JPH0599404A - 炉筒・煙管組合せボイラ - Google Patents
炉筒・煙管組合せボイラInfo
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- JPH0599404A JPH0599404A JP1943891A JP1943891A JPH0599404A JP H0599404 A JPH0599404 A JP H0599404A JP 1943891 A JP1943891 A JP 1943891A JP 1943891 A JP1943891 A JP 1943891A JP H0599404 A JPH0599404 A JP H0599404A
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- boiler
- furnace
- smoke
- fire tube
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 大容量の炉筒煙管型パッケージボイラに於け
る輸送の困難性、缶胴が太径になることによる製作の困
難性及び製作コストの高騰等の問題を解決し、輸送や据
付・組立が容易で、且つ制作費の削減が計れ、しかも炉
筒煙管型ボイラの機能を十分に備えたボイラを提供す
る。 【構成】 夫々別個に製作したバーナを備えた炉筒缶1
と煙管缶2とを隣接して平行に配列し、両缶の据付の完
了後に炉筒缶1の燃焼ガス出口1cと煙管缶2の燃焼ガ
ス入口2cとを連結燃焼室3によって連結する。
る輸送の困難性、缶胴が太径になることによる製作の困
難性及び製作コストの高騰等の問題を解決し、輸送や据
付・組立が容易で、且つ制作費の削減が計れ、しかも炉
筒煙管型ボイラの機能を十分に備えたボイラを提供す
る。 【構成】 夫々別個に製作したバーナを備えた炉筒缶1
と煙管缶2とを隣接して平行に配列し、両缶の据付の完
了後に炉筒缶1の燃焼ガス出口1cと煙管缶2の燃焼ガ
ス入口2cとを連結燃焼室3によって連結する。
Description
【0001】
【産業状の利用分野】本発明はパッケージ型ボイラの改
良に係り、夫々別個に設計製作した炉筒缶と煙管缶とを
据付現場で連結・組立てすることにより、炉筒煙管型ボ
イラとしての機能を有する大容量ボイラの製作を可能に
すると共に、輸送の容易化、据付の簡単化をも可能とし
た炉筒・煙管組合せボイラに関するものである。
良に係り、夫々別個に設計製作した炉筒缶と煙管缶とを
据付現場で連結・組立てすることにより、炉筒煙管型ボ
イラとしての機能を有する大容量ボイラの製作を可能に
すると共に、輸送の容易化、据付の簡単化をも可能とし
た炉筒・煙管組合せボイラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】所謂バーナ焚・加圧燃焼方式のパッケー
ジ型ボイラとしては所謂炉筒煙管型ボイラが広く実用に
供されており、一般には製作工場で組立をして各種の検
査を実施したあと、トラック等で据付現場へ搬入し、据
付並びに調整を行うようにしている。ところで、この種
の炉筒煙管型ボイラの最大蒸発量はこれまで約10T/
H位であったが、最近では大型化が一層進行し、蒸発量
30T/H(換算蒸発量36T/H)の炉筒煙管型ボイ
ラが出現している。
ジ型ボイラとしては所謂炉筒煙管型ボイラが広く実用に
供されており、一般には製作工場で組立をして各種の検
査を実施したあと、トラック等で据付現場へ搬入し、据
付並びに調整を行うようにしている。ところで、この種
