JPH06114729A - 石材端部判断装置及びそれを用いた自動研磨装置 - Google Patents

石材端部判断装置及びそれを用いた自動研磨装置

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JPH06114729A
JPH06114729A JP29632292A JP29632292A JPH06114729A JP H06114729 A JPH06114729 A JP H06114729A JP 29632292 A JP29632292 A JP 29632292A JP 29632292 A JP29632292 A JP 29632292A JP H06114729 A JPH06114729 A JP H06114729A
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polishing
stone material
stone
rotary grindstone
grindstone
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Seiichiro Ichikawa
清一郎 市川
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  • Grinding Of Cylindrical And Plane Surfaces (AREA)
  • Constituent Portions Of Griding Lathes, Driving, Sensing And Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】石材1の端部を自動検出して、回転砥石盤3の
研磨方向を自動的に判断させことにより、石材1の載置
位置及び載置方向等の情報や又回転ステージ等を不要に
する。 【構成】回転砥石盤3に、この回転砥石盤3が現在研磨
している研磨位置を検知する検知手段10を設け、この
検知手段10から出力される検知信号に基づき次に研磨
する研磨位置をデータ処理部が判断することで、回転砥
石盤3が石材1の端部に達すると研磨方向を変え、これ
により回転砥石盤3が石材1から逸脱することなく、石
材全面を自動研磨する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、石材研磨等に用いられ
る研磨装置に係り、特に研磨面全面を自動的に研磨する
自動研磨装置に用いて好適であり、詳しくは石材の端部
を自動検出する石材端部判断装置及びそれを用いた自動
研磨装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、墓石、石碑等の石材表面を砥石等
により研磨加工する自動研磨装置では、砥石は石材に比
べ小さいので、砥石を石材研磨面上を動かすことにより
全面研磨が行われている。
【0003】図17は、自動研磨装置の模式図を示した
もので、以下この図面に沿って説明する。なお、説明の
都合上、自動研磨装置の座標軸をX−Y座標とし、また
石材の座標軸をx−y座標とする。自動研磨装置は回転
砥石盤3とYステージ2とを有している。前記回転砥石
盤3は、該回転砥石盤3を回転駆動させる回転モータ4
に取り付けられ、またこの回転モータ4は該回転モータ
4をX軸の向きに移動させるXステージ6が取り付けら
れている。そして、このXステージは、X軸方向に延設
されたガイド部材5によりX軸の方向に移動可能とな
り、又、前記Yステージ2はY軸の向きに移動可能に設
けられている。そして、前記Xステージ6及び前記Yス
テージ2の動きは、制御手段(不図示)により制御され
る。
【0004】上記構成において、石材1を研磨する時
は、Yステージ2に石材1を載置し、該石材1の研磨面
に前記回転砥石盤3が有する砥石面を所定圧で圧接して
回転モータ4を回転させる。そして、制御手段によりX
ステージ6及びYステージ2をそれぞれの軸の向きに移
動させることで全面研磨が行われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
