JPH06115115A - プリンタ - Google Patents

プリンタ

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JPH06115115A
JPH06115115A JP20490392A JP20490392A JPH06115115A JP H06115115 A JPH06115115 A JP H06115115A JP 20490392 A JP20490392 A JP 20490392A JP 20490392 A JP20490392 A JP 20490392A JP H06115115 A JPH06115115 A JP H06115115A
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洋子 谷
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、特に好適には、印字用コイルにより
駆動される印字ワイヤピン等を用いて記録紙上に記録を
行なうインパクト方式のプリンタに関し、プリンタの印
字の高速性を保証することが可能なプリンタを得ること
を目的とする。 【構成】本発明によるプリンタは、夫々駆動信号を受
け、記録のための動作を行なう複数個の記録用素子と、
前記複数の記録用素子に近接して設けられ、温度検出を
行なう温度検出素子と、所定のタイミング毎に前記温度
検出素子の検出出力を得ると共に、複数回連続して前記
温度検出素子の検出出力が所定値を超えていた場合、前
記複数個の記録用素子の動作を制御する制御手段と、を
備えてなることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、夫々駆動信号を受け、
記録のための駆動動作を行なう複数個の記録用素子を備
えてなるプリンタに係り、特に好適には、印字用コイル
により駆動される印字ワイヤピン等を用いて記録紙上に
記録を行なうインパクト方式のプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】インパクトプリンタは、印字ハンマを用
いて活字を打刻することにより印字を行なう活字式プリ
ンタと印字ピン(ワイヤピン)を駆動することにより記
録紙上に印字を行なうワイヤドットプリンタがある。こ
のようなインパクトプリンタでは、印字ハンマやワイヤ
ピンを駆動する毎に駆動手段である印字用コイルが発熱
する。
【0003】この印字用コイルの発熱により、印字用
コイルに流れる電流が減少するために印字ワイヤピンを
動作させることができなくなったり、印字用コイルの
絶縁が低下する、等の問題がある。前述した印字用コイ
ルの発熱に起因する問題を解決するため、印字用コイル
の近傍に設けられたサーミスタ等の温度検出素子で印字
用コイル等の温度を検出して、検出温度が一定温度以上
に達した場合に動作を中断、又は、緩慢にして温度を低
下させる方法をとっていた。
【0004】図12は従来の温度検出方法の説明図であ
る。 (1) 図において、まず、印字制御部は、印字許可信号
をオンとし、上位装置から転送されて来た印字データに
基づいて印字用コイルのオン/オフ動作を行なわせるこ
とにより、印字動作を実行する。 (2) 次いで、印字制御部は、印字用コイルの近傍の温
度検出素子の検出出力を読取る。 (3) そして、印字制御部は、その検出出力が予め定め
た所定温度t以上か否かを判断する。温度検出素子によ
り検出された温度が所定温度t以下であった場合には、
ステップ(2)に戻る。
【0005】他方、検出温度が所定温度t以上であった
場合には、ステップ(4)に移る。 (4) 印字制御部は、印字許可信号をオフとし、印字動
作を停止する。 (5) 印字制御部は、次いで、再度、温度検出素子の検
出出力を読取る。 (6) 印字制御部は、その検出温度が所定温度t以上か
否かを判断する。検出温度が所定温度t以上ならば、ス
テップ(5)に戻る。
【0006】検出温度が所定温度t以下になったなら
ば、ステップ(7)に移る。 (7) 印字制御部は、印字許可信号をオンとし、残りの
印字データの印字処理を実行する。そして、上位装置よ
り転送されてきた全ての印字データの印字終了迄前述し
