JPH06102301A - プリント基板の検査装置 - Google Patents
プリント基板の検査装置Info
- Publication number
- JPH06102301A JPH06102301A JP4043981A JP4398192A JPH06102301A JP H06102301 A JPH06102301 A JP H06102301A JP 4043981 A JP4043981 A JP 4043981A JP 4398192 A JP4398192 A JP 4398192A JP H06102301 A JPH06102301 A JP H06102301A
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- JP
- Japan
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- printed circuit
- circuit board
- inspection
- terminals
- moving mechanism
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- Testing Of Short-Circuits, Discontinuities, Leakage, Or Incorrect Line Connections (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 プリント基板の配線パターンの導通検査を表
裏両面同時に行え、さらにはスルーホールの導通検査も
同時に行えるプリント基板の検査装置を提供することを
目的とする。 【構成】 検出端兼支持用端子2a、2b、3a、3b
を、プリント基板1の表側に2本配置するとともに、プ
リント基板1の裏側に表側に配置された各検出端兼支持
用端子と相対するように2本配置し、これら検出端兼支
持用端子2a、2b、3a、3bを移動機構7、8によ
りXおよびY方向に移動自在としたものである。
裏両面同時に行え、さらにはスルーホールの導通検査も
同時に行えるプリント基板の検査装置を提供することを
目的とする。 【構成】 検出端兼支持用端子2a、2b、3a、3b
を、プリント基板1の表側に2本配置するとともに、プ
リント基板1の裏側に表側に配置された各検出端兼支持
用端子と相対するように2本配置し、これら検出端兼支
持用端子2a、2b、3a、3bを移動機構7、8によ
りXおよびY方向に移動自在としたものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、部品実装前のプリント
基板の導通を検査するプリント基板の検査装置に係り、
特に表裏両面に配線パターンが形成されたプリント基板
の配線パターンやスルーホールの導通を検査するプリン
ト基板の検査装置に関する。
基板の導通を検査するプリント基板の検査装置に係り、
特に表裏両面に配線パターンが形成されたプリント基板
の配線パターンやスルーホールの導通を検査するプリン
ト基板の検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、各種電気機器の小型化、高品質化
などに伴い、これらに使用されるプリント基板の高密度
実装化、高信頼性化が強く要望されている。
などに伴い、これらに使用されるプリント基板の高密度
実装化、高信頼性化が強く要望されている。
【0003】高信頼性の観点より、部品実装前のプリン
ト基板いわゆるベアボードの状態においても、その良否
の判定は通常行われている。
ト基板いわゆるベアボードの状態においても、その良否
の判定は通常行われている。
【0004】一方、高密度実装の観点より、プリント基
板の表裏両面に部品を実装するいわゆる両面実装が盛ん
に行われている。
板の表裏両面に部品を実装するいわゆる両面実装が盛ん
に行われている。
【0005】ところで、ベアボードの状態におけるプリ
ント基板の良否の判定は、通常ベアボードテスタによっ
て行われている。
ント基板の良否の判定は、通常ベアボードテスタによっ
て行われている。
【0006】ベアボードテスタとは、一般に、各ランド
に検査端子を接触させ、各ランド間の導通状態を検出
し、基準データや設計データとの比較により導通の有無
などを検査する装置である。
に検査端子を接触させ、各ランド間の導通状態を検出
し、基準データや設計データとの比較により導通の有無
などを検査する装置である。
【0007】例えば、多品種少量のプリント基板につい
て使用されるベアボードテスタとしては、XYプロッタ
のペンのようにコンピュータ制御された一対の検査端子
によりプリント基板上を順次検査していくものがある。
