JPH06115103A - 圧電ヘッドの印字ワイヤ研磨方法 - Google Patents

圧電ヘッドの印字ワイヤ研磨方法

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Publication number
JPH06115103A
JPH06115103A JP27177192A JP27177192A JPH06115103A JP H06115103 A JPH06115103 A JP H06115103A JP 27177192 A JP27177192 A JP 27177192A JP 27177192 A JP27177192 A JP 27177192A JP H06115103 A JPH06115103 A JP H06115103A
Authority
JP
Japan
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printing
wire
impact force
tip
delta2
Prior art date
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Pending
Application number
JP27177192A
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English (en)
Inventor
Yoshibumi Suzuki
義文 鈴木
Atsushi Hirota
淳 廣田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 圧電ヘッドに於いて、各ピンのインパクト力
を揃えることを目的とする。 【構成】 各印字ユニットの静的ストロークに応じた電
圧を印加した状態で印字ワイヤ先端を研磨することによ
って、予め各印字ユニット毎に印字ワイヤの突き出し量
を調整し印字隙間を変える事で、実印字時のインパクト
力を揃え、印字品質の安定したドットプリンターヘッド
を供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、圧電ヘッドの印字ワイ
ヤ研磨方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図1から図3は印字ヘッドの構造を示す
図である。印字ヘッドは円板状のヘッド本体6と有底円
筒状の放熱カバー7とから円筒状に構成されている。
【0003】印字ユニット9はヘッド本体6の裏面側で
放射状に複数個配設されている。ヘッド本体6の前面に
は、各印字ユニット9の印字ワイヤ10を移動案内する
中空状のノーズ部12が突設されている。
【0004】印字ユニット9は、圧電セラミックを積層
状に接着してなる圧電素子13と、該圧電素子13の前
端に装着して圧電素子13の伸縮運動を拡大して印字ワ
イヤ10を駆動する印字機構14と、この印字機構14
及び圧電素子13を支持するための支持フレーム15と
からなる。支持フレーム15は前記圧電素子13の長手
方向両側及び後端部を囲むように、メイン支柱部15a
と副支柱部15bと後端部15cとによりコの字型に一
体的に形成されている。
【0005】圧電素子13はその寸法が温度上昇にて縮
小するので、それを補正するために正の温度−線膨張特
性を持つ温度補償材16が、支持フレーム15の後端部
15cと圧電素子13の後端との間に介挿固着されてい
る。
【0006】印字機構14は以下の通り構成されてい
る。ワイヤ支持アーム17は先端に印字ワイヤ10の基
端を固着し、基部には平行状の第1板ばね19と第2板
ばね20との先端連設部21を嵌合固定している。前記
第1板ばね19の基端部は前記メイン支柱部15aの側
面に固着する一方、第2板ばね20の基端部は、圧電素
子13の前端面に固着した可動子22の側面に固着され
ている。
【0007】そして図2に示すように電圧印加で圧電素
子13が矢印P方向に伸長するとき、前記両板ばね1
9、20の先端連設部21が矢印X方向に回動変位し
て、その変位量をワイヤ支持アーム17で拡大し、印字
ワイヤ10をノーズ部12から突出するように駆動させ
るのである。通常100Vの直流電圧を連続して圧電素
子13に印加した時に、印字ワイヤ10がその長手方向
(Q方向)に移動する量を静的ストロークと呼んでい
る。
【0008】そして電圧の印加を解除すると、両板ばね
19、20の弾性により、ワイヤ支持アーム17が逆方
向に回動し、樹脂製のアーム側ストッパ18aが副支柱
部15b上のストッパ18bに当設して止まる。
【0009】図2及び図3に示す4節リンク機構部材2
3は、前記可動子22の他側部と副支柱部15bとに跨
って配設され、該4節リンク機構部材23は板ばね等の
弾性部材から成り、その広幅側板部23aには側面視略
H状等の切欠き孔24を設けその切欠き孔24を囲む2
辺を副支柱部15b及び可動子22の各々に固定し、他
の2辺が圧電素子13が電圧印加にて伸縮するとき、側
面視平行四辺形状に弾性変形して副支柱部15bの長手
方向に沿って平行状に可動子22が移動できるように構
成したものである。
【0010】各印字ユニット9に於ける支持フレーム1
5は、そのメイン支柱部15aの前端面箇所で、ヘッド
本体6裏面に固着された環状の取り付け片26の裏面に
固着されている。
【0011】尚、放熱カバー7の円環状前端縁と、ヘッ
ド本体6の裏面側の円環状後端縁6aとの間にゴム製等
のリング状のシール体29を介挿している。
【0012】従来、印字ワイヤ先端研磨は図4に示すよ
うに、プラテン61上にサンドペーパ60を巻き付けて
おき、そこに印字ヘッド4を近付けていく(A方向)。
そして印字ワイヤ10とサンドペーパ60が接触した時
点で今度は印字ヘッド4をプラテン61の長手方向(Y
方向)に移動させて印字ワイヤ10を研磨して行き、こ
の一連の動作を何度か繰り返し行って印字ワイヤ先端研
磨が完了していた。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この様
な研磨方法によれば、図5に示すように印字ワイヤ10
先端とプラテン61の間の印字隙間を全印字ユニット9
でほぼ同じにすることが出来るが、一方、図6に示すよ
うに、各印字ユニット9のインパクト力は、その静的ス
トロークの違いによって同一隙間に於て必ずしも一定で
はない。即ち、静的ストロークの大きな印字ユニットの
方が同一隙間に於いてはインパクト力は高くなる。静的
ストロークは、圧電素子13の特性、板ばね19、20
のばね性、4節リンク機構部材23のばね性等の違いに
より、各印字ユニットで異なるため、印字隙間を同じに
なるように揃えられた印字ヘッドでは、実印字に於て用
紙破れが発生したり、印字濃淡が発生したりする。
【0014】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、各印字ユニットの静的ストロー
クに応じた電圧を印加した状態で印字ワイヤ先端を研磨
することによって、予め各印字ユニット毎に印字ワイヤ
の突き出し量を調整し、実印字時のインパクト力を揃え
ることで、印字品質の安定したドットプリンターヘッド
を供給できる。
【0015】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明は、各印字ユニットの静的ストロークに応じた
電圧を印加した状態で印字ワイヤ先端を研磨するもので
ある。
【0016】
【作用】各印字ユニットの静的ストロークに応じた電圧
を印加した状態で印字ワイヤ先端を研磨することによっ
て、予め各印字ユニット毎に印字ワイヤの突き出し量を
調整し、実印字時のインパクト力を揃えることで、印字
品質の安定したドットプリンターヘッドを供給できる。
【0017】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図面を
参照して説明する。
【0018】図6は、圧電ヘッドの印字隙間に対するイ
ンパクト力特性を静的ストロークの異なる2つの印字ユ
ニットについて比較したものである。印字ユニット#1
の静的ストロークSt1が、印字ユニット#2の静的ス
トロークSt2より大きい場合、両者の印字隙間に対す
るインパクト力特性の関係は、図6にプロットしたよう
になる。この図によれば、同一インパクト力Iaを得る
為の印字隙間は、#1ではδ1、#2ではδ2であり、
その差はδ1−δ2である。即ち、#1により高い電圧
を印加して、#2よりδ1−δ2だけ余分にワイヤを突
き出させた状態でワイヤの先端研磨をすれば、#1のワ
イヤ付き出し量は同量だけ#2に比べて短くなる。これ
により実印字に於ける印字隙間は#1は#2よりδ1−
δ2だけ長くなり、従って、インパクト力は両者でほぼ
等しくなることになる。
【0019】図7に示すように、全ての印字ユニットに
付いて、それぞれの静的ストロークに応じた電圧を印加
した状態で、前述した図4に示す方法によりワイヤ先端
を研磨すれば、図8に示すように電圧0に於けるワイヤ
の付き出し量は、それぞれでバラバラであるが、実印字
に於けるインパクト力は、ほぼ等しくすることが出来
る。
【0020】
【発明の効果】以上説明したことから明かなように、本
発明によれば、各印字ユニットの静的ストロークに応じ
た電圧を印加した状態で印字ワイヤ先端を研磨すること
によって、予め各印字ユニット毎に印字ワイヤの突き出
し量を調整し、実印字時のインパクト力を揃えること
で、印字品質の安定したドットプリンターヘッドを供給
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】印字ヘッドの側断面図である。
【図2】印字ヘッド主要部の拡大側面図である。
【図3】図2におけるB−B線断面図である。
【図4】ワイヤ先端研磨方法を示す斜視図である。
【図5】従来の研磨方法による印字ワイヤの付き出し量
を示す略図である。
【図6】圧電ヘッドの印字隙間に対するインパクト力特
性を示す図である。
【図7】本発明の一実施例を示すワイヤ先端研磨の方法
を説明する略図である。
【図8】本発明の研磨方法による印字ワイヤの付き出し
量を示す略図である。
【符号の説明】
4 印字ヘッド 10 印字ワイヤ 13 圧電素子 60 サンドペーパ 61 プラテン

