JPH06100785B2 - 放射線画像情報読取装置 - Google Patents
放射線画像情報読取装置Info
- Publication number
- JPH06100785B2 JPH06100785B2 JP62096708A JP9670887A JPH06100785B2 JP H06100785 B2 JPH06100785 B2 JP H06100785B2 JP 62096708 A JP62096708 A JP 62096708A JP 9670887 A JP9670887 A JP 9670887A JP H06100785 B2 JPH06100785 B2 JP H06100785B2
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- JP
- Japan
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- light
- speed
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Description
【発明の詳細な説明】 （発明の分野） 本発明は蓄積性蛍光体シートに蓄積記録された放射線画
像情報の読取りを行なう放射線画像情報読取装置に関
し、特に詳細には再生画像に濃度ムラを生じさせること
のない読取りを行なうことのできる放射線画像情報読取
装置に関するものである。
像情報の読取りを行なう放射線画像情報読取装置に関
し、特に詳細には再生画像に濃度ムラを生じさせること
のない読取りを行なうことのできる放射線画像情報読取
装置に関するものである。
（従来の技術） ある種の蛍光体に放射線（Ｘ線、α線、β線、γ線、電
子線、紫外線等）を照射すると、この放射線エネルギー
の一部が蛍光体中に蓄積され、この蛍光体に可視光等の
励起光を照射すると、蓄積されたエネルギーに応じて蛍
光体が輝尽発光を示すことが知られており、このような
性質を示す蛍光体は蓄積性蛍光体（輝尽性発光体）と呼
ばれる。
子線、紫外線等）を照射すると、この放射線エネルギー
の一部が蛍光体中に蓄積され、この蛍光体に可視光等の
励起光を照射すると、蓄積されたエネルギーに応じて蛍
光体が輝尽発光を示すことが知られており、このような
性質を示す蛍光体は蓄積性蛍光体（輝尽性発光体）と呼
ばれる。
この蓄積性蛍光体を利用して、人体等の被写体の放射線
画像情報を一旦蓄積性蛍光体シートに蓄積記録し、この
蓄積性蛍光体シートをレーザ光等の励起光で走査して輝
尽発光させ、生じた輝尽発光光を光電的に読み取って画
像信号を得、この画像信号を処理して診断適正の良い被
写体の放射線画像を得る放射線画像情報記録再生システ
ムが提案されている。（例えば特開昭55-12429号，同56
-11395号，同55-163472号，同56-104645号，同55-11634
0号など） 上記システムにおいて放射線画像情報の読取りを行なう
放射線画像情報読取装置は、蓄積性蛍光体シート上に励
起光を走査させる主走査手段、蓄積性蛍光体シートを励
起光の走査方向と略垂直な方向に搬送する副走査手段、
および蓄積性蛍光体シート上を２次元的に走査する励起
光の走査位置から発せられる輝尽発光光を光電的に検出
する光電読取手段を備えたものとなっている。この読取
装置において読み取られた画像情報は、副走査方向に搬
送される記録シート上に、上記読取装置において得られ
た画像信号に基づいて変調された光ビームを主走査せし
めることにより記録する等して可視像として再生され
る。
画像情報を一旦蓄積性蛍光体シートに蓄積記録し、この
蓄積性蛍光体シートをレーザ光等の励起光で走査して輝
尽発光させ、生じた輝尽発光光を光電的に読み取って画
像信号を得、この画像信号を処理して診断適正の良い被
写体の放射線画像を得る放射線画像情報記録再生システ
ムが提案されている。（例えば特開昭55-12429号，同56
-11395号，同55-163472号，同56-104645号，同55-11634
0号など） 上記システムにおいて放射線画像情報の読取りを行なう
放射線画像情報読取装置は、蓄積性蛍光体シート上に励
起光を走査させる主走査手段、蓄積性蛍光体シートを励
起光の走査方向と略垂直な方向に搬送する副走査手段、
および蓄積性蛍光体シート上を２次元的に走査する励起
光の走査位置から発せられる輝尽発光光を光電的に検出
する光電読取手段を備えたものとなっている。この読取