て使用されるベアボードテスタとしては、XYプロッタ
のペンのようにコンピュータ制御された一対の検査端子
によりプリント基板上を順次検査していくものがある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のベアボードテスタでは、両面実装に使用され
たプリント基板について、その表裏両面の配線パターン
を同時に検査ができないため、検査にかなりの時間を要
するという問題がある。また、スルーホールの検査がで
きないという問題もある。
うな従来のベアボードテスタでは、両面実装に使用され
たプリント基板について、その表裏両面の配線パターン
を同時に検査ができないため、検査にかなりの時間を要
するという問題がある。また、スルーホールの検査がで
きないという問題もある。
【0009】また、上述したような多品種少量のプリン
ト基板について使用される従来のベアボードテスタで
は、プリント基板の種類に応じて検査座標データなどの
データ入力が必要でり、かかるデータ入力にかなりの手
間および時間を要するという問題がある。このことは、
試作品や特急品に対応する際に、特に問題となる。
ト基板について使用される従来のベアボードテスタで
は、プリント基板の種類に応じて検査座標データなどの
データ入力が必要でり、かかるデータ入力にかなりの手
間および時間を要するという問題がある。このことは、
試作品や特急品に対応する際に、特に問題となる。
【0010】本発明は、かかる課題を解決するためにな
されたものであり、第1の目的は、プリント基板の配線
パターンの導通検査を表裏両面同時に行え、さらにはス
ルーホールの導通検査も同時に行えるプリント基板の検
査装置を提供することにある。 第2の目的は、検査座
標データなどのデータ入力をすることなく迅速に検査を
行えるプリント基板の検査装置を提供することにある。
されたものであり、第1の目的は、プリント基板の配線
パターンの導通検査を表裏両面同時に行え、さらにはス
ルーホールの導通検査も同時に行えるプリント基板の検
査装置を提供することにある。 第2の目的は、検査座
標データなどのデータ入力をすることなく迅速に検査を
行えるプリント基板の検査装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本願の第1の発明は、上
述した第1の目的を達成するために、プリント基板に形
成されたスルーホールおよび表裏両面の各配線パターン
間の導通を検査するプリント基板の検査装置において、
前記プリント基板の面に対して電気的な接続および機械
的な支持が可能とされた検出端兼支持用端子を、前記プ
リント基板の表側に2本配置するとともに、前記プリン
ト基板の裏側に前記表側に配置された各検出端兼支持用
端子と相対するように2本配置した検出機構と、前記プ
リント基板の面に対して前記各検出端兼支持用端子によ
る電気的な接続または機械的な支持を選択的に行わしめ
る4組のZ方向移動機構と、前記プリント基板の表裏に
相対するように配置された各一対の検出端兼支持用端子
を、それぞれY方向に移動させる2組のY方向移動機構
と、前記各一対の検出端兼支持用端子を、それぞれX方
向に移動させる2組のX方向移動機構とを有する移動機
構と、前記Y方向移動機構および前記X方向移動機構に
より前記各検出端兼支持用端子を所望の位置に移動させ
るとともに、前記Z方向移動機構により前記一対の検出
端兼支持用端子のうち一方の検出端兼支持用端子に電気
的な接続を行わせ、他方の検出端兼支持用端子に機械的
な支持を行わせる移動制御機構と、前記電気的な接続の
された各対の検出端兼支持用端子間に所定の電圧を印加
して前記スルーホールおよび配線パターン間の導通を判
定する判定機構とを具備する。
述した第1の目的を達成するために、プリント基板に形
成されたスルーホールおよび表裏両面の各配線パターン
間の導通を検査するプリント基板の検査装置において、
前記プリント基板の面に対して電気的な接続および機械
的な支持が可能とされた検出端兼支持用端子を、前記プ
リント基板の表側に2本配置するとともに、前記プリン
ト基板の裏側に前記表側に配置された各検出端兼支持用
端子と相対するように2本配置した検出機構と、前記プ
リント基板の面に対して前記各検出端兼支持用端子によ
る電気的な接続または機械的な支持を選択的に行わしめ
る4組のZ方向移動機構と、前記プリント基板の表裏に
相対するように配置された各一対の検出端兼支持用端子
を、それぞれY方向に移動させる2組のY方向移動機構
と、前記各一対の検出端兼支持用端子を、それぞれX方
向に移動させる2組のX方向移動機構とを有する移動機
構と、前記Y方向移動機構および前記X方向移動機構に
より前記各検出端兼支持用端子を所望の位置に移動させ
るとともに、前記Z方向移動機構により前記一対の検出
