JPH06101778A - 湯水混合装置 - Google Patents

湯水混合装置

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JPH06101778A
JPH06101778A JP25103692A JP25103692A JPH06101778A JP H06101778 A JPH06101778 A JP H06101778A JP 25103692 A JP25103692 A JP 25103692A JP 25103692 A JP25103692 A JP 25103692A JP H06101778 A JPH06101778 A JP H06101778A
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JP
Japan
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hot water
water
variable
valve body
flow path
Prior art date
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Pending
Application number
JP25103692A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaji Hattori
正次 服部
Yukio Nagaoka
行夫 長岡
Koji Mihara
広司 三原
Masayoshi Takamitsu
雅義 高光
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH06101778A publication Critical patent/JPH06101778A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 湯と水の混合比率を調整し最適な混合湯温を
得る湯水混合装置に関するもので、調圧弁と湯調弁との
それぞれの機能を複合した小型の混合装置を得ることを
目的とする。 【構成】 湯側弁体28と水側弁体27の出口圧による
力を対向させて取り付けた弁軸26と、その弁軸26を
駆動する可変操作発生手段23と、内部に連通孔を設け
た流量に応じて開度が変化する可変絞り36・37を有
したので、混合装置の小型化ができ、圧力損失が低減さ
れる。さらに可変絞りの36・37の背面に突起部41
を有しているので高流量域まで安定した比例特性が得ら
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は湯と水の混合比率を調整
し最適な混合湯温を得る湯水混合装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来この種の湯水混合装置は図7に示す
ようなものがあった。図7において、1は湯流路、2は
水流路であり、各流路に関連して自動調圧弁3が設けら
れている。自動調圧弁3は、湯流路1の1次圧力のPH
1を減圧する湯側弁体4、湯側弁座5と、水流路2の1
次圧力PC1を減圧する水側弁体6、水側弁座7と、湯
側弁体4と水側弁体6を連結する弁軸8と、湯と水の減
圧後の1次圧PH1,PC1の圧力差で動作するピスト
ン9とで構成されており、湯または水の圧力が急変して
もその圧力で自動調圧弁3が移動し、湯と水の2次圧P
H2とPC2とが常に等しく保たれるように作用する。
湯側弁体4と水側弁体6にはそれぞれ回転力発生手段と
して羽根が複数あり、この羽根で水流により自動調圧弁
3が回転しゴミやスケールの付着を防止している。湯と
水の混合比はギヤ10を有するモータ11によって付勢
される温調弁12を左右に移動させて可変し、混合温度
を変える。13は湯と水の混合部であり、混合後は流量
調節開閉弁14を介して出湯されるが、その温度はサー
ミスタ15によって、またその流量は流量センサ16に
よって検知され、設定器17の値に一致させるべく制御
器18がモータ11と流量調節開閉弁14を付勢する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな構成では、自動調圧弁3と温調弁12とが独立して
いるため大型になる。
【0004】本発明はかかる従来の課題を解消するもの
で、その目的は調圧弁と温調弁とのそれぞれの機能を複
合した小型の混合装置を得ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明の湯水混合装置は、湯流路および水流路と湯
流路および水流路の流量を調節する湯側弁体および水側
弁体と、湯流路と、水流路の混合部と、湯側弁体と水側
弁体の出口圧による力を互いに対向させる弁軸と、弁軸
に付勢力を付与する可変操作力発生手段と、流量に応じ
て開度が変化する可変絞りと、可変絞りに設けた連通孔
