JPH06104450A - 不揮発性半導体記憶装置の製造方法 - Google Patents

不揮発性半導体記憶装置の製造方法

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JPH06104450A
JPH06104450A JP4251480A JP25148092A JPH06104450A JP H06104450 A JPH06104450 A JP H06104450A JP 4251480 A JP4251480 A JP 4251480A JP 25148092 A JP25148092 A JP 25148092A JP H06104450 A JPH06104450 A JP H06104450A
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forming
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word line
region
oxide film
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Masanori Noda
昌敬 野田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】VSS拡散層の有効領域を狭めることなく、し
かもワード線の抵抗を上昇させることなく、且つ過剰消
去を抑制する不揮発性半導体記憶装置の製造方法を提供
する。 【構成】メモリトランジスタを選択するためのワード線
とソース拡散層が自己整合的に形成される不揮発性半導
体記憶装置の製造方法であって、少なくとも隣接する上
記メモリトランジスタ間の分離領域にフィールド酸化膜
を形成した後、上記ワード線6aと自己整合的に該ワー
ド線6aの外側の領域の上記フィールド酸化膜を除去す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、不揮発性半導体記憶装
置の製造方法に係り、特にビット線とソース拡散層とを
自己整合的に形成する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】不揮発性半導体記憶装置において、電気
的に一括消去可能なFlash型EPROMが近年注目
を浴びている。図4はこのFlash型EPROMの平
面図であり、図5は図4のA−A′方向断面図であり、
図6は図4のB−B′方向断面図である。
【0003】図4に示すように、Flash型EPRO
Mは電子を捕獲し、しきい値を変化させるためのフロー
ティングゲート16、このフローティングゲート16を
選択制御するためのコントロールゲート(ワード線)1
7、およびビット線10を有する。コントロールゲート
17およびビット線10に電圧を印加し、所定のフロー
ティングゲート16を選択し、フローティングゲート1
6に電子を捕獲してしきい値が高くなった状態(nチャ
ネルの場合)か、電子を捕獲していないか、正孔を捕獲
してしきい値が低い状態であるかをビットコンタクト4
0に電流が流れるか否かにより知る。そこで、しきい値
が高くなった状態を“1”、低い状態を“0”に対応さ
せる。
【0004】図5に示すように、Flash型EPRO
MのメモリトランジスタはP型シリコン基板1上にゲー
ト酸化膜2、フローティングゲート16、カップリング
絶縁膜5a、コントロールゲート12が積層され、この
上に層間絶縁膜11、ビット線10が形成されている。
各ゲート絶縁膜2、フローティングゲート16、カップ
リング絶縁膜5a、コントロールゲート12は1ビット
のメモリトランジスタを形成し、各メモリトランジスタ
はチャネルストップ層12およびフィールド酸化膜3a
により分離されている。
【0005】次に、Flash型EPROMの各動作を
図6を用いて説明する。Flash型EPROMは書き
込み、読み出し、消去の3つの状態がある。
【0006】書き込みは、ビットコンタクト40を介し
てドレイン13に高電圧の印加によるチャネル電界によ
って加速されたホットエレクトロンまたは衝突電離によ
って生じたホットエレクトロンを、コントロールゲート
17に電圧を印加しドレイン近傍のチャネル領域18か
