JPH06105340A - 複数視点3次元画像入力装置 - Google Patents

複数視点3次元画像入力装置

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JPH06105340A
JPH06105340A JP4246818A JP24681892A JPH06105340A JP H06105340 A JPH06105340 A JP H06105340A JP 4246818 A JP4246818 A JP 4246818A JP 24681892 A JP24681892 A JP 24681892A JP H06105340 A JPH06105340 A JP H06105340A
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JP4246818A
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Mitsuo Oshima
光雄 大島
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 情報量が少なく、高分解能で、距離精度のよ
い複数視点3次元画像入力装置を提供する。 【構成】 少なくとも2台以上の3Dカメラ30−1〜
30−nを備え、それらによって被写体の画像を入力
し、濃淡画像S30−1a〜S30−naと距離画像S
30−1b〜S30−nbをそれぞれ出力する。被写体
表現最大画素数選択装置32では、被写体を表現する画
素数が最大画素数で表現される3Dカメラの濃淡画像を
選択する。この選択された濃淡画像を用いて画像合成装
置33で画像合成し、表示装置34で表示すれば、高い
分解能の画像再成が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンピュータビジヨン
(CV)及びコンピュータグラフィックス(CG)等の
3次元画像情報技術において、3次元画像を入力してそ
れを合成した後に表示する等の複数視点3次元画像入力
装置、特に高分解能で距離精度を向上し、画像合成時間
を短縮すると共に、信号量の削減可能な複数視点3次元
画像入力装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、このような分野の技術としては、
例えば次のような文献に記載されるものがある。 文献;テレビジョン学会誌、45[4](1991)
P.446−452 文献;テレビジョン学会誌、45[4](1991)
P.453−460 従来、3次元画像入力方式には、受動的手法(パッシブ
手法)と能動的手法(アクティブ手法)とがある。能動
的手法とは、3次元情報を取得するために、巧みに制御
され、その形状パターンや濃淡、スペクトル等に対し何
等かの意味を持ったエネルギー(光波、電波、音波)を
対象に照射する手法のことを指す。これに対して受動的
手法とは、対象に対して通常の照明等は行うにしても、
計測に関して意味のあるエネルギーを利用しない計測の
ことをいう。一般的にいって、能動的手法の方が、受動
的手法のものより計測の信頼性が高くなる。受動的手法
の代表的なものがステレオ画像法であり、それを図2に
示す。
【0003】図2は、前記文献2に記載された従来の3
次元画像入力方式の一つであるステレオ画像法の説明図
である。このステレオ画像法では、2次元画像入力装置
である2台のカメラ1,2を所定距離離間して配置し、
左右のカメラ1,2で撮られた被写体3の結像位置の
差、即ち位相差を利用し、三角測量法によって被写体3
までの距離を計る方法である。
【0004】図3は、図2のステレオ画像法で得られた
信号の濃淡画像と距離画像の2枚の画像の説明図であ
る。濃淡画像は、図2のカメラ1,2で得られるカラー
や白黒の画像である。距離画像は、3次元位置に関する
画像であり、マトリクスデータで一つ一つの画素が対象
物(被写体3)の奥行きに関する情報を持つものであ
る。このような濃淡画像と距離画像とから、偏光フイル
タを用いた両眼融合方式によって立体画像表示を行った
り、レンチキュラ板を用いて立体画像表示を行ったりし
ている。立体画像表示の一例を図4に示す。
【0005】図4は、前記文献1に記載された従来の3
次元画像表示方式の一つである多眼式レンチキュラ方式
の原理を示す図である。多眼式レンチキュラ方式は、複
数のかまぼこ状のレンズ板からなるレンチキュラ板10
を用い、各レンズ板の焦点面に左右画像をストライプ状
に配置した方式である。1個のレンズ板内にはa,b,
c,…,fの部分に、それぞれa1 ,b1 ,c1 ,…,
1 という多方向から撮像したストライプ状の多眼像1
1を表示する。レンズ板の作用によって各方向のストラ
イプ状の多眼像11は左右の眼12,13に別々に入
り、視点を移動すれば、横方向の立体映像を見ることが
できる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成の装置では、次のような課題があった。 (1) 3次元画像表示方式として、レンチキュラ板1
0を使用した場合、平面画像を立体的に見れるものの、
観察者の視線を変えたときのものの見え方は、立体視可
