JPH0611565A - 超音波距離測定装置 - Google Patents
超音波距離測定装置Info
- Publication number
- JPH0611565A JPH0611565A JP5415793A JP5415793A JPH0611565A JP H0611565 A JPH0611565 A JP H0611565A JP 5415793 A JP5415793 A JP 5415793A JP 5415793 A JP5415793 A JP 5415793A JP H0611565 A JPH0611565 A JP H0611565A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- phase
- pulse
- measurement
- time
- signal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Measurement Of Velocity Or Position Using Acoustic Or Ultrasonic Waves (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 超音波系の分解能と精度を上げることができ
る超音波距離測定装置を提供する。 【構成】 超音波距離測定器は、送信パルスが逐次連続
して送信される2つのパルスパケットからなり、2つの
パルスパケットが180°相反転している超音波パルス
エコー遅延時間法を採用している。それぞれ位相ジャン
プの時点で測定がスタートされかつ受信される。位相ジ
ャンプがなければ受信信号を無視するため、雑音を分離
できる。
る超音波距離測定装置を提供する。 【構成】 超音波距離測定器は、送信パルスが逐次連続
して送信される2つのパルスパケットからなり、2つの
パルスパケットが180°相反転している超音波パルス
エコー遅延時間法を採用している。それぞれ位相ジャン
プの時点で測定がスタートされかつ受信される。位相ジ
ャンプがなければ受信信号を無視するため、雑音を分離
できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は超音波距離測定装置に
関し、特にノイズの影響の少ない超音波距離測定装置に
関する。
関し、特にノイズの影響の少ない超音波距離測定装置に
関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】距離
測定のために超音波パルスエコー遅延時間測定器が知ら
れている。その場合たとえば、20kHzの約20ない
し30個の個別振動からなるパルスパケットが適当な超
音波変換器により放出され、物体で反射され、適当な超
音波変換器により再び受信される。送信と受信の間の時
間が距離の尺度である。
測定のために超音波パルスエコー遅延時間測定器が知ら
れている。その場合たとえば、20kHzの約20ない
し30個の個別振動からなるパルスパケットが適当な超
音波変換器により放出され、物体で反射され、適当な超
音波変換器により再び受信される。送信と受信の間の時
間が距離の尺度である。
【0003】図1はこの種の送信信号の電気的形式を示
す図である。図2は受信器の出力に現われたときのこの
パルスの代表的な波形を示す図である。若干の立上がり
過渡振動時間の後に初めて最大振幅に到達することがわ
かる。受信パルスパケットの波形が距離および反射体の
音響的品質に大きく左右されることもわかる。
す図である。図2は受信器の出力に現われたときのこの
パルスの代表的な波形を示す図である。若干の立上がり
過渡振動時間の後に初めて最大振幅に到達することがわ
かる。受信パルスパケットの波形が距離および反射体の
音響的品質に大きく左右されることもわかる。
【0004】基本的に自由に確定し得る特定の受信振幅
がなければならないから、受信信号の質と振幅に関係す
るヒステリシスがこの方法に本来特有のものであること
は明白である。
がなければならないから、受信信号の質と振幅に関係す
るヒステリシスがこの方法に本来特有のものであること
は明白である。
【0005】この理由からなるべく等しい振幅−目標物
との距離に関わりなく−を得るために、受信器の増幅を
時間的に極めて正確に制御することが重要であることが
多数の論文で知られている。もちろん、目標物の品質に
干渉することはできないから、補償不能な残留誤差が常
に残り、超音波系の分解能と精度に著しく影響する。
との距離に関わりなく−を得るために、受信器の増幅を
時間的に極めて正確に制御することが重要であることが
多数の論文で知られている。もちろん、目標物の品質に
干渉することはできないから、補償不能な残留誤差が常
に残り、超音波系の分解能と精度に著しく影響する。
【0006】
【発明の要約】この発明は上記のような問題を有利に解
決するためのものである。基本思想は、振動系が位相位
置の180°の変動(位相反転)に遅延なく追従するこ
とができるという観察を論拠とする。送信信号が図3の
ように振動パケットのほぼ中央で180°の位相交代が
行なわれるように電気的に構成されるならば、受信信号
の位相交代は図4のような形をとる。実質的に位相交代
時に放出エネルギーが短時間の間0になるのが特徴であ
る。
決するためのものである。基本思想は、振動系が位相位
置の180°の変動(位相反転)に遅延なく追従するこ
とができるという観察を論拠とする。送信信号が図3の
ように振動パケットのほぼ中央で180°の位相交代が
行なわれるように電気的に構成されるならば、受信信号
の位相交代は図4のような形をとる。実質的に位相交代
時に放出エネルギーが短時間の間0になるのが特徴であ
る。
【0007】
【実施例】次にこの発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
て説明する。
【0008】まず送出される信号の位相位置が送信信号
の経過中に180°反転されるように送信信号を電気的
に構成する。
の経過中に180°反転されるように送信信号を電気的
に構成する。