端兼支持用端子のうち一方の検出端兼支持用端子に電気
的な接続を行わせ、他方の検出端兼支持用端子に機械的
な支持を行わせる移動制御機構と、前記電気的な接続の
された各対の検出端兼支持用端子間に所定の電圧を印加
して前記スルーホールおよび配線パターン間の導通を判
定する判定機構とを具備する。
【0012】また、本願の第2の発明は、上述の第2の
目的を達成するため、プリント基板を形成するためのフ
ィルムの作画データより、検査座標データを抽出・編集
する手段を備え、この抽出・編集されたデータに基づき
各配線パターンまたはスルーホールの導通を検査するこ
とを特徴とする。
目的を達成するため、プリント基板を形成するためのフ
ィルムの作画データより、検査座標データを抽出・編集
する手段を備え、この抽出・編集されたデータに基づき
各配線パターンまたはスルーホールの導通を検査するこ
とを特徴とする。
【0013】なお、上述した2つの発明を組み合わせる
ことで、上述した第1の目的および第2の目的の両方を
同時に達成することができる。
ことで、上述した第1の目的および第2の目的の両方を
同時に達成することができる。
【0014】
【作用】本願の第1の発明では、検出端兼支持用端子
を、プリント基板の表側に2本配置するとともに、プリ
ント基板の裏側に表側に配置された各検出端兼支持用端
子と相対するように2本配置し、これら検出端兼支持用
端子を移動機構によりXおよびY方向に移動自在とした
ので、プリント基板の配線パターンの導通検査を表裏両
面同時に行え、さらにはスルーホールの導通検査も同時
に行える。
を、プリント基板の表側に2本配置するとともに、プリ
ント基板の裏側に表側に配置された各検出端兼支持用端
子と相対するように2本配置し、これら検出端兼支持用
端子を移動機構によりXおよびY方向に移動自在とした
ので、プリント基板の配線パターンの導通検査を表裏両
面同時に行え、さらにはスルーホールの導通検査も同時
に行える。
【0015】また、検出端兼支持用端子をプリント基板
の面に対して電気的な接続および機械的な支持を可能と
するとともに、相対する一対の検出端兼支持用端子のう
ち一方の検出端兼支持用端子に電気的な接続を行わせ、
他方の検出端兼支持用端子に機械的な支持を行わせるよ
うにしているので、検出端兼支持用端子がプリント基板
に接触した際にプリント基板が歪むこともなく、またプ
リント基板の取り付け位置が変動することもなくなる。
よって、検査を確実に行うことができる。
の面に対して電気的な接続および機械的な支持を可能と
するとともに、相対する一対の検出端兼支持用端子のう
ち一方の検出端兼支持用端子に電気的な接続を行わせ、
他方の検出端兼支持用端子に機械的な支持を行わせるよ
うにしているので、検出端兼支持用端子がプリント基板
に接触した際にプリント基板が歪むこともなく、またプ
リント基板の取り付け位置が変動することもなくなる。
よって、検査を確実に行うことができる。
【0016】本願の第2の発明では、プリント基板を形
成するためのフィルムの作画データより、検査座標デー
タを抽出して編集し、この抽出・編集されたデータに基
づき各配線パターンまたはスルーホールの導通を検査し
ているので、検査座標データなどのデータ入力をするこ
となく迅速に検査を行える。
成するためのフィルムの作画データより、検査座標デー
タを抽出して編集し、この抽出・編集されたデータに基
づき各配線パターンまたはスルーホールの導通を検査し
ているので、検査座標データなどのデータ入力をするこ
となく迅速に検査を行える。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。
る。
【0018】図1は本発明の一実施例に係るプリント基
板の検査装置の検出機構の概念図である。
板の検査装置の検出機構の概念図である。
【0019】同図において、1は本装置の検査対象とな
るスルーホールおよび表裏両面に配線パターンが形成さ
れたプリント基板を示している。
るスルーホールおよび表裏両面に配線パターンが形成さ
れたプリント基板を示している。
【0020】プリント基板1の表側には、2本の検出端
兼支持用端子2a、3aが配置され、プリント基板1の
裏側には、表側に配置された各検出端兼支持用端子2
a、3aと相対するように2本の検出端兼支持用端子2
b、3bが配置されている。
兼支持用端子2a、3aが配置され、プリント基板1の
裏側には、表側に配置された各検出端兼支持用端子2
a、3aと相対するように2本の検出端兼支持用端子2
b、3bが配置されている。
【0021】各検出端兼支持用端子2a、2b、3a、
3bは、図2に示すように、プリント基板1の面に対し
て電気的な接続を行う検査端子4と、検査端子4を包囲
し開口端が幅広にされプリント基板1を機械的に支持す