た処理を実行する。
【0007】前述したように、プリンタは、上位装置か
ら転送されてくる印字データに基づいて印字用コイルの
オン/オフ動作を行なわせるて印字動作を行なうように
なっているが、印字用コイルの発熱による温度上昇は、
印字データに基づく印字デューティに左右される。図1
3は、印字デューティと温度上昇の関係を示す図であ
る。
【0008】図に示されるように、比較的低い印字デュ
ーティAで印字を行なった場合は、延々と印字動作を実
行したとしても温度検出素子により検出される印字用コ
イルの温度は、制限温度TH に到達することがない。一
方、比較的高い印字デューティCで印字を行なった場合
には、検出温度は、短時間で制限温度TH に到達してし
まう。尚、通常の印字デューティBの場合でも連続印字
時間が長くなると、検出温度が制限温度TH に到る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図12
を用いて説明した従来の温度検出方法を用いるプリンタ
においては、複数の印字用コイルが搭載された印字ヘッ
ドが一旦高温になってしまうと、印字ヘッドの温度が制
限温度TH に低下するまで、印字が再開されなかった。
従って、プリンタの高速性が阻害されるといとうい問題
があった。
【0010】また、印字ヘッドの温度が制限温度TH
低下後であっても、印字再開により直ちに制限温度に到
達して印字動作が停止されてしまう一方、印字ヘッドの
中の印字用コイルの温度は常時制限温度TH 近傍に維持
されてしまい印字ヘッドの構成部品(絶縁被覆された印
字用コイル等)の耐久性が劣化するという問題もあっ
た。
【0011】本発明の目的は、プリンタの印字の高速性
を保証することのできるプリンタを提供することにあ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明によるプリンタ
は、夫々駆動信号を受け、記録のための動作を行なう複
数個の記録用素子60と、前記複数の記録用素子60に
近接して設けられ、温度検出を行なう温度検出素子28
と、所定のタイミング毎に前記温度検出素子28の検出
出力を得ると共に、複数回連続して前記温度検出素子2
8の検出出力が所定値を超えていた場合、前記複数個の
記録用素子の動作を制御する制御手段50と、を備えて
なることを特徴とする。
【0013】
【作用】本発明によるプリンタによれば、温度検出素子
の検出温度が複数回連続して所定値を超えた場合にの
み、記録用素子の動作を制御するようにしているので、
プリンタの印字の高速性を保証することができる。
【0014】
【実施例】第2図は、本発明が適用されるインパクトプ
リンタの一実施例構成の説明図である。図において、連
続折り畳み用紙2は、その送り孔2aと係合するトラク
タピン4aを有するトラクタ4により搬送される。用紙
送りモータ6は、プーリ8、ベルト10、プーリ12を
介してトラクタ4を回転駆動することにより、用紙2の
搬送を行なわせる。用紙送りモータ6は、駆動回路40
を介して用紙送り制御部42に駆動制御される。用紙送
り制御部42は、印字制御部50からの駆動指示に応じ
て用紙2の改行動作を実行する。
【0015】プラテン14は、印字ヘッド22に対向配
置されて成ると共に、プーリ16、ベルト18、プーリ
20を介して回転駆動され、用紙2の案内をする。印字
ヘッド22は、各々複数の印字ピン(24本)を搭載す
る複数個の印字ブロック(12個)から成り、ガイド棒
24に沿って往復移動されるシャトル26上に搭載され
ている。従って、合計288本の印字ピンがシャトル2
6上に搭載されている。
【0016】尚、印字ブロック22aは、図示しないネ
ジ等の取付け/取り外しが可能な締結手段により各々シ
ャトル26上に搭載されており、個別に交換が可能とな
っている。また、印字ブロック22a〜22hは、24
本のワイヤピンの夫々が縦方向(用紙2の改行方向)に
所定のピッチで配列されるように取付けられる。そし
て、印字ヘッド22の各印字ピンは、駆動回路52を介
して印字制御部50からの駆動指示に応じて駆動され
る。
【0017】尚、図2は、印字ブロックが8個(22a
〜22h)の場合を示している。更に、印字ヘッド22
