JPH06107303A - 住棟用ごみ処理システム - Google Patents

住棟用ごみ処理システム

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JPH06107303A
JPH06107303A JP4261101A JP26110192A JPH06107303A JP H06107303 A JPH06107303 A JP H06107303A JP 4261101 A JP4261101 A JP 4261101A JP 26110192 A JP26110192 A JP 26110192A JP H06107303 A JPH06107303 A JP H06107303A
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JP
Japan
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waste
pipe
waste treatment
crushing
residential building
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Pending
Application number
JP4261101A
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English (en)
Inventor
Yasuhiro Shindo
泰宏 進藤
Harumi Matsuzaki
晴美 松崎
Masahiko Ishida
昌彦 石田
Reiji Naka
礼司 中
Shoichi Kitahata
正一 北畠
Masae Kawashima
正栄 川島
Usaburo Yamaguchi
卯三郎 山口
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Priority to JP4261101A priority Critical patent/JPH06107303A/ja
Publication of JPH06107303A publication Critical patent/JPH06107303A/ja
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
    • Y02A40/10Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in agriculture
    • Y02A40/20Fertilizers of biological origin, e.g. guano or fertilizers made from animal corpses

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  • Fertilizers (AREA)
  • Refuse Collection And Transfer (AREA)
  • Processing Of Solid Wastes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】住棟内での生活で生み出される各種のごみを、
利用者が住棟内の各階の共通スペ−スに設けられたごみ
処理装置に投入すると、装置内で分別、減容化されて、
住棟に設けられたパイプ内を通って重力により階下の集
積装置に搬送、収納され、そこから収集者が定期的に処
理済み品を排出することのできる住棟用ごみ処理システ
ムを提供する。 【構成】生ごみをコンポストにする発酵槽と缶、ビン、
プラスチックをそれぞれ破砕片にする破砕手段とを備え
たごみ処理装置3と、処理済み品を階下に重力により搬
送するパイプ6と、パイプ下端に設けられる集積装置8
と、ごみ処理装置から発生する水やガスを階下または大
気に排出する排水パイプ、ガス放出パイプ31とにより
構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、厨芥(生ごみ)、缶、
ビン、プラスチック容器等の生活全般から出る、いわゆ
る一般ごみを分別、減容化処理しかつ効率良く搬送する