能な観察領域として約5m離れて見たときに、左右方向
で5〜10cm、前後方向に±30cm程度と狭い。また、
両眼融合方式においては、平面画像の立体的表現のみ
で、視線を変えても、画像そのものは変わらないという
問題があった。
【0007】(2) そこで、本願発明者は、前記の観
察視野が狭いとか、視線を変えても画像が変わらない等
の問題を除去するため、先に特願平4−192272号
明細書(以下、先の提案という)において複数視点3次
元画像入力装置に関する提案を行った。図5は、先の提
案の複数視点3次元画像入力装置を含む画像処理装置の
概略の構成ブロック図である。この複数視点3次元画像
入力装置は、自然光等を照明光とする照明の与え方がパ
ッシブ(受動)型の複数台、(例えば、少なくとも2
台)の3次元画像入力装置を備えている。この少なくと
も2台の3次元画像入力装置は、3次元カメラ(以下、
3Dカメラという)20−1,20−nでそれぞれ構成
されている。2台の3Dカメラ20−1と20−nは、
所定距離だけ離間し、それらの光軸(視線)H20−1
とH20−nが交点Kで交わるように配置されている。
各3Dカメラ20−1,20−nは、濃淡画像S20−
1a,S20−naと距離画像S20−1b,S20−
nbをそれぞれ出力する機能を有している。これらの3
Dカメラ20−1,20−nの出力側には、視線角度
(視角)を合わせた画像合成装置21が接続され、さら
にその出力側に画像表示装置22が接続されている。画
像合成装置21は、画像表示装置22を観察する観察者
の視線イ,ロ,ハに合わせて、濃淡画像S20−1a,
S20−na、及び距離画像S20−1b,S20−n
bを合成する装置である。画像表示装置22は、画像合
成装置21からの信号を表示する装置であり、それに
は、観察者が見たい角度を設定する表示視線設定装置2
3が接続されている。また、画像合成装置21には、撮
像条件設定記憶装置24が接続されている。この撮像条
件設定記憶装置24は、カメラ間隔やカメラ視角等のカ
メラ配置条件と、焦点距離、倍率、画角といったレンズ
等の光学系設定条件とを、記憶しておく装置である。
【0008】この種の複数視点3次元画像入力装置で
は、各3Dカメラ20−1,20−nにより、図示しな
い被写体の画像を入力して濃淡画像S20−1a,S2
0−na及び距離画像S20−1b,S20−nbを出
力する。画像合成装置21では、濃淡画像S20−1
a,S20−naと距離画像S20−1b,S20−n
bとから、表示用画像を合成し、それを画像表示装置2
2で表示するようにしている。このような装置では、観
察者が視線イ,ロ,ハを変えると、それに追従して画像
の表示が行われ、表示視線設定装置23によって観察者
が任意に見たい視線を選択するか、あるいは視線を自動
的に検知すると、その視線に合わせた画像が表示され、
ユーザフレンドリーな装置になっている。
【0009】(3) ところが、図5の装置では、各3
Dカメラ20−1,20−n毎に濃淡画像S20−1
a,S20−naと距離画像S20−1b,S20−n
bとを持つので、その3Dカメラ20−1,20−nの
台数が多くなると、それに伴なって情報量が多くなり、
記憶装置の記憶容量が大きくなるばかりか、情報を伝送
する場合にも時間がかかる。さらに、画像合成装置21
で画像合成を行う場合にも、全ての画像の画素に対して
距離計算等の対応点決定処理等を行うので、計算時間が
多量にかかるという問題がある。また、各3Dカメラ2
0−1,20−nの信号では、同一被写体を表現する信
号が重複していることが多く、どのカメラ信号を使うか
によっては濃淡画像S20−1a,S20−naの分解
能に差が生じてしまったり、距離においても距離精度が
悪かったりする問題が生じ、未だ技術的に充分満足のい
く複数視点3次元画像入力装置を得ることが困難であっ
た。本発明は、前記従来技術が持っていた課題として、
記憶装置の記憶容量が大きくなる、情報伝送時間が長く
なる、画像合成する際に対応点決定処理に要する時間が
長くなる、濃淡画像の分解能に差が生じる、及び距離精
度が悪い等の点について解決した複数視点3次元画像入
力装置を提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、前記課題
を解決するために、照射された被写体の画像を入力して
その被写体を表現する濃淡画像及び距離画像の信号をそ
れぞれ出力する3次元画像入力装置を2台以上備え、前
記各3次元画像入力装置を所定距離離間しかつそれらの
光軸が交差するように配置した複数視点3次元画像入力
装置において、被写体表現最大画素数選択装置を設けて
いる。この被写体表現最大画素数選択装置は、前記複数
台の3次元画像入力装置の中で、前記被写体を表現する
画素数が最大画素数で表現される3次元画像入力装置の
濃淡画像を選択して出力する機能を有している。
【0011】第2の発明では、第1の発明において、前
記被写体を表現する画素数が最大画素数で表現される3
次元画像入力装置以外の3次元画像入力装置の表現画素
に対応する部分の画素信号を除去しあるいは不要な信号
に置き換える廃棄情報置換装置を設けている。第3の発
明では、第2の発明において、前記被写体を表現する画
素数が最大画素数で表現される3次元画像入力装置の濃
