JPH0598001A - 副生成物の少ない縮合生成物の製造方法 - Google Patents

副生成物の少ない縮合生成物の製造方法

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JPH0598001A
JPH0598001A JP4066925A JP6692592A JPH0598001A JP H0598001 A JPH0598001 A JP H0598001A JP 4066925 A JP4066925 A JP 4066925A JP 6692592 A JP6692592 A JP 6692592A JP H0598001 A JPH0598001 A JP H0598001A
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epihalohydrin
resin
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polyalkylene polyamine
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JP4066925A
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Susan M Dr Ehrhardt
スーザン・エム・エアハート
John C Dr Gast
ジヨン・シー・ガスト
Joseph L Lewandowski
ジヨセフ・エル・レワンドウスキ
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Hercules LLC
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 凝集剤、保持剤、湿潤強度増強剤、サイズ促
進剤、および分散安定剤として有用なカチオン性樹脂の
提供を目的とする。 【構成】 エピハロヒドリンとポリアルキレンポリアミ
ンとを、ジハロプロパノールおよび他のエピハロヒドリ
ン副生成物の生成が実質的に減少するように、その場重
合反応させて樹脂を得る。エピハロヒドリン副生成物の
減少した樹脂は、紙サイズ剤分散液中の分散安定剤とし
て使用される。そのようなサイズ剤は非常に少ない量の
ジハロプロパノールおよび他のエピハロヒドリン副生成
物を含むものとなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、エピハロヒドリンとポリアルキ
レンポリアミンのポリマーであって、ジハロプロパノー
ルおよび他のエピハロヒドリン副生成物の含有量の少な
いポリマーに関する。本発明はさらに前記樹脂により安
定化されたペーパーサイズ分散剤に関する。
【0002】エピクロルヒドリンのようなエピハロヒド
リンと、エチレンジアミン(EDA)、ビスヘキサメチ
レントリアミン(BHMT)、およびヘキサメチレンジ
アミン(HMDA)のようなポリアルキレンポリアミン
との反応により得られるカチオン性水溶性樹脂は公知で
ある。これらについては、J.M.Baggettらの
米国特許3,655,506号、Danielらの米国
特許3,248,353号、2,595,935号にお
いて述べられており、一般にダニエル樹脂と称されてい
る。
【0003】典型的には、このような樹脂はポリアミン
を完全にアルキル化するためにエピクロルヒドリンのよ
うなエピハロヒドリンを過剰に使用して商業的に製造さ
れている。その後架橋を促進するために、昇温下、追加
のポリアミンを加えて架橋が行われる。過剰のエピクロ
ルヒドリンはエピクロルヒドリンの副生成物の存在をも
たらす。典型的な方法においては、かなりの部分のエピ
クロルヒドリンがジクロロプロパノールや他のエピクロ
ルヒドリン副生成物のようなモノマー性の副生成物にな
る(商業的生産物では、しばしば、3.0%以上とな
る)。これら塩素化炭化水素のあるものは発癌性を有す
ることが予測されている。環境的な関心の高まりによ
り、未反応のエピクロルヒドリン同様、1,3ージクロ
ロー2ープロパノールや1ークロロー2,3ープロパン
ジオールのような有害な副生成物を含まない製品を製造
する要求が起った。
【0004】1,3ージクロロー2ープロパノールや1
ークロロー2,3ープロパンジオールをも含む反応生成
物の水性混合物の除去の物理的方法、たとえば水混和性
溶剤による抽出や活性炭のような個体吸着剤による吸着
が知られている。しかし、そのような公知の方法は反応
生成物の損失をともない、溶剤や吸着剤の回収および生
成・再生にコストがかかり、さらに不純物の最終的な処
理の問題が残されている。
【0005】1,3ージクロロー2ープロパノールや1
ークロロー2,3ープロパンジオールの水性混合物から
の化学的方法による除去、たとえばアルカリで処理して
グリセロールにする方法も知られている。しかし、その
ような方法はアルカリに対して敏感な反応生成物に影響
を与えてしまう。
【0006】したがって、エピクロルヒドリンのモノマ
ー性副生成物への転化を極力減少させることが望ましい
のである。
【0007】このタイプのカチオン性水溶性樹脂は、凝
集剤および保持剤として有用である。パルプ繊維のよう
なアニオン性コロイド状材料、およびクレイおよび炭酸