自動研磨装置では、Xステージ6及びYステージ2の動
きを制御する為の情報を、事前に制御手段に与えておか
なければならない問題点があった。即ち、制御手段に石
材1の寸法や形状を予め与えておかなければ、研磨中に
回転砥石盤3が石材1から逸脱したり、又は、逸脱した
回転砥石盤3が再度石材1面に入ろうとする。このた
め、石材1の端部と回転砥石盤3の端部とが衝突して石
材1又は回転砥石盤3を破損さる危険があり、この危険
性を回避する為に回転砥石盤3を石材1から逸脱させな
い様にする必要があった。
【0006】通常、これらの情報は数値データとして制
御手段に与えられるが、このデータ入力は面倒であるば
かりでなく、入力ミスの発見が難しい欠点があった。ま
た、前述した数値データが意味あるデータであるために
は、石材1のx−y座標軸と自動研磨装置のX−Y座標
軸とが一致していなければならず、このために石材1を
Yステージ2に載置する時は、所定の載置位置に載置す
ると共に、所定の載置方向に載置しなければならない不
便さがあった。この載置位置は、Yステージ2が移動可
能であることにより比較的容易であるが、載置方向を修
正することは難しく、このため載置方向を含めた数値デ
ータを入力するか、又は載置方向が修正出来る様に回転
ステージ(X−Y面内の回転)を別途設ける必要があ
り、数値データの複雑化又は自動研磨装置のコストアッ
プ等をもたらす要因となっていた。
【0007】そこで、本発明は、石材の載置位置及び載
置方向等の情報を必要とせず又回転ステージ等を必要と
しない、簡便で安価な石材端部検知装置及びそれを用い
た自動研磨装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述事情に鑑
みなされたものであって、回転駆動手段(4)に連結
し、かつ、砥石(3a)を装着した回転砥石盤(3)を
石材(1)に対して相対移動しながら該石材(1)の全
面を研磨する際に、該石材(1)の端部を検知してなる
石材端部判断装置において、前記回転砥石盤(3)に装
着され、前記石材(1)の研磨面に位置するか又は研磨
面から外れたかを検知しする検知手段(10)と、該検
知手段(10)からの信号に基づき、前記回転砥石盤
(3)が前記石材(1)のどの部位を現在研磨している
かを判断し、且つ、次に研磨する部位を判断してなる研
磨位置判断手段と、を備える、ことを特徴とする。
【0009】例えば、前記研磨位置判断手段が、前記検
知手段(10)から出力される検知信号と、前記研磨位
置判断手段に事前に与えられた石材研磨位置の基準位置
情報と、を比較することにより現在の研磨位置及び次の
研磨位置を判断してなる。
【0010】また、本発明に係る自動研磨装置は、回転
砥石盤(3)又は石材(1)を移動させる移動手段
(2,6)と、該移動手段(2,6)を制御する制御手
段(16)と前記石材端部判断装置と、を有し、前記研
磨判断手段が判断した次に研磨する前記石材(1)の部
位を前記回転砥石盤(3)が研磨すべく、前記研磨判断
手段が前記制御手段に指示信号を出力して移動手段を移
動させ、前記回転砥石盤(3)が石材(1)から逸脱す
ることなく石材全面を走査研磨してなる、ことを特徴と
する。
【0011】
【作用】以上構成に基づき、前記回転砥石盤(3)に設
けられた前記検知手段(10)により、回転砥石盤
(3)が石材(1)の端部に達した時に出力する信号を
研磨位置判断手段に予め与えられている基準位置情報と
比較し、これにより現在の研磨位置及び次の研磨位置を
判断して、移動手段(2,6)の動きを制御する制御手
段(16)に指示信号を出力することで、回転砥石盤
(3)が石材(1)から逸脱することなく石材全面をS
字状に走査して研磨を行う。
【0012】なお、前記カッコ内の符号は図面と対照す
るものであるが、何等本発明を限定するものではない。
【0013】
【実施例】以下、図面に沿って本発明の実施例を説明す
る。なお、本実施例の説明に適用される自動研磨装置の
構成は従来の技術の説明で用いた自動研磨装置と基本的
に同じであるので、同一符号を付して説明を省略する。
【0014】図1は、石材1の端部を検知する検知手段
