JPH0610639A - 熱交換器 - Google Patents

熱交換器

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Publication number
JPH0610639A
JPH0610639A JP16643892A JP16643892A JPH0610639A JP H0610639 A JPH0610639 A JP H0610639A JP 16643892 A JP16643892 A JP 16643892A JP 16643892 A JP16643892 A JP 16643892A JP H0610639 A JPH0610639 A JP H0610639A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil
valve
relief valve
oil cooler
mounting bolt
Prior art date
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Pending
Application number
JP16643892A
Other languages
English (en)
Inventor
Munenori Yuasa
宗徳 湯浅
Shinichi Hamada
伸一 浜田
Akira Uchikawa
章 内川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Publication date
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  • Lubrication Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 リリーフバルブの開弁圧が変化することな
く、リリーフバルブの構成部品を低減し、且つリリーフ
バルブを熱交換器本体へ組み付ける際の組付工数を減少
することを可能とする。 【構成】 オイルクーラ本体4をエンジンブロック2に
取り付ける取付ボルト5の外周に、リリーフバルブ6の
バルブ39とスプリング40を一体的に組み付けてい
る。これにより、オイルクーラ本体4を取付ボルト5を
用いてエンジンブロック2に取り付けると同時にリリー
フバルブ6がオイルクーラ本体4に組み付けられること
によって、水冷式オイルクーラ1の組付工数が減る。ま
た、流路管12を補強する補強部品15の内周と取付ボ
ルト5の外周との間に、バルブ39とスプリング40が
組み付けられるので、補強部品15をリリーフバルブ6
のバルブケースとして共用することによって、リリーフ
バルブ6の構成部品が減る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばリリーフバルブ
を備えたオイルクーラに用いられる熱交換器に関するも
のである。
【0002】
【先行の技術】従来より、例えばエンジンオイルをエン
ジン冷却水を利用して冷却するオイルクーラ本体内に何
らかの異物が目詰まりすると、オイルクーラ本体内に良
好にエンジンオイルが流れなくなるため、オイルクーラ
本体の上流側やオイルクーラ本体内のオイル圧が高くな
り、オイルクーラ本体が破損する可能性があったり、オ
イルクーラ本体内の流通抵抗が大きくなることによっ
て、エンジンオイルの流量が少なくなり、エンジン作動
部へ必要な流量を確保できず、エンジン作動部が焼きつ
いたりする等の問題点がある。
【0003】この問題点を解消する目的で、実公昭63
−18736号公報に示されたオイルクーラのように、
オイルクーラ本体内に弁体とスプリングよりなるリリー
フバルブを設けて、オイル圧が開弁圧以上に高くなると
オイルをバイパス通路にも流すようにしたものがある。
ところが、オイルクーラ本体を一体ろう付けする際にリ
リーフバルブのスプリングが焼鈍されるため、リリーフ
バルブの開弁圧が変化してしまい、オイルクーラ本体の
上流側やオイルクーラ本体内のオイル圧が高くなるとい
う不具合があった。
【0004】この不具合を解消する目的で、図5に示し
たオイルクーラ(公知のものではない)のように、オイ
ルクーラ本体101と別途設けられたハウジング102
内に弁体103とスプリング104を配したリリーフバ
ルブ105を、オイルクーラ本体101内に形成された
