JPH0599065A - 副室を持つ断熱エンジン - Google Patents

副室を持つ断熱エンジン

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JPH0599065A
JPH0599065A JP28414591A JP28414591A JPH0599065A JP H0599065 A JPH0599065 A JP H0599065A JP 28414591 A JP28414591 A JP 28414591A JP 28414591 A JP28414591 A JP 28414591A JP H0599065 A JPH0599065 A JP H0599065A
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Hiroshi Matsuoka
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、断熱構造の副室とポートをシリン
ダヘッドに形成し、十分なポートの通路有効面積を確保
できる副室を持つ断熱エンジンを提供する。 【構成】 この副室を持つ断熱エンジンは、中央部に副
室2と該副室2の周囲に複数個のポート11,16を形
成した低熱伝導材から成る断熱ブロック4をシリンダヘ
ッド5に形成した穴20内に嵌入し、該断熱ブロック4
の下方の穴20にヘッド下面部9とライナ上部8とを一
体構造に構成した高温高強度セラミックスから成るヘッ
ドライナ3を嵌合する。ヘッド下面部9には、副室2に
連通する連通孔7とポート11,16に連通するバルブ
シート25とを形成する。断熱ブロック4によって副室
2とポート11,16とを形成する壁部を共有する構造
に構成できるので、連通孔7とポート11,16の通路
有効面積を可及的に大きく形成できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、シリンダヘッドを断
熱構造に構成した副室を持つ断熱エンジンに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、セラミックスを断熱材或いは耐熱
材として使用した断熱エンジンにおいて、副室式燃焼室
に形成した場合に、シリンダヘッドの構造には副室と吸
排気ポートが形成されている。金属製のシリンダヘッド
に形成した副室と吸排気ポートとを断熱構造に構成する
場合には、副室を断熱するセラミックスから成る壁部と
吸排気ポートを断熱するセラミックスから成る壁部とが
シリンダヘッドに組み込まれる構造に構成されているの
が一般的である。
【0003】また、セラミックスを断熱材或いは耐熱材
として使用した断熱エンジンは、例えば、特開平2−3
3454号公報に開示されている。該断熱エンジンは、
シリンダヘッドに断熱材を介して嵌合した高密度セラミ
ック製薄肉部材で構成した主燃焼室、低熱伝導材製副室
ブロックの内壁面を高密度セラミック製薄肉部材で構成
した副燃焼室、該副燃焼室を主燃焼室に連通する出入通
路、及び前記副燃焼室に配置した燃料噴射ノズルから構
成されている。また、該断熱エンジンは、主燃焼室をシ
リンダヘッドの下面に対向する高密度セラミック製のヘ
ッド下面薄板とライナ薄板から一体構造に構成し、前記
ライナ薄板を低熱伝導材製シリンダ上部に嵌合してい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、断熱エンジ
ンについては、シリンダ内壁が高温となるため、一般に
燃焼ガス温度は通常の水冷エンジンに比較して高温であ
り、そのため、NOX の生成量も増大する。燃焼室で燃
料を燃焼させる場合に、NOX の生成は、燃焼温度と燃
料と空気との燃料当量比により決まるものであり、燃焼
温度が低温で且つ燃料リッチで燃焼させることによって
NOX の生成を低減することができる。
【0005】上記のように、断熱エンジンでは、燃焼温
度が高温であるため、NOX の生成を低減する対策とし
ては、燃料リッチで燃焼させることが効果的である。ま
た、燃焼温度が高温である時、燃料リッチで燃焼させる
