JPH06110317A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH06110317A
JPH06110317A JP4258172A JP25817292A JPH06110317A JP H06110317 A JPH06110317 A JP H06110317A JP 4258172 A JP4258172 A JP 4258172A JP 25817292 A JP25817292 A JP 25817292A JP H06110317 A JPH06110317 A JP H06110317A
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JP
Japan
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developer
latent image
electric field
image carrier
magnetic
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Application number
JP4258172A
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English (en)
Inventor
Masahiro Aizawa
昌宏 相澤
Noboru Katakabe
昇 片伯部
Kenji Asakura
建治 朝倉
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 構造簡単、小型で、精密な高画質の画像が得
られる画像形成装置を提供することを目的としている。 【構成】 表面に静電潜像を保持して移動する潜像保持
体1と、前記潜像保持体1の表面の静電潜像全面に現像
剤10を直接供給する現像剤供給手段2と、前記潜像保
持体1の表面に所定間隙を隔てて対向する帯電部材5
と、この帯電部材5と前記潜像保持体1間に交番電界を
形成し前記潜像保持体1の表面の静電潜像全面に供給さ
れた現像剤10を前記潜像保持体1上で振動して帯電す
る電界電源6と、前記潜像保持体1の表面の前記静電潜
像の非画像部分に付着している現像剤10を回収する現
像剤回収手段7、8、9とを有することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プリンタ、複写機、フ
ァクシミリ等に利用できる画像形成装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】以前から、画像形成方法としては、カス
ケード現像方法、タッチダウン現像方法、ジャンピング
現像方法などがある。
【0003】これらには何れも、画像の再現性や鮮明度
の向上を目的として種々の改良が加えられている。
【0004】そして、以前から、現像剤を担持して供給
する現像剤供給部材(以下、現像剤担持体という。)を
潜像保持体に対向して一定間隔を隔てて配置し、この現
像剤担持体と潜像保持体間に適当な現像バイアス電圧を
印加して、現像を行っているが、その改良方法として、
特公昭63−42256号公報に示されるように、直流
バイアスに交流バイアスを重畳したACジャンピング現
像方法が実用化されている。
【0005】この従来例のACジャンピング現像方法で
は、現像剤担持体と潜像保持体間に印加した現像バイア
スの前記交流分によって、現像剤担持体と潜像保持体と
が対向した現像部に交流電界を形成し、この交流電界に
よって、現像剤担持体上に担持されていた現像剤が、現
像剤担持体と潜像保持体間で往復運動し、この往復運動
で、静電潜像の画像部分に、順次、付着して、静電潜像
の画像部分を精密に現像しようとしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来例のAC
ジャンピング現像方法では、現像剤担持体を使用し、現
