JPH06111481A - 光ディスク装置 - Google Patents

光ディスク装置

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JPH06111481A
JPH06111481A JP26339492A JP26339492A JPH06111481A JP H06111481 A JPH06111481 A JP H06111481A JP 26339492 A JP26339492 A JP 26339492A JP 26339492 A JP26339492 A JP 26339492A JP H06111481 A JPH06111481 A JP H06111481A
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channel clock
frequency
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の目的は、既存の光ディスクフォーマ
ットのセクタバイト数と回転数を考慮することにより、
新規規格のセクタバイト数ないしは回転数を規定するこ
とにより、チャネルクロック発生手段の共用化を図り、
クロック生成に関する互換性を確保することに在る。 【構成】 本発明で提示した新規フォーマットにおい
て、1トラックのセクタ数、および1セクタのバイト数
を、従来の既存フォーマットに対して、チャネルクロッ
ク周波数の比率が整数比に接近するように設定すること
で、上記目的を実現する。第2の構成例としては、新規
フォーマットのディスク、ないしは既存フォーマットの
ディスクの回転数を規定することにより、上記目的を実
現する。 【効果】 本発明によれば、記録再生に用いるチャネル
クロック生成手段の共用化が図れるため、該生成手段の
構成の簡素化を図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、情報記録装置、例えば
光ディスク装置、またや光ディスクのフォーマットに係
り、特に当該世代の光ディスクと、前世代の光ディスク
との記録再生に係るクロック周波数の互換性を図るため
に好適な光ディスクフォーマット、および光ディスク回
転数の設定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のディスクフォーマットとしては、
ISO/IEC JTC1/SC23N、および同 D
IS10089に記載されている130mm径の光ディ
スクフォーマットが知られている。該フォーマットは1
セクタのユーザバイトが1024バイト、プリフォーマ
ットおよびその他オーバヘッドを含む全バイト数が13
60バイトで1トラックのセクタ数が17セクタのフォ
ーマットと、1セクタのユーザバイトが512バイト、
オーバヘッドを含む全バイト数が746バイトで1トラ
ックのセクタ数が31セクタのフォーマットの2種類が
提示されている。
【0003】上記フォーマットは130mm径光ディス
クに対して最初に規格化されたフォーマットであるた
め、特に前機種に対するフォーマットの互換性は考慮す
る必要が無かった。
【0004】上記フォーマットでは、変調方式として2
ー7変調方式を採用し、変調後の符号語、すなわちコー
ド語の1を光ディスク上のピットの中心位置に対応させ
るポジション記録方式を用いている。
【0005】これに対して、コード語の1を光ディスク
上のピットの前縁と後縁に対応させるピットエッジ記録
方式(またはマークエッジ記録方式)を採用したフォー
マットとしては特開平02−228128号記載の30
0mm径光ディスク対応のフォーマットがある。該フォ
ーマット以前にも300mm径光ディスクフォーマット
は存在するが、記録方式が異なるため、特にフォーマッ
トに関する互換性は考慮していない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のような構成のフ
ォーマットでは、同一径の光ディスクであっても、記録
方式や記録密度等が異なるため、同一回路によって互換
性を確保することができないという課題があった。
【0007】本発明では、特に130mm径の光ディス
クに対して、マークエッジ記録方式を用いたフォーマッ
トの光ディスクと、前述のポジション記録方式を用いた
光ディスクとのチャネルクロック発生回路を共用化する
