JPH0610853Y2 - 壁体面に荷重を支持させる組立式棚 - Google Patents

壁体面に荷重を支持させる組立式棚

Info

Publication number
JPH0610853Y2
JPH0610853Y2 JP1986117331U JP11733186U JPH0610853Y2 JP H0610853 Y2 JPH0610853 Y2 JP H0610853Y2 JP 1986117331 U JP1986117331 U JP 1986117331U JP 11733186 U JP11733186 U JP 11733186U JP H0610853 Y2 JPH0610853 Y2 JP H0610853Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shelf
wall surface
column
support
plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1986117331U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6322131U (ja
Inventor
邦夫 佐▲ぶ▼利
Original Assignee
ワ−ルド精工株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ワ−ルド精工株式会社 filed Critical ワ−ルド精工株式会社
Priority to JP1986117331U priority Critical patent/JPH0610853Y2/ja
Publication of JPS6322131U publication Critical patent/JPS6322131U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0610853Y2 publication Critical patent/JPH0610853Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Assembled Shelves (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、事務所、倉庫、家庭などで誰でも手軽に設置
して使用できる組立式棚に関し、特に棚板上に載置する
書籍、道具その他物品の荷重の大部分が壁体面で分担、
支持できるようにし、組立式のものであるに拘らず少々
の振動などでは容易に倒れることのない自立性に富んだ
ものであると共に、設置場所の荷重負担力を余り選ぶ必
要のないものにされた棚に係る。
従来技術 従来の棚は建物の柱とか梁などにブラケツトとかハンガ
ーといつた棚板支持具を固定したうえでその支持具に棚
板を載せたり取付けたりして構成するようになつてい
る。
考案が解決しようとする問題点 従つて、棚の荷重を支え得る適当な柱とか梁などがない
場所では棚の設置が困難である。また、棚の全荷重が柱
とか梁などにかかつてくる関係上、それら柱とか梁など
はかなりの荷重負担力を持つものであることが不可欠で
ある。更に、本棚のように壁面などに沿わせて床面上に
自立状に設置される棚の場合には床面に棚の全荷重がか
かるので床面の荷重負担力が大であることが同様に不可
欠であると共に、奥行がかなりの巾のものでなければ多
少の振動があればすぐに手前方向へ倒れてくるという危
険をはらむのである。
本考案はそのような従来の棚の持つ欠点、不便さを解消
して安定した棚が場所を選ぶことなく簡単に設置できる
ようになる組立式棚を提供することを目的とする。
問題点を解決するための手段及び作用 本考案は、支柱下部(1)と支柱上部(2)を相互に摺動自在
の嵌合状に、かつスプリング(3)を介して全長が伸縮自
在となるように組合せて支柱(4)とすると共に、該支柱
(4)を壁体面(5)から略棚巾分だけ離れた位置の床面(6)
上に床面(6)と天井面(7)で挾まれたかたちで自立し得る
ようにする一方で、適宜に上下に広巾の先端部(28)を持
つ棚板(9)の載置された棚板支持具(8)を該支柱(4)から
該壁体面(5)側に配置しつつ該棚板支持具(8)の基端部を
該支柱(4)の適宜の高さ位置に係止すると共に、該棚板
(9)の該先端部(28)を該壁体面(5)に係止することなく単
に当接させるようにしてなる壁体面に荷重を支持させる
組立式棚である。
このような組立式棚は、第1図に示すように、壁体面
(5)から略棚巾分だけ離れた位置の床面(6)上に、支柱上
部(2)を支柱下部(1)方向へスプリング(3)の延伸付勢力
に抗して押下げるように摺動させて支柱(4)の全長を床