像剤担持体上に現像剤層を作り、現像剤担持体上で現像
剤を帯電し、この帯電した現像剤層からACジャンピン
グで現像剤を潜像保持体に移動させているので、均一な
帯電を行うためには現像剤層の厚さが均一であることが
必要であり、潜像保持体表面上の画像部分の明暗に対応
する電位変化に合わせて正確に現像剤を移動させるため
にも現像剤層の厚さが均一であることが必要なので、忠
実な現像を行うためには、現像剤担持体上に極めて均一
な現像剤層を形成することが不可欠になり、これを達成
するための処理や精密制御機構が必要であるという問題
点がある。
【0007】又、現像剤担持体を使用している従来例の
ACジャンピング現像方法では、図6に示すように、現
像剤担持体101上において、前回の現像で現像剤が、
例えばベタ画像に対して、現像剤層103から潜像保持
体102側に移動して生じた現像剤層103の穴部分1
06は、現像剤層103上に現像剤を再付着させる場合
に、この再付着が現像剤100をブレード107で層状
に付着させる機構なので、穴部分106を完全に埋める
ように穴部分106にだけ現像剤を多量に再付着するこ
とができず、現像剤層103を再付着した後にも履歴穴
104として残り、履歴穴104部分で現像剤層厚が薄
くなり、この薄くなった部分から現像剤の移動を受けた
画像部分の現像剤量が不足し、不足部分105が発生
し、今回の画像に、この不足部分105が前回の画像の
残像として現れるスリーブゴースト現象という問題点が
ある。
【0008】又、現像剤担持体は導電性であるので、現
像剤担持体に担持されて搬送される現像剤の帯電電荷
は、現像剤担持体による搬送過程で現像剤担持体を通し
てリークし易い。
【0009】現像剤は、このようなリークにより帯電電
荷を失い、現像に供される段階で現像剤の帯電電荷が不
足したり、帯電電荷が不均一になったりするので、バイ
アス電圧による現像が設定通りに達成されず、現像性能
が低下する。
【0010】この帯電電荷のリークは、環境湿度が高く
なる程、顕著になり、現像剤担持体上での帯電は、現像
性能が環境に大きく影響され、安定性に欠ける。
【0011】更に、潜像保持体への現像剤担持体による
現像剤の供給と現像作用は、現像剤担持体が潜像保持体
に対向する極く僅かな時間に限られるので、現像効率が
悪く、最近の高速化に対応し難い。
【0012】本発明は、上記の問題点を解決し、構造が
簡単で、小型で、精密な高画質の画像が得られる画像形
成装置を提供することを課題としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の画像形成装置
は、上記の課題を解決するために、表面に静電潜像を保
持して移動する潜像保持体と、前記潜像保持体表面の静
電潜像全面に現像剤を直接供給する現像剤供給手段と、
前記潜像保持体表面に所定間隙を隔てて対向する帯電部
材と、この帯電部材と前記潜像保持体間に交番電界を形
成し前記潜像保持体表面の静電潜像全面に供給された現
像剤を前記潜像保持体上で振動して帯電する電界電源
と、前記潜像保持体の表面の前記静電潜像の非画像部分
に付着している現像剤を回収する現像剤回収手段とを有
することを特徴とする。
【0014】又、本発明の画像形成装置は、上記の課題
を解決するために、電界電源の交番電界の周波数は、1
00Hzから10kHzの範囲であることが好適であ
る。
【0015】又、本発明の画像形成装置は、上記の課題
を解決するために、電界電源の交番電界の波形は、矩形
波であることが好適である。
【0016】又、本発明の画像形成装置は、上記の課題
を解決するために、帯電部材の潜像保持体の移動方向の
長さは、0.5mmから10mmの範囲であることが好
適である。
【0017】又、本発明の画像形成装置は、上記の課題
を解決するために、帯電部材と潜像保持体との対向部分
の間隙は、最小間隙が40μmから2mmの範囲である
ことが好適である。
【0018】又、本発明の画像形成装置は、上記の課題
を解決するために、潜像保持体の移動速度は、500m
