JPH06102095A - レ−ザ計測装置 - Google Patents
レ−ザ計測装置Info
- Publication number
- JPH06102095A JPH06102095A JP24780192A JP24780192A JPH06102095A JP H06102095 A JPH06102095 A JP H06102095A JP 24780192 A JP24780192 A JP 24780192A JP 24780192 A JP24780192 A JP 24780192A JP H06102095 A JPH06102095 A JP H06102095A
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- Japan
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- wavelength
- spectrum
- light
- laser
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 この発明は核融合プラズマにおける電子温度
を正確に測定することができるようにしたレ−ザ計測装
置を提供することにある。 【構成】 レ−ザ装置21と、このレ−ザ装置から出力
されたレ−ザ光を被測定体を照射するための照射光と上
記レ−ザ光の中心波長を検出するための検出光とに分割
するビ−ムスプリッタ22と、上記照射光によって照射
された被測定体からの散乱光を受光してスペクトル分解
する回析格子26と、この回析格子によって分光された
各スペクトルの強度分布を検出する固体撮像素子29
と、この固体撮像素子により検出された最大強度のスペ
クトルと上記検出光との波長差を検出しその波長差から
上記被測定体の温度を求める演算装置31とを具備した
ことを特徴とする。
を正確に測定することができるようにしたレ−ザ計測装
置を提供することにある。 【構成】 レ−ザ装置21と、このレ−ザ装置から出力
されたレ−ザ光を被測定体を照射するための照射光と上
記レ−ザ光の中心波長を検出するための検出光とに分割
するビ−ムスプリッタ22と、上記照射光によって照射
された被測定体からの散乱光を受光してスペクトル分解
する回析格子26と、この回析格子によって分光された
各スペクトルの強度分布を検出する固体撮像素子29
と、この固体撮像素子により検出された最大強度のスペ
クトルと上記検出光との波長差を検出しその波長差から
上記被測定体の温度を求める演算装置31とを具備した
ことを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は被測定体としてとくに
核融合プラズマの電子の温度計測に適用されるレ−ザ計
測装置に関する。
核融合プラズマの電子の温度計測に適用されるレ−ザ計
測装置に関する。
【0002】
【従来の技術】核融合反応においては、そのときのプラ
ズマの電子温度を測定することが非常に重要であり、従
来は図2に示すLIDAR(Light Detection And Rang
ing )トムソン散乱計測法による測定装置が用いられて
いる。すなわち、図中1はレ−ザ装置である。このレ−
ザ装置1から発振出力されたパルス状のレ−ザ光Lは第
1のミラ−2によって反射し、第2のミラ−3に導かれ
る。レ−ザ光Lはこの第2のミラ−3で反射し、核融合
装置の真空容器4に導入され、その内部におけるプラズ
マの構成成分である、被測定物体としての電子を照射す
ることで散乱する。電子からの散乱光Sはレンズ5によ
ってポリクロメ−タ式の分光器6に導入される。
ズマの電子温度を測定することが非常に重要であり、従
来は図2に示すLIDAR(Light Detection And Rang
ing )トムソン散乱計測法による測定装置が用いられて
いる。すなわち、図中1はレ−ザ装置である。このレ−
ザ装置1から発振出力されたパルス状のレ−ザ光Lは第
1のミラ−2によって反射し、第2のミラ−3に導かれ
る。レ−ザ光Lはこの第2のミラ−3で反射し、核融合
装置の真空容器4に導入され、その内部におけるプラズ
マの構成成分である、被測定物体としての電子を照射す
ることで散乱する。電子からの散乱光Sはレンズ5によ
ってポリクロメ−タ式の分光器6に導入される。
【0003】上記分光器6は図3に示すように本体7を
有する。この本体7には導入口8が形成され、上記散乱
光Sはミラ−10aで反射して上記導入口8から本体7
の内部に導入される。本体7に導入された散乱光Sは第
1のエッジフィルタ11によって所定のスペクトルの成
分だけが反射して分光される。第1のエッジフィルタ1
1で分光された光を第1の光S1とする。この第1の光