カルシウムのような一般的な鉱物繊維の凝集は、電苛の
中和によって達成される。そのような操作はしばしばパ
ッチ凝集と呼ばれ、たとえば米国特許2,969,30
2号、および3,577,313号に開示されている。
この応用では、その物質は、シート形成に先立ちパルプ
スラリーに添加されることにより、製紙工程および水処
理に有用であることが見出された。
【0008】そのような樹脂は高分子コロイドの除去剤
としても有用であり、製紙工程の保持工程(reten
tion process)および水処理工程において
増大する他の目的にも貢献する。そのような物質は、添
加された高分子量ポリアクリルアミドのような高分子量
凝集剤、これらは架橋凝集メカニズムを介して作用す
る、の有効性を増大させるように作用する。保持の増大
をもたらす2つの物質の使用は、しばしばデュアルポリ
マーまたはデュアルコンポーネント保持システムと称さ
れる。
【0009】これらの物質の製造に際しては、エピハロ
ヒドリンの窒素バックボーンとの環化反応により以下の
式で示される、アゼチジニウムイオンと呼ばれる4員環
が形成される。
【0010】 そのような基はパルプカルボキシと反応性であり、また
良く理解はされていないが他の架橋機構により樹脂中の
残余の二級または一級アミンの窒素とも反応性である。
そのような反応は加熱により促進され、この熱硬化樹脂
ははたとえば米国特許2,595,935号に開示され
ているように紙の湿潤時強度増強剤としてとして用途が
見出されている。
【0011】反応性紙サイズ剤とともに使用された時に
は、そのような物質は紙のサイジングの発現、サイジン
グの発現速度とサイジングの絶対的なレベルの両面にお
いて促進することが知られていた。この改良の一部は、
両者がパルプスラリー中に存在する時に形成された紙シ
ート中の紙サイズ剤の保持を助けるという樹脂の効果に
よるものとされていた。サイジングのさらなる増大は、
これらの樹脂に注目してなされ、そのような増大はサイ
ズプロモーションと称された。この効果は、ハイイール
ドパルプの多いものや適当な溶解アルカリニティのない
もののような、通常製紙機械から出てきたばかりの反応
性サイズからあまりサイジングされない、特定のパルプ
スラリーについて特に顕著である。この場合、この物質
はサイジングを増大させるために、別個にまたはサイズ
分散液安定システムの成分として使用される。そのよう
な物質はLindstrom(Nordic Pulp
and Paper Research Journa
l 2:39ー45(1986))および米国特許4,
522,686号に述べられている。
【0012】ロジン、強化ロジン、テルペン樹脂、炭化
水素樹脂、およびこれらに類似するもののような非反応
性サイジング物質と組合わせて使用された場合、そのよ
うな物質は特定の条件化において疎水性部分の効果を増
大させる。特に、効果は高いpH領域まで拡大し、サイ
ジングに影響を与える、みょうばんまたは加水分解可能
なアルミニウム塩の必要量を減少させる。このような応
用には、米国特許3,966,654号などに開示され
ているような、サイジング剤の配合に樹脂を加えること
も含まれる。
【0013】この物質は単独で、または疎水性物質の水
性分散液を形成する主な安定化成分として使用される。
そのような物質の通常の応用は、紙サイズ剤の分散液で
あり、反応性、非反応性の両者に使用される。米国特許
3,966,645号に記載されている強化ロジンの分
散液、およびポリアミドタイプの類似のカチオン性樹脂
を使用する米国特許4,483,077号に記載されて
いるアルキルケテンダイマーの分散液は公知であり、両
者の全体が参照される。多くの他の疎水性物質とこのタ
イプの樹脂との分散液も公知である。サイズ能力の増
大、サイズプロモーション、および前述のサイズ保持と
いう効果の他、そのような樹脂は水性分散液の安定性も
向上させる。それらは、静電気的に、ステアリン酸のま
たは高分子化の安定を介してせん断およびポンピングに
対する安定性を増加させ、塩許容度ょ改善し、凝固およ
び凝集に対する抵抗を高め、分散液の取扱特性を改良す
る。
【0014】前述のどの用途においても、そのような物
質の使用に際して重要なことは、環境的に有害であり、
製品に緊密に接する人々の健康に有害である、望ましく
ない反応副生成物の減少である。
【0015】本発明の一態様によれば、エピハロヒドリ
ン由来のモノマー性副生成物の生成を大きく減少させる
製造方法が提供される。その効果は非常に大きく、減少
の程度は従来技術からは予想不能なものである。BHM
Tベースの樹脂について、30,000ppm以上から
3000ppm以下にまでDCPを減少させることがで
きた。さらに減少させることも可能である。HMDAベ
ースの他の樹脂については、本発明の方法により100
0ppm以下にすることができた。すべての場合におい
て、樹脂は意図される最終用途におけるその効果を保っ
ていた。
【0016】本発明の方法は、ポリアルキレンポリアミ
ンの低温におけるエピハロヒドリンへの添加を含む。温
度は、ポリアルキレンポリアミンのエピハロヒドリンへ
の添加の間において、有意の時間、約60℃を越えない
ことが好ましい。より好ましくは、温度は約25℃から
約45℃の間である。添加の間中温度をほぼ45℃以下
に保つことにより、エピ副生成物への有意な転化を起こ