装置において読み取られた画像情報は、副走査方向に搬
送される記録シート上に、上記読取装置において得られ
た画像信号に基づいて変調された光ビームを主走査せし
めることにより記録する等して可視像として再生され
る。
（発明が解決しようとする問題点） ところで上記システムにおいて、最終的に得られた再生
画像が濃度にムラのない良好な画質のものとなるために
は、上記読取装置において各主走査線のピッチが常に一
定であることが必要である。しかしながら、実際には外
乱や振動、あるいは副走査手段のモータの偏心などの原
因により副走査手段による蓄積性蛍光体シートの搬送速
度にむらが生じ、その結果として主走査線のピッチが不
均一になるとう不都合の生じることがある。
画像が濃度にムラのない良好な画質のものとなるために
は、上記読取装置において各主走査線のピッチが常に一
定であることが必要である。しかしながら、実際には外
乱や振動、あるいは副走査手段のモータの偏心などの原
因により副走査手段による蓄積性蛍光体シートの搬送速
度にむらが生じ、その結果として主走査線のピッチが不
均一になるとう不都合の生じることがある。
すなわち、第３図（ａ）に示すように、矢印Ｙ方向に副
走査される蓄積性蛍光体シート上を励起光が矢印Ｘ方向
に主走査して幅W1の主走査線を形成する際に互いに隣接
する主走査線が幅W2だけ重なり合う状態となるのが所定
の搬送速度である場合に、副走査速度が所定の速度より
遅くなると第３図（ｂ）に示すように主走査線の重なり
幅W2′は幅W2より大きくなり、反対に副走査速度が速く
なると主走査線の重なり幅は幅W2より小さくなったり第
３図（ｃ）に示すように全く無くなったりする。主走査
線の重なり幅が大きくなると、各主走査線は既に前の主
走査線が励起した部分を多く励起することになるので、
得られる輝尽発光光の光量は少なくなり、反対に主走査
線の重なり幅が小さくなると各主走査毎に得られる輝尽
発光光の光量は多くなる。したがって、前述した記録装
置においては、常に一定のピッチで記録が行われるとす
れば、上記のように読取装置において副走査速度が変動
して主走査線のピッチにムラができ、得られる輝尽発光
光の光量レベルが変化すると再生画像が歪むとともにそ
の濃度がムラになってしまい、このうち濃度のムラは特
に目立ち易く画質の低下を招きやすいという問題があ
る。読取装置における副走査速度の変動と再生画像上に
おける濃度の変動の関係は第４図に示すものとなる。
走査される蓄積性蛍光体シート上を励起光が矢印Ｘ方向
に主走査して幅W1の主走査線を形成する際に互いに隣接
する主走査線が幅W2だけ重なり合う状態となるのが所定
の搬送速度である場合に、副走査速度が所定の速度より
遅くなると第３図（ｂ）に示すように主走査線の重なり
幅W2′は幅W2より大きくなり、反対に副走査速度が速く
なると主走査線の重なり幅は幅W2より小さくなったり第
３図（ｃ）に示すように全く無くなったりする。主走査
線の重なり幅が大きくなると、各主走査線は既に前の主
走査線が励起した部分を多く励起することになるので、
得られる輝尽発光光の光量は少なくなり、反対に主走査
線の重なり幅が小さくなると各主走査毎に得られる輝尽
発光光の光量は多くなる。したがって、前述した記録装
置においては、常に一定のピッチで記録が行われるとす
れば、上記のように読取装置において副走査速度が変動
して主走査線のピッチにムラができ、得られる輝尽発光
光の光量レベルが変化すると再生画像が歪むとともにそ
の濃度がムラになってしまい、このうち濃度のムラは特
に目立ち易く画質の低下を招きやすいという問題があ
る。読取装置における副走査速度の変動と再生画像上に
おける濃度の変動の関係は第４図に示すものとなる。
本発明は上記のような問題点に鑑みてなされたものであ
り、副走査速度に変動が生じても再生画像上における濃
度ムラの発生を抑えることのできる放射線画像情報読取
装置を提供することを目的とするものである。
り、副走査速度に変動が生じても再生画像上における濃
度ムラの発生を抑えることのできる放射線画像情報読取
装置を提供することを目的とするものである。
（問題点を解決するための手段） 本発明の放射線画像情報読取装置は、蓄積性蛍光体シー
トの搬送速度（副走査速度）を検出する速度検出器、お
よび該速度検出器の出力に基づいて、前記速度が低速で
ある場合の前記励起光の光量が、前記速度が高速である
場合に比べ大となるように励起光の光量を調整する光量
調整手段を備えたことを特徴とするものである。