には、エンジン構造のタイプとしては副室式エンジンで
対応することが有効である。エンジンを副室式燃焼室に
構成した場合に、副室式燃焼室の燃焼スピードを直接噴
射式燃焼室の燃焼スピードと同程度まで速くするには、
副室と主室とを連通する連通孔の通路断面積を拡大する
ことが必要である。ところが、連通孔の通路断面積を大
きくすると、副室から主室へ流出する噴出スピードが低
下し、主室での燃焼が十分に行われない。
【0006】そこで、副室から主室へ流出する噴出スピ
ードの低下に対応するには、副室をシリンダの中央に配
置して連通孔をシリンダ中央に開口し、該連通孔からシ
リンダ全体に対しての距離を短くし、連通孔から噴出す
る火炎及び混合気を主室に存在する新気と混合燃焼させ
ると、主室での燃焼が効果的になり、燃焼時間を短縮す
ることができる。しかしながら、この場合には、副室が
シリンダの中央に存在することにより、吸排気バルブが
配置される吸排気ポートの有効面積が問題となる。即
ち、副室がシリンダの中央に位置するので、副室を断熱
する壁面と吸排気ポートを断熱する壁面とをそれぞれ配
置する必要があり、そのため吸排気ポートの断面積は小
さくなり、吸排気バルブが小径になり、十分な有効面積
を確保できない。
【0007】この発明の目的は、上記の課題を解決する
ことであり、副室とポートとをチタン酸アルミニウム等
の低熱伝導率セラミックスから成る断熱ブロックに形成
し、前記副室と前記ポートとを形成する壁面を共有させ
て薄い壁面で対応させ、前記ポートを可及的に大きく形
成したことを特徴とする副室を持つ断熱エンジンを提供
することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記目的を
達成するため、次のように構成されている。即ち、この
発明は、シリンダヘッドに形成した穴内に嵌入し且つ中
央部に副室と該副室の周囲に複数個のポートを形成した
低熱伝導材から成る断熱ブロック、該断熱ブロックの下
方で前記穴に嵌合した一体構造のヘッド下面部とライナ
上部とで構成した高温高強度セラミックスから成るヘッ
ドライナ、並びに前記ヘッド下面部に形成した前記副室
に連通する副室下部、該副室下部に連通する連通孔及び
前記ポートに連通するバルブシートを備えたポート下
部、を有する副室を持つ断熱エンジンに関する。
【0009】また、この副室を持つ断熱エンジンは、前
記断熱ブロックと前記ヘッドライナとの間には断熱ガス
ケットを介在したものである。
【0010】また、この副室を持つ断熱エンジンにおい
て、4ストロークで作動するタイプでは前記シリンダヘ
ッドに形成した前記ポートは排気ポートと吸気ポートと
して機能するものである。
【0011】また、この副室を持つ断熱エンジンにおい
て、2ストロークで作動するタイプでは前記シリンダヘ
ッドに設けた前記ポートは排気ポートであり、掃気ポー
トは前記シリンダブロックのシリンダ下部に形成されて
いる。
【0012】
【作用】この発明は、上記のように構成され、次のよう
に作用する。即ち、この副室を持つ断熱エンジンは、シ
リンダヘッドに形成した穴内に中央部に副室と該副室の
周囲に複数個のポートを形成して低熱伝導材から成る断
熱ブロックを嵌合したので、該断熱ブロックを前記副室
の壁部と前記ポートの壁部とを共用できる構造に形成で
き、前記ポートを可及的に大きく形成することができ
る。また、前記断熱ブロックの下方には、ガスケットを
介して高温高強度セラミックスから成るヘッドライナが
前記穴に嵌合しているので、前記断熱ブロックは前記シ
リンダヘッドの前記穴内に確実に且つ堅牢に固定するこ
とができる。しかも、ヘッドライナには十分に大きい通
路断面積を有する連通孔を形成することができる。
【0013】
【実施例】以下、図面を参照して、この発明による副室
を持つ断熱エンジンの実施例を説明する。図1はこの発
明による副室を持つ断熱エンジンの一実施例を示し且つ
図2の線B−Bにおける断面図、及び図2は図1の断熱
エンジンのヘッドライナを線A−Aから見た断面図であ
る。
【0014】図1に示す副室を持つ断熱エンジンは、4
ストローク即ち4サイクルで作動され、吸入行程、圧縮