ことが出来るフォーマットを提供するものである。
【0008】ここでは、130mm径の光ディスクを実
施例に挙げているが、本発明で述べる方法はディスク径
や変調方式等によらずに実現することができる。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めの手段としては、以下の2種類の方法がある。一つ
は、どちらかのフォーマットにおけるセクタバイト数を
他方のバイト数の整数倍、ないしは近傍値にする方法が
ある。一般には先行して採用されたフォーマットを変更
することはないので、後行のフォーマットを変更するこ
とになる。最も簡単な実施手段としては、新規フォーマ
ットの線記録密度をこれまでの線記録密度の2倍にすれ
ば、同一回転数で両者フォーマットのディスクを回転さ
せた場合、チャネルクロックの周波数も2倍になるた
め、新規フォーマット対応の装置で生成したチャネルク
ロックを2分周することで、チャネルクロックの互換性
を採ることができる。
【0010】別の手段としては、両者フォーマットのデ
ィスクに対して回転数を異ならせることによって、チャ
ネルクロック周波数の互換を図る方法がある。最も簡単
な実施例としては、上記のようなフォーマットを有する
2種類のディスクの回転数を2倍だけ異なる回転数にす
れば1系統のチャネルクロック生成回路で対応すること
ができる。
【0011】本発明では、上記の基本的な考え方を踏ま
えて、具体的な例として130mm径光ディスクに対し
てMCAV(Modified-Constant-Angular-Velocity)方
式、またはZCAV(Zone-Constant-Angular-Velocit
y)方式とよばれるにより記憶容量を増加させ、更にマ
ークエッジ記録方式によって線記録密度を増加させたフ
ォーマットを実施例としてチャネルクロック生成手段の
互換性を確保するための方法を提示する。
【0012】
【作用】上記手段を用いることにより、新規フォーマッ
トに対応したチャネルクロック生成手段によっても従来
フォーマットのディスクに対して互換性のある周波数の
クロックを生成することができる。ここでいう互換性と
は、チャネルクロック周波数が等しいか、あるいは互い
のクロック周波数が整数比の関係にあることをいう。但
し、丁度等しくする場合以外にもデータ再生のためのチ
ャネルクロックを発生するPLL(Phase-Locked-Loo
p)回路により十分に引き込み可能な周波数範囲(キャ
プチャレンジ)内であれば問題は無い。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。図1は、
本発明を実施するための130mm光ディスクのZCA
V(Zone-Constant-Angular-Velocity)対応フォーマット
の1セクタ内の構成を示した図である。図1はユーザ容
量1024バイトを実現する為のフォーマットである。
ZCAVフォーマットは、ディスク上の記録領域を半径
方向に複数のゾーンに分割し、各々のゾーンに対して記
録再生クロックの周波数を変えることにより、各ゾーン
での線記録密度をほぼ一定にすることで、ディスク全体
の記憶容量を増加させることができる。例えば、ディス
ク記録領域の最内周径に対して最外周径が2倍であった
場合に、ZCAVフォーマットを適用すると、従来のC
AVフォーマットでの記憶容量を約1.5倍にすること
ができる。
【0014】図1のフォーマットにおいて、プリフォー
マット領域は63バイトで、予めトラック番地とセクタ
番地などが記録された領域である。ALPC(Auto-Lase
r-PowerーControl)領域が2バイト、ODF(Offset-Dete
ction-Field)領域が2バイト設けてある。他に回転変動
などによる領域特定誤りを防止するためにALPCの前
後に3バイトづつのGAPが設けられている。この領域
は10バイトで構成される。データ領域は1328バイ
トからなり、再生クロック生成同期のためのVFO3な
る引き込みパターン領域が26バイト、復調開始を特定
するためのSYNC領域が4バイト、ユーザデータ10
24バイトの他に、CRC(Cyclic-Redundancy-Chec
k)、再同期のためのRESYNCパターン2バイトが全
部で39個、ECC(Error-Correction-Code)などで構
成されている。図1のセクタバイト数は1401バイト