すことなくほぼ完全なアルキル化をすることができる。
【0017】本発明によれば、ポリアルキレンポリアミ
ンのアミン部分の全てを完全にアルキル化して三級アミ
ンにするために必要とされる量よりも多くない量のエピ
ハロヒドリンの量を使用して樹脂が製造される。好まし
くは、エピハロヒドリンとポリアルキレンポリアミン
は、ポリアルキレンポリアミンの利用可能なアミンニト
ロゲンサイトの約50%から約100%の間の量を三級
アミンにアルキル化できる量で組み合わされ、使用され
る。ポリアルキレンポリアミンのアミン部分の全てを完
全にアルキル化して三級アミンにするために必要とされ
る量を越える過剰のエピハロヒドリンは使用されない。
好ましくは、ポリアルキレンポリアミンの利用可能なア
ミンニトロゲンサイトの約50%から約80%の間の量
を三級アミンにアルキル化する。
【0018】本発明のひとつの態様においては、ポリア
ルキレンポリアミンをエピハロヒドリンに特定の時間内
に、温度範囲と組成比率を前述の範囲内に保ちつつ添加
される。好ましくは、エピハロヒドリンの溶液にポリア
ルキレンポリアミンの最初の約90重量%が加えられる
ための時間は約150分を越えない。より好ましくは、
アミンの少なくとも約90重量%の添加時間は約120
分以内であり、さらに好ましくは約100分以内であ
る。
【0019】上記の範囲内で、添加時間はアミンとエピ
ハロヒドリンとの間でのアルキル化反応は完全に終了さ
れるに充分な程度に長い事が好ましい。
【0020】上記の観点から、発熱反応により発生する
熱、ポリアルキレンポリアミンとエピハロヒドリンが結
合する時に発生する、を効果的に除去し、要求される範
囲内に温度を保つことができるような効果的な装置が必
要とされる。この要求は、最大の添加時間において、未
反応のエピハロヒドリンがアルカリ雰囲気下に置かれる
期間、かかる条件はエピハロヒドリンを望ましくない副
生成物へ添加させる、の増大を避けるためである。
【0021】本発明においては、ポリアルキレンポリア
ミンはすべてのまたはほとんどすべてのエピハロヒドリ
ンに対して添加される。これはアルキル化反応の大部分
において未反応ポリアミンが過剰になることがなく、し
たがってアミン添加中における混合液のpHが高くなら
ず、したがってエピハロヒドリンが望ましくない副生成
物へ転化しない。さらに、エピハロヒドリンをアミンに
添加した場合に生じる、1モルのポリアミンと1モルの
エピハロヒドリンとの非常に反応性の大きな混合物の発
生をも避けることができる。
【0022】ポリアルキレンポリアミンのエピハロヒド
リンへの短時間内、低温での添加と、エピハロヒドリン
のポリアルキレンポリアミンへの小さな比率の組合わせ
により、エピハロヒドリン由来の副生成物の量が非常に
減少した生成物を得ることができる。どのようなエピハ
ロヒドリンのレベルにおいても、ポリアミンの低温下、
短時間の添加によりエピハロヒドリンのみを投入した時
に予想される減少よりもさらに減少させることができ
る。
【0023】本発明にかかるカチオン性水溶性樹脂は、
エピハロヒドリンとポリアルキレンポリアミンをジハロ
プロパノールと他のエピハロヒドリン副生成物のレベル
を実質的に減少させる条件下に重合反応させることによ
り得られる。エピハロヒドリンは、構造式 XはClまたはBrを有する。
【0024】ポリアルキレンポリアミンは、以下の構造
式、 (NH2−CHZ−(CH2n−NHR−)X n=1−7、x=1−6、Z=H、またはCH3、R=
H、またはCH2Y、およびY=CH2Z、H、NH2
またはCH3、および以下の構造式、 (NH2−CH2−(CHZ)m−(CH2n−NHR−)x m=1−6、n=1−6、およびm+n=2−7、x=
1−6、Z=H、またはCH3、R=H、またはCH
2Y、およびY=CH2Z、H、NH2、またはCH3を有
するポリアルキレンポリアミンおよびこれらの混合物か
ら成る群より選ばれる。
【0025】ポリアルキレンポリアミンはエピハロヒド
リンの水性混合物に、添加中の混合物の温度が60℃を
越えないように添加される。温度がより低いとさらに改
良されるが、温度が低すぎると潜在的な危険なほどの反
応性をシステム中にもたらす。好ましい温度は約25℃
から約60℃の範囲である。より好ましい範囲は約30
℃から約45℃である。
【0026】ポリアミンのアルキル化は迅速に起り、エ
ピハロヒドリンおよびポリアミンの相対的な量により、
二級および三級アミンが形成される。エピハロヒドリン
とポリアミンのレベルは、利用可能なアミンニトロゲン
サイトの約50%から約100%の間の量が三級アミン
にアルキル化できる量にされる。好ましいレベルはアミ
ンニトロゲンサイトの約50%から約80%がアルキル
化される量である。アミンサイトのすべてを完全に三級
アミンにアルキル化するのに必要な量以上の過剰のエピ
ハロヒドリンは使用されない。
【0027】ポリアミンとエピクロルヒドリンとを結合
するための時間は最小にされるのが好ましい。
【0028】結合していないエピクロルヒドリンの存在
下で、アルキル化されていないまたは部分的にアルキル
化されたポリアミンが多量に存在する、反応物を結合さ
せる時間を最小にすることが必要とされる。この条件は
エピハロヒドリン副生成物への転化が促進されるアルカ