行程、燃焼行程及び排気行程の4つの作用がピストンの
4行程で行われるものである。この副室を持つ断熱エン
ジンは、アルミニウム、アルミニウム合金等の金属材料
から成るシリンダブロック6、該シリンダブロック6に
金属ガスケット等のガスケット19を介在して固定され
たアルミニウム合金等の金属材料から成るシリンダヘッ
ド5を有している。シリンダブロック6には、エンジン
の気筒数に対応する孔26が形成され、該孔26には主
室1を構成するシリンダ23を形成するシリンダライナ
29が嵌合している。また、シリンダヘッド5には、エ
ンジンの気筒数に対応即ちシリンダ23に対応する穴2
0が形成されている。シリンダライナ29で形成される
シリンダ23には、ピストン(図示せず)が往復運動す
るように組み込まれている。また、シリンダヘッド5に
は、多噴孔24を備えた燃料噴射ノズル10が取り付け
られている。
【0015】この副室を持つ断熱エンジンは、特に、シ
リンダヘッド5の構造に特徴を有するものである。シリ
ンダヘッド5には、各気筒に対応する数の穴20が形成
され、該穴20には低熱伝導材から成る断熱ブロック4
が嵌入されている。断熱ブロック4には、中央部に副室
2、該副室2の周囲に複数個(図2では、各2個宛)の
排気ポート11と吸気ポート16、及び副室2内に燃料
を噴射させるため多噴孔24を副室2内の中央上部に開
口するように燃料噴射ノズル10が貫通する孔30が形
成されている。更に、断熱ブロック4の下方に位置して
穴20内に主室1を構成するヘッドライナ3が嵌合して
いる。ヘッドライナ3は、ヘッド下面部9とライナ上部
8とで一体構造に構成した高温高強度セラミックスから
製作されている。ヘッド下面部9には、副室2の副室上
部12に連通する副室下部13と該副室下部13に連通
する連通孔7が形成されており、且つ排気ポート11と
吸気ポート16に連通するポート下部と該ポート下部に
形成したバルブシート25が形成されている。この実施
例では、連通孔7の通路有効面積は、可及的に大きく形
成されている。従って、燃料噴射ノズル10の多噴孔2
4から噴射された燃料は、副室上部12の壁面に衝突
し、副室2内に形成されたスワール流に乗って混合が促
進され、燃焼スピードが直接噴射式と同等になり、燃料
リッチで燃焼してNOX の発生を低減できる。
【0016】この副室を持つ断熱エンジンにおいて、断
熱ブロック4とヘッドライナ3との間には断熱ガスケッ
ト18が介在されている。また、断熱ブロック4の吸排
気ポート11,16の端部周囲とシリンダヘッド5の穴
20の円筒状側面との間には、ガスケット28を介在さ
れており、吸排気ポート11,16は吸排気管に連通さ
れている。更に、シリンダヘッド5の内壁面とヘッドラ
イナ3の外壁面との間には、ガスケット17が介在し、
且つ断熱空気層27が形成されている。排気ポート11
のバルブシート25にはバルブガイド21によってガイ
ドされて動弁作動する排気バルブ14は配置され、ま
た、吸気ポート16のバルブシート25にはバルブガイ
ド21によってガイドされて動弁作動する吸気バルブ1
5が配置されている。
【0017】断熱ブロック4は、チタン酸アルミニウム
Al2 TiO5 等の低熱伝導率のセラミックスから製作
されている。即ち、断熱ブロック4は、副室2と吸排気
ポート11,16を形成した一体構造のブロックとして
成形されており、副室2と各吸排気ポート11,16と
を隔てる即ち区切る壁部が共用される構造に構成されて
いる。この副室を持つ断熱エンジンは、副室2のサイズ
は圧縮比或いは主室1と副室2との容積比率等から決定
されており、境界となる上記壁部を可及的に薄く構成で
きるので、吸排気ポート11,16の通路断面積を可及
的に大きく構成することができ、十分な有効面積を確保
することができる。従って、この副室を持つ断熱エンジ
ンでは、吸気ポート16を通じて十分な空気を導入する
ことができ、また、排気ポート11を通じて排気ガスを
確実に且つ迅速に排出することができる。
【0018】更に、この副室を持つ断熱エンジンでは、
断熱ブロック4に形成された副室2とヘッドライナ3に