である。
【0015】図2は、現行130mmISO規格のセク
タフォーマットを示す図である。図2のフォーマットは
ユーザ容量1024バイトを実現するためのものであ
り、1セクタは1360バイトで構成されている。詳細
な説明は、Document No.ISO/IEC JTC 1
/SC 23N 292に開示されているので、ここで
の内容説明は本発明に関する点のみ行う。
【0016】図3は、特開平02−228128に開示
されている300mm光ディスクのZCAVフォーマッ
トの内、セクタフォーマットを示した図である。図4は
該フォーマットの内、トラックフォーマットを示した図
である。図3、図4で示したフォーマットは記録マーク
の前エッジと後エッジに符号語を対応させるマークエッ
ジ記録に対応したフォーマットである。図1で示したフ
ォーマットは、図3で示した300mmZCAVフォー
マットを基にして、図2で示した130mmISO規格
フォーマットとの基準周波数に関する互換を考慮したフ
ォーマットになっている。
【0017】図5は、図1と同様な構想の基にユーザデ
ータ容量が512バイトの場合のZCAV対応のセクタ
フォーマットである。
【0018】図6はISO/IEC JTC 1/SC
23N 292に開示されているユーザ容量512バ
イトのセクタフォーマットである。
【0019】ここで、図1、および図5のセクタフォー
マットは図3、図4のフォーマットに対して、以下に説
明する点が異なっている。
【0020】図1、および図5のフォーマットでは変調
方式として1−7変調を用いている。変調方式そのもの
は公知であるため説明は省くが、これまで図2、図3で
示したフォーマットは最短マーク長(データビットの
1.5倍長)が長い点を評価し、2−7変調を用いてい
る。これに対して1−7変調は最短マーク長(データビ
ットの1.33倍長)は短いが、検出窓幅は2−7変調
(データビットの0.5倍長)のそれに比べて広い(デ
ータビットの0.67倍長)ため、特に消去可能な媒体
で生じる可能性のある消し残りによるエラーや光学系ば
らつき等による信号レベル変動などに対して信頼性の高
い変復調を実現することができる。ちなみに図2、図6
で示した130mmISO規格のフォーマットでの変調
方式は2−7変調方式であり、マークの中心位置に符号
語を対応させるマークポジション記録方式を用いてい
る。
【0021】以下に、図1、および図5のセクタフォー
マットの各部構成について説明する。図7に各部位のデ
ータパターン例を示した。それぞれの部位の機能や目的
については上記特開平02−228128、ISO/I
EC規格書に記載されているので簡単な説明にとどめ
る。
【0022】まずプリフォーマット領域にあるIDは2
重書きになっている。130mm光ディスクでのセクタ
数はZCAV方式においても127を越えることは無い
のでセクタ番地には7ビット、ID1とID2を識別す
るためのID番号として1ビットの計8ビット、すなわ
ち1バイトを割り当てている。
【0023】VFO1、VFO2、VFO3は1−7変
調方式における最密パターンである101の繰り返しを
用いている。VFO1は010101010101を1
バイト分として、1024ユーザバイトフォーマットで
は28バイト、512ユーザバイトフォーマットでは2
6バイトで構成される。同様に、VFO2はそれぞれ2
2バイト、20バイトで構成される。
【0024】ここでVFO2の先頭3ビットはXXXで
記述されるように直前のID1の最後の3ビットのデー
タパターンによって変化する。これは1−7変調方式の
特徴であり、特に本発明に起因するものではない。VF
O3はデータ領域先頭に記録されるもので、パターンそ
のものはVFO1と同様である。ここで説明したVFO
パターンのバイト数が1024ユーザバイトフォーマッ
トと512ユーザバイトフォーマットで異なっている
が、これは後述するように、現行130mmISO規格
フォーマットとの記録再生クロック周波数の互換性を図
るために行った処置である。VFOパターンは他の部位
のパターンに比べて冗長性があるためバイト数の増減を
行っても記録再生のための論理にはバイト数の管理を除
いては影響を与えないため、記録再生クロック周波数の
調整を行うために好適だからである。図7において、1
−7変調方式の変調規則により、2ビットのデータ語ビ
ットに対して3ビットのコード語ビット(チャネルビッ
