JPH0611056A - 流路分配装置、疑似移動床および連続吸着法 - Google Patents

流路分配装置、疑似移動床および連続吸着法

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JPH0611056A
JPH0611056A JP4188963A JP18896392A JPH0611056A JP H0611056 A JPH0611056 A JP H0611056A JP 4188963 A JP4188963 A JP 4188963A JP 18896392 A JP18896392 A JP 18896392A JP H0611056 A JPH0611056 A JP H0611056A
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distributor
flow path
rotary valve
passage
valve
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Minoru Morita
稔 守田
Jun Ono
純 大野
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Tsukishima Kikai Co Ltd
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Tsukishima Kikai Co Ltd
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    • B01D15/00Separating processes involving the treatment of liquids with solid sorbents; Apparatus therefor
    • B01D15/08Selective adsorption, e.g. chromatography
    • B01D15/10Selective adsorption, e.g. chromatography characterised by constructional or operational features
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    • B01D15/1814Selective adsorption, e.g. chromatography characterised by constructional or operational features relating to flow patterns recycling of the fraction to be distributed
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    • B01J47/10Ion-exchange processes in general; Apparatus therefor with moving ion-exchange material; with ion-exchange material in suspension or in fluidised-bed form
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    • Y10T137/86517With subsequent closing of first port
    • Y10T137/86533Rotary

Abstract

(57)【要約】 【構成】 上部流路分配器1および下部流路分配器2を有
し、各流路分配器は互いに摺接する固定供給バルブ3お
よびパイプ固定板5で挟持された回転4バルブを有し、こ
れらの各流路分配器には一貫した流路が穿設されている
流路分配装置およびこれらの流路分配器に挟持され、固
定された塔槽類A1,A2,…Anとを有する疑似移動床であ
り、この疑似移動床を使用して吸着塔を連続運転するこ
とによる連続吸着法である。 【効果】 塔槽類を回動または移動させることなく、ま
た、上向流および下向流ならびに並流および向流のいず
れにても処理液を吸着剤に接触させることができるため
各工程の処理を効率よく行うことができ、製品回収率お
よび製品の濃度がともに高く、操作が簡単であり、しか
も信頼性が高く、また、駆動動力を節減し得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、疑似移動床に好適に使
用される流路分配装置、この流路分配装置を使用した疑
似移動床およびこの疑似移動床を使用して、吸着塔を連
続運転することによる連続吸着法に関する。
【0002】
【従来の技術】液状物の分離,精製法として、従来、シ
リカゲル、活性炭、ゼオライトおよびイオン交換樹脂な