リシステムとなる。経験によれば、1,3DCPレベル
を所望の最大レベルよりも低く保つためには、ポリアミ
ンの少なくとも約90重量%を添加するための時間は、
反応温度を所定の範囲内に保ちつつ、150分を越えな
いことが好ましい。アミンの少なくとも約90重量%を
添加するためのより好ましい添加時間は120分または
それ以下であり、もっとも好ましくは100分またはそ
れ以下である。約90%のポリアミンが添加されたら、
残りの部分の添加時間は重要ではない。この条件は、ポ
リアミンとエピハロヒドリンとのアルキル化反応の完了
する点、すなわち現実にすべてのエピハロヒドリンがポ
リアミンのアルキル化のために消費された点、に特に関
係する。
【0029】ポリアミンの添加とアルキル化の完了に続
き、混合物の温度は上昇され、および/または混合物は
昇温され架橋される。架橋速度は濃度、温度、撹拌、お
よびポリアミンの添加条件の関数であり、これらのすべ
ては当業者が容易に決定できる。架橋速度はポリアミン
または詳細な説明に適合する他のポリアミンの少量の添
加または架橋温度またはその近傍温度における種々のア
ルカリの添加により加速される。
【0030】さらなる架橋に対して、酸の添加または水
による希釈、または両者の組合わせによりゲル化に至る
さらなる架橋に対して安定化される。pH5.0または
それ以下への酸の添加が一般に適当である。本発明にか
かるカチオン性水溶性樹脂の製造に際し、エピハロヒド
リン成分にはエピクロルヒドリンまたはエピブロモヒド
リンを含むことができる。
【0031】本発明にかかる樹脂の製造に際し一般に使
用されるポリアルキレンポリアミンには、ポリエチレン
ポリアミン、ポリプロピレンポリアミン、ポリブチレン
ポリアミンおよびその類似物のような直鎖タイプのもの
を含むことができる。エチレンジアミン、プロパンジア
ミン、ブタンジアミン、ペンタンジアミン、ヘキサンジ
アミン(1,6ーヘキサンジアミン)、およびその類似
物のような末端アミノエンドグループを有するジアミン
類が使用できる。ジエチレントリアミン、トリエチレン
テトラアミン、テトラエチレンペンタアミン、ジプロピ
レントリアミン、メチルビスー(3ーアミノプロピル)
アミン、メチルビスー(2ーアミノエチル)アミン、お
よび関連物質のような二級または三級の内部アミン(i
nternal amines)を含む物質が使用でき
る。ビスーヘキサメチレントリアミンのようなアミン基
の間に長い炭化水素セグメントを含むポリアミンおよび
同様な構造を有するポリアルキレンポリアミンも使用で
きる。2ーメチルー1,5ーペンタンジアミンおよび
4,7ージメチルトリエチレンテトラミンのようないく
つかの内部分岐を有するポリアルキレンポリアミンも使
用できる。ポリアルキレンポリアミンの混合物も使用で
き、不規則な繰り返し単位を有する上記のタイプのポリ
アミンも使用できる。
【0032】本発明の方法では、典型的には使用される
エピハロヒドリンのすべてまたはほとんどすべての入っ
た容器にアミンを添加する必要がある。アミンの添加の
間にエピハロヒドリンと共存する溶剤も必要とされる。
水が好ましい溶剤であるが、他の水混和性溶剤も使用で
きる。そのような溶剤の例としては、メタノール、エタ
ノールおよびイソプロパノールのような低級アルキルア
ルコールおよびその類似物が挙げられる。許容される水
混和性の溶剤としては、エチレングリコール、ジプロピ
レングリコール、および他の低分子量グリコール、ジメ
チルホルムアミド、ジオキサン、およびテトラハイドロ
フランが挙げられる。可能ならば、溶剤のいくらかはア
ミンとともに投入される。しかし、大量の水がエピハロ
ヒドリンとともに反応容器中に存在することが好まし
い。最初の投入ポリアミンが添加された後で、固形分が
75%以下であることが必要とされ、40から65%の
固形分が好ましい。低い固形分は長い架橋反応ができる
のに対し、非常に高い固形分は余りに早い反応を起こし
熱除去が困難となる。
【0033】ポリアミンの添加は約150分以下で行わ
れるのが好ましく、実際に存在するエピハロヒドリンと
の反応が起るに充分な量のアミンが添加された後は、ア
ルキル化反応を通して、有意の期間60℃以上に温度を
上げることは許されない。この方法は、エピハロヒドリ
ンが本質的にアミンと定量的に反応し、エピハロヒドリ
ン副生成物を生成しないことを保証する。上記の間のい
ずれの期間においても、温度が45℃以上に上がらず、
少なくとも約90%のポリアミンを添加する時間が約1
20分以下であることが好ましい。このようにすれば、
エピハロヒドリンのアミンへの比率を所望のレベルまで
低下させるためにさらにアミンを添加することができ
る。追加のアミンの添加は、架橋工程においてより高い
温度で行うことができる。
【0034】次の架橋工程は所望の粘度にするために使
用される。この工程における温度は溶剤の蒸発特性によ
り変化させることができる。架橋の温度、したがって速
度は、反応物の固形分、ポリアミンの添加方法、および
エピハロヒドリン/アミン比率に依存する。好ましい溶
剤である水を使用し、三級アミンへの50ー80%の転
化率を与える好ましい比率の場合、好ましい架橋温度は
約50℃から約85℃の間であり、最も好ましい架橋温
度は約60から約75℃である。架橋工程における追加
の水の添加は温度の変化として架橋速度を調節するため