10の斜視図を示したもので、絶縁材料からなる支持部
材11上に燐青銅等の弾性の大きい部材13と部材12
とが配設されてスイッチ部Aを構成している(図1にお
いては、メイクスイッチ(make swich)を構
成している)。この構成で後述する様に、部材13の先
端部が、押圧されると部材13が部材12に接触して電
気的導通が得られる(図2参照)。そして、この検知手
段10を回転砥石盤3に取り付けた状態の一例を図3に
示す。同図において回転砥石盤3には複数の砥石3aが
設けられ、前記検知手段10はその間に配設されてい
る。また図4は、回転砥石盤3が石材1の端部を研磨し
ている時の様子を示す斜視図で、同図において検知手段
10が石材1からはみ出しているので部材12と部材1
3との接触は無く、電気的に非導通状態にある。また、
図4の状態から回転砥石盤3の回転(以後回転砥石盤3
の周期をTで表す)が少し進むと、部材13の先端部は
石材1と接触し、押されて部材12と接触する様にな
る。即ち、石材1の端部を研磨している時は、回転砥石
盤3が1回転する間に部材12と部材13との接触、離
接を繰り返すことになる。一方、回転砥石盤3が完全に
石材1の面内に位置して石材1の端部を研磨することが
無ければ部材12と部材13とは常に接触状態を保って
いる。従って、部材12と部材13との導通状態を検知
するならば回転砥石盤3が石材1の端部にあるか否かを
判断することが可能となる。なお、スイッチ部Aは、接
触型のスイッチに限らず、フォトセンサ等の非接触型ス
イッチでもよいことは勿論である。
【0015】そこで、本発明では部材12と部材13と
の導通状態を判断するデータ処理部(研磨位置判断手
段)を設け、このデータ処理部が回転砥石盤3が端部に
あると判断するときは制御手段にYステージ2又はXス
テージ6の移動方向を変える様に指示信号を出力させ
る。図5は、このような処理系統のブロック図を示した
ものである。また、図6はデータ処理手段の詳細なブロ
ック図を示し、サンプリングパルス発生回路、信号比較
手段、状態データ記憶手段、及び状態判断手段を有して
いる。
【0016】前記サンプリングパルス発生回路はT/4
の時間間隔でパルス信号を発生する。なお、サンプリン
グパルス発生回路は、回転モータ4(回転駆動手段)の
出力軸に固定された回転メータ等に連結して、回転砥石
盤3の回転と同期しており、例えば検知手段10が12
時の位置を通過する時にパルス信号を発生する様に設定
されている。そして、このパルス信号と前記検知手段1
0からの検知信号とが信号比較手段に入力される。
【0017】信号比較手段では検知信号とサンプリング
信号とを比較して共にハイレベル(以後Hと書く)の場
合はHレベル、又どちらか一方がロウレベル(以後Lと
書く)の場合はLレベルと判断する(AND論理和をと
る)。そして判断結果は1バイトのデータ列のデジタル
信号として出力される。この際、1周期内での経過時間
をtとした時、 0≦t<T/4 の判断結果は20 の桁に、 T/4≦t<T/2 の判断結果は21 の桁に、 T/2≦t<3T/4 の判断結果は22 の桁に、 3T/4≦t<T の判断結果は23 の桁に、 格納されるように設定されている(以下このデジタル信
号をビットコードと称す)。そして、このビットコード
は、T時間ごと(即ち1周期ごと)に状態判断手段に送
られる。
【0018】状態判断手段では、予め回転砥石盤3と石
材1との基本的な相対位置の関係を(基準位置情報)ビ
ットコードの形式で与えられた状態データ記憶手段のデ
ータとビットコードとを比較することにより回転砥石盤
3の現在位置を判断すると共にXステージ6及びYステ
ージ2の動きを制御手段に指示する。
【0019】図7は研磨時における石材1上の回転砥石
盤3位置を模式的に示したもので、同図において、図中
の小さい丸は検出手段10のスイッチ部Aの位置を示
し、点線は回転砥石盤3の回転軸に対するスイッチ部A
の軌跡Bを示している。また、以下の説明において、図
7の紙面下側の石材1の端部を下段部、上側の端部を上
段部、右側の端部を右端部、左側の端部を左端部と呼ぶ