どを吸着剤として使用する吸着法が広く採用されてい
る。吸着法の代表的な方法として、(a) 数段に分割され
た固定吸着剤充填層を、回転切替えバルブにより各充填
層で、順次、吸着、脱着および再生を並列で行い、移動
吸着剤充填層による連続向流法におけると同様な精製効
果が得られるパレックス(Parex)法およびモレックス
(Molex)法が、パラキシレンの精製および石油精製で
それぞれ使用されている(たとえば、UOPSORB-10-09-8
5)。
【0003】また、(b) 複数の通常の吸着塔をパイプで
連結し、これらの各吸着塔に、原料液、脱着液および再
生液などを供給し、またこれらの吸着塔からこれらの液
を取り出すための配管およびバルブを備え、タイムスケ
ジュールに合わせてこれらのバルブを順次開閉して、各
吸着塔で順次吸着、脱着および洗浄を並列的に順次行う
方法(たとえば、特公昭60-32482号公報)および(c) 多
数の吸着塔を、円形の回転台の同一円周上に載置して固
定し、この回転台を回転させることにより、これらの吸
着塔を回動させながら、各吸着塔に接続された出口パイ
プおよび入口パイプのそれぞれを、上下2個で1組の静
止している静止バルブに接続し、吸着塔が回転すること
により、各液を静止バルブを経由して各吸着塔に各液を
順次供給し、各吸着塔において連続的に吸着、脱着を行
わせる方法(たとえば、ADVANCESEPARATION TECHNOLOGI
ES Inc. ISEPsystem)などが知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】回転バルブを使用する
前記の(a)の方法は、通常は層内の流れを下向流として
操作される。処で、石油および石油化学製品は夾雑物と
して固形物を含有していることが少なく、従って、吸
着、脱着および再生の工程を上向流および下向流のいず
れによっても行うことができる。このことから、この
(a)の方法は、石油精製および石油化学製品の精製など
に適用されている。他方、醗酵液および化学工業製品な
どは濾過によっては除去されにくいコロイダルな固形物
を含有している場合が多く、このような固形物を含有す
る場合には上向流として排出されることもあり、また、
脱着方法は上向流によることが有利とされていることか
ら、通常は下向流で操作される回転式ロータリーバルブ
を使用するこの(a)の方法を適用することはできず、こ
の(a)の方法では被処理物が限定される。
【0005】また、従来の多数の吸着塔を順次並列に使
用する前記の (b)の方法はバルブの切替え操作が複雑で
あり、この複雑なバルブの切替え操作を誤り無く行うた
めには、高価なコンピューターやその他の制御機器を使
用しなければならない。さらに、また、多数の回動せし
められる吸着塔を使用する (c)の方法に関しては、この
方法は前記の(a)の方法および(b)の方法における諸欠点
を克服し得るものではあるが、吸着剤が多量に充填され
重量が大きい多数の吸着塔を同時に回動させながら操作
しなければならないために、その構造が複雑となり、従
って、保守が容易ではなく、かつ、サイクルタイムを長
くしなければならないし、さらに、重量が大きい多数の
吸収塔を移動させるためには大きな動力が必要となり、
大型の塔槽類を使用する吸着には適用され得ない。この
(c)の方法における欠点を解消するために、同一円周上
およびこの円の中心部に、それぞれ、多数の吸着塔およ
び分配器を配設し、これらの多数の吸着塔とこの分配器
とを接続して、これらの吸着塔を移動または回動させる
ことなく、各吸着塔で順次、吸着、脱着および再生など
を行わせる方法も知られている(たとえば、特公昭51-1
8392号公報、特公昭52-12673号公報、特開昭53-76975号
公報、特公昭60-32482号公報、特公昭61-3523号公報お
よび特公昭61-7845号公報など)。しかしながら、この
方法においては、操業が複雑であり、収率が低く、得ら
れる製品の濃度が低く、しかも、信頼性に乏しいなどの
欠点があり、未だ実用されるに至っていない。
【0006】本発明者らは、 (1) 夾雑物である固形物が蓄積した場合に、このような
固形物も除去し得る洗浄が可能であること、すなわち、
上向流による運転も可能である。 (2) 吸着および洗浄などの工程において、上向流および
下向流のいずれによっても操作が可能である。 (3) 吸着塔を回動または移動させることなく、固定させ
たままで操作が可能である。 (4) サイクル単位を短縮でき、1塔当りの吸着剤などの
充填量を節減し得る。 ような吸着装置を開発すべく、鋭意研鑽を重ねた結果、
本発明に到達した。
【0007】
【課題を解決するための手段、作用】本発明は、上部流
路分配器および下部流路分配器を有し、各流路分配器
は、固定供給バルブ、該固定供給バルブと摺接しつつ回
転せしめられる回転バルブおよび該回転バルブと摺接す
