JPH06107333A - ウエハ検出装置 - Google Patents

ウエハ検出装置

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JPH06107333A
JPH06107333A JP25827392A JP25827392A JPH06107333A JP H06107333 A JPH06107333 A JP H06107333A JP 25827392 A JP25827392 A JP 25827392A JP 25827392 A JP25827392 A JP 25827392A JP H06107333 A JPH06107333 A JP H06107333A
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JP
Japan
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wafer
light
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detecting
emitting element
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JP25827392A
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English (en)
Inventor
Naoyuki Fuchizawa
尚行 渕澤
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Yokogawa Electric Corp
Original Assignee
Yokogawa Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】確実にウエハの有無を認識できるウエハ検出装
置を提供すること。 【構成】ウエハの片面に対向配置される発光素子と、こ
の発光素子とウエハの間に配置され発光素子から出射さ
れる検出光を互いに異なる角度でウエハに入射する第一
検出光と第二検出光に分割するハーフミラーと、ウエハ
の反射面で反射された第一検出光及び第二検出光を受光
する一つ以上の受光素子とを具備することを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体製造装置のウエ
ハ搬送部に設けられるウエハ検出装置に係わるものであ
り、特に、ウエハ検出動作の安定性を改良したウエハ検
出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ウエハを自動搬送する半導体製造装置に
おいては、適当な場所にウエハ検出装置を設置し、ウエ
ハが確実に搬送されたことを確認するようにしている。
以下、従来のウエハ検出装置を図面を用いて説明する。
図3は、従来のウエハ検出装置の一例を示す概念図であ
る。図3において、ウエハ1はローラー4の上に乗って
いて、ローラー4が紙面に垂直方向に回転されることに
よって、ウエハ1は紙面に平行方向に搬送されることと
なっている。そしてウエハ検出装置はウエハ1の片面に
対向配置される一組の発光素子10と受光素子20とで
構成されている。
【0003】次に、上記ウエハ検出装置の動作を説明す
る。図3に示すようにウエハ1が存在する場合は、発光
素子10から出射された検出光100はウエハ1の反射
面2で反射し、受光素子20に入射する。受光素子20
は入射した検出光100のエネルギーに対応する電流を
発生してウエハ検出信号とし、ウエハ1の存在を認識す
る。
【0004】図4はウエハが存在しない場合のウエハ検
出装置の動作を説明する図である。図4に示すようにウ
エハ1が存在しない場合は、発光素子10から出射され
た検出光100は受光素子20に入射しない為、受光素
子20は電流を発生しない。従ってウエハ1は存在しな
いと認識される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の技術
にあっては、ウエハ1の発光素子10に対向する面に簿
膜が形成され、その簿膜の表面が反射面2となり、簿膜
の膜厚と、ウエハ1と簿膜と媒質それぞれの屈折率と、
検出光100の波長と、検出光100の反射面2への入
射角とが互いにある特定の条件(無反射条件)を満たし
た場合には、検出光100は反射面2で反射されず、受
光素子20に検出光100が入射しないことがある。従
って、ウエハ1が存在するにも係わらず、ウエハ1は存
在しないと誤って認識されるという問題があった。
【0006】この問題点について図5を用いて説明す
る。図5は従来のウエハ検出装置の問題点を説明する図
である。図5において、屈折率N2を有するウエハ1の
発光素子10に対向する面に屈折率N1、膜厚dの簿膜
3が形成され、その簿膜の表面が反射面2となり、波長
λ1の検出光100が屈折率N0の媒質中より入射角θで
反射面2に入射した場合に検出光100が無反射となる
