JPH0611506Y2 - 電線路の事故探査装置 - Google Patents
電線路の事故探査装置Info
- Publication number
- JPH0611506Y2 JPH0611506Y2 JP1987154345U JP15434587U JPH0611506Y2 JP H0611506 Y2 JPH0611506 Y2 JP H0611506Y2 JP 1987154345 U JP1987154345 U JP 1987154345U JP 15434587 U JP15434587 U JP 15434587U JP H0611506 Y2 JPH0611506 Y2 JP H0611506Y2
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- Japan
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- electric line
- point
- voltage
- accident
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、電話用電線路の事故点の探査装置に関するも
のである。
のである。
この種の探査法としてマーレー式環線試験法が知られて
おり、この試験法による装置の回路を第3図に示す。図
において、DSは探査装置、Lは被試験の環状電話用電
線路(以下、単に電線路という)で、T部分は電話局
を、gは電線路Lにおいて発生した事故点(地絡点又は
絶縁劣下点)を表わす。探査装置DSは測定辺ダイヤル
KとマルチプライヤダイヤルM及び検流計Aよりなるも
ので、この装置は測定端子T1,T2に電線路Lを接続
することによりダイヤルKとM及び電線路Lを辺とする
ホイートストン・ブリッジが構成される。Bはブリッジ
の電源を示す。
おり、この試験法による装置の回路を第3図に示す。図
において、DSは探査装置、Lは被試験の環状電話用電
線路(以下、単に電線路という)で、T部分は電話局
を、gは電線路Lにおいて発生した事故点(地絡点又は
絶縁劣下点)を表わす。探査装置DSは測定辺ダイヤル
KとマルチプライヤダイヤルM及び検流計Aよりなるも
ので、この装置は測定端子T1,T2に電線路Lを接続
することによりダイヤルKとM及び電線路Lを辺とする
ホイートストン・ブリッジが構成される。Bはブリッジ
の電源を示す。
このような装置において、電線路Lの事故点gを探査す
るにはダイヤルMをM10,M100又はM1000に
設定したのち、検流計Aの指示値が“0”になるように
測定辺ダイヤルKを加減する。平衡が得られたとき、下
式よりT1端子から電線路Lにおける事故点g迄の抵抗
値Rxを知ることができる。
るにはダイヤルMをM10,M100又はM1000に
設定したのち、検流計Aの指示値が“0”になるように
測定辺ダイヤルKを加減する。平衡が得られたとき、下
式よりT1端子から電線路Lにおける事故点g迄の抵抗
値Rxを知ることができる。
Rx(Ω)=2ι・(ダイヤルMの指示値)/(ダイヤ
ルMの指示値)+(ダイヤルKの指示値)ただし、。2
ι;電話用電線路Lの全抵抗 このようにして、求められた抵抗値Rxより電線路Lに
おける事故点gを知ることができる。
ルMの指示値)+(ダイヤルKの指示値)ただし、。2
ι;電話用電線路Lの全抵抗 このようにして、求められた抵抗値Rxより電線路Lに
おける事故点gを知ることができる。
このようなマーレー式環線試験法は電話用電線路Lにお
ける事故探査法として知られ、かつ実用化されている
が、ブリッジ方式であるのでその測定操作が面倒である
という問題点がある。
ける事故探査法として知られ、かつ実用化されている
が、ブリッジ方式であるのでその測定操作が面倒である
という問題点がある。
本考案はこのような問題点を解決するためになされたも
ので、測定手段が自動化され、測定操作が容易で小形,
安価なこの種の事故探査装置を提供するこを目的とした
ものである。
ので、測定手段が自動化され、測定操作が容易で小形,
安価なこの種の事故探査装置を提供するこを目的とした
ものである。
本考案は上記の目的を達成するために、電線路の両端が
接続される一対の端子、基準電圧を積分して一定電圧を
出力しその出力電圧を前記一対の端子の内の一方の端子
より前記電線路に供給する積分器、及び接地点Gと前記
一対の端子の内の他方の端子との間に生じる電圧を直読
する測定手段を備え、この直読値より電線路の事故点を
求めるようにしたものである。以下、実施例について説
明する。
接続される一対の端子、基準電圧を積分して一定電圧を
出力しその出力電圧を前記一対の端子の内の一方の端子
より前記電線路に供給する積分器、及び接地点Gと前記
一対の端子の内の他方の端子との間に生じる電圧を直読
する測定手段を備え、この直読値より電線路の事故点を
求めるようにしたものである。以下、実施例について説
明する。
第1図は本考案に係る探査装置の一実施例のブロツク図
