JPH0610329Y2 - レーザ光源 - Google Patents

レーザ光源

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JPH0610329Y2
JPH0610329Y2 JP13893687U JP13893687U JPH0610329Y2 JP H0610329 Y2 JPH0610329 Y2 JP H0610329Y2 JP 13893687 U JP13893687 U JP 13893687U JP 13893687 U JP13893687 U JP 13893687U JP H0610329 Y2 JPH0610329 Y2 JP H0610329Y2
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JP
Japan
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lens
light source
fiber
laser
single mode
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JP13893687U
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JPS6443310U (ja
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秀一 村山
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Yokogawa Electric Corp
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Yokogawa Electric Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 本考案は、半導体レーザを用いた空間ビーム出力型の光
源に関するものである。
《従来の技術》 第6図に示すように、通常半導体レーザ1の発光パター
ン2は楕円形であり、第7図に示すように、レンズ3で
平行ビームにしてもそのパターン21が楕円であること
は変らない。そこで第8図に示すように、レンズ3の後
にアパーチャー(開口部)4を設けて長円形の光ビーム
の一部を阻止して円形ビーム22とする方法がある。し
かしこの方法では、回折により光の強度分布が第9図の
ようになってしまい、発行パターンがガウス状とならな
い。また第10図に示すように、ビーム整形プリズム
5,ピンホール4やレンズ31〜33を用いて円形のガ
ウスビーム23を作る方法もある。ここでは、プリズム
5で楕円形の光ビームをできるだけ円形ビームに近ずけ
ておき、ピンホール4でビーム整形を行っている。
《考案が解決しようとする問題点》 しかしながら、この場合、ピンホール4の穴径は数μm
と小さいので、温度変動などで光学系が変形したりする
と、ピンホール穴位置が光軸からずれて、光の透過率が
悪くなったり、極端な場合には光が出力されなくなった
りする。また高価な光部品の点数も多く、装置の価格が
上昇してしまう。
本考案はこのような問題点を解決するためになされたも
ので、半導体レーザを用いて出射パターンが円形ガウシ
アン形となる安定な空間ビーム型レーザ光源を実現する
ことを目的とする。
《問題点を解決するための手段》 本考案に係るレーザ光源は半導体レーザと、この半導体
レーザの出力光を集光する光学手段と、この光学手段の
出力光を入射するシングルモード・ファイバと、このシ
ングルモード・ファイバの出力光を入射するレンズとを
備え、レンズから空間ビーム型のレーザ光を出力するよ
うに構成したことを特徴とする。
《作用》 半導体レーザからの楕円形光ビームはシングルモード・
ファイバにおいて円形ビームに変るので、レンズを介し
て円形ビームの空間ビーム光出力を得ることができる。
《実施例》 以下本考案を図面を用いて詳しく説明する。
第1図は本考案に係るレーザ光源の一実施例を示す構成
ブロック図である。1は駆動回路7により励振される半
導体レーザ、34はこの半導体レーザ1の出力光を入射
する集光レンズ、8はこの集光レンズ34からの出力光
を入射するコア径が4〜12μm程度(波長により異な
る)のシングルモード・ファイバ、61はこのシングル
モード・ファイバ8の端部に設けられたフェルール、1
0はこのフェルール61,前記集光レンズ34および前
記半導体レーザ1を近接して配置し一体化構造(レーザ
モジュール)とするための構造体、81は前記シングル
モード・ファイバ8の中間に設けられたモードスクラン
ブラ、62は前記シングルモード・ファイバ8の他端に
設けられた第2のフェルール、35は前記シングルモー
ド・ファイバ8の他端から出射される光を平行光束にす
るレンズ、24はこのレンズ35から出射される光の出
射パターンである。ここでフェルールとは光ファイバの
端部をその中心穴に挿入して細い光ファイバ芯線(〜0.
1mm)を固定したり、ファイバ端面を平面,球面や斜面
等に研磨するために用いる金属等からなる筒のことをい
う。
上記のような構成の装置の動作を以下に説明する。半導
体レーザ1からの光はレンズ34によりシングルモード
・ファイバ8の端面に集光され、入射する。半導体レー
ザ1の楕円形の発光パターンはシングルモード・ファイ
バ8において次のようにして円形のビームに変えられ
る。すなわち、ファイバ8の端面に入射する楕円形のビ
ーム径がファイバ8のコア径よりも大きいときは、コア
径からはみ出た部分の入射ビームはクラッド部分におい
て減衰し、ファイバ8の出射端では円形ビームとなる。
また、ファイバ8の端面に入射する楕円形のビーム径
(長径)がファイバ8のコア径よりも小さいときは、楕
円形のビームが全てコア部分に入射するが、コア内伝搬
のランダム性により楕円形の偏りは失われ、これもまた
ファイバ8の出射端では円形ビームとなる。上記いずれ
の場合もファイバ8にある程度の長さがあることが前提
となる。ただし、ファイバ8のコア部分に楕円ビーム全
体を入れた時の方がファイバ長さを短くできる。モード
スクランブラ81はそのコア部分の曲りにより、クラッ
ド部分における光ビームの減衰を加速する働きを有す
る。ファイバ8の出射端面から出た光はレンズ35で平
行光とされ、円形ガウス形の空間ビームパターン24を
有する光出力となる。
このような構成のレーザ光源によれば、高価なビーム整
形プリズムおよびピンホール等の代りに光ファイバを用
いるので安価となる。
また光ファイバを用いているので、ビームの出射口を自
由な位置に配置でき、装置の形状が自由になるととも
に、小形化も容易である。
半導体レーザと光ファイバの入射端を近くに配置するの
で、温度変動や振動に影響されにくく、入射効率も変り
にくくなり、比較的安定に動作する。
なお、上記の実施例において、レンズ35は出力光を平
行光としているが、用途に応じて収束光や拡散光とする
こともできる。
また用途に応じてモードスクランブラ81を省略するこ
ともできる。
また上記の実施例において、半導体レーザ1,レンズ3
4,光ファイバ8端部等からなるレーザモジュールの部
分は次の変形例のような種々の構成をとることもでき
る。すなわち、第2図に示すように、集光用の光学手段
としてレンズ34の代りに光ファイバ8の入射端部82
を球状に加工したもの、第3図に示すようにロッドレン
ズ36をレンズの代りに用いるもの、第4図に示すよう
に球レンズ37を同様に用いるもの等が考えられる。
また出力パワーや波長を安定にするには、レーザモジュ
ールを恒温槽に入れて温度の安定化を図ればよい。この
場合にも小型化によりエネルギー消費を小さくできる。
第5図は本考案の第2の実施例に係るレーザ光源を示す
構成ブロック図である。第1図と異なるのは、シングル
モードファイバ8として偏波面保存ファイバ8aを用い
て出力光の直線偏光度を改善している点である。出力レ
ンズ35の後に偏光ビームスプリッタ9を設ければ、さ
らに直線偏光度を改善することができる。
《考案の効果》 以上述べたように本考案によれば、半導体レーザを用い
て出射パターンが円形ガウシアン形となる安定な空間ビ
ーム型レーザ光源を簡単な構成で実現することができ
る。
【図面の簡単な説明】 第1図は本考案に係るレーザ光源の一実施例を示す構成
ブロック図、第2図〜第4図は第1図装置の変形例を示
す要部構成ブロック図、第5図は本考案に係るレーザ光
源の第2の実施例を示す構成ブロック図、第6図〜第1
0図は半導体レーザを用いた従来の空間ビーム型光源を
示す説明図である。 1……半導体レーザ、8,8a……シングルモード・フ
ァイバ、34,36,37,82……光学手段、35…
…レンズ。