る支持端子5とからなる。
3bは、図2に示すように、プリント基板1の面に対し
て電気的な接続を行う検査端子4と、検査端子4を包囲
し開口端が幅広にされプリント基板1を機械的に支持す
る支持端子5とからなる。
【0022】図3はこのプリント基板の検査装置の移動
機構を示す斜視図である。
機構を示す斜視図である。
【0023】この移動機構は、同図に示すように、各検
出端兼支持用端子2a、2b、3a、3bをそれぞれX
方向、Y方向、Z方向に移動させるX方向移動機構6、
Y方向移動機構7、Z方向移動機構8を備える。
出端兼支持用端子2a、2b、3a、3bをそれぞれX
方向、Y方向、Z方向に移動させるX方向移動機構6、
Y方向移動機構7、Z方向移動機構8を備える。
【0024】X方向移動機構6は、図4に示すように、
プリント基板1の表裏両側にスクリューシャフト6a、
6bをX方向に配置するとともに、スクリューシャフト
6a、6bの一方の末端にモータ6cを配置し、モータ
6cのシャフトに取付けられた歯車6dとスクリューシ
ャフト6a、6bの末端に取付けられた歯車6e、6f
とが歯合するように構成されている。各検出端兼支持用
端子2a、2b、3a、3bを搭載するヘッド2a´、
2b´、3a´、3b´は、スクリューシャフト6a、
6bに歯合されている。したがって、モータ6cの回転
によりスクリューシャフト6a、6bは回転し、ヘッド
2a´、2b´、3a´、3b´はX方向に移動され
る。なお、スクリューシャフト6a、6bは、同一のモ
ータ6cにより回転駆動されるので、表裏両側の一対の
ヘッド2a´、2b´および3a´、3b´は、確実に
同期して移動される。
プリント基板1の表裏両側にスクリューシャフト6a、
6bをX方向に配置するとともに、スクリューシャフト
6a、6bの一方の末端にモータ6cを配置し、モータ
6cのシャフトに取付けられた歯車6dとスクリューシ
ャフト6a、6bの末端に取付けられた歯車6e、6f
とが歯合するように構成されている。各検出端兼支持用
端子2a、2b、3a、3bを搭載するヘッド2a´、
2b´、3a´、3b´は、スクリューシャフト6a、
6bに歯合されている。したがって、モータ6cの回転
によりスクリューシャフト6a、6bは回転し、ヘッド
2a´、2b´、3a´、3b´はX方向に移動され
る。なお、スクリューシャフト6a、6bは、同一のモ
ータ6cにより回転駆動されるので、表裏両側の一対の
ヘッド2a´、2b´および3a´、3b´は、確実に
同期して移動される。
【0025】Y方向移動機構7は、図5に示すように、
プリント基板1の一方側にスクリューシャフト7a、7
bをY方向に配置するとともに、スクリューシャフト7
a、7bの末端にモータ7c、7d(図3参照)を直接
接続し、各X方向移動機構6を搭載する支持部材7e、
7fがスクリューシャフト7a、7bに歯合するように
構成されている。したがって、モータ7c、7dの回転
により各X方向移動機構6は、Y方向に移動され、ヘッ
ド2a´、2b´、3a´、3b´はY方向に移動され
る。
プリント基板1の一方側にスクリューシャフト7a、7
bをY方向に配置するとともに、スクリューシャフト7
a、7bの末端にモータ7c、7d(図3参照)を直接
接続し、各X方向移動機構6を搭載する支持部材7e、
7fがスクリューシャフト7a、7bに歯合するように
構成されている。したがって、モータ7c、7dの回転
により各X方向移動機構6は、Y方向に移動され、ヘッ
ド2a´、2b´、3a´、3b´はY方向に移動され
る。
【0026】Z方向移動機構8は、プリント基板1の面
に対して検出端兼支持用端子2a(2b、3a、3b)
および検査端子4を上下動させ、検出端兼支持用端子2
a(2b、3a、3b)による電気的な接続または機械
的な支持を選択的に行わしめる。
に対して検出端兼支持用端子2a(2b、3a、3b)
および検査端子4を上下動させ、検出端兼支持用端子2
a(2b、3a、3b)による電気的な接続または機械
的な支持を選択的に行わしめる。
【0027】図6はこのプリント基板の検査装置の移動
制御機構および判定機構の構成を示すブロック図であ
る。
制御機構および判定機構の構成を示すブロック図であ
る。
【0028】同図において、9は本装置を統括的に制御
する制御部、10はガーバー(GERVER)データを
記憶するガーバーデータ記憶部、11はガーバーデータ
から抽出され編集された検査座標データを記憶する検査
座標データ記憶部、12はヘッド2a´、2b´、3a
´、3b´のうち2つのヘッドの検出端兼支持用端子の
検査端子4間の電位差を計測する電位差計測部、13は
検査データを記憶する検査データ記憶部、14は検査結
果を出力するプリンタやCRTなどの出力部である。
