JPH0610632B2 - 音響インテンシティワットメ−タ - Google Patents

音響インテンシティワットメ−タ

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JPH0610632B2
JPH0610632B2 JP60097703A JP9770385A JPH0610632B2 JP H0610632 B2 JPH0610632 B2 JP H0610632B2 JP 60097703 A JP60097703 A JP 60097703A JP 9770385 A JP9770385 A JP 9770385A JP H0610632 B2 JPH0610632 B2 JP H0610632B2
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sound
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  • Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は音波を感知するためのセンサ部,インテンシテ
ィ演算部及び表示部を有する音響インテンシティワット
メータに係り、音源探査に好適な音響インテンシティワ
ットメータに関する。
〔従来の技術〕
機器の騒音対策を短期間で経済的に行うためには騒音源
の高精度探査技術が不可欠であり、このための測定機器
として音響インテンシティワットメータが最近注目され
ている。従来、この種のワットメータは、対向に配置さ
れた1対の音波センサ部とこれの支持部,インテンシテ
ィ演算部及びその結果のインテンシティの大きさと向き
を示す表示部から構成されている。この種のワットメー
タは例えば特開昭58−28631号公報に開示されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来のワットメータは原理的に1対のセンサを結ぶ
延長軸方向のインテンシティの向きと大きさを計測する
ものであり、音源位置方向を探知する場合、1対のセン
サの中央を中心として、センサを90°回転させる必要
がある。このため、逐次変化する音源位置方向を短時間
で探知させる場合には不向きであった。
本発明の目的は、持ち運び容易でリアルタイムに音響イ
ンテンシティの方向と大きさを計測し、音源の位置を探
知可能な音響インテンシティワットメータを提供するこ
とにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の上記目的は、基本的には音源の方向を探知可能
とするように、第1の1対のセンサと、この第1の1対
のセンサと交差するように配置した第2の1対のセンサ
と、これらの2対のセンサの出力信号をもとにインテン
シティを演算するアナログ回路よりなる演算部と、この
2対の演算出力結果を用いて、音波の伝播方向と大きさ
を示す表示部とを備えることにより達成される。
〔作用〕
第1および第2の1対のセンサがとらえた音源の出力信
号は演算部に入力される。これにより、演算部はアナロ
グ処理を行い、リアルタイムにインテンシティの大きさ
と向きを演算し、その結果を表示部に出力する。表示部
は演算結果にもとづき、音のインテンシティの方向また
は方向とその大きさを表示する。この表示部に表示され
た値を目視することにより、前述した音のインテンシテ
ィの方向または方向とその大きさを探知することができ
る。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を第1図〜第5図により説明す
る。
第1図は本発明のインテンシティワットメータの一実施
例の外観図を示す。この図において、ワットメータは、
センサ部1とこのセンサ部を支持するためのサポート
2,サポート2の片端を支持し、表示部3を有する手元
ボックス部4,インテンシティ演算回路5と電源部6を
収容するための演算部ボックス7及び手元ボックス4と
演算ボックス7間の通信ケーブル8から構成されてい
る。
第2図は前述したセンサ部1の構成を示す。この図にお
いてセンサ部1は、サポート2の軸方向x成分のインテ
ンシティ計測用センサ9,10とサポート2の軸と直交
する方向y成分の計測用センサ11,12からなり、セ
ンサ9,10とセンサ11,12は対向し、かつその軸
線が交差するように設けている。センサ9〜12は、小
型のエレクトレットマイクロホンであり、さらにこれら
のマイクロホン間の間隔を一定に保つためのスペーサ2
Aが配設されている。
第3図は本発明を構成するインテンシティ演算ブロック
及び表示部ブロック図を示したものである。この図にお
いて、マイクロホン9,10の出力A,と他の対のマ
イクロホン11,12の出力B,の増幅及びインピー
ダンス整合用バッファ部13と、このA,とB,の
信号からx及びy方向のインテンシティ成分Ix,Iy
を演算する回路14と、この値Ix,Iyから方向(矢
印)とその大きさを演算する掛算部15,演算部16か
らなる回路20と、この結果をLEDで表示するための
回路18,19とからなる。x及びy方向のインテンシ
ティIx,Iyは、それぞれ対向するマイクロホン信号
の音圧p(t)と粒子速度(t)の積で表示すことが
できる。ここで粒子速度(t)のは、2ケのマイクロ
ホン信号の音圧の空間的な勾配に比例するので、次式に
示す演算を電気回路で実現している。
ここでρは空気の密度、Δr1,Δr2は各対のマイク間
の距離、p9〜p12は、マイク9〜12の出力音圧を示
す。
また、1対のセンサの指向特性において、音源の入射角
度をαとすると、 インテンシティのx及びy方向の成分Ix,Iyは Ix=|I|cosα,Iy=|I|sinα となるので、大きさはIは となり、角度αは tanα=|Ix/Iy| となる。
第4図は、本発明を構成する手元ボックス4に収容され
た表示部3の拡大図であり、音の流れ方向を矢印(ベク
トル)で示すためのLED3Aが同心円上に複数個配列
されている。またこれらのLED3Aの中心にインテン
シティの大きさを表示するためのLED3Bも設けられ
ている。本発明は、上記の構成であり、対向するマイク
ロホン9,10とこれと直交するようにマイクロホン1
1,12を設け、この2系路のマイクロホン出力信号を
用いて得られる各対の方向のインテンシティの大きさと
向きを合成して、音波の伝播方向とその大きさを示す表