である。図において、DSは本考案に係る事故探査装
置、Lは被試験の電線路で、Tは電話局部分を示す。g
はこの電線路において発生した事故点を表わす。
である。図において、DSは本考案に係る事故探査装
置、Lは被試験の電線路で、Tは電話局部分を示す。g
はこの電線路において発生した事故点を表わす。
装置DSにおいて、CGは比較積分器、A/Dはアナロ
グ・ディジタル変換器(以下A/D変換器という)、P
はディジタル表示器、+T,−Tはそれぞれ端子であ
る。電線路Lの両端は端子+Tと−Tに接続されてい
る。Gは接地点を示す。事故探査時にA/D変換器の入
力側は接地点Gに接続される。
グ・ディジタル変換器(以下A/D変換器という)、P
はディジタル表示器、+T,−Tはそれぞれ端子であ
る。電線路Lの両端は端子+Tと−Tに接続されてい
る。Gは接地点を示す。事故探査時にA/D変換器の入
力側は接地点Gに接続される。
比較積分器CGにおいて、Esは基準電圧源、Swはス
イッチ、R1〜R3は抵抗器、IGは演算増幅器OPと
コンデンサCよりなる積分器である。基準電圧源Esの
負側はコモンCOMに接続され、正側はスイッチSw及
び抵抗器R1を介して積分器IGに接続されている。又
演算増幅器OPの加算点は抵抗器R2を介して、出力端
は抵抗器R3を介して夫々端子+Tに接続されている。
イッチ、R1〜R3は抵抗器、IGは演算増幅器OPと
コンデンサCよりなる積分器である。基準電圧源Esの
負側はコモンCOMに接続され、正側はスイッチSw及
び抵抗器R1を介して積分器IGに接続されている。又
演算増幅器OPの加算点は抵抗器R2を介して、出力端
は抵抗器R3を介して夫々端子+Tに接続されている。
このような構成の装置において、電線路Lの両端を端子
+T,−Tに接続したのち、A/D変換器の入力側を接
地点Gに接続する。スイッチSwをオンにすることによ
り、基準電圧Esは積分器IGに加えられて積分され
る。その結果、積分器IGの出力は徐々に立上がったの
ち抵抗器R2の作用により一定電圧Eιとなり、この一
定電圧が端子+Tと−Tの間に加えられる。ここで、電
線路L上のどこかで(例えばg点)事故が発生していた
とする。Rgは事故点gと接地点Gの間に発生するもれ
抵抗を示す。ここで、電線路Lの全抵抗を2Rιとする
と共に、端子−Tから事故点gまでの電線路Lの抵抗を
Rxとすると、接地点Gと端子−Tとの間に生じる電圧
Exは下式(1)で表わされる。
+T,−Tに接続したのち、A/D変換器の入力側を接
地点Gに接続する。スイッチSwをオンにすることによ
り、基準電圧Esは積分器IGに加えられて積分され
る。その結果、積分器IGの出力は徐々に立上がったの
ち抵抗器R2の作用により一定電圧Eιとなり、この一
定電圧が端子+Tと−Tの間に加えられる。ここで、電
線路L上のどこかで(例えばg点)事故が発生していた
とする。Rgは事故点gと接地点Gの間に発生するもれ
抵抗を示す。ここで、電線路Lの全抵抗を2Rιとする
と共に、端子−Tから事故点gまでの電線路Lの抵抗を
Rxとすると、接地点Gと端子−Tとの間に生じる電圧
Exは下式(1)で表わされる。
Ex=(Rx/2Rι)・Eι…(1) (1)式で表わされる電圧ExはA/D変換器に加えられ
てディジタル信号に変換されたのち、表示器Pでその値
が表示される。この場合、電圧Eιは一定値であり、か
つ電線路Lの抵抗値(2Rι)も一定であるので、Ex
はRxに比例する。したがって、端子−Tを基準とし、
Rx=Rιのときを100%,Rx=0を0%とするこ
とにより、事故点gの位置をそのg点までの電線路Lに
生じる電圧降下と全電線路Lに生じる電圧降下との比
(%)により求めることができる。
てディジタル信号に変換されたのち、表示器Pでその値
が表示される。この場合、電圧Eιは一定値であり、か
つ電線路Lの抵抗値(2Rι)も一定であるので、Ex
はRxに比例する。したがって、端子−Tを基準とし、
Rx=Rιのときを100%,Rx=0を0%とするこ
とにより、事故点gの位置をそのg点までの電線路Lに
生じる電圧降下と全電線路Lに生じる電圧降下との比
(%)により求めることができる。
第2図は上記の動作を説明する為の図で、横軸に電線路
Lの抵抗値(Ω)を、縦軸に電線路Lに生じる電圧降下
Exをとってある。実施例では、Ex=0〜1Vで表示
器Pの表示が0〜100%になるようになっている。ス
イッチSwを投入すると電圧Eιが徐々に増加し、一定
電圧2Vに達する。このとき、接地点Gにおける電圧を
検出することにより、事故点gの場所を、電圧Exの全
体の比として表示器Pより求めることができる。
Lの抵抗値(Ω)を、縦軸に電線路Lに生じる電圧降下
Exをとってある。実施例では、Ex=0〜1Vで表示
器Pの表示が0〜100%になるようになっている。ス
イッチSwを投入すると電圧Eιが徐々に増加し、一定
電圧2Vに達する。このとき、接地点Gにおける電圧を
検出することにより、事故点gの場所を、電圧Exの全