淡画像に対応した距離画像を、該画像に対し最短距離に
ある3次元画像入力装置の該画像に対応した距離画像の
距離値を用いて演算し、その演算値で置換する距離精度
変換書換え装置を設けている。
【0012】
【作用】第1の発明によれば、以上のように複数視点3
次元画像入力装置を構成したので、被写体表現最大画素
数選択装置は、複数台の3次元画像入力装置の濃淡画像
の中で、対応する面を表現する画像のうち、最大画素数
で表現される面を持つ3次元画像入力装置の信号を選択
し、濃淡画像の分解能の差を解消する働きがある。
【0013】第2の発明によれば、廃棄情報置換装置
は、第1の発明において最大画素数で表現される面を持
たない他の3次元画像入力装置のその面に対応した画素
部分を除去し、あるいは不要な信号に置き換えること
で、記憶容量の増大、情報伝送時間の長大、及び画像合
成処理時間の長大の問題を解消する。
【0014】第3の発明によれば、距離精度変換書換え
装置は、第1及び第2の発明において、最大画素数の面
を持つ3次元画像入力装置の画素に対応した同じ3次元
画像入力装置の距離画像の画素の距離値を、複数の3次
元画像入力装置の距離画像の中で、その面を表現する距
離値の中の最短距離画像で換算し、置き換えることで、
距離精度の向上を図る。これにより、情報量が少なく、
高分解能で、距離精度の良い複数視点3次元画像入力装
置が得られる。従って、前記課題を解決できるのであ
る。
【0015】
【実施例】第1の実施例 図1は、本発明の第1の実施例を示す複数視点3次元画
像入力装置を備えた画像処理装置の構成ブロック図であ
る。この装置は、自然光等を照明光とする照明の与え方
がパッシブ型の複数台の3次元画像入力装置を備えてい
る。複数台の3次元画像入力装置は、それぞれ3Dカメ
ラ30−1〜30−nで構成されている。各3Dカメラ
30−1〜30−nは、レンズ及び電荷結合素子(以
下、CCDという)等の固体撮像素子等で構成され、濃
淡画像S30−1a〜S30−naと距離画像S30−
1b〜S30−nbとをそれぞれ出力する機能を有して
いる。各3Dカメラ30−1〜30−nは、所定距離離
間し、それらの各視線H30−1〜H30−nがある交
点Kで交わるように配置されている。各3Dカメラ30
−1〜30−nから出力される濃淡画像S30−1a〜
S30−naと距離画像S30−1b〜S30−nbと
は、LSIメモリ等に記憶されるようになっている。
【0016】また、図1の装置には、各3Dカメラ30
−1〜30−nの視線H30−1〜H30−n、及び3
Dカメラ配置間隔等の撮像条件を設定するための情報を
記憶する撮像条件設定記憶装置31が設けられている。
3Dカメラ30−1〜30−nの出力側には、被写体表
現最大画素数選択装置32が接続され、その出力側に視
角を合わせた画像合成装置33が接続され、さらにそれ
らの装置32,33に撮像条件設定記憶装置31が接続
されている。画像合成装置33には、表示装置34及び
表示視線設定装置35が接続されている。
【0017】被写体表現最大画素数選択装置32は、各
3Dカメラ30−1〜30−nの濃淡画像S30−1a
〜S30−naと距離画像S30−1b〜S30−nb
とを入力し、それらの各3Dカメラ30−1〜30−n
の濃淡画像S30−1a〜S30−naのうち、被写体
を表現し得る画素数が最大になる3Dカメラの番号の濃
淡画像を選択して記憶しておく機能を有している。視角
に合わせた画像合成装置33は、被写体表現最大画素数
選択装置32の出力を入力し、表示装置34側の表示視
線設定装置35の設定値に応じて、視角に合わせた画像
を合成し、それを記憶しておく装置である。表示装置3
4は、視角に合わせた画像合成装置33の出力を表示す
る装置であり、ブラウン管(CRT)等で構成されてい
る。表示視線設定装置35は、表示装置34を観察する
観察者が、どの角度方向から見たいかの観察者の視線
イ,ロ,ハ,…を観察者の指示によってその値を記憶し
ておく装置である。
【0018】次に、図6〜図10を参照しつつ、図1の
装置の動作を説明する。図6は、図1において例えば2
台の3Dカメラ30−1,30−2を所定間隔離間して
配置し、観察者の視線方向を2台の3Dカメラ30−
1,30−2の配置の中心Oから被写体40を見る視線
方向への該3Dカメラ30−1,30−2の画像からの
変換方法の一例を示す図である。図6において、説明の
簡単化のために例えば被写体40を点A,B,C,Dで
表現される立方体と仮定する。3Dカメラ30−1,3
0−2の光軸H30−1,H30−2は交点Kで交わ
る。θ1 は3Dカメラ30−1の設定角、(即ち、3D
カメラ30−1の光軸H30−1の視角)、θ2 は3D
カメラ30−2の光軸H30−2の視角である。36は
3Dカメラ30−1と30−2を結ぶ視点軌跡である。
3Dカメラ30−1の中心点O1 から被写体40の点A
までの距離をl1aとし、該3Dカメラ30−1の像中心
からの被写体40の点Aの結像点A2までの距離をd1a
とすると、3Dカメラ30−1の中心点O1 から点A1
までの距離X1a1 と、被写体40の点Aから点A1 まで
の距離L1a1 と、中心点Oから点A1 までの距離OA1
は、次式で表わされる。