する制御部、10はガーバー(GERVER)データを
記憶するガーバーデータ記憶部、11はガーバーデータ
から抽出され編集された検査座標データを記憶する検査
座標データ記憶部、12はヘッド2a´、2b´、3a
´、3b´のうち2つのヘッドの検出端兼支持用端子の
検査端子4間の電位差を計測する電位差計測部、13は
検査データを記憶する検査データ記憶部、14は検査結
果を出力するプリンタやCRTなどの出力部である。
【0029】ここで、ガーバーデータとは、プリント基
板を形成するためのフィルムの作画データのことであ
り、ガーバーデータには、ランドの座標データやパター
ンの配線データ、スルーホールの座標データなどが含ま
れいてる。
板を形成するためのフィルムの作画データのことであ
り、ガーバーデータには、ランドの座標データやパター
ンの配線データ、スルーホールの座標データなどが含ま
れいてる。
【0030】制御部9は、ガーバーデータ記憶部10に
記憶されたガーバーデータからランドの座標データやパ
ターンの配線データ、スルーホールの座標データなどを
抽出し、編集して検査座標データを得る。
記憶されたガーバーデータからランドの座標データやパ
ターンの配線データ、スルーホールの座標データなどを
抽出し、編集して検査座標データを得る。
【0031】具体的には、ランドの座標データ(始点の
ランドの座標データ)を得て、配線データに基づきこの
ランドの座標に接続された配線パターンを追い、これら
配線パターンに接続された1または2以上の座標(終点
のランドの座標データ)を得る。なお、配線パータン上
にスルーホールが存在する場合には、スルーホールを介
した裏側の配線パターンも追う。このように得られた一
対の始点のランドの座標データと終点のランドの座標デ
ータとの組を一つの検査座標データとする。
ランドの座標データ)を得て、配線データに基づきこの
ランドの座標に接続された配線パターンを追い、これら
配線パターンに接続された1または2以上の座標(終点
のランドの座標データ)を得る。なお、配線パータン上
にスルーホールが存在する場合には、スルーホールを介
した裏側の配線パターンも追う。このように得られた一
対の始点のランドの座標データと終点のランドの座標デ
ータとの組を一つの検査座標データとする。
【0032】制御部9は、このような検査座標データを
検査対象とプリント基板に存在するすべてについて抽出
し、検査座標データ記憶部11に記憶させる。
検査対象とプリント基板に存在するすべてについて抽出
し、検査座標データ記憶部11に記憶させる。
【0033】次に、このように構成された本検査装置の
動作を図7のフローチャートに基づき説明する。
動作を図7のフローチャートに基づき説明する。
【0034】まず、制御部9は、検査座標データ記憶部
11より1つの検査座標データを取出し(ステップ70
1)、一方の座標に移動すべきヘッド2a´、2b´の
移動量および他方の座標に移動すべきヘッドと3a´、
3b´の移動量を算出し(ステップ702)、その移動
量に応じてX方向移動機構6およびY方向移動機構7に
よりヘッド2a´、2b´、3a´、3b´を移動させ
る(ステップ703)。 次に、制御部9は、すべて検
出端兼支持用端子2a、2b、3a、3bを下降させる
(ステップ704)。これにより、プリント基板1は、
2つの検査位置において検出端兼支持用端子2a、2
b、3a、3bにより挟持されることになる。 次に、
制御部9は、検出端兼支持用端子2a、2bのうち一方
の検査端子4を下降させ、検出端兼支持用端子3a、3
bのうち一方の検査端子4を下降させる(ステップ70
5)。なお、検査する配線パターン上にスルーホールが
存在する場合には、表裏各1つの検査端子4が下降する
ことになる。
11より1つの検査座標データを取出し(ステップ70
1)、一方の座標に移動すべきヘッド2a´、2b´の
移動量および他方の座標に移動すべきヘッドと3a´、
3b´の移動量を算出し(ステップ702)、その移動
量に応じてX方向移動機構6およびY方向移動機構7に
よりヘッド2a´、2b´、3a´、3b´を移動させ
る(ステップ703)。 次に、制御部9は、すべて検
出端兼支持用端子2a、2b、3a、3bを下降させる
(ステップ704)。これにより、プリント基板1は、
2つの検査位置において検出端兼支持用端子2a、2
b、3a、3bにより挟持されることになる。 次に、
制御部9は、検出端兼支持用端子2a、2bのうち一方
の検査端子4を下降させ、検出端兼支持用端子3a、3
bのうち一方の検査端子4を下降させる(ステップ70
5)。なお、検査する配線パターン上にスルーホールが
存在する場合には、表裏各1つの検査端子4が下降する
ことになる。
【0035】次に、制御部9は、電位差計測部12によ
り下降した検査端子4間の電位差を測定させる(ステッ