らフローティングゲート16へ注入することによりなさ
れる。
【0007】読み出しは、フローティングゲート16に
所定の電圧を印加し、ビットコンタクト40に電流が流
れれば、しきい値が低い状態であるので“0”と、電流
が流れなければ、しきい値が高くなっている状態である
ので、“1”として識別されることによりなされる。
【0008】また、消去はフローティングゲート16に
負の電圧を印加し、F−Nトンネル効果によりフローテ
ィングゲート16内に蓄積されていたホットエレクトロ
ンをソース9a側に引き抜き、“0”に戻すことによっ
てなされる。この時、消去し過ぎるとフローティングゲ
ート16に正孔が注入され、ディスプレーション状態に
なり、しきい値が低くなり0Vでも電流が流れてしまう
という消去過剰が発生してしまう。
【0009】次に、従来例による不揮発性半導体記憶装
置の製造方法を説明する。
【0010】図7および図8は第1の従来例による不揮
発性半導体記憶装置の製造工程の図4におけるC−C′
方向断面図である。
【0011】第1の従来例においては、まずP型シリコ
ン基板1上のチャネル領域(図示せず)およびVSS拡
散層形成領域、ドレイン形成領域上にフォトリソグラフ
ィーおよびRIE(反応性イオンエッチング)により図
7(a)に示すように、SiN膜24を形成する。次
に、このSiN膜24をマスクとして不純物をイオン注
入し、チャネルストップ層12を形成した後、絶縁分離
法によりフィールド酸化膜23を形成する。次にSiN
膜24を除去した後、ゲート酸化膜25を形成する。
【0012】次に、図7(b)に示すように、CVD
(化学気相成長)法により第1ポリシリコン膜34を全
面に形成した後、リン(P)等の不純物をドープして導
電性を持たせる。次に、第1ポリシリコン膜34をフォ
トリソグラフィーおよびRIEによりチャネル幅方向に
パターニングした後、図7(c)に示すように、カップ
リング絶縁膜5を全面に形成する。
【0013】次に、図7(c)に示すように、CVD法
により全面に第2ポリシリコン膜36を形成した後、こ
の第2ポリシリコン膜36に、例えばリン等の不純物を
ドープして導電性を持たせた後、フォトリソグラフィー
によりレジストパターン7を形成する。次に、このレジ
ストパターン7をマスクとして第2ポリシリコン膜3
6、カップリング絶縁膜5、第1ポリシリコン膜34の
一部を順次除去すると、図8(a)に示すようにフロー
ティングゲート34a、カップリング絶縁膜5a、コン
トロールゲート36aが自己整合的にチャネル長方向に
形成される。
【0014】次に、このコントロールゲート36aをマ
スクとしてP型シリコン基板1中に砒素(As)のよう
なn型不純物を高濃度にイオン注入し、図8(b)に示
すようにVSS拡散層29aおよびドレイン(図示せ
ず)と形成する。次に、図8(c)に示すように、全面
に層間絶縁膜11を形成した後に、フォトリソグラフィ
ーによりビットコンタクト(図示せず)を開口する。次
にスパッタリングによりアルミニウムを全面に形成した
後、フォトリソグラフィーおよびRIEによりアルミニ
ウムをパターニングしビット線10を形成する。
【0015】図9および図10は第2の従来例による不
揮発性半導体記憶装置の製造工程の図4におけるC−
C′方向断面図である。
【0016】第2の従来例においては、まず、P型シリ
コン基板1の活性領域にフォトリソグラフィーおよびR
IEによりSiN膜(図示せず)を形成する。次に、こ
のSiN膜をマスクとして不純物を導入しチャネルスト
ップ層12を形成した後、絶縁分離法により図9(a)
に示すようにフィールド酸化膜3を形成する。次に、S
iN膜24を除去した後、図5に示したゲート酸化膜2
を形成する。
【0017】次に、CVD法により図9(b)に示すよ
うに、ポリシリコンからなる第1ポリシリコン膜44を
形成した後、この第1ポリシリコン膜44にリン(P)
等の不純物をドープして導電性を持たせる。
【0018】次に、第1ポリシリコン膜44をフォトリ
ソグラフィーおよびRIEによりチャネル幅方向にパタ
ーニングした後、図9(c)に示すように、カップリン
グ絶縁膜5を全面に形成する。次に、図7(c)に示す
ように、CVD法により全面に第2ポリシリコン膜46