るパイプ固定板とを有し、該回転バルブは該固定供給バ
ルブと該パイプ固定板とによって挟持され、該固定供給
バルブはその摺接面に複数の供給溝を有し、かつ、その
周壁には該供給溝と供給ノズルとを連絡する供給ノズル
孔が穿設され、該回転バルブは液分配部と連絡部から成
り、該液分配部および該連絡部にはそれぞれ複数の通路
ならびに複数の連絡通路および複数の連結室が穿設さ
れ、該パイプ固定板には塔槽類と接続する複数の連絡通
路と、一方では前記連結室と接続せしめられ他方では連
結パイプと接続せしめられる連結通路とが穿設され、該
供給ノズル孔、該固定供給バルブの供給溝、該回転バル
ブの液分配部の通路、該回転バルブの連絡部の連絡通路
およびパイプ固定板の連絡通路を順次接続せしめて流路
分配器内で一貫した液体流路が形成せしめられ、かつ、
該パイプ固定板の連結通路、該回転バルブの連結室およ
び該パイプ固定板の他の連絡通路を順次接続せしめて該
回転バルブの連絡部の連結室の形状に即して流路分配器
内で他の一貫した液体流路が形成せしめられていること
を特徴とする流路分配装置であり、かつ、この流路分配
装置の両パイプ固定板の連絡通路同士の間および連結通
路同士の間のそれぞれに塔槽類および連結パイプが配設
されたことを特徴とする疑似移動床であり、さらに、こ
の疑似移動床を使用し塔槽類を回動させることなく固定
させたままで吸着工程を行うことを特徴とする連続吸着
法である。
【0008】本発明の流路分配装置および疑似移動床に
おいて、回転バルブの液分配部の通路、回転バルブの連
絡部の連絡通路およびパイプ固定板の連絡通路のそれぞ
れの数は互いに等しくされる。また、固定供給バルブの
供給溝の数は、少なくとも、塔槽類に供給される液の種
類の数と等しくされる。たとえば、吸着においては、通
常は原料液、洗浄液、脱着液および再生液の4種類の液
が吸着塔に供給されるから、この場合には、固定供給バ
ルブの供給溝の数は、少なくとも、4本以上とされなけ
ればならない。
【0009】本発明の流路分配装置および疑似移動床に
おいて、上部流路分配器および下部流路分配器のそれぞ
れを、固定供給バルブを円筒状とし、回転バルブの液分
配部を該円筒状の固定供給バルブに内接する円柱状(こ
のような流路分配器を 縦型流路分配器 と記すことも
ある)とすることもでき、また、固定供給バルブおよび
回転バルブのそれぞれを互いに摺接する円盤状(このよ
うな流路分配器を 横型流路分配器 と記すこともあ
る)とすることもできる。なお、上部流路分配器および
下部流路分配器の両者を、ともに縦型または横型とする
ことができ、これら両者のうち、いずれか一方を縦型と
し他方を横型とすることもできる。パイプ固定板および
/または固定供給バルブを支持台に受支させることによ
り流路分配装置を固定させることができ、しかも好まし
い。回転バルブは固定供給バルブおよびパイプ固定板の
両者によって挟持されるが、横型流路分配器においては
固定供給バルブとパイプ固定板とを圧着器で互いに連結
し、締着することが好ましい。流路分配器の回転バルブ
の液分配部と連絡部とは、横型流路分配器の場合には一
体とされ全体として円盤状の回転バルブとされており、
他方、縦型流路分配器の場合には円筒状の液分配部と円
盤状の連絡部とが回転軸線を一致させて接続、一体化せ
しめられて縦断面形状が凸状乃至は円柱状とされる。
【0010】吸着工程、洗浄工程、脱着工程および再生
工程などの各段の工程において、各段の工程における所
要時間が実質的に等しくなるように、供給する液の流量
および各塔槽類中での液の流速などを調節しおよび/ま
たは複数の塔槽類を直列または並列に互いに連結させて
これを一群として使用することができる。この場合に
は、一群の塔槽類の数は適宜選択されるが、一群の塔槽
類の数は通常は5槽以下、実用上、好ましくは2〜3槽
とされる。塔槽類は、このように一般に、1つの工程
で、これらの複数本を直列または並列に連結し、これら
を一群として使用されることが多い。前者の場合には、
塔槽類は連結パイプおよび連結室を介して互いに連結さ
れる。また、後者の場合には、連絡部の連絡通路から分
岐された分岐管に各塔槽類は連結される。前者の場合に
ついて、さらに詳細には、一方−たとえば、上部−の流
路分配器のパイプ固定板の連結通路、回転バルブの連絡
部の連結室およびパイプ固定板の他の連絡通路ならび
に、他方−たとえば、下部−の流路分配器のパイプ固定
板の連結通路、回転バルブの連絡部の連結室および固定
板の他の連絡通路を介して複数の塔槽類は互いに連結せ
しめられる。この場合には、一群の塔槽類において、回
転バルブの連絡部の連絡通路がパイプ固定板の連絡通路
を経由して接続されるのは両端の塔槽類の入口および/
または出口のみであって、他の塔槽類の入口および出口
は回転バルブの連絡部の連絡通路とは接続せしめられる
ことはない。また、1つの工程で塔槽類を1本しか使用
しないときには、この他の一貫した液体流路を使用する
必要はなく、従って、この場合には連結パイプを使用す
