JPH0610971Y2 - 歯形模型 - Google Patents

歯形模型

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JPH0610971Y2
JPH0610971Y2 JP16419088U JP16419088U JPH0610971Y2 JP H0610971 Y2 JPH0610971 Y2 JP H0610971Y2 JP 16419088 U JP16419088 U JP 16419088U JP 16419088 U JP16419088 U JP 16419088U JP H0610971 Y2 JPH0610971 Y2 JP H0610971Y2
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tooth profile
model
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fitting
fitting groove
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Inventor
敏信 須田
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敏信 須田
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案の歯形模型は、歯科医院において患者の顎に入れ
る金歯や銀歯などの義歯を製作するのに使用されるもの
である。
(従来技術) 従来の歯形模型は第3図のように石膏で作られた歯形材
Aを、石膏で作られた模型台Bに脱着自在としてある。
この歯形材Aは第4図のように模型台Bから取り外しで
きるようにしてある。この場合、一旦取り外してから再
度装着しても位置ずれしないようにするため、歯形材A
にピンCを取り付け、模型台Bに同ピンCを差込む為の
差込み孔Dが形成されている。又、歯形材Aの底面Eに
は嵌合溝Fが、模型台Bの上面に同嵌合溝Fが嵌合する
嵌合突条Gが形成されており、両者が嵌合して歯形材A
の回転が防止されるようにしてある。ちなみに、この嵌
合突条Gは模型台Bに同模型台Bの材料である固化前の
石膏に、前記歯形材Aを差込むことにより自動的に形成
される。
(考案が解決しようとする課題) 従来の歯形模型は次のような問題があった。
.歯形材AにピンCを差込む為の差込み孔Dを開けな
ければならないが、その穴開け時に歯形材Aにひびが入
ったり、欠けたりすることがあり、作業性が悪かった。
.ひびが入ったり、欠けたりすると作り直さなければ
ならないので面倒であり、その分だけコストアップにな
り、また歯の治療も長引く。
.前記の問題は模型台Bに穴を開ける場合も同様
である。
.模型台Bへの歯形材AのピンCの抜き差しを繰り返
すと、模型台Bの穴が徐々に大きくなり歯形材Aがガタ
つき易くなる。
.歯形材A、模型台Bの石膏は再利用不可能であるた
め、使用済みのものは使い捨てになりコスト高になる。
しかも歯形材A、模型台Bには薬剤などが付着している
ので廃棄する場合は、歯科用材料を専門に廃棄処理する
業者に依頼しなければならず、より一層コスト高にな
る。
(考案の目的) 本考案の目的は模型台に低温で軟化し常温で硬化する樹
脂を用いることにより、加工性に優れ、再生可能でコス
トの安価な歯形模型を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 本考案の歯形模型は第1図、第2図に示すように、上方
開口のケース15内に数十度の温度で軟化し常温で硬化
する樹脂7を入れてなる模型台1と、上方に歯形9が形
成され底部2に嵌合溝3が形成された歯形材4とから構
成され、模型台1の樹脂7には、同樹脂7の軟化時に前
記歯形材4の底部2を押込むことにより同底部2の押し
跡として形成される嵌合凹部5と、その押込みにより嵌
合溝3の押し跡(嵌合溝3に樹脂7が食い込んでできる
盛り上り)として形成される突条6とが形成されてなる
ものである。
(作用) 本考案の歯形模型は模型台1の樹脂7を加熱して軟化さ
せ、この樹脂7に、嵌合溝3が設けられた底部2を押込
んで底部2の押し跡により嵌合凹部5を、嵌合溝3の押
し跡により突条6を形成してあるので、嵌合凹部5に歯
形材4の底部2が嵌合離脱自在となり、突条6に嵌合溝
3が嵌合離脱自在となる。
また、歯形材4の底部2を押込まれた樹脂は同底部2の
外周に盛り上がって固まるため、嵌合凹部5への底部2
の嵌合が確実になり、歯形材4を模型台1の嵌合凹部5
に繰返し嵌合離脱させても同歯形材4がグラついたりガ
タついたりしにくくなる。
(実施例) 第1図及び第2図は本考案の歯形模型の一実施例であ
る。これらの図において1は模型台であり、これはケー
ス15内に60〜70度程度の温度で軟化し常温で固化
する樹脂(例えばダイセル化学工業株式会社製の自由樹
脂)を入れてなる。ケース15に収納する樹脂7の量は