S1は複数のレンズ12を通ってその強度が第1の検出
器14で検出される。
有する。この本体7には導入口8が形成され、上記散乱
光Sはミラ−10aで反射して上記導入口8から本体7
の内部に導入される。本体7に導入された散乱光Sは第
1のエッジフィルタ11によって所定のスペクトルの成
分だけが反射して分光される。第1のエッジフィルタ1
1で分光された光を第1の光S1とする。この第1の光
S1は複数のレンズ12を通ってその強度が第1の検出
器14で検出される。
【0004】上記エッジフィルタ11を透過した散乱光
Sはミラ−10bで反射して4つの第2のエッジフィル
タ15(図面では1つで示す)によってそれぞれ異なる
スペクトルに分光される。各スペクトルの光を第2乃至
第5の光S2〜S5とする。第2乃至第5の光S2〜S
5はそれぞれレンズ12を通って第2乃至第5の検出器
15〜18によって強度が検出される。
Sはミラ−10bで反射して4つの第2のエッジフィル
タ15(図面では1つで示す)によってそれぞれ異なる
スペクトルに分光される。各スペクトルの光を第2乃至
第5の光S2〜S5とする。第2乃至第5の光S2〜S
5はそれぞれレンズ12を通って第2乃至第5の検出器
15〜18によって強度が検出される。
【0005】各検出器15〜18で検出されたそれぞれ
のスペクトルの強度はガウスフイテイングされる。それ
によって、上記散乱光Sのドプラ−広がりを求めること
ができる。核融合装置における高温プラズマ温度は、通
常1kev 〜10kev の値をとり、各温度におけるドプラ
−広がりは、図4に示すように予め知られている。な
お、この場合、レ−ザ装置としてはルビ−レ−ザが用い
られ、そのレ−ザ光Lの波長は649nm である。したがっ
て、散乱光Sのドプラ−広がりを求めることができれ
ば、その時の電子温度は図4に示す分布曲線から求める
ことができる。
のスペクトルの強度はガウスフイテイングされる。それ
によって、上記散乱光Sのドプラ−広がりを求めること
ができる。核融合装置における高温プラズマ温度は、通
常1kev 〜10kev の値をとり、各温度におけるドプラ
−広がりは、図4に示すように予め知られている。な
お、この場合、レ−ザ装置としてはルビ−レ−ザが用い
られ、そのレ−ザ光Lの波長は649nm である。したがっ
て、散乱光Sのドプラ−広がりを求めることができれ
ば、その時の電子温度は図4に示す分布曲線から求める
ことができる。
【0006】ところで、散乱光Sのドプラ−広がりは、
プラズマ温度が高温度になればなる程、大きくなる。た
とえば、図4に示されるように、1kev では半値幅(ド
プラ−幅)が150nm 程度であるが、10kev では300nm
以上となる。そのため、上述したごとく、1つの測定装
置の第1乃至第5の検出器14〜18によって検出する
スペクトルを図4にA〜Eで示す5点に設定すると、電
子温度が1kev の場合は、その検出強度をガウスフイテ
イングすることで、同図にXで示す分布曲線のドプラ−
広がりを正確に求めることができる。
プラズマ温度が高温度になればなる程、大きくなる。た
とえば、図4に示されるように、1kev では半値幅(ド
プラ−幅)が150nm 程度であるが、10kev では300nm
以上となる。そのため、上述したごとく、1つの測定装
置の第1乃至第5の検出器14〜18によって検出する
スペクトルを図4にA〜Eで示す5点に設定すると、電
子温度が1kev の場合は、その検出強度をガウスフイテ
イングすることで、同図にXで示す分布曲線のドプラ−
広がりを正確に求めることができる。
【0007】しかしながら、電子温度が10kev の場合
には、第1乃至第5の検出器14〜18によって1kev
の場合と同様、A〜Eの5点のスペクトルの強度を検出
しても、同図にYで示す10kev の分布曲線はドプラ−
広がりが非常に大きいから、上記5点のスペクトルの検
出によってはドプラ−広がりを正確に求めることができ
ないということがある。逆に、第1乃至第5の検出器1
4〜18によって10kev のドプラ−広がりを確実に測
定できるよう、上記各検出器14〜18による検出波長
を設定すると、1kev におけるドプラ−広がりを正確に
検出することができなくなる。
には、第1乃至第5の検出器14〜18によって1kev
の場合と同様、A〜Eの5点のスペクトルの強度を検出
しても、同図にYで示す10kev の分布曲線はドプラ−
広がりが非常に大きいから、上記5点のスペクトルの検
出によってはドプラ−広がりを正確に求めることができ
ないということがある。逆に、第1乃至第5の検出器1
4〜18によって10kev のドプラ−広がりを確実に測
定できるよう、上記各検出器14〜18による検出波長
を設定すると、1kev におけるドプラ−広がりを正確に