m/秒以下であることが好適である。
【0019】
【作用】本発明の画像形成装置は、潜像保持体表面の静
電潜像全面に現像剤を供給し、この現像剤を潜像保持体
の表面上で帯電し、最後に、静電潜像全面に供給した現
像剤から非画像部分に付着している現像剤を回収するこ
とに特徴があり、次の作用を有する。
【0020】現像剤供給手段は、潜像保持体表面の静電
潜像全面に、現像剤を現像剤溜から直接供給する。この
供給は静電潜像全面に対して多量の現像剤を供給するの
で、特に供給量を制御しないでも、現像剤の供給ムラや
供給不足を解消するに充分な量の現像剤を潜像保持体表
面の静電潜像全面に供給し載せる作用がある。
【0021】このようにして、潜像保持体に充分な現像
剤を載せた後、帯電部材と電界電源とが、潜像保持体上
の現像剤を潜像保持体上で帯電し、最後に、潜像保持体
表面の静電潜像の非画像部分に付着した現像剤を回収し
ているので、現像剤を潜像保持体表面に載せてから潜像
保持体表面の静電潜像の非画像部分に付着した現像剤を
回収するまでの長い時間、現像剤を静電潜像に接触させ
ることになり、静電潜像が面積の大きなベタ画像や電界
の回り込みにより現像剤が付着し難い微細な細線画像に
対しても、現像剤を載せて帯電することの効果により、
静電潜像を忠実に現像し、非画像部分のみの現像剤を回
収できる。
【0022】帯電部材と電界電源とは、未帯電又は若干
帯電した現像剤を絶縁性が高い潜像保持体の表面上で、
規定量の電荷まで帯電させることと、現像剤の電荷がリ
ークし難く帯電効率が良いことと、帯電した現像剤がす
ぐに潜像保持体の表面上にある静電潜像の現像に作用し
て帯電電荷の現像効率が良いこととによって、高温・高
湿で現像剤の電荷がリークし易い雰囲気であっても、リ
ークの影響が極めて少なく、帯電した規定量の帯電電荷
の効果が確実に現像に作用し、高解像度の現像と転写の
安定化が可能になる。
【0023】又、振動によって、現像剤の凝集体が分散
されるだけではなく、現像剤が潜像保持体の表面上で移
動して、その量が潜像保持体の表面上で均一分布化さ
れ、且つ、帯電した現像剤が、長時間、潜像保持体の表
面の静電潜像に接触するので、静電潜像に忠実な優れた
画像が得られる。
【0024】又、本発明の画像形成装置は、電界電源の
交番電界の周波数は、100Hzから10kHzの範囲
が適している。電界電源の交番電界による現像剤の帯電
は、帯電部材と潜像保持体間で現像剤が交番電界によっ
て往復運動し、現像剤と帯電部材や潜像保持体との接触
によって電荷の授受が行われ、現像剤同志が接触し電荷
を授受し、摩擦して摩擦帯電するので、往復運動の状態
によって現像剤の帯電量が決まる。従って、効率良く帯
電するには前記往復運動が活発になる条件が必要であ
る。交番電界の周波数については、100Hz未満で
は、往復運動回数が不足し帯電効率が低い、10kHz
を越えると、交番電界の変化に現像剤の運動が追随でき
ない。
【0025】又、本発明の画像形成装置は、電界電源の
交番電界の波形は、矩形波であることが適している。上
記のように、現像剤を活発に往復運動させるには、電界
電源の交番電界のエネルギが大きいことが必要である。
矩形波は正弦波や三角波等の他の波形に比べてエネルギ
が大きいので好適である。
【0026】又、本発明の画像形成装置は、帯電部材の
潜像保持体の移動方向の長さは、0.5mmから10m
mであること適している。長さが短すぎると帯電不足が
発生し、長さが長すぎると過帯電が発生する。
【0027】又、本発明の画像形成装置は、帯電部材と
潜像保持体との対向部分の間隙は、最小間隙が40μm
から2mmの範囲であることが適している。間隙が狭す
ぎると現像剤が自由に運動することが出来なくなり過密
状態になって運動が阻害されて帯電不足が発生し、間隙
が広すぎると帯電部材と潜像保持体間を往復運動出来な
くなり過疎状態になって帯電不足が発生する。
【0028】又、本発明の画像形成装置は、潜像保持体
の移動速度は、500mm/秒以下であることが適して
いる。潜像保持体の移動速度によって、潜像保持体に随
