JPH059820U - スローアウエイ式カツタ - Google Patents

スローアウエイ式カツタ

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JPH059820U
JPH059820U JP1692691U JP1692691U JPH059820U JP H059820 U JPH059820 U JP H059820U JP 1692691 U JP1692691 U JP 1692691U JP 1692691 U JP1692691 U JP 1692691U JP H059820 U JPH059820 U JP H059820U
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JP
Japan
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chip
supporter
recess
constraining
tool
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Withdrawn
Application number
JP1692691U
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English (en)
Inventor
辰夫 新井
貴宣 斉藤
弘章 林崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
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Publication of JPH059820U publication Critical patent/JPH059820U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スローアウェイチップの装着時の安定性を確
保する。 【構成】 工具本体11の凹部12に装着されるサポー
タ13に、チップ4と凹部12の第1の拘束面12bと
の間に入り込む側受部15を形成する。第1の拘束面1
2bは、チップ4の底面側に配置されるチップ着座面と
直交する平面に形成する。 【効果】 第1の拘束面12bを平面にしたので、該第
1の拘束面12bの長さを増加させてサポータ13との
密着長さを増大させ、サポータ13及びチップ4の安定
性を向上させることができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、サポータを用いてスローアウェイチップを装着するスローアウェ イ式カッタに関する。
【0002】
【従来の技術】
被削材の平面切削に用いられる切削工具として、従来より円環状の工具本体の 外周部に超硬合金等の硬質材料からなるスローアウェイチップ(以下、チップと 略称する。)を着脱自在に装着したスローアウェイ式の正面フライスが知られて いる。そして、このようなスローアウェイ式カッタでは、チップの損傷が工具本 体に与える影響を排除すべく、チップと工具本体との間にサポータを介在させる ことが行われている。例えば、図14及び図15はこのようなサポータを用いた スローアウェイ式カッタとして知られている正面フライスを示すもので、図示の フライス1では、円環状の工具本体2の先端外周部に凹部3が形成され、該凹部 3に、四角形平板状のチップ4がクランプネジ5で締め込まれる楔部材6によっ て工具周方向に押し付けられて工具本体2に強固に取り付けられている。そして 、チップ4の底面4aと凹部3の工具周方向を向くチップ着座面3aとの間には 板状のサポータ7が配設され、該サポータ7によって凹部3の上記チップ着座面 3a等がチップ4の破損から保護されるようになっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上述した従来の正面フライス1では、チップ4の底面4aと凹部3 のチップ着座面3aとの間にのみサポータ7を介在させているため、図16に示 すように、凹部3の工具外周側を向く第1の拘束面3b及び工具先端側を向く第 2の拘束面3cとチップ4の側面4bとが直接密着する。このため、特にチップ 4を、その側面4bがすくい面4cに対して鋭角に交差するポジティブ形状に形 成した場合には、図17及び図18に示すように、凹部3の第1、第2の拘束面 3b、3cをチップ着座面3aと鈍角で交差する方向に傾斜する傾斜面状に形成 する必要があった。 しかしながら、上記拘束面3b、3cをチップ着座面3aに対して斜めに傾斜 させるには、図17及び図18に示すように、エンドミルEの底刃e1を拘束面 3b、3cの傾斜に等しく傾むける必要がある。ところが、このように傾いた底 刃e1で拘束面3bを加工する場合には、エンドミルEを第2の拘束面3cと干 渉しない限界位置まで第2の拘束面3cに接近させた状態(図17に2点鎖線で 示す。)において、当該エンドミルEの送り方向Fと直交する方向への中心線m よりも送り方向Fと反対側に位置する範囲でなければ第1の拘束面3bに所定の 傾斜を与えることができない。このため、第1の拘束面3bの長さLがチップ4 の側面4bの全長に対して相対的に短くなり、この結果、チップ4の装着状態に おける安定性が損なわれて加工精度にも悪影響を与えていた。 この考案は、このような背景の下になされたものでチップの安定性を改善して 加工精度を向上させることができるスローアウェイ式カッタを提供することを目 的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するためにこの考案は、チップの底面と工具本体の凹部のチッ プ着座面との間に配置されるサポータに、上記チップの工具中心側を向く側面と 上記凹部の工具外周側を向く第1の拘束面との間に入り込む側受部を形成し、か つ、該側受部と当接する上記凹部の上記第1の拘束面を上記チップ着座面と直交 する平面に形成したものである。