の炉筒煙管型ボイラの最大蒸発量はこれまで約10T/
H位であったが、最近では大型化が一層進行し、蒸発量
30T/H(換算蒸発量36T/H)の炉筒煙管型ボイ
ラが出現している。
【0003】図5及び図6はその一例を示すものであ
り、缶本体A内に二組みの炉筒B1,B2を組み込んだ
炉筒煙管型ボイラを二基並設することにより、ボイラ装
置が構成されている。尚、図に於いてC1,C2は煙管
群、Dはガスバーナ、Eはガス、Fはサイレンサー、G
は押込ファン、Hはエコノマイザー、Iは主蒸気弁、J
は給水逆止弁、Kは安全弁、Lは吹出し弁である。
り、缶本体A内に二組みの炉筒B1,B2を組み込んだ
炉筒煙管型ボイラを二基並設することにより、ボイラ装
置が構成されている。尚、図に於いてC1,C2は煙管
群、Dはガスバーナ、Eはガス、Fはサイレンサー、G
は押込ファン、Hはエコノマイザー、Iは主蒸気弁、J
は給水逆止弁、Kは安全弁、Lは吹出し弁である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図5及び図6
に示す様な従来の大容量の炉筒煙管型ボイラは、その外
形寸法と重量がトラック輸送の限界寸法、即ち横幅3
m,地上高さ3.8m(缶有効高さ3.35m)、長さ
9m(最大12m)、重量40Tを遙かに超過する大き
なものになっている。例えばAメーカの製品では缶本体
の横幅が約4.4m、高さが約4.7m、長さが約1
0.45m、重量が約62.5Tとなっており、また、
Bメーカの製品では缶本体の横幅が4.5m、高さが
7.3m(装備)、長さが12.4m、重量が53Tと
なっている。その結果、トラック輸送が著しく困難とな
り、よほど輸送条件の良好な場所でなければ組み立て状
態に於ける搬入・据付が出来ないと云う難点がある。ま
た、通常のビルディングのボイラ室はその高さが約4.
5m位に設計されているため、据付高さ(6.2〜7.
3m)の関係から既設のビル内へは殆ど設置出来ないと
云う難点がある。更に、缶本体A内へ二組の炉筒B1,
B2の二組の煙管C1,C2を組込む構成としているた
め、構造上から設計に様々な制約を受けることになり、
結果として缶本体Aの外径が大きくなり、単位蒸発量当
りのボイラ容積が大きくなると云う難点がある。加え
て、缶本体A内へ炉筒Bと煙管Cを取付けしなければな
らないため、構造が複雑になって溶接の自動化等が困難
となり、製造コストの引き下げが難かしいと云う問題が
ある。そのうえ、炉筒Bと煙管Cとの熱膨張率に差があ
ることに起因して鏡板に対する熱歪みが発生する。その
結果、これによるクラック等の発生を防止するため安全
率を相当に大きく設定する必要があり、製造コストの上
昇や缶の大形化を招くと云う問題がある。
に示す様な従来の大容量の炉筒煙管型ボイラは、その外
形寸法と重量がトラック輸送の限界寸法、即ち横幅3
m,地上高さ3.8m(缶有効高さ3.35m)、長さ
9m(最大12m)、重量40Tを遙かに超過する大き
なものになっている。例えばAメーカの製品では缶本体
の横幅が約4.4m、高さが約4.7m、長さが約1
0.45m、重量が約62.5Tとなっており、また、
Bメーカの製品では缶本体の横幅が4.5m、高さが
7.3m(装備)、長さが12.4m、重量が53Tと
なっている。その結果、トラック輸送が著しく困難とな
り、よほど輸送条件の良好な場所でなければ組み立て状
態に於ける搬入・据付が出来ないと云う難点がある。ま
た、通常のビルディングのボイラ室はその高さが約4.
5m位に設計されているため、据付高さ(6.2〜7.
