JPH0599684A - 衛星搭載用測位システムフイルタリセツト方式 - Google Patents

衛星搭載用測位システムフイルタリセツト方式

Info

Publication number
JPH0599684A
JPH0599684A JP3263546A JP26354691A JPH0599684A JP H0599684 A JPH0599684 A JP H0599684A JP 3263546 A JP3263546 A JP 3263546A JP 26354691 A JP26354691 A JP 26354691A JP H0599684 A JPH0599684 A JP H0599684A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
filter
estimation
value
positioning
position measurement
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3263546A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiromi Moriya
浩実 森谷
Susumu Kumagai
進 熊谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP3263546A priority Critical patent/JPH0599684A/ja
Publication of JPH0599684A publication Critical patent/JPH0599684A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】人工衛星に搭載するGPS受信機等から得られ
る情報でフィルタ推定を行なう際に、この推定が発散し
ないようにする。 【構成】人工衛星8に搭載されたGPS受信機2はアン
テナ3よりNAVSTAR4,5,6,7から発信され
る電波を受信し、自己とNAVSTARとの擬似距離や
その変化率を計算する。GPS受信機2で計測されたデ
ータは、測位演算計算機1に送られ、一点測位及びフィ
ルタにより自己位置の測位を行なう。この時、本リセッ
ト方式を採用することにより、フィルタの推定計算を正
常に作動させ、更に精度指標となるものを出力させる。
その結果得られる測位結果は測位結果利用機器9に出力
される。 【効果】フィルタの軌道推定結果が、発散しないような
システムを構築することが可能となる。また、推定結果
の確からしさを知る方法が無かったフィルタ推定に推定
値の確からしさを示す値を出力させることが可能とな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、衛星搭載用の測位シス
テム(とくにGPS:グローバルポジジョニングシステ
ム用)で、逐次的にフィルタ処理を行うときの冗長系シ
ステムの一つに関する。
【0002】
【従来の技術】衛星搭載用GPS受信機を用いた、フィ
ルタリングによる軌道推定は、Landsat−Dでお
こなわれている。このケースでは、軌道推定に用いるフ
ィルタリングの方法としてカルマンフィルタを用いてい
る。
【0003】その時の方式等、従来の方式については、
エー・アイ・エー・エー− 80− 1678 ( A
IAA −80−1678 )において論じられてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術には、
フィルタによる推定中に推定材料である誤差共分散の値
が必要以上に小さくなりすぎて発散傾向になってしまう
という問題点や、フィルタによる推定が正常に行なわれ
ているかどうか判断する方法が確立されていないため、
期待した推定結果が得られないという問題点があった。
【0005】本発明の目的は、長時間フィルタリングに
よって推定材料である誤差共分散の値が必要以上に小さ
くなってしまうことで発散しないようにすることと、も
う一点は、推定が正常に行われているかどうかの判断を
行なって、その結果を用いて正常・異常の判断を行な
い、異常の際の再度立ち上げを行なう時の目処を得るこ
とである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明はまずフィルタの推定値が長時間運用するこ
とで発散しないように一定時間おきに推定に使用する誤
差共分散の値をn倍し、システム雑音共分散の値をリセ
ットする。長時間運用ばかりでなく推力の噴射等外部か
らの雑音が入った場合などに、推定に使用する誤差共分
散の値をn倍する。
【0007】また、フィルタリングが正常に行われてい
るかどうかの判断方法を行なう為には、一点測位とフィ
ルタによる推定の二つの測位手段が搭載されているとい
う利点を用いる。一点測位の結果を起点として、測位に
使用した衛星の配置の良否から得られるGDOPの値で
その測位結果にどのぐらいの誤差が含まれているかを判
断し、推定結果の入ると思われる範囲を求める。こうし
て求めた範囲の中にフィルタを使った推定結果が入って
いる場合は推定が正常に行われていると判断する基準と
するものである。
【0008】さらに、この結果推定が異常であると判断
した場合には、その時の推定を中止して、再度一点測位
等のデータを初期値とし、フィルタによる推定をやりな
おす方法をとる。
【0009】
【作用】長時間運用時におけるリセット方式は、フィル
タ推定に関係無く一定時間をカウントすることで行な
い、さらに一定時間に一定倍するリセット方式では、誤
差共分散の値が必要以上にリセットを繰り返すことで大
きくならないようにする機能を持つ。
【0010】また、異常・正常の判断は、フィルタ推定
とは係りのない一点測位の結果と測位に使用する衛星の
配置より求める値を用いているため、見かけ上では判断
出来ないフィルタ推定が正常に働いているかどうかの判
断を行なえる。
【0011】
【実施例】本発明の実施例を以下に示す。
【0012】図1は本発明の一実施例の説明図である。
【0013】人工衛星8に搭載されたGPS受信機2は
アンテナ3よりNAVSTAR4,5,6,7から発信
される電波を受信し、自己とNAVSTARとの擬似距
離やその変化率を計算する。GPS受信機2で計測され
たデータは、測位演算計算機1に送られ、一点測位及び
フィルタにより自己位置の測位を行なう。その測位結果
は測位結果利用機器9に出力される。
【0014】まず、第一に、GPS受信機に搭載するカ