面(6)と天井面(7)間の距離に略等しくなるように縮めた
うえで支柱(4)を直立させ、そのスプリング(3)の延伸付
勢力によつて支柱(4)が床面(6)と天井面(7)間に丁度挾
まれたかたちになつて自立するようにし、そして同様に
して他の一本の支柱を前記の支柱(4)から壁体面(5)に沿
つて適宜の距離だけ離れた位置に自立するようにしたう
えで、ブラケツトとかハンガーといつた適宜の棚板支持
具(8)をそれら支柱と壁体面(5)間に配置しつつそれら支
柱の適宜高さ位置に螺子その他で係止し、更にそれら棚
板支持具(8)上に棚板(9)を載置して棚が組立てられるこ
とになる。
そしてこのように組立てられた棚は、その棚板(9)上に
書籍その他の物品(27)を載せたときに、その物品、棚板
及び棚板支持具を合したものの重心位置が支柱の軸線か
ら壁体面側へ偏つた位置へ来ることから支柱にはそれを
壁体面方向へ倒すようなモーメントが働いて支柱の上部
と天井面との接触面が壁体面方向へ少し移動するように
ずれるかたちとなるが、適宜に上下に広巾の棚板の先端
部が壁体面に当接状となるように組立てられていること
によつて、その巾広の棚板の先端部がその壁体面を巾広
く略水平状に押圧するようになつて、棚板の上に載せら
れた物品の重量のかなりな部分がその壁体面で分担支持
されるようになり、またその棚板の先端部が適宜に広巾
となつていることによつてその先端部が壁体面を部分的
に強圧して壁体面を損傷させるおそれもない状態でその
分担支持が行われるようになり、従つて支柱を支える床
面には余り物品の荷重がかからないようになつて荷重負
担力の比較的小さな床面上にも安全に且つ簡便に棚を設
け、またかなりな重量の物品でもその棚板上に載せるこ
とが可能になると共に、その支柱を壁体面方向へ倒すよ
うに働くモーメントによつて壁体面の反対方向(即ち手
前方向)へ倒れるようになる危険も完全に防止できるの
であり、簡便に組立て可能でかつ安全であり、しかも壁
体面を傷つけることのない有用な棚となる。なお、棚板
支持具(8)の形状又は棚板上に載せられる物品(27)の形
状の如何によつてはその棚板支持具の先端部又はその物
品の側面部も棚板の先端部と同様に壁体面に当接する場
合があるが、そのような場合には棚板の上に物品を載せ
たときの壁体面による物品荷重の分担支持は、前述の棚
板の先端部を経由して行われるものに加えて、その棚板
支持具の先端部又は物品の側面部を経由しても行われる
ようになることはいうまでもない。
実施例1 第1図、第2図、第3図、第4図、第5図、第6図、第
7図、第8図及び第9図に示すものである。下端に床面
(6)に接すべき基板(10)が付されると共に正面及び背面
に夫々縦孔(11)が開設された断面略H形状の型材からな
る支柱下部(1)に頂部に、第3図に示すような天井面と
接すべき軸付きのゴム板具(12)のその軸を嵌込むべき穴
(13)を有するゴム板具受板(14)が溶接固定されると共に
そのゴム板具受板(14)にそのゴム板具(12)が嵌込まれか
つ正面及び背面に前述の縦孔(11)に内接状に係合する凹
溝(15)が縦設された断面略四角形状に中空型材からなる
支柱上部(2)を、外装状に摺動自在に嵌合させ、更に支
柱下部(1)の上端部と支柱上部(2)のゴム板具(12)の間に
適宜長さの支柱長さ調節用の棒状デイスタンスピース(1
6)を添付しつつコイルバネからなるスプリング(3)を介
装して支柱全長が適宜長さ伸縮自在となるようにして支
柱(4)が構成される。
そして、左右巾を前述の支柱下部(1)の縦孔(11)巾より
も大きくする一方で上下巾をその縦孔巾よりも小さくし
た頭部を有する縦孔係合螺子(17)がその頭部をその縦孔
の側壁の肉厚に略等しい距離を離しつつ一方端部に固定
されると共にその一方端部において支架部(18)が棚板受
部(19)よりも僅かにその縦孔係合螺子(17)方向へ出つ張
つたかたちとされた断面略T字状の棚板支持具(8)を構
成する一方で、裏面中央部に前述の縦孔(11)に内接状に
係合すべき凸条(20)が縦設されると共に表面中央部には
前述した棚板支持具(8)の支架部(18)の出つ張り部に外
接状に係合すべき浅い凹条(21)が縦設され、かつ第7図
に示すような、頭部が前述した縦孔係合螺子(17)と同様
の、左右巾が縦孔(11)巾よりも大きくて上下巾が縦孔(1
1)巾よりも小さくされた頭部を有すると共に螺子軸部の
断面形状が上下方向を長径とする略楕円形に形成された
係止用螺子(22)が裏面側から挿通されたときに、その螺
子軸部と係合して螺子軸の自由回転を阻止することがで
きるように断面形状が同様に上下方向を長径とする略楕
円形に形成された螺子孔(23)が下端部近くに開設され
た、支柱下部(1)の正面巾以下の巾で適宜短い長さの棚
板支持具係止用板(24)を構成する。