の一般的な方法である。架橋サイトを提供するための追
加のポリアミンの添加はこの点における架橋を促進す
る。同様に、NaOH、NaCO3、またはKOHのよ
うなミネラルアルキルの形での、または水酸化アンモニ
ウムのようなアミンアルカリ類の形でのアルカリの添加
も反応を促進する。
【0035】所望の最終粘度に達したら、反応は大量の
溶剤の投入またはpHを約5以下に下げるような酸の添
加により停止されることができる。2つの方法の組合わ
せも使用できる。生成物は品質劣化を避けるためにでき
るだけ早く冷却される。
【0036】本発明にかかるカチオン性サイズ剤分散液
の製造に際しては、種々の方法が使用できる。固体材料
を溶融し、樹脂とともに水性相に分散させ、均質化し、
冷却する方法を採ることができる。先に作られた、ジハ
ロプロパノールを有意の量では含まない安定な分散液と
樹脂との混合物も含まれる。固形材料を溶剤に溶解し、
樹脂を含むプレミックスを作り、均質化し、溶剤を除去
し、分散液を冷却する方法を採ることもできる。ジハロ
プロパノールを有意の量では含まない樹脂または他の材
料を後添し、改良されたサイズ剤を得ることも可能であ
る。
【0037】本発明はエピハロヒドリン副生成物、特に
1,3ージクロロプロパノール(DCP)、の量が有意
に減少しているエピハロヒドリンとポリアルキレンポリ
アミンを反応させて得られるポリマーを提供するもの
で、さらにその製造方法も提供するものである。好まし
い例としては、BHMTまたはHMDAと反応したエピ
クロロヒドリンをベースとした樹脂であり、樹脂固形分
35%以上において0.5%以下の1,3DCPを含む
ものである。
【0038】本発明はさらに、サイズ特性と安定性のた
めに上記タイプの樹脂を含むサイズ剤分散液を提供する
ものである。上述の樹脂を含むことにより、商業的に一
般的な分散固形分、カチオン性ロジンのサイズ剤分散液
においては25%以上、カチオン性反応性サイズ剤分散
液においては10%以上、において0.1%以下の1,
3−DCPを含むサイズ剤分散液が得られる。
【0039】本発明はいかの実施例により詳細に説明さ
れるが、これらの実施例はあくまでも例示のためのもの
であり、本発明の範囲を何ら制限するものではない。
【0040】実施例1 撹拌機と凝縮器を備えた反応フラスコに192.5部の
エピクロロヒドリンと207.5部の水を投入した。撹
拌下、146.8部の70%のヘキサメチレンジアミン
(HMDA)水溶液(2.35モル epi/モル H
MDA)を、温度が35℃を越えないようにしながら加
えた。HMDA溶液の添加時間は30分であった。HM
DAの添加終了後、反応フラスコは80℃にされた。反
応の進行はガードナーホールト(”G−H”)バブルチ
ューブによりモニターされた。”G−H”がRの時に、
95.1部の水が架橋速度の調節のために添加された。
反応混合物が”G−H”がPの時に135.0部の水と
7.67部の濃硫酸が樹脂の安定化のために加えられた
(pH2.75)。樹脂は室温まで冷却され、保存され
た。樹脂は39.5%の総固形分を有し、142.5c
psのブルッフィールド粘度(LVT粘度計、No.2
スピンドル、60rpm、室温)を有していた。エピク
ロロヒドリン副生成物のG.l.c.分析結果はepi
は10ppm以下、1,3ーDCPは639ppm、
2,3−DCPは10ppm以下、2,3ークロロプロ
パンジオール(CPD)は85ppmであった。
【0041】実施例2 撹拌機と凝縮器を備えた反応フラスコに192.5部の
エピクロロヒドリンと207.5部の水を投入した。撹
拌下、146.8部の70%のヘキサメチレンジアミン
(HMDA)水溶液(2.35モル epi/モル H
MDA)を、温度が45℃を越えないようにしながら加
えた。HMDA溶液の添加時間は27分であった。HM
DAの添加終了後、反応フラスコは80℃にされた。反
応の進行はガードナーホールト(”G−H”)バブルチ
ューブによりモニターされた。”G−H”がRの時に、
95.1部の水が架橋速度の調節のために添加された。
反応混合物が”G−H”がNの時に135.1部の水と
7.85部の濃硫酸が樹脂の安定化のために加えられた
(pH2.75)。樹脂は室温まで冷却され、保存され
た。樹脂は39.0%の総固形分を有し、130cps
のブルッフィールド粘度(LVT粘度計、No.2スピ
ンドル、60rpm、室温)を有していた。エピクロロ
ヒドリン副生成物の分析結果はepiは10ppm以
下、1,3ーDCPは824ppm、2,3−DCPは
10ppm以下、2,3ークロロプロパンジオール(C
PD)は109ppmであった。
【0042】実施例3 撹拌機と凝縮器を備えた反応フラスコに164.4部の
エピクロロヒドリンと80.0部の水を投入した。撹拌
下、290.7部の市販の52.8%のビスーヘキサメ
チレントリアミン(BHMT)水溶液(7.61%アミ
ン窒素含量)(3.83モル epi/モル HMD
A)を、温度が53℃を越えないようにしながら加え
た。HMDA溶液の添加時間は43分であった。HMD
Aの添加終了後、反応フラスコは70℃にされた。反応
の進行はガードナーホールト(”G−H”)バブルチュ
ーブによりモニターされた。”G−H”がA+の時に、
35.1部のBHMT溶液が反応を促進するために加え
