JPH06107238A - 車体の補強構造 - Google Patents

車体の補強構造

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Publication number
JPH06107238A
JPH06107238A JP25864092A JP25864092A JPH06107238A JP H06107238 A JPH06107238 A JP H06107238A JP 25864092 A JP25864092 A JP 25864092A JP 25864092 A JP25864092 A JP 25864092A JP H06107238 A JPH06107238 A JP H06107238A
Authority
JP
Japan
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core material
hollow cross
section
crushed
section part
Prior art date
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Pending
Application number
JP25864092A
Other languages
English (en)
Inventor
Kunio Oya
邦雄 大屋
Tokio Morooka
時夫 師岡
Tomoaki Dobashi
智章 土橋
Shuzo Ono
秀三 大野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KIKUCHI PRESS KOGYO KK
Honda Motor Co Ltd
Yokohama Rubber Co Ltd
Original Assignee
KIKUCHI PRESS KOGYO KK
Honda Motor Co Ltd
Yokohama Rubber Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by KIKUCHI PRESS KOGYO KK, Honda Motor Co Ltd, Yokohama Rubber Co Ltd filed Critical KIKUCHI PRESS KOGYO KK
Priority to JP25864092A priority Critical patent/JPH06107238A/ja
Publication of JPH06107238A publication Critical patent/JPH06107238A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 車体の中空断面部を補強する。 【構成】 車体の中空断面部を構成する外板1と内板2
との間に多数の孔3aを有するハニカム状のコア材3を
挿入する。中空断面部の内面に対するコア材3の接触面
積を広く確保できるようにコア材3の孔軸方向端部を押
潰し、この押潰し部3bの端面を中空断面部の内面に接
着する。この接着によりコア材3を中空断面部内に固定
して一体化すると共に、押潰し部3bを接着剤4で固め
て伸びないようにし、中空断面部の剛性を高める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主として自動車車体に
適用される車体の補強構造に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車車体を板部材の組合わせでモノコ
ック構造に構成する場合、強度の必要な部分例えばサイ
ドシルやピラーやルーフサイドレール等を閉断面形状の
中空断面部に形成して剛性を高めている。又、自動二輪
車用のフレームとして、特開昭60−42182号公報
により、フレーム内にハニカム状のコア材を充填したも
のが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】自動車車体のうち中空
断面部の交差部例えばピラーとサイドシルの交差部、ピ
ラーとルーフサイドレールの交差部は特に強度が必要と
なり、そのため交差部の強度を基準にして中空断面部を
構成する板材の厚さを決定しているが、これでは車体重
量が増加してしまう。この場合、上記公報に記載の技術
を応用し、中空断面部の交差部をハニカム状のコア材で
補強して、中空断面部を比較的肉薄の板材で構成し、車
体の軽量化を図ることが考えられる。然し、ハニカム状
のコア材を中空断面部にその全長に亘って充填する場合
と異り、交差部という一部分にハニカム状のコア材を固
定することは困難であり、この固定の問題を解決するこ
とが要請されている。本発明は、かかる問題を解決して
ハニカム状のコア材による補強を可能とした車体の補強
構造を提供することをその目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく、
本発明は、多数の孔を有するハニカム状を成し且つ孔軸
方向の端部を押潰して成るコア材を車体の中空断面部に
挿入し、該コア材を押潰し部の端面において中空断面部
の内面に接着すると共に、押潰し部を接着剤で固めたこ
とを特徴とする。
【0005】
【作用】ハニカム状のコア材による中空断面部の補強の
効果を上げるには、コア材をその孔軸方向が中空断面部
の内面に直交するように取付ける必要があり、そのため
コア材を中空断面部に固定するには、コア材の孔軸方向
の端面を中空断面部の内面に接着することが必要とな
る。そして、本発明では、コア材の孔軸方向の端部を押
潰すことにより、コア材の孔軸方向端面と中空断面部の
内面との接触面積を広く確保できるようになり、該端面
を該内面に確実に接着できる。一方、このように押潰し
部を形成すると、このままでは押潰し部が蛇腹状に容易
にのびて、引張り力に対しての強度を得られなくなる。
然し、本発明では押潰し部を接着剤で固めているため、
押潰し部の伸びが防止され、引張り力に対しての強度も
確保できる。
【0006】