ト)が対応するため、1バイトのデータバイトに対して
は12チャネルビットが対応しているわけである。
【0025】AM(Address-Mark)は、続くIDの再生の
復調開始基準を与えるためのパターンであり、用いられ
る変調方式に対してイレギュラーなパターンを用いるこ
とにより、他の通常データパターンとの区別を行う。ま
た基準位置を特定するためにはAMの前後のデータパタ
ーンによってデータパターンの検出位置が変化しないよ
うなパターンを選択する必要がある。図1、図5、およ
び図7では、0000000010X0からなる1バイ
トパターンを用いている。最後から2チャネルビット目
がXになっているが、これも1−7変調固有の性質によ
るものであり、周囲のデータパターンによって、0ない
し1のいずれかが充当される。該ビットが0ないし1の
いづれであっても、復調開始位置がずれることはない。
【0026】ODFはトラックオフセット量を検出し補
正するための領域であり、トラック案内溝無し、データ
無しの2バイトで構成される。機能としては、130m
mISO規格と同等であり、図3ではTOF(Track-OFf
set)が該領域に相当する。SYNC(Synchronize-Patt
ern)は、4バイト、すなわち48チャネルビットから構
成されるパターンである。機能は従来と同様にユーザデ
ータ領域の復調開始を特定するためである。従来のSY
NCパターンが3バイトであったのに対して4バイトに
増加しているのは1−7変調方式においても2−7変調
方式と同等の直交性を確保するためである。直交性は、
該SYNCパターンを4チャネルビット毎を1ブロック
とした場合に前12ブロックが全て正常に検出された場
合に対して検出確率が極大値をとるようなパターン列を
選択することで実現される。2−7変調では1バイトの
データ語が16チャネルビットのコード語に対応してい
るため3バイトのデータ語は48チャネルビットのコー
ド語に対応している。これに対して1−7変調では1バ
イトのデータ語が12チャネルビットのコード語に対応
しているため48チャネルビットのコード語を生成する
ためには4バイトのデータ語が必要になることからSY
NCは4バイトになっている。
【0027】次にデータ領域内のデータ構成について図
8、および図9を用いて説明する。図8はユーザ102
4バイトフォーマット、図9はユーザ512バイトフォ
ーマットにおけるデータ構成であり、130mmISO
などで用いられているLDC(Long-Distance-Code)と同
一構成を採っている。但し、データ再同期パターンとし
て用いているRESYNC(Resynchronize-Pattern)パ
ターンは2バイトで構成され、図8では30バイト毎に
挿入され、図9では20バイト毎に挿入されている。こ
のRESYNCパターンの挿入頻度はECC(Error-Cor
rectionーCode)のエラー訂正能力とディスク欠陥率との
相対関係から決定される。挿入頻度が高いほどECCの
エラー訂正能力は低くても済むが逆にフォーマット効率
は低下する。これに対して、挿入頻度が低いとECCに
は高いエラー訂正能力が要求されることになりECCデ
ータ量が増加することになる。したがって、ディスク品
質を考慮した最適化が必要になる。
【0028】本発明の目的は、130mmZCAVフォ
ーマットにおいても現行130mmISO規格のディス
クを再生する際にも記録再生クロック周波数の互換性を
確保することにある。以下に、図1、図5で示したセク
タフォーマットを用いた場合のZCAV各ゾーンにおけ
るチャネルクロック周波数について説明する。トラック
ピッチを1.35μmとした場合について記録半径領域
全域でのビットピッチをほぼ均一にして、且つ外周側に
1ゾーン増加する毎に1トラックあたりのセクタ数を1
づつ増加させる条件を入れ、更にビットピッチを0.5
6μmに設定すると、130mm光ディスクの最内周半
径は約30mmであることから、1トラック内のセクタ
数が整数条件であることを考慮すると最内周ゾーン(1
024ユーザバイトフォーマットの場合では第29ゾー
ン、512ユーザバイトフォーマットの場合では第53
ゾーン)でのセクタ数は1024バイトフォーマットで
は30セクタ、512バイトフォーマットでは54セク
タになる。図10は図1に対応する1024ユーザバイ
トフォーマットに対応する各ゾーンでの1トラックあた