3m)の関係から既設のビル内へは殆ど設置出来ないと
云う難点がある。更に、缶本体A内へ二組の炉筒B1,
B2の二組の煙管C1,C2を組込む構成としているた
め、構造上から設計に様々な制約を受けることになり、
結果として缶本体Aの外径が大きくなり、単位蒸発量当
りのボイラ容積が大きくなると云う難点がある。加え
て、缶本体A内へ炉筒Bと煙管Cを取付けしなければな
らないため、構造が複雑になって溶接の自動化等が困難
となり、製造コストの引き下げが難かしいと云う問題が
ある。そのうえ、炉筒Bと煙管Cとの熱膨張率に差があ
ることに起因して鏡板に対する熱歪みが発生する。その
結果、これによるクラック等の発生を防止するため安全
率を相当に大きく設定する必要があり、製造コストの上
昇や缶の大形化を招くと云う問題がある。
【0005】本件発明は、この種パッケージ型の大容量
炉筒煙管ボイラに於ける上述の如き問題を解決せんとす
るものであり、従前の炉筒煙管型のボイラ発想を破り、
炉筒型ボイラと煙管型ボイラとを夫々別々に設計製作
し、据付現場に於いてこれ等二基のボイラを組合せて一
基の炉筒煙管型ボイラの機能を有するボイラに組み立て
ることにより、運搬が容易でしかも簡単に組立ができて
製造コストの大幅な引下げを図れると共に、ボイラの小
形化並びにボイラ容量の増大を可能とした炉筒・煙管組
合せボイラを提供するものである。
炉筒煙管ボイラに於ける上述の如き問題を解決せんとす
るものであり、従前の炉筒煙管型のボイラ発想を破り、
炉筒型ボイラと煙管型ボイラとを夫々別々に設計製作
し、据付現場に於いてこれ等二基のボイラを組合せて一
基の炉筒煙管型ボイラの機能を有するボイラに組み立て
ることにより、運搬が容易でしかも簡単に組立ができて
製造コストの大幅な引下げを図れると共に、ボイラの小
形化並びにボイラ容量の増大を可能とした炉筒・煙管組
合せボイラを提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、バーナ8を備
えた円筒状の缶本体1aと炉筒1bから成る炉筒缶1
と;円筒状の缶本体2aと煙管群2bから成り、前記炉
筒缶1と別個に製作され且つ炉筒缶1に隣接して別に平
行に据付けした煙管缶2と;炉筒缶1と煙管缶2との据
付後に取付けられ、炉筒缶1の燃焼ガス出口1cと前記
煙管缶2の燃焼ガス入口2cとを連通する連結燃焼室3
とを発明の基本構成とするものであり、夫々別個に設計
製作された炉筒缶1と煙管缶2とを独立して据付現場へ
搬入し、両缶を据付現場で連結・組合せすることにより
炉筒煙管型ボイラとしての機能を有する大容量ボイラを
構成するものである。
えた円筒状の缶本体1aと炉筒1bから成る炉筒缶1
と;円筒状の缶本体2aと煙管群2bから成り、前記炉
筒缶1と別個に製作され且つ炉筒缶1に隣接して別に平
行に据付けした煙管缶2と;炉筒缶1と煙管缶2との据
付後に取付けられ、炉筒缶1の燃焼ガス出口1cと前記
煙管缶2の燃焼ガス入口2cとを連通する連結燃焼室3
とを発明の基本構成とするものであり、夫々別個に設計
製作された炉筒缶1と煙管缶2とを独立して据付現場へ
搬入し、両缶を据付現場で連結・組合せすることにより
炉筒煙管型ボイラとしての機能を有する大容量ボイラを
構成するものである。
【0007】
【作用】バーナ8の作動により発生した燃焼ガスは、炉
筒缶1の炉筒1b内を進行して連結燃焼室3へ入り、煙
管缶2の煙管群2b内を通って煙突13より排出され
る。その間に、炉筒缶1及び煙管缶2内の缶水14a,
14bが加熱され、発生した蒸気は気水分離器4へ送ら
れる。また、分離された缶水はドレーン管6を通して煙
管缶2へ戻される。両缶1・2内の缶水はイコライジン
グパイプ7によって連通されており、これによって両缶
水14a,14bの水面は同レベルに保持される。ま
た、両缶1・2を竪向きに積重ねした場合には、降水管