プ706)。
り下降した検査端子4間の電位差を測定させる(ステッ
プ706)。
【0036】そして、検査端子4間の電位差が所定以下
でない場合には(ステップ707)、再度下降した検査
端子4間の電位差を測定させる。(ステップ708)。
でない場合には(ステップ707)、再度下降した検査
端子4間の電位差を測定させる。(ステップ708)。
【0037】そして、再度検査端子4間の電位差が所定
以下でない場合には(ステップ709)、導通異常であ
る旨を検査データ記憶部13に記憶させる(ステップ7
10)。
以下でない場合には(ステップ709)、導通異常であ
る旨を検査データ記憶部13に記憶させる(ステップ7
10)。
【0038】一方、検査端子4間の電位差が所定以下の
場合には(ステップ707)、導通正常である旨を検査
データ記憶部13に記憶させる(ステップ711)。
場合には(ステップ707)、導通正常である旨を検査
データ記憶部13に記憶させる(ステップ711)。
【0039】以上の動作をすべての検査座標データにつ
いて行い(ステップ712)、すべての検査座標データ
についての検査が終了するとその結果を出力部14より
出力させる(ステップ713)。
いて行い(ステップ712)、すべての検査座標データ
についての検査が終了するとその結果を出力部14より
出力させる(ステップ713)。
【0040】かくして、本実施例のプリント基板の検査
装置では、プリント基板1の表裏両側にそれぞれ2つの
検査端子4を配置したので、プリント基板の配線パター
ンの導通検査を表裏両面同時に行え、さらにはスルーホ
ールの導通検査も同時に行える。
装置では、プリント基板1の表裏両側にそれぞれ2つの
検査端子4を配置したので、プリント基板の配線パター
ンの導通検査を表裏両面同時に行え、さらにはスルーホ
ールの導通検査も同時に行える。
【0041】また、相対する一対の検出端兼支持用端子
のうち一方の検出端兼支持用端子に電気的な接続を行わ
せ、他方の検出端兼支持用端子に機械的な支持を行わせ
るようにしているので、検出端兼支持用端子がプリント
基板1に接触した際にプリント基板1が歪むこともな
く、またプリント基板1の取り付け位置が変動すること
もなくなる。よって、検査を確実に行うことができる。
のうち一方の検出端兼支持用端子に電気的な接続を行わ
せ、他方の検出端兼支持用端子に機械的な支持を行わせ
るようにしているので、検出端兼支持用端子がプリント
基板1に接触した際にプリント基板1が歪むこともな
く、またプリント基板1の取り付け位置が変動すること
もなくなる。よって、検査を確実に行うことができる。
【0042】またさらに、ガーバーデータからランドの
座標データやパターンの配線データ、スルーホールの座
標データなどを抽出し、編集して検査座標データを得て
いるので、この種のデータの入力を人手によって行うこ
とは不要となる。よって、検査の手間を省くことがで
き、迅速に検査が行える。
座標データやパターンの配線データ、スルーホールの座
標データなどを抽出し、編集して検査座標データを得て
いるので、この種のデータの入力を人手によって行うこ
とは不要となる。よって、検査の手間を省くことがで
き、迅速に検査が行える。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のプリント
基板の検査装置によれば、プリント基板の配線パターン
の導通検査を表裏両面同時に行え、さらにはスルーホー
ルの導通検査も同時に行える。また、検査座標データな
どのデータ入力をすることなく迅速に検査を行える。
基板の検査装置によれば、プリント基板の配線パターン
の導通検査を表裏両面同時に行え、さらにはスルーホー
ルの導通検査も同時に行える。また、検査座標データな
どのデータ入力をすることなく迅速に検査を行える。
【図1】本発明の一実施例に係るプリント基板の検査装
置の検出機構の概念図である。である。
置の検出機構の概念図である。である。
【図2】本発明の一実施例に係る検出端兼支持用端子の
断面図である。
断面図である。
【図3】本発明の一実施例に係る移動機構を示す斜視図
である。
である。
【図4】本発明の一実施例に係るX方向移動機構の断面
図である。
図である。
【図5】本発明の一実施例に係るY方向移動機構の断面
図である。
図である。
【図6】本発明の一実施例に係る移動制御機構および判
定機構の構成を示すブロック図である。
定機構の構成を示すブロック図である。
【図7】本発明の一実施例に係るプリント基板の検査装
置の動作を示すフローチャートである。
置の動作を示すフローチャートである。
1…プリント基板、2a、2b、3a、3b…検出端兼
支持用端子、2a´、2b´、3a´、3b´…ヘッ
ド、6…X方向移動機構、7…Y方向移動機構、8…Z