伴して帯電部材と潜像保持体との対向間隙を通過する現
像剤の通過時間が決まり、通過時間の長短によって帯電
量が決まる。潜像保持体の移動速度が速すぎると通過時
間が短くなって帯電不足が発生する。
【0029】現像剤回収手段は、潜像保持体表面の静電
潜像全面に供給されてその非画像部分に付着している現
像剤を回収する。
【0030】
【実施例】先ず、本発明の画像形成装置の基本的な構成
を図2に基づいて説明する。
【0031】図2において、本装置の現像剤供給工程
で、現像剤溜10′内の磁性現像剤10を、第1磁界形
成手段2が形成する磁界の吸引力によって、静電潜像を
保持して移動する潜像保持体1の表面の静電潜像全面
に、直接供給する。供給された磁性現像剤10は、第1
磁界形成手段2が形成する磁界の吸引力によって潜像保
持体1の表面の静電潜像全面に吸引拘束保持された状態
で移動する。この供給方法によると、現像に必要な量の
現像剤を確実に静電潜像全面に供給することができ、従
来技術で現像剤供給量の不足が原因になっている現像不
良を解消できる。
【0032】帯電工程で、前記潜像保持体1に所定間隙
を隔てて配された帯電部材5があり、この帯電部材5と
前記潜像保持体1間に第2電界電源6が直流電界と交流
電界とを形成し、潜像保持体1の表面の静電潜像全面に
供給されて第1磁界形成手段2が形成する磁界の吸引力
によって吸引拘束保持された状態の磁性現像材10が、
前記所定間隙に搬入され、交流電界で振動されて帯電
し、直流電界によって、潜像保持体1の表面の静電潜像
全面に拘束保持される。この帯電工程では、絶縁性が高
い潜像保持体1の表面で帯電するので帯電した電荷のリ
ークが少ないことと、帯電した磁性現像剤10の電荷が
潜像保持体1の表面の静電潜像にすぐに作用することと
によって、帯電した電荷の現像効率が良く、又、帯電の
際の磁性現像剤の振動によって、磁性現像剤の静電潜像
上の分布が均一化され、且つ、帯電した磁性現像剤10
が現像剤の回収まで連続して潜像保持体1の表面の静電
潜像に接触しているので、極めて細い細線の細線画像で
も、カブリや現像不足なしに、忠実に現像できる。
【0033】現像剤回収工程で、前記潜像保持体1に所
定間隙を隔てて配された現像剤回収部材7があり、この
現像剤回収部材7と前記潜像保持体1間に第3電界電源
8が直流回収バイアスと交流回収バイアスとを形成し、
第2磁界形成手段9が磁界を形成し、これらの回収バイ
アスと磁界との吸引力によって、潜像保持体1の表面の
静電潜像の非画像部分に付着している現像剤を回収す
る。
【0034】次に、図2の基本的な構成例を更に具体化
した本発明の画像形成装置の1実施例の構成を図1、図
5に基づいて説明する。図1は、図2と同一構成部分に
は同一番号を付けている。
【0035】図1において、本実施例の画像形成装置
は、潜像保持体1が、固定磁石で構成される第1磁界形
成手段2を内包し、静電潜像形成用光学系19によって
形成さた静電潜像を保持して移動している。この潜像保
持体1と約350μmの対向間隙を隔てて対向した現像
剤回収部材7が固定磁石で構成され前記第1磁界形成手
段2に対向する第2磁界形成手段9を内包して前記潜像
保持体1と同方向に回転している。この現像剤回収部材
7には、現像剤回収部材7と前記潜像保持体1間に直流
回収バイアスと交流回収バイアスとを形成する第3電界
電源8が接続され、この第3電界電源8は交流電源と直
流電源との組合せで構成される。前記潜像保持体1と前
記現像剤回収部材7との近接部の前記潜像保持体1側か
ら見た上流側の前記潜像保持体1の表面に現像剤10を
直接供給するために、現像剤ポット10′を、内部の現
像剤10が前記近接部に現像剤溜11を形成するように
取り付けられ、現像剤ポット10′と前記現像剤回収部
材7との間には、前記現像剤回収部材7上の現像剤10
をかき落とすスクレーパー13が設けられ、現像剤ポッ
ト10′と前記潜像保持体1との間には、現像剤10が
漏れ出すのを防止するシール12が設けられている。