15及び上昇管16を通して両缶1・2内の缶水14
a,14bが循環する。
筒缶1の炉筒1b内を進行して連結燃焼室3へ入り、煙
管缶2の煙管群2b内を通って煙突13より排出され
る。その間に、炉筒缶1及び煙管缶2内の缶水14a,
14bが加熱され、発生した蒸気は気水分離器4へ送ら
れる。また、分離された缶水はドレーン管6を通して煙
管缶2へ戻される。両缶1・2内の缶水はイコライジン
グパイプ7によって連通されており、これによって両缶
水14a,14bの水面は同レベルに保持される。ま
た、両缶1・2を竪向きに積重ねした場合には、降水管
15及び上昇管16を通して両缶1・2内の缶水14
a,14bが循環する。
【0008】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を説明
する。図1は本発明の第1実施例に係る炉筒・煙管組合
せボイラの断面概要図であり、図2はその平面概要図で
ある。当該ボイラは炉筒缶1、煙管缶2、連結燃焼室
3、気水分離器(又は気水分離胴)4、蒸気パイプ5、
ドレーンパイプ6、イコーライジングパイプ7、オイル
バーナ8等から構成されている。前記炉筒缶1は円筒状
の缶本体1aとその内部に配設した炉筒1bとから形成
されており、缶本体1aと炉筒1bとの間に缶水14a
が貯留されている。また、炉筒缶1の一側にはオイルバ
ーナ8が設けられており、更に炉筒缶1のオイルバーナ
8と対向する側には燃焼ガス出口1cが設けられてい
る。
する。図1は本発明の第1実施例に係る炉筒・煙管組合
せボイラの断面概要図であり、図2はその平面概要図で
ある。当該ボイラは炉筒缶1、煙管缶2、連結燃焼室
3、気水分離器(又は気水分離胴)4、蒸気パイプ5、
ドレーンパイプ6、イコーライジングパイプ7、オイル
バーナ8等から構成されている。前記炉筒缶1は円筒状
の缶本体1aとその内部に配設した炉筒1bとから形成
されており、缶本体1aと炉筒1bとの間に缶水14a
が貯留されている。また、炉筒缶1の一側にはオイルバ
ーナ8が設けられており、更に炉筒缶1のオイルバーナ
8と対向する側には燃焼ガス出口1cが設けられてい
る。
【0009】前記煙管缶2は円筒状の缶本体2aと煙管
群2bとから構成されており、その一側には燃焼ガス入
口2cと燃焼ガス出口2dが夫々設けられている。両缶
1・2は夫々据付ベース9a,9b上に並列状に配設固
定され、炉筒缶1の燃焼ガス出口1cと煙管缶2の燃焼
ガス入口2cとが夫々連結燃焼室3を介設して連通され
ている。前記炉筒缶1及び煙管缶2の各缶本体1a,2
aは、通常同一直径及び同一長さに選定されており、こ
れによって金型や製造工程の単純化が図られている。ま
た、前記炉筒缶1及び煙管缶2は夫々別個に搬入並びに
据付けされ、両缶1・2の据付後に連結燃焼室3が取付
けされる。尚、図1及び図2に於いて、10は主蒸気
弁、11は給水管、12はブロー管、13は煙突、14
a,14bは缶水である。また、水面計や安全弁等は省
略されている。
群2bとから構成されており、その一側には燃焼ガス入
口2cと燃焼ガス出口2dが夫々設けられている。両缶
1・2は夫々据付ベース9a,9b上に並列状に配設固
定され、炉筒缶1の燃焼ガス出口1cと煙管缶2の燃焼
ガス入口2cとが夫々連結燃焼室3を介設して連通され
ている。前記炉筒缶1及び煙管缶2の各缶本体1a,2
aは、通常同一直径及び同一長さに選定されており、こ
れによって金型や製造工程の単純化が図られている。ま
た、前記炉筒缶1及び煙管缶2は夫々別個に搬入並びに
据付けされ、両缶1・2の据付後に連結燃焼室3が取付
けされる。尚、図1及び図2に於いて、10は主蒸気
弁、11は給水管、12はブロー管、13は煙突、14
a,14bは缶水である。また、水面計や安全弁等は省
略されている。
【0010】オイルバーナ8の作動により、先ず炉筒缶
1内の缶水14aが加熱される。燃焼ガスは炉筒缶1の