る必要はなく、また、連結室を穿設する必要もなく、該
塔槽類の入口および/または出口はパイプ固定板の連絡
通路を介して回転バルブの連絡部の連絡通路に接続せし
められるのみである。従って、回転バルブの連絡部とし
て、吸着のプログラムに合わせ、および/または、工作
の都合によって異なる形状および配置(以下 形状 と
記す)で穿設された連結室を有する回転バルブの連絡部
が選択されて使用される。また前記の流路を逆流させる
ことによって、塔槽類中で液を逆流させることもでき
る。
【0011】回転バルブは、パイプ固定板の中心部を貫
通せしめた回転軸を、たとえば、モータのような駆動装
置によって回転させることにより回転せしめられる。こ
の回転軸は上部流路分配器の回転バルブと下部流路分配
器の回転バルブとを連結するものであるが、連続する1
本の回転軸でもよく、途中で接続され長軸線が共通な2
本の回転軸でもよい。なお、両流路分配器の回転バルブ
は、回転軸によることなく、カップリングなどの連結手
段で、直接、連結することもできる。回転軸と駆動装置
との接続箇所は、この回転軸の端部および両分配器の回
転バルブ同士の中間部のいずれでもよい。前者の場合に
は、たとえば、固定供給バルブの中心部を貫通せしめた
回転軸の端部が、減速装置を介して駆動装置と接続され
る。他方、後者の場合には、たとえば、回転軸に配設さ
れた傘歯車を、直接、または、所望によりさらに減速装
置を介して駆動装置と接続される。回転バルブは、各塔
槽類での工程の操作の進行中に、連続して回転させても
よく、また、各塔槽類での各工程の切替え時にのみ回転
させてもよい。なお、本発明の流路分配装置および疑似
移動床において、摺接面同士のシールおよび通路または
連絡通路同士の接続部のシールなどは常法によって行わ
れる。
【0012】本発明において、「吸着」は、狭義の吸着
以外に、吸収、包接、吸蔵および化学反応を伴う保持な
どをも包含する広義の吸着として定義される。また、
「吸着」は、吸着工程に付随する一連の工程−たとえ
ば、脱着工程、洗浄工程および再生工程など−を包含す
るものである。
【0013】
【実施例】本発明の流路分配装置および疑似移動床を図
面を参照しつつ、さらに具体的に説明し、かつ、疑似移
動床を使用して行った吸着を使用例として説明する。な
お、本発明はこれらの実施例および使用例によって限定
されるものではない。図面は本発明の流路分配装置およ
び疑似移動床の原理を説明するためのものであって、摺
接面同士のシールおよび通路または連絡通路同士の接続
部のシールなどの詳細は省略されており、また、各部の
相対的大きさは、正確な比率で表わされていない。ま
た、以下の説明において、上部流路分配器および下部流
路分配器に含まれているかまたは関連がある部分を示す
番号に、それぞれに添字「U」および「L」を付して区別
することもある。
【0014】固定供給バルブが円筒状であり、回転バル
ブの液分配部が該円筒状の固定供給バルブに内接する円
柱状である縦型流路分配器を上下に有する流路分配装置
を使用した疑似移動床を、図1の一部切欠斜視図および
図2の回転バルブの回転軸線、回転バルブの液分配部の
連絡孔および連絡部の連絡通路を含む面で切断した断面
図で示す。これらの図1および図2には、下部流路分配
器の下部および上部流路分配器の回転バルブの下面と下
部流路分配器の回転バルブの上面とを接続する回転軸が
省略されている。図1および図2の疑似移動床は上部流
路分配器 1および下部流路分配器 2を有し、両流路分配
器の間には、両流路分配器同士によって吸着塔A1,……
A8および連結パイプ 6,…… 6が挟持されて配設されて
いる。なお、図1および図2では2本の吸着塔が連結パ
イプおよび連結室によって直列に互いに連結されている
状態を示している。
【0015】上部分配器 1は、固定供給バルブ 3、回転
バルブ 4およびパイプ固定板 5を有している。固定供給
バルブ 3は周壁が円筒状とされており、その内周面には
4本のほぼ水平な供給溝31,31,31,31が穿設されてい
る。この周壁には供給溝31,31,31,31のそれぞれと供
給ノズル32,32,32,32のそれぞれとを連絡する供給ノ
ズル孔33,33,33,33が穿設されている。回転バルブ 4
は液分配部41および連絡部42とから成っている。この液
分配部41は、前記の固定供給バルブ 3の内周面と摺接し
つつ回転せしめられる円柱状とされており、4本の通路
411,411,…411が液分配部41の回転軸線に沿って穿設
されている。これらの通路411,411,…411は実質的に
同一円周上にあり通路411,411,…411同士の間隔は実
質的に等しくされている。また、これらの通路411,41
1,…411のそれぞれには、これらと前記の供給溝31,3
1,31,31のいずれかとを連絡する連絡孔4111,4111,
…4111が穿設されている。
【0016】この回転バルブ 4の液分配部41の下端面に