【0005】
【作用】
上記構成によれば、チップの側面と凹部の第1の拘束面との間に設けられたサ ポータの側受部によって、第1の拘束面をチップ側面に合わせて傾斜面状に形成 する必要がなくなる。そして、第1の拘束面を凹部の底面と直交する平面とする ことにより、第1の拘束面を形成できる範囲が第2の拘束面側に拡大する。
【0006】
【実施例】 以下、図1ないし図12を参照して、本考案の一実施例を説明する。なお、上 述した従来例と共通する構成要素には同一符号を付し、説明を省略する。
【0007】 図1〜図4に示すように、本実施例の正面フライス10は、先端が拡径した略 円環状の工具本体11の外周部に複数の凹部12が周方向に適宜間隔をおいて形 成され、これら凹部12に、サポータ13を介してチップ4がクランプネジ5及 び楔部材6によって着脱自在に装着されて概略構成されている。
【0008】 ここで、図5及び図6により詳細に示すように、凹部12は工具本体11の回 転方向を向くチップ着座面12aと、該チップ着座面12aから立設する第1、 第2の拘束面12b、12cとを有してなり、第1、第2の拘束面12b、12 cは互いに直交する方向へ延在し、しかも凹部12に装着されるチップ4に所定 のコーナ角φ(図1参照)を与えるべく工具軸線方向に対上記してコーナ角φに 等しい角度傾斜せしめられている。そして、第2の拘束面12cは、チップ着座 面12aに対してチップ4の側面4bの逃げ角に等しい角度だけ傾けられている のに対して、第1の拘束面12bは、チップ着座面12aに対して直交する平面 に形成されている。なお、図中符号14a〜14cはチップ4との干渉を避ける ための逃げ部である。
【0009】 一方、図7〜図11により詳細に示すように、上記サポータ13は、上記チッ プ4の底面4aと密着するチップ取付面13aの一側部に、当該チップ取付面1 3aから突出する側受部15が形成された側面視略L字状をなすものである。チ ップ取付面13aはチップ4の底面4aとほぼ同等の面積を有する変形四角形状 を呈しており、その中央位置には当該サポータ13を工具本体11に装着するた めの貫通孔13bがその軸線を斜めに交差させて形成されている。また、サポー タ13の側受部15と反対側に位置する端面16はチップ取付面13aと鋭角に 交差する傾斜面に形成され、その両端には所定の面取り部16a、16bが形成 されている。さらに、サポータ13の上記チップ取付面13aと対向する側面1 7は、ほぼ全面に渡って上記チップ取付面13aと平行な平面に形成されている 。
【0010】 また、上記側受部15は上記チップ取付面13aの一端から他端まで延在せし められている。この側受部15のチップ取付面13aに臨む部分にはチップ保持 面15aが形成され、該チップ保持面15aは側受部15の上端側から上記チッ プ取付面13aの側へ接近するに従って、上記端面16の側へ次第に大きく突出 する傾斜面に形成されている。そして、チップ保持面15aのチップ取付面13 aに対する傾斜角度は、チップ4の側面4bの底面4aに対する傾斜角に等しく 設定されている。すなわち、上記チップ4をその底面4aがチップ取付面13a と密着するようにサポータ13上に載置した場合において、チップ4の側面4b と側受部15のチップ保持面15aとが密着可能となっている。さらに側受部1 5の上記チップ保持面15aと反対側に位置する端面18は、上記チップ取付面 13aと直交する平面に形成され、この端面18と上記側面17との間には比較 的大きな面取り部19が形成されている。なお、図中符号20は、後述する振れ 調整ボルトと当該サポータ13との干渉を防止するための凹部、21はチップ4 の底面4aの稜線部とサポータ13との干渉を防止するための逃げ部である。
【0011】 また、図1及び図3に示すように、工具本体11の上記凹部12の背後には振 れ調整ボルト22が取り付けられている。この振れ調整ボルト22は工具本体1 1のボス面11aからチップ4の刃先までの距離、即ち振れ量を調整するための もので、テーパ状の頭部22aで工具本体11を弾性変形させて凹部12の第2 の拘束面12cを変位させ、これによりチップ4の振れ量を変化させるようにな っている。
【0012】 しかして、以上のように構成されたサポータ13によってチップ4を工具本体 11に装着するには、まず、サポータ13を凹部12に挿入して貫通孔13bに 挿入される止めネジ23(図4参照)でサポータ13を工具本体11に強固に固 定する。この際、サポータ13の側面17と凹部12のチップ着座面12aとを 密着させるとともに、サポータ13の側受部15側の端面18と凹部12の第1 の拘束面12aとを密着させておく。次に、凹部12内のサポータ13のチップ 取付面13a上にチップ4を載置して一の側面4bをサポータ13のチップ保持 面15aに、隣接する他の一の側面4bを凹部12の第2の拘束面12cと密着 させ、この後、クランプネジ5をねじ込んで楔部材6を工具径方向中心側に締め 付ける。これにより、チップ4が工具周方向に押圧されて工具本体11に強固に 取り付けられる。