燃焼ガス出口1cから連結燃焼室3を通して煙管缶2の
燃焼ガス入口2cへ導入され、その後煙管群2b内を通
って煙突13より外部へ排出される。これにより、煙管
缶2内の缶水14bが加熱される。両缶1・2の発生蒸
気は蒸気パイプ5・5を通して気水分離器4へ集めら
れ、ここで気水分離されたあと、蒸気は主蒸気弁10を
通して蒸気負荷へ、また水分はドレンパイプ6を通して
煙管缶2内へ戻される。また、両缶1・2の缶水14
a,14bはイコーライジングパイプ7を通して連通さ
れ、これにより両缶1・2の水位が同レベルに保持され
る。
1内の缶水14aが加熱される。燃焼ガスは炉筒缶1の
燃焼ガス出口1cから連結燃焼室3を通して煙管缶2の
燃焼ガス入口2cへ導入され、その後煙管群2b内を通
って煙突13より外部へ排出される。これにより、煙管
缶2内の缶水14bが加熱される。両缶1・2の発生蒸
気は蒸気パイプ5・5を通して気水分離器4へ集めら
れ、ここで気水分離されたあと、蒸気は主蒸気弁10を
通して蒸気負荷へ、また水分はドレンパイプ6を通して
煙管缶2内へ戻される。また、両缶1・2の缶水14
a,14bはイコーライジングパイプ7を通して連通さ
れ、これにより両缶1・2の水位が同レベルに保持され
る。
【0011】図3は本発明の第2実施例に係るボイラの
断面概要図であり、炉筒缶1を下方に、煙管缶2を上方
に位置せしめて竪向きの積重ね状に配列し、連結燃焼室
3により組合せしたものである。積重ね状に配列された
両缶1・2内の缶水14a,14bは降水管15及び上
昇管16によって夫々連通されており、炉筒缶1内で加
熱された缶水14aが缶水上昇管16を通して煙管缶2
内へ上昇すると共に、煙管缶2内の缶水14bが降水管
15,15を通して炉筒缶1内へ下降する。尚、本実施
例では炉筒缶1を下方に、煙管缶2を上方に夫々位置せ
しめているが、両者の位置関係は逆にしてもよい。ま
た、本実施例に係るボイラは据付場所の横幅及び床面積
が比較的狭い場合に好適である。
断面概要図であり、炉筒缶1を下方に、煙管缶2を上方
に位置せしめて竪向きの積重ね状に配列し、連結燃焼室
3により組合せしたものである。積重ね状に配列された
両缶1・2内の缶水14a,14bは降水管15及び上
昇管16によって夫々連通されており、炉筒缶1内で加
熱された缶水14aが缶水上昇管16を通して煙管缶2
内へ上昇すると共に、煙管缶2内の缶水14bが降水管
15,15を通して炉筒缶1内へ下降する。尚、本実施
例では炉筒缶1を下方に、煙管缶2を上方に夫々位置せ
しめているが、両者の位置関係は逆にしてもよい。ま
た、本実施例に係るボイラは据付場所の横幅及び床面積
が比較的狭い場合に好適である。
【0012】図4は本発明の第3実施例に係るボイラの
縦断面概要図である。本実施例は、炉筒缶1と煙管缶2
とを一列の直列状に配列し、両者の間を連結燃焼室3に
よって連結・組合せしたものである。据付場所の横幅及
び天井高さに制限がある場合に好適である。
縦断面概要図である。本実施例は、炉筒缶1と煙管缶2
とを一列の直列状に配列し、両者の間を連結燃焼室3に
よって連結・組合せしたものである。据付場所の横幅及
び天井高さに制限がある場合に好適である。
【0013】
【発明の効果】本発明では、製作工場で夫々別個に製作
した炉筒缶1と煙管缶2とを夫々据付したあと、連結燃
焼室3によって両缶1・2を連結する構成としている。
その結果、夫々の缶本体1a,2aは従前の炉筒煙管型
ボイラに比較して小径となり、運搬が著しく容易となる
と共に、ボイラ容量の一層の大形化が可能となる。ま
た、炉筒缶1及び煙管缶2は炉筒煙管缶に比較して構造
が簡単であるため、容易に溶接等の自動化率を高めるこ
とができ、製造コストの引下げが可能となる。更に、炉
筒と煙管群との間の熱膨張率の差に起因するトラブルの
危険が無いため、材料の節減が図り易いうえ、同一容易