ことにする。なお、先述した状態データ記憶手段に記憶
されているデータは、図7の場合には、 [1001] 回転砥石盤3が石材1の下段部右角に
位置している。例えば[1]。 [1100] 回転砥石盤3が石材1の下段部左角に
位置している。例えば[3]。 [1101] 回転砥石盤3が石材1の下段部中間に
位置している。例えば[2]。 [1110] 回転砥石盤3が石材1の左端部中間に
位置している。例えば[4,9,10]。 [1011] 回転砥石盤3が石材1の右端部中間に
位置している。例えば[6,7,12]。 [0011] 回転砥石盤3が石材1の上段部右角に
位置している。例えば[13]。 [0111] 回転砥石盤3が石材1の上段部中間に
位置している。例えば[14]。 [0110] 回転砥石盤3が石材1の上段部左角に
位置している。例えば[15]。 の8データである。このデータは石材1が直方体の場合
であるが、多角形の場合は、多角形のデータを入力すれ
ば良い。そしてこのデータは、研磨される石材1の形状
のみに依存し、石材1の大きさや載置方向は不要であ
る。これにより、石材1ごとにデータ入力する必要が無
くなり、さらに、色んな形状のデータを登録して、そこ
から選択することか可能となる。
【0020】また図8は、上記直方体の石材1を研磨し
た時の検知手段10からの出力信号、サンプリングパル
ス信号及びビットコードをまとめて示したものである。
さらに、図9〜図13は状態判断手段のフローチャート
を示している。このフローチャートにおいて2重の四角
は判断ステップであることを表し、またD、U、L、R
はそれぞれ対応する符号のところに続くことを示してい
る。以下の説明において、研磨は、例えば石材1の下段
右角(図7において[1]の位置)から開始するものと
し、又、研磨開始時には回転砥石盤3の中心は石材1の
内側にあるものとする。以下図9〜図13のフローチャ
ートに従って上記説明を詳細に説明する。
【0021】A、研磨開始(図9参照) S1:石材1をYステージ2に載置する。この際、x−
y座標軸とX−Y座標軸とは一致していなくてもよい。
この後、先に仮定したように回転砥石盤3の中心が石材
1の内側になる様にして研磨を開始する。
【0022】S2:自動研磨装置が起動すると、何回石
材1を研磨するかを表す研磨回数TNOの入力待とな
る。この研磨回数は往復(例えば[1]から出発した時
[1]に戻るまで)した時を1回と計算する。
【0023】S3:Yステージ2の移動量を入力する。
Yステージ2の移動量は回転砥石盤3が石材1のy軸の
右端部又は差端部に到達した時、次の列を研磨するため
に移動する移動量を表している。
【0024】S4:回転モータ4が回転し始める。
【0025】S5:パラメータの初期設定が行われる。
パラメータFDは、回転砥石盤3が正のY軸方向に動く
場合は1、負のY軸方向に動く場合は−1とし、又、パ
ラメータFNは、実際に研磨した回数を示している。S
5では、FD=1、FN=0のデフォルト値が入力され
る。
【0026】S6:初期設定が行われた後は、現在回転
砥石盤3に位置が[1]に在るか否かを判断する。これ
は、先述した仮定によれば当然[1]の位置に在ること
になるが、検知手段10が正常に機能しているか否かの
チェックを兼ねている。もし検知手段10が正常であ
り、研磨開始位置が正しいならば検知手段10からの出
力信号は図8に示す様な波形となり、サンプリングパル
ス信号とのAND論理和により[1001]のビットコ
ードが得られる。従って、[1001]でなければ研磨
開始位置が正しくないとして処理が中止される。
【0027】B、下段部の研磨(図10参照) 下段部には[1]及び[3]の2つの角部があり、下段
部の研磨工程を脱するには、[1]及び[3]が2度研
磨すること、即ちパラメータFL=FR=2となった時
にこの工程が終了するものとする。
【0028】S7:パラメータFR及びFLの初期設定
が行われる。パラメータFRは右角([1]又は[1
3]の位置)に回転砥石盤3が来た回数を表し、FLは
左角([3]又は[15]の位置)に来た回数を表して
いる。
【0029】S8:現在の回転砥石盤3の位置が[1]