ことに係わり、マンション、アパート、病院、学校、幼
稚園、高齢者用施設等のあらゆる住棟用に広く適用でき
る。
【0002】
【従来の技術】近年、厨芥(生ごみ)の好気性発酵処理
すなわち堆肥化(コンポスト化)は、無公害的処理方法
であることはもちろんのこと、廃棄物の再利用技術とし
て見直されてきている。
【0003】旧来、農産廃棄物や下水汚泥等のコンポス
ト化は、大部分、積極的な管理なしに長期間野積みの状
態を維持し自然に発酵させる方式で行われてきたが、近
年、発酵を高速化することを目的に、発酵装置を用い撹
拌や酸素供給を部分的に管理する例が増加しており、例
えば、公開特許公報平1−145388号(平成1年6
月7日)に示されている。
【0004】また缶(空き缶)についても、近年、回収
して再利用しエネルギーや地球資源の節約を図る動きが
活発になってきており、これを促進するため圧縮あるい
は切断して減容化処理する例が増加しており、例えば公
開特許公報昭57−68148(昭和57年4月26
日)に示されている。
【0005】従来の処理装置においては、生ごみ用は生
ごみだけ、缶用は缶だけの処理しか行われず、一方、生
活から出るごみは生ごみ、缶、ビン、プラスチックごみ
と多岐にわたるため、従来の単一の処理内容の装置では
住棟用としては適さないものであった。また従来の技術
では、処理済み品を住棟の各フロアから階下に効率良く
搬送することに全く触れられておらず、概ね人手に頼る
ため、住棟居住者またはごみ収集者に対して労力や手間
の点で、しわよせのかかるものであった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、住棟の各フ
ロアで生ごみ、缶、ビン、プラスチックを減容化および
分別処理し、かつ処理済みのコンポストおよび破砕片
を、住棟に設けられたパイプを通じて重力により階下の
集積装置に搬送し、しかることにより住棟居住者のごみ
運搬の労力を軽減するだけでなく、ごみ収集から分別、
運搬、焼却、埋立てまでを行う自治体の負担を大幅に軽
減する住棟用ごみ処理システムを開発することを目的と
している。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、住棟内の各階の共通スペースにごみ処理
装置を設け、前記共通スペースの近傍の壁体内または空
間内に複数本のパイプを設け、前記ごみ処理装置と前記
パイプとをそれぞれ繋ぐ小管を設け、前記パイプの最下
端にごみ集積装置を設け、前記ごみ処理装置内に、生ご
みをコンポストにする発酵槽と、缶、ビン、プラスチッ
クをそれぞれ破砕片に形成する破砕手段を設け、前記コ
ンポストおよび破砕片を前記小管およびパイプを通じて
重力により落下させて前記集積装置内にごみの種類別に
集め、前記集積装置から定期的にごみの排出を行うよう
に形成したものである。
【0008】
【作用】本発明の第一の特徴は、住棟内での生活により
生み出される生ごみ、缶、ビン、プラスチックの各種の
ごみに対して、住棟内の各階または特定階の共通スペー
スに設置されたごみ処理装置により、生ごみはコンポス
トに、缶、ビン、プラスチックは破砕片に、それぞれ減
容化処理されることにある。
【0009】生ごみは投入口から投入された後、破砕手
段によって破砕されて発酵槽に入り、撹拌翼によって発
酵菌と空気とに充分曝され、かつ発酵菌の活動に好適な
温度に制御されることによりコンポスト化される。
【0010】コンポストは発酵槽を出た後、バインダー
液滴下手段によって粘結性の液をまぶされた後、ペレッ
ト造粒手段によって造粒され小さな沢山のペレット粒に
形成される。ペレット粒は、住棟の壁体内または空間内
に設けられたパイプに小管を通じて導かれ、重力によっ
てパイプ内を落下し、パイプ下端に設けられた集積装置
内に収納される。
【0011】缶は投入口から投入された後、破砕手段に
よって破砕される。破砕片は、缶をアルミとスチールに
磁気選別する分別手段によって2種類に分別された後、
住棟の壁体内または空間内に設けられたパイプに小管を
通じてそれぞれ導かれ、重力によってパイプ内を落下
し、パイプ下端に設けられた集積装置内に収納される。
【0012】ビンは投入口から投入された後、分別手段
によって色別に分別される。分別されたビンは破砕手段