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体レーザと、この半導体レーザの出力
    光を集光する光学手段と、この光学手段の出力光を入射
    するシングルモード・ファイバと、このシングルモード
    ・ファイバの出力光を入射するレンズとを備え、レンズ
    から空間ビーム型のレーザ光を出力するように構成した
    ことを特徴とするレーザ光源。
  2. 【請求項2】シングルモード・ファイバとして偏波面保
    存ファイバを用いた実用新案登録請求の範囲第1項記載
    のレーザ光源。
  3. 【請求項3】レンズの出力光を偏光ビームスプリッタに
    入射することにより、直線偏光出力を得るようにした実
    用新案登録請求の範囲第1項記載のレーザ光源。
  4. 【請求項4】シングルモード・ファイバの途中にモード
    ・スクランブラを設けた実用新案登録請求の範囲第1項
    記載のレーザ光源。
  5. 【請求項5】半導体レーザ、光学手段およびシングルモ
    ード・ファイバを近接して配置し、一体化構造とした実
    用新案登録請求の範囲第1項記載のレーザ光源。
JP13893687U 1987-09-11 1987-09-11 レーザ光源 Expired - Lifetime JPH0610329Y2 (ja)

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JPS6443310U JPS6443310U (ja) 1989-03-15
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JPS6443310U (ja) 1989-03-15

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