方向移動機構、9…制御部、10…ガーバーデータ記憶
部、11…検査座標データ記憶部、12…電位差計測
部、13…検査データ記憶部、14…出力部。
支持用端子、2a´、2b´、3a´、3b´…ヘッ
ド、6…X方向移動機構、7…Y方向移動機構、8…Z
方向移動機構、9…制御部、10…ガーバーデータ記憶
部、11…検査座標データ記憶部、12…電位差計測
部、13…検査データ記憶部、14…出力部。
Claims (3)
- 【請求項1】 プリント基板に形成されたスルーホール
および表裏両面の各配線パターン間の導通を検査するプ
リント基板の検査装置において、 前記プリント基板の面に対して電気的な接続および機械
的な支持が可能とされた検出端兼支持用端子を、前記プ
リント基板の表側に配置するとともに、前記プリント基
板の裏側に前記表側に配置された検出端兼支持用端子と
相対するように配置した検出機構と、 前記プリント基板の面に対して前記各検出端兼支持用端
子による電気的な接続または機械的な支持を選択的に行
わしめるZ方向移動機構と、前記プリント基板の表裏に
相対するように配置された一対の検出端兼支持用端子
を、Y方向に移動させるY方向移動機構と、前記一対の
検出端兼支持用端子を、X方向に移動させるX方向移動
機構とを有する移動機構と、 前記Y方向移動機構および前記X方向移動機構により前
記検出端兼支持用端子を所望の位置に移動させるととも
に、前記Z方向移動機構により前記一対の検出端兼支持
用端子のうち一方の検出端兼支持用端子に電気的な接続
を行わせ、他方の検出端兼支持用端子に機械的な支持を
行わせる移動制御機構と、 前記電気的な接続のされた検出端兼支持用端子間に所定
の電圧を印加して前記スルーホールおよび配線パターン
間の導通を判定する判定機構とを具備することを特徴と
するプリント基板の検査装置。 - 【請求項2】 請求項1記載のプリント基板の検査装置
において、 前記プリント基板を製造するためのCADデータより、
検査座標データを抽出・編集する手段を備え、 前記移動制御機構は、前記抽出・編集されたデータに基
づき移動制御を行うことを特徴とするプリント基板の検
査装置。 - 【請求項3】 プリント基板を製造するためのCADデ
ータより、検査座標を抽出・編集する手段を備え、この
抽出・編集されたデータに基づき各配線パターンまたは
スルーホールの導通を表裏両面同時に検査することを特
徴とするプリント基板の検査装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4043981A JPH06102301A (ja) | 1992-02-28 | 1992-02-28 | プリント基板の検査装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4043981A JPH06102301A (ja) | 1992-02-28 | 1992-02-28 | プリント基板の検査装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06102301A true JPH06102301A (ja) | 1994-04-15 |
Family
ID=12678900
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4043981A Withdrawn JPH06102301A (ja) | 1992-02-28 | 1992-02-28 | プリント基板の検査装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06102301A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008039725A (ja) * | 2006-08-10 | 2008-02-21 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | プリント配線板の電気検査方法およびプリント配線板の電気検査装置 |
-
1992
- 1992-02-28 JP JP4043981A patent/JPH06102301A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008039725A (ja) * | 2006-08-10 | 2008-02-21 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | プリント配線板の電気検査方法およびプリント配線板の電気検査装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990518 |