ルマンフィルタ等を用いたフィルタリング推定において
推定値が発散しないように、推定内で使用する誤差共分
散の値を一定時間おきにn倍することで、推定の発散を
防止する。また、このほかに使用するフィルタパラメー
タの変更・リセットをも運用状態等にあわせて行う。こ
の方式を用いると長時間自動で運用する際に、推定が発
散することを押さえることが可能となる。また、一定時
間おきの一定倍のリセットは、誤差共分散の値が必要以
上に小さくならないような現象時に、一定時間おきに一
定倍することによって誤差共分散の値が一定の大きさ以
上にならないようにボーダラインを設けその値を越えた
場合には、誤差共分散の値をボーダラインとして設置し
ている値とすることで誤差共分散が大きくなりすぎない
用にしている。
【0015】図2は本発明の状態遷移の説明図である。
【0016】まず、GPS受信機に計測データが入力さ
れ、一点測位・フィルタそれぞれで測位を行ない一点測
位で得られるGDOP等の指標となる値2aを用いてフ
ィルタが発散していないかどうかを判断し、発散してい
る場合はフィルタを初期化する。さらに、前回リセット
処理を行なってから一定時間が経過していたら誤差共分
散等にリセット処理を行ない、粋力噴射中であればそれ
に見合った誤差共分散等にリセット処理を行ない、それ
ぞれの場合に、誤差共分散の値がボーダラインの値を超
えていたら、共分散の値をボーダラインの値に変更す
る。これらの処理が終了したら、測位結果等を出力し、
最初の計測データを入力する状態に移行し、終了命令が
ある迄この処理を繰り返す。
【0017】もう一つは、このフィルタによる推定が発
散しているかどうかの判断を一点測位方式とフィルタリ
ングによる推定方式の二つが一緒のGPS受信機に搭載
されていることを利用して行う。一点測位方式で求めた
自己位置とその時のGPS衛星の幾何学的配置から求め
られるGDOPの値を用いて、想定される推定位置の有
るべき範囲を求めてフィルタの推定値が発散状態である
かどうかを判断し、必要とあれば再立ち上げを行う。こ
の方式を用いることでまず一点は、その時のフィルタ推
定値の精度の保証が得られるため、精度指標としてGD
OPの値等を提示できる。また、自動的に推定値の発散
を判断しその事態に対処できる。
【0018】図3はフィルタの収束値の収束判断方法の
説明図である。
【0019】一点測位方式によって求められた自己位置
10を中心にGDOP等から求められる位置精度11を
半径とする球12内に真の自己位置がある。フィルタ推
定値が推定値a13のように球12内にあればフィルタ
推定は、収束していると判断し、推定値b14のように
球12の外側にあった場合はフィルタ推定が発散してい
ると判断しリセットをかける。実際には、半径11はマ
ージンを持たせて設定する必要がある。
【0020】一定時間おきに一定倍を行う方式と、一点
測位とフィルタリング推定を行うことを利用した再立ち
上げ(リセット)方式の両方をそなえている。両方の方
式を一つのシステムに搭載する場合は、先に一点測位の
値を用いてフィルタリングによる推定が正常であるかど
うかを判断し、後に一定時間おきの誤差共分散の定数倍
を行うことが必要となる。こうすることで、誤差共分散
の大きさについて間違った判断を行わないようにするこ
とが可能となる。本実施例では、一点測位とフィルタリ
ングの二つの測位システムを一緒に搭載することでGD
OPの値を精度指標とすることが可能となり、発散した
ときには再立ち上げで対処できるようになる。また、定
数倍することで発散の予防の効果も得ることが可能とな
る。
【0021】
【発明の効果】本発明では、長時間運用時にフィルタ推
定を行う際の誤差共分散の値が推定を行うのに不十分な
ほど小さくなることをオンボード上で防ぐことが可能と
なり、推定値の発散防止となる。
【0022】また、フィルタと一点測位の二つのシステ
ムが搭載されている場合には、フィルタによる推定結果
が正常に行われているかどうかを判断できるので、推定
が異常であると判断された場合再度立ち上げて推定を行
う用にすることが、地上からの支援でなくオンボード上
で可能となる。
【0023】さらに、この方式で正常であると判断され
たということで、その推定結果の精度をGDOPの値で
判断できるため信頼性の高い値として他のシステムで使
用することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の説明図、
【図2】本発明の状態遷移の説明図、
【図3】フィルタの収束値の収束判断方法についての説
明図。
【符号の説明】
1…測位演算計算機、 2…GPS受信機、 3…GPSアンテナ、 4…NAVSTAR1、 5…NAVSTAR2、 6…NAVSTAR3、 7…NAVSTAR4、 8…人工衛星、 9…測位結果利用機器。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】衛星搭載用の測位システムにGPSを用い
    た一点測位方式とフィルタリセット方式の推定結果が発
    散しないように、フィルタの計算に使用する誤差共分散
    の値を変化させるような方式を採用する測位システムに
    おいて、 前記測位システムのフィルタ方式の中で推定を行う際に
    使用する誤差共分散・システム雑音共分散等の値をオン
    バード上で一定時間おきに自動的にリセット処理を行う
    測位システムと、 前記測位システムにフィルタ方式と一点測位方式の二つ
    の方式が搭載されていることから、一点測位方式の出力
    結果である位置情報とその精度の確からしさを幾何学的
    配置から求めるGDOP等精度の指標となる値を用い
    て、その時のおおよその位置を予想してその範囲に入っ
    ていない場合に、その時の推定が正確に行なわれていな
    いと判断して、フィルタ方式の中で推定を行なう際に使
    用する誤差共分散・システム雑音共分散等の値をオンボ
    ード上で自動的にリセットする機能を備えることを特徴
    とする測位システムフィルタリセット方式。
JP3263546A 1991-10-11 1991-10-11 衛星搭載用測位システムフイルタリセツト方式 Pending JPH0599684A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3263546A JPH0599684A (ja) 1991-10-11 1991-10-11 衛星搭載用測位システムフイルタリセツト方式