そして、支柱(4)を適宜その全長を縮めつつ床面(6)上に
直立させながらその圧縮を止めてスプリング(3)の延伸
付勢力で天井面(7)にゴム板具(12)を圧接させる手法に
より、2個の支柱(4)を夫々床面(6)の壁体面(5)から略
棚巾分だけ離れた位置上に、それら各支柱が床面(6)と
天井面(7)で挾まれるかたちにして自立させると共に、
係止用螺子(22)を棚板支持具係止用板(24)の螺子孔(23)
にそれら断面形状を一致させつつ裏面側から挿入し、そ
の棚板支持具係止用板(24)を、該係止用螺子(22)の頭部
を支柱縦溝(11)内へ収納すべく支柱軸とクロスさせる方
向に持ちつつ支柱正面(即ち支柱の壁体対向面)の適宜
高さ位置に押当てたのち、90°回して支柱軸と並行さ
せて凸条(20)を支柱縦孔(11)に係合させるようにし、つ
いで係止用螺子(22)を適宜のナツト(25)で締付けること
によつてその係止用板(24)を支柱のその位置に固定し、
ついで棚板支持具(8)を、その係止用板(24)の上方位置
の支柱縦孔(11)中へ縦孔係合螺子(17)を挿入したうえで
90°回しつつ支架部(18)の出つ張り部を棚板支持具係
止用板(24)の凹条(21)に係合させるよう下降させること
によつて、その棚板支持具(8)をその縦孔係合螺子(17)
と棚板支持具係止用板(24)を介して支柱縦孔(11)の適宜
高さ位置に安定的に係止させ、更に、第1図に示すよう
に適宜に上下方向に広巾とされた先端部(28)を持つた棚
板(9)が、その先端部(28)を壁体面(5)に対して何ら螺子
などで係止させられることのない単なる当接させられた
状態としつつ、棚板支持具(8)上に適宜の螺子で固定さ
れることによつて組立完了となるものである。なお、図
面符号の(26)はその棚板が棚板支持具上に螺子で固定さ
れるときに使用される螺子孔を示している。
このような棚は棚板(9)上に物品(27)を載せたときに前
述のごとくその物品の荷重のかなりな部分が棚板先端部
(28)経由で壁体面(5)にかかるようになつて支柱基板(1
0)に荷重が余りかかることがなく、また支柱(4)が倒れ
る危険もないのである。
なお、第3図に鎖線で示すのは、支柱(1)が倒れるのを
更に確実に防止する手段として採られることがある、ゴ
ム板具(12)の上面に付設されるべき広面積の当板(29)で
ある。
実施例2 第10図に示すように、実施例1と同様の組立式棚にお
いてその支柱上部(2)を壁体面側へ少し屈曲する形状の
ものに変形したものである。このようにすることによつ
て支柱(4)が手前方向へ倒れる危険が更に確実に防止で
きることになる。
実施例3 第11図に示すように、実施例1と同様の組立式棚にお
いて棚板(9)の先端部(28)にゴムなどの弾性板(30)を付
設するように変化させたものである。このようにする
と、棚板上に置かれた物品の荷重の水平方向分力が壁体
面に広く均質にかかることになつて壁体面を保護するの
に都合がよくなる。なお、鎖線で示すように、その先端
部構造を下方へ延長して広面積のものとすれば壁体面の
受ける単位面積当りの荷重が小さくなつて壁体面の保護
に更に好都合となる。
考案の効果 以上に述べたところからも明らかなように、本考案の組
立式棚は次のような顕著な効果を奏する。
イ、本箱のように支柱を4本にしなくても2本の支柱で
安定した棚を簡便に組立てることができて経済的であ
る。
ロ、棚板を取換えるだけで棚の左右巾を自在に調節する
ことができるので利用度の大きな棚となる。
ハ、柱とか梁が利用できない場所でも壁体面さえあれば
それに沿つて自在に棚が作れるようになる。
ニ、壁体面が荷重のかなりな部分を分担してくれるので
床面構造の余り強くない場所でも棚が設置できる。
ホ、従来の棚作りのように柱や梁などの建物構造とか壁
体面に釘孔とか螺子孔のような傷を付けることがなくな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案一実施例の側面図、第2図はその実施例
の、棚板を除いたものの正面図、第3図はその実施例の
ゴム板具の側面図、第4図はその実施例の、支柱上部の
頂部の平面図、第5図はその実施例の棚板支持具の斜視
図、第6図はその実施例の棚板支持具係止用板の、支柱
に係合させた状態での、一部破断斜視図、第7図はその
実施例の、棚板支持具係止用板に使用される係止用螺子
の斜視図、第8図は第2図A−A線端面図、第9図は第
2図B−B線断面図、第10図は本考案の他の実施例の
支柱上部の側面図、第11図は本考案の更に他の実施例
の棚板の部分斜視図 (3)……スプリング、(4)……支柱、(8)……棚板支持
具、(11)……縦孔、(12)……ゴム板具、(14)……ゴム板
具受板、(16)……デイスタンスピース、(24)……棚板支
持具係止用板