りのセクタ数とVFOクロック周波数を示したものであ
る。ここでのディスクの回転数は3000rpmとして
いる。
【0029】他の回転数の場合も本発明の目的には何等
差し支えないことを付記しておく。なお、VFOクロッ
ク周波数はチャネルクロック周波数でもある。、図1
1、図12は図5に対応する512ユーザバイトフォー
マットでの各ゾーンの1トラックあたりのセクタ数とク
ロック周波数を示したものである。なお、図10、図1
1、図12においてゾーン番号0は最外周に位置するゾ
ーンである。ZCAV方式の場合、線速度が最も速くな
る最外周がデータ転送速度も速いため、最も若いゾーン
番号に対応させている。
【0030】図13は、現行130mmISO規格の1
024ユーザバイトフォーマットの光ディスクを300
0rpmで回転させた場合のVFOクロック周波数と該
クロック周波数の2倍周波数を示した表である。同様
に、図14は512ユーザバイトフォーマットの光ディ
スクを3000rpmで回転させた場合の周波数を示し
た図である。
【0031】図1、および図5で示した仕様の光ディス
クはビットピッチを0.56μmとしているため、現行
130mmISO規格の最内周ビットピッチの1.02
μmと比較して約1.8倍に線記録密度を増加させてお
り、且つ変調方式も変更しているため、同一回転数のチ
ャネルクロック周波数は図13、図14の場合はいずれ
も低くなっている。図1と図2、および図5と図6との
クロック周波数の互換性を採るためには、チャネルクロ
ック同士ではなく、図1、図5のチャネルクロック周波
数と、図2、図6のチャネルクロック周波数の2倍周波
数とを極力接近させることが有効である。本実施例では
図13で示した1024ユーザバイトフォーマットで
は、チャネルクロックの2倍周波数である36.992
0MHzが、図10で示したチャネルクロックの第15
ゾーンの周波数36.9864MHzとが最も近い周波
数ゾーンになる。このとき、両者周波数の違いは0.0
15%に納まる。同様に図14のチャネルクロックの2
倍周波数である37.0016MHzに対しては図1
1、図12における第28ゾーンでのチャネルクロック
周波数37.0194MHzが最も近い周波数になり、
このとき両者のずれは0.048%になる。
【0032】ZCAV方式の場合、再生クロックの生成
のためのVFO回路の引き込み可能なゾーン数は引き込
み時のすべり現象を防ぐためにはあまり多くすることは
できない。
【0033】例えば、当該ゾーンのチャネルクロック周
波数に対して、VFO引き込みパターンの周期内に生成
すべきクロック数から±1クロックだけ異なるゾーンは
引き込み可能なゾーン範囲にすることはできない。した
がって一般には当該ゾーンを含めて前後2ゾーン程度の
キャプチャレンジに納めている。引き込み時間を短く
し、且つ誤った周波数にロックしないようにするために
は、予め基準周波数のクロック信号をクロック発生用シ
ンセサイザからVFO回路へ入力しておき、実際に再生
すべきデータ列が入力された後にデータパルス列への同
期を行うように切り替える操作を行うのが有効である。
このようなゾーンの周波数を選定することにより、ZC
AV対応の装置に対して現行130mmISO規格のデ
ィスクを用いて記録再生する場合には、それぞれ第15
ゾーン、第28ゾーンのチャネルクロックを発生させて
おき、該クロックを2分周したクロックを現行130m
mISO規格のディスクのためのチャネルクロックに用
いることが可能になる。これにより、基準クロック発生
のための回路はZCAV対応用のものだけで済ませるこ
とができ、回路規模を縮小することが可能となる。
【0034】本実施例では130mmディスクの場合を
例にして説明を行ったが、本発明の方法はディスク径や
ディスク回転数に関係なく用いることができる。通常は
行うことは少ないが、ZCAV方式のディスクと現行I
SO規格ディスクとを異なる回転数で扱う場合も同様に
して1セクタの総バイト数を補正したフォーマットに設
定することによってチャネルクロック周波数生成回路の
共用化を図ることができる。1セクタの総バイト数の調
整は、前述のように冗長性の高いVFOデータパター
ン、ないしはデータ領域最後にあるBUFF(Buffer)部
で行うことが便利である。
【0035】以上の議論では、現行ISO規格のディス
クと図1、図5で提示したフォーマットのディスクを同
