JPH06113758A - 即席乾燥天ぷら - Google Patents

即席乾燥天ぷら

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JPH06113758A
JPH06113758A JP4289363A JP28936392A JPH06113758A JP H06113758 A JPH06113758 A JP H06113758A JP 4289363 A JP4289363 A JP 4289363A JP 28936392 A JP28936392 A JP 28936392A JP H06113758 A JPH06113758 A JP H06113758A
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JP
Japan
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tempura
dried
fried
adhesive
colomo
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Pending
Application number
JP4289363A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuyuki Kurata
田 勝 行 倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
STAR SHOKUHIN KOGYO KK
Original Assignee
STAR SHOKUHIN KOGYO KK
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Publication date
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  • General Preparation And Processing Of Foods (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 カビなどの腐敗が長く生ずることがなく保存
性に優れるばかりでなく、風味、栄養的及び復元性にも
優れた即席乾燥天ぷらの提供にある。 【構成】 高温油中でフライした天ぷら本体に、乾燥揚
げ種を接着剤で接着したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱水注加によって容易
に復元する即席乾燥天ぷら、特に、保存性がよく、かつ
野菜類の褐変が生ずることのない即席乾燥天ぷらに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、即席乾燥天ぷらは、揚げ種に、コ
ロモ液を付着、またはこれと混合し、次いでこの付着物
または混合物を常圧下の高温油中で乾燥品となるまでフ
ライし脱水を行い製造するのが通常である。ところが、
揚げ種が野菜類の場合には、野菜類は水分を含有してい
るため、保存中にカビなどの腐敗を生じ、保存性に問題
があった。そこで、フライにおいて脱水を充分に行い、
カビなどの腐敗を防止するようにしているが、フライだ
けで脱水を行うと野菜類は焦げが生じたり褐変し大部分
の天ぷらは商品価値が低下し使い物にならない。そのた
め、褐変や焦げの著しい揚げ種においては、褐変するま
でにフライ処理を中止し、その後、熱風乾燥,真空凍結
乾燥,マイクロ波加熱等の手段を用いることにより残存
水分を除去することも行われている。しかし、褐変以前
に高温油から取り出し前記のような手段で脱水処理をし
たものは、復元性,風味に欠け、保存性にも問題があ
る。
【0003】また、従来、コロモ液を付着または混合せ
しめ、この付着物または混合物を加熱して固化成形し、
次いで減圧下でフライする即席乾燥天ぷらの製造法も提
供されている。この方法によれば前記従来の不都合を改
善できる利点もあるが、一方、減圧下でフライするため
そのための装置が必要となり設備費などの費用がかかる
し、危険も増すなどの不都合がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
点に鑑み前記従来の不都合を解消し、カビなどの腐敗も
長く生ずることがなく保存性に優れるばかりでなく、風
味,外観及び復元性にも優れた即席乾燥天ぷらを提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、高温中でフライした天ぷら本体に、乾燥