トの搬送速度（副走査速度）を検出する速度検出器、お
よび該速度検出器の出力に基づいて、前記速度が低速で
ある場合の前記励起光の光量が、前記速度が高速である
場合に比べ大となるように励起光の光量を調整する光量
調整手段を備えたことを特徴とするものである。
（作用） 放射線画像情報読取装置においては、蓄積性蛍光体シー
トに蓄積された放射線エネルギーが一定であっても、励
起光の光量が増加すれば、蓄積性蛍光体シートから発せ
られる輝尽発光光の光量は増加する。従って上記装置に
おいては副走査速度が低速であり得られる輝尽発光光の
光量レベルが低くなる場合に、副走査速度が高速である
場合に比べて励起光の光量を増加させることにより、副
走査速度に起因する輝尽発光光の光量レベルの変動を相
殺することができ、再生画像上において濃度ムラが発生
することを防止することができる。
トに蓄積された放射線エネルギーが一定であっても、励
起光の光量が増加すれば、蓄積性蛍光体シートから発せ
られる輝尽発光光の光量は増加する。従って上記装置に
おいては副走査速度が低速であり得られる輝尽発光光の
光量レベルが低くなる場合に、副走査速度が高速である
場合に比べて励起光の光量を増加させることにより、副
走査速度に起因する輝尽発光光の光量レベルの変動を相
殺することができ、再生画像上において濃度ムラが発生
することを防止することができる。
（実施例） 以下、図面を参照して本発明の実施例について説明す
る。
る。
第１図は本発明の一実施例による放射線画像情報読取装
置の概要を示す斜視図である。
置の概要を示す斜視図である。
レーザ光源１から発せられた励起光２は、後述する光変
調器３を経た後、ガルバノメータミラー５に入射せしめ
られてこのガルバノメータミラー５により反射偏向さ
れ、ガルバノメータミラー５の下方に配された蓄積性蛍
光体シート６上を矢印Ｘ方向に主走査する。蓄積性蛍光
体シート６は、モータ7Aにより駆動される、副走査手段
であるエンドレスベルト装置７上に吸着されて矢印Ｙ方
向に搬送され（副走査され）、この副走査とほぼ直交す
る角度で主走査が繰り返され、蓄積性蛍光体シート６の
全面にわたる励起光２による２次元的走査が行なわれ
る。
調器３を経た後、ガルバノメータミラー５に入射せしめ
られてこのガルバノメータミラー５により反射偏向さ
れ、ガルバノメータミラー５の下方に配された蓄積性蛍
光体シート６上を矢印Ｘ方向に主走査する。蓄積性蛍光
体シート６は、モータ7Aにより駆動される、副走査手段
であるエンドレスベルト装置７上に吸着されて矢印Ｙ方
向に搬送され（副走査され）、この副走査とほぼ直交す
る角度で主走査が繰り返され、蓄積性蛍光体シート６の
全面にわたる励起光２による２次元的走査が行なわれ
る。
励起光２による走査に従って、励起光２の照射された蓄
積性蛍光体シートの個所は、そこに蓄積記録された画像
情報に応じて輝尽発光し、この輝尽発光光が、蓄積性蛍
光体シート近傍において主走査線に平行に入射端面8aが
形成された透明な光ガイド８の入射端面8aから光ガイド
８に入る。この光ガイド８は蓄積性蛍光体シート６近く
に位置する前端部8bが平面状に形成されるとともに、後
端側に向かって次第に円筒状となるように形成され、そ
の後端部8cにおいてほぼ円筒状となって射出端面上に設
けられたフォトマルチプライヤー９と結合しているの
で、入射端面8aから入った輝尽発光光は後端部8cに集め
られ、輝尽発光光を選択的に透過するフィルタ（図示せ
ず）を介してフォトマルチプライヤー９に伝えられる。
図示の装置においてはこのフォトマルチプライヤーと前
記光ガイドとによって光電読取手段が構成されている。
フォトマルチプライヤー９において、輝尽発光光は電気
信号に変換され、得られた電気信号は画像情報読取回路
15に送られて処理された後、画像記録装置に向けて出力
される。
積性蛍光体シートの個所は、そこに蓄積記録された画像
情報に応じて輝尽発光し、この輝尽発光光が、蓄積性蛍
光体シート近傍において主走査線に平行に入射端面8aが
形成された透明な光ガイド８の入射端面8aから光ガイド
８に入る。この光ガイド８は蓄積性蛍光体シート６近く
に位置する前端部8bが平面状に形成されるとともに、後
端側に向かって次第に円筒状となるように形成され、そ
の後端部8cにおいてほぼ円筒状となって射出端面上に設
けられたフォトマルチプライヤー９と結合しているの
で、入射端面8aから入った輝尽発光光は後端部8cに集め