一回転数で回転させた場合のチャネルクロック周波数の
互換性を確保するための方法について述べた。チャネル
クロック周波数の互換性を確保する別の方法としては、
現行ISO規格のディスクと、図1、図5で提示したデ
ィスクの回転数を異ならせることで行なう方法である。
この場合は図1で示した1024ユーザバイトのフォー
マットと512ユーザバイトのフォーマットにおけるプ
リフォーマット領域、およびODF・ALPC領域、更
にVFO3のバイト数は共通化するほうが便利である。
このような場合のセクタフォーマットの構成例を図15
と図16に示した。図15は1024ユーザバイトフォ
ーマットの場合、図16は512ユーザバイトフォーマ
ットの場合である。
【0036】図15のセクタフォーマットを用いて、図
10〜図12で示したゾーン数に対応する周波数を求め
た場合を図17に示す。図17において、ゾーン番号1
5のクロック周波数36.7752MHzに着目する
と、現行ISO規格のディスクを2982.42rpm
で回転させると、丁度36.7752MHzが現行IS
O規格のディスクでのチャネルクロック周波数の倍周波
数になる。または、図17のゾーン番号14のクロック
周波数37.6110MHzに着目すると、現行ISO
規格のディスクを3050.2rpmで回転させること
で対応できることになる。同様に512ユーザバイトフ
ォーマットの場合についても回転数の変更によってチャ
ネルクロック周波数の互換性を採ることができる。51
2ユーザバイトフォーマットに関する計算例としては、
ゾーン番号28のクロック周波数は36.972MHz
になるが、この場合現行ISO規格のディスクを299
7.6rpmで回転させれば互換性が確保できる。ちな
みにゾーン番号27のクロック周波数である37.44
MHzで考えると現行ISO規格のディスクを303
5.5rpmで回転させれば良い。もちろん、3000
rpm前後の回転数にこだわらなければ他のゾーンに対
する周波数に合わせるように回転数を設定すれば同様の
効果が得られる。
【0037】
【発明の効果】本発明によれば、チャネルクロック周波
数に関して、同一のクロック生成手段を用いて、異なる
フォーマットのディスクに対しても、問題なくチャネル
クロックが生成できるため、回路規模の低減に効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明で提示した1024ユーザバイト対応の
セクタフォーマットの構成図。
【図2】130mm径ISO規格の1024ユーザバイ
ト対応のセクタフォーマット図。
【図3】300mm径マークエッジ記録方式対応のセク
タフォーマット図。
【図4】図3で提示したフォーマットに対応するトラッ
クフォーマット図。
【図5】本発明で提示した512ユーザバイト対応のセ
クタフォーマット図。
【図6】130mm径ISO規格の512ユーザバイト
対応のセクタフォーマット図。
【図7】図1、図5におけるフォーマット内のデータ構
成図。
【図8】図1のデータ領域内のデータ構成図。
【図9】図5のデータ領域内のデータ構成図。
【図10】図1に対応するゾーン分割数と各ゾーンにお
けるクロック周波数を示し表図。
【図11】図5に対応するゾーン分割数と各ゾーンにお
けるクロック周波数の前半ゾーン部分について示した表
図。
【図12】図5に対応するゾーン分割数と各ゾーンにお
けるクロック周波数の後半ゾーン部分について示した表
図。
【図13】図2に対応するクロック周波数を示した表
図。
【図14】図5に対応するクロック周波数を示した表
図。
【図15】本発明で提示した1024ユーザバイト対応
のセクタフォーマットの第2の構成例を示した構成図。
【図16】本発明で提示した512ユーザバイト対応の
セクタフォーマットの第2の構成例を示した構成図。
【図17】図15に対応するゾーン分割数と各ゾーンに
おけるクロック周波数の後半ゾーン部分について示した
表図。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光ディスクで半径位置に関してビット長さ
    を略一定化するべく複数本のトラックからなる複数のゾ
    ーンに分割し、該ゾーン内ではセクタ数を一定にしたデ
    ィスクフォーマット構造を有する光ディスク媒体を用い
    た光ディスク駆動装置において、上記光ディスクとは異
