JPH06106008B2 - デマンドコントロール装置 - Google Patents

デマンドコントロール装置

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JPH06106008B2
JPH06106008B2 JP60284640A JP28464085A JPH06106008B2 JP H06106008 B2 JPH06106008 B2 JP H06106008B2 JP 60284640 A JP60284640 A JP 60284640A JP 28464085 A JP28464085 A JP 28464085A JP H06106008 B2 JPH06106008 B2 JP H06106008B2
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JP
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signal
load
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alarm
power
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清熊 山崎
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Mitsubishi Electric Corp
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  • Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)
  • Control Of Electrical Variables (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、デマンド時限における使用電力量が契約電
力を越えないように監視、制御する装置(デマンドコン
トロール装置)に関する。
[従来の技術] 第4図に特開昭55−43950号に開示された従来のデマン
ドコントロール装置を示す。負荷A〜Nは電源線から電
力を供給される。負荷A〜Nで使用される電力量は、発
信装置付電力量計4によって計測され、デマンドコント
ロール装置6に入力される。
デマンドコントロール装置6は、使用電力が契約電力を
越えないように、次のような制御を行う。契約電力に基
づいて演算される30分間の目標使用電力(目標デマンド
値という)が、表示設定部8に記憶されている。タイマ
ー10はデマンド時限(この場合、上記のように30分)を
計測するものである。CPU12は使用電力量、経過時間を
もとに、デマンド時限終了時Qにおける使用電力の予測
値(以下予測デマンド値という)を演算する。また、各
時点において基準となる電力よりいくら多く電力を使用
できるが、またはいくら電力使用を抑えなければならな
いか(以下調整電力という)を演算する。この調整電力
は下式によって演算される。
第5図に示すように、開始時刻Oから11分経過後のX点
における予測デマンド値R1が、目標デマンド値を越えて
いると、CPU12は警報信号を出す。この警報信号は、警
報制御装置14に与えられ、制御電力線16A〜16Nを介して
警報ブザー18A〜18Nを動作させる。警報が発生されたに
もかかわらず、その後電力使用が抑制されず使用量が増
加し第5図のY点の状態になったとする。このとき、調
整電力値がしゃ断電力量値を越えているとCPU12はしゃ
断信号を出力する。このしゃ断信号は、負荷制御装置18
に与えられ、制御電力線20A〜20Nを介して負荷A〜Nが
しゃ断される。この際、CPU12は予測デマンド値が目標
デマンド値を下回るようにするために必要な負荷のみを
しゃ断する。
このようにして、デマンドコントロール装置6は、予測
デマンド値が目標デマンド値を越える時は警報を発し、
予測デマンド値がしゃ断電力量値を越える時には所定の
負荷をしゃ断する。その結果、30分のデマンド時限ごと
において、使用電力値は目標デマンド値を越えることが
ないよう制御される。
[発明が解決しようとする問題点] ところが、従来の装置では次のような問題点があった。
第一に、負荷A〜Nや警報ブザー18A〜18Nが遠方に散ら