条件は、次式、 N1 2=(N2Sinθ)2+(N2Cosθ)(N0 2−N2 2Sinθ)1/2(1) N1dCosθ=λ1/4 (2) で表わされることが、石黒浩三、池田英生、横田英嗣共
著、光学技術シリーズ11、「光学簿膜」頁23、19
86年10月10日、共立出版株式会社刊、において示
されている。
【0007】入射角θ≒0で、ウエハ1がSi製の場合
はN2=3.41、媒質が空気の場合はN0=1であり、
式(1)を満たすN1の値は、計算よりN1=1.85と
なる。そしてλ1=8500オングストロームと仮定し
た場合、式(2)を満たすdの値は計算より、d=11
50オングストロームとなる。
【0008】つまり、Si製のウエハ1の発光素子10
に対向する面に屈折率1.85、膜厚1150オングス
トロームの簿膜3が形成されその表面を反射面2とし、
出射される検出光100の波長が8500オングストロ
ームで入射角が0°となる発光素子10を設置した場合
は、検出光100は無反射条件を満たすこととなる。従
って、検出光100は反射面2で反射されず、受光素子
20には検出光100が入射しない為ウエハ1が存在す
るにも係わらず、ウエハ1は存在しないと誤って認識さ
れることとなる。
【0009】本発明は、従来の有するこのような問題点
に鑑みてなされたものであり、その目的とするところ
は、安定した動作で確実にウエハの有無を認識できるウ
エハ検出装置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、請求項1においては、ウエハの片面に対
向配置される発光素子と、この発光素子と前記ウエハの
間に配置され前記発光素子から出射される検出光を互い
に異なる角度で前記ウエハに入射する第一検出光と第二
検出光に分割するハーフミラーと、前記ウエハの反射面
で反射された前記第一検出光及び前記第二検出光を受光
する一つ以上の受光素子とを具備することを特徴とする
ウエハ検出装置であり、請求項2においては、ウエハの
片面に対向配置される複数の発光素子と、この複数の発
光素子から出射され前記ウエハの反射面で反射される互
いに波長の異なる複数の検出光を受光する一つ以上の受
光素子とを具備することを特徴とするウエハ検出装置で
ある。
【0011】
【作用】このような本発明では、請求項1においては、
第一検出光と第二検出光は互いに異なる入射角でウエハ
に入射するので、第一検出光と第二検出光の一方が無反
射条件を満たした場合でも他方は無反射条件を満たさず
ウエハの反射面で反射し受光素子に入射する。請求項2
においては、複数の発光素子は互いに波長の異なる検出
光を出射しウエハに入射するので、少なくとも一つの検
出光は無反射条件を満たさずウエハの反射面で反射し受
光素子に入射する。
【0012】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を用いて
説明する。尚、以下の図面において、図3と重複する部
分は同一番号を付してその説明は適宜に省略する。
【0013】図1は本発明の請求項1の一実施例を示す
概念図である。図1において、ウエハ1はローラー4の
上に乗っていて、ローラー4が紙面に垂直方向に回転さ
れることによって、ウエハ1は紙面に平行方向に搬送さ
れることとなっている。
【0014】ウエハ検出装置は、発光素子10がウエハ
1の片面に対向配置され、ハーフミラー12が発光素子
10から出射される検出光100が互いに異なる入射角
でウエハ1に入射する第一検出光200と第二検出光2
01に分割するように発光素子10とウエハ1の間に配
置され、受光素子20,21が反射面2で反射された第
一検出光200と第二検出光201とをそれぞれ受光す
るようにウエハ1の片面に対向配置されて構成されてい
る。
【0015】次に、上記請求項1の実施例の動作を説明
する。図1において、発光素子10から波長λ1の検出
光100が出射されると、ハーフミラー12は検出光1
00を透過成分である第一検出光200と反射成分であ
る第二検出光201に分割する。ここで、第一検出光2
00と第二検出光201とが共に式(1),(2)で示
す無反射条件を満たさない場合には、第一検出光200
は入射角θ1でウエハ1に入射し反射面2で反射され受
光素子20に入射し、第二検出光201は入射角θ2
ウエハ1に入射し反射面2で反射され受光素子21に入
射する。
【0016】従って、受光素子20,21は入射した第
一検出光200,第二検出光201のエネルギーに対応
する電流をそれぞれ発生してウエハ検出信号とし、ウエ
ハ1の存在を認識する。ウエハ1が存在しない場合は、
受光素子20,21には第一検出光200,第二検出光
201がそれぞれ入射しない為、受光素子20,21は
電流を発生しない。従ってウエハ1は存在しないと認識
される。
【0017】ここで、Si製のウエハ1に屈折率がほぼ
1.85、膜厚がほぼ1150オングストロームの簿膜
が形成され、その表面を反射面2とし、波長λ1≒85
00オングストロームの第一検出光200が屈折率≒1
の空気中で入射角θ1≒0°でウエハ1に入射した場合