揚げ種を接着剤で接着したことを特徴とする。
【0006】前記乾燥揚げ種としては、乾燥野菜、乾燥
魚介類を挙げることができる。
【0007】また、前記接着剤としては、水あめ、澱粉
あめ、はちみつ及びこれらに油を混合したものを挙げる
ことができる。
【0008】
【作用】乾燥揚げ種は、高温油中でフライした天ぷら本
体に、後から接着剤で付着されるから油煤されず、その
ままの乾燥度を維持している。従って、カビなどの腐敗
が長期に亘って生ずることがなく保存性がよい。また、
乾燥揚げ種は、油煤されないので、従来のようにフライ
において十分な脱水を行うため揚げ種に焦げが生じたり
褐変し商品価値を低下させることもないし、栄養価の低
下もない。特に、従来は即席乾燥天ぷらにおいては、揚
げ種として魚介類は腐敗性が高いため限られたものしか
使用できなかったが、本発明は油煤しないので長期保存
でき、種々の揚げ種が使用できる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面とともに説明す
る。図1は本発明の実施例を示す斜視図であって、1は
天ぷら本体、2は乾燥揚げ種を示す。天ぷら本体1は主
にコロモ液だけをフライしたものであり、乾燥揚げ種2
は、前記フライした天ぷら本体1に後から接着剤で接着
(付着)させたものである。
【0010】コロモ液は、小麦粉を主体としこれに水を
加え混合せしめたものが通常であるが、これに生卵など
を添加してもかまわない。天ぷら本体1は、このコロモ
液の適量を高温油中に注加し油煤して製造する。
【0011】乾燥揚げ種2としては、乾燥野菜や乾燥魚
介類を挙げることができる。乾燥野菜としては、例え
ば、ねぎ、オニオン、ごぼう、人参、かぼちゃ、ほうれ
ん草、グリーンピース、コーン、れんこん等を例示する
ことができ、乾燥魚介類としては、はまぐり、あさり、
ほたて、えび等を例示することができる。前記乾燥揚げ
種は例示であって、天ぷらの揚げ種として使用でき、か
つ乾燥処理加工のできるものであればよい。
【0012】乾燥揚げ種としての乾燥野菜や乾燥魚介類
は、従来公知の手段で製造すればよいが、なかでも洗
浄、カッティング等の処理をした原料を、凍結して高真
空下で乾燥する凍結乾燥法で製造するのが、元の性質を
損なわずに乾燥できるので好ましい。
【0013】前記乾燥揚げ種2の接着剤は、食用のもの
であって、好ましくは透明のものがよい。例えば、水あ
め、澱粉あめ、はちみつ等を挙げることができる。特
に、水あめ、澱粉あめ、はちみつ等は粘性が高いため、
これらに油を添加し混合して使用すると、分散性、取扱
性が向上し乾燥揚げ種の付着が容易となる。
【0014】天ぷら本体1に乾燥揚げ種2を接着(付
着)する時期としては、天ぷら本体1をフライした後の
適着の時でよい。例えば、天ぷら本体をフライした直
後、天ぷら本体をフライし脱油した後、天ぷら本体をフ
ライし脱油し熱風乾燥する前及び熱風乾燥後、等であ
る。
【0015】前記天ぷら本体1の製造は、実公昭51−
28369号に示す等の従来公知の装置を用いて製造す
る。一例を図2について説明すると、この装置は、コロ
モ液定量自動供給装置Aと、フライヤーの油槽中をコロ
モ液定量自動供給装置と連動して間欠的に平面運動を行
いつつコロモ液を油中で天ぷら状に成型するコンベア状
移動成型板Bと、成型された天ぷらを連続的に油煤して
取り出すことのできる自動フライヤーCとより構成され
ている。
【0016】前記コロモ液定量自動供給装置Aは、攪拌
器21を有するコロモ液タンク22から定量のコロモ液
を、ピストンポンプの往復運動あるいは摺動機構やロー
ラーを利用したチューブポンプまたは圧搾空気を電磁弁
で開閉して供給する機構等23により間欠的に吸引排出
せしめ、その供給口24より供給するもので、この供給
は供給口24に如露状の多孔板が設けられてシャワー状
に流下されて行われる。
【0017】前記コンベア状移動成型板Bは、フライヤ
ーCの油槽27中における前記コロモ液定量自動供給装
置Aの供給口24の下方に位置しコンベア25が懸回さ
れ、このコンベア25に成型板26a,26bが設けら
れ、フライヤーCの油槽27中をコロモ液定量自動供給
装置Aと連動して間欠的に平面運動を行いつつ成型板2
6a,26bに供給されたコロモ液を油中で天ぷら状に
成型するものである。
【0018】前記自動フライヤーCは、前記成型板26
a,26bより浮上した天ぷらを、コンベア29により
油槽27中を移動させつつ連続的に油煤を行うもので、
コンベア29により取出し口31に達した天ぷらは、取
出しコンベア32によって油切りされつつ取出されるも