の場合には、従来の炉筒煙管型ボイラに比較して缶本体
の直径が小さくなるため胴板の厚さを薄くすることがで
き、使用材料や製作の点で有利となる。
した炉筒缶1と煙管缶2とを夫々据付したあと、連結燃
焼室3によって両缶1・2を連結する構成としている。
その結果、夫々の缶本体1a,2aは従前の炉筒煙管型
ボイラに比較して小径となり、運搬が著しく容易となる
と共に、ボイラ容量の一層の大形化が可能となる。ま
た、炉筒缶1及び煙管缶2は炉筒煙管缶に比較して構造
が簡単であるため、容易に溶接等の自動化率を高めるこ
とができ、製造コストの引下げが可能となる。更に、炉
筒と煙管群との間の熱膨張率の差に起因するトラブルの
危険が無いため、材料の節減が図り易いうえ、同一容易
の場合には、従来の炉筒煙管型ボイラに比較して缶本体
の直径が小さくなるため胴板の厚さを薄くすることがで
き、使用材料や製作の点で有利となる。
【0014】又、本件発明では炉筒缶1と煙管缶2とを
組合せする構成としているため、従来の炉筒煙管型ボイ
ラの機能を殆ど具備することが出来ると共に、両缶1・
2の胴径や胴長さを同一にして胴板や鏡板を胴寸法とす
ることにより、金型費や製造費の大幅な削減が可能とな
る。また、炉筒缶1と煙管缶2の組合せ配列を変えるこ
とにより、設置場所に係る制約に容易に対処することが
出来ると共に、炉筒缶1の炉筒の直径は殆ど胴径に近い
値とすることが出来るため大容量の燃焼室が確保でき、
ボイラの大容量化が可能となる。更に、煙管缶2の部分
は、余熱ボイラ用として別の目的に適用することも可能
である。本件発明は上述の通り、優れた実用的効用を奏
するものである。
組合せする構成としているため、従来の炉筒煙管型ボイ
ラの機能を殆ど具備することが出来ると共に、両缶1・
2の胴径や胴長さを同一にして胴板や鏡板を胴寸法とす
ることにより、金型費や製造費の大幅な削減が可能とな
る。また、炉筒缶1と煙管缶2の組合せ配列を変えるこ
とにより、設置場所に係る制約に容易に対処することが
出来ると共に、炉筒缶1の炉筒の直径は殆ど胴径に近い
値とすることが出来るため大容量の燃焼室が確保でき、
ボイラの大容量化が可能となる。更に、煙管缶2の部分
は、余熱ボイラ用として別の目的に適用することも可能
である。本件発明は上述の通り、優れた実用的効用を奏
するものである。
【図1】本発明に係るボイラの断面概要図である。
【図2】本発明に係るボイラの平面概要図である。
【図3】本発明の第2実施例に係るボイラの断面概要図
である。
である。
【図4】本発明の第3実施例に係るボイラの断面概要図
である。
である。
【図5】従前の大容量炉筒煙管型ボイラの一部縦断側面
図である。
図である。
【図6】従前の大容量炉筒煙管型ボイラの正面図であ
る。
る。
1は炉筒缶、1aは缶本体、1bは炉筒、1cは燃焼ガ
ス出口、2は煙管缶、2aは缶本体、2bは煙管群、2
cは燃焼ガス出口、3は連結燃焼室、4は気水分離器
(胴)、5は蒸気パイプ、6はドレーンパイプ、7はイ
コーライジングパイプ、8はバーナ、9は据付ベース、
10は主蒸気弁、13は煙突、14は缶水、15は降水
管、16は上昇管。
ス出口、2は煙管缶、2aは缶本体、2bは煙管群、2
cは燃焼ガス出口、3は連結燃焼室、4は気水分離器
(胴)、5は蒸気パイプ、6はドレーンパイプ、7はイ
コーライジングパイプ、8はバーナ、9は据付ベース、
10は主蒸気弁、13は煙突、14は缶水、15は降水
管、16は上昇管。
Claims (6)
- 【請求項1】 バーナ(8)を備えた円筒状の缶本体
(1a)と炉筒(1b)から成る炉筒缶(1)と;円筒
状の缶本体(2a)と煙管群(2b)から成り、前記炉
筒缶(1)と別個に製作され且つ炉筒缶(1)に隣接し
て平行に据付けした煙管缶(2)と;炉筒缶(1)と煙
管缶(2)との据付後に取付けられ、炉筒缶(1)の燃
焼ガス出口(1c)と前記煙管缶(2)の燃焼ガス入口