迂回通路106に圧入等により組み付けた先行の技術が
ある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、先行の技術
においては、オイルクーラ本体101をエンジンブロッ
ク107に組み付ける際には、オイルクーラ本体101
を一体ろう付けした後に、オイルクーラ本体101の迂
回通路106内にリリーフバルブ105を圧入等により
組み付け、さらにオイルクーラ本体101を取付ボルト
108によりエンジンブロック107へ締め付けてい
る。
【0006】よって、リリーフバルブ105のハウジン
グ102を、取付ボルト108またはオイルクーラ本体
101の構成部品と共用することができないことから、
リリーフバルブ105の構成部品の部品点数が多く、し
かもリリーフバルブ105をオイルクーラ本体101へ
組み付ける際の組付工数が多いという課題があった。
【0007】本発明は、リリーフバルブの開弁圧が変化
することなく、リリーフバルブの構成部品の部品点数を
減少し、且つリリーフバルブを熱交換器本体へ組み付け
る際の組付工数を減少することが可能な熱交換器の提供
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、軸方向に貫通
する中空部を形成した筒状の熱交換器本体と、前記中空
部内に差し込まれて前記熱交換器本体を貫通すると共
に、前記熱交換器本体の内周との間に、流体を前記熱交
換器本体より迂回させる迂回通路が形成される取付部材
と、この取付部材の外周に一体的に取り付けられ、前記
熱交換器本体内に流入する流体の圧力が開弁圧以上に上
昇した時に前記迂回通路を開くリリーフバルブとを備え
た技術手段を採用した。
【0009】
【作用】本発明は、熱交換器本体の内周と取付部材の外
周との間にリリーフバルブが配されているので、リリー
フバルブのバルブケースとして熱交換器本体を流用する
ことが可能となる。また、リリーフバルブが取付部材の
外周に一体的に取り付けられているので、熱交換器本体
の中空部内に取付部材を差し込むと同時に、リリーフバ
ルブを熱交換器本体に組み付けることが可能となる。さ
らに、熱交換器本体内にリリーフバルブを設けていない
ので、仮に熱交換器本体を一体ろう付けにより形成して
もリリーフバルブが焼鈍されることはなく、リリーフバ
ルブの開弁圧への影響はない。
【0010】
【実施例】つぎに、本発明の熱交換器を図1ないし図4
に示す一実施例に基づいて説明する。図1および図2は
水冷式のオイルクーラを示した図で、図3はブラケット
を示した図である。水冷式のオイルクーラ1は、エンジ
ンブロック2とオイルフィルタ3との間に装着されてい
る。このオイルクーラ1は、エンジン作動部(図示せ
ず)を潤滑するエンジンオイル(流体:以下オイルと略
す)をエンジン冷却水(以下冷却水と略す)を利用して
冷却するオイルクーラ本体4と、このオイルクーラ本体
4を軸方向に貫通する取付ボルト5と、この取付ボルト
5の外周に一体的に装着されたリリーフバルブ6とから
構成されている。
【0011】エンジンブロック2には、オイルポンプ
(図示せず)でオイルパン(図示せず)より汲み上げた
オイルをオイルクーラ1を介してオイルフィルタ3に導
く導出路7と、オイルフィルタ3で浄化されたオイルを
取付ボルト5を介してエンジン作動部に導く導入路8と
が形成されている。オイルフィルタ3は、オイルをろ過
するもので、従来公知の構造を備える。
【0012】オイルクーラ本体4は、本発明の熱交換器
本体であって、円筒状に形成されている。このオイルク
ーラ本体4は、内部にオイルと冷却水が流入する円筒状
のコア部9、およびこのコア部9のオイルフィルタ3側
に接続されたブラケット10等から構成されている。
【0013】コア部9は、内部にオイルが流れるオイル
通路11を形成した略円筒状の流路管12と、内部に冷
却水が流れる冷却水通路13を形成するハウジング14
と、流路管12を補強する円筒状の補強部品15とから
なり、オイル通路11を流れるオイルと冷却水通路13
を流れる冷却水とを熱交換させる。流路管12は、アル
ミニウム合金等の金属製で、内部が中空の金属製容器1
6内にインナーフィン17を配した円環状の接合体18
が複数の連通穴(図示せず)を介して積層方向に連通す
るようにろう付け等の手段により複数接合されている。
冷却水通路13は、ハウジング14と補強部品15とで
囲まれた円筒状の中空部内において、流路管12の周囲