【0036】前記現像剤溜11の中には、前記近接部近
くの前記潜像保持体1の表面に所定間隙を隔てて対向す
る帯電部材5が設けられ、この帯電部材5には、前記潜
像保持体1と前記帯電部材5間に直流電界と交番電界と
を形成する第2電界電源6が接続され、この第2電界電
源6は交流電源と直流電源との組合せで構成される。
【0037】前記第2電界電源6の交番電界の周波数は
100Hzから10kHzの範囲である。
【0038】又、前記第2電界電源6の交番電界の波形
は矩形波である。
【0039】又、前記帯電部材5の前記潜像保持体1の
移動方向の長さLは図5に示すように、0.5mmから
10mmの範囲である。
【0040】又、前記帯電部材5と前記潜像保持体1間
の間隙の最小値は40μmから2mmの範囲である。
【0041】又、前記潜像保持体1の移動速度は500
mm/秒以下である。
【0042】又、前記現像剤溜11の中には、現像剤供
給用電極ローラ3が、前記潜像保持体1に対向して設け
られ、この現像剤供給用電極ローラ3には第3電界電源
4が接続されている。
【0043】紙14は、潜像保持体1上に現像された現
像剤を転写チャージャー15によって転写され、図示さ
れていない定着手段で紙14上に定着される。転写を終
えた潜像保持体1は、クリーナー16によって潜像保持
体1上に残留する現像剤を除去され、イレーサー17に
よって潜像保持体1上に残留する電位を除去された後
に、帯電チャージャーによって帯電され、静電潜像形成
用光学系19によって静電潜像を形成される。
【0044】次に、本実施例の動作を図1、図3、図4
に基づいて説明する。
【0045】図1において、先ず、静電潜像形成用光学
系19によって静電潜像を潜像保持体1の表面上に形成
する。この場合、画像部電位と非画像部電位とは、図4
に示すように、画像部電位は−100V、非画像部電位
は−500Vとする。
【0046】現像剤ポット10′内の現像剤10を、潜
像保持体1と現像剤回収部材7との近接部の潜像保持体
1側から見た上流側の潜像保持体1の表面に直接供給し
て、前記近接部に現像剤溜11を形成する。この場合、
磁性現像剤10は、潜像保持体1が内包する第1磁界形
成手段2の磁界と、潜像保持体1に対向して回転してい
る現像剤供給用電極ローラ3に接続されている第1電界
電源4の電界とによって、潜像保持体1上に吸引供給さ
れ、現像剤溜11を形成している。
【0047】現像剤溜11内の潜像保持体1の表面上
で、第2電界電源6によって、潜像保持体1と帯電部材
5間に交番電界を形成して磁性現像剤を振動させ、磁性
現像剤10を帯電部材5及び潜像保持体1の表面に衝突
させたり、磁性現像剤10同士を衝突させたりして−5
μC〜−10μC/gに帯電させる。現像剤の帯電量に
は、交流回収バイアスと帯電量による往復の飛翔力が、
帯電した電荷の鏡像力と分子間力とによる潜像保持体へ
の現像剤の付着力を上回り、往復運動が可能な範囲とし
て、−0.5μC/g〜−40μC/gの範囲がある
が、本実施例では−5μC〜−10μC/gに帯電す
る。この交番電界には直流電界を重畳することもある。
【0048】又、電界電源の交番電界の周波数は、10
0Hzから10kHzの範囲なので、前記のように、現
像剤は活発に往復運動し、効率良く帯電する。
【0049】又、電界電源の交番電界の波形は、矩形波
であるので、前記のように、交番電界のエネルギが大き
く、現像剤は活発に往復運動し、効率良く帯電する。
【0050】又、帯電部材の潜像保持体の移動方向の長
さは、0.5mmから10mmであるので、前記のよう
に、長さに過不足がなく、現像剤は活発に往復運動し、
効率良く帯電する。
【0051】又、帯電部材と潜像保持体との対向部分の
間隙は、最小間隙が40μmから2mmの範囲なので、
前記のように、間隙が現像剤の活発な往復運動に適し、
効率良く帯電する。
【0052】又、潜像保持体の移動速度は、500mm
/秒以下であるので、前記のように、現像剤は充分帯電
する。
【0053】現像剤10が磁性の場合には、第1磁界形