ばっている場合には、多数の制御電力線をデマンドコン
トロール装置6からはりめぐらさなければならない。特
に、配線距離が長い場合は制御電力線の総延長が非常に
長くなるのでその費用ならびにその工事費はデマンドコ
ントロール装置6の費用に比べて莫大なものとなってい
た。
第二に、需要家によっては負荷のしゃ断制御までは必要
でなく警報ブザーのみで十分であると考える場合があ
る。しかし、従来の装置では警報制御装置14と負荷制御
装置18が組みこまれているため、このような需要家にと
っては要求しない機能のための余分な装置が付加される
ことになる。したがって、要求した機能に対しデマンド
コントロール装置の費用が割高になるという問題があっ
た。
第三に、従来の装置では一旦負荷がしゃ断されると、そ
の後使用電力量が減って余裕がでても、負荷制御装置18
は負荷の再投入を行わなかった。
この発明は上記の問題点を解決して、安価でかつ制御能
力の高いデマンドコントロール装置の提供を目的とす
る。
[問題点を解決するための手段] この発明に係るデマンドコントロール装置は、 時限信号を発生する時限信号発生手段、 負荷で使用される電力量を測定する電力量測定手段、 電力量測定手段により測定された負荷の使用電力量と前
記時限信号とからデマンド時限終了時の予測デマンド値
を演算する予測デマンド値演算手段、 目標デマンド値、各負荷の電力容量、遅延時間、負荷制
御方式設定値、制御順位設定値を記憶する設定値記憶手
段、 前記予測デマンド値、時限信号、および目標デマンド値
とから調整電力値を演算する調整電力値の演算手段、 前記予測デマンド値が所定の値を越えると、警報信号を
出力する警報信号発生手段、 前記調整電力値が負荷制御方式設定値、制御順位設定値
によって定まるしや断対象負荷の電力容量を越えている
と、遅延時間経過後しや断信号を出力するしや断信号発
生手段、 しや断された負荷がある場合において、予測デマンド値
が目標デマンド値を下まわり、かつ調整電力量が負荷制
御方式設定値、制御順位設定値によって定まる再投入対
象負荷の電力容量の所定倍を越えたとき、遅延時間経過
後に再投入信号を出力する再投入信号発生手段、 前記警報信号を与えるべき警報制御装置のアドレスコー
ドまたは前記しや断信号、再投入信号を与えるべき負荷
制御装置のアドレスコードを付加し、前記警報信号、し
や断信号、再投入信号を直列信号として送出する信号伝
送手段、 を具備する親機と、 伝送路を介して前記信号伝送手段に接続され、前記直列
信号のアドレスコードによって呼出され、前記警報信号
を受けて1又は2以上の警報手段を動作させる複数の警
報制御装置と、 伝送路を介して前記信号伝送手段に接続され、前記直列
信号のアドレスコードによって呼出され、前記しや断信
号を受けて1又は2以上の負荷をしや断する複数の負荷
制御装置と、 を備えたことを特徴とする。
[作用] 次に、第1図と第5図を用いて作用を説明する。
調整電力値演算手段は、時限信号、目標デマンド値、予
測デマンド値に基づいて調整電力値を演算する。第5図
の場合、点Xにおいては予測デマンド値R1が目標デマン
ド値を越えているので、警報信号発生手段が警報信号を
出力する。この警報信号は、伝送手段によって直列信号
に構成されたうえ、警報を発すべき警報信号のアドレス
コードが付加されて伝送路へ送り出される。アドレスコ
ードによって呼出された警報制御装置は、警報信号をう
けて警報手段を動作させる。
次にY点において、調整電力値が次にしゃ断すべき負荷
の電力容量を越えていると、設定値記憶手段に記憶され
る遅延時間の後、しゃ断信号発生手段がしゃ断信号を出
力する。この信号もアドレスコードが付加されたのち、
伝送路に送り出され、所定の負荷制御装置が呼び出され
て負荷がしゃ断される。各負荷をどのような順序でしゃ
断していくかは、設定値記憶手段に記憶された負荷制御
方式設定値と制御順位設定値に基づいて定められる。
次にZ点においては、負荷しゃ断の結果、予測デマンド
値R3が目標デマンド値を下まわっている。この時、再投
入信号発生手段は、調整電力値としゃ断されている負荷
の容量とを比較し、前者が後者の所定倍を越えていれば
再投入信号を出力する。この信号は、当該負荷に対応す
るアドレスコードが付されて、伝送手段から送り出され
る。アドレスコードによって呼出された負荷制御装置
は、しゃ断されていた負荷を再投入する。
[実施例] 第2図にこの発明の一実施例を示す。第3図にROM30に