られ、輝尽発光光を選択的に透過するフィルタ（図示せ
ず）を介してフォトマルチプライヤー９に伝えられる。
図示の装置においてはこのフォトマルチプライヤーと前
記光ガイドとによって光電読取手段が構成されている。
フォトマルチプライヤー９において、輝尽発光光は電気
信号に変換され、得られた電気信号は画像情報読取回路
15に送られて処理された後、画像記録装置に向けて出力
される。
上記読取装置において、前記エンドレスベルト装置７に
より、蓄積性蛍光体シート６が正しく一定の速度で搬送
されていれば、励起光２により形成される主走査線のピ
ッチは一定となり、最終的に得られた再生画像の濃度レ
ベルはその全面に亘って均一となるが、モータ7Aの偏心
や振動等により、上記搬送速度が変動して主走査線のピ
ッチに差が生じると上記再生画像には濃度ムラが生じる
という不都合がある。そこで本実施例においては一例と
してモータ7Aにエンコーダ等の速度検出器10を接続し、
この速度検出器10により検出された副走査手段の搬送速
度に基づく信号を前記変調器３を駆動する変調器駆動回
路４に送り、蓄積性蛍光体シート６の搬送速度に応じて
励起光２の光量を変化させる変調を行なうようになって
いる。以下、第２図を参照しえ励起光の光量制御につい
て説明する。
より、蓄積性蛍光体シート６が正しく一定の速度で搬送
されていれば、励起光２により形成される主走査線のピ
ッチは一定となり、最終的に得られた再生画像の濃度レ
ベルはその全面に亘って均一となるが、モータ7Aの偏心
や振動等により、上記搬送速度が変動して主走査線のピ
ッチに差が生じると上記再生画像には濃度ムラが生じる
という不都合がある。そこで本実施例においては一例と
してモータ7Aにエンコーダ等の速度検出器10を接続し、
この速度検出器10により検出された副走査手段の搬送速
度に基づく信号を前記変調器３を駆動する変調器駆動回
路４に送り、蓄積性蛍光体シート６の搬送速度に応じて
励起光２の光量を変化させる変調を行なうようになって
いる。以下、第２図を参照しえ励起光の光量制御につい
て説明する。
前記速度検出器10は、エンドレスベルト装置７の実際の
搬送速度に対応するパルス信号S1を発し、一方、基準ク
ロック発生手段11は、蓄積性蛍光体シートの所定の搬送
速度である基準速度に対応する一定間隙のパルス信号S2
を発する。これらの信号S1，S2は互いに加算されて偏差
カウンタ12に送られ、この偏差カウンタ12からは、励起
光２が１回主走査を行なう間の両信号の偏差、すなわ
ち、一主走査時間内の副走査手段の実際の搬送速度と基
準速度との差に相当する信号S3が出力される。出力され
た信号S3はD/A変換器13によりアナログ変換された後、
ゲイン調整手段14によりゲイン調整される。このように
して最終的に得られた制御信号S4は、変調器駆動回路４
に入力される。変調器駆動回路４は、信号S4が副走査手
段の搬送速度が基準速度より遅いことを示すものである
場合には、励起光の光量を相対的に増加させる変調を行
なうように変調器３を駆動し、信号S4が、副走査手段の
搬送速度が基準速度より速いことを示すものである場合
には励起光の光量を相対的に減少させる変調を行なうよ
うに変調器３を駆動する。なお、前記レーザ光源１がア
ナログ直接変調の可能な半導体レーザである場合には、
制御信号S4に基づいて半導体レーザの駆動電流を変化さ
せて上述した搬送速度ムラに対応する変調を行なっても
よい。なお、いずれの場合にも、光ビームの光量の増減
は、各主走査線の重なり幅に対応し、各主走査線毎の発
光光量レベルが一定となるように予め設定されたものと
なっている。
搬送速度に対応するパルス信号S1を発し、一方、基準ク
ロック発生手段11は、蓄積性蛍光体シートの所定の搬送
速度である基準速度に対応する一定間隙のパルス信号S2
を発する。これらの信号S1，S2は互いに加算されて偏差
カウンタ12に送られ、この偏差カウンタ12からは、励起
光２が１回主走査を行なう間の両信号の偏差、すなわ
ち、一主走査時間内の副走査手段の実際の搬送速度と基
準速度との差に相当する信号S3が出力される。出力され
た信号S3はD/A変換器13によりアナログ変換された後、
ゲイン調整手段14によりゲイン調整される。このように
して最終的に得られた制御信号S4は、変調器駆動回路４
に入力される。変調器駆動回路４は、信号S4が副走査手
段の搬送速度が基準速度より遅いことを示すものである
場合には、励起光の光量を相対的に増加させる変調を行