の各印字ブロック22a〜22hには、印字ブロック2
2a〜22hの発熱温度を検出するための温度検出素子
であるサーミスタ(同様に、図2においては8個)28
a〜28hが取付けられている。サーミスタ28a〜2
8hの検出出力は、印字制御部50に入力されている。
【0018】シャトル26は、シャトル26の下面に取
付けられた複数の磁石28とインパクトプリンタのフレ
ーム側に搭載された複数個のコイル30とから成る駆動
モータにより往復駆動される。駆動モータのコイル30
は、駆動回路54を介して印字制御部50により制御さ
れ、シャトル26の反転駆動動作、定速度動作、停止動
作等が制御される。
【0019】尚、前述した印字制御部50が用紙送り制
御部42を介して行なう用紙2の改行動作やシャトル2
6の反転、定速度、停止制御のタイミングの詳細は、米
国特許第4,819,556号明細書に記載されている
ので、その詳細な説明は割愛することとする。図3及び
図4は、印字ヘッド22を構成する印字ヘッドブロック
の構成を説明する説明図であり、図3は印字ヘッドブロ
ックの斜視図、図4は印字ヘッドブロックの側面断面図
である。
【0020】図において、永久磁石201は、ヨーク2
02aと202bとの間に積層されている。鉄芯202
cは、ヨーク202b上に積層され、且つその回りに
は、印字用コイルである電磁コイル203が巻回されて
いる。鉄芯202cの対向部には、板ばね208に支持
されたアマチュア204が配置されており、アマチュア
204は、永久磁石201の磁気吸引力により、鉄芯2
02cに吸引保持されている。先端に印字ワイヤピン2
06を有するビーム205はアマチュア204の先端に
ろう付けされている。
【0021】また、電磁コイル203の外周面には、温
度検出素子であるサーミスタ28が取付けられている。
このサーミスタ28は、電磁コイル203全体を覆うゴ
ム材料により一体的に覆われている。このような構成の
電磁駆動部が6本の印字ワイヤピン毎に並列に平板21
0上に配列されて、印字ヘッドブロックを構成してい
る。そして、このような印字ヘッドブロックを前後及び
上下4つを組合せて構成した1つの印字ブロック(印字
ワイヤピンが24本)が12個シャトル26上に搭載さ
れている。従って、図2においては、8個のサーミスタ
28のみ図示されているが、実際には、印字ヘッドブロ
ックに1個のサーミスタが取付けられるため、48個の
サーミスタがシャトル26上に搭載されていることな
る。
【0022】図5は、印字制御部50の詳細構成説明図
である。図において、データ受信制御回路60は、上位
装置から転送されてくる印字データの受信を行なうと共
に、受信した印字ドットパターンデータを印刷用メモリ
62に格納するものである。印刷用メモリ62は、縦方
向24ドット分で且つ連続用紙2の幅方向の一行分のデ
ータを保持可能である。また、印刷用メモリ62は、記
憶領域が縦方向に8ドット分づつ3分割されており、後
述する如く、MPUシステム70からのセレクト信号1
〜3に応じて、読み出し領域が選択可能にされている。
【0023】印字制御回路64は、入力される印字タイ
ミング信号に応じて印刷用メモリ62に格納されたドッ
トパターンデータを読み出し、実際の印字ヘッドのワイ
ヤピン配列に対応した形式に変換し、保持回路66にセ
ットする。保持回路66に格納されたドットデータは、
印字タイミング信号に同期して駆動回路52に与えら
れ、印字ヘッド22の印字ワイヤピンの駆動を行なわせ
る。また、印字制御回路64は、I/Oポート68を介
してMPUシステム70との間で、行終了信号や分割印
字指令等の信号の授受を行なう。
【0024】MPUシステム70は、I/Oポート68
を介してデータ受信制御回路60や印字制御回路64と
の信号の授受を行なう一方、印刷用メモリ62の読み出
し領域を選択するセレクト信号1〜3を印刷用メモリ6
2に対して出力する。また、MPUシステム70は、駆
動回路54を通してシャトル26の往復動作を制御する
一方、用紙送り制御部42を介して連続用紙2の改行動
作を制御する。更に、MPUシステム70は、データバ
ッファ回路72を介して温度検出回路74の検出出力を
読取り可能に構成されている。温度検出回路74は、サ
