JPH06102698A - 電子写真用トナー - Google Patents

電子写真用トナー

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JPH06102698A
JPH06102698A JP4250909A JP25090992A JPH06102698A JP H06102698 A JPH06102698 A JP H06102698A JP 4250909 A JP4250909 A JP 4250909A JP 25090992 A JP25090992 A JP 25090992A JP H06102698 A JPH06102698 A JP H06102698A
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JP
Japan
Prior art keywords
toner
particle size
wax
particle diameter
release agent
Prior art date
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Pending
Application number
JP4250909A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiteru Hatase
芳輝 畑瀬
Masatake Inoue
雅偉 井上
Koichi Tsuyama
浩一 津山
Takeshi Arakawa
健 荒川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Mita Industrial Co Ltd
Original Assignee
Mita Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Mita Industrial Co Ltd filed Critical Mita Industrial Co Ltd
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Publication of JPH06102698A publication Critical patent/JPH06102698A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明の目的は、小粒径トナ−においてもワッ
クスがトナ−中で一様に分散して耐オフセット性に優れ
た電子写真用トナ−を提供することにある。 【構成】本発明によれば、トナ−粒子の中心粒径が10
μm以下の小粒径トナ−であり、離型剤として低分子量
プロピレン−ブテンの共重合体を使用するものにおい
て、その離型剤の中心粒径が120μm以下であるワッ
クスを含有することを特徴とする電子写真用トナ−が提
供される。