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電圧の印加による圧電素子の変位によっ
    て印字ワイヤを含む複数の印字機構を前進させて印字
    し、戻り時ストッパに当接させる圧電ヘッドに於て、各
    圧電素子にそれぞれの静的ストロークに応じた電圧を印
    可した状態で、印字ワイヤ先端を研磨することを特徴と
    する印字ワイヤ研磨方法。
JP27177192A 1992-10-09 1992-10-09 圧電ヘッドの印字ワイヤ研磨方法 Pending JPH06115103A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27177192A JPH06115103A (ja) 1992-10-09 1992-10-09 圧電ヘッドの印字ワイヤ研磨方法

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JP27177192A JPH06115103A (ja) 1992-10-09 1992-10-09 圧電ヘッドの印字ワイヤ研磨方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06115103A true JPH06115103A (ja) 1994-04-26

Family

ID=17504622

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27177192A Pending JPH06115103A (ja) 1992-10-09 1992-10-09 圧電ヘッドの印字ワイヤ研磨方法

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JP (1) JPH06115103A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011161739A (ja) * 2010-02-08 2011-08-25 Nec Fielding Ltd ドットプリンタ及びドットプリンタのプリントヘッド並びにドットプリンタのプリントワイヤ修復方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011161739A (ja) * 2010-02-08 2011-08-25 Nec Fielding Ltd ドットプリンタ及びドットプリンタのプリントヘッド並びにドットプリンタのプリントワイヤ修復方法

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