体の比として表示器Pより求めることができる。
なお、積分器IGを用い電圧Eιをゆるやかに立上げる
ことによって、電線路Lの特性インピーダンス等の影
響を受けない。バランス点で測定することにより、測
定者は安心感を与えることができる。等の為であるが、
この積分器は必ずしも必要としなく、ステップ状に変わ
る一定電圧を供給するようにしてもよい。
ことによって、電線路Lの特性インピーダンス等の影
響を受けない。バランス点で測定することにより、測
定者は安心感を与えることができる。等の為であるが、
この積分器は必ずしも必要としなく、ステップ状に変わ
る一定電圧を供給するようにしてもよい。
以上説明したように、本考案においては従来ホイートス
トン・ブリッジを用いていた装置を電圧降下法を用いる
ことにより自動操作で事故探査ができ、その測定操作は
極めて容易で、かつ小形、安価にできる。この種の事故
探査装置の測定精度としては±1.0%程度で良く、電
子部品で構成した本考案の装置でこれを十分まかなうこ
とができる。しかも、積分器を構成する演算増幅器OP
の入力インピーダンスは近年格段に向上しており、Rg
が5〜10MΩと高くても上記の測定精度の範囲内で十
分測定が可能となる。
トン・ブリッジを用いていた装置を電圧降下法を用いる
ことにより自動操作で事故探査ができ、その測定操作は
極めて容易で、かつ小形、安価にできる。この種の事故
探査装置の測定精度としては±1.0%程度で良く、電
子部品で構成した本考案の装置でこれを十分まかなうこ
とができる。しかも、積分器を構成する演算増幅器OP
の入力インピーダンスは近年格段に向上しており、Rg
が5〜10MΩと高くても上記の測定精度の範囲内で十
分測定が可能となる。
第1図は本考案に係る装置の一実施例の接続図、第2図
は第1図装置の動作を説明する為の図、第3図は従来の
この種の装置の一例の接続図である。 DS…探査装置、L…電話用電線路、Es…基準電圧
源、IG…積分器、g…事故点、G…接地点、A/D…
アナログ・ディジタル変換器、P…表示器。
は第1図装置の動作を説明する為の図、第3図は従来の
この種の装置の一例の接続図である。 DS…探査装置、L…電話用電線路、Es…基準電圧
源、IG…積分器、g…事故点、G…接地点、A/D…
アナログ・ディジタル変換器、P…表示器。
Claims (1)
- 【請求項1】電線路の両端が接続される一対の端子、基
準電圧を積分して一定電圧を出力しその出力電圧を前記
一対の端子の内の一方の端子より前記電線路に供給する
積分器、及び接地点Gと前記一対の端子の内の他方の端
子との間に生じる電圧を直読する測定手段を備え、この
直読値より電線路の事故点を求めるようにした電線路の
事故探査装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987154345U JPH0611506Y2 (ja) | 1987-10-08 | 1987-10-08 | 電線路の事故探査装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987154345U JPH0611506Y2 (ja) | 1987-10-08 | 1987-10-08 | 電線路の事故探査装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0159879U JPH0159879U (ja) | 1989-04-14 |
JPH0611506Y2 true JPH0611506Y2 (ja) | 1994-03-23 |
Family
ID=31430993
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987154345U Expired - Lifetime JPH0611506Y2 (ja) | 1987-10-08 | 1987-10-08 | 電線路の事故探査装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0611506Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5223574U (ja) * | 1975-08-05 | 1977-02-18 | ||
JPS5267780A (en) * | 1975-12-04 | 1977-06-04 | Sankosha Co Ltd | Method of detecting damaged cable |
-
1987
- 1987-10-08 JP JP1987154345U patent/JPH0611506Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0159879U (ja) | 1989-04-14 |
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