と全開時でもこの可変絞りの背面に一定の間隔を保つ突
起部とを備えたものである。
【0006】
【作用】以上の構成により、湯側弁体と水側弁体との出
口圧をそれぞれバランスさせながら、可変操作力発生手
段によって混合比を調節するものである。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を用いて説明
する。図1において、湯水混合装置19には湯流路20
と水流路21があって、水流路21側には可変操作力発
生手段22があり、可変操作力発生手段22は鉄心23
とコイル24を有し、コイル24は給湯制御器25と電
気的に接続されている。鉄心23の下端は弁軸26の上
端と接しており、この弁軸26には水弁体27と湯弁体
28が固定されて弁軸26と一体に動く。水弁体27と
湯弁体28は水弁口29と湯弁口30とにそれぞれ係合
して湯および水の流量を調節し、水弁口29および湯弁
口30とほぼ同じ断面積のシリンダ31があり、シリン
ダ31の内部には弁軸26に固定されたピストン32が
ある隙間を有して設けられている。33は主スプリング
で、その力を弁軸26に図の上向きに作用させている。
水弁体27と湯弁体28の下流側にはスプリング34、
35で支持された可変絞り36、37がある。可変弁体
36、37を通過した水と湯は混合部38で混合し、そ
の湯温を温度検出器39で検出される。40は出湯温度
設定器で、手動あるいは自動で湯温が設定され、温度検
出器39との信号と比較され給湯制御器25で演算され
湯温は制御される。
【0008】可変絞り36・37にはその中央部に孔3
6aと37aがあり、孔36aと37aは可変絞り36
・37の開度に関係なく流体が通過する。
【0009】可変絞り36・37の詳細形状を図2に示
す。ここで流れ方向の反対側の背面に複数個の突起部4
1を有している。
【0010】このように構成された可変絞り36・37
は例えば湯が少量流れている場合には孔37aのみから
通過し、湯が大量に流れると湯側可変絞り37の両面に
差圧が生じスプリング35の力に抗して湯側可変絞り3
7が開く。この可変絞り37は通過する流体の流量に応
じて開度が決定される。
【0011】また可変絞り36・37の全開時には弁受
け部42・43に突起部41が当たり、全開時でも孔3
6a・37aからの流路と外周からの流路の両方が確保
できる。
【0012】スプリング35を適切に選定すれば通過す
る流量と圧力差の関係を第3図特性Aに示すような特性
にすることができる。水側も同様である。
【0013】次に本発明の動作を説明する。給湯制御器
25からコイル24に電流を増加させると、鉄心23に
は下方向の力が強く発生し弁軸26を下方向に付勢す
る。その結果水側を閉じ湯側を開き、湯側弁体28と水
側弁体27の出口圧がそれぞれ変化し弁軸26はバラン
スする。その結果混合湯温は高くなる。またコイル24
の電流を減少させると、鉄心23には下方向の力が減少
し、主スプリング33の力によって弁軸26を上方向へ
移動させて水側を開き湯側を閉じる。その結果混合湯温
は低くなる。このようにコイル24に流す電流を変化す
ることにより弁軸26のバランス点を移動することがで
きる。混合湯温は温度検出器39によって検出され給湯
制御器25で演算されてコイル24への電流をコントロ
ールする。弁軸26は可変操作力発生手段22によるバ
ランス点での状態を保ち、湯と水の混合比の変化は小さ
く湯温は安定している。
【0014】このように理想的な状態では圧力や流量の
変化によって湯温は変動しないが、加工精度に起因する
湯側弁体28・水側弁体27やピストン32の寸法誤差
あるいは可変操作力発生手段22の分解能や再現性能に
より、弁軸26では圧力調節誤差を発生する。この圧力
調節誤差による湯温の変動を小さくするためには、可変
絞り36・37で発生する差圧がある値以上必要であ
る。図3の特性Aは可変絞りを用いた流量と差圧の関係
を示したもので、特性Aにおいて制御上必要な差圧をP
1とすると湯側と水側で制御可能な最小水量はQ1とな
る。一方使用者が必要とする最大流量をQ2とすると差
圧はP2となる。可変絞りの代わりに通常のオリフィス
を使用すると図3の特性Bに示すようになり、制御上必
要な差圧P1を可変絞りの場合と等しくすると制御可能
な最小水量はQ1’となり、一方最大流量Q2時には差
圧はP2’となる。すなわち可変絞りを用いると、制御
可能な最小水量が小さくなり、最大流量時に発生する差
圧が小さい。したがって通路の圧力損失を小さくでき、
可変操作力発生手段22の最大必要駆動力も小さくでき
る。
【0015】可変絞り36・37には通過する流量が小
さいとき図1に示すようにスプリング34・35に押し
つけられて閉じており、流体は中央部の孔36a・37
aのみから通過し、流量が小さく湯と水の噴出スピード
が小さいにも関わらず均一に混合するので、温度検出器
39は湯温を正確に検出することができる。通過する流
量が大きくなると可変絞り36・37に発生する差圧が