検出することができなくなる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このように、電子温度
の変化によってドプラ−広がりも変わるから、電子温度
が広い範囲で変化する、核融合反応におけるプラズマの
電子温度の測定は、上述した測定装置では正確に行えな
いということがあった。
の変化によってドプラ−広がりも変わるから、電子温度
が広い範囲で変化する、核融合反応におけるプラズマの
電子温度の測定は、上述した測定装置では正確に行えな
いということがあった。
【0009】この発明は上記事情に基づきなされたもの
で、その目的とするところは、電子温度の変化が大き
く、散乱光のドプラ−広がりの変化が大きな各融合プラ
ズマにおける電子温度を正確に測定することができるよ
うにしたレ−ザ測定装置を提供することにある。
で、その目的とするところは、電子温度の変化が大き
く、散乱光のドプラ−広がりの変化が大きな各融合プラ
ズマにおける電子温度を正確に測定することができるよ
うにしたレ−ザ測定装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
にこの発明は、レ−ザ装置と、このレ−ザ装置から出力
されたレ−ザ光を被測定体を照射するための照射光と上
記レ−ザ光の中心波長を検出するための検出光とに分割
する分割手段と、上記照射光によって照射された被測定
体からの散乱光を受光してスペクトル分解する分光手段
と、この分光手段によって分光された各スペクトルの強
度分布を検出する検出手段と、この検出手段により検出
された最大強度のスペクトルと上記検出光との波長差を
検出しその波長差から上記被測定体の温度を求める演算
手段とを具備したことを特徴とする。
にこの発明は、レ−ザ装置と、このレ−ザ装置から出力
されたレ−ザ光を被測定体を照射するための照射光と上
記レ−ザ光の中心波長を検出するための検出光とに分割
する分割手段と、上記照射光によって照射された被測定
体からの散乱光を受光してスペクトル分解する分光手段
と、この分光手段によって分光された各スペクトルの強
度分布を検出する検出手段と、この検出手段により検出
された最大強度のスペクトルと上記検出光との波長差を
検出しその波長差から上記被測定体の温度を求める演算
手段とを具備したことを特徴とする。
【0011】
【作用】上記構成によれば、各スペクトルに分光された
散乱光の最大強度のスペクトルと、被測定物体を照射す
るレ−ザ光との波長差を検出し、その波長差によって上
記散乱光のドプラ−広がりを求めて上記被測定物体の温
度を検出するため、被測定物体の温度変化の範囲が大き
くても、確実に測定することができる。
散乱光の最大強度のスペクトルと、被測定物体を照射す
るレ−ザ光との波長差を検出し、その波長差によって上
記散乱光のドプラ−広がりを求めて上記被測定物体の温
度を検出するため、被測定物体の温度変化の範囲が大き
くても、確実に測定することができる。
【0012】
【実施例】以下この発明の一実施例を図1と図4を参照
して説明する。図1はこの発明のレ−ザ計測装置を示
し、21はたとえば波長649nm のレ−ザ光Lを出力する
ルビ−レ−ザなどのレ−ザ装置である。このレ−ザ装置
21から出力されたレ−ザ光Lはハ−フミラ−22を透
過する照射光L1と反射する検出光L2とに分割され
る。上記照射光L1は反射ミラ−23で反射して核融合
装置の真空容器24に導入され、その内部におけるプラ
ズマの構成成分である、被測定物体としての電子を照射
することで散乱する。電子からの散乱光Sはコリメ−タ
光学系25で平行光線にされ、その光線の光軸に対して
所定の角度で傾斜して配置された、分光手段である回析
格子26に入射する。それによって、上記散乱光Sはそ
れぞれのスペクトルごとに分光される。
して説明する。図1はこの発明のレ−ザ計測装置を示
し、21はたとえば波長649nm のレ−ザ光Lを出力する
ルビ−レ−ザなどのレ−ザ装置である。このレ−ザ装置
21から出力されたレ−ザ光Lはハ−フミラ−22を透
過する照射光L1と反射する検出光L2とに分割され
る。上記照射光L1は反射ミラ−23で反射して核融合
装置の真空容器24に導入され、その内部におけるプラ
ズマの構成成分である、被測定物体としての電子を照射
することで散乱する。電子からの散乱光Sはコリメ−タ
光学系25で平行光線にされ、その光線の光軸に対して
所定の角度で傾斜して配置された、分光手段である回析
格子26に入射する。それによって、上記散乱光Sはそ
れぞれのスペクトルごとに分光される。
【0013】上記回析格子26で分光された散乱光Sの
各スペクトルS1〜Snは、集光レンズ27によって各
スペクトルごとに集光されてマイクロチャンネルプレ−
