JPH061109B2 - メカニカルシ−ル液の排出方法 - Google Patents
メカニカルシ−ル液の排出方法Info
- Publication number
- JPH061109B2 JPH061109B2 JP27404486A JP27404486A JPH061109B2 JP H061109 B2 JPH061109 B2 JP H061109B2 JP 27404486 A JP27404486 A JP 27404486A JP 27404486 A JP27404486 A JP 27404486A JP H061109 B2 JPH061109 B2 JP H061109B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- liquid
- mechanical seal
- seal liquid
- pressure
- automatic valve
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Mechanical Sealing (AREA)
- Accessories For Mixers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、メカニカルシールを用いた軸封装置に係わ
り、特にメカニカルシール液が攪拌槽内に漏洩しては困
る場合に好適なメカニカルシール液の排出方法に関する
ものである。
り、特にメカニカルシール液が攪拌槽内に漏洩しては困
る場合に好適なメカニカルシール液の排出方法に関する
ものである。
第2図はメカニカルシールを用いた軸封装置を取付けた
立体攪拌槽の概略図で、攪拌槽本体1上部には軸封装置
3および減速機4、電動機5が駆動架台6に取付けられ
ている。第3図に軸封装置部の詳細を示す。メカニカル
シール部には駆動材潤滑のためのシール液が供給され
る。また、攪拌槽内部のガスが系外へ出ないように、シ
ール液ゾーンの圧力が攪拌槽内部圧力より常に高い条件
で運転される。メカニカルシールは、許容最大漏洩量3
c.c./hと規格で定められており、必ず攪拌槽内にシー
ル液が流れ込む。攪拌槽内の処理液が入らぬように、従
来の方法では、第3図に示すように受皿7を設けてシー
ル液を溜め、受皿7の容量に見合って、定期的に排出口
のプラグ9を外し、攪拌槽内の圧力を利用してシール液
を排出管8を通じて排出させている。
立体攪拌槽の概略図で、攪拌槽本体1上部には軸封装置
3および減速機4、電動機5が駆動架台6に取付けられ
ている。第3図に軸封装置部の詳細を示す。メカニカル
シール部には駆動材潤滑のためのシール液が供給され
る。また、攪拌槽内部のガスが系外へ出ないように、シ
ール液ゾーンの圧力が攪拌槽内部圧力より常に高い条件
で運転される。メカニカルシールは、許容最大漏洩量3
c.c./hと規格で定められており、必ず攪拌槽内にシー
ル液が流れ込む。攪拌槽内の処理液が入らぬように、従
来の方法では、第3図に示すように受皿7を設けてシー
ル液を溜め、受皿7の容量に見合って、定期的に排出口
のプラグ9を外し、攪拌槽内の圧力を利用してシール液
を排出管8を通じて排出させている。
上記従来技術は、排出口のプラグ9を外して抜出し操作
を行う時、攪拌槽内圧力が高いと、急激にシール液が流
出して飛散する。また、受皿7に溜った液量がわからな
いので、排出する時期を失すると、攪拌槽内に流れ込む
という問題があった。
を行う時、攪拌槽内圧力が高いと、急激にシール液が流
出して飛散する。また、受皿7に溜った液量がわからな
いので、排出する時期を失すると、攪拌槽内に流れ込む
という問題があった。
本発明の目的は、攪拌槽内にメカニカルシール液を流入
させることなく、受皿に溜ったシール液を系外に安全
に、かつ、自動的に抜出す方法を提供することにある。
させることなく、受皿に溜ったシール液を系外に安全
に、かつ、自動的に抜出す方法を提供することにある。
上記目的は、定期的に自動弁を開いて受皿上のシール液
を槽内圧力を利用して排出すると共に、排出シール液の
圧力変化を検出して前記自動弁を閉じることにより達成
される。
を槽内圧力を利用して排出すると共に、排出シール液の
圧力変化を検出して前記自動弁を閉じることにより達成
される。
攪拌槽は回分運転で、運転中槽内は圧力変動を生ずる
が、受皿が満液になるまでの所要時間は試運転時に確認
することができる。
が、受皿が満液になるまでの所要時間は試運転時に確認
することができる。
したがって、タイマーをセットしておいて、受皿にシー
ル液が満液になる時点でタイムアップし、自動弁を開い
て受皿上のシール液を槽内の圧力で系外へ排出させる。
液が出つくすと次にガスが出てくるので、圧力検出器に
排出流体を衝突させた時の圧力変化を利用し、流体が液
からガスに変わった時期を確認して自動弁を閉にする。
その時再度タイマーをリセットしておいて、上記動作を
定期的に繰り返えす。
ル液が満液になる時点でタイムアップし、自動弁を開い
て受皿上のシール液を槽内の圧力で系外へ排出させる。
液が出つくすと次にガスが出てくるので、圧力検出器に
排出流体を衝突させた時の圧力変化を利用し、流体が液
からガスに変わった時期を確認して自動弁を閉にする。
その時再度タイマーをリセットしておいて、上記動作を
定期的に繰り返えす。
以下、本発明の一実施例を第1図により説明する。受皿
7上に排出管8を取付け、第1受槽10と排出口8aとを
配管20で接続し、配管20の途中に自動弁13を設ける。第
1受槽10には流体と直接衝突する位置に圧力検出器12を
設け、圧力スイッチ14を介してタイマー15と、また、圧
力スイッチ14と自動弁13とを電気的に接続する。第1受
槽10の下部には第2受槽11と配管21で接続させ、第1受
槽10上部にはベント系に継ながる配管22を設ける。