によってそれぞれ破砕された後、住棟の壁体内または空
間内に設けられたパイプに小管を通じて導かれ、重力に
よってパイプ内を落下し、パイプ下端に設けられた集積
装置内に収納される。
【0013】プラスチック容器は投入口から投入された
後、破砕手段によって破砕される。破砕片は、住棟の壁
体内または空間内に設けられたパイプに小管を通じて導
かれ、重力によってパイプ内を落下し、パイプ下端に設
けられた集積装置内に収納される。
【0014】ごみ処理装置内の生ごみをコンポスト化す
る発酵槽の後には蒸発水凝縮手段と凝縮水排出管が設け
られ、また缶、ビン、プラスチックを破砕する破砕手段
の後には残留水排出手段が設けられている。これらの水
は、生ごみの発酵工程中で発生したり、容器内の水が残
ったままで処理装置に投入されたため発生するもので、
凝縮水排出管および残留水排出管によって集められたこ
れらの水は、住棟の壁体内または空間内に設けられた排
水パイプに導かれた後、住棟の下水管ないしは排水溝に
送られ排出される。
【0015】ごみ処理装置内の破砕手段の前または後に
はガス抜き管が設けられ、住棟の壁体内または空間内に
は、その最上端で大気に開口するガス放出パイプが設け
られており、かつガス抜き管はガス放出パイプ連結され
ている。ごみ処理装置内に誤ってガスが充填されたまま
のスプレー缶、ガスライター、ガスボンベ等が投入され
破砕手段により破砕された場合、ガスはガス抜き管を経
てガス放出パイプより住棟の外に排出される。
【0016】ごみ処理装置を構成する生ごみ処理ユニッ
トには、蒸発水凝縮手段と凝縮した水を溜める貯溜タン
クが設けられ、一端を貯溜タンクに連結し、他端をごみ
処理装置のごみ投入口またはごみ通過部分に開口する洗
浄パイプが設けられている。貯溜タンク内の水は、洗浄
パイプの一部に設けられたポンプを間歇的に運転するこ
とにより、吸い上げられてごみ投入口またはごみ通過部
分に吹き付けられ、当該部分を洗浄する。
【0017】本発明の第二の特徴は、住棟の各階に設け
られたごみ処理装置から排出される処理済み品を、階段
を昇降して居住者やごみ収集者が運搬することなく、極
めて効率良く階下に搬送することである。
【0018】すなわち、ごみはコンポスト化または破砕
化され、ペレット粒または破砕片と化して住棟に設けら
れたパイプ内を重力によって落下し、ごみ用エレベータ
ーやリフトのような高価な設備を設置することなく、ま
た搬送用のエネルギーを消費することなく、かつごみの
種類別に分別された状態で、階下の集積装置に収納され
る。ごみ収集者は、集積装置から定期的に、分別され減
容化した処理済み品を排出し、資源として再利用するか
最終処分場に運搬する。
【0019】本発明の第三の特徴は、住棟の利用者のみ
に正しく利用してもらうために、投入者認識手段が設け
られていることである。
【0020】すなわち、住棟の各階に設置されるごみ処
理装置には、投入者認識手段が設けられており、利用者
が磁気カードを挿入するかまたは暗証番号をキーインす
ると、予め登録されたコードと照合され、合致した場合
のみごみ処理装置の投入口が開口する。また利用者の投
入したごみに、処理不適物が混入している場合これを感
知し、「不適物混入」と「要ごみ取りだし」の表示を行
なう。
【0021】
【実施例】図面において実施例を説明する。
【0022】図1は実施例としての住棟用ごみ処理シス
テムを示している。
【0023】1は住棟で、2は住棟1の各階の共通スペ
ース、3は共通スペース2に設けられたごみ処理装置、
4は利用者である。前記共通スペース2の近傍の壁体5
には複数本のパイプ6が設けられ、前記ごみ処理装置3
と前記パイプ6とは小管7によって繋がれている。パイ
プ6の最下端には集積装置8が設けられており、ごみ処
理装置3により減容化された処理済み品は小管7を通っ
てパイプ6に入り、自重により落下して集積装置8内に
入るように形成されている。9はこの処理済み品を収集
するパッカー車である。
【0024】図2はごみ処理装置3の構成を示すもの
で、10は生ごみのコンポスト化を主として行う生ごみ
処理ユニット、11は缶の破砕と分別を主として行う缶
処理ユニット、12はビンの破砕と分別を主として行う
ビン処理ユニット、13はプラスチックの破砕を主とし
て行うプラスチック処理ユニットである。14はそれぞ