【0009】この位相交代を検出するように受信器を図
6に示すように構成する。ここで、1は超音波変換器、
2は増幅器、3は帯域フィルタ、4は同期復調器、5は
基準発振器、6は低域フィルタ、7は比較器、8は出力
である。
6に示すように構成する。ここで、1は超音波変換器、
2は増幅器、3は帯域フィルタ、4は同期復調器、5は
基準発振器、6は低域フィルタ、7は比較器、8は出力
である。
【0010】したがって、パルスの出力が始まるときに
(在来法)遅延時測定をスタートしない。むしろ遙かに
精密に確定された位相交代が起こるときに測定時間(t
=0)が始まる。
(在来法)遅延時測定をスタートしない。むしろ遙かに
精密に確定された位相交代が起こるときに測定時間(t
=0)が始まる。
【0011】受信器が受信信号の位相交代を検出したと
きに、必然的に測定時間が終了する。
きに、必然的に測定時間が終了する。
【0012】受信器側ではこのことは復調器4が図7に
相当することを意味する。ここで11は受信信号入力、
12は8相復調器(0°,45°,90°,135°,
180°,225°,270°,315°)、13は8
個の低域フィルタ、14はスイッチングレギュレータ、
15は比較器、16は比較器基準入力(0V)、17は
出力、18は基準発振器(8f0 =8倍の振動周波数を
表わす)である。
相当することを意味する。ここで11は受信信号入力、
12は8相復調器(0°,45°,90°,135°,
180°,225°,270°,315°)、13は8
個の低域フィルタ、14はスイッチングレギュレータ、
15は比較器、16は比較器基準入力(0V)、17は
出力、18は基準発振器(8f0 =8倍の振動周波数を
表わす)である。
【0013】好ましい構成においては、たとえば8つの
位相を復調する回路が利用される。スイッチングレギュ
レータ14は所定の基準に従って正しい位相位置を探し
出し、復調した信号を比較器15へ転送する。出力に方
形信号が現われ、その時間的位置を測定する。図5は低
域フィルタ13(図6の6に対応する)の後方の復調信
号を正しい位相位置で示す図である。
位相を復調する回路が利用される。スイッチングレギュ
レータ14は所定の基準に従って正しい位相位置を探し
出し、復調した信号を比較器15へ転送する。出力に方
形信号が現われ、その時間的位置を測定する。図5は低
域フィルタ13(図6の6に対応する)の後方の復調信
号を正しい位相位置で示す図である。
【0014】好ましい構成においては、送信側で図8の
回路が利用される。この回路は次のように機能する。
回路が利用される。この回路は次のように機能する。
【0015】送信周波数が発振器21から分周器22を
介して導き出される。インバータ23が180°位相位
置を発生する。スイッチングレギュレータ27が選択ス
イッチ24を制御する。選択スイッチ24は「切」、
「位相0°」および「位相180°」の3つの位置に置
くことができる。
介して導き出される。インバータ23が180°位相位
置を発生する。スイッチングレギュレータ27が選択ス
イッチ24を制御する。選択スイッチ24は「切」、
「位相0°」および「位相180°」の3つの位置に置
くことができる。
【0016】増幅器25は正しくインピーダンス整合し
た信号を超音波変換器26へ転送する。
た信号を超音波変換器26へ転送する。
【0017】この発明の重要な利点は、受信信号の現在
の振幅に関わりなく、所定の時点を検出することができ
ることである。それは実際上、時間依存性利得制御に対
する要求が著しく小さくなることを意味する。なぜな
ら、増幅に基づくヒステリシスをこの方法により排除す
ることができるからである。
の振幅に関わりなく、所定の時点を検出することができ
ることである。それは実際上、時間依存性利得制御に対
する要求が著しく小さくなることを意味する。なぜな
ら、増幅に基づくヒステリシスをこの方法により排除す
ることができるからである。
【0018】もう1つの極めて重要な方法上の利点は、
位相ジャンプがある前述の送信パルスが何らかの偶然的
雑音事象から有意に区別されるということに基づく。
位相ジャンプがある前述の送信パルスが何らかの偶然的
雑音事象から有意に区別されるということに基づく。
【0019】慣用の超音波パルスエコー遅延法は、偶然
的雑音事象が測定に影響しまたは測定を全く不可能にす
るという難点がある。実質的に統計的評価に基づいて機
能する多数の方法が記述されている。その場合、測定が
逐次近接して行なわれ、実際の目標物がいわば時間軸の
同じ位置にあり、一方偶然的音響事象が確率的に起こ
る。
的雑音事象が測定に影響しまたは測定を全く不可能にす
るという難点がある。実質的に統計的評価に基づいて機
能する多数の方法が記述されている。その場合、測定が
逐次近接して行なわれ、実際の目標物がいわば時間軸の
同じ位置にあり、一方偶然的音響事象が確率的に起こ
る。
【0020】部品費の面でも少なくないこの支出は、加
えてセンサの反応速度が著しく緩慢であるという欠点が
ある。幾らか大きな耐雑音性を得るのに、少なくとも3
つのサンプリングサイクルが必要であることが判明し
た。
えてセンサの反応速度が著しく緩慢であるという欠点が
ある。幾らか大きな耐雑音性を得るのに、少なくとも3
つのサンプリングサイクルが必要であることが判明し
た。
【0021】本発明に基づき、時間Δtを測定すること
により、パルスエコー遅延時間を検出するように電子解
析装置を設計することを提案する(図9を参照)。
により、パルスエコー遅延時間を検出するように電子解
析装置を設計することを提案する(図9を参照)。
【0022】t=0の時点で送信器で位相位置が交代
し、時間測定が制御される。受信器の比較器がフランク
33で受信パルス32のゼロ通過を検出したならば、時
間測定を停止する。たとえばフィルタの発振立上がり時
間に基づく、系に原因する定数Δtを時間Δtからさら
に差し引かなければならない。
し、時間測定が制御される。受信器の比較器がフランク
33で受信パルス32のゼロ通過を検出したならば、時
間測定を停止する。たとえばフィルタの発振立上がり時
間に基づく、系に原因する定数Δtを時間Δtからさら