【0019】 X1a1 =l1acosθ1 −d1asinθ1 1a1 =l1asinθ1 +d1acosθ1 OA1 =Ls −X1a1 図6において、例えば被写体40の点Bは、3Dカメラ
30−1では該3Dカメラ30−1の中心点O1 から距
離OB2 の位置に結像されている。この3Dカメラ30
−1の画像を用いて、2台の3Dカメラ30−1,30
−2の配置の中心点Oから被写体40を見た場合の画像
に変換するには、簡単な三角関数を用いて点Bの投影点
1 が得られる。観察視線の中心点Oからは距離B1
の位置に投影される。同様に、被写体40の点A,Bを
結ぶ線分ABも、中心点Oから見た画像に変換される。
また、3Dカメラ30−2から被写体40を見た画像
も、中心点Oから見た画像に変換される。例えば、被写
体40の点Bは点B2 に投影される。
【0020】2台の3Dカメラ30−1,30−2の配
置関係等は図1の撮像条件設定記憶装置31に記憶され
ているので、前記の計算は簡単な三角関数の計算で容易
に行える。この場合、中心点Oから見た被写体40の点
2 ,Bまでの距離B2 Bがほぼ等しいときに、3Dカ
メラ30−1と30−2は同じ被写体40を見ていると
判断できるので、それらの2台の3Dカメラ30−1,
30−2で見た被写体40の画像を容易に特定できる。
なお、距離も量子化された値で表現されているので、3
Dカメラ30−1による距離B1 Bと3Dカメラ30−
2による距離B2 Bの値は、一般的には完全に一致する
わけではないので、ある距離だけプラス、マイナスした
距離に応じた測定精度内(例えば、1画素ずれ分による
距離変化値)等を使って判断する。
【0021】以上のように、少なくとも2台の3Dカメ
ラ30−1,30−2を配置して被写体40を撮像する
と、観察者の希望する視線への画像合成が行えるが、前
述したように3Dカメラ30−1と30−2から点Bが
点B1 及び点B2 へ投影され、2つの投影点B1 ,B2
が出てくる。この場合、いずれの信号を使用するかによ
り、濃淡画像の分解能に差が生じるおそれがある。そこ
で、本実施例では次のように解決している。
【0022】図7は、図1の装置において3台の3Dカ
メラ30−1,30−2,30−3を用いて被写体40
を見たときの該被写体40の見え方を説明する図であ
る。図7において、左に3Dカメラ30−1を、右に3
Dカメラ30−2を、それらの中心に3Dカメラ30−
3を配置し、該3Dカメラ30−1,30−2,30−
3の中心点をO1 ,O2 ,O3 で表わす。左に配置され
た3Dカメラ30−1からは、被写体40における点
A,Bの線分ABが見えている。右に配置された3Dカ
メラ30−2からは、被写体40の点A,B,Cにおけ
る線分ABと線分BCが見えている。中心に配置された
3Dカメラ30−3からも、線分ABと線分BCが見え
ている。
【0023】各3Dカメラ30−1,30−2,30−
3を例えば固体撮像素子で構成し、その固体撮像素子で
被写体40を撮像した場合、3Dカメラ30−1の最大
画角ψ0 が固体撮像素子の最大有効画素数に対応してい
る。この場合、今撮像されている被写体40がどの程度
の画素数に対応するかは、点w0 と点w01の線分w0
01の比として求めることができる。即ち、3Dカメラ3
0−1の中心点O1 から一定距離、例えばl0 をとり、
該3Dカメラ30−1の画角ψ0 で挾まれる、3Dカメ
ラ30−1の見る方向の中心線O1 11に直角な線分w
0 01が、最大画素数となる。そこで、図7の場合に
は、線分O1 A及び線分O1 Bより、画角ψ11及び画角
ψ12で挟まれる線分w1 11の長さから、線分w0 01
の比として被写体40の大きさを求めることができる。
他の3Dカメラ30−2,30−3も、前記と同様にし
て被写体40の大きさを求めることができる。被写体4
0の特定は、前述したように、該被写体40のある面へ
投影したときのその面からの距離がほぼ等しくなる各3
Dカメラ30−1,30−2,30−3の距離画像S3
0−1b,S30−2b,S30−3bに対応した濃淡
画像部分が同じ被写体40を表現していることがわか
る。
【0024】図8は、前述の対応により、同じ被写体4
0と特定された部分の各3Dカメラ30−1,30−
2,30−3の距離画像S30−1b,S30−2b,
S30−3bの距離値の例を示す図である。この距離画
像S30−1b,S30−2b,S30−3bから、距
離の変化分を画素No.方向に示した例が図9である。
図8及び図9に示すように、被写体40が平面であれ
ば、距離の変化割合は一定値を示すので、距離変化画像
を作成してその変化割合を見れば、平面部分の特定がで
きる。平面部分が特定されると、その平面をいくつの画
素で空間サンプリングしているかで再成画像の分解能が
決まり、多くの画素でサンプリングしている方が高い分
解能が得られる。そこで、この例の場合には、被写体3
5の点A,Bからなる平面ABを表現する画素数が、3
Dカメラ30−1では(b1 −a1)、3Dカメラ30
−2では(b2 −a2 )、3Dカメラ30−3では(b
3 −a3 )である。例えば、(b3 −a3 )>(b1
1 )>(b2 −a2 )であれば、平面ABを表現する
濃淡画像は、3Dカメラ30−3の信号を用いれば最も