接し、これと回転軸線を共通にして一体化されて、回転
バルブ 4の連絡部42が配設されている。この連絡部42は
円盤状である。従って、この回転バルブ 4の回転軸線を
通過する切断端面の形状は凸状である。この連絡部42
は、その内部に4本の連絡通路421,421,…421および
4本の連結室422,422…422が穿設されている。これら
の連絡通路421,421,…421は、中心角が実質的に等し
い放射状に穿設されており、この連絡通路421の連絡部4
2の中心側の端部は上向きとされその端は液分配部の通
路411と接続せしめられ、他方、連絡部42の周縁側の端
部は下向きとされその端は連絡部42の下面に開口せしめ
られている。しかして、回転バルブ 4において、供給ノ
ズル孔33−供給溝31−連絡孔4111−通路411−連絡通路4
21により一貫した流路が形成される。連結室422は両端
とも連絡部42の下面に開口せしめられており、その一方
は連絡部42の周縁に開口せしめられ、連絡通路421とは
連絡されていないパイプ固定板5の連絡通路51と連絡せ
しめられており、他方は連絡部42の周縁の他の連絡通路
421の開口に対して連絡部42の中心寄りに開口せしめら
れており、パイプ固定板 5の連結通路52と連絡せしめら
れている。なお、前記の4本の連結室422,422,…422に
よって、8本の吸着塔A1,…A8は互いに隣接する2本の
吸着塔が接続されて1群とされ、4つの吸着塔群に分割
される。
【0017】パイプ固定板 5は、前記の回転バルブ 4の
連絡部42と実質的に等しい半径を有する円盤状とされて
いる。このパイプ固定板 5の上面は、回転バルブ 4の連
絡部42の下面と接触せしめられている。また、パイプ固
定板 5には前記の回転バルブ4の連絡部42の下面に開口
せしめられている連絡通路421,421,…421および連結
室422,422,…422のそれぞれと連絡せしめられている
連絡通路51,51,…51および連結通路52,52,…52が、
回転バルブ 4の回転軸線に沿って穿設されている。
【0018】上部流路分配器 1の下方には、この上部流
路分配器 1と構造が実質的に同じ下部流路分配器 2が逆
さに、すなわち、上部流路分配器とは面対称に配設され
ている。上部流路分配器 1のパイプ固定板5Uの下面に開
口せしめられている連絡通路51U,51U,…51Uと、下部
流路分配器 2のパイプ固定板5Lの上面に開口せしめられ
ている連絡通路51L,51L,…51Lとの間に吸着塔A1
A2,…A8が配設されている。また、上部流路分配器 1
パイプ固定板5Uの連結通路52U,52U,…52Uのパイプ固
定板 5Uの下面における開口と、下部流路分配器 2のパ
イプ固定板5Lの連結通路52L,52L,…52Lのパイプ固定
板 5Lの上面における開口との間に連結パイプ 6, 6,
… 6が配設されている。これらの、吸着塔および連結パ
イプは、いずれも回動または移動せしめられることな
く、固定されている。
【0019】この疑似移動床において、吸着は次の如く
して行われる。すなわち、供給ノズル32Uから、たとえ
ば、原料液が供給されると、この原料液は、供給ノズル
孔33U、供給溝31U−連絡孔4111U−通路411U−連絡通路4
21U−連絡通路51Uで形成された一貫した流路を経由し
て、吸着剤が充填されている吸着塔A1の入口へ至り、次
いで吸着塔A1内を降下して吸着塔A1出口から排出され、
さらに、連絡通路51L−連結室422L−連結通路52L−連結
パイプ 6−連結通路52U−連結室422U−連絡通路51Uで形
成された他の一貫した流路を経由して、吸着剤が充填さ
れている吸着塔A2入口へ至り、吸着塔A2を下降して吸着
塔A2出口から排出される。この排出液は、上部流路分配
1における一貫した液体流路と同様にして形成された
下部流路分配器 2における一貫した液体流路を逆流せし
められて疑似移動床外へ排出される。このようにして吸
着塔A1および吸着塔A2において吸着工程が行われる。
【0020】同様にして、他の供給ノズル32からは、た
とえば、洗浄液が供給され、前記のような一貫した他の
流路を経由して、吸着工程が終了した他の吸着塔群に供
給され、この吸着塔群では洗浄工程が同時に進行せしめ
られている。同様にして、他の供給ノズル32からは、た
とえば、脱着液が供給され、前記のような一貫した他の
流路を経由して、洗浄工程が終了した他の吸着塔群に供
給され、この吸着塔群では脱着工程が同時に進行せしめ
られている。また、同様にして、他の供給ノズル32から
は、たとえば、再生液が供給され、同様にして脱着工程
が終了した他の吸着塔群では再生工程が同時に進行がせ
しめられている。各吸着塔における工程の操作の進行中
は、回転バルブ 4Uおよび 4Lはそれぞれ停止させられる
ことなく連続して回転させてもよい。また、各吸着塔に
おける工程の操作の進行中は、回転バルブ 4Uおよび 4L
はそれぞれ停止させておき、工程の切替え時にのみ回転