書込まれているプログラムのフローチヤートをしめす。
以下、両図に基づいて説明する。
負荷A〜Nで使用される電力量は、発信装置付電力量計
4によって計測され、親機32に入力されている。CPU12
は、計測された使用電力量と、タイマーの出力に基づい
て、予測デマンド値を演算する(ステツプ(2))。次
に、予測デマンド値、目標デマンド値、タイマーの出力
に基づき、調整電力値を演算する(ステツプ(3))。
そして、予測デマンド値が目標デマンド値(表示設定部
に記憶されている)を越えているか否かを判断する(ス
テツプ(4))。越えていなければ、ステツプ9をとお
ってステツプ(1)にもどる。越えていれば、第1の警
報信号を出力する(ステツプ(5))。この信号は、信
号伝送部において直列信号に変換され、アドレスコード
が付されてツイストペアケーブル36に送出される。警報
ブザー18A〜18Nおよび負荷A〜Nはそれぞれアドレスコ
ードを有している。したがってこの場合には第1、第2
の警報を出す警報ブザー18A、18Bを制御する警報制御装
置141のみが呼出され警報信号を受信する。さらにアド
レスコードによって警報ブザー18Aのみが動作させられ
る。これにより、第1の警報ブザーがなり、予測デマン
ド値が目標デマンド値を越えていることを知らせる(第
5図のX点参照)。
次に、ステツプ(6)において、調整電力が次にしゃ断
すべき負荷の電力容量を越えているか否かすなわち負荷
遮断条件を判断する。越えていれば、第2の警報を出力
した後、負荷遮断条件が所定時間(1〜3分)すなわち
遅延時間経過すればしゃ断信号を出力して、所定の負荷
をしゃ断する。そして、ステツプ(1)にもどる。な
お、警報ブザーの他、警報ランプ等も警報手段として用
いることができる。
その後、使用電力量が極端に減少し、予測デマンド値が
目標デマンド値を下まわった場合を説明する。この場
合、ステツプ(4)のあとにはステツプ(9)が実行さ
れる。ステツプ(9)は遮断された負荷の有無を判断す
るものであり、この場合には負荷がしゃ断されているの
で、ステツプ(10)へすすむ。ステツプ(10)では、調
整電力量が再投入すべき負荷の容量の所定倍以上(この
実施例では2倍以上)あるか否かすなわち負荷投入条件
を判断する。2倍未満であれば、再投入するほど電力の
余裕はないと判断され、ステツプ(1)にもどる。2倍
以上であれば、負荷投入条件が所定時間(1〜3分)す
なわち遅延時間経過すれば再投入信号が出力される(ス
テツプ(11))。この信号は再投入したい負荷のアドレ
スコードが付加されて、信号伝送部34から直列信号とし
て送り出される。アドレスコードによって呼出された負
荷制御装置は、アドレスコードに該当する負荷を投入す
る。
ここで各負荷の、しゃ断、もしくは再投入の順序は、設
定された負荷制御方式設定値、制御順位設定値によって
定まる。負荷制御方式としては、優先順位方式、サイク
リック方式、優先サイクリック方式などがある。この実
施例では負荷制御方式設定値を変えることにより負荷制
御方式として上記の3種を選択できるようにしている。
優先順位方式とは負荷のしゃ断を負荷A,B,C,…Nの順で
行い、投入を負荷N,…C,B,Aの順で行うものである。負
荷Cは負荷A,Bがしゃ断状態にない限りしゃ断されな
い。サイクリック方式とは、負荷のしゃ断を負荷A,B,C,
…Nの順で行い、投入は最後にしゃ断された負荷から順
次行っていくものである。負荷Cは負荷A,Bがしゃ断状
態にあるか否かに関係なくしゃ断される。優先サイクリ
ック方式とは、負荷のしゃ断を負荷A,B,C,…Nの順で行
い、投入も負荷A,B,C,……Nの順で行うものである。負
荷Cは負荷A,Bがしゃ断状態にない限りしゃ断されな
い。
また、制御順位設定値には各制御方式においていずれの
負荷から順にしゃ断、投入を行うかが記憶されている。
なお、親機32は制御信号を送っていない間は、警報制御
装置141〜14Xおよび負荷制御装置181〜18X(以下子機と
略す)との間でポーリング信号のやり取りを行う。親機
32は、各子機に順次ボーリング信号を与え、各子機はそ
れに応じて現在の状態(負荷しゃ断中であるか否か、警
報ブザーをならしているか否か等)を親機に返信する。
これにより、親機32は指令どうりに制御されているか否
かを確認している。
また、接続される子機の数はユーザーにより一定ではな
い。したがって、親機32は何等かの手段で子機の台数を