高い分解能が得られる。そのため、平面ABを観察者の
視線方向へ投影する場合には、3Dカメラ30−3の信
号を使用し、全ての視線方向へ投影させる。
【0025】図10は、被写体表現最大画素数mからあ
る視線時(この場合、n個の画素数に相当するとする)
への画素密度変換(濃淡画像変換)の一例を示す図であ
る。次式(1)は、被写体表現最大画素数から所望画素
数への演算式の例、つまりm/n<2以下の場合の変換
の一般式である。
【0026】
【数1】 例えば、n=6、m=11としたときの被写体表現最大
画素数の1画素毎への変換係数は表1のようになる。
【0027】
【表1】 この表1において、i=11 ,21 ,…,61 は所望表
現画素数側、j=1,2,…,11は被写体表現最大画
素数側である。6/6,5/6,…は演算係数である。
表1に示すように、被写体表現最大画素数の濃淡画像か
ら、その他の視線への濃淡画像変換ができ、かつ他の3
Dカメラ30−4,…で見た被写体40も、表現画素数
が少ないために、空間量子化誤差を多く含んでいること
を考慮すれば、被写体40をより正確に表現できること
になる。なお、一般的に、量子化雑音はΔ/√12で表
現され、Δは被写体35をサンプリングする数の逆数に
比例する。また、前記において、他の被写体面も同様
に、どれかの3Dカメラ番号の信号として表現される。
【0028】以上のように、本実施例では、複数の3D
カメラ30−1〜30−nの中の濃淡画像S30−1a
〜S30−naと距離画像S30−1b〜S30−nb
を用い、被写体表現最大画素数選択装置32により、被
写体表現最大画素数を持つ面を特定し、3Dカメラ30
−1〜30−nの番号を特定し、その濃淡画像を用いて
画像合成装置33で画像合成した後、表示装置34で表
示するようにしている。そのため、高い分解能を持って
所望観察者視線の濃淡画像として表現することができ、
高い分解能の画像再成が可能となる。
【0029】第2の実施例 図11は、本発明の第2の実施例を示す複数視点3次元
画像入力装置を備えた画像処理装置の構成ブロック図で
あり、第1の実施例を示す図1中の要素と共通の要素に
は共通の符号が付されている。この装置では、複数台の
3Dカメラ30−1〜30−nの出力側に新たに廃棄情
報置換装置51が設けられ、さらにその出力側に、図1
の画像合成装置31と異なる構成の、廃棄部分は処理し
ない視角に合わせた画像合成装置53が接続されてい
る。撮像条件設定記憶装置31の出力側は、被写体表現
最大画素数選択装置32、廃棄情報置換装置51、及び
廃棄部分は処理しない視角に合わせた画像合成装置53
に接続され、その画像合成装置53に、表示装置34及
び表示視線設定装置35が接続されている。廃棄情報置
換装置51は、被写体表現最大画素数選択装置32で3
Dカメラ30−1〜30−nの信号を選択した場合に、
その面を表現している画像が、選択されなかった3Dカ
メラにも存在しているので、その部分の信号を廃棄し、
不要な信号あるいは意味のない信号に置き換える装置で
ある。画像合成装置53は、廃棄情報置換装置51から
不要な信号あるいは意味のない信号が入力された場合
に、その画素に対応したところは計算せずに、視角に合
わせた画像合成を行う装置である。
【0030】次に、図12〜図15を参照しつつ、図1
1の装置の動作を説明する。図12及び図13は、第1
の実施例の図8及び図9に対応しており、図12は図1
1に示す各3Dカメラ30−1〜30−nの距離画像S
30−1b〜S30−nbの距離値例を示す図、及び図
13は図11の各3Dカメラ30−1〜30−nの距離
画像S30−1b〜S30−nbの距離変化分の例を示
す図である。図14は、各3Dカメラ30−1〜30−
nの濃淡画像S30−1a〜S30−naをX−Yの2
次元で表示した図である。a,b,c,dは図7の被写
体40の点A,B,C,Dに対応した点である。図7の
被写体40の点A,B,C,Dの下方には図示しない点
E,F,G,Hが位置しており、そのEがAの下、Fが
Bの下、GがCの下、HがDの下に位置している。これ
らの点E,F,Gに対応する点が図14及び図15の
e,f,gである。
【0031】第1の実施例の処理により、図14に示す
ように、被写体表現最大画素数選択装置32により、3
Dカメラ30−3の画像の点a,e,f,bで表わされ
る斜線部分の四角形が、被写体表現最大画素数に対応し
た濃淡画像S30−3aとして選択される。同様に、3
Dカメラ30−2の画像の点b,f,g,cで表わされ
る斜線部分の四角形が、被写体表現最大画素数選択装置
32により、被写体表現最大画素数に対応した濃淡画像
S30−2aとして選択される。この場合、3Dカメラ
30−1のXY画像内の四角形aefb、及び3Dカメ
ラ30−2内の四角形aefbの信号部分は、3Dカメ
ラ30−3の四角形aefb内の信号で再成できるので
不要である。同様に、3Dカメラ30−3内の四角形b
fgcも、3Dカメラ30−2内の四角形bfgcで再
成できるので不要である。
【0032】そこで、それら不要部分には、廃棄情報置
換装置51により、例えば濃淡画像S30−1a〜S3
0−3aとして、マイナス値を入れるとか、対応した距
離画像部分に現実的に有り得ない0を入れる等を行い、