大きくなりスプリング34・35の力に抗して可変絞り
36・37は図3に示す特性のように開く。このとき流
体は可変絞り36・37の孔36a・37aを通過する
ものと、可変絞り36・37と固定弁座44・45との
間隙を通過するものとに分流し、発生する差圧を低減さ
せる。このとき流量は十分大きいので噴出スピードも大
きく、混合は均一化される。
【0016】次に突起部41の有無による効果を図4に
示す。突起部41の無い場合は図4の特性Cとなる。つ
まり可変絞り36・37が全開になるにつれて、弁受け
部42・43との間隙が小さくなり孔36a・37aの
流路抵抗が大きくなり差圧が急激に大きくなる。そして
やがては孔36a・37aの流路が塞がってしまう。
【0017】このことにより流量が大きくなると特性C
のように変化する。したがって流量と差圧の安定した比
例特性が得られない。また安定した比例領域が突起部4
1を有する本発明のDに対し、無い場合はEと狭く精度
の高い流量制御ができない。
【0018】突起部は図5、図6のように可変絞り36
・37の背面が当接する弁受け部42・43側に複数個
の突起部46を設けても同様の効果が得られるものであ
る。
【0019】またこの湯水混合装置が凍結して破壊する
ことの予防のために、冬季の不使用時には水抜きをする
必要があり、このとき常時開いている可変絞り36・3
7の孔36aと37aから容易に水を排出することがで
きる。
【0020】
【発明の効果】以上のように本発明の湯水混合装置は、
湯流路および水流路と、湯流路および水流路の流量を調
節する湯側弁体および水側弁体と、湯側弁体と水側弁体
の出口圧による力を互いに対向させる弁軸と、弁軸に付
勢力を付与する可変操作力発生手段と、流量に応じて開
度が変化する可変絞りと、前記可変絞りに設けた連通孔
と背面の突起部を備えたので、次の効果を有する。 自動調圧弁と湯調弁を複合させることで小型で低価
格にできる。 非接触で自動調圧弁に力を伝達することができ可動
部のシールが不要で信頼性が高い。 圧力損失が小さく可変操作力発生手段の必要駆動力
が小さい。 流量が小さいときでも混合が均一になり正確な湯温
を検出できる。 流量と差圧の安定した比例特性が高流量域まで得ら
れ精度の高い流量制御が可能である。 全開時でも可変絞りが固定弁座から外れることなく
広い開度が確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における湯水混合装置の断面図
【図2】同可変絞りの斜視図
【図3】同可変絞りの特性図
【図4】同可変絞りの特性図
【図5】本発明の他の実施例における湯水混合装置の断
面図
【図6】同弁受け部の断面図
【図7】従来の湯水混合装置の断面図
【符号の説明】
20 湯流路 21 水流路 22 可変操作力発生手段 26 弁軸 27 水側弁体 28 湯側弁体 36 水側可変絞り 37 湯側可変絞り 41 突起部 42 水側弁受け部 43 湯側弁受け部 44 突起部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高光 雅義 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】湯流路および水流路と、前記湯流路および
    前記水流路の流量を調節する湯側弁体および水側弁体
    と、前記湯流路と前記水流路の混合部と、前記湯側弁体
    と前記水側弁体の出口圧による力を互いに対向させる弁
    軸と、前記弁軸に付勢力を付与する可変操作力発生手段
    と、流量に応じて開度が変化する可変絞りと、前記可変
    絞りには連通孔と全開時でもこの可変絞りの背面に一定
    の間隔を保つ突起部とを備えた湯水混合装置。
  2. 【請求項2】前記突起部を可変絞りの背面に複数個設け
    た請求項1記載の湯水混合装置。
  3. 【請求項3】前記突起部を弁本体の可変絞りの背面が当
    接する弁受け部に複数個設けた請求項1記載の湯水混合
    装置。
JP25103692A 1992-09-21 1992-09-21 湯水混合装置 Pending JPH06101778A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114185368A (zh) * 2021-12-01 2022-03-15 贵州航天朝阳科技有限责任公司 一种高精度流量比例控制阀

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114185368A (zh) * 2021-12-01 2022-03-15 贵州航天朝阳科技有限责任公司 一种高精度流量比例控制阀
CN114185368B (zh) * 2021-12-01 2024-05-03 贵州航天朝阳科技有限责任公司 一种高精度流量比例控制阀

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