7上に排出管8を取付け、第1受槽10と排出口8aとを
配管20で接続し、配管20の途中に自動弁13を設ける。第
1受槽10には流体と直接衝突する位置に圧力検出器12を
設け、圧力スイッチ14を介してタイマー15と、また、圧
力スイッチ14と自動弁13とを電気的に接続する。第1受
槽10の下部には第2受槽11と配管21で接続させ、第1受
槽10上部にはベント系に継ながる配管22を設ける。
タイマー15がタイムアップすると、自動弁13が開き槽内
の圧力によって受皿7上のシール液は、排出管8および
排出口8aに沿って、第1受槽10の圧力検出器12にまず
衝突してから、第2受槽11内へ流入する。液が排出し終
ると、次にガスが系外に流出してくる。この場合、液相
から気相に流体が変わる時に、圧力検出器12で検出され
た圧力に変化をもたらし、そのタイミングで自動弁13を
閉じる。それと同時にタイマーをリセットさせ、上記動
作を運転中定期的に繰り返す。
の圧力によって受皿7上のシール液は、排出管8および
排出口8aに沿って、第1受槽10の圧力検出器12にまず
衝突してから、第2受槽11内へ流入する。液が排出し終
ると、次にガスが系外に流出してくる。この場合、液相
から気相に流体が変わる時に、圧力検出器12で検出され
た圧力に変化をもたらし、そのタイミングで自動弁13を
閉じる。それと同時にタイマーをリセットさせ、上記動
作を運転中定期的に繰り返す。
本発明によれば、槽内の反応液にメカニカルシール液が
漏れ込むのを未然に防止することができ、品質に悪影響
をもたらすことはなく、シール液を系外へ完全に、か
つ、自動的に排出できる効果がある。
漏れ込むのを未然に防止することができ、品質に悪影響
をもたらすことはなく、シール液を系外へ完全に、か
つ、自動的に排出できる効果がある。
第1図は本発明によるメカニカルシール液の排出方法を
実施した装置の一例を示す系統図、第2図はメカニカル
シールを用いた軸封装置を取付けた立形攪拌槽の概略
図、第3図は同じく軸封装置の縦断面図である。 1……攪拌槽本体、2……攪拌軸、3……軸封装置、4
……減速機、5……電動機、6……駆動架台、7……受
皿、8……排出管、8a……排出口、9……プラグ、10
……第1受槽、11……第2受槽、12……圧力検出器、13
……自動弁、14……圧力スイッチ、15……タイマー、20
〜22……配管。
実施した装置の一例を示す系統図、第2図はメカニカル
シールを用いた軸封装置を取付けた立形攪拌槽の概略
図、第3図は同じく軸封装置の縦断面図である。 1……攪拌槽本体、2……攪拌軸、3……軸封装置、4
……減速機、5……電動機、6……駆動架台、7……受
皿、8……排出管、8a……排出口、9……プラグ、10
……第1受槽、11……第2受槽、12……圧力検出器、13
……自動弁、14……圧力スイッチ、15……タイマー、20
〜22……配管。
Claims (1)
- 【請求項1】立形攪拌槽にメカニカルシールを用いた軸
封装置を取付け、攪拌槽内の軸封装置下部に設けた受皿
に漏洩したメカニカルシール液を溜め、該受皿内のシー
ル液を排出管を通して系外に排出するようにしたメカニ
カルシール液の排出方法において、定期的に自動弁を開
いて受皿上のシール液を槽内圧力を利用して排出すると
共に、排出シール液の圧力変化を検出して前記自動弁を
閉じるようにしたことを特徴とするメカニカルシール液
の排出方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27404486A JPH061109B2 (ja) | 1986-11-19 | 1986-11-19 | メカニカルシ−ル液の排出方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27404486A JPH061109B2 (ja) | 1986-11-19 | 1986-11-19 | メカニカルシ−ル液の排出方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63130969A JPS63130969A (ja) | 1988-06-03 |
JPH061109B2 true JPH061109B2 (ja) | 1994-01-05 |
Family
ID=17536182
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27404486A Expired - Lifetime JPH061109B2 (ja) | 1986-11-19 | 1986-11-19 | メカニカルシ−ル液の排出方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH061109B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4871900B2 (ja) * | 2008-03-10 | 2012-02-08 | 日本発條株式会社 | ディスク装置用サスペンション |
JP5823855B2 (ja) * | 2011-12-27 | 2015-11-25 | 日本ピラー工業株式会社 | 竪型回転機器の軸封装置 |
CN111420628A (zh) * | 2019-01-09 | 2020-07-17 | 东营职业学院 | 化工反应釜 |
-
1986
- 1986-11-19 JP JP27404486A patent/JPH061109B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63130969A (ja) | 1988-06-03 |
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