成手段2と第2磁界形成手段9とが潜像保持体1と現像
剤回収部材7間に形成する磁束によって、図3に示すよ
うに、磁性現像剤10を潜像保持体1と現像剤回収部材
7との対向間隙に磁性現像剤穂10″として吸引して拘
束保持する。そして、この対向間隙では、潜像保持体1
の表面と現像剤回収部材7の表面とが反対方向に移動し
ているので、磁性現像剤10の随伴流21が形成され
る。前記の磁性現像剤穂10″部分の現像剤量は磁束密
度によって決まる量に維持される性質があるので、前記
随伴流21によって、磁性現像剤穂10″の潜像保持体
1側の部分が持ち去られても、持ち去られたと同量の現
像剤10が補給され、磁性現像剤穂10″部分には、常
に、一定量の現像剤10が存在し、現像のために磁性現
像剤穂10″から供給される現像剤量が所定量に安定す
る。そして、図4に示すような、直流電位−350V
に、ピーク・ツー・ピーク電圧1500Vの交番矩形電
位を重畳した交流回収バイアスによって、図3に示すよ
うに、磁性現像剤10を、潜像保持体1と現像剤回収部
材7間の対向間隙で往復運動22させる。この交流回収
バイアスの波形は、正弦波、三角波、矩形波等が使用で
きるが、矩形波が効率が良いので、矩形波を採用すると
良い。又、ピーク・ツー・ピーク電圧は、良好な画像が
得られ且つ放電が起こらない500V〜2000Vの範
囲を使用できる。又、周波数は、100Hz〜10kH
zの範囲が使用できるが、必要な往復回数が得られる5
00Hzから、現像剤10が往復運動22に充分追随で
きる3kHzまでが望ましい。そして、前記随伴流21
と前記往復運動22との相乗作用によって、磁性現像剤
10の循環流23が形成され、磁性現像剤10を対向間
隙で循環する滞留部が形成される。交流回収バイアス
は、対向間隙内で循環し滞留している滞留部の磁性現像
剤を往復運動22させるので、磁性現像剤10は繰り返
し往復運動22を行うことになり、未帯電の磁性現像剤
10が存在する場合でも、その未帯電の磁性現像剤10
が、帯電済の磁性現像剤10の往復運動22に伴って繰
り返し往復運動22し、相互摩擦及び現像剤回収部材7
との接触によって充分に帯電することができる。
【0054】又、磁性現像剤10の上記の往復運動22
の繰り返しによって、磁性現像剤10は粒子が一つ一つ
に分散して活発に運動し、たとえ未帯電で静電潜像の非
画像部分に付着し電気的回収力が働かない磁性現像剤1
0があったとしても、これを弾き飛ばしてカブリを無く
する。
【0055】又、交流回収バイアスによる磁性現像剤1
0の往復運動22は、図4に示すように、画像部分にお
いて、ピーク・ツー・ピーク電圧1500Vの交番矩形
電位の負側のピークである−1100Vでは磁性現像剤
10の画像部分への往路は1000Vの電位差で飛翔
し、交番矩形電位の正側のピークである400Vでは磁
性現像剤10の画像部分からの復路は500Vの電位差
で飛翔するので、一往復でこれらの電位差の差分だけ、
磁性現像剤10は画像部分に移動して作像が進み、非画
像部分において、ピーク・ツー・ピーク電圧1500V
の交番矩形電位の負側のピークである−1100Vでは
磁性現像剤10の非画像部分への往路は600Vの電位
差で飛翔し、交番矩形電位の正側のピークである400
Vでは磁性現像剤10の非画像部分からの復路は900
Vの電位差で飛翔するので、一往復でこれらの電位差の
差分だけ、磁性現像剤10は非画像部分から回収される
が、前記の弾き飛ばし作用との相乗作用で、繊細な画像
でもカブリなく正確に現像できる。
【0056】そして、潜像保持体1の回転によって潜像
保持体1の表面上の静電潜像と現像剤回収部材7間の間
隙が大きくなると、電界強度が徐々に減衰し、これに伴
って磁性現像剤10の運動が減衰して、現像が終了す
る。
【0057】現像剤回収部材7の表面が、潜像保持体1
の表面と逆方向に移動し、潜像保持体1と現像剤回収部
材7との対向間隙に、両者間に亘る磁束があるので、現
像に余剰の磁性現像剤10と、間隙が大きくなった潜像