を形成した後、この第2ポリシリコン膜6にリン(P)
等の不純物をドープして導電性を持たせる。次に、フォ
トリソグラフィーによりレジストパターン7を形成した
後、このレジストパターン7をマスクとしてRIEによ
り第2ポリシリコン膜46、カップリング絶縁膜5、第
1ポリシリコン膜44を順次除去すると、図10(a)
に示すようにコントロールゲート46a、カップリング
絶縁膜5a、フローティングゲート44aがチャネル長
方向に自己整合的に形成される。
【0019】次に、図4に示した隣接するドレイン13
の間の領域に、図10(b)に示すようにレジストパタ
ーン37を形成した後、このレジストパターン37およ
びコントロールゲート46aをマスクとしてRIEによ
りフィールド酸化膜3を除去する。次に、図10(c)
に示すように、砒素(As)のようなn型不純物を高濃
度にドープしてVSS拡散層29bおよびドレイン領域
(図示せず)を形成する。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】まず、図7および図8
に示した第1の従来例では、図7(a)に示したように
VSS拡散層を形成する領域上にもSiN膜24を形成
し、絶縁分離法によりフィールド酸化膜23を形成する
が、この際バーズビークにより本来VSS幅がLでなけ
ればならないものがL′(L′<L)に減少してしま
う。このため、ソース領域側の最小ルールをより縮小す
ることは困難となり、従ってメモリセルの高集積密度化
を図ることは困難であった。
【0021】次に、図9および図10に示した第2の従
来例では図10(b)に示すようにコントロールゲート
46aとレジストパターン37をマスクとしてフィール
ド酸化膜3aをエッチングし、バーズビークによるVS
S幅の減少を防止するものであるが、ポリシリコンとS
iO2とのエッチング比が無限大でないため、コントロ
ールゲート46aが一部除去されてしまう。そのため、
コントロールゲート46aの断面積が小さくなりワード
線抵抗が大きくなり、高速化劣化の原因となっていた。
【0022】また、図11は過剰消去による問題点を説
明するための図であり、4ビットの不揮発性半導体記憶
装置を表したものである。
【0023】図11に示すように、4ビットのトランジ
スタTrA,TrB,TrC,TrDから構成され、ワ
ード線120には5V、ワード線121には0V、ビッ
ト線130には0V、ビット線131には1Vの電圧が
印加されTrBが選択されるようになっている。ところ
が、TrAは過剰消去によりデプレション状態になって
おり、TrAはコントロールゲートの電位が0Vである
にも係わらず、ドレインの電位が5Vに印加されて電流
が流れてしまい、TrBの情報がキャンセルされてしま
い誤動作を起こしてしまい、Flash型EPROMの
動作上の課題となっている。
【0024】これは、同一チップ内でも消去速度の速い
Trと遅いTrがあり、消去速度の速いTrは過剰消去
となるためである。この消去速度のバラツキは、図12
に示すようにフローティングゲート16aを構成するポ
リシリコンのグレインがゲート酸化膜2に影響を与え、
グレインが大きいとゲート酸化膜2がフローティングゲ
ート16aのポリシリコン直下でグレインに沿って盛り
上がり、ゲート酸化膜2のグレインの密度が下がるた
め、グレインの数にバラツキができてしまう。その結果
として消去速度にバラツキが出ることが判明している。
【0025】その対策として、フローティングゲートの
不純物であるリン(リンには熱処理時にグレインを成長
させる)濃度を下げる、あるいはフローティングゲート
の熱処理条件を下げ、グレイン成長を抑制する等の対策
があるが、いずれも製造プロセス条件を制約するもので
あり影響が大きかった。
【0026】そこで、本発明はVSS拡散層の有効領域
を狭めることなく、しかもワード線の抵抗を上昇させる
ことなく、且つ過剰消去を抑制する不揮発性半導体記憶
装置の製造方法を提供することを目的とする。
【0027】
【課題を解決するための手段】上記課題は本発明によれ
ば、メモリトランジスタを選択するためのワード線とソ
ース拡散層とが自己整合的に形成される不揮発性半導体
記憶装置の製造方法であって、少なくとも隣接する前記