に形成されている。
【0014】ハウジング14は、アルミニウム合金等の
金属製で、ブラケット10を接続する円環板部20と、
この円環板部20の外周側端部よりエンジンブロック2
側に向かって軸方向に延ばされた外周壁21とから構成
されている。なお、円環板部20には、流路管12を通
過したオイルをブラケット10を介してオイルフィルタ
3に送る複数の流出穴22が形成されている。また、円
環板部20には、コア部9の上端部(オイルフィルタ3
側端部)がろう付け等の手段により接合されている。そ
して、外周壁21には、冷却水配管(図示せず)より冷
却水通路13内に冷却水を導入する導入孔(図示せ
ず)、および冷却水通路13を通過した冷却水を冷却水
配管(図示せず)に流出する流出孔(図示せず)が形成
されている。
【0015】補強部品15は、アルミニウム合金等の金
属製で、エンジンブロック2に接続される円環状の基板
部23と、この基板部23の内周側端部よりオイルフィ
ルタ3側に向かって軸方向に延ばされた内周壁24とか
ら構成されている。なお、基板部23には、エンジンブ
ロック2の導出路7より流路管12内にオイルを導入す
る複数のオイル入口25が形成されている。また、基板
部23の外周壁には、流路管12の内周側端部がろう付
け等の手段により接合されている。内周壁24の外周面
には、流路管12の下端部(エンジンブロック2側端
部)がろう付け等の手段により接合されている。さら
に、内周壁24の上端には、ハウジング14の円環板部
20の内周側端部がろう付け等の手段により接合されて
いる。
【0016】そして、補強部品15の内周壁24の内周
には、内部に取付ボルト5が差し込まれると共に、軸方
向に延びる中空部26が形成されている。さらに、補強
部品15は、リリーフバルブ6のバルブケースを兼ねて
おり、内周壁に形成された段差部分がバルブシート部2
7を構成する。
【0017】ブラケット10は、アルミニウム合金等の
金属製で、円環状に形成されており、内周に取付ボルト
5の六角部35より逃げるための円環状溝部28を備え
ている。このブラケット10は、内部にオイルが流入す
るタンク室29を形成している。また、ブラケット10
の内周には、コア部9よりタンク室29を通ってオイル
フィルタ3側へオイルを送る複数のオイル出口30が形
成されている。なお、ブラケット10の円環状溝部28
の内周の一部には、図3にも示したように、取付ボルト
5の六角部35の周囲にオイルを回り込ませるための凹
み部31が形成されている。
【0018】図4は取付ボルト5とリリーフバルブ6を
示す図である。取付ボルト5は、本発明の取付部材であ
って、炭素鋼製で円管状に形成されており、中空部26
内に差し込まれてオイルクーラ本体4の中心部を軸方向
に貫通する。この取付ボルト5の内部には、オイルフィ
ルタ3よりエンジンブロック2の導入路8にオイルを戻
すための戻し通路32が形成されている。また、取付ボ
ルト5のエンジンブロック2側端部の外周には、エンジ
ンブロック2に締結するおねじ部33が形成されてお
り、オイルフィルタ3側端部の外周には、オイルフィル
タ3に締結するおねじ部34が形成されている。
【0019】そして、取付ボルト5のおねじ部34付近
の外周には、ブラケット10を係止する六角部35が形
成されている。なお、取付ボルト5の外周と補強部品1
5の内周壁24の内周との間には、オイルをコア部9よ
り迂回させてブラケット10の凹み部31を通してオイ
ルフィルタ3に送る迂回通路36が形成されている。ま
た、取付ボルト5の補強部品15のバルブシート部27
に対応する位置には、リリーフバルブ6を取り付けるた
めのリング状のスナップリング37が装着されている。
そして、38はリリーフバルブ6を取り付けるために取
付ボルト5に形成された係止部である。
【0020】リリーフバルブ6は、図4にも示したよう
に、バルブ39、スプリング40およびバルブケースを
構成する補強部品15の内周壁24よりなる。バルブ3
9は、快削鋼製で円環板状に形成されており、取付ボル
ト5の外周面に沿って軸方向に変位可能に取付ボルト5
の外周に取り付けられている。このバルブ39は、図1
に示したように、バルブシート部27とスナップリング
37にシートした際に迂回通路36を閉じ、図2に示し
たように、バルブシート部27とスナップリング37よ
り離れた際に迂回通路36を開く。スプリング40は、