にあるかどうか、即ち[1001]のビットコードか否
かを判断している。
【0030】S9:パラメータFRに1を加え[1]を
通過したことを記憶する。同時にYステージ2の移動方
向を正のY軸方向に書き換える。
【0031】S10:研磨回数FNが所定の研磨回数T
NOであるかどうかを判断し、もし所定の回数に達して
いない場合にはS11に進み研磨回数をカウントアップ
する。当然のことながら研磨開始時は、S5でFN=0
と初期化されているのでFN=FN+1=1となる。
【0032】S12:一般に制御手段には下記の内容の
信号が出力される。
【0033】MH −− Xステージ6をL、N、Rの
X軸方向に移動させる。
【0034】L;移動方向が負のX軸方向である。
【0035】N;移動しない。
【0036】R;移動方向が正のX軸方向である。
【0037】MV −− Yステージ2をU、N、Dの
Y軸方向に移動させる。
【0038】U;移動方向が正のX軸方向である。
【0039】N;移動しない。
【0040】D;移動方向が負のX軸方向である。 従って、S12では、Xステージ6を負のX軸方向に移
動させ(MH=L)、Yステージ2を動かさない(MV
=N)。なお、制御手段は1度信号を受け取ると次の信
号を受け取るまで、その信号によりXステージ6及びY
ステージ2を連続的に制御する。
【0041】S13:現在の回転砥石盤3の位置を判断
する。もし[2]の状態にあるならば[1101]のビ
ットコードであり、まだ[3]の状態に達していないの
で、このビットコードが観測されなくなるまでS12に
帰還する。なお、[2]以外の状態として回転砥石盤3
が取り得る位置は、 スイッチ部Aの軌跡Bが石材1の内側に入り込んで
いる場合[1111](S14に進む)。 スイッチ部Aの軌跡Bが石材1から飛び出している
場合[0000](S15に進む)。 回転砥石盤3が[3]に位置した場合[1100]
(S16に進む) その他の場合(S16に進む)である。
【0042】S14,17,20:は図15に示す様
にスイッチ部Aの軌跡Bが石材1の内側に入り込んでい
る場合で(この場、合回転砥石盤3は石材1から完全に
入り込んでいない)、回転砥石盤3を石材1の下段部に
移動させるために、S17でXステージ6の動きを止め
(MH=N)、Yステージ2をY軸負方向に移動させる
(MV=D)。その後、S20で回転砥石盤3が[2]
の位置に戻ったか否かを判断し、戻るまで繰り返す。
[2]の位置に戻った後はステップ12に戻って、Xス
テージ6を動かす。
【0043】S15,18,20:は図16に示す様
にスイッチ部Aの軌跡Bが石材1から飛び出している場
合で(この場、合回転砥石盤3は石材1から完全に逸脱
していない)、回転砥石盤3を石材1の内側に移動させ
るために、S18でXステージ6の動きを止め(MH=
N)、Yステージ2をY軸正方向に移動させる(MV=
U)。その後、S20で回転砥石盤3が[2]の位置に
戻ったか否かを判断し、戻るまで繰り返す。[2]の位
置に戻った後はステップ12に戻って、Xステージ6を
動かす。
【0044】なお、S14,17,20で回転砥石盤3
が逆に石材1から飛び出してもS20の判断でフィード
バックがかかるので、必ず[2]の状態にたどり着く。
また、先述した様に検知手段10のスイッチ部Aは、砥
石3aの外縁より回転軸側に位置する様に取り付けられ
ているので、例えビットコードが[0000]となって
も砥石3aが完全に石材1から逸脱することは無く、そ
の前にS14で位置修正が行われる。
【0045】S16,19,21:は図14に示す様
に回転砥石盤3が[3]に位置した場合で、S19でパ
ラメータFLに1を加えて[3]の位置を研磨したこと
をカウントアップする。その後、S21で、[1]及び
[3]を研磨した回数を判断する。もし1回しか研磨し
ていないならば、即ちFL=FR=1ならばS8に戻
る。また、[1]及び[3]を2度研磨しているなら
ば、枝Lを通り図11に進む。なお、S16で述べた状
態以外のビットコードが検知された場合は、状態不明と
して自動研磨装置を停止させる。
【0046】S22,23,24:現在回転砥石盤3は