させることもできる。前者の場合には、工程の進行中に
おいて、液は吸着塔内を間歇的に流される。後者の場合
には、回転している回転バルブ 4Uおよび 4Lにより、各
吸着塔群での吸着工程、洗浄工程、脱着工程および再生
工程が実質的に同時に終了すると、各吸着塔群への液の
供給を中止して、回転バルブ 4Uおよび 4Lはともに回転
せしめられ、吸着工程、洗浄工程、脱着工程および再生
工程が終了した各吸着塔群において、次の工程である脱
着工程、洗浄工程、再生工程および吸着工程に順次移行
するように連絡通路51U,51U,…51Uおよび51L,51L
…51Lならびに連結通路52U,52U,…52Uおよび52L,5
2L,・・・・ …52Lの、吸着塔の出口および入口に対する相
対的な位置を変更させる。なお、下部流路分配器 2の供
給ノズル32Lから液を供給すれば、吸着塔中の下部から
上部へ液を逆流させることも可能である。
【0021】固定供給バルブおよび回転バルブの両者が
ともに円盤状の横型流路分配器を上下に有する流路分配
装置を使用した疑似移動床の横型上部流路分配器の一部
切欠斜視図を図3に示す。図3は、固定供給バルブ 3お
よび回転バルブ 4の両者がともに円盤状の横型上部流路
分配器 1を示しており、(1) 円盤状の回転バルブ 4は円
盤状の固定供給バルブ 3および円盤状のパイプ固定板 5
で挟持され、(2) 固定供給バルブ 3および回転バルブ 4
の両者がともに円盤状で横型である他は、図1に示され
た疑似移動床の流路分配装置の上部(縦型)流路分配と
本質的に異なる処はない。この横型上部流路分配器 1
おいて、回転バルブ 4は液分配部41と連絡部42とは一体
とされており、その上半分および下半分は機能的にはそ
れぞれ液分配部および連絡部に相当する。なお、この連
絡部42U内に設けられる連結室422Uは、複数の吸着塔を
連結する場合には、複雑に折り曲げられた形状とされて
いる。
【0022】上部および下部の流路分配器における回転
バルブの連絡部の連結室の形状を図4に模式的に示す。
図4において、X(上半分)は上部流路分配器に関する
ものであり、またY(下半分は)下部流路分配器に関す
るものである。また、図4において右側の上半分は上部
流路分配器の底面透視図であり、また、右側の下半分は
下部流路分配器の上底面透視図である。さらに、図4に
おいて左半分は、前記上部流路分配器の底面透視図およ
び下部流路分配器の上面底面透視図にそれぞれ対応する
ものであって、各連絡通路421Uおよび421Lならびに各連
結室422Uおよび422Lの部分を、これらの長軸線に沿って
縦断した切断端面図である。この図4イにおいて、時計
11時方向に配置された連絡通路421U-1および421L-1は
パイプ固定板5Uおよび5Lの周縁の連絡通路51Uおよび51L
にそれぞれ直接接続され連結室422Uおよおび422Lはいず
れも省略されている。しかして、ここにおいて、a−b−
吸着塔(下降)−c−dなる流路が形成される。またこの
図4ロにおいて、時計9時方向(水平)乃至これから上
方45度の間では、3本の吸着塔が上部および下部のそ
れぞれにおいて2本の連結室422U-1および422U-2ならび
に422L-1および422L-2によって互いに連結されて一群と
されている。なお、これらの3本のうち一端の吸着塔の
上部開口は、連絡通路51Uを介して連絡通路421U-4に接
続されており、また、他端の吸着塔の下部開口は、連絡
通路51Lを介して連絡通路421L-2に接続されている。し
かして、ここにおいて、e−f−吸着塔(下降)−g−h−
連結パイプ−i−j−吸着塔(下降)−k−l−吸着塔(上
昇)、連結パイプ−m−n−連結パイプ−p−qなる流路が
形成される。
【0023】図3の回転バルブ4U内において、複雑に曲
折せしめた連結室422Uを設けるかわりに、図5で示され
るように、連結室422Uを折曲げずに直線状とし、連結通
路52Uの手前で折曲げられた連結パイプ6に接続すること
ができる。
【0024】たとえば、16本の吸着塔A1,A2,…A16
使用した疑似移動床において、これらの吸着塔を数群に
分割し、これらの各群で同時に並行して行われている工
程を図6の平面図で示す。すなわち、図6において、A1
〜A3 吸着工程、A4〜A5 脱着工程、A6〜A9 pH調節工
程、A10〜A12 アルカリ洗浄工程、A13 排出工程、A14
リンス工程およびA15〜A16 洗浄工程が同時進行中であ
る。この図6において、吸着塔の各群における各工程を
終了したときには流路分配装置は上方から見て時計方向
に回転せしめられ、吸着塔の各群はそれぞれ次の工程を
分担せしめられる。
【0025】使用例 アミノ酸醗酵によって得られたアミノ酸を含有する醗酵
液を、塩酸でpH3.0に調整した後、2.5m3/hrの流速でイ
オン交換樹脂が充填されている吸着塔を流下させてアミ
ノ酸を吸着させ、次いで、脱イオン水で洗浄した後に、