いわゆるばね鋼製のコイルスプリングであって、取付ボ
ルト5の外周に巻回されている。このスプリング40
は、バルブ39の開弁圧を決定するもので、一端部がバ
ルブ39に保持され、他端部が係止部38に保持されて
いる。なお、スプリング40は、バルブ39をバルブシ
ート部27とスナップリング37側に付勢している。
【0021】このオイルクーラ1の製造方法、並びに取
付方法を図1ないし図4に基づいて説明する。容器16
内にインナーフィン17を配した接合体18を、連通穴
を介して積層方向に連通するように複数積層してコア部
9を組み付け、そのコア部9を囲むようにハウジング1
4と補強部品15を取り付けたものの端部に、ブラケッ
ト10を設置した後に、これらを例えば炉中に入れて一
体ろう付けすることによってオイルクーラ本体4を製造
する。一方、炭素鋼により所定の形状に形成した取付ボ
ルト5の外周にバルブ39およびスプリング40を嵌め
合わせて、取付ボルト5の外周にスナップリング37を
装着することによって、リリーフバルブ6を構成するバ
ルブ39とスプリング40が取付ボルト5の外周に一体
的に取り付けられる。
【0022】このオイルクーラ1をエンジンブロック2
に取り付ける際には、リリーフバルブ6を一体的に取り
付けた取付ボルト5を、オイルクーラ本体4の中空部2
6内に差し込んで、取付ボルト5の六角部35にスパナ
等の工具により回転力を与えることによって、おねじ部
33がエンジンブロック2に螺合され、六角部35がオ
イルクーラ本体4をエンジンブロック2側に締め付ける
力により、オイルクーラ1がエンジンブロック2に取り
付けられる。このように、オイルクーラ1のオイルクー
ラ本体4には、締め付け荷重が加わるが、補強部品15
の内周壁24がハウジング14の円環板部20を介して
ブラケット10を支持しているので、取付ボルト5によ
りオイルクーラ本体4をエンジンブロック2に締め付け
る際のオイルクーラ本体4の座屈、とくに流路管12の
座屈を防止することができる。
【0023】以上のように、この実施例のオイルクーラ
1は、バルブ39とスプリング40が取付ボルト5の外
周に一体的に取り付けられている。これによって、オイ
ルクーラ1をエンジンブロック2に取り付ける際に、オ
イルクーラ本体4の中空部26内に取付ボルト5を差し
込むと同時に、リリーフバルブ6をオイルクーラ本体4
に組み付けることができるので、リリーフバルブ6の組
付作業を減少できる。
【0024】また、バルブ39とスプリング40が取付
ボルト5の外周に一体的に取り付けられており、しかも
オイルクーラ本体4内にバルブ39とスプリング40を
配していないので、オイルクーラ本体4を一体ろう付け
する際にスプリング40が焼鈍されることはない。これ
によって、スプリング40のスプリング特性が変化する
ことはないので、スプリング40により決められるバル
ブ39の開弁圧への影響はなく、バルブ39が予め設定
された開弁圧で開弁するようになる。
【0025】このオイルクーラ1の作用を図1ないし図
4に基づいて説明する。オイルポンプでオイルパンより
汲み上げられたオイルは、エンジンブロック2の導出路
7を通ってオイルクーラ本体4に至る。このとき、リリ
ーフバルブ6のバルブ39で受圧したオイル圧が、スプ
リング40で決められた開弁圧より低い場合には、バル
ブ39が補強部品15のバルブシート部と取付ボルト5
に装着されたスナップリング37にシートしている。こ
れによって、迂回通路36が閉じられているので、オイ
ルは、図1に示したように、補強部品15の複数のオイ
ル入口25よりオイルクーラ本体4内に流入する。
【0026】オイルクーラ本体4内に流入したオイル
は、流路管12のオイル通路11内を通過する際に、冷
却水通路13内を流れる冷却水により冷却された後にハ
ウジング14の複数の流出穴22よりブラケット10の
タンク室29内に流入する。ブラケット10のタンク室
29内に流入したオイルは、ブラケット10のオイル出
口30を通ってオイルフィルタ3内に流入してろ過され
る。オイルフィルタ3内でろ過されたオイルは、取付ボ
ルト5の戻し通路32を通ってエンジンブロック2の導
入路8に流入してエンジン作動部に送られる。
【0027】ここで、仮に一部の連通穴に何らかの異物
が目詰まりすると、流路管12を良好にオイルが流れな
くなるため、エンジンブロック2の導出路7や流路管1
2内のオイル圧が高くなる。これによって、リリーフバ