示部を設けた構成を特徴とするものである。従来必要と
したマイクロホン回転用駆動機構が不要となり、一度に
インテンシティすなわち音の流れ方向がわかるので、音
波の方向が随時探知できる。その結果、移動する音源や
大きさが時間的に変化する音源に対して高精度探査を実
現した。演算部にアナログ回路、特にアナログフィルタ
たとえばスイッチドキャパシティフィルタを用いると、
周波数帯域毎の音源探知が実時間にて可能となる。上記
の実施例で示すマイクロホンは、エレクトレット型コン
デンサマイクロホンであり、直流電圧を常時供給する必
要もなくなり、その結果、回路が小形になる。また、2
対のマイクロホンが交差するように構成可能な他機種の
マイクロホンであれば、本発明と同等の効果を示す。さ
らに実施例では、演算部ボックス内に電気回路駆動用の
内部電源部を用いており、この電源部は乾電池または充
電用乾電池であり、現場向ポータブル仕様のワットメー
タに好適であるが、外部から駆動可能な電源も本発明に
含まれる。また、上述の実施例では手元ボックス4と演
算部ボックス7とを別体にしているが、これらを一体に
することも可能である。さらに第3図に示す回路をマイ
クロコンピュータで構成することも可能である。またサ
ポート2の構成は実施例のものに限らず、音場の影響を
受けない方策を採用することができる。また第2図に示
す実施例では、1対のマイクロホンを対向するように設
けているが、探査に必要な空間の形状と大きさに応じ
て、第5図に示すような2ケのマイクロホンを並列に配
置された1対のマイクロホンとこれと交差する1対のマ
イクロホンから構成されたセンサも本発明に含まれる。
また、表示部はプロッタ等で演算結果を表示するように
構成してもよい。
以上説明したように、本発明の実施例によれば、音の方
向と大きさすなわちベクトルが定量的に把握できるの
で、この流れ方向から音源の方向が即座にしかも実時間
で探知できる。しかも大きさや位置が変化するような音
源に対して特に高精度に探知できる。演算部は、従来の
手法に比べて系統が2倍となるが、最近のLSIの集積
技術等により小形,低消費電力化が可能となり、大きさ
と重量は従来のワットメータとほとんど変わらない。こ
れにより、容易に持ち運びができ、測定が簡単になる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、音源の方向および大きさを実時間で探
知でき、探知性を著しく向上させることができるととも
に小型で持ち運びの容易な音響インテンシティワットメ
ータを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のインテンシティワットメータの一実施
例の外観図、第2図は本発明を構成するセンサ部の構成
図、第3図は本発明を構成するインテンシティ演算ブロ
ック及び表示部ブロック図、第4図は第1図に示す手元
ボックス内表示部の拡大図、第5図は第2図に示すセン
サ部の他の構成図である。 1……センサ部、2……サポート、3……表示部、4…
…手元ボックス部、5……インテンシティ演算回路部、
7……演算部ボックス、9〜12……センサ、13……
バッファ部、14……インテンシティ演算回路、17…
…LED表示部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−125366(JP,A) 実開 昭55−109834(JP,U) 特公 昭53−15383(JP,B2)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】音波のセンサ部と音響インテンシティ演算
    部及び結果の表示部からなる音響インテンシティワット
    メータにおいて、第1の1対のセンサと、この第1の1
    対のセンサと交差するように配置した第2の1対のセン
    サと、前記第1の1対のセンサの出力信号A,と前記
    第2の1対のセンサの出力信号B,を用いA+とA
    −からX信号を得、B+とB−からY信号を得、
    これらX信号とY信号に基づいて得られるインテンシテ
    ィの大きさと向きを演算するアナログ回路からなる演算
    部と、この演算部の出力信号に基づき音のインテンシテ
    ィの方向または方向とその大きさを表わす表示部とを備
    えたことを特徴とする音響インテンシティワットメー
    タ。
  2. 【請求項2】前記1対のセンサは、その受音面を対向し
    て配置構成したことを特徴とする特許請求の範囲第1項
    記載の音響インテンシティワットメータ。
  3. 【請求項3】前記音波のセンサは、エレクトレットコン
    デンサマイクロホンからなることを特徴とする特許請求
    の範囲第1項または第2項に記載の音響インテンシティ
    ワットメータ。
  4. 【請求項4】前記表示部は、デジタル表示機能をもつ構
    成を特徴とする特許請求の範囲第1項ないし第3項のい
    ずれか1項に記載の音響インテンシティワットメータ。
  5. 【請求項5】前記デジタル表示機能は、LEDまたは液
    晶で構成されたことを特徴とする特許請求の範囲第4項
    に記載の音響インテンシティワットメータ。
  6. 【請求項6】前記インテンシティワットメータは、内部
    電源にて給電されることを特徴とする特許請求の範囲第
    1項ないし第5項のいずれか1項に記載の音響インテン
    シティワットメータ。
JP60097703A 1985-05-10 1985-05-10 音響インテンシティワットメ−タ Expired - Lifetime JPH0610632B2 (ja)

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Families Citing this family (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2594943B2 (ja) * 1987-05-20 1997-03-26 株式会社日立製作所 音響インテンシテイワツトメータ
JPH01196521A (ja) * 1988-02-01 1989-08-08 Hitachi Ltd 振動インテンシテイワットメータ

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