苛性ソーダ水溶液で脱着を行った。なお、この吸着塔の
諸元は次の如くである。 数 : 16本 大きさ : 450φ × 1.2mH イオン交換樹脂の種類 : アンバーライト 200C/
411 イオン交換樹脂の全充填量: 5m3 上部流路分配器および下部流路分配器は公称能力4.0m3
/hrのものを用い、駆動動力1.5KW、サイクルタイム10
時間で運転をして、 3日間の平均値を表1に示す。な
お、比較のために8塔式による従来法である移動床によ
る方法の成績も表1に示す。
【0026】
【表1】
【0027】この表1から、本発明では、8塔式による
従来法に比較して、イオン交換樹脂の全充填量が少ない
にも拘らず、製品回収率、製品純度および製品回収濃度
がいずれも高く、アルカリ使用量および駆動動力がとも
に少なくてすみ、本発明が優れていることが明らかであ
る。
【0028】
【発明の効果】本発明において、上向流および下向流な
らびに並流および向流のいずれにても処理液を吸着剤に
接触させることができるため再生工程および脱着工程な
どの各工程の処理を効率よく行うことができ、理想的な
向流操作が可能であるので製品回収率が高く、完全に段
階的に向流接触を可能ならしめるので、得られる製品の
濃度が高く、かつ、操作が簡単であり、しかも信頼性が
高く、また、駆動動力が少なくて済むなどの優れた効果
が奏せられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】縦型流路分配器を上下に有する流路分配装置を
使用した疑似移動床の一部切欠斜視図である。
【図2】図1で示された疑似移動床の、回転バルブの回
転軸線、回転バルブの液分配部の連絡孔および回転バル
ブの連絡部の連絡通路を含む面で切断した断面図であ
る。
【図3】横型上部流路分配器の一部切欠透視斜視図を示
す。
【図4】上部および下部の流路分配器における回転バル
ブの連絡部の連結室の形状を示す模式図である。
【図5】図3で示された横型上部分配器において、連結
室が変形された横型上部分配器の一部切欠透視斜視図を
示す。
【図6】本発明の疑似移動床において、16本の吸着塔
が使用され、これらの吸着塔は数群に分割され、これら
の各群で同時に並行して行われている工程を示す平面図
である。
【符号の説明】1 上部流路分配器2 下部流路分配器 3 固定供給バルブ 31 供給溝 32 供給ノズル 33 供給ノズル孔 4 回転バルブ 41 液分配部 411 通路 4111 連絡孔 42 連絡部 421 連絡通路 422 連結室 5 パイプ固定板 51 連絡通路 52 連結通路 6 連結パイプ 7 回転軸

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上部流路分配器および下部流路分配器を有
    し、各流路分配器は、固定供給バルブ、該固定供給バル
    ブと摺接しつつ回転せしめられる回転バルブおよび該回
    転バルブと摺接するパイプ固定板とを有し、該回転バル
    ブは該固定供給バルブと該パイプ固定板とによって挟持
    され、該固定供給バルブはその摺接面に複数の供給溝を
    有し、かつ、その周壁には該供給溝と供給ノズルとを連
    絡する供給ノズル孔が穿設され、該回転バルブは液分配
    部と連絡部から成り、該液分配部および該連絡部にはそ
    れぞれ複数の通路ならびに複数の連絡通路および複数の
    連結室が穿設され、該パイプ固定板には塔槽類と接続す
    る複数の連絡通路と、一方では前記連結室と接続せしめ
    られ他方では連結パイプと接続せしめられる連結通路と
    が穿設され、該供給ノズル孔、該固定供給バルブの供給
    溝、該回転バルブの液分配部の通路、該回転バルブの連
    絡部の連絡通路およびパイプ固定板の連絡通路を順次接
    続せしめて流路分配器内で一貫した液体流路が形成せし
    められ、かつ、該パイプ固定板の連結通路、該回転バル
    ブの連結室および該パイプ固定板の他の連絡通路を順次
    接続せしめて該回転バルブの連絡部の連結室の形状に即
    して流路分配器内で他の一貫した液体流路が形成せしめ
    られていることを特徴とする流路分配装置。
  2. 【請求項2】固定供給バルブが円筒状であり、回転バル
    ブの液分配部が該円筒状の固定供給バルブに内接する円
    柱状である請求項1記載の流路分配装置。
  3. 【請求項3】固定供給バルブおよび回転バルブのそれぞ
    れが互いに摺接する円盤状である請求項1記載の流路分
    配装置。
  4. 【請求項4】上部流路分配器および下部流路分配器を有
    し、各流路分配器は、固定供給バルブ、該固定供給バル
    ブと摺接しつつ回転せしめられる回転バルブおよび該回
    転バルブと摺接するパイプ固定板とを有し、該回転バル
    ブは該固定供給バルブと該パイプ固定板とによって挟持