られた。”G−H”がEの時に、17.4部のBHMT
が再度加えられた。”G−H”がRの時に、95.0部
の水が架橋速度の調節のために添加された。反応混合物
が”G−H”がKの時に、10.1部のBHMTが最終
目標モル比の3.0になるように加えられた。”G−
H”がR+の時に、166.9部の水と15.1部の濃
硫酸が樹脂の安定化のために加えられた(pH2.3
0)。樹脂は室温まで冷却され、保存された。樹脂は3
7.1%の総固形分を有し、230cpsのブルッフィ
ールド粘度(LVT粘度計、No.2スピンドル、60
rpm、室温)を有していた。エピクロロヒドリン副生
成物の分析結果はepiは100ppm以下、1,3ー
DCPは2,700ppm、2,3−DCPは100p
pm以下、2,3ークロロプロパンジオール(CPD)
は200ppmであった。本実施例によれば、添加温度
が低いと、DCPレベルの低い樹脂が得られることが分
かる。
【0043】実施例4 撹拌機と凝縮器を備えた反応容器に3933部のエピク
ロロヒドリンと4216部の水を投入した。撹拌下、3
080部の69.1%のヘキサメチレンジアミン(HM
DA)水溶液(2.32モル epi/モル HMD
A)を、温度が53℃を越えないようにしながら加え
た。HMDA溶液の添加時間は80分であった。HMD
Aの添加終了後、反応フラスコは75℃にされた。反応
の進行はガードナーホールト(”G−H”)バブルチュ
ーブによりモニターされた。”G−H”がPの時に、1
944部の水が架橋速度の調節のために添加された。反
応混合物が”G−H”がNの時に2747部の水と22
0部の濃硫酸が樹脂の安定化のために加えられた(pH
2.70)。樹脂は室温まで冷却され、保存された。樹
脂は38.8%の総固形分を有し、177cpsのブル
ッフィールド粘度(LVT粘度計、No.2スピンド
ル、60rpm、室温)を有していた。エピクロロヒド
リン副生成物の分析結果はepiは10ppm以下、
1,3ーDCPは1,522ppm、2,3−DCPは
10ppm以下、2,3ークロロプロパンジオール(C
PD)は265ppmであった。
【0044】実施例5 本実施例では、米国特許3,655,506号に開示さ
れているように、ポリアミンの添加中の温度への考慮を
払う事なく樹脂が製造された。撹拌機と凝縮器を備えた
反応フラスコに192.5部のエピクロロヒドリンと2
07.5部の水を投入した。撹拌下、146.8部の7
0%のヘキサメチレンジアミン(HMDA)水溶液
(2.35モル epi/モル HMDA)を添加し、
温度は最高74℃、ほぼ70℃に維持された。HMDA
溶液の添加時間は35分であった。HMDAの添加終了
後、反応フラスコは80℃にされた。反応の進行はガー
ドナーホールト(”G−H”)バブルチューブによりモ
ニターされた。”G−H”がQ−の時に、95.1部の
水が架橋速度の調節のために添加された。反応混合物
が”G−H”がLの時に135.1部の水と14.85
部の濃硫酸が樹脂の安定化のために加えられた(pH
2.75)。樹脂は室温まで冷却され、保存された。樹
脂は38.0%の総固形分を有し、190cpsのブル
ッフィールド粘度(LVT粘度計、No.2スピンド
ル、60rpm、室温)を有していた。エピクロロヒド
リン副生成物の分析結果はepiは100ppm以下、
1,3ーDCPは18,000ppm、2,3−DCP
は100ppm、2,3ークロロプロパンジオール(C
PD)は900ppmであった。
【0045】実施例6 撹拌機と凝縮器を備えた反応フラスコに192.5部の
エピクロロヒドリンと207.5部の水を投入した。撹
拌下、146.8部の70%のヘキサメチレンジアミン
(HMDA)水溶液(2.35モル epi/モル H
MDA)を、温度が最高75℃で平均約50℃になるよ
うに、迅速に加えた。HMDA溶液の添加時間は30分
であった。HMDAの添加終了後、反応フラスコは80
℃にされた。反応の進行はガードナーホールト(”G−
H”)バブルチューブによりモニターされた。”G−
H”がRの時に、95.1部の水が架橋速度の調節のた
めに添加された。反応混合物が”G−H”がMの時に1
35.1部の水と7.60部の濃硫酸が樹脂の安定化の
ために加えられた(pH2.75)。樹脂は室温まで冷
却され、保存された。樹脂は38.8%の総固形分を有
し、127.5cpsのブルッフィールド粘度(LVT
粘度計、No.2スピンドル、60rpm、室温)を有
していた。エピクロロヒドリン副生成物の分析結果はe
piは100ppm以下、1,3ーDCPは3,500
ppm、2,3−DCPは100ppm以下、2,3ー
クロロプロパンジオール(CPD)は100ppm以下
であった。
【0046】実施例7 実施例1ー6のポリアミンの添加温度と時間、およびエ
ピクロロヒドリン副生成物の分析結果の比較を表Iに示
す。
【0047】 表I 実施例 アミン添加中の ポリアミンの DCP 最高温度(℃) 添加時間(分) (ppm) 1 35 30 639 2 45 27 824 3 53 43 2700 4 53 80 1522 5 74 35 18100 6 75 30 3500 23 41 302 12600 24 41 144 3950 実施例8 米国特許3,655,506号に開示され、また商業的
に普通に行われているように、過剰のエピクロロヒドリ