Description

【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】本発明は、静電式複写機やレ−ザ
−ビ−ムプリンタ−等のいわゆるカ−ルソンプロセスを
応用した画像形成方法に使用される電子写真用トナーに
関する。
【従来の技術】電子写真複写法は、光導電現象を利用し
て画像を形成し、ハ−ドコピ−を得るシステムで、プロ
セスとしては帯電、露光、現像、転写、定着、クリ−ニ
ングの各工程からなっている。一方、トナーは構成成分
としてバインダ−樹脂、着色剤、電荷制御剤、ワックス
が含有されておりその中のワックスは、離型性に優れた
低分子ポリプロピレンを含有させることにより、被定着
シ−ト上のトナー像の一部が定着ロ−ラ表面に付着し次
の被定着シ−ト上にこれが再移転して汚れを発生させ
る、いわゆるオフセット現象が生じるのを防止してい
る。
【発明が解決しようとする問題点】最近、画像の高画質
化に伴い小粒径トナーが使用されている。しかしこの小
粒径トナーの添加剤として従来から使用してきたワック
ス(中心粒径200〜250μm)を投入するとトナー
中のワックスの分散性が悪化し、トナー表面上にワック
スが出てきて、それがオフセット現象の発生の原因にな
っていた。本発明の目的は、小粒径トナーにおいてもワ
ックスがトナー中で一様に分散して耐オフセット性に優
れた電子写真用トナーを提供することにある。
【課題を解決するための手段】本発明によれば、トナー
粒子の中心粒径が10μm以下の小粒径トナーであり、
離型剤として低分子量プロピレン−ブテンの共重合体を
使用するものにおいて、その離型剤の中心粒径が120
μm以下であるワックスを含有することを特徴とする電
子写真用トナーが提供される。
【作用】本発明においては、ワックスの中心粒径が12
0μm以下であることが特に重要である。中心粒径が2
00〜250μmのワックスと120μm以下のワック
スを考えてみた場合、同一添加量では粒径の小さいワッ
クスの方が粒子数としては多くなり、材料前混合の工程
においてワックスが材料中に分散する確率は高くなる。
しかも前混合におけるワックスの溶け易さを考えてみて
も、粒径の小さい方が当然溶け易く、またポリプロピレ
ンよりも結晶性の低下したプロピレン−ブテンの共重合
体をワックスとして用いているため、よりいっそう溶け
易くなる。従って粒径の小さいワックスを添加させるこ
とによりトナー中でワックスが均一に分散し易く、その
ためワックスの離型剤としての効果が十分に発揮され、
小粒径トナーにおいても耐オフセット性が維持できる。
本発明に係わる離型剤は「DT−9805」三井石油化
学社製が好適に使用できる。本発明におけるトナー粒子
は、結着樹脂中に、着色剤、電荷制御剤、離型剤等の添
加剤を配合し、10μm以下の粒径に造粒して製造され
る。このトナー成分である結着樹脂には、スチレン系樹
脂、アクリル系樹脂、或いはスチレン−アクリル系樹
脂、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、シリコン樹
脂、ポリアミド、変性ロジン等が使用される。着色剤と
しては、従来より使用されている公知のものが使用でき
る。例えば三菱化成製カーボンブラック#25(登録商
標)のように、一次粒子の平均粒径が40乃至60nm
の粒子が好適である。その他以下にあげる着色剤が好適
に使用できる。 黒色 ファーネスブラック、チャンネルブラック、ガスブラッ
ク、オイルブラック、アセチレンブラック等のカーボン
ブラック、ランプブラック、アニリンブラック 白色 亜鉛華、酸化チタン、アンチモン白、硫化亜鉛 赤色 ベンガラ、カドミュウムレッド、鉛丹、硫化水銀、カド
ミュウム、パーマネントレッド4R、リソールレッド、
ピラゾロンレッド、ウォッチングレッドカルシウム塩、
レーキレッドD、ブリリアントカーミン6B、エオシン
レーキ、ローダミンレーキB、アリザリンレーキ、ブリ
リアントカーミン3B 橙色 赤口黄鉛、モリブデンオレンジ、パーマネントオレンジ
GTR、ピラゾロンオレンジ、バルカンオレンジ、イン
ダンスレンブリリアントオレンジRK、ベンジジンオレ
ンジG、インダンスレンブリリアントオレンジGK 黄色 黄鉛、亜鉛華、カドミュウムイエロー、黄色酸化鉄、ミ
ネラルファストイエロー、ニッケルチタンイエロー、ネ
ーブルスイエロー、ナフトールイエローS、ハンザーイ
エローG、ハンザーイエロー10G、ベンジジンイエロ
ーG、ベンジジンイエローGR、キノリンイエローレー
キ、パーマネントイエローNCG、タートラジンレーキ 緑色 クロムグリーン、酸化クロム、ピグメントグリンB、マ
ラカイトグリーンレーキ、ファイナルイエローグリーン 青色 紺青、コバルトブルー、アルカリブルーレーキ、ビクト
リアブルーレーキ、フタロシアニンブルー部分塩素化
物、ファーネストスカイブルー、インダンスレンブルー
BC、無金属フタロシアニンブルー 紫色 マンガン紫、ファーストバイオレットB、メチルバイオ
レットレーキ 体質顔料としては、例えばパライト粉、炭酸バリウム、
クレー、シリカ、ホワイトカーボン、タルク、アルミナ
ホワイト等があげられる。導電性顔料としては、例えば
導電性カーボンブラック、アルミニウム粉等の各種金属
粉があげられる。磁性顔料としては、例えば四三酸化鉄
(マグネタイト鉄黒)、三二酸化鉄(γ−Fe2O3)、
酸化鉄亜鉛(ZnFe2O4)、酸化鉄イットリウム(Y
3Fe5O12)、酸化鉄カドミウム(CdFe2O4)、酸
化鉄ガトリウム(Gd3Fe5O4)、酸化鉄銅(CuF
e2O4)、酸化鉄鉛(PbFe12O19)、酸化鉄ニッケ
ル(NiFe2O4)、酸化鉄ネオジム(NdFeO
3)、酸化鉄バリウム(BaFe12O19)、酸化鉄マグ
ネシウム(MgFe2O4)、酸化鉄マンガン(MnFe
2O4)、酸化鉄ランタン(LaFeO3)等の各種フェ
ライト;鉄粉、コバルト粉、ニッケル粉等があげられ
る。光導電性顔料としては、例えば酸化亜鉛、セレン、
硫化カドミウム、セレン、硫化カドミウム、セレン化カ
ドミウム等があげられる。電荷制御剤としては、それ自
体公知の任意の電荷制御剤で平均粒径が4μm以下のも
の、例えばボントロンS−44(オリエント化学社
製)、ニグロシンベース(CI 50415)、オイル
ブラック(CI 26150)、スピロンブラック等の
油溶性染料、含金属アゾ染料、ナフテン酸金属塩、アル