【0013】 ここで、本実施例ではチップ4の側面4bと凹部12の第1の拘束面12bと の間にサポータ13の側受部15が介在することによって、サポータ13の端面 18と第1の拘束面12bとが密着しているから、たとえチップ4がポジティブ 形状であっても第1の拘束面12bを傾斜面状に形成する必要がなく、サポータ 13の端面18と当接するように平面状に加工するだけで十分である。そして、 第1の拘束面12bをチップ着座面12aと直交する平面に形成する場合には、 図5及び図6に示すように、軸線と直交する底刃e2を備えたエンドミルEによ って第1の拘束面12bを加工でき、しかもこの場合、底刃e2が軸線回りに描 く円弧面状の回転軌跡と交わる部分はすべて第1の拘束面12bと同一平面に加 工されるから、エンドミルEの送り方向と直交する方向の中心線mを越えない範 囲しか所定形状に加工できなかった従来に比して第1の拘束面12bの長さが増 加する。従って、当該第1の拘束面12bとサポータ13の端面18との接触長 さが十分大きくなってサポータ13、ひいてはチップ4の安定性が向上する。
【0014】 なお、たとえサポータ13の安定性が向上しても、その側受部15のチップ保 持面15aとチップ4との接触長さが不足すればチップ4が不安定となるおそれ があるが、サポータ13における側受部15のチップ保持面15aの周囲には、 凹部12の第1の拘束面12aを加工する場合の第2の拘束面12cのごとき加 工障害となるものがないから、チップ4の一辺の長さを越える傾斜面状のチップ 保持面15aでも容易に形成でき、そのおそれは十分排除できる。
【0015】 なお、上記実施例では、略正方形状のチップ4を使用する場合について説明し たが、例えば図13に示すように、変形6角形状のチップ20など適用されるチ ップの形状は種々変更され得るものである。また、本実施例では、特にスローア ウェイ式カッタの一例として正面フライスを例に挙げたがその他種々のスローア ウェイ式カッタに適用可能である。
【0016】
【考案の効果】
以上説明したように、この考案は、チップの底面と工具本体の凹部のチップ着 座面との間に配置されるサポータに、上記チップの工具中心側を向く側面と上記 凹部の工具外周側を向く第1の拘束面との間に入り込む側受部を形成し、かつ、 該側受部と当接する上記凹部の上記第1の拘束面を上記チップ着座面と直交する 平面に形成したものであるから、凹部の第2の拘束面に影響を与えることなくサ ポータと第1の拘束面との密着長さを十分に大きくとってサポータ及びチップの 安定性を向上させ、ひいては加工精度を向上させることができるという優れた効 果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例における工具の軸線方向断面
図である。
【図2】図1のII方向からの矢視図である。
【図3】図1のIII方向からの矢視図である。
【図4】図3のIV方向からの矢視図である。
【図5】チップ及びサポータが取り外された凹部を図1
のIII方向から見た状態を示す図である。
【図6】図5のVI方向からの矢視図である。
【図7】本考案の一実施例にかかるサポータの正面図で
ある。
【図8】図7のVIII方向からの矢視図である。
【図9】図7のIX方向からの矢視図である。
【図10】図7のX方向からの矢視図である。
【図11】図7のXI方向からの矢視図である。
【図12】チップが装着された状態の凹部を拡大して示
す図である。
【図13】図12の変形例を示す図である。
【図14】従来のスローアウェイ式正面フライスの底面
図である。
【図15】従来のスローアウェイ式正面フライスの側面
図である。
【図16】従来のスローアウェイ式正面フライスにおい
て凹部内にチップが装着された状態を拡大して示す図で
ある。
【図17】従来の凹部を図16のXVII方向から示す図で
ある。
【図18】図17のXVIII方向からの矢視図である。
【符号の説明】
4 スローアウェイチップ 4a スローアウェイチップの底面 4b スローアウェイチップの側面 11 工具本体 12 凹部 12a 凹部のチップ着座面 12b 凹部の第1の拘束面 12c 凹部の第2の拘束面 13 サポータ 15 サポータの側受部

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 軸線を中心として回転せしめられる工具
    本体に、当該工具本体の周方向を向くチップ着座面と、
    この底面に交差して工具径方向外周側を向く第1の拘束
    面と、上記底面と交差して工具軸線方向を向く第2の拘
    束面とを備えた凹部が形成され、該凹部にポジティブ形
    状のスローアウェイチップが、その底面と上記凹部の上
    記チップ着座面との間にサポータを介在させた状態で装
    着されてなるスローアウェイ式カッタにおいて、 上記サポータに、上記スローアウェイチップの工具中心
    側を向く側面と上記凹部の工具外周側を向く第1の拘束
    面との間に入り込む側受部を形成し、かつ、該側受部と
    当接する上記凹部の上記第1の拘束面を上記チップ着座
    面と直交する平面に形成したことを特徴とするスローア
    ウェイ式カッタ。
JP1692691U 1991-03-20 1991-03-20 スローアウエイ式カツタ Withdrawn JPH059820U (ja)

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19950615