[3]の状態に位置している。そこで、S22でパラメ
ータFLに1を加えてS23に進む。S23ではXステ
ージ6をX軸正方向に動かし(MH=R)、Yステージ
2を停止させる(MV=N)。即ち、回転砥石盤3は
[3]→[1]の方向に動くことになる。S24,2
5,26,28,29,31は先に説明した様にスイッ
チ部Aの軌跡Bが石材1から飛び出したり、石材1の内
側に入り込んだ場合に行われる位置修正の処理である。
【0047】S27,30,32:回転砥石盤3が
[1]に到達するとビットコードは[1001]となる
のでS30に進み、パラメータFRに1を加える。その
後パラメータFL、FRの値が共に2であれば、枝Rを
等して図12に進む。また、どちらかが1であればS8
に戻る。
【0048】C、左端部の研磨(図11参照) この処理工程は回転砥石盤3が[3],[4],
[9],[15]の様な左端部にある時に行われ、例え
ば[3]→[4]又は[3]←[4]の様に左端部での
動きを指示する。
【0049】S33,34,35:このS33では回転
砥石盤3がY軸正方向に進むのか(例えば[3]→
[4])、逆にY軸負方向に進むのか(例えば[3]←
[4])を判断する。例えば、Y軸正方向に進む場合に
はS35に進んで、Xステージ6を停止させ(MH=
N)、Yステージ2をY軸正方向に動かす(MV=
U)。
【0050】S36,44,45,46:S36で回転
砥石盤3が左端部中間にあることを確認する。これは、
先のS34、35で移動した時、スイッチ部Aの軌跡B
が左端部から逸脱したり、石材内面に入り込んでしまう
可能性があるためである。もし正常に左端部に位置して
いるならば、回転砥石盤3がY軸方向に所定量動くまで
S44で帰還がかかる。そして、回転砥石盤3が所定量
移動するとS45により回転砥石盤3を右端部に向かっ
て移動させるべくXステージ6を動かす(MH=R)。
この移動は回転砥石盤3が右端部、即ち[1011]の
ビットコードになるまで続き、[1011]になると枝
Rを通り図12の右端部の研磨に進む。
【0051】一方、回転砥石盤3が左端部に位置しない
時はS37以降の処理が行われる。この場合回転砥石盤
3が位置する可能性として、 スイッチ部Aの軌跡Bが石材1の内側に入り込んで
いる場合[1111](S37に進む)。 スイッチ部Aの軌跡Bが石材1から逸脱している場
合[0000](S38に進む)。 回転砥石盤3が[15]に位置した場合[011
0](S39に進む)。 回転砥石盤3が[3]に位置した場合[1100]
(S40に進む) その他の場合(S40に進む) がある。
【0052】S37,38,41,42,43:S37
では、のスイッチ部Aの軌跡Bが石材1の内側に入り
込んでいるのでS42で回転砥石盤3をX軸負方向に移
動させる(MH=L)。そして、S43で[1110]
(例えば[4])に位置しているか否かを判断して、位
置しているならばS33に戻し、位置しなければS37
に帰還する。また、の場合は、スイッチ部Aの軌跡B
が石材1から逸脱している時で、この場合についても同
様の修正が行なわれる。さらに、の場合は回転砥石盤
3が石材1の上段部の[15]に達した場合で、この時
は枝Uに従って図13の上段部の研磨に進む。の場合
は回転砥石盤3が石材1の下段部の[3]に達した場合
で、この時は枝Dに従って図10に進む。なお、いずれ
かのビットコードにも該当しない場合には何らかの異常
が生じているので自動研磨装置は停止する。
【0053】D、右端部の研磨(図12参照) この処理工程は回転砥石盤3が[1],[6],
[7],[13]の様な左端部にある時に行われ、例え
ば[1]→[6]又は[1]←[6]の様に、左端部の
動きを指示する。この工程は、先に述べた左端部の研磨
と同様の処理が行われる。S53で回転砥石盤3が[1
3]に位置する時、即ち、ビットコードが[0011]
のとき枝Uを通り上段部の研磨に進む。また、S54で
回転砥石盤3が[1]に位置する時、即ち、ビットコー
ドが[1001]と判断されると枝Dを通り下段部の研
磨に進む。さらに、回転砥石盤3が[6]等の右端部の
中間にある時は、S59,60により[4]等の左端部