ーミスタ28の検出出力を受け、その検出出力が予め定
めた制限温度TH を超えたか否かをチェックする。そし
て、温度検出回路74は、サーミスタ28の検出出力が
制限温度TH を超えている場合、サーミスタ28の番号
に対応するデータバッファ回路72の値を変更する。つ
まり、データバッファ回路72は、サーミスタ28の個
数に対応した数の状態レジスタで構成され、各レジスタ
にセットされた内容がMPUシステム70により読み取
り可能に構成されている。
【0025】図6は、温度検出回路74の一実施例の説
明図である。図において、サーミスタ28a〜28h
は、夫々抵抗R1 を介して共通の電源Vに接続されてい
る。また、各サーミスタ28a〜28hの出力は、比較
器76a〜76hの一方の入力端子に接続されている。
各比較器76a〜76hの他方の端子には、図示しない
基準電圧発生器からの基準値Ref が入力されている。こ
の基準値Ref は、前述の制限温度TH に対応している。
【0026】前述した構成において、その動作を説明す
る。図1は、複数回の温度検出を伴う印字動作処理フロ
ーチャートであり、図7は一実施例の動作タイムチャー
トである。 (1) 図において、まず、印字制御部50のMPUシス
テム70は、I/Oポート68を介してデータ受信制御
回路60にデータ要求信号を発する。データ受信制御回
路60は、データ要求信号に基づいて上位装置からドッ
トパターンデータの受信動作を開始し、受信したドット
パターンデータを印刷メモリ62に格納し、格納終了
後、印刷用メモリ62のドットパターンデータがフル状
態であることをMPUシステム70にI/Oポート68
を介して通知する。
【0027】これにより、図7の(2)に示す一行分のデ
ータ転送処理が終了する。このデータ転送処理は、シャ
トル26の反転動作中に実行される(図7の(1)参
照)。一方、MPUシステム70は、印字制御回路64
に対して印字処理動作を指示する一方、駆動回路54を
介して駆動コイル30を駆動することにより所定の周期
でシャトル26を往復移動させ、更に、用紙送り制御部
42を介して連続用紙4を所定の印字開始位置に位置付
けさせておく。
【0028】そして、印字制御部50の印字制御回路6
4は、シャトル26の定速度中に図示しないタイミング
信号発生用センサからのタイミング信号に従って、印字
動作を実行させる。 (2) 次いで、MPUシステム70は、データバッファ
72回路を介して、温度検出回路74の検出出力を読み
取る。 (3) データバッファ回路72内のいずれの状態レジス
タにもサーミスタ28が高温検出したことを示す値がセ
ットされていない場合、MPUシステム70の処理は、
ステップ(2)に戻り、温度検出処理を繰り返し実行す
る。MPUシステム70の処理ループは、100μs単
位毎に行なわれる。
【0029】ここで、図7(1)に示す定速中に高温検出
がされなかった場合には、MPUシステム70は、I/
Oポート68を介して次の一行のドットパターンデータ
の送信を要求し、次の一行分のデータ転送(図7の(2))
を実行させると共に、用紙送り制御部42を介して連続
用紙2の改行動作(図7の(5))を実行させる。一方、デ
ータバッファ回路72内のいずれか一つの状態レジスタ
に高温検出したことを示す値をセットされていた場合、
ステップ(4)に移る。 (4) MPUシステム70は、図示しない第1の内部レ
ジスタFのフラグが1にセットされているか否かを確認
する。内部レジスタFのフラグが0ならば、第1回目の
高温検出であるとして、ステップ(5)に移る。内部レジ
スタFのフラグが1ならば第2回目の高温検出であると
してステップ(9)へ移る。 (5) MPUシステム70は、高温検出出力を発してい
るサーミスタ28の番号を内部レジスタの番号から判断
し、このサーミスタ28の番号を他の内部レジスタTM
P1に記憶する。 (6) 次いで、前述の内部レジスタFの値を1にセット
する。 (7) そして、MPUシステム70は、タイマーセット
する。 (8) MPUシステム70は、その後のタイマーアップ
を確認したならば、ステップ(2)へ戻る。 (9) MPUシステム70は、高温検出出力を発してい
るサーミスタ28の番号を内部レジスタの番号から判断