れのユニットにおける投入口であり、15はそのフタで
ある。
【0025】生ごみ処理ユニット10において、16は
投入されたごみの破砕手段であり、17はそれを発酵、
コンポスト化するための発酵槽、18は発酵の際出る水
を凝縮させる蒸発水凝縮手段である。これらは、ごみが
投入口14から投入された後、破砕手段16内で細粒化
されて発酵槽17内に入りコンポスト化されて、小管7
を経てパイプ6内に排出されるよう形成されている。
【0026】缶処理ユニット11には缶溜め部19、破
砕手段20、分別手段21が設けられており、空き缶が
投入口14から投入された後、破砕手段20内で破砕さ
れ、分別手段21内にて磁気選別等の方法により分別さ
れて、小管(図示せず)を経てパイプ6内に排出される
よう形成されている。
【0027】ビン処理ユニット12にはビン溜め部2
2、分別手段23、破砕手段24が設けられており、ビ
ンが投入口14から投入された後、分別手段23内で光
学的選別等の方法により分別され、破砕手段24により
破砕されて、小管7を経てパイプ6内に排出されるよう
形成されている。
【0028】プラスチック処理ユニット13にはプラス
チック溜め部25と破砕手段26とが設けられ、プラス
チック容器等が投入口14から投入された後、破砕手段
26により破砕されて、小管(図示せず)を経てパイプ
6内に排出されるよう形成されている。
【0029】生ごみ処理ユニット10の蒸発水凝縮手段
18にはその凝縮した水を排出する凝縮水排出管27が
設けられ、また缶処理ユニット11とビン処理ユニット
12、プラスチック処理ユニット13のそれぞれの破砕
手段20、24、26の後には、空き缶やビン、プラス
チック容器等の中に残留している水を集めて排出するた
めの残留水排出管28が設けられている。凝縮水排出管
27と残留水排出管28とは、住棟の壁体内または空間
内に設けられた排水パイプ29に連結するよう形成され
ており、排水パイプ29はその最下端を住棟の下水管
(図示せず)ないしは排水溝(図示せず)に接続するよ
う形成されている。
【0030】またごみ処理ユニット10と、缶処理ユニ
ット11、ビン処理ユニット12、プラスチック処理ユ
ニット13とは、電源供給と制御のための電気系(図示
せず)とで相互に接続するよう形成されている。
【0031】生ごみ処理ユニット10、缶処理ユニット
11、ビン処理ュニット12、プラスチック処理ユニッ
ト13のそれぞれの破砕手段16、20、24、26の
前または後には、利用者の投棄したごみ、例えばガスボ
ンベ等のようなものから発生する危険性の高いガスを排
出するためのガス抜き管30が設けられ、住棟の壁体内
または空間内に設けられたガス放出パイプ31に連結す
るよう形成されている。ガス放出パイプ31はその最上
端を大気に開放するよう形成されている。
【0032】図2は、ごみ処理装置3を生ごみ処理ユニ
ット10と、缶処理ユニット11、ビン処理ユニット1
2、プラスチック処理ユニット13との、4つのユニッ
トで構成するよう図示しているが、その処理の性質を同
じくする缶処理ユニットとビン処理ユニット、プラスチ
ック処理ユニットとを一つの箱体として纏めて破砕ユニ
ット(図示せず)と成し、生ごみ処理ユニットと合わせ
て2つのユニットにてごみ処理装置3を構成するように
しても、本発明の効果は同様に発揮できる。
【0033】図3は本発明の生ごみ処理ユニット10
の、図2におけるA−A断面図を示したもので、14は
ごみの投入口、15はそのフタ、16は破砕手段、17
は発酵槽である。破砕手段16内には破砕腕32が設け
られ、ごみ投入後、破砕腕32が回転することによりご
みの破砕を行うよう形成されている。発酵槽17内に
は、予め工場出荷時等に発酵菌が投入されると共に、撹
拌翼33が設けられ、破砕されたごみの撹拌を行うこと
によって、ごみと発酵菌との接触を良くしさらに空気に
良く曝すことにより発酵を促進するように形成されてい
る。発酵をさらに高速で行わせるために、発酵槽17は
高温発酵−中温発酵の順に発酵が進むよう温度制御手段
(図示せず)によって制御するよう形成されている。発
酵を完了させコンポスト化した処理済み品は、小管7を
経て住棟の壁体5に設けられたパイプ6内に排出され、
重力により落下し階下に搬送されるよう形成されてい
る。34はユニットの設置されている床体である。