メモリトランジスタ間の分離領域にフィールド酸化膜を
形成した後、前記ワード線と自己整合的に該ワード線の
外側の領域の前記フィールド酸化膜を除去することを特
徴とする不揮発性半導体記憶装置の製造方法によって解
決される。
【0028】また、上記課題は本発明によれば、フロー
ティングゲート上に絶縁膜を介してコントロールゲート
が積層された構造のメモリトランジスタを有し、該コン
トロールゲートとソース拡散層とが自己整合的に形成さ
れる不揮発性記憶装置の製造方法であって、少なくとも
隣接する前記メモリトランジスタ間の分離領域にフィー
ルド酸化膜および前記コントロールゲートを形成するた
めのエッチングマスクを形成した後、該エッチングマス
クをマスクとして、前記コントロールゲートと自己整合
的に該コントロールゲートの外側の領域の前記フィール
ド酸化膜を除去することを特徴とする不揮発性半導体記
憶装置の製造方法によって解決される。
【0029】また、上記課題は本発明によれば、酸素ま
たは窒素の少なくとも一方を導入して前記フローティン
グゲートを形成することを特徴とする不揮発性半導体記
憶装置の製造方法によって公的に解決される。
【0030】また、上記課題は本発明によれば、第1絶
縁膜、フローティングゲート、第2絶縁膜、コントロー
ルゲートが積層されたメモリトランジスタと、該メモリ
トランジスタを挟んで設けられたソース領域とドレイン
領域とを有する不揮発性半導体記憶装置の製造方法であ
って、導電性半導体基板上の少なくとも前記メモリトラ
ンジスタ形成領域間の分離領域にフィールド酸化膜を形
成した後、前記第1絶縁膜を形成する工程と、前記導電
性半導体基板上方に、前記フローティングゲートを形成
するための第1導電膜を形成する工程と、前記第1導電
膜上に第2絶縁膜を形成する工程と、前記第2絶縁膜上
にコントロールゲートを形成するための第2導電膜を形
成する工程と、前記第2導電膜上にエッチングマスクを
形成する工程と、前記エッチングマスクをマスクとし
て、前記第2導電膜、第2絶縁膜、第1導電膜の一部を
エッチングし、前記コントロールゲート、第2絶縁膜、
フローティングゲートを形成する工程と、前記エッチン
グマスクをマスクとして、前記フィールド酸化膜を除去
した後、前記導電型半導体基板上に不純物導入阻止用マ
スクを形成する工程と、前記不純物導入阻止用マスクと
第2導電膜をマスクとして不純物を導入し、前記ソース
領域および前記ドレイン領域を形成する工程とを、含む
ことを特徴とする不揮発性半導体記憶装置の製造方法に
よって解決される。
【0031】
【作用】本発明によれば、図1(a)に示すように、チ
ャネル領域を除く所定の領域にフィールド酸化膜3を形
成した後、図2(a)に示すように、ワード線6aを形
成するためのエッチングマスク7あるいはワード線6a
をマスクとしてフィールド酸化膜3を除去するとワード
線6aの端部とソース拡散層9aの端部が一致し、ワー
ド線6aとソース拡散層9aを自己整的に形成すること
ができる。従って、フィールド酸化膜3によるバーズビ
ークを除去することができるので、ソース拡散層9aの
有効領域が小さくなることを防止できる。また、エッチ
ングマスク7をマスクとして使用ことにより、ワード線
6aの表面のエッチングを防止することができるので、
エッチングによるワード線6aの抵抗の増加を防ぐこと
ができる。
【0032】また、本発明によれば、図3に示すように
フローティングゲート4aを酸素あるいは窒素を含むポ
リシリコンで構成することにより、フローティングゲー
ト4aのグレインの成長を抑制することができるので、
その結果フローティングゲート6aの下のトンネル酸化
膜のグレインのバラツキを小さくすることができる。し
たがって、グレインのバラツキによる消去時間のバラツ
キを抑制することができる。
【0033】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0034】図1および図2は本発明の一実施例を示す
不揮発性半導体記憶装置の製造工程における図4に示し
たC−C′直線断面図である。
【0035】本実施例においては、まずP型シリコン基
板1にプラズマCVD法、フォトリソグラフィーおよび
RIEによりSiN膜(図示せず)を活性領域に形成す