不要部分である旨表現されるようにしておく。このよう
にしておけば、画像合成装置53により、視線に合わせ
た画像合成を行う際に、不要部分であることが容易に判
別でき、例えばその画素の演算を飛ばして次の画素の処
理を行う等の手段を講じることにより、画像合成時の時
間短縮が可能となる。また、画像を圧縮して転送するよ
うな場合、例えばランレングス法等で圧縮すると、不要
部分が同じ値となっているので、大幅に圧縮され、伝送
時間を短縮できる利点がある。本実施例では、3台の3
Dカメラ30−1〜30−3の場合について説明した
が、3Dカメラ台数が増加した場合には、より有効に機
能する。
【0033】以上は、被写体表現最大画素数をX方向
(例えば、水平方向)に選択したときの説明であるが、
Y方向(例えば、垂直方向)に対し被写体表現最大画素
数を被写体表現最大画素数選択装置32で選択した図を
図15に示す。図15では、X方向で選択した濃淡画像
S30−1a〜S30−3aよりも、Y方向において被
写体表現画素数が多い面を選択するもので、この場合、
3Dカメラ30−3の四角形bfgcが選択される。こ
の結果、X方向とY方向の被写体表現最大画素数に対応
した濃淡画像は、図14及び図15の斜線で示した部
分、即ち3Dカメラ30−3の画像aefgcbと3D
カメラ30−2の画像bfgcの部分が選択されて残さ
れる。このように、X方向とY方向で選択される面が異
なる場合には、不要部分が減少するが、やはり、この例
では3Dカメラ30−1の画像aefb及び3Dカメラ
30−2の画像aefbが廃棄情報置換装置51で不要
とされ、処理時間及び伝送時間の短縮が行われる。な
お、X方向とY方向のどちらの被写体表現最大画素数を
使用するかは、観察者視線と3Dカメラ視線との関係で
決定すればよい。
【0034】以上のように、本実施例では、廃棄情報置
換装置51により、被写体表現最大画素数を持たない3
Dカメラ番号の当該部分の信号を不要信号あるいは意味
のない信号に置き換えるようにしたので、画像合成装置
53による画像合成時の処理時間を短縮でき、さらに情
報伝送時間の削減、及び撮像条件設定記憶装置31の記
憶容量を削減できる。
【0035】第3の実施例 図16は、本発明の第3の実施例を示す複数視点3次元
画像入力装置を備えた画像処理装置の構成ブロック図で
あり、第2の実施例を示す図11中の要素と共通の要素
には共通の符号が付されている。この装置では、3Dカ
メラ30−1〜30−nの出力側に新たに距離精度変換
書換え装置52が設けられ、その出力側に、廃棄部分は
処理しない視角に合わせた画像合成装置53が接続され
ている。また、撮像条件設定記憶装置31の出力側は、
距離精度変換書換え装置52にも接続されている。その
他の構成は、図11の装置と同一である。距離精度変換
書換え装置52は、被写体表現最大画素数選択装置32
により、被写体表現最大画素数として選択された濃淡画
像に対応した距離画像の距離値よりも、他の3Dカメラ
から見たその対応部分の距離値の方が小さい場合に、そ
の短い値を用いて、該被写体表現最大画素数選択装置3
2で選択された濃淡画像に対応した距離画像の画素に近
い値からの換算値を計算して書換える装置である。次
に、図17〜図21を参照しつつ、図16の装置の動作
を説明する。図17は、図16の装置において5台の3
Dカメラ30−1〜30−5を配置して被写体40を撮
像したときの該被写体40と各3Dカメラ30−1〜3
0−5との距離の関係例を示す説明図である。図18
は、図16の装置において5台の3Dカメラ30−1〜
30−5を配置して撮像したときの該被写体40と各3
Dカメラ30−1〜30−5との被写体表現最大画素数
の関係例を示す説明図である。
【0036】図17では、5台の3Dカメラ30−1〜
30−5を同一の円周上に配置したときの被写体40の
点Bに着目し、各3Dカメラ30−1〜30−5からの
距離を表現している。例えば、3Dカメラ30−1の中
心点をO1 とし、その中心点O1 からある中心方向に対
し、点Bから垂線をおろした点から中心点O1 までの長
さl1 が、3Dカメラ30−1から見た被写体40の点
Bまでの距離である。同様に、各3Dカメラ30−2〜
30−5からの距離も、それぞれl2 〜l5 として求ま
る。この図の場合、距離がl1 <l2 <l3 <l4 <l
5 となり、距離l1 が一番小さい例となる。従って、3
Dカメラ30−1の距離画像を優先して選択する。
【0037】一方、図18は、被写体表現最大画素数w
1 〜w5 をどの3Dカメラ30−1〜30−5がとるか
の説明図である。この図の場合、被写体表現最大画素数
がw4 >w3 >w5 >w2 >w1 となり、3Dカメラ3
0−4の被写体表現最大画素数w4 が一番大きな値を示
す。従って、3Dカメラ30−4の濃淡画像を優先す
る。このように、被写体表現最大画素数w4 をとる3D
カメラ30−4の番号と、被写体40までの距離が一番
短い3Dカメラ30−1の番号とが、一致しない場合が
ある。このような場合に、次のような問題が生じる。
【0038】図19は、図6の装置の距離とビットずれ
の相関図の一例である。この図では、空間量子化を行っ
ている固体撮像素子からなる3Dカメラにおいて、1画