保持体1と現像剤回収部材7間に浮遊している磁性現像
剤10とは、現像剤回収部材7に回収され易く、現像剤
回収部材7の回転によって現像剤溜11に戻るので、磁
性現像剤10のロスが少なく、磁性現像剤10が外部に
飛び散ることを防止できる。
【0058】又、図3に示すように、現像剤回収部材7
に回収され、現像剤回収部材7の回転による随伴流21
となって、磁性現像剤穂10″部分に戻った現像剤10
の一部は、磁性現像剤穂10″部分で、磁性現像剤穂1
0″の一部分になり、再び、潜像保持体1の回転による
随伴流21になり、循環流23に供給される。
【0059】本発明の画像形成方法は、上記の実施例に
限らず種々の態様が可能である。例えば、実施例では、
帯電は、第2電界形成手段7が、潜像保持体1と帯電部
材5間に交番電界を形成して現像剤10を振動させて行
っているが、第2電界電源6を省略し、潜像保持体1と
帯電部材5間で、現像剤を摺擦させて帯電しても良い。
又、コロナ放電器を用いて帯電しても良いが、静電潜像
を乱さずに現像剤のみを帯電するのは難しく、あまり好
ましくはない。
【0060】又、実施例では、潜像保持体1の表面の静
電潜像の非画像部分に付着している現像剤10を回収す
るのに、第3電界電源8の交流回収バイアスを使用した
が、これ以外に、第3電界電源8の直流回収バイアスを
使用したり、第2磁界形成手段9の磁界を使用すること
もできる。
【0061】この回収に直流回収バイアスを形成する第
3電界電源8を現像剤回収手段の一部として使用する場
合には、潜像保持体1の表面に供給された現像剤10
が、潜像保持体1と現像剤回収部材7間で受ける力は、
分子間力と、鏡像力と、電界力、即ち、潜像電位と回収
バイアス電位と現像剤の帯電電荷間のクーロン力とであ
り、この中の、分子間力と鏡像力とは、潜像の画像部分
と非画像部分とを問わず略一定なので、直流回収バイア
スによって変化する電界力が、非画像部分では現像剤が
回収されるような大きさになり、画像部分では現像剤が
潜像上に残るような大きさになる直流回収バイアスを印
加することによって、非画像部分の現像剤の回収が行わ
れる。
【0062】又、この回収に現像剤回収部材7に内包さ
れ、現像剤回収部材7と潜像保持体1間に磁界を形成す
る第2磁界形成手段9を現像剤回収手段の一部として使
用する場合には、潜像保持体1の表面に供給された現像
剤10が、潜像保持体1と現像剤回収部材7間で受ける
力は、分子間力と、鏡像力と、電界力、即ち、潜像電位
と現像剤の帯電電荷間のクーロン力と、磁界力、即ち、
第2磁界形成手段9と磁性現像剤間の磁気吸引力とであ
り、この中の、分子間力と鏡像力とは、潜像の画像部分
と非画像部分とを問わず略一定なので、電界力と磁気力
とが、非画像部分では現像剤が回収されるような大きさ
になり、画像部分では現像剤が潜像上に残るような大き
さになる磁界を形成することによって、非画像部分の現
像剤の回収が行われる。
【0063】尚、何れの回収の場合にも、潜像保持体1
の回転方向と現像剤回収部材7の回転方向とは同方向で
も反対方向でも良い。
【0064】
【発明の効果】本発明の画像形成装置は、潜像保持体表
面の静電潜像全面に現像剤を供給し、この現像剤を潜像
保持体の表面上で帯電し、最後に、静電潜像全面に供給
した現像剤から非画像部分に付着している現像剤を回収
することに特徴があり、次の効果を奏する。
【0065】現像剤供給手段は、潜像保持体表面の静電
潜像全面に多量の現像剤を供給するので、特に供給量を
制御しないでも、現像剤の供給ムラや供給不足を解消す
るに充分な量の現像剤を潜像保持体表面の静電潜像全面
に供給し載せる作用があり、スリーブゴースト現象を解
消できると共に、現像剤担持体上に極めて均一な現像剤
層を形成するための処理と精密制御機構が不要になり、
画像形成装置が小型化し、コスト安になる。
【0066】帯電部材と電界電源とは、現像剤を絶縁性
が高い潜像保持体の表面上で帯電するので、高温・高湿
で現像剤の電荷がリークし易い雰囲気であっても、リー