し、このサーミスタ28の番号を他の内部レジスタTM
P2に記憶する。 (10) 次いで、MPUシステム70は、内部レジスタT
MP1とTMP2の内容を比較する。 (11) そして、比較結果から同一のサーミスタ28で連
続して高温検出が行なわれたか否かを判断する。同一の
サーミスタ28により高温検出された場合、(12)に移
る。高温検出が同一のサーミスタ28で検出されなかっ
た場合は、ステップ(13)に移る。 (12) MPUシステム70は、I/Oポート68を介し
て印字制御回路64に分割印字指令を発し、ステップ(1
5)に移る。
【0030】ここで、分割印字指令がMPUシステム7
0から印字制御回路64に出力された場合、MPUシス
テム70は、次のように印字動作を実行する。まず、M
PUシステム70は、図7の(1)における反転中(b)
にセレクト信号1を出力し、印刷メモリ62の第1番目
の領域を選択する。そして、印字制御回路64が印刷メ
モリ62の第1番目の領域のみのドットパターンデータ
を読み出し保持回路66に与え、図7の(1)における定
速中(c)において印字動作を実行させる。次いで、M
PUシステム70は、反転中(d)において連続用紙2
の改行動作を実行させないで、セレクト信号2を出力
し、印刷メモリ62の第2番目の領域を選択する。そし
て、印字制御回路64は第2番目の領域のみのドットパ
ターンデータのみの印字を実行させる。次いで、同様
に、印刷メモリ62の第3番目の領域のドットパターン
データの印字動作を実行させる。
【0031】そして、MPUシステムム70は、図7の
(1)の反転中(h)において、次の一行分のデータ転送と用
紙の改行動作を実行させ、印字動作を繰り返し実行す
る。このように、高温検出後の分割印字動作は、印字用
コイルの使用頻度を1/3に低減させることができるの
で、印字ヘッド22の温度低下動作となる。また、分割
印字動作は、印字動作の停止にはならないので、印字速
度を極端に低下させることはない。更に、一行を3回に
分けて印字しているので、特定の印字ピンのみが動作す
ることを防止できる。 (13) MPUシステム70は、印字実行中の一行の全印
字が終了したか否かを判断する。一行の印字が実行中で
ある場合には、そのままステップ(15)に移る。 (14) ステップ(13)の判断が印字終了の場合には、分割
印字指令をオフしてからステップ(15)に移る。 (15) MPUシステム70は、内部レジスタF、TEM
P1、TEMP2の値をクリアする。その後、ステップ
(2)に戻る。
【0032】以上説明したように、本実施例において
は、同一のサーミスタが連続して高温を検出した場合に
のみ分割印字が行なわれるので、プリンタの高速性を保
証することかできる。また、印字のパターンが局所的で
部分的に黒く印字される場合には、すぐに温度が上昇し
てしまうが、ステップ(7)におけるタイマーのセット値
を印字用コイルにダメージを与えない程度に選択するこ
とにより、短時間のみ高温になる印字パターンにおける
分割印字動作を排除することができる。
【0033】図8は、温度検出回路の他の実施例の説明
図である。図において、図6に示される温度検出回路と
相違する点は、比較器76a〜76hに与えられる基準
値Ref の値が基準値RefHとRefLの複数個設けられてお
り、この二つの基準値がスイッチ回路80により選択可
能となっている点である。図9と図10は、図8に示さ
れる温度検出回路を用いた印字動作処理フローチャート
であり、他の実施例に係る印字動作処理フローチャート
である。 (1) まず、MPUシステム70は、図1のフローチャ
ートのステップ(1)と同様の処理を実行する一方、各比
較器76a〜76hに基準値RefHが入力されるようにス
イッチ回路80に切替え指示を発する。 (2) 次いで、MPUシステム70は、データバッファ
72回路を介して、温度検出回路74の検出出力を読み
取る。 (3) データバッファ回路72内のいずれの状態レジス
タにもサーミスタ28が高温検出したことを示す値がセ
ットされていない場合、MPUシステム70の処理は、
ステップ(2)に戻り、温度検出処理を繰り返し実行す
る。
【0034】ここで、図7(1)に示す定速中に高温検
出がされなかった場合には、MPUシステム70は、I