に向けて研磨が行われる。
【0054】E、上段部の研磨(図13参照) この工程は、下段部の研磨と類似の処理が行われ、[1
3]→[15]又は[13]←[15]の研磨が行われ
る。
【0055】S61,62,63:この研磨工程では、
まずS61でパラメータFR及びFLの初期化が行われ
る。現在回転砥石盤3は[13]又は[15]のどちら
かの位置にある。そこで、S62では[13]にあるか
否かを判断する。もし、回転砥石盤3が[13]にある
ならば、ビットコードは[0011]となりS63に進
み、[13]を研磨しとことをS63でカウントする
(FR=FR+1)。
【0056】S64,65:回転砥石盤3が[15]に
向かって研磨すべくXステージ6を移動させる(MH=
L)。この時はYステージ2は停止している(MV=
N)。そして、Xステージ6が上段部の中間に位置する
か否かはS65で判断される。この時、回転砥石盤3の
取り得る状態は、[15]の位置に達するか、又はスイ
ッチ部Aの軌跡Bが上段部から外れた位置に在るかであ
る。
【0057】S68,71,72,74:[15]に位
置する場合にはS68に進み、[15]を研磨したこと
をS71でカウントする。その後、[13]又は[1
5]の位置の研磨回数が共に2回であるか否かをS72
で判断しどちらかが1回の時はS62に帰還する。また
共に2回研磨したならば、S74でYステージの移動方
向を逆方向に設定して(FD=−FD)、枝Lを通って
図11に進む。
【0058】S66,67,69,70,73:一方、
スイッチ部Aの軌跡Bが上段部から、逸脱するか、完全
に石材1の面内に入り込んだ場合で、この場合にはS6
9,70,73により[0111]のビットコードが検
知されるまで回転砥石盤3の位置修正が行われる。
【0059】S62,75,76:また、S62で回転
砥石盤3の位置が[15]にあると判断されると、S7
5で[15]を研磨したことをカウントし、S75で
[13]に向かうべくXステージ6を移動させる(MH
=R)。
【0060】S77 :S76で移動した結果、回転砥
石盤3が[14]の位置、即ち[0111]に在るなら
ば、このビットコードが検知されなくなるまでS76に
帰還する。
【0061】S78,79,81,82,84:S78
において[1111]或は[0000]のビットコード
が検知されるとS81、82、84により位置修正が行
われる。
【0062】S80,83,85,86:また、S77
においてビットコード[0011]が検知されるとS8
3により[15]を研磨したことをカウントし、その後
[13]及び[15]が2回研磨されたか否かの判断が
行われ、どちらかが1回しか研磨されていないならばS
62に戻る。又どちらも2回寒勝れているならばYステ
ージ2の移動方向をY軸負の方向に設定し、枝Rを通り
図12に進む。
【0063】以上説明した様に、回転砥石盤3に取り付
けられた検知手段10により現在石材1のどの位置を研
磨しているのかを検知し、この検知信号によりデータ処
理部が現在位置を判断し、且つ、次に研磨すべき位置を
判断することで石材1の研磨面をS字状に走査して研磨
することが出来る。
【0064】なお、先述した様に本実施例では石材1の
研磨面が長方形であることを仮定しているが、本発明は
これらに限定されるものではない。即ち、多角形の場合
には、ビットコードの基本パターンが増え、それに伴っ
て判断回数が増えるだけで、処理のアルゴリズムは変わ
らないからである。
【0065】また、検知手段10に用いられたスイッチ
部Aは上述した様なスイッチの構造に限定されるもので
は無く、光りセンサー、圧力センサー等を用いて同様な
効果を得ることが可能である。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると回
転砥石盤に設けられた石材の端部を検知する検知手段の
信号をデータ処理部が判断して、現在の回転砥石盤の位
置を認識することでXステージ、Yステージを制御する
ので石材の大きさが変わっても石材情報を入力する必要
がなくなり、簡便になる共に石材の座標軸を自動研磨装
置の座標軸に一致させる必要がなくなり、安価な自動研