クの影響が極めて少なく、帯電した規定量の帯電電荷の
効果が確実に現像に作用し、高解像度の現像と転写の安
定化が可能になる。
【0067】又、振動によって、現像剤の凝集体が分散
されるだけではなく、現像剤が潜像保持体の表面上で移
動して、その量が潜像保持体の表面上で均一分布化さ
れ、且つ、帯電した現像剤が、長時間、潜像保持体の表
面の静電潜像に接触するので、静電潜像に忠実な優れた
画像が得られる。
【0068】又、本発明の画像形成装置は、電界電源の
交番電界の周波数が、100Hzから10kHzの範囲
なので、現像剤が活発に往復運動し帯電効率が良い。
【0069】又、本発明の画像形成装置は、電界電源の
交番電界の波形が、矩形波なので、現像剤を活発に往復
運動させるエネルギが大きく、現像剤が活発に往復運動
し帯電効率が良い。
【0070】又、本発明の画像形成装置は、帯電部材の
潜像保持体の移動方向の長さが、0.5mmから10m
mなので、長さの過不足が無く、適正に帯電する。
【0071】又、本発明の画像形成装置は、帯電部材と
潜像保持体との対向部分の最小間隙が40μmから2m
mの範囲なので、現像剤が活発に往復運動し帯電効率が
良い。
【0072】又、本発明の画像形成装置は、潜像保持体
の移動速度が、500mm/秒以下なので、速度の過不
足が無く、適正に帯電する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例方法を使用する画像形成装置
の断面図である。
【図2】本発明の画像形成方法の基本的な構成図であ
る。
【図3】図1の動作を示す一部拡大図である。
【図4】図1の動作の1例を示す動作図である。
【図5】図1の帯電部材の長さを示す図である。
【図6】スリーブゴーストの発生原理図である。
【符号の説明】
1 潜像保持体 2 第1磁界形成手段 3 現像剤供給用電極ローラ 4 第1電界電源 5 帯電部材 6 第2電界電源 7 現像剤回収部材 8 第3電界電源 9 第2磁界形成手段 10 現像剤 10′ 現像剤ポット 10″ 磁性現像剤穂 11 現像剤溜 21 随伴流 22 往復運動 23 循環流 L 帯電部材の長さ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面に静電潜像を保持して移動する潜像
    保持体と、前記潜像保持体表面の静電潜像全面に現像剤
    を直接供給する現像剤供給手段と、前記潜像保持体表面
    に所定間隙を隔てて対向する帯電部材と、この帯電部材
    と前記潜像保持体間に交番電界を形成し前記潜像保持体
    表面の静電潜像全面に供給された現像剤を前記潜像保持
    体上で振動して帯電する電界電源と、前記潜像保持体の
    表面の前記静電潜像の非画像部分に付着している現像剤
    を回収する現像剤回収手段とを有することを特徴とする
    画像形成装置。
  2. 【請求項2】 電界電源の交番電界の周波数は、100
    Hzから10kHzの範囲である請求項1に記載の画像
    形成装置。
  3. 【請求項3】 電界電源の交番電界の波形は、矩形波で
    ある請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 帯電部材の潜像保持体の移動方向の長さ
    は、0.5mmから10mmの範囲である請求項1、2
    又は3に記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 帯電部材と潜像保持体との対向部分の間
    隙は、最小間隙が40μmから2mmの範囲である請求
    項1、2、3又は4に記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 潜像保持体の移動速度は、500mm/
    秒以下である請求項1、2、3、4又は5に記載の画像
    形成装置。
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