    なるフォーマットを有する別個の光ディスクを再生する
    ために、上記光ディスクの1セクタ内のデータバイト数
    を選定したフォーマットを用いることにより、記録再生
    に係るチャネルクロック周波数、ないしは該チャネルク
    ロック周波数の整数倍、あるいは整数分の1の周波数を
    生成することで、両者ディスクのクロック周波数を同一
    値ないしは近傍値にすることにより、クロック周波数に
    関する互換性を図ることを特徴とする光ディスク装置。
  2. 【請求項2】光ディスクで半径位置に関してビット長さ
    を略一定化するべく複数本のトラックからなる複数のゾ
    ーンに分割し、該ゾーン内ではセクタ数を一定にしたデ
    ィスクフォーマット構造を有する光ディスク媒体を用い
    た光ディスク駆動装置において、上記光ディスクとは異
    なるフォーマットを有する別個の光ディスクを再生する
    ために、双方の光ディスクに対する回転数を異ならせる
    ことにより、記録再生に係るチャネルクロック周波数、
    ないしは該チャネルクロック周波数の整数倍、あるいは
    整数分の1の周波数を生成することで、両者ディスクの
    クロック周波数を同一値ないしは近旁値にすることによ
    り、クロック周波数に関する互換性を図ることを特徴と
    する光ディスク装置。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2において、ゾーン
    毎の1トラックあたりのセクタ数を内周から外周に向か
    うにつれて1ずつ増加させていくことを特徴とする光デ
    ィスク装置。
  4. 【請求項4】請求項1または請求項2において、光ディ
    スク径として130mmを用いることを特徴とする光デ
    ィスク装置。
  5. 【請求項5】請求項1、請求項2、または請求項4のい
    ずれかにおいて、チャネルクロックの互換性確保の対象
    とするディスクとして、文書番号130mmISO/I
    ECJTC1/SC23Nに記載されている追記型光デ
    ィスクおよび文書番号130mmISO/IEC DI
    S10089に記載されている書替え可能光ディスクを
    用いることを特徴とする光ディスク装置。
  6. 【請求項6】半径位置に関してビット長さを略一定化す
    るべく複数本のトラックからなる複数のゾーンに分割
    し、該ゾーン内ではセクタ数を一定にしたフォーマット
    構造を有する円盤状記録媒体を用いた情報処理方法にお
    いて、上記円盤状記録媒体とは異なるフォーマットを有
    する別個の円盤状記録媒体を再生するために、上記光円
    盤状記録媒体の1セクタ内のデータバイト数を選定した
    フォーマットを用いることにより、記録再生に係るチャ
    ネルクロック周波数、ないしは該チャネルクロック周波
    数の整数倍、あるいは整数分の1の周波数を生成するこ
    とで、両者ディスクのクロック周波数を同一値ないしは
    近旁値にすることにより、クロック周波数に関する互換
    性を図ることを特徴とする情報処理方法。
  7. 【請求項7】半径位置に関してビット長さを略一定化す
    るべく複数本のトラックからなる複数のゾーンに分割
    し、該ゾーン内ではセクタ数を一定にしたフォーマット
    構造を有する円盤状記録媒体を用いた情報処理方法にお
    いて、上記円盤状記録媒体とは異なるフォーマットを有
    する別個の円盤状記録媒体を再生するために、双方の円
    盤状記録媒体に対する回転数を異ならせることにより、
    記録再生に係るチャネルクロック周波数、ないしは該チ
    ャネルクロック周波数の整数倍、あるいは整数分の1の
    周波数を生成することで、両者ディスクのクロック周波
    数を同一値ないしは近傍値にすることにより、クロック
    周波数に関する互換性を図ることを特徴とする情報処理
    方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH09115244A (ja) * 1995-10-20 1997-05-02 Hitachi Ltd 記録再生装置及びその集積回路

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