/Oポート68を介して次の一行のドットパターンデー
タの送信を要求し、次の一行分のデータ転送(図7の
(2))を実行させると共に、用紙送り制御部42を介して
連続用紙2の改行動作(図7の(5))を実行させる。一
方、データバッファ回路72内のいずれか一つの状態レ
ジスタに高温検出したことを示す値をセットされていた
場合、ステップ(4)に移る。 (4) MPUシステム70は、図示しない第1の内部レ
ジスタFのフラグが1にセットされているか否かを確認
する。内部レジスタFのフラグが0ならば、第1回目の
高温検出であるとして、ステップ(5)に移る。内部レジ
スタFのフラグが1ならば第2回目の高温検出であると
してステップ(9)へ移る。 (5) MPUシステム70は、高温検出出力を発してい
るサーミスタ28の番号を内部レジスタの番号から判断
し、このサーミスタ28の番号を他の内部レジスタTM
P1に記憶する。 (6) 次いで、前述の内部レジスタFの値を1にセット
する。 (7) そして、MPUシステム70は、タイマーセット
する。 (8) MPUシステム70は、その後のタイマーアップ
を確認したならば、ステップ(2)へ戻る。 (9) MPUシステム70は、高温検出出力を発してい
るサーミスタ28の番号を内部レジスタの番号から判断
し、このサーミスタ28の番号を他の内部レジスタTM
P2に記憶する。 (10) 次いで、MPUシステム70は、内部レジスタT
MP1とTMP2の内容を比較する。 (11) そして、比較結果から同一のサーミスタ28で連
続して高温検出が行なわれたか否かを判断する。同一の
サーミスタ28により高温検出された場合、(12)に移
る。高温検出が同一のサーミスタ28で検出されなかっ
た場合は、ステップ(15)に移る。 (12) MPUシステム70は、高温検出が発生した印字
ブロックの箇所を内部レジスタCHに格納する。この印
字ブロックの特定は、高温検出がセットされた状態レジ
スタの位置上方から判断する。 (13) 次いで、MPUシステム70は、I/Oポート6
8を介して印字制御回路64に分割印字指令を発し、ス
テップ(14)に移る。
【0035】ここで、分割印字指令がMPUシステム7
0から印字制御回路64に出力された場合、MPUシス
テム70は、次のように印字動作を実行する。まず、M
PUシステム70は、図7の(1)における反転中(b)にセ
レクト信号1を出力し、印刷メモリ62の第1番目の領
域を選択する。そして、印字制御回路64が印刷メモリ
62の第1番目の領域のみのドットパターンデータを読
み出し保持回路66に与え、図7の(1)における定速中
(c)において印字動作を実行させる。次いで、MPUシ
ステム70は、反転中(d)において連続用紙2の改行動
作を実行させないで、セレクト信号2を出力し、印刷メ
モリ62の第2番目の領域を選択する。そして、印字制
御回路64は第2番目の領域のみのドットパターンデー
タのみの印字を実行させる。次いで、同様に、印刷メモ
リ62の第3番目の領域のドットパターンデータの印字
動作を実行させる。
【0036】そして、MPUシステムム70は、図7の
(1)の反転中(h)において、次の一行分のデータ転送と用
紙の改行動作を実行させ、印字動作を繰り返し実行す
る。 (14) MPUシステム70は、内部レジスタF、TEM
P1、TEMP2の値をクリアする。その後、ステップ
(2)に戻る。 (15) MPUシステム70は、比較器76a〜76hに
与える基準値をRefLとすべく、スイッチ回路80に切替
え出力を発する。 (16) 次いで、MPUシステム70は、データバッファ
回路72の値を読取る。 (17) そして、MPUシステム70は、内部レジス
タCHに格納された状態レジスタの位置情報から同一の
印字ブロック22、つまり、高温状態が検出された印字
ブロックの温度を検出するサーミスタ28の温度が基準
値RefL以下に低下したか否かを判断する。
【0037】ここで、印字ブロック22の温度が基準値
RefL以下の低温になっていない場合には、データバッフ
ァ回路72に所定値「1」がセットされる。従って、M
PUシステム70は、データバッファ回路72の値が
「0」である場合に、サーミスタ28が基準値RefL以下