なうように変調器３を駆動し、信号S4が、副走査手段の
搬送速度が基準速度より速いことを示すものである場合
には励起光の光量を相対的に減少させる変調を行なうよ
うに変調器３を駆動する。なお、前記レーザ光源１がア
ナログ直接変調の可能な半導体レーザである場合には、
制御信号S4に基づいて半導体レーザの駆動電流を変化さ
せて上述した搬送速度ムラに対応する変調を行なっても
よい。なお、いずれの場合にも、光ビームの光量の増減
は、各主走査線の重なり幅に対応し、各主走査線毎の発
光光量レベルが一定となるように予め設定されたものと
なっている。
このように蓄積性蛍光体シート６に対する一主走査時間
内の搬送速度を検出し、搬送速度が低速である場合には
励起光の光量が相対的に多く、また搬送速度が高速であ
る場合には励起光の光量が相対的に少なくなるように励
起光に対して各主走査毎に変調を行なえば、搬送速度ム
ラにより主走査線のピッチにムラが生じても最終的に得
られた画像の濃度ムラを最小限に抑えることができる。
内の搬送速度を検出し、搬送速度が低速である場合には
励起光の光量が相対的に多く、また搬送速度が高速であ
る場合には励起光の光量が相対的に少なくなるように励
起光に対して各主走査毎に変調を行なえば、搬送速度ム
ラにより主走査線のピッチにムラが生じても最終的に得
られた画像の濃度ムラを最小限に抑えることができる。
なお、光量調整手段としては上記のような光変調器を用
いたものの他に種々の手段を用いることができる。例え
ば励起光の光路上に、光学濃度が位置によって徐々に変
化する光学くさびを設け、この光学くさびを速度検出器
の出力に応じて移動させ、光学くさびの光透過率を変化
させることによって光量の調整を行なってもよい。
いたものの他に種々の手段を用いることができる。例え
ば励起光の光路上に、光学濃度が位置によって徐々に変
化する光学くさびを設け、この光学くさびを速度検出器
の出力に応じて移動させ、光学くさびの光透過率を変化
させることによって光量の調整を行なってもよい。
（発明の効果） 以上説明したように本発明の放射線画像情報読取装置に
よれば、主走査線のピッチを不均一にする副走査手段の
搬送速度のムラを検出し、搬送速度に応じて励起光の光
量を増減させることにより、主走査線のピッチにかかわ
らず、各主走査線の発光光量レベルを一定に保つことが
できる。従って上記発光光に基づいて得られる再生画像
は、濃度ムラのない良好な画質のものとなる。
よれば、主走査線のピッチを不均一にする副走査手段の
搬送速度のムラを検出し、搬送速度に応じて励起光の光
量を増減させることにより、主走査線のピッチにかかわ
らず、各主走査線の発光光量レベルを一定に保つことが
できる。従って上記発光光に基づいて得られる再生画像
は、濃度ムラのない良好な画質のものとなる。
第１図は本発明の一実施例による放射線画像情報読取装
置の概要を示す斜視図、 第２図は励起光の光量制御のしくみを示すブロック図、 第３図（ａ），（ｂ），（ｃ）は副走査速度による主走
査線の状態を示す概略図、 第４図は副走査速度と再生画像濃度の関係を示すグラフ
である。 １……レーザ光源、２……励起光 ３……光偏向器、５……ガルバノメータミラー ６……蓄積性蛍光体シート ７……エンドレスベルト装置 ９……フォトマルチプライヤー 10……速度検出器
置の概要を示す斜視図、 第２図は励起光の光量制御のしくみを示すブロック図、 第３図（ａ），（ｂ），（ｃ）は副走査速度による主走
査線の状態を示す概略図、 第４図は副走査速度と再生画像濃度の関係を示すグラフ
である。 １……レーザ光源、２……励起光 ３……光偏向器、５……ガルバノメータミラー ６……蓄積性蛍光体シート ７……エンドレスベルト装置 ９……フォトマルチプライヤー 10……速度検出器
Claims (1)
- 【請求項１】放射線画像情報が蓄積記録された蓄積性蛍
光体シート上に励起光を一次元的に走査させる主走査手
段、前記蓄積性蛍光体シートを前記励起光の主走査方向
と略垂直な方向に搬送する副走査手段、および前記励起
光の主走査位置から発せられる前記放射線画像情報を担
持した輝尽発光光を光電的に検出する光電読取手段を備
えた放射線画像情報読取装置において、 前記搬送の速度を検出する速度検出器、および該速度検
出器の出力に基づいて、前記速度が低速である場合の前
記励起光の光量が、前記速度が高速である場合に比べ大
となるように励起光の光量を調整する光量調整手段を備