歯形材4を十分に押込むことができる程度にしてある。
ケース15はプラスチックで形成されている。このケー
ス15は軟化させた樹脂7が外部にはみ出さない程度の
深さであり、また樹脂7を加熱する温度では変形しない
耐熱性を有するものである。
第1図、第2図の4は歯形材であり、これは従来からの
歯形材と同様に石膏で作られている。この歯形材4の底
部2には嵌合溝3が形成されている。この嵌合溝3は歯
形材4を模型台1の樹脂7の嵌合凹部5に嵌合するとき
のガイドとなると共に嵌入後に歯形材4が位置ずれしな
いようにするためのものである。図示した嵌合溝3は縦
方向に複数本、横方向に1本形成され、その横溝に複数
本の縦溝が十字状に交差するように形成され、更に各嵌
合溝3の端部10が底部2の外周に開口している。
そして、前記した模型台1の樹脂7には嵌合凹部5と突
条6とが形成されている。この嵌合凹部5と突条6とは
次の様にして形成される。
ケース15内の樹脂7を加熱して軟化させ、その樹脂7
に歯形材4の底部2を押込み、そのまま放置して樹脂7
が冷却するのを待つ。樹脂7が冷却してから歯形材4を
外すと、樹脂7に底部2の押し跡と嵌合溝3の押し跡が
できる。この底部2の押し跡を嵌合凹部5とし、嵌合溝
3の押し跡(樹脂7の盛り上り)を突条6とする。
この場合、嵌合溝3の端部10が歯形材4の底部2の外
周に開口しているため、嵌合溝3の跡にできる突条6は
嵌合凹部5の底面8から同嵌合凹部5の内周面9まで一
連に形成される。このため歯形材4の底部2を上方から
嵌合凹部5及び突条6に押込むだけで、底部2が嵌合凹
部5に嵌合し、底部2の嵌合溝3が突条6に嵌合し、そ
の嵌合が容易である。
(考案の効果) 本考案の歯形模型は次のような効果がある。
.模型台1に加熱すると軟化し、常温で硬化する性質
の樹脂7があるので、歯形材4にそれを模型台1に固定
させる為のピンを設ける必要が無い。従って、同ピンを
差込むための穴を模型台1及び歯形材4に開ける必要も
ないので加工が容易であり、しかも加工時に歯形材4に
ひびが入ったり、歯形材4が欠けたりすることがないの
で作業性が良い。
.模型台1及び歯形材4がひび割れしたり、欠けたり
しないので無駄がなく、コスト高にもならない。
.突条6が嵌合凹部5の底面8から同嵌合凹部5の内
周面9まで一連に形成されているので、歯形材4を同突
条6に沿って押し込めば、所定位置に確実且つ円滑に嵌
合でき、しかも嵌合後に位置ずれもしない。
.嵌合凹部5、突条6が歯形材4の底部2と同底部2
に形成された嵌合溝3の押し跡として形成されるので、
その嵌合凹部5、突条6に歯形材4を密に嵌合でき、ガ
タつきにくい。
.歯形材4の底部2の外周が嵌合凹部5で包まれる様
に嵌合凹部5に嵌入されるので、同嵌合凹部5に嵌入さ
れる歯形材4が安定し、多数回嵌合離脱しても歯形材4
がガタつきにくい。
.樹脂7は再利用することができるので、繰返し使用
でき、コストも安い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の歯形模型の一実施例の斜視図、第2図
(a)は模型台に歯形材の一部を嵌合した状態の斜視
図、同図(b)は同歯形材の一部を裏側から見た斜視
図、第3図は従来例の歯形模型の斜視図、第4図(a)
は同歯形材の一部を模型台に嵌合した状態の斜視図、同
図(b)は同歯形材の一部を裏側から見た斜視図であ
る。 1は模型台 2は底部 3は嵌合溝 4は歯形材 5は嵌合凹部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上方開口のケース15内に数十度の温度で
    軟化し常温で硬化する樹脂7を入れてなる模型台1と、
    上方に歯形9が形成され底部2に嵌合溝3が形成された
    歯形材4とから構成され、模型台1の樹脂7には、同樹
    脂7の軟化時に前記歯形材4の底部2を押込むことによ
    り同底部2の押し跡として形成される嵌合凹部5と、そ
    の押込みにより嵌合溝3の押し跡として形成される突条
    6とが形成されてなることを特徴とする歯形模型。
JP16419088U 1988-12-19 1988-12-19 歯形模型 Expired - Lifetime JPH0610971Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP16419088U JPH0610971Y2 (ja) 1988-12-19 1988-12-19 歯形模型

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Publication Number Publication Date
JPH0284611U JPH0284611U (ja) 1990-07-02
JPH0610971Y2 true JPH0610971Y2 (ja) 1994-03-23

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