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】支柱下部(1)と支柱上部(2)を相互に摺動自
    在の嵌合状に、かつスプリング(3)を介して全長が伸縮
    自在となるように組合せて支柱(4)とすると共に、該支
    柱(4)を壁体面(5)から略棚巾分だけ離れた位置の床面
    (6)上に床面(6)と天井面(7)で挾まれたかたちで自立し
    得るようにする一方で、適宜に上下に広巾の先端部(28)
    を持つ棚板(9)が固定的に載置された棚板支持具(8)を該
    支柱(4)から該壁体面(5)側へ配置しつつ該棚板支持具
    (8)の基端部を該支柱(4)の適宜の高さ位置に係止すると
    共に、該棚板(9)の該先端部(28)を該壁体面(5)に係止す
    ることなく単に当接させるようにしたことを特徴とする
    壁体面に荷重を支持させる組立式棚
JP1986117331U 1986-07-29 1986-07-29 壁体面に荷重を支持させる組立式棚 Expired - Lifetime JPH0610853Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986117331U JPH0610853Y2 (ja) 1986-07-29 1986-07-29 壁体面に荷重を支持させる組立式棚

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986117331U JPH0610853Y2 (ja) 1986-07-29 1986-07-29 壁体面に荷重を支持させる組立式棚

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6322131U JPS6322131U (ja) 1988-02-13
JPH0610853Y2 true JPH0610853Y2 (ja) 1994-03-23

Family

ID=31002742

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986117331U Expired - Lifetime JPH0610853Y2 (ja) 1986-07-29 1986-07-29 壁体面に荷重を支持させる組立式棚

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0610853Y2 (ja)

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5611010A (en) * 1979-07-02 1981-02-04 Suteiiru Shitei Corp Za Frame for shelf
JPS5776376A (en) * 1980-10-30 1982-05-13 Nachi Fujikoshi Corp Distributing box of solenoid change-over valve
JPS604252U (ja) * 1983-06-23 1985-01-12 木内 加代子 棚板の取付金具
JPH039578Y2 (ja) * 1986-01-22 1991-03-11

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6322131U (ja) 1988-02-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6811043B2 (en) Slotwall panel storage system
US5918750A (en) Fixture for displaying merchandise
US3948581A (en) Knockdown furniture assemblies
CA2454211C (en) Shelving
US9138077B2 (en) Modular hanging storage tracks
US7243887B2 (en) Suspension system
JPH0610853Y2 (ja) 壁体面に荷重を支持させる組立式棚
EP1656049B1 (en) A system for detachable suspension of shelves
US20040060484A1 (en) Shelf or stand device
US5114022A (en) House plant display structure
JPH063050Y2 (ja) 間仕切における支柱の支持装置
JP5898809B1 (ja) ハンガーラック
JP4164695B2 (ja) 支持構造体
JP3019015U (ja) 家具等の転倒防止装置
JPH0614582Y2 (ja) 引出し装置
KR940003967Y1 (ko) 조립가구용 신축지주
JPS6019638Y2 (ja) 組立式陳列台
JP3093702U (ja) 組み立て式収納棚
KR200291653Y1 (ko) 조립식 다층선반
EP1589852B1 (en) Stand and stand system
KR20170004021U (ko) 코너 선반
JP3062009U (ja) 転倒防止性を備えた家具
KR940003955Y1 (ko) 조립가구
JPH0327471Y2 (ja)
JPH03292406A (ja) 基礎台調整用支持具