所定位置
に、高周波焼入れ用コイル(11)を上記フェンダエプ
ロン(1)のサポート部(2)、衝撃吸収部(3)、ブ
ラケット取付部(4)、及び段部分(6)等の強度必要
部分の近傍位置へ予め決められた順序で、順時移動配置
可能に設置されている。また、上記衝撃吸収部(3)の
近傍位置においては、ロボット装置(12)を制御する
ことにより、高周波焼入れ用コイル(11)を従来のビ
ード(5)の形成ピッチと略同一ピッチで間欠移動させ
て、衝撃吸収部(3)を定ピッチに焼入れ処理し、高強
度部分と低強度部分とを交互に形成可能としてある。
【0012】そして、アンダーボデー組付工程におい
て、フェンダエプロン(1)の組付が完了すると、上記
ロボット装置(12)が作動して、高周波焼入れコイル
(11)が、サポート部(2)、衝撃吸収部(3)、ブ
ラケット取付部(4)、段部分(6)の近傍位置へ順次
移動配置される。フェンダエプロン(1)の上記サポー
ト部(2)、衝撃吸収部(3)、ブラケット取付部
(4)及び段部分(6)は、その近傍に移動配置された
高周波焼入れコイル(11)に流れる高周波誘導電流の
電磁誘導作用により、順次急速加熱された後、適宜の手
段で急冷されて硬化し、局部的に強度が向上する。上記
高周波焼入れコイル(11)による急速加熱時、フェン
ダエプロン(1)は組付状態であるので、フェンダエプ
ロン(1)を単品状態で急速加熱した場合に比べて、熱
歪が少ない。
【0013】このように本実施例では、高周波焼入れ用
コイル(11)を作業範囲の広いロボット装置(12)
のアーム(13)に取付けたので、フェンダエプロン
(1)の所望の強度必要部分を焼入れ処理して、局部的
に強度を上げることができる。したがって、フェンダエ
プロン(1)に使用する鋼板の板厚を薄くすることが可
能となり、フェンダエプロン(1)を軽量にすることが
できる。
【0014】尚、上記実施例では、自動車ボデーのフェ
ンダエプロンの所望部分の強度を局部的に上げる場合に
ついて説明したが、本発明は上記実施例に限定されるわ
けではなく、自動車ボデーを構成する各構成部品、例え
ば、サイドボデーやメーンボデーの組付工程において、
各構成部品の所望部分の強度を局部的に向上させる場合
に、広く利用することができる。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、自動車ボデーの強度必
要部分の強度を局部的に向上させることができるので、
自動車ボデーを構成する鋼板の薄板化が可能になり、又
従来自動車ボデーに取付けられていたリインホースメン
トの廃止、ないしは取付箇所の減少が可能となる。その
結果、自動車ボデーの軽量化、及び生産コストの低減化
を図ることができる。しかも自動車ボデーを構成する鋼
板の薄板化が可能であるので、プレス成形時における鋼
板の成形性がきわめて良好となる。また、焼入れ処理す
るのに高周波焼入れ用コイルを用いたので、設備投資を
低く抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法の実施例を示す斜視説明図。
【図2】自動車ボデーを構成するフェンダエプロンの斜
視説明図。
【符号の説明】
1 自動車ボデー 11 高周波焼入れ用コイル 12 ロボット装置 13 アーム

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車ボデーの所望部分を、ロボット装
    置のアーム先端に装着した高周波焼入れ用コイルを用い
    て局部的に焼入れ処理することを特徴とする自動車ボデ
    ーの焼入れ方法。
JP4266917A 1992-10-06 1992-10-06 自動車ボデーの焼入れ方法 Pending JPH06116630A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN106011393A (zh) * 2016-07-01 2016-10-12 兴化东华齿轮有限公司 一种小孔热处理感应淬火工艺

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Effective date: 20010705