に差し引かなければならない。
【0023】なお、図9において、31は位相交代のた
めの制御信号を表わし、32は受信信号を表わし、33
は比較器のフランクを表わす。
めの制御信号を表わし、32は受信信号を表わし、33
は比較器のフランクを表わす。
【図面の簡単な説明】
【図1】超音波パルスエコー遅延時間測定器における送
信信号の電気的形式を示す図である。
信信号の電気的形式を示す図である。
【図2】受信器の出力に現われたパルスの波形を示す図
である。
である。
【図3】送信信号の波形を示す図である。
【図4】受信信号の位相交代を示す図である。
【図5】低域フィルタの後方の復調信号を正しい位相位
置で示す図である。
置で示す図である。
【図6】位相交代を検出するための受信器の構成を示す
図である。
図である。
【図7】復調器の構成を示す図である。
【図8】送信器の構成を示すブロック図である。
【図9】位相交代のための制御信号、受信信号および比
較器のフランクの関係を示す図である。
較器のフランクの関係を示す図である。
1 超音波変換器 2 増幅器 3 帯域フィルタ 4 同期復調器 5 基準発振器 6 低域フィルタ 7 比較器 8 出力 21 発振器 22 分周器 23 インバータ 24 選択スイッチ 25 増幅器 26 超音波変換器 27 スイッチングレギュレータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 000161943 京都度器株式会社 京都府京都市南区東九条松田町39番地 (72)発明者 ハンス・ルンプ ドイツ連邦共和国、4750 ウナ−マッセ ン、ビーセンカンプ、22 (72)発明者 ノーベルト・ピィーパー ドイツ連邦共和国、4710 リューディング ハウゼン、オンドゥルップ、53
Claims (2)
- 【請求項1】 超音波パルスエコー遅延時間法による超
音波距離測定装置であって、 電気的に発生され、超音波変換器を介して送出される送
信パルスを連続して送出する手段を含み、 前記パルスは位相がそれぞれ180°変位した同じ周波
数の送信パルスからなり、 前記パルスの受信エコー内の位相ジャンプを検出するた
めの位相検出器を有する受信手段と、 前記送出された信号の位相ジャンプとともに測定を開始
し、前記受信エコーの位相ジャンプが検出されると測定
を中止する手段とを含む、超音波距離測定装置。 - 【請求項2】 相互に相反転した2つのパルスパケット
からなる受信パルスだけを受信する論理解析装置が前記
受信手段側にあることを特徴とする、請求項1に記載の
超音波距離測定装置。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE4208649:3 | 1992-03-16 | ||
DE4208649 | 1992-03-16 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0611565A true JPH0611565A (ja) | 1994-01-21 |
Family
ID=6454357
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5415793A Pending JPH0611565A (ja) | 1992-03-16 | 1993-03-15 | 超音波距離測定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0611565A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE9405096U1 (de) * | 1994-03-25 | 1994-08-11 | Hattenhorst, Reiner, 59269 Beckum | Schwenklager für Fernsehgeräte |
US5911527A (en) * | 1996-09-02 | 1999-06-15 | Seiko Epson Corporation | Hybrid printer device equipped with a plurality of printing mechanisms and control method therefore |
CN103099620A (zh) * | 2013-02-04 | 2013-05-15 | 中国人民解放军第三0七医院 | 一种高精度呼吸监测仪 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6326784U (ja) * | 1986-08-04 | 1988-02-22 |
-
1993
- 1993-03-15 JP JP5415793A patent/JPH0611565A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6326784U (ja) * | 1986-08-04 | 1988-02-22 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE9405096U1 (de) * | 1994-03-25 | 1994-08-11 | Hattenhorst, Reiner, 59269 Beckum | Schwenklager für Fernsehgeräte |
US5911527A (en) * | 1996-09-02 | 1999-06-15 | Seiko Epson Corporation | Hybrid printer device equipped with a plurality of printing mechanisms and control method therefore |
CN103099620A (zh) * | 2013-02-04 | 2013-05-15 | 中国人民解放军第三0七医院 | 一种高精度呼吸监测仪 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19960213 |