記憶しておくと、無駄なボーリング動作をなくすことが
できる。このためには、子機の数をスイツチ等で設定し
たり、キーボード等で接続数を入力して記憶させたりす
るとよい。
さらに上記のような設定をせず、電源投入時に親機32か
ら順次子機をアクセスし、返答のあった子機のアドレス
コードを記憶するようにすることもできる。
[発明の効果] この発明によれば、しゃ断信号発生手段は負荷遮断条件
が所定時間すなわち遅延時間経過しないと負荷遮断を行
わないので、複数負荷の同時起動等の負荷の一時的な急
増によって不要な制御動作をなくすことができる。ま
た、しゃ断信号発生手段に加えて再投入信号発生手段を
備えているので、契約電力量の範囲内において有効に電
力を使用することができ、しかも再投入信号発生手段は
負荷投入条件が所定時間すなわち遅延時間経過しないと
再投入を行わないので、下回って即時に投入したのでは
急峻な電力変動がある場合に頻繁な負荷の投入/遮断の
繰り返しになったり、最悪の場合に目標値を超過して契
約電力値を超過し、契約超過金を払うといった恐れがな
くなる。更には親機と負荷制御装置、警報制御装置との
間の信号のやり取りは、アドレスコードを付された直列
信号によってなされるので、信号線は各制御装置を渡り
配線することができる。したがって、制御装置の増設な
どを行う場合も、配線作業が容易であり、また配線総延
長も短くなるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の構成を示す図、第2図は一実施例を
示す図、第3図は実施例の動作を説明するためのフロー
チヤートを示す図、第4図は従来のデマンドコントロー
ル装置を示す図、第5図は使用電力量と時間との関係を
例示するグラフを示す図である。 (32)は親機、(141)〜(14X)は警報制御装置、(18
1)〜(18X)は負荷制御装置、(A)〜(N)は負荷で
ある。 なお、各図中同一符合は同一または相当部分を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】時限信号を発生する時限信号発生手段、 負荷で使用される電力量を測定する電力量測定手段、 電力量測定手段により測定された負荷の使用電力量と前
    記時限信号とからデマンド時限終了時の予測デマンド値
    を演算する予測デマンド値演算手段、 目標デマンド値、各負荷の電力容量、遅延時間、負荷制
    御方式設定値、制御順位設定値を記憶する設定値記憶手
    段、 前記予測デマンド値、時限信号、および目標デマンド値
    とから調整電力値を演算する調整電力値演算手段、 前記予測デマンド値が所定の値を越えると、警報信号を
    出力する警報信号発生手段、 前記調整電力値が負荷制御方式設定値、制御順位設定値
    によって定まるしや断対象負荷の電力容量を越えている
    と、遅延時間経過後しや断信号を出力するしや断信号発
    生手段、 しや断された負荷がある場合において、予測デマンド値
    が目標デマンド値を下まわり、かつ調整電力量が負荷制
    御方式設定値、制御順位設定値によって定まる再投入対
    象負荷の電力容量の所定倍を越えたとき、遅延時間経過
    後に再投入信号を出力する再投入信号発生手段、 前記警報信号を与えるべき警報制御装置のアドレスコー
    ドまたは前記しや断信号、再投入信号を与えるべき負荷
    制御装置のアドレスコードを付加し、前記警報信号、し
    や断信号、再投入信号を直列信号として送出する信号伝
    送手段、 を具備する親機と、 伝送路を介して前記信号伝送手段に接続され、前記直列
    信号のアドレスコードによって呼出され、前記警報信号
    を受けて1又は2以上の警報手段を動作させる複数の警
    報制御装置と、 伝送路を介して前記信号伝送手段に接続され、前記直列
    信号のアドレスコードによって呼出され、前記しや断信
    号を受けて1又は2以上の負荷をしや断する複数の負荷
    制御装置と、 を具備するデマンドコントロール装置。
JP60284640A 1985-12-16 1985-12-16 デマンドコントロール装置 Expired - Lifetime JPH06106008B2 (ja)

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