ンを使用するが、本発明に基づき低い温度で樹脂が製造
された。撹拌機と凝縮器を備えた反応フラスコに48
6.0部のエピクロロヒドリンと301.6部の水を投
入した。撹拌下、567.6部の市販の52.8%のビ
スーヘキサメチレントリアミン(BHMT)水溶液
(7.61%アミン窒素含量)(5.1モル epi/
モル HMDA)を、温度が49℃を越えないようにし
ながら加えた。HMDA溶液の添加時間は30分であっ
た。HMDAの添加終了後、反応フラスコは80℃にさ
れた。反応の進行はガードナーホールト(”G−H”)
バブルチューブによりモニターされた。”G−H”がA
ーの時に、60部のBHMT溶液が反応を促進するため
に加えられた。”G−H”がA+の時に、20部のBH
MTが再度加えられた。”G−H”がCおよびHの時
に、それぞれ10部のBHMTがさらに反応を促進する
ために加えられた。最終的なモル比は4.33となっ
た。”G−H”がT+の時に、240部の水が架橋速度
の調節のために添加された。”G−H”がKの時に、4
64.4部の水と20.8部の濃硫酸が樹脂の安定化の
ために加えられた(pH2.20)。樹脂は室温まで冷
却され、保存された。樹脂は39.5%の総固形分を有
し、160cpsのブルッフィールド粘度(LVT粘度
計、No.2スピンドル、60rpm、室温)を有して
いた。エピクロロヒドリン副生成物の分析結果はepi
は100ppm以下、1,3ーDCPは28,200p
pm、2,3−DCPは200ppm、2,3ークロロ
プロパンジオール(CPD)は2,800ppmであっ
た。
【0048】実施例9 実施例8と同様に、撹拌機と凝縮器を備えた反応フラス
コに167.9部のエピクロロヒドリンと99.2部の
水を投入した。撹拌下、250部の市販の52.8%の
ビスーヘキサメチレントリアミン(BHMT)水溶液
(7.61%アミン窒素含量)(5.1モル epi/
モル HMDA)を、温度が46℃を越えないようにし
ながら加えた。HMDA溶液の添加時間は33分であっ
た。HMDAの添加終了後、反応フラスコは80℃にさ
れた。反応の進行はガードナーホールト(”G−H”)
バブルチューブによりモニターされた。”G−H”がA
ーの時に、24.2部のBHMT溶液が反応を促進する
ために加えられた。”G−H”がAの時に、15.0部
のBHMTが再度加えられた。”G−H”がJ+の時
に、15.0部のBHMTがさらに加えられ、最終的な
epi/BHMTモル比は4.0となった。”G−H”
がT+の時に、99.2部の水が架橋速度の調節のため
に添加された。”G−H”がNの時に、166.9部の
水と9.68部の濃硫酸が樹脂の安定化のために加えら
れた(pH2.30)。樹脂は室温まで冷却され、保存
された。樹脂は36.0%の総固形分を有し、127c
psのブルッフィールド粘度(LVT粘度計、No.2
スピンドル、60rpm、室温)を有していた。エピク
ロロヒドリン副生成物の分析結果はepiは100pp
m以下、1,3ーDCPは19,300ppm、2,3
−DCPは100ppm以下、2,3ークロロプロパン
ジオール(CPD)は900ppmであった。
【0049】実施例10 反応性サイズ剤の内部サイジングを促進するための樹脂
の効果を測定するため、連続製造実験装置により試験さ
れた。紙はベイヤーハウザー(Weyerhause
r)ブリーチトハードウッドクラフトパルプとラヨニエ
ル(Rayonier)ブリーチトソフトウッドクラフ
トパルプとの70:30の混合品を450ccのカナデ
ィアンスタンダードフリーネス(CSF)脱イオン水中
で、ジョーンズ製12インチダブルディスク精製機で精
製したものを使用して作られた。得られたパルプスラリ
ーは、40ポンド/連(24インチx36インチを50
0枚)のシートに、連続製造装置により加工された。シ
ートはウェットプレスされ、公知の方法により機械的に
ドラム乾燥された。乾燥工程では7つのドラムが使用さ
れ、オイルは150から190°Fに加熱され、シート
内の湿分が3.9ー4.3%にされる。15%のKlo
ndyke Water Washedフィラークレイ
を含むすべての原料が機械の貯蔵庫に投入された。カチ
オン性澱粉Stalok 400がクッキングされ、
0.75%添加され、その直後に反応性サイズ剤0.1
5%が添加され、高分子量アニオン性保持剤Reten
1523P0.0125%がファンポンプにおいて添
加された。希薄NaOH溶液が、澱粉の添加の前にヘッ
ドボックスのpHが7.6から8.2の間になるように
添加された。すべての添加剤は希釈された状態で加えら
れた。実施例で得られた樹脂は、パルプスラリーに加え
られる直前に、反応性サイズ剤の希薄溶液にインライン
で0.225%が添加された。すべての添加は、クレイ
を除く総固形分に基づいて加えられ、クレイは繊維に基
づいて加えられた。KlondykeクレイはEngl
ehardから,Stalok 400はA.E.At
aley,Inc.から、RetenはHercule
s Inc.から販売されている。反応性サイズ剤は本
出願の一部として参照される米国特許3,130,11
8号の実施例1に記載されているアルキルケテンダイマ
ーベースの分散液である。このタイプの分散液は非促進
性のものである。
【0050】本実施例で述べられる製紙工程は、製紙機