【0034】図4は本発明の缶処理ユニット11、ビン
処理ユニット12、プラスチック処理ユニット13の代
表例として、図2におけるプラスチック処理ユニット1
3のB−B断面図を示したもので、14はごみの投入
口、15はそのフタ、25はプラスチック溜め部、26
は破砕手段である。プラスチック溜め部25には送りロ
ーラー35が設けられ、また破砕手段26には縦破砕機
36と横破砕機37とが設けられている。投入されたプ
ラスチックごみは、送りローラー35で破砕手段26内
に送られ、縦破砕機36で縦に紐状に破砕された後、横
破砕機37でチップ状に破砕されるよう形成され、さら
に破砕片は小管7を経てパイプ6内に排出され、重力に
より落下し階下に搬送されるよう形成されている。破砕
手段26の代わりに対象物を圧密化して圧縮片に形成す
る圧密化手段(図示せず)を設けても同様の効果が得ら
れる。
【0035】図5は本発明の生ごみ処理ユニット10の
別な実施例を示す縦断面図で、14はごみの投入口、1
5はそのフタ、16は破砕手段、17は発酵槽である。
破砕手段16には破砕腕32が設けられ、発酵槽17内
には撹拌翼33が設けられている。18は蒸発水凝縮手
段で、蒸気吸入管38により発酵槽17に連結するよう
形成されている。蒸発水凝縮手段18の下方には貯溜タ
ンク39が設けられており、凝縮した水を溜めるよう形
成されている。貯溜タンク39と投入口14の間には、
一端を貯溜タンク39内に開口する吸い込み口40を有
し、他端を投入口14の内壁にノズル状に開口する吹き
出し口41を有する洗浄パイプ42が設けられ、かつ洗
浄パイプ42の一部にはポンプ43が設けられている。
ポンプ43は間歇的に駆動されることにより、前記貯溜
タンク内の凝縮水を、吸い込み口40から吸い上げて、
吹き出し口41より投入口14またはごみの通過部分に
吹き付け、しかることにより、投入口14の周囲のごみ
による汚れを洗浄するよう形成されている。49は貯溜
タンクの水を排水パイプ29に導くための排水管であ
る。
【0036】また生ごみ処理ユニット10には、発酵槽
17に連結して、ペレット造粒手段44とバインダー液
滴下手段45とが設けられている。発酵を完了したコン
ポストは、発酵槽17のコンポスト出口46より排出さ
れると、バインダー液滴下手段45によりバインダー液
を滴下されて混ぜられ、しかるのち、ペレット造粒手段
44によって揺動、回転運動を与えられ、バインダーの
粘結効果とあいまって粒形に固められるよう、形成され
ている。このように粒形化した処理物はいわゆるペレッ
トと呼ばれ、小管7より排出される。住棟の壁体または
空間内に設けられるパイプ6は、季節および昼夜の温度
変化により内部に湿気が付いたり乾燥したりすることが
あるため、コンポストをそのまま排出すると、パイプ6
の内壁に薄肉状にコンポストが貼り付き、定期的にパイ
プ6内を清掃する必要があるが、ペレット状に造粒する
とパイプ6の内壁に粘着することなく落下、搬送される
という効果がある。
【0037】図6と図7は本発明のごみ処理装置の投入
者認識手段を示すもので、3はごみ処理装置、14は投
入口を示す。投入口14の近辺には磁気カード挿入口4
7が設けられて装置表面に開口しており、ごみ処理装置
3の内部には投入者認識手段48が設けられている。
【0038】図7は投入者認識手段48の動作内容を示
すブロック線図である。
【0039】利用者が磁気カード(図示せず)を図6の
磁気カード挿入口47に挿入すると、投入者認識手段4
8において、図7のブロック線図の如く、まず登録コー
ドと照合の上それと合致すれば投入口のロックが解除さ
れ、フタが開くように形成されている。利用者は持参し
たごみを投入し、フタを自分の手で閉める。次いで投入
者認識手段48は、投入されたごみに処理不適物が無い
かどうかを、例えば生ごみ処理ユニットであれば金属探
知センサー等を使って、チェックし、不適物無しであれ
ば、ごみ処理運転を開始し、磁気カードを戻すように形
成されている。最初の、磁気カード登録コードとの照合
において、登録との合致が見られない場合には、「不照
合」表示をして磁気カードを戻し、投入口のフタを開け
ないように形成されている。また、不適物混入チェック
において、不適物の混入が認められた場合には、「不適