ルブ6のバルブ39で受圧したオイル圧が開弁圧以上に
高くなると、バルブ39がスプリング40の付勢力に打
ち勝って、図2に示したように図示上方にリフトする。
よって、迂回通路36が開かれ、迂回通路36内をオイ
ルが流れる。このとき、迂回通路36よりオイル通路1
1の方が通路抵抗が大きいので、ほとんどのオイルが迂
回通路36を通過してブラケット10の凹み部31より
オイルフィルタ3へ流出する。
【0028】したがって、バルブ39に開弁圧以上の高
いオイル圧が加わったときに、オイル通路11だけでな
く迂回通路36にもオイルが流れるようになっているの
で、流路管12内の圧力負荷が低くなり、流路管12が
破損することを回避できる。さらに、エンジン作動部へ
必要な流量を確保できるので、エンジン作動部が焼きつ
いたりすることはない。
【0029】以上のように、この実施例のオイルクーラ
1は、オイルクーラ本体4の内周と取付ボルト5の外周
との間にバルブ39とスプリング40が配されており、
バルブ39がバルブシート部27とスナップリング37
にシートするように構成されている。これによって、リ
リーフバルブ6のバルブケースとして補強部品15を流
用することができるので、リリーフバルブ6の構成部品
を低減できる。
【0030】〔変形例〕本実施例では、本発明をオイル
クーラに用いたが、冷媒凝縮器、冷媒蒸発器、ヒータコ
アまたはラジエータ等の他の熱交換器に用いても良い。
本実施例では、取付部材として戻し通路を有する取付ボ
ルトを用いたが、戻し通路を持たない取付ボルト等の取
付部材を用いても良い。本実施例では、オイルクーラ本
体内で冷却されたオイルをオイルフィルタ内でろ過した
後に取付ボルトの戻し通路を通してエンジン作動部に送
ったが、オイルフィルタ内でろ過したオイルクーラ本体
内で冷却した後にエンジン作動部に送っても良い。本実
施例では、リリーフバルブのバルブケースとして補強材
を用いたが、流路管やコア部を収納するハウジング等を
バルブケースとして用いても良い。
【0031】
【発明の効果】本発明は、仮に熱交換器本体を一体ろう
付けにより形成してもリリーフバルブの開弁圧が変化す
ることはない。しかも、リリーフバルブの構成部品の部
品点数を減少することができ、且つリリーフバルブを熱
交換器本体へ組み付ける際の組付工数を減少することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に適用されたオイルクーラを示した断面
図である。
【図2】本発明に適用されたオイルクーラを示した断面
図である。
【図3】本発明にかかるブラケットを示した斜視図であ
る。
【図4】本発明にかかる取付ボルトとリリーフバルブを
示した正面図である。
【図5】先行技術のオイルクーラを示した断面図であ
る。
【符号の説明】
1 オイルクーラ(熱交換器) 4 オイルクーラ本体(熱交換器本体) 5 取付ボルト(取付部材) 6 リリーフバルブ 12 流路管 24 補強部品の内周壁(バルブケース) 26 中空部 36 迂回通路 39 バルブ 40 スプリング

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)軸方向に貫通する中空部を形成し
    た筒状の熱交換器本体と、 (b)前記中空部内に差し込まれて前記熱交換器本体を
    貫通すると共に、 前記熱交換器本体の内周との間に、流体を前記熱交換器
    本体より迂回させる迂回通路が形成される取付部材と、 (c)この取付部材の外周に一体的に取り付けられ、前
    記熱交換器本体内に流入する流体の圧力が開弁圧以上に
    上昇した時に前記迂回通路を開くリリーフバルブとを備
    えた熱交換器。
JP16643892A 1992-06-24 1992-06-24 熱交換器 Pending JPH0610639A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16643892A JPH0610639A (ja) 1992-06-24 1992-06-24 熱交換器

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JP16643892A JPH0610639A (ja) 1992-06-24 1992-06-24 熱交換器

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