磨装置を提供することが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に実施例1に適用される検知手段の斜視
図。
【図2】本発明に実施例1に適用される検知手段の側面
図。
【図3】本発明に実施例1に適用される回転砥石盤の斜
視図。
【図4】本発明に実施例1に適用される石材を研磨中の
回転砥石盤の斜視図。
【図5】本発明に実施例1に適用されるブロック図。
【図6】本発明に実施例1に適用されるデータ処理部の
ブロック図。
【図7】本発明に実施例1に説明に適用される回転砥石
盤の位置関係図。
【図8】本発明に実施例1に説明に適用される検知信
号、サンプリングパルス、ビットコードの整理図。
【図9】本発明に実施例1に適用される研磨開始工程の
フローチャート。
【図10】本発明に実施例1に適用される下段部の研磨
工程のフローチャート。
【図11】本発明に実施例1に適用される左端部の研磨
工程のフローチャート。
【図12】本発明に実施例1に適用される右端部の研磨
工程のフローチャート。
【図13】本発明に実施例1に適用される上段部の研磨
工程のフローチャート。
【図14】本発明に実施例1に適用される自動研磨装置
と砥石との座標軸が一致している場合の説明図で(a)
は研磨位置、(b)はその時の電気信号を表す図。
【図15】本発明に実施例1に適用される自動研磨装置
と砥石との座標軸が正回転している場合の説明図で
(a)は研磨位置、(b)はその時の電気信号を表す
図。
【図16】本発明に実施例1に適用される自動研磨装置
と砥石との座標軸が負回転している場合の説明図で
(a)は研磨位置、(b)はその時の電気信号を表す
図。
【図17】従来の技術の説明に適用される自動研磨装置
の斜視図。
【符号の説明】
2,6 移動手段 3 回転砥石盤 3a 砥石 4 回転モータ(回転駆動手段) 10 検知手段 15 研磨位置判断手段 16 制御手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転駆動手段に連結し、かつ、砥石を装
    着した回転砥石盤を石材に対して相対移動しながら該石
    材の全面を研磨する際に、該石材の端部を検知してなる
    石材端部判断装置において、 前記回転砥石盤に装着され、前記石材の研磨面に位置す
    るか又は研磨面から外れたかを検知しする検知手段と、 該検知手段からの信号に基づき、前記回転砥石盤が前記
    石材のどの部位を現在研磨しているかを判断し、且つ、
    次に研磨する部位を判断してなる研磨位置判断手段と、
    を備える、 ことを特徴とする石材端部判断装置。
  2. 【請求項2】 前記研磨位置判断手段が、前記検知手段
    から出力される検知信号と、前記研磨位置判断手段に事
    前に与えられた石材研磨位置の基準位置情報と、を比較
    することにより現在の研磨位置及び次の研磨位置を判断
    してなる、 請求項1記載の石材端部判断装置。
  3. 【請求項3】 回転砥石盤又は石材を移動させる移動手
    段と、 該移動手段を制御する制御手段と前記請求項1記載の石
    材端部判断装置と、を有し、 前記研磨判断手段が判断した次に研磨する前記石材の部
    位を前記回転砥石盤が研磨すべく、前記研磨判断手段が
    前記制御手段に指示信号を出力して移動手段を移動さ
    せ、前記回転砥石盤が石材から逸脱することなく石材全
    面を走査研磨してなる、 ことを特徴とする石材端部判断装置を用いた自動研磨装
    置。
JP29632292A 1992-10-07 1992-10-07 石材端部判断装置及びそれを用いた自動研磨装置 Pending JPH06114729A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009196035A (ja) * 2008-02-21 2009-09-03 Nippon Steel Corp 研削装置及び研削制御方法

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