JPH0610293B2 - 高炉炉内壁補修用耐火物はつり機 - Google Patents
高炉炉内壁補修用耐火物はつり機Info
- Publication number
- JPH0610293B2 JPH0610293B2 JP2828488A JP2828488A JPH0610293B2 JP H0610293 B2 JPH0610293 B2 JP H0610293B2 JP 2828488 A JP2828488 A JP 2828488A JP 2828488 A JP2828488 A JP 2828488A JP H0610293 B2 JPH0610293 B2 JP H0610293B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- chipping
- refractory
- blast furnace
- wall
- furnace
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Blast Furnaces (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は、高炉炉内壁を補修するさいに用いる耐火物は
つり機に関するものである。
つり機に関するものである。
(ロ)従来技術 従来高炉炉内壁の補修、特にシャフト上部の炉口と呼ば
れる部分においては、吹付補修が広く行われている。し
かし最近では、冷却したパイプや、耐火物のパネルまた
は、鋳物板等が炉口のプロフィル維持(操業面で低いS
iを目指すとき重要)のために取り付けられ始めた。こ
の際、これまで吹き付けた吹付け材や、異常に残在して
いるレンガは、取り除き、平らな状態にする必要があ
る。
れる部分においては、吹付補修が広く行われている。し
かし最近では、冷却したパイプや、耐火物のパネルまた
は、鋳物板等が炉口のプロフィル維持(操業面で低いS
iを目指すとき重要)のために取り付けられ始めた。こ
の際、これまで吹き付けた吹付け材や、異常に残在して
いるレンガは、取り除き、平らな状態にする必要があ
る。
従来、この平坦化を行う方法といて、ダイナマイト発破
による発破法がとられている。この方法は、高炉鉄皮に
約300mmピッチで穴を開け、それにダイナマイトを仕掛
けて、その火薬の先にある耐火物を吹き飛ばすのであ
る。
による発破法がとられている。この方法は、高炉鉄皮に
約300mmピッチで穴を開け、それにダイナマイトを仕掛
けて、その火薬の先にある耐火物を吹き飛ばすのであ
る。
この発破による方法は、平らな面が得にくいこと、火薬
を仕掛けた部分は落ちるが中間部は突起として残るこ
と、失敗して煉瓦を落とす場合があること、耐火物全体
の目地弛み等が発生しやすいこと、鉄皮に多くの穴を開
ける必要があることなどの欠点がある。
を仕掛けた部分は落ちるが中間部は突起として残るこ
と、失敗して煉瓦を落とす場合があること、耐火物全体
の目地弛み等が発生しやすいこと、鉄皮に多くの穴を開
ける必要があることなどの欠点がある。
特公昭60-43405号公報では、炉頂からビッドを取り付け
たロッドを昇降させ、鉄皮の開口部から挿入した連結部
材によって操作する高炉炉壁付着物除去装置を開示して
いる。しかし、この装置は炉頂からロッドを昇降させる
設備を必要とし、高価になる。
たロッドを昇降させ、鉄皮の開口部から挿入した連結部
材によって操作する高炉炉壁付着物除去装置を開示して
いる。しかし、この装置は炉頂からロッドを昇降させる
設備を必要とし、高価になる。
特開昭60-50105号公報では、炉壁開口部から多関節ロボ
ットアームを挿入して炉壁を補修する高炉炉壁補修方法
を開示している。しかし、この方法は多関節ロボットア
ームを用いるので高価であり、また、故障を生じやす
い。
ットアームを挿入して炉壁を補修する高炉炉壁補修方法
を開示している。しかし、この方法は多関節ロボットア
ームを用いるので高価であり、また、故障を生じやす
い。
(ハ)発明が解決しようとする課題 本発明が解決しようとする課題は、高炉炉内壁を補修す
るさいに、平らな補修面を得、他の部分に影響と与え
ず、補修の厚みを制御でき、鉄皮開口ピッチを少なくす
るはつり機を得ることにある。
るさいに、平らな補修面を得、他の部分に影響と与え
ず、補修の厚みを制御でき、鉄皮開口ピッチを少なくす
るはつり機を得ることにある。
(ニ)課題を解決するための手段 本発明の高炉炉内壁補修用耐火物はつり機は、耐火物の
はつり機能を備えたはつりユニットと、高炉の鉄皮開口
部から炉内に挿入されて組み立てられていて前記はつり
ユニットを昇降・横行移動自在に支持するフレームと、
前記はつりユニットを昇降・横行移動させる駆動機器と
からなる手段によって、上記課題を解決している。
はつり機能を備えたはつりユニットと、高炉の鉄皮開口
部から炉内に挿入されて組み立てられていて前記はつり
ユニットを昇降・横行移動自在に支持するフレームと、
前記はつりユニットを昇降・横行移動させる駆動機器と
からなる手段によって、上記課題を解決している。
(ホ)実施例 第1図および第2図に示すように、本発明の高炉炉内壁
補修用耐火物はつり機は、はつりユニット1、フレーム
2、駆動機器3からなっている。
補修用耐火物はつり機は、はつりユニット1、フレーム
2、駆動機器3からなっている。
はつりユニット1は、送りシリンダ11、ピンク12、
はつり機能リンク13、支持台14、はつり本体15か
らなっている。送りシリンダ11の一端が支持台14に
回動自在に取り付けられ、他端がはつり本体15に回動
自在に取り付けられる。はつり本体15は、はつり機能
リンク13によって揺動自在に支持台14に取り付けら
れる。ピック12ははつり本体15に取り付けられる。
はつり機能リンク13、支持台14、はつり本体15か
らなっている。送りシリンダ11の一端が支持台14に
回動自在に取り付けられ、他端がはつり本体15に回動
自在に取り付けられる。はつり本体15は、はつり機能
リンク13によって揺動自在に支持台14に取り付けら