素のビットずれΔBitで何cmの距離変化Δlを検知
できるかを示している。図19から、Δl/ΔBitの
小さい方が精度良く距離の検出ができることになる。し
かし、距離とビットずれは非線形な関係であり、距離が
遠くなる程、Δl/ΔBitが大きくなり、距離精度が
悪くなってしまう。
【0039】図20(a),(b−1),(b−2)
は、濃淡画像と距離画像で距離画像を最短距離値による
換算値に書換えた距離精度変換書換え例を示す図であ
り、同図(a)は被写体表現最大画素数を持つ3Dカメ
ラ番号の濃淡画像、同図(b−1)はその3Dカメラ番
号の距離画像であり、それぞれの画素番地が対応してい
る。例えば、図17及び図18で説明したように、被写
体表現最大画素数w4 を持つ3Dカメラ30−4の番号
と、被写体表現最大画素数で表現される面までの距離が
一番短いl1 の3Dカメラ30−1の番号とが異なる場
合、距離精度変換書換え装置52では一番短い3Dカメ
ラ30−1の番号の距離値を用いて、3Dカメラ30−
1〜30−5のそれぞれの配置関係を元に、被写体表現
最大画素数を持つ3Dカメラ番号からの距離に換算す
る。この距離への換算は、図6に示すように三角関数で
容易に換算できる。そして、換算した距離値を、被写体
表現最大画素数を持つ3Dカメラ30−4の番号の距離
画像の対応した番地に書換えると、濃淡画像の分解能を
高く保ち、距離画像の距離精度も高めることができる。
ここで、最短距離値を示す濃淡画像の画素数は、当然、
被写体表現最大画素数よりも少ない。そのため、足りな
い画素部分は、最短距離値を用いて計算した結果から内
挿して求め、新たな距離画像として距離画像内に収納す
る。この模式図を図20(b−2)に示す。
【0040】図21は、図16の装置において被写体表
現最大画素数内で距離精度が向上した例を示す説明図で
ある。図21のS30−aは濃淡画像、50は近距離画
像を用いて計算した内挿線、51は近距離画像のサンプ
リング点、52は元の濃淡情報に対応した距離精度、及
び53は被写体表現最大画素数である。図20のような
操作を行うと、図21に示すように、被写体表現最大画
素数53の範囲bc内で距離精度52の向上した情報と
して扱うことが可能となる。以上のように、本実施例で
は、距離精度変換書換え装置52により、被写体表現最
大画素数の濃淡画像に対応した距離画像の距離値を最短
距離値で換算し、より距離精度の良い値に書換えるの
で、距離再現性の良い画像再成が可能となる。従って、
高分解能で、距離精度の向上した複数視点3次元画像入
力装置が得られる。
【0041】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、第1の発明
によれば、被写体表現最大画素数選択装置を設けたの
で、複数の3次元画像入力装置の中の濃淡画像と距離画
像から、被写体表現最大画素数を持つ面を特定し、該3
次元画像入力装置の番号を特定できる。そのため、特定
した濃淡画像を用いることにより、高い分解能を持って
所望観察者視線の濃淡画像として表現でき、分解能の高
い画像再成が可能となる。第2の発明によれば、廃棄情
報置換装置を設けたので、被写体表現最大画素数を持た
ない3次元画像入力装置番号の当該部分の信号を不要信
号あるいは意味のない信号に置き換えることができる。
これにより、画像合成時の処理時間の短縮や、情報伝送
時間の削減、及び記憶容量の削減ができる。第3の発明
によれば、距離精度変換書換え装置を設けたので、被写
体表現最大画素数の濃淡画像に対応した距離画像の距離
値を最短距離値で換算し、より距離精度の良い値に置き
換えることができる。これにより、距離再現性の良い画
像再成が可能となる。従って、高分解能で、距離精度の
向上した複数視点3次元画像入力装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す複数視点3次元画
像入力装置を備えた画像処理装置の構成ブロック図であ
る。
【図2】従来の3次元画像入力方式の1つであるステレ
オ画像法の説明図である。
【図3】図2における濃淡画像と距離画像の説明図であ
る。
【図4】従来の3次元画像表示方式の1つである多眼式
レンチキュラ方式の原理図である。
【図5】先の提案の複数視点3次元画像入力装置を備え
た画像処理装置の構成ブロック図である。
【図6】図1の装置における任意視線への変換例を示す
図である。
【図7】図1の装置における被写体の見え方を説明する
図である。
【図8】図1の装置における各3Dカメラの距離画像の
距離値例を示す図である。
【図9】図1の装置における各3Dカメラの距離画像の
距離変化分の例を示す図である。
【図10】図1の装置における被写体表現最大画素数か
ら所望画素数への濃淡画像の変換例を示す図である。
【図11】本発明の第2の実施例を示す複数視点3次元
画像入力装置を備えた画像処理装置の構成ブロック図で
ある。
【図12】図11の装置における各3Dカメラの距離画
像の距離値例を示す図である。
【図13】図11の装置における各3Dカメラの距離画
像の距離変化分の例を示す図である。
【図14】図11の装置におけるX方向(水平方向)の
被写体表現最大画素数の面の例を示す図である。
【図15】図11の装置におけるY方向(垂直方向)の