る。次に、このSiN膜をマスクとして不純物をイオン
注入し、図1(a)に示すようにチャネルストップ層1
2および、絶縁分離法によりフィールド酸化膜3を形成
する。次に、SiN膜を除去した後、図6に示したメモ
リトランジスタのゲート酸化膜2を形成する。
【0036】次に、図1(b)に示すように、CVD法
により全面にN2O,NO又はO2を導入しながらSIP
OS(Semi Insulated PolySilicon)からなる第1ポリ
シリコン膜4を形成すると、図3に示すように、グレイ
ン成長が抑制されメモリトランジスタのゲート酸化膜2
のグレインのバラツキを抑制することができる。次に、
第1ポリシリコン膜4に導電性を持たすためにリン
(P)等の不純物をドープした後、フォトリソグラフィ
ーおよびRIEを用いて、この第1ポリシリコン膜をチ
ャネル幅方向にパターニングする。
【0037】次に、図1(c)に示すように、カップリ
ング絶縁膜5、CVD法により第2ポリシリコン膜6を
全面に形成した後、フォトリソグラフィーを用いてコン
トロールゲート(ワード線)用のレジストパターン7を
形成する。次に、このレジストパターン7をマスクとし
て第2ポリシリコン膜6、カップリング絶縁膜5、第1
ポリシリコン膜4の一部を順次除去すると、図2(a)
に示すように、コントロールゲート6a、カップリング
絶縁膜5a、フローティングゲート4aが自己整合的に
チャネル長方向に形成される。次に、砒素(As)等の
n型不純物をイオン注入し、ソースおよびドレイン領域
を形成する。次にこのレジストパターン7をマスクとし
図2(a)に示すように、フィールド酸化膜3を除去す
る。
【0038】次に、図2(b)に示すように、隣接する
ドレイン領域間にレジストパターン8を形成した後、砒
素(As)等のn型不純物を高濃度にイオン注入し、V
SS拡散領域にイオン注入層9を形成する。レジストパ
ターン7を除去し、熱処理を行い、VSS拡散層9aを
形成する。
【0039】次に、図3に示す層間絶縁膜11を形成し
た後、ビットコンタクトを開口し、その後にビット線1
0を形成し、不揮発性半導体記憶装置を製造する。
【0040】本実施例においては、フローティングゲー
トにSIPOSを用いたが、このSIPOSはポリシリ
コンの気相成長後に酸素をイオン注入法で導入する方
法、窒素を含むポリシリコンを用いる方法、ポリシリコ
ンの気相成長時にNH3を導入する方法、あるいはポリ
シリコンの気相成長後に窒素をイオン注入法で導入する
方法等がある。
【0041】また、フィールド酸化膜は、隣接するドレ
イン領域の間の領域およびメモリトランジスタの素子間
分離領域のみに形成してもよく、フィールド酸化膜を除
去した後、イオン注入によりソース領域、ドレイン領
域、VSS拡散層を同時に形成してもよい。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
VSS部をLOCOSを使用せずワード線と自己整合的
に形成できるためバーズビークによるVSS配線幅の減
少がないのでメモリセルを小さくすることができ、且つ
VSS配線抵抗を下げることができ、従って、メモリセ
ルの特性のバラツキを小さくすることができる。また、
ワード線を自己整合VSS配線領域形成のためのエッチ
ングマスクに使用しないので、ワード線がエッチングさ
れることなく、従ってワード線抵抗の上昇の問題がない
ので、不揮発性半導体記憶装置の読み出し、書き込み、
消去等の高速化に適する。更に、フローティングゲート
のグレイン成長を抑制して消去特性のバラツキを抑える
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例による不揮発性半導体記憶装置工程断面
図(I)である。
【図2】実施例による不揮発性半導体記憶装置工程断面
図(II)である。
【図3】本発明の不揮発性半導体記憶装置断面図であ
る。
【図4】不揮発性半導体記憶装置平面図である。
【図5】図4のA−A′方向断面図である。
【図6】図4のB−B′方向断面図である。
【図7】第1従来例による不揮発性半導体記憶装置断面
図(I)である。
【図8】第1従来例による不揮発性半導体記憶装置断面
図(II)である。
【図9】第2従来例による不揮発性半導体記憶装置断面
図(I)である。