キルサリチル酸の金属塩、脂肪酸や石鹸、樹脂酸石鹸等
が使用される。 トナーの製造 結着樹脂、着色剤、電荷制御剤、離型剤等を混合攪拌す
る。混合攪拌は低負荷・低せん断力が作用する条件下で
行うべきであり、一般にコニカルブレンダー、リボンブ
レンダー、V型ブレンダー、ナウタミキサー、ヘンシェ
ルミキサー、ボールミル等の各種混合攪拌装置で行うこ
とができる。混合攪拌温度は、結着樹脂のガラス転移点
(Tg)よりも低い温度とするのがよい。必要な混合攪
拌時間は装置の種類、投入量によっても相違するが、一
般に10乃至300分の範囲が適当である。このように
して得られた前混合物を常法により溶融混練し、この混
練物を粉砕、分級してトナー粒子とする。上記製造法に
より得られたトナー粒子に、流動性、帯電性向上を目的
に、疎水化シリカを適当重量部数混合分散させ、平均粒
子径が8μm以下の粉体トナーとする。疎水化シリカと
しては、アルキル基、アルキルシリル基、アルキルシラ
ンで処理された疎水化シリカ、例えば日本アエロジル社
製の商品名R974等が挙げられる。上述した疎水化シ
リカとの組み合わせ、あるいは単体、あるいは疎水化シ
リカ以外の組み合わせで使用する流動性向上剤として
は、例えば無機の流動性向上剤や有機高分子の流動性向
上剤が挙げられる。無機のものとしては、通常の気相方
シリカ、気相方アルミナ、気相方チタニア、アルミナ改
質気相方シリカが挙げられる。有機高分子流動性向上剤
としては、無乳化重合法あるいは乳化重合法によるアク
リル樹脂、スチレン系樹脂などの微粒子が使用される。
【実施例】以下、実施例、比較例をあげて本発明の電子
写真用トナーの効果を説明する。 実施例1 (成分) スチレン−アクリル系樹脂 100重量% カーボンブラック 8.5重量% 電荷制御剤 1.5重量% ブテンとプロピレンの共重合体 (離型剤) 2.0重量% (商品名「DT−9805改」三井石油化学社製) 尚、離型剤については振動ふるい機にて平均粒径が12
0μmになるものを得た。以上の成分を2軸押し出し機
で溶融混練し、ジェットミル粉砕し、分級機で風力分級
を行って、平均粒径10μmのトナーを得た。次にこの
トナー粒子に疎水性シリカ微粒子(1次粒子の平均粒径
14nm 日本アエロジル社製の商品名「R974」)
を、トナー総重量に対して0.3重量部を混合分散し、
本発明に使用する粉体トナーを作成した。 実施例2 離型剤としてブテンとプロピレンの共重合体を使用し、
その平均粒径が100μmであるものを使用する以外は
実施例1と同様にしてトナーを得た。 比較例1 離型剤として低分子量ポリプロピレンを使用し、その平
均粒径が120μmであるものを使用する以外は実施例
1と同様にしてトナーを得た。 比較例2 離型剤としてブテンとプロピレンの共重合体を使用し、
その平均粒径が150μmであるものを使用する以外は
実施例1と同様にしてトナーを得た。 比較例3 離型剤としてブテンとプロピレンの共重合体を使用し、
その平均粒径が220μmであるものを使用する以外は
実施例1と同様にしてトナーを得た。 比較例4 離型剤として低分子量ポリプロピレンを使用し、その平
均粒径が220μmであるものを使用する以外は実施例
1と同様にしてトナーを得た。 <評価試験>この粉体トナーについて、平均粒径80μ
mのフェライトキャリアと均一に混合攪拌してトナー濃
度3.5%の二成分現像剤とした。そして、三田工業社
製(商品名「DC−3555M」)を用いて総計8万枚
の複写を行い、8万枚複写後の画像濃度及びカブリ濃
度、トナー落下量、耐オフセット性、複写テスト終了時
のトナー飛散の有無を調べた。各試験方法は以下の通り
である。 (1)画像濃度(I.D.)測定 反射濃度計(東京電色社製の型番TC−6D)を用いて
複写画像ベタ部の濃度を測定した。 (2)カブリ濃度(F.D.)測定 前記反射濃度計を用いて、複写画像余白部の濃度を測定
してカブリ濃度とした。 (3)トナー落下量測定 トナー20gを落下量試験機に投入し、ロ−レットが施
された金属性ロ−ラ−を5分間回転させ、その時の落下
量を調べた。ここで、落下量が多いほど流動性に優れて
いることを示している。 (4)耐オフセット性 三田工業社製電子写真複写機(型番DC−3555M)
を用いて、高温高湿環境下で黒ベタ原稿を用いて、50
0枚複写しその際非画像部のオフセット現象、汚れを目
視で判断し以下の評価基準で評価した。 オフセット、汚れ等ない場合 ○ オフセット、汚れ等ある場合 × (5)トナー飛散 8万枚複写テスト終了時の複写機内状態を目視で判断
し、以下の基準で評価した。 トナー飛散なしの場合 ○ わずかにトナー飛散ある場合 △ トナー飛散がある場合 ×
【表1】
【発明の効果】本発明では、離型剤としてプロピレン−
ブテンの共重合体を用い、その離型剤の中心粒径が12
0μm以下であるものを用いることによって、小粒径ト
ナーであっても耐オフセット性に優れた電子写真用トナ
ーが得られた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 荒川 健 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工 業株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トナー粒子の中心粒径が10μm以下であ
    り、離型剤として低分子量プロピレン−ブテンの共重合
    体を使用するものにおいて、その離型剤の中心粒径が1
    20μm以下であることを特徴とする電子写真用トナ
    ー。
JP4250909A 1992-09-21 1992-09-21 電子写真用トナー Pending JPH06102698A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04370102A (ja) * 1991-06-18 1992-12-22 Sekisui Chem Co Ltd 後架橋型光重合性組成物を用いた粘着テープもしくはシートの製造方法
JP2021161287A (ja) * 2020-03-31 2021-10-11 株式会社プライムポリマー ポリオレフィンワックス微粒子の製造方法

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