れる。ピック12ははつり本体15に取り付けられる。
送りシリンダ11はピック12を耐火物に押し付け、は
つり機能リンク13がピック12にはつり運動を与え
る。(第3図)。
つり機能リンク13がピック12にはつり運動を与え
る。(第3図)。
フレーム2は、鉄皮開口部4から炉内に挿入されて組み
立てられる。この鉄皮開口部4は、冷却パイプの出入用
開口または耐火物パネルの取付け用開口を利用する。
立てられる。この鉄皮開口部4は、冷却パイプの出入用
開口または耐火物パネルの取付け用開口を利用する。
はつりユニット1の支持台14がフレーム2に移動自在
に支持される。フレーム2には支持台14を昇降・横行
移動する駆動機器3が取り付けられる。駆動機器3は支
持台14を昇降させる昇降用モータ31と、支持台14
を横行させる横行用モータ32とからできている。
に支持される。フレーム2には支持台14を昇降・横行
移動する駆動機器3が取り付けられる。駆動機器3は支
持台14を昇降させる昇降用モータ31と、支持台14
を横行させる横行用モータ32とからできている。
第3図に示すように、送りシリンダ11によってピンク
12を耐火物に最初は垂直に押し付け、その後リンク1
3の作用によりはつり作用を行う。このはつり作用によ
り、ピック12は耐火物の凹部は削らない。このように
して、はつりユニットは外部から直接に見えない部分を
自動的に削り取ることになる。
12を耐火物に最初は垂直に押し付け、その後リンク1
3の作用によりはつり作用を行う。このはつり作用によ
り、ピック12は耐火物の凹部は削らない。このように
して、はつりユニットは外部から直接に見えない部分を
自動的に削り取ることになる。
はつり深さは、最初の鉄皮開口部への取付け位置および
リンク13の腕の長さによって決まる。
リンク13の腕の長さによって決まる。
本発明のはつり機を実際の高炉に使用した結果を以下に
示す。
示す。
i、耐火物はつりユニット: 型式=K80 能力=衝撃力、16.4kgm/S、16.5kg ii、送りシリンダ: 内径:100mm ストローク:150mm iii、昇降モータ(立形サイクロ): VM−02−51、1/43 iv、横行モータ(横形サイクロ): HM−20−51、1/43 v、実施結果: 炉壁厚400〜450mmを350mmにする目的で、はつり機を製
作し、既設200フランジの開口部に取り付けた。その結
果、ほぼ350mmまでの耐火物のはつりが完了した。対面
上部のマンホールより内部を見ながらはつり機を上下・
左右に動かして、作業を行い、約10分/m2の能率で施
行できた。
作し、既設200フランジの開口部に取り付けた。その結
果、ほぼ350mmまでの耐火物のはつりが完了した。対面
上部のマンホールより内部を見ながらはつり機を上下・
左右に動かして、作業を行い、約10分/m2の能率で施
行できた。
(ヘ)効果 本発明のはつり機によれば、次の効果が得られる。
i、発破等にくらべて、安価、安全、確実に施行ができ
る。
る。
ii、残したい厚みが確実に保存される。
iii、作業に熟練を要せず、安定した仕上りとなる。
iv、装置が軽量で扱いやすい。
v、コンクリート、加熱炉煉瓦、高炉内付着物等のはつ
りにも適用できる。
りにも適用できる。
第1図は本発明のはつり機の側面図。第2図は第1図の
II−II線からみた平面図。第3図は本発明のはつり機の
動作説明図。 1:はつりユニット、2:フレーム 3:駆動機器、4:鉄皮開口部 11:送りシリンダ、12:ピック 13:はつり機能リンク、14:支持台 15:はつり本体、31:昇降用モータ 32:横行用モータ
II−II線からみた平面図。第3図は本発明のはつり機の
動作説明図。 1:はつりユニット、2:フレーム 3:駆動機器、4:鉄皮開口部 11:送りシリンダ、12:ピック 13:はつり機能リンク、14:支持台 15:はつり本体、31:昇降用モータ 32:横行用モータ
Claims (1)
- 【請求項1】耐火物のはつり機能を備えたはつりユニッ
トと、高炉の鉄皮開口部から炉内に挿入されて組み立て
られていて前記はつりユニットを昇降・横行移動自在に
支持するフレームと、前記はつりユニットを昇降・横行
移動させる駆動機器とからなる高炉炉内壁補修用耐火物
はつり機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2828488A JPH0610293B2 (ja) | 1988-02-09 | 1988-02-09 | 高炉炉内壁補修用耐火物はつり機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2828488A JPH0610293B2 (ja) | 1988-02-09 | 1988-02-09 | 高炉炉内壁補修用耐火物はつり機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01205012A JPH01205012A (ja) | 1989-08-17 |
JPH0610293B2 true JPH0610293B2 (ja) | 1994-02-09 |
Family
ID=12244303
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2828488A Expired - Lifetime JPH0610293B2 (ja) | 1988-02-09 | 1988-02-09 | 高炉炉内壁補修用耐火物はつり機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0610293B2 (ja) |
-
1988
- 1988-02-09 JP JP2828488A patent/JPH0610293B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01205012A (ja) | 1989-08-17 |
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