は、式(1),(2)に示す無反射条件を満たす為、第
一検出光200は受光素子20に入射しない。しかし、
第二検出光201は入射角θ2≠0°でウエハ1に入射
する為、無反射条件の式(1),(2)を満たさず、受
光素子21は入射した第二検出光201のエネルギーに
対応する電流を発生してウエハ検出信号とし、ウエハ1
の存在を認識する。
【0018】図2は本発明の請求項2の実施例を示す概
念図である。図2において、ウエハ検出装置は、発光素
子10,11がウエハ1の片面に対向配置され、受光素
子22が発光素子10,11からそれぞれ出射されウエ
ハ1の反射面2で反射される互いに異なる波長λ1,λ2
を有する検出光100,101を受光するように配置さ
れて構成されている。
【0019】次に、上記請求項2の実施例の動作を説明
する。図2において、発光素子10から波長λ1の検出
光100が出射され、発光素子11から波長λ2の検出
光101が出射され、この検出光100,101が共に
式(1),(2)に示す無反射条件を満たさない場合に
は、検出光100,101はともに入射角θ3でウエハ
1に入射し反射面2で反射され受光素子22に入射す
る。
【0020】従って、受光素子22は入射した検出光1
00,101のエネルギーに対応する電流を発生してウ
エハ検出信号とし、ウエハ1の存在を認識する。ウエハ
1が存在しない場合は、受光素子22には検出光10
0,101は入射しない為、受光素子22は電流を発生
しない。従ってウエハ1は存在しないと認識される。
【0021】ここで、Si製のウエハ1に屈折率がほぼ
1.85、膜厚がほぼ1150オングストロームの簿膜
が形成され、その表面を反射面2とし、波長λ1≒85
00オングストロームの検出光100が屈折率≒1の空
気中で入射角θ3≒0°でウエハ1に入射した場合は、
式(1),(2)に示す無反射条件を満たす為、検出光
100は受光素子22に入射しない。しかし、検出光1
01は波長λ2≠8500オングストロームである為、
無反射条件の式(1),(2)を満たさず、受光素子2
2に入射し、受光素子22は入射した検出光101のエ
ネルギーに対応する電流を発生してウエハ検出信号と
し、ウエハ1の存在を認識する。
【0022】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように、請求項
1及び請求項2において複数の検出光を有し、一つの検
出光が無反射条件を満たす場合でも他の検出光が無反射
条件を満たさないように構成されているので、安定した
動作で確実にウエハの有無を認識できるウエハ検出装置
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の請求項1の一実施例を示す概念図であ
る。
【図2】本発明の請求項2の一実施例を示す概念図であ
る。
【図3】従来のウエハ検出装置の一例を示す概念図であ
る。
【図4】ウエハが存在しない場合の従来のウエハ検出装
置の動作を説明する図である。
【図5】従来のウエハ検出装置の問題点を説明する図で
ある。
【符号の説明】
1 ウエハ 2 反射面 10,11 発光素子 12 ハーフミラー 20,21,22 受光素子 100,101 検出光 200 第一検出光 201 第二検出光

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ウエハの片面に対向配置される発光素子
    と、 この発光素子と前記ウエハの間に配置され前記発光素子
    から出射される検出光を互いに異なる角度で前記ウエハ
    に入射する第一検出光と第二検出光に分割するハーフミ
    ラーと、 前記ウエハの反射面で反射された前記第一検出光及び前
    記第二検出光を受光する受光素子と、 を具備することを特徴とするウエハ検出装置。
  2. 【請求項2】ウエハの片面に対向配置される複数の発光
    素子と、 この複数の発光素子から出射され前記ウエハの反射面で
    反射される互いに波長の異なる複数の検出光を受光する
    受光素子と、 を具備することを特徴とするウエハ検出装置。
JP25827392A 1992-09-28 1992-09-28 ウエハ検出装置 Pending JPH06107333A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010171051A (ja) * 2009-01-20 2010-08-05 Hitachi Plant Technologies Ltd 移載機
WO2013011776A1 (ja) * 2011-07-15 2013-01-24 シャープ株式会社 基板処理装置、および薄膜太陽電池の製造装置
JP2014529888A (ja) * 2011-08-16 2014-11-13 アプライド マテリアルズ インコーポレイテッドApplied Materials,Incorporated チャンバ内の基板を感知するための方法および装置

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