形成される主室1とを連通する連通孔7は、通路断面積
を大きく構成することができ、燃焼スピードを直接噴射
式燃焼室と同等に速くすることができる。従って、副室
2で燃料リッチで燃焼スピードを速く燃焼できるので、
NOX の生成を低減する燃焼を行わせることができる。
しかも、副室2から連通孔7を通じて主室1に流出する
火炎と混合気との燃焼ガスの噴出スピードは、連通孔7
の通路断面積が大きいため低下するが、連通孔7は主室
1に対して中央に位置しているので、連通孔7からシリ
ンダ23全体に対しては、距離が減少し、副室2から連
通孔7を通じて噴出した火炎及び混合気はシリンダ23
内の周囲の新気と短時間に混合して燃焼スピードを短縮
できる。従って、主室1での燃焼でもNOX の生成を低
減する燃焼を行わせることができる。
【0019】次に、この発明による副室を持つ断熱エン
ジンの別の実施例を、図3を参照して説明する。この実
施例の断熱エンジンは、上記実施例のものと比較してシ
リンダブロック6の孔26に嵌合したシリンダライナ7
の下部に掃気ポート22を形成している以外は、構造上
は同一であるので、同一の部品には同一の符号を付して
重複する説明は省略する。この断熱エンジンは、2スト
ローク即ち2サイクルで作動され、吸入、圧縮、燃焼及
び掃気・排気の4つの作用がピストンの2行程で行われ
るものである。この副室を持つ断熱エンジンでは、シリ
ンダヘッド5に形成された4つのポートは、排気ポート
11として機能するものである。ヘッドライナ3に形成
された排気ポート11の入口部に形成されたバルブシー
ト25には、排気バルブ14が配置されている。また、
シリンダブロック6の孔26に嵌合したシリンダライナ
29の下部には、掃気ポート22が形成されている。
【0020】この2ストロークの断熱エンジンは、排気
バルブ14をシリンダヘッド3に配置して掃気作用をシ
リンダ中心線に対して一定方向の気流によって行わせ、
エンジンの効率をアップさせたユニフロータイプに適用
したものである。この2ストロークエンジンにおいて、
シリンダブロック6に嵌合したシリンダライナ29の下
部には周方向に複数個の掃気ポート開孔部即ち掃気ポー
ト22が形成され、図示していないが、該掃気ポート2
2はシリンダブロック6に形成された環状掃気通路に連
通している。また、掃気ポート22は環状掃気通路に常
時連通状態になっている。更に、環状掃気通路は吸気通
路に連通している。該吸気通路には、エアクリーナ、ク
ランクケース、或いはターボチャージャの過給機、メカ
ニカル過給機等から送られる空気が送り込まれるように
構成されている。シリンダライナ29で形成されるシリ
ンダ23内をピストンが往復運動するように構成されて
いる。ピストンのピストンヘッド頂面が掃気ポート22
の上壁面より下方に降下することで、掃気がシリンダ2
3内に導入される。この実施例の断熱エンジンでは、N
X の生成を低減する機能については、上記実施例の場
合と同様である。
【0021】
【発明の効果】この発明による副室を持つ断熱エンジン
は、上記のように構成されており、次のような効果を有
する。この副室を持つ断熱エンジンは、中央部に副室と
該副室の周囲に複数個のポートを形成した低熱伝導材か
ら成る断熱ブロックをシリンダヘッドに形成した穴内に
嵌入し、該断熱ブロックの下方の前記穴内にヘッド下面
部とライナ上部とで一体構造に構成した高温高強度セラ
ミックスから成るヘッドライナを嵌合したので、前記副
室と前記ポートとを隔てる壁部を共用した構造に構成で
き、前記壁部を薄く形成して前記ポートの通路有効面積
を増大させることができる。
【0022】従って、この断熱エンジンでは、副室と主
室とを連通する連通孔の有効面積を大きく形成でき、前
記副室での燃焼状態を燃料リッチで燃焼させ且つ直接噴
射式燃焼室と同等の燃焼スピードを確保でき、NOX
発生を抑制できる。また、前記副室をシリンダの中央部
に形成して前記副室から噴出する火炎と混合気とは、シ
リンダの全周に存在する新気に対して距離が短くなるの
で、主室での混合が促進され、燃焼スピードを速くして
燃焼期間を短縮でき、NOX の発生を抑制できる燃焼を