物混入」と「ごみを取り出して下さい」の旨の表示をす
るように形成されている。利用者がごみを取り出し、フ
タを閉めた後、さらに投入者認識手段48は、ごみの取
り出しが完了したかどうかを、例えば光学的センサー
(図示せず)等を使ってチェックし、ごみ取り出しが完
了していれば磁気カードを戻すように形成されている。
もし利用者が、不適物の混入したごみをいつまでも取り
出そうとしなければ、磁気カードがごみ処理装置に挿入
されたまま残り、管理者が後刻これをもとに利用者を特
定し、注意を喚起することができる。磁気カードの代わ
りに暗証番号キーイン方式(図示せず)を設けても同様
の効果が得られる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
生ごみ、缶、ビン、プラスチックなどの住棟内での生活
により排出される各種のごみを、住棟の各階の共通スペ
ースにおかれたごみ処理装置で分別、減容化して、処理
済みのコンポストおよび破砕片をパイプ内を重力により
落下させ、階下の集積装置に搬送、収納し、そこから定
期的にごみ排出を行うので、 (1)減容化により、自治体のごみ収集と運搬の頻度が
減少する。
【0041】(2)減容化により、自治体の焼却処理場
や埋立て処分場の負担を軽減する。
【0042】(3)上記の効果により、ごみ処理に関す
る自治体のあらゆる費用を縮減できる。
【0043】(4)分別されたコンポストおよび各種破
砕片は、収集後、再生処理業者を通じて再資源化できる
ので、焼却や埋立てをせずに済み、地球環境の汚染を防
止し、またリサイクル効果により地球資源の保全ができ
る。
【0044】(5)住棟内外に、いわゆるゴミステーシ
ョンと呼ばれるような剥き出しのごみ置場が無くなり、
快適で美しい居住環境が得られる。
【0045】(6)居住者がごみ袋を抱えて階段を昇降
する必要が無くなるため、利用者のごみ運搬の労力や手
間を省くことができる。また、高齢者用施設や幼稚園、
学校など利用者が高年齢あるいは若年の場合は、階段の
昇降からくる転落等の災害を未然に防止できる。
【0046】という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による住棟用ごみ処理システムの構成要
素とその動作の説明図である。
【図2】本発明による住棟用ごみ処理システムの構成要
素たる、ごみ処理装置の構成の一実施例を示す図であ
る。
【図3】図2のA−A断面図であり、生ごみ処理ユニッ
トの構造を示す図である。
【図4】図2のB−B断面図であり、破砕ユニットの代
表例としてのプラスチック処理ユニットの構造を示す図
である。
【図5】本発明の生ごみ処理ユニットの別な実施例を示
す縦断面図である。
【図6】本発明のごみ処理装置の斜視図である。
【図7】本発明のごみ処理装置の投入者認識手段の動作
内容を示すブロック線図である。
【符号の説明】
3…ごみ処理装置、 6…パイプ、 8…集積装置、 10…生ごみ処理ユニット、 11…缶処理ユニット、 12…ビン処理ユニット、 13…プラスチック処理ヨニット、 14…投入口、 16、20、24、26…破砕手段、 17…発酵槽、 18…蒸発水凝縮手段、 21、23…分別手段、 29…排水パイプ、 31…ガス放出パイプ、 32…破砕腕、 33…撹拌翼、 36…縦破砕機、 37…横破砕機、 39…貯溜タンク、 42…洗浄パイプ、 44…ペレット造粒手段、 45…バインダー液滴下手段、 47…磁気カード挿入口、 48…投入者認識手。、
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中 礼司 栃木県下都賀郡大平町大字富田800番地株 式会社日立製作所栃木工場内 (72)発明者 北畠 正一 栃木県下都賀郡大平町大字富田800番地株 式会社日立製作所栃木工場内 (72)発明者 川島 正栄 栃木県下都賀郡大平町大字富田800番地株 式会社日立製作所栃木工場内 (72)発明者 山口 卯三郎 栃木県下都賀郡大平町大字富田800番地株 式会社日立製作所栃木工場内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】住棟内での生活により生み出される各種の
    ごみの処理において、住棟内の各階または特定階の共通
    スペースにごみ処理装置を設け、前記共通スペースの近