被写体表現最大画素数の面の例を示す図である。
【図16】本発明の第3の実施例を示す複数視点3次元
画像入力装置を備えた画像処理装置の構成ブロック図で
ある。
【図17】図16の装置における被写体と各3Dカメラ
との距離の関係例を説明する図である。
【図18】図16の装置における被写体と各3Dカメラ
との被写体表現最大画素数の関係例を示す説明図であ
る。
【図19】図16の装置における距離とビットずれの相
関図である。
【図20】図16の装置における距離精度変換書換え例
を示す図である。
【図21】図16の装置における距離精度が向上した説
明図である。
【符号の説明】
30−1〜30−n 3Dカメラ(3次元画像入力装
置) 31 撮像条件設定記憶装置 32 被写体表現最大画素数選択装置 33 視角に合わせた画像合成装置 34 表示装置 35 表示視線設定装置 51 廃棄情報置換装置 52 距離精度変換書換え装置 53 廃棄部分は処理しない視角に合
わせた画像合成装置 S30−1a〜S30−na 濃淡画像 S30−1b〜S30−nb 距離画像

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 照射された被写体の画像を入力してその
    被写体を表現する濃淡画像及び距離画像の信号をそれぞ
    れ出力する3次元画像入力装置を2台以上備え、前記各
    3次元画像入力装置を所定距離離間しかつそれらの光軸
    が交差するように配置した複数視点3次元画像入力装置
    において、 前記複数台の3次元画像入力装置の中で、前記被写体を
    表現する画素数が最大画素数で表現される3次元画像入
    力装置の濃淡画像を選択して出力する被写体表現最大画
    素数選択装置を設けたことを特徴とする複数視点3次元
    画像入力装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の複数視点3次元画像入力
    装置において、 前記被写体を表現する画素数が最大画素数で表現される
    3次元画像入力装置以外の3次元画像入力装置の表現画
    素に対応する部分の画素信号を除去しあるいは不要な信
    号に置き換える廃棄情報置換装置を設けたことを特徴と
    する複数視点3次元画像入力装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の複数視点3次元画像入力
    装置において、 前記被写体を表現する画素数が最大画素数で表現される
    3次元画像入力装置の濃淡画像に対応した距離画像を、
    該画像に対し最短距離にある3次元画像入力装置の該画
    像に対応した距離画像の距離値を用いて演算し、その演
    算値で置換する距離精度変換書換え装置を設けたことを
    特徴とする複数視点3次元画像入力装置。
JP4246818A 1992-09-16 1992-09-16 複数視点3次元画像入力装置 Withdrawn JPH06105340A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003510702A (ja) * 1999-09-17 2003-03-18 トムソン マルチメディア 一連の画像を解析することにより三次元のシーンを構築する方法
JP2014525186A (ja) * 2011-07-18 2014-09-25 トゥルアリティ, エルエルシー ステレオフィルムのシーン間の遷移を滑らかにし、複数の3dカメラを制御または調整する方法
US9602801B2 (en) 2011-07-18 2017-03-21 Truality, Llc Method for smoothing transitions between scenes of a stereo film and controlling or regulating a plurality of 3D cameras
US10356329B2 (en) 2011-08-03 2019-07-16 Christian Wieland Method for correcting the zoom setting and/or the vertical offset of frames of a stereo film and control or regulating system of a camera rig having two cameras

Cited By (5)

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US10356329B2 (en) 2011-08-03 2019-07-16 Christian Wieland Method for correcting the zoom setting and/or the vertical offset of frames of a stereo film and control or regulating system of a camera rig having two cameras

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