【図10】第2従来例による不揮発性半導体記憶装置断
面図(II)である。
【図11】過剰消去による問題点を説明するための図で
ある。
【図12】従来例の不揮発性半導体記憶装置断面図であ
る。
【符号の説明】
1 P型シリコン基板(導電性半導体基板) 2 ゲート酸化膜(第1絶縁膜) 3,3a,23 フィールド酸化膜 4 第1ポリシリコン膜(SIPOS)(第1導電膜) 4a フローティングゲート(SIPOS) 5,5a カップリング絶縁膜(第2絶縁膜) 6,36 第2ポリシリコン膜(第2導電膜) 7,8,37 レジストパターン 9a,29a VSS拡散層 10 ビットコンタクト 11 層間絶縁膜 12 チャネルストップ層 13 ドレイン 14 ソース 15 メモリトランジスタ 16 フローティングゲート 17,6a,36a コントロールゲート 18 チャネル領域 24 SiN膜 25 ゲート酸化膜 34,44 第1ポリシリコン膜 34a,34a フローティングゲート(ポリシリコ
ン)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メモリトランジスタを選択するためのワ
    ード線とソース拡散層とが自己整合的に形成される不揮
    発性半導体記憶装置の製造方法であって、 少なくとも隣接する前記メモリトランジスタ間の分離領
    域にフィールド酸化膜を形成した後、前記ワード線と自
    己整合的に該ワード線の外側の領域の前記フィールド酸
    化膜を除去することを特徴とする不揮発性半導体記憶装
    置の製造方法。
  2. 【請求項2】 フローティングゲート上に絶縁膜を介し
    てコントロールゲートが積層された構造のメモリトラン
    ジスタを有し、該コントロールゲートとソース拡散層と
    が自己整合的に形成される不揮発性記憶装置の製造方法
    であって、 少なくとも隣接する前記メモリトランジスタ間の分離領
    域にフィールド酸化膜および前記コントロールゲートを
    形成するためのエッチングマスクを形成した後、該エッ
    チングマスクをマスクとして、前記コントロールゲート
    と自己整合的に該コントロールゲートの外側の領域の前
    記フィールド酸化膜を除去することを特徴とする不揮発
    性半導体記憶装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 酸素または窒素の少なくとも一方を導入
    して前記フローティングゲートを形成することを特徴と
    する請求項2記載の不揮発性半導体記憶装置の製造方
    法。
  4. 【請求項4】 第1絶縁膜、フローティングゲート、第
    2絶縁膜、コントロールゲートが積層されたメモリトラ
    ンジスタと、該メモリトランジスタを挟んで設けられた
    ソース領域とドレイン領域とを有する不揮発性半導体記
    憶装置の製造方法であって、 導電性半導体基板上の少なくとも前記メモリトランジス
    タ形成領域間の分離領域にフィールド酸化膜を形成した
    後、前記第1絶縁膜を形成する工程と、 前記導電性半導体基板上方に、前記フローティングゲー
    トを形成するための第1導電膜を形成する工程と、 前記第1導電膜上に第2絶縁膜を形成する工程と、 前記第2絶縁膜上にコントロールゲートを形成するため
    の第2導電膜を形成する工程と、 前記第2導電膜上にエッチングマスクを形成する工程
    と、 前記エッチングマスクをマスクとして、前記第2導電
    膜、第2絶縁膜、第1導電膜の一部をエッチングし、前
    記コントロールゲート、第2絶縁膜、フローティングゲ
    ートを形成する工程と、 前記エッチングマスクをマスクとして、前記フィールド
    酸化膜を除去した後、前記導電型半導体基板上に不純物
    導入阻止用マスクを形成する工程と、 前記不純物導入阻止用マスクと第2導電膜をマスクとし
    て不純物を導入し、前記ソース領域および前記ドレイン
    領域を形成する工程とを、 含むことを特徴とする不揮発性半導体記憶装置の製造方
    法。
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