    傍の壁体内または空間内に複数本のパイプを設け、前記
    ごみ処理装置と前記パイプとをそれぞれ繋ぐ小管を設
    け、前記パイプの最下端にごみ集積装置を設け、前記ご
    み処理装置内に、生ごみをコンポストにする発酵槽と、
    缶、ビン、プラスチックをそれぞれ破砕片に形成する破
    砕手段または圧縮片に形成する圧密手段とを設け、前記
    コンポストおよび破砕片または圧縮片を、前記小管およ
    びパイプを通じて重力により落下させて前記集積装置内
    にごみの種類別に集め、前記集積装置から定期的にごみ
    の排出を行うように形成して成ることを特徴とする住棟
    用ごみ処理システム。
  2. 【請求項2】ごみ処理装置内の破砕手段の前または後
    に、缶を材質別に、ビンを色別にそれぞれ分別する分別
    手段を設け、それぞれ分別された処理物を別個に集積装
    置に送る小管およびパイプを設けて成ることを特徴とす
    る請求項1記載の住棟用ごみ処理システム。
  3. 【請求項3】ごみ処理装置内の発酵槽の後に蒸発水凝縮
    手段と凝縮水排出管を設け、破砕手段の後に残留水排出
    管を設け、住棟の壁体内または空間内に排水パイプを設
    けてその最下端を住棟の下水管ないしは排水溝に接続す
    るように形成し、前記凝縮水排出管と残留水排出管とを
    前記排水パイプに連結するように形成して成ることを特
    徴とする請求項1記載の住棟用ごみ処理システム。
  4. 【請求項4】ごみ処理装置の破砕手段の前または後にガ
    ス抜き管を設け、住棟の壁体内または空間内にガス放出
    パイプを設けてその最上端を大気に開口するよう形成
    し、前記ガス抜き管を前記ガス放出パイプに連結するよ
    うに形成して成ることを特徴とする請求項1記載の住棟
    用ごみ処理システム。
  5. 【請求項5】ごみ処理装置を、生ごみのコンポスト化を
    主として行う生ごみ処理ユニットと、その他の缶、ビ
    ン、プラスチック等のごみの破砕処理を主として行う破
    砕処理ユニットとで構成し、両ユニットを、電源供給と
    制御のための電気系と、排出物の連絡のための配管系と
    で相互に接続するように形成して成ることを特徴とする
    請求項1記載の住棟用ごみ処理システム。
  6. 【請求項6】ごみ処理装置を、生ごみのコンポスト化を
    主として行う生ごみ処理ユニットと、缶の破砕と分別を
    主として行う缶処理ユニットと、ビンの破砕と分別を主
    として行うビン処理ユニットと、プラスチックの破砕を
    主として行うプラスチック処理ユニットとで構成し、こ
    れらのユニットを、電源供給と制御のための電気系と、
    排出物の連絡のための配管系とで相互に接続するように
    形成して成ることを特徴とする請求項1記載の住棟用ご
    み処理システム。
  7. 【請求項7】ごみ処理装置を構成する生ごみ処理ユニッ
    トに、蒸発水凝縮手段と凝縮した水を溜める貯溜タンク
    とを設け、一端を前記貯溜タンクに連結し他端をごみ投
    入口またはごみ通過部分に開口する洗浄パイプを設け、
    前記洗浄パイプの一部にポンプを設け、間歇的にポンプ
    を駆動して前記貯溜タンクの水をごみ投入口またはごみ
    通過部分に吹き付けるように形成して成ることを特徴と
    する請求項1記載の住棟用ごみ処理システム。
  8. 【請求項8】ごみ処理装置を構成する生ごみ処理ユニッ
    トに、発酵槽に連結してペレット造粒手段を設け、前記
    ペレット造粒手段と、住棟の壁体内または空間内に形成
    されたパイプとを小管で連結するように形成して成るこ
    とを特徴とする請求項1記載の住棟用ごみ処理システ
    ム。
  9. 【請求項9】ごみ処理装置に、利用者が磁気カードを挿
    入するかまたは暗証番号をキーインすることにより、前
    記ごみ処理装置の投入口を開口するように形成した投入
    者認識手段を設けて成ることを特徴とする請求項1記載
    の住棟用ごみ処理システム。
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