    され、該固定供給バルブはその摺接面に複数の供給溝を
    有し、かつ、その周壁には該供給溝と供給ノズルとを連
    絡する供給ノズル孔が穿設され、該回転バルブは液分配
    部と連絡部から成り、該液分配部および該連絡部にはそ
    れぞれ複数の通路ならびに複数の連絡通路および複数の
    連結室が穿設され、該パイプ固定板には塔槽類と接続す
    る複数の連絡通路と、一方では前記連結室と接続せしめ
    られ他方では連結パイプと接続せしめられる連結通路と
    が穿設され、該供給ノズル孔、該固定供給バルブの供給
    溝、該回転バルブの液分配部の通路、該回転バルブの連
    絡部の連絡通路およびパイプ固定板の連絡通路を順次接
    続せしめて流路分配器内で一貫した液体流路が形成せし
    められ、かつ、該パイプ固定板の連結通路、該回転バル
    ブの連結室および該パイプ固定板の他の連絡通路を順次
    接続せしめて該回転バルブの連絡部の連結室の形状に即
    して流路分配器内で他の一貫した液体流路が形成せしめ
    られている流路分配装置の両パイプ固定板の連絡通路同
    士の間および連結通路同士の間のそれぞれに塔槽類およ
    び連結パイプが配設されたことを特徴とする疑似移動
    床。
  5. 【請求項5】流路分配装置における固定供給バルブが円
    筒状であり、回転バルブの液分配部が該円筒状の固定供
    給バルブに内接する円柱状である請求項4記載の疑似移
    動床。
  6. 【請求項6】流路分配装置における固定供給バルブおよ
    び回転バルブのそれぞれが互いに摺接する円盤状である
    請求項4記載の疑似移動床。
  7. 【請求項7】上部流路分配器および下部流路分配器を有
    し、各流路分配器は、固定供給バルブ、該固定供給バル
    ブと摺接しつつ回転せしめられる回転バルブおよび該回
    転バルブと摺接するパイプ固定板とを有し、該回転バル
    ブは該固定供給バルブと該パイプ固定板とによって挟持
    され、該固定供給バルブはその摺接面に複数の供給溝を
    有し、かつ、その周壁には該供給溝と供給ノズルとを連
    絡する供給ノズル孔が穿設され、該回転バルブは液分配
    部と連絡部から成り、該液分配部および該連絡部にはそ
    れぞれ複数の通路ならびに複数の連絡通路および複数の
    連結室が穿設され、該パイプ固定板には塔槽類と接続す
    る複数の連絡通路と、一方では前記連結室と接続せしめ
    られ他方では連結パイプと接続せしめられる連結通路と
    が穿設され、該供給ノズル孔、該固定供給バルブの供給
    溝、該回転バルブの液分配部の通路、該回転バルブの連
    絡部の連絡通路およびパイプ固定板の連絡通路を順次接
    続せしめて流路分配器内で一貫した液体流路が形成せし
    められ、かつ、該パイプ固定板の連結通路、該回転バル
    ブの連結室および該パイプ固定板の他の連絡通路を順次
    接続せしめて該回転バルブの連絡部の連結室の形状に即
    して流路分配器内で他の一貫した液体流路が形成せしめ
    られている流路分配装置の両パイプ固定板の連絡通路同
    士の間および連結通路同士の間のそれぞれに塔槽類およ
    び連結パイプが配設された疑似移動床を使用し、複数本
    の塔槽類を1本の塔槽類または連結パイプによって互い
    に直列に連結され、もしくは、回転バルブの連絡部の連
    絡通路を分岐させてこれによって互いに並列に連結され
    た複数本の塔槽類からなる群に分割し、これらの塔槽類
    の群の入口から一方の前記の一貫した液体流路によって
    所定の液を供給し、これらの塔槽類の群の出口から他方
    の前記の一貫した液体流路を逆流させて使用後の該所定
    の液を排出させて、これらの塔槽類の各群に所定の工程
    を同時に分担させ、これらの塔槽類の各群における所定
    の工程を実質的に同時に終了せしめ、次いで、前記の回
    転バルブを回転させて、これらの塔槽類の各群において
    さきに終了させた所定の工程の次の工程を分担させるこ
    とを特徴とする連続吸着法。
  8. 【請求項8】流路分配装置における固定供給バルブが円
    筒状であり、回転バルブの液分配部が該円筒状の固定供
    給バルブに内接する円柱状である疑似移動床を使用する
    請求項7記載の連続吸着法。
  9. 【請求項9】流路分配装置における固定供給バルブおよ
    び回転バルブのそれぞれが互いに摺接する円盤状である
    疑似移動床を使用する請求項7記載の連続吸着法。
JP4188963A 1992-06-24 1992-06-24 流路分配装置、疑似移動床および連続吸着法 Pending JPH0611056A (ja)

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