の低温を検出したと判断する。低温状態が検出された場
合には、ステップ(18)に移る。検出されない場合は、ス
テップ(21)に移る。 (18) MPUシステム70は、内部レジスタCHをクリ
アする。 (19) 次いで、MPUシステム70は、印字実行中の一
行の全印字が終了したか否かを判断する。一行の印字が
実行中である場合には、ステップ(21)に移る。 (20) ステップ(19)の判断が印字終了の場合には、分割
印字指令をオフしてからステップ(21)に移る。
【0038】つまり、図7の(4)に示されるように、シ
ャトル動作の定速中(e)において、低温が検出された場
合には、分割印字指令をオフにする。従って、MPUシ
ステム70は、図7の(1)の定速中(g)における印字動作
終了後に、一行分のデータ転送を行なわせる一方、印刷
メモリ62の全領域を選択するようにセレクト信号1〜
3を出力する。そして、印字制御部50は、一行毎の印
字動作を実行させる。この印字動作中に再度同一印字ブ
ロックにおいて連続して高温検出が行なわれたならば、
分割印字動作が行なわれる。それ故、図11に示される
ように、印字デューティA,B,Cに応じて、高温制限
温度TH と低温制限温度TL の間で、分割印字と通常印
字が繰り返して実行される。 (21) MPUシステム70は、再度、比較器76a〜7
6hに与える基準値を基準値RefHとすべく、スイッチ回
路80に切替え指示を発する。そして、ステップ(14)に
移る。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るプリ
ンタにおいては、温度検出素子の検出出力が連続して所
定値を超えていた場合にのみ記録用素子の動作を制御す
るようにしているので、プリンタの高速性を保証するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】複数回の温度検出を伴う印字動作処理フローチ
ャート
【図2】インパクトプリンタの一実施例構成の説明図
【図3】印字ヘッドブロックの斜視図
【図4】印字ヘッドブロックの側面断面図
【図5】印字制御部50の詳細構成説明図
【図6】温度検出回路の一実施例の説明図
【図7】一実施例の動作タイムチャート
【図8】温度検出回路の他の実施例の説明図
【図9】他の実施例に係る印字動作フローチャート
【図10】他の実施例に係る印字動作フローチャート
【図11】他の実施例に係る印字デューティと温度上昇
の関係を示す図
【図12】従来の温度検出方法の説明図
【図13】印字デューティと温度上昇の関係を示す図
【符号の説明】
28 サーミスタ 60 印字コイル

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】夫々駆動信号を受け、記録のための動作を
    行なう複数個の記録用素子(60)と、 前記複数の記録用素子(60)に近接して設けられ、温
    度検出を行なう温度検出素子(28)と、 所定のタイミング毎に前記温度検出素子(28)の検出
    出力を得ると共に、複数回連続して前記温度検出素子
    (28)の検出出力が所定値を超えていた場合、前記複
    数個の記録用素子の動作を制御する制御手段(50)
    と、 を備えてなることを特徴とするプリンタ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4838669A (en) * 1987-03-17 1989-06-13 Olympus Optical Co., Ltd. Compact zoom lens system
JP2014088023A (ja) * 2012-10-17 2014-05-15 Printronix Inc ラインプリンタハンマバンクにおけるコイルのオーバーヒート回避

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JP2014088023A (ja) * 2012-10-17 2014-05-15 Printronix Inc ラインプリンタハンマバンクにおけるコイルのオーバーヒート回避

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