(2c)とを連通する連結燃焼室(3)とから成る炉筒
・煙管組合せボイラ。 - 【請求項2】 炉筒缶(1)と煙管缶(2)とを並列状
に配列して成る請求項1に記載の炉筒・煙管組合せボイ
ラ。 - 【請求項3】 炉筒缶(1)と煙管缶(2)とを一列の
直列状に配列して成る請求項1に記載の炉筒・煙管組合
せボイラ。 - 【請求項4】 炉筒缶(1)と煙管缶(2)とを積重ね
状に配列して成る請求項1に記載の炉筒・煙管組合せボ
イラ。 - 【請求項5】 炉筒缶(1)と煙管缶(2)の各発生蒸
気を共通の気水分離器(4)へ導出する構成とした請求
項1に記載の炉筒・煙管組合せボイラ。 - 【請求項6】 炉筒缶(1)と煙管缶(2)内の各缶水
をイコーライジングパイプ(7)により連通する構成と
した請求項1に記載の炉筒・煙管組合せボイラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1943891A JPH0599404A (ja) | 1991-01-18 | 1991-01-18 | 炉筒・煙管組合せボイラ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1943891A JPH0599404A (ja) | 1991-01-18 | 1991-01-18 | 炉筒・煙管組合せボイラ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0599404A true JPH0599404A (ja) | 1993-04-20 |
Family
ID=11999300
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1943891A Pending JPH0599404A (ja) | 1991-01-18 | 1991-01-18 | 炉筒・煙管組合せボイラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0599404A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109630999A (zh) * | 2018-11-30 | 2019-04-16 | 江苏元和新能源科技股份有限公司 | 一种高效补燃式余热锅炉 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS54109641A (en) * | 1978-02-16 | 1979-08-28 | Ebara Corp | Solution heating device |
JPS602102B2 (ja) * | 1977-12-29 | 1985-01-19 | オルガノ株式会社 | イオン交換樹脂の再生方法 |
-
1991
- 1991-01-18 JP JP1943891A patent/JPH0599404A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS602102B2 (ja) * | 1977-12-29 | 1985-01-19 | オルガノ株式会社 | イオン交換樹脂の再生方法 |
JPS54109641A (en) * | 1978-02-16 | 1979-08-28 | Ebara Corp | Solution heating device |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109630999A (zh) * | 2018-11-30 | 2019-04-16 | 江苏元和新能源科技股份有限公司 | 一种高效补燃式余热锅炉 |
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