ト28で増幅される。このマルチチャンネルプレ−ト2
8で増幅された各スペクトル成分S1〜Snは固体撮像
素子29に入射し、それぞれの強度に応じた電気信号に
変換される。
各スペクトルS1〜Snは、集光レンズ27によって各
スペクトルごとに集光されてマイクロチャンネルプレ−
ト28で増幅される。このマルチチャンネルプレ−ト2
8で増幅された各スペクトル成分S1〜Snは固体撮像
素子29に入射し、それぞれの強度に応じた電気信号に
変換される。
【0014】上記固体撮像素子29からの各スペクトル
S1〜Snの強度に対応する電気信号は演算装置31に
入力される。上記固体撮像素子29上の位置とスペクト
ルレンジとは1対1に対応しているから、上記演算装置
31によって各スペクトルのうち、最大強度のスペクト
ル、つまり最大強度のスペクトルの波長を知ることがで
きる。
S1〜Snの強度に対応する電気信号は演算装置31に
入力される。上記固体撮像素子29上の位置とスペクト
ルレンジとは1対1に対応しているから、上記演算装置
31によって各スペクトルのうち、最大強度のスペクト
ル、つまり最大強度のスペクトルの波長を知ることがで
きる。
【0015】一方、上記ハ−フミラ−22で反射した検
出光L2はデイテクタ32に入射し、その波長、つまり
レ−ザ光Lの波長が検出される。その検出信号は上記演
算装置31に入力される。この演算装置31では最大強
度のスペクトルとレ−ザ光Lとの波長の差を算出し、そ
の波長差から上記散乱光Sが照射した電子の温度を下記
(1)式と(2)式の基づいて検出する。つまり、電子
温度と散乱スペクトルとの関係は、
出光L2はデイテクタ32に入射し、その波長、つまり
レ−ザ光Lの波長が検出される。その検出信号は上記演
算装置31に入力される。この演算装置31では最大強
度のスペクトルとレ−ザ光Lとの波長の差を算出し、そ
の波長差から上記散乱光Sが照射した電子の温度を下記
(1)式と(2)式の基づいて検出する。つまり、電子
温度と散乱スペクトルとの関係は、
【0016】
【数1】 と表せる。ただし、上記式中、λ:波長、k:ボルツマ
ン定数、I(λ):散乱強度、λlaser :レ−ザ波長、
Te:電子温度である。
ン定数、I(λ):散乱強度、λlaser :レ−ザ波長、
Te:電子温度である。
【0017】よって、ある温度が決まれば、青方向への
散乱スペクトルの中心波長移動量が決まる。1kev 〜1
0kev の各電子温度における散乱スペクトルの中心波長
は、図4のグラフに示されるように既知であるから、上
記中心波長から電子温度を知ることができる。したがっ
て、各電子温度における中心波長を上記演算装置31に
設定しておき、レ−ザ装置21から出力されるレ−ザ光
Lの中心波長に対する散乱スペクトルの中心波長の移動
量を求めれば、その移動量から電子温度を知ることがで
きる。
散乱スペクトルの中心波長移動量が決まる。1kev 〜1
0kev の各電子温度における散乱スペクトルの中心波長
は、図4のグラフに示されるように既知であるから、上
記中心波長から電子温度を知ることができる。したがっ
て、各電子温度における中心波長を上記演算装置31に
設定しておき、レ−ザ装置21から出力されるレ−ザ光
Lの中心波長に対する散乱スペクトルの中心波長の移動
量を求めれば、その移動量から電子温度を知ることがで
きる。
【0018】たとえば、図4において、レ−ザ光Lの波
長が694nm で、散乱スペクトルの中心波長の移動量が11
4nm であったとすると、その電子温度における散乱光S
のドプラ−分布(散乱スペクトル)の中心波長は580nm
であるから、その中心波長をもつ電子温度は同図にYで
示す曲線、つまり10kev であることになる。
長が694nm で、散乱スペクトルの中心波長の移動量が11
4nm であったとすると、その電子温度における散乱光S
のドプラ−分布(散乱スペクトル)の中心波長は580nm
であるから、その中心波長をもつ電子温度は同図にYで
示す曲線、つまり10kev であることになる。
【0019】1kev 〜10kev の電子温度における中心
スペクトルの移動量は通常、150nm程度の範囲内である
から、その程度の範囲であれば、1つの回析格子26で
スペクトルレンジが対応できる。
スペクトルの移動量は通常、150nm程度の範囲内である
から、その程度の範囲であれば、1つの回析格子26で
スペクトルレンジが対応できる。
【0020】なお、この発明は上記一実施例に限定され
ず、その要旨を逸脱しない範囲で種々変形可能である。
たとえば、分光手段としての回析格子は反射型に代わり
透過型であってもよく、また各スペクトルごとに分光さ
れた散乱光が十分な強度を有する場合には、固体撮像素
子をダイオ−ドアレイに交換することで、マイクロチャ