えたことを特徴とする放射線画像情報読取装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62096708A JPH06100785B2 (ja) | 1987-04-20 | 1987-04-20 | 放射線画像情報読取装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62096708A JPH06100785B2 (ja) | 1987-04-20 | 1987-04-20 | 放射線画像情報読取装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63261341A JPS63261341A (ja) | 1988-10-28 |
| JPH06100785B2 true JPH06100785B2 (ja) | 1994-12-12 |
Family
ID=14172248
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62096708A Expired - Fee Related JPH06100785B2 (ja) | 1987-04-20 | 1987-04-20 | 放射線画像情報読取装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06100785B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8901218B2 (en) | 2007-12-18 | 2014-12-02 | Cheil Industries Inc. | Branched (meth)acrylate copolymer with high refractive index and method for preparing the same |
| US8940836B2 (en) | 2008-12-17 | 2015-01-27 | Cheil Industries Inc. | Polycarbonate resin composition with improved transparency and scratch-resistance |
| US9365671B2 (en) | 2013-12-04 | 2016-06-14 | Samsung Sdi Co., Ltd. | Styrene-based copolymer and thermoplastic resin composition including the same |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3394375B2 (ja) * | 1995-12-01 | 2003-04-07 | 富士写真フイルム株式会社 | 放射線画像読取装置 |
-
1987
- 1987-04-20 JP JP62096708A patent/JPH06100785B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8901218B2 (en) | 2007-12-18 | 2014-12-02 | Cheil Industries Inc. | Branched (meth)acrylate copolymer with high refractive index and method for preparing the same |
| US8940836B2 (en) | 2008-12-17 | 2015-01-27 | Cheil Industries Inc. | Polycarbonate resin composition with improved transparency and scratch-resistance |
| US9365671B2 (en) | 2013-12-04 | 2016-06-14 | Samsung Sdi Co., Ltd. | Styrene-based copolymer and thermoplastic resin composition including the same |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63261341A (ja) | 1988-10-28 |
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