のである。成型板26a,26bで成型された天ぷらの
コンベア29への送り込みは、回転翼28で行われる。
【0019】そして、天ぷら本体1はこの装置により次
のようにして製造される。コロモ液を撹拌器21によっ
て撹拌されるコロモ液タンク22より、コロモ液を排出
するピストン23の間欠運動を通じて、コロモ液の供給
口24よりコンベア25に装着した成型板26a,26
b上にシャワー状に注加する。注加したコロモ液は成型
板26a,26b上で広がりほぼ天ぷらの形状となる。
コンベア25はフライヤーCの油面下をピストンポンプ
23の間欠運動と連動し水平に移動、停止の間欠運動を
繰返し、成型板が26bの位置から次の移動動作に入る
終端付近において天ぷらは成型板26bより浮上し、回
転翼28によってコンベア29で搬送する自動フライヤ
ーCに送り込まれる。コンベア29に達した天ぷらは、
コンベア29で油中を搬送され、取出し口31に達する
までに好ましく油煤され、取出し口31に達した天ぷら
は、取出しコンベア32によって油切りされつつ取出さ
れ製造されるものである。油槽27中の油は、バーナー
30にて適温に保持され、天ぷらはコンベア29の搬送
速度と油温によって好ましく油煤される。
【0020】このようにして製造された手ぷら本体1に
接着剤を用いて乾燥揚げ種2を付着させて天ぷらが完成
する。
【0021】しかして、本発明によれば、乾燥揚げ種は
高温中でフライした天ぷら本体に、後から接着剤で付着
されているので油煤されず、そのままの乾燥度を維持す
るため、カビなどの腐敗が長期に亘って生ずることがな
く保存性がよい。
【0022】因に、コロモ液を180℃の高温中に注加
しフライして得た天ぷら本体に、乾燥揚げ種として、ね
ぎ、オニオン、ごぼう、ほうれん草、グリーンピース、
はまぐり、えびを用い、それぞれ別に接着剤で接着して
天ぷらを製造した。この時の接着剤として、水あめ、は
ちみつ及び水あめと油を混合したものを、それぞれ使用
した。すなわち同じ揚げ種で接着剤を変えて製造した。
この即席乾燥天ぷらを、自然放置状態及び合成樹脂製の
袋に密封して保存したところ、3カ月経ってもいずれも
カビなどの腐敗を生ずることがなかった。賞味したとこ
ろ味の変化はほとんど認められず、商品として全く遜色
がなかった。
【0023】
【発明の効果】以上説明のとおり、本発明によれば次の
ような効果を奏する。 乾燥揚げ種は、高温油中でフライした天ぷら本体に、
フライした後に接着剤で付着されているので油煤され
ず、そのままの乾燥度を維持するため、カビなどの腐敗
が長期に亘って生ずることがなく保存性がよい。
【0024】そのため従来カビなどの腐敗の発生が早
く保存性に欠けるため野菜、魚介類を揚げ種とした即席
乾燥天ぷらは、限られたものであったが、種々の揚げ種
の即席乾燥天ぷらが提供できるようになった。
【0025】乾燥揚げ種は、油煤しないので揚げ種の
元の性質、すなわち元の色や味、香り等をよく保ってい
る。 栄養分の変性が少なく栄養的に優れている。
【0026】乾燥揚げ種は、油煤しないので内部構造
を破壊せず多孔質にでき、湯や水を加えると短時間で容
易に復元する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す斜視図である。
【図2】天ぷら製造装置の従来例を示す概略側面図であ
る。
【符号の説明】
1 天ぷら本体 2 乾燥揚げ種

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高温中でフライした天ぷら本体に、乾燥
    揚げ種を接着剤で接着したことを特徴とする即席乾燥天
    ぷら。
  2. 【請求項2】 前記乾燥揚げ種は、乾燥野菜である請求
    項1記載の即席乾燥天ぷら。
  3. 【請求項3】 前記乾燥揚げ種は、乾燥した魚介類であ
    る請求項1記載の即席乾燥天ぷら。
  4. 【請求項4】 前記接着剤は、水あめである請求項1記
    載の即席乾燥天ぷら。
  5. 【請求項5】 前記接着剤は、澱粉あめである請求項1
    記載の即席乾燥天ぷら。
  6. 【請求項6】 前記接着剤は、はちみつである請求項1
    記載の即席乾燥天ぷら。
  7. 【請求項7】 前記接着剤は、水あめ、澱粉あめ、はち
    みつのうちの少なくとも1つと、油を混合したものであ
    る請求項1記載の即席乾燥天ぷら。
JP4289363A 1992-10-02 1992-10-02 即席乾燥天ぷら Pending JPH06113758A (ja)

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