ンネルプレ−トをなくすことができる。
ず、その要旨を逸脱しない範囲で種々変形可能である。
たとえば、分光手段としての回析格子は反射型に代わり
透過型であってもよく、また各スペクトルごとに分光さ
れた散乱光が十分な強度を有する場合には、固体撮像素
子をダイオ−ドアレイに交換することで、マイクロチャ
ンネルプレ−トをなくすことができる。
【0021】
【発明の効果】以上述べたようにこの発明は、レ−ザ装
置から出力されたレ−ザ光によって被測定体を照射し、
その被測定体からの散乱光をスペクトル分解し、その最
大強度のスペクトルの波長を求めるとともに、その波長
と上記レ−ザ光の波長との差を求めることで、上記被測
定体の温度を検出するようにした。そのため、ドプラ−
広がりの変化が非常に大きな核融合プラズマであって
も、その電子温度を正確に検出することができる。
置から出力されたレ−ザ光によって被測定体を照射し、
その被測定体からの散乱光をスペクトル分解し、その最
大強度のスペクトルの波長を求めるとともに、その波長
と上記レ−ザ光の波長との差を求めることで、上記被測
定体の温度を検出するようにした。そのため、ドプラ−
広がりの変化が非常に大きな核融合プラズマであって
も、その電子温度を正確に検出することができる。
【図1】この発明の一実施例を示す装置全体の構成図。
【図2】従来の装置の構成図。
【図3】同じく従来の装置における分光器の構成図。
【図4】電子温度をパラメ−タとした波長と散乱強度と
の関係を示すグラフ。
の関係を示すグラフ。
【符号の説明】 21…レ−ザ装置、22…ビ−ムスプリッタ(分割手
段)、26…回析格子(分光手段)、29…固体撮像素
子(検出手段)、31…演算装置(演算手段)、L…レ
−ザ光。
段)、26…回析格子(分光手段)、29…固体撮像素
子(検出手段)、31…演算装置(演算手段)、L…レ
−ザ光。
Claims (1)
- 【請求項1】 レ−ザ装置と、このレ−ザ装置から出力
されたレ−ザ光を被測定体を照射するための照射光と上
記レ−ザ光の中心波長を検出するための検出光とに分割
する分割手段と、上記照射光によって照射された被測定
体からの散乱光を受光してスペクトル分解する分光手段
と、この分光手段によって分光された各スペクトルの強
度分布を検出する検出手段と、この検出手段により検出
された最大強度のスペクトルと上記検出光との波長差を
検出しその波長差から上記被測定体の温度を求める演算
手段とを具備したことを特徴とするレ−ザ計測装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24780192A JPH06102095A (ja) | 1992-09-17 | 1992-09-17 | レ−ザ計測装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24780192A JPH06102095A (ja) | 1992-09-17 | 1992-09-17 | レ−ザ計測装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06102095A true JPH06102095A (ja) | 1994-04-12 |
Family
ID=17168861
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24780192A Pending JPH06102095A (ja) | 1992-09-17 | 1992-09-17 | レ−ザ計測装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06102095A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108387327A (zh) * | 2018-05-10 | 2018-08-10 | 中国科学院高能物理研究所 | 一种强电离辐射环境下的温度测量方法及系统 |
-
1992
- 1992-09-17 JP JP24780192A patent/JPH06102095A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108387327A (zh) * | 2018-05-10 | 2018-08-10 | 中国科学院高能物理研究所 | 一种强电离辐射环境下的温度测量方法及系统 |
CN108387327B (zh) * | 2018-05-10 | 2024-02-13 | 中国科学院高能物理研究所 | 一种强电离辐射环境下的温度测量方法及系统 |
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