行わせることができる。特に、前記副室と前記ポートと
を隔てる壁部を共用することで、前記ポートの通路断面
積を十分に確保し、吸入行程では十分な空気をシリンダ
内に導入でき、また、排気行程では排気ガスを確実に且
つ迅速に排出でき、十分に対応できる構造を提供でき
る。
【0023】また、この副室を持つ断熱エンジンにおい
て、前記断熱ブロックと前記ヘッドライナとの間には断
熱ガスケットが介在しているので、シリンダヘッドとシ
リンダブロックとを、前記断熱ブロックと前記ヘッドラ
イナを嵌入して固定することで、前記断熱ガスケットが
前記断熱ブロックと前記ヘッドライナとの間の隙間を吸
収でき、がたの発生は無く、両者は前記シリンダヘッド
内に確実に且つ強固に固定できる。
【0024】また、この副室を持つ断熱エンジンは、4
ストロークで作動される場合には前記シリンダヘッドに
形成した複数個の前記ポートを複数個の排気ポートと複
数個の吸気ポートとして機能するように構成でき、十分
に吸入空気をシリンダ内に取り入れ、且つ排気ガスを確
実に且つ迅速に排出することができる。
【0025】或いは、この副室を持つ断熱エンジンは、
2ストロークで作動される場合には前記シリンダヘッド
に設けた複数個の前記ポートは全て排気ポートして機能
させ、掃気ポートは前記シリンダブロックのシリンダ下
部に形成するので、排気では大きな通路有効面積を必要
とするが、該通路有効面積を十分に確保でき、排気ガス
を確実に且つ迅速に排出することができると共に、掃気
ポートから十分な吸入空気をシリンダ内に取り入れるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による副室を持つ断熱エンジンの一実
施例を示し且つ図2の線B−Bにおける断面図である。
【図2】図1の断熱エンジンのヘッドライナを線A−A
から見た断面図である。
【図3】この発明による副室を持つ断熱エンジンの別の
実施例を示し且つ図2の線B−Bにおける断面図であ
る。
【符号の説明】
1 主室 2 副室 3 ヘッドライナ 4 断熱ブロック 5 シリンダヘッド 6 シリンダブロック 7 連通孔 8 ライナ上部 9 ヘッド下面部 10 燃料噴射ノズル 11 排気ポート 12 副室上部 13 副室下部 14 排気バルブ 15 吸気バルブ 16 吸気ポート 18 断熱ガスケット 20 穴 22 掃気ポート 23 シリンダ 25 バルブシート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F02B 19/16 C 9039−3G F02F 1/24 E 8503−3G

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダヘッドに形成した穴内に嵌入し
    且つ中央部に副室と該副室の周囲に複数個のポートを形
    成した低熱伝導材から成る断熱ブロック、該断熱ブロッ
    クの下方で前記穴に嵌合した一体構造のヘッド下面部と
    ライナ上部とで構成した高温高強度セラミックスから成
    るヘッドライナ、並びに前記ヘッド下面部に形成した前
    記副室に連通する副室下部、該副室下部に連通する連通
    孔及び前記ポートに連通するバルブシートを備えたポー
    ト下部、を有する副室を持つ断熱エンジン。
  2. 【請求項2】 前記断熱ブロックと前記ヘッドライナと
    の間には断熱ガスケットを介在した請求項1に記載の副
    室を持つ断熱エンジン。
  3. 【請求項3】 4ストロークで作動するタイプでは前記
    シリンダヘッドに形成した前記ポートは排気ポートと吸
    気ポートである請求項1に記載の副室を持つ断熱エンジ
    ン。
  4. 【請求項4】 2ストロークで作動するタイプでは前記
    シリンダヘッドに設けた前記ポートは排気ポートであ
    り、掃気ポートは前記シリンダブロックのシリンダ下部
    に形成されている請求項1に記載の副室を持つ断熱エン
    ジン。
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