【実施例】図1は自動車車体を示し、図中斜線示の部分
が補強箇所である。補強箇所としては、フロント、セン
タ、リヤの各ピラーとルーフサイドレールとの交差部
a、b、cやセンタピラーとサイドシルとの交差部d等
の中空断面部の交差部、フロントサイドフレームの中間
部eやセンタピラーの中間部f等の中空フレーム部材で
断面形状が急変している部分、センタピラーのシートベ
ルトアンカー取付部g等の集中荷重を受ける場合、その
他ステアリングハンガー部hやリヤダンパスティフナ部
i等の剛性の必要な部分が挙げられる。
【0007】これら補強箇所の構造を、センタピラーと
ルーフサイドレールとの交差部bを例にして説明する。
図2は該交差部bの断面形状を示し、サイドパネルアウ
タから成る外板1とルーフサイドレールインナから成る
内板2との間にコア材3が挿入固定されている。該コア
材3は、図3に示すような多数の孔3aを有するハニカ
ム状のコア素材3′を孔軸方向にプレス成形して、孔軸
方向両端部を図4に示す如く押潰して成るもので、コア
材3をその孔軸方向両端の押潰し部3bの端面及び周囲
に図5に示す如く接着剤4を塗布した状態で外板1と内
板2との間に介挿し、この状態で外板1と内板2とを溶
接し、コア材3を外板1と内板2の内面に押潰し部3b
の端面において接着固定するようにした。この場合、コ
ア材3の孔軸方向端面の該各板1、2に対する接触面積
が押潰し部3bの形成によって広く確保されるため、コ
ア材3の該各板1、2に対する接着強度を充分に確保で
きる。また、押潰し部3bが接着剤4で固められて伸び
なくなり、外板1や内板3に作用するコア材3の孔軸方
向の引張り力に対しての強度も確保できるようになる。
【0008】尚、コア材3の孔軸方向一端側の板材にの
み引張り力が作用する場合には、該一端側の押潰し部の
みを接着剤で固めれば良い。
【0009】又、コア材3は、電触を生じないよう、外
板1と内板2の材質と同材質、例えば該各板1、2が亜
鉛メッキを施した表面処理鋼板であるときは亜鉛メッキ
スチール箔で形成する。又、コア材3の固定に用いる接
着剤としては熱硬化性の構造用接着剤を用い、車体塗装
工程での焼付けによる熱で接着剤を硬化し得るようにす
る。
【0010】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、車体の中空断面部の内面にハニカム状のコア
材をその孔軸方向の端面において確実に接着固定できる
と共に、コア材の押潰し部の伸びを防止して引張り力に
対しての強度も確保でき、中空断面部の強度の必要な箇
所に部分的に該コア材を挿入固定して該箇所の剛性を高
められるようになり、中空断面部を構成する板材を肉薄
化して車体重量を軽減できる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による車体の補強箇所を示す斜視図
【図2】 図1のII-II線で截断した補強箇所の断面図
【図3】 コア材のプレス成形前の状態を示す図で、
(a)は平面図、(b)は側面図
【図4】 コア材のプレス成形後の状態を示す図で、
(a)は平面図、(b)は側面図
【図5】 コア材を中空断面部に装着した状態の図4
(a)のV-V線截断面図
【符号の説明】
1、2 中空断面部を構成する板材 3 コア材 3a 孔 3b 押潰し部 4 接着剤
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 師岡 時夫 栃木県塩谷郡氏家町大字氏家3012−6 (72)発明者 土橋 智章 神奈川県平塚市追分2−1 横浜ゴム株式 会社平塚製造所内 (72)発明者 大野 秀三 神奈川県平塚市追分2−1 横浜ゴム株式 会社平塚製造所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数の孔を有するハニカム状を成し且つ
    孔軸方向の端部を押潰して成るコア材を車体の中空断面
    部に挿入し、該コア材を押潰し部の端面において中空断
    面部の内面に接着すると共に、押潰し部を接着剤で固め
    たことを特徴とする車体の補強構造
JP25864092A 1992-09-28 1992-09-28 車体の補強構造 Pending JPH06107238A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25864092A JPH06107238A (ja) 1992-09-28 1992-09-28 車体の補強構造

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JP25864092A JPH06107238A (ja) 1992-09-28 1992-09-28 車体の補強構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06107238A true JPH06107238A (ja) 1994-04-19

Family

ID=17323082

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25864092A Pending JPH06107238A (ja) 1992-09-28 1992-09-28 車体の補強構造

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JP (1) JPH06107238A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6478367B2 (en) * 2000-01-07 2002-11-12 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Vehicle body reinforcement structure

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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