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3263546A JPH0599684A (ja) 1991-10-11 1991-10-11 衛星搭載用測位システムフイルタリセツト方式

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0599684A true JPH0599684A (ja) 1993-04-23

Family

ID=17391047

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3263546A Pending JPH0599684A (ja) 1991-10-11 1991-10-11 衛星搭載用測位システムフイルタリセツト方式

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0599684A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997000424A1 (fr) * 1995-06-16 1997-01-03 Masprodenkoh Kabushikikaisha Dispositif servant a detecter la position d'un objet en mouvement
JP2009133716A (ja) * 2007-11-30 2009-06-18 Seiko Epson Corp 測位方法、プログラム及び測位装置
JP2009210408A (ja) * 2008-03-04 2009-09-17 Mitsubishi Electric Corp 無線システム及びその位置特定方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997000424A1 (fr) * 1995-06-16 1997-01-03 Masprodenkoh Kabushikikaisha Dispositif servant a detecter la position d'un objet en mouvement
JP2009133716A (ja) * 2007-11-30 2009-06-18 Seiko Epson Corp 測位方法、プログラム及び測位装置
US8339310B2 (en) 2007-11-30 2012-12-25 Seiko Epson Corporation Positioning method, positioning device, and program
JP2009210408A (ja) * 2008-03-04 2009-09-17 Mitsubishi Electric Corp 無線システム及びその位置特定方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9069073B2 (en) Removing and de-weighting outlier measurements from satellite and previous information
US7751974B2 (en) Navigation processing for a satellite positioning system receiver
US11143765B2 (en) Reducing bias impact on GNSS integrity
US6760663B2 (en) Solution separation method and apparatus for ground-augmented global positioning system
CN109975837A (zh) 在星基定位测量系统中检查移动载波位置的估计完整性的方法
US20160131485A1 (en) Method of determining a radius of protection associated with a navigation parameter of a hybrid inertial navigation system, and associated system
JP2001502802A (ja) Gps/irsグローバル位置決定方法およびインテグリティ損失の対策を講じた装置
US8878722B2 (en) Method and system for determining navigation parameters of an aircraft
US6810324B1 (en) Substitution of high quality position measurements with upgraded low quality position measurements
JP2003232845A (ja) 移動体の方位および姿勢検出装置
CN107367744B (zh) 基于自适应测量噪声方差估计的星载gps定轨方法
CN110716222B (zh) 一种基于无人机的无人车导航方法及系统
RU2634693C2 (ru) Способ контроля достоверности и устройство объединения/консолидации с множеством модулей обработки
EP2172743B1 (en) Method and apparatus for determining the operational state of a navigation system
US8941537B2 (en) Methods for identifying whether or not a satellite has a line of sight
US20090128409A1 (en) Method and apparatus for monitoring the integrity of satellite navigation signals
EP3508884A1 (en) Intelligent satellite exclusion for multipath mitigation based on line of sight
JPH0599684A (ja) 衛星搭載用測位システムフイルタリセツト方式
KR101723751B1 (ko) 위성체의 항법 제어 장치 및 방법
US7151999B2 (en) Passive terrain navigation
KR102350689B1 (ko) 위성 신호 처리를 위한 방법 및 시스템
RU2379702C1 (ru) Способ нахождения охранного предела с компенсацией на задержки вычисления
CN111580136A (zh) 一种接收机自主完好性故障检测方法
US20200103533A1 (en) Identifying and partitioning legitimate gnss satellite signals from illegitimate gnss satellite signals using a contrario method
JP3910788B2 (ja) 航法データ処理装置及び航法データ処理方法