械から取り出した時にサイジング効果を発現するために
サイジングの促進が必要とされるファインペーパープロ
セスの模擬的なものである。重要な相違は反応性サイズ
剤のためのサイズ発現の速度を増大させる溶解したアル
カリ度(soluble alkalinity)の不
足である。製紙業界では一般的であるこのタイプのシス
テムでは、非促進性反応性サイズ剤は単独では製紙機械
から取り出した時にサイジング効果は発現しない。サイ
ジング効果は、エイジング後または熱処理号に発現す
る。
【0051】表IIは実施例2,3および9に示された樹
脂のサイジングの促進についての性能を比較したもので
ある。サイジングは、ハーキュレスサイズテスター(H
ST)により、2号インクを使用し、80%反射率まで
測定された。エイジングされた試料は、70°Fで7日
間、50%の相対湿度で調整されたものである。オフマ
シーンサンプルは、機械が取り出した後、10分以内に
室温で試験された。
【0052】 表II 樹脂製造の DCP サイジングテスト 実施例 (ppm) オフマシーン エイジング品 2 824 140 760 3 2700 136 762 9 19300 189 912 反応性サイズ剤 対照 0 580 実施例11 湿潤強度の増大の効果が、実施例2,3および9で得ら
れた樹脂についてハンドシートを用いて比較された。ハ
ンドシートはベイヤーハウザーブリーチトハードウッド
クラフトパルプとラヨニエルブリーチトソフトウッドク
ラフトパルプとの50:50の混合品をCaCo3とし
て100ppmの硬度とCaCo3として50ppmの
アルカリ度を有する500ccのカナディアンスタンダ
ードフリーネス(CSF)のスタンダード水中で、No
ble and Woodサイクルビーターで打砕し
た。パルプスラリーは攪拌下比例配分装置中で0.27
%に希釈され、樹脂が0.5%添加された。等分に分け
られたスラリーは取り出され、Noble and W
oodハンドシート装置中で、約0.025%のすきげ
た濃度において、40ポンド/連の8インチx8インチ
のハンドシートにされた。すべての希釈水は硫酸により
pH7.5に調節された。定常状態に近づけるために廃
棄された最初の5枚についても閉鎖系の水システムが使
用された。形成されたシートは33%固形分にプレスさ
れ、240°Fにセットされたドラムドライヤーにより
加熱された蒸気で乾燥された。得られたシートは、0.
5インチ幅にされ、Thwing−Albertテンソ
ルテスターにより、6インチのスパン、引張り速度2ー
3インチ/分でテストされた。サンプルは80℃30分
のキュアまたは70°F、50%相対湿度で7日間とい
う自然エイジングの後にもテストされた。結果は表III
に示される。結果は湿潤時/乾燥時の引張り強度の比率
で示されている。樹脂を含まない紙は、湿潤時/乾燥時
の引張り強度の比率がキュアサンプルでは3.1%であ
り、自然エイジングのサンプルでは4.1%であった。
【0053】 表III 樹脂製造の DCP 湿潤時/乾燥時の引張り強度比率(%) 実施例 (ppm) キュア品 自然エイジング品 2 824 13.9 12.5 3 2700 14.6 12.8 9 19300 14.7 13.0 以下の実施例は、これらの樹脂のサイズ剤分散液の安定
剤としての使用について例示する。サイズ剤分散液はカ
チオン性タイプのものであり、たとえば、ロジンおよび
強化ロジンに関する米国特許3,966,654号、お
よび米国特許3,483,077号、およびアルキルケ
テンダイマーに関する特許に基づいている。得られる効
果は、ジハロプロパノールおよび他のエピハロヒドリン
副生成物の大きな減少と、これにより得られる実質的に
安全な取り扱いおよび環境に害のない材料が得られるこ
とである。
【0054】実施例12 本実施例は、強化ロジンの製造方法を示す。フマル酸
6.5部が、ホルムアルデヒドにより処理されたトール
油に205℃で添加された。フマル酸は溶融したトール
油ロジンに溶解、反応し、フマル酸強化トール油ロジン
が得られる。実質的にすべてのフマル酸がトール油ロジ
ンと反応した後、強化ロジンは室温まで冷却された。得
られた強化ロジンは約6.5%の結合されたフマル酸を
含んでいた。
【0055】実施例13 実施例12の方法で製造された325部の強化ロジンを
217部のメチレンクロライドに溶解して溶液を調整し
た。この溶液は実施例3で製造された樹脂(37.1%
固形分)76.2部と完全に混合された。実施例3の樹
脂溶液は、これに先立ち、608.2部の水で希釈さ
れ、希薄NaOHでpH4.2に調整された。このプレ
ミックスは3分間混合され、実験室用のManton−
Gaulinホモジナイザーで3000psigで2回
均質化された。次いで、常圧下、撹拌下、容器からの蒸
留により安定なエマルションからメチレンクロライドが
除去された。得られた安定な分散液の分析結果は、固形
分32.7%、ブルックフィールド粘度35cps、p
H2.9であり、NiCompモデルHN 5−90粒
子径測定器による測定では平均粒子径0.62ミクロン
であった。製品は20%溶液が、Damon/IECモ
デルIEC HN−SII実験室用遠心分離機で30分
間、1900rpmで遠心分離された時に、0.2ミリ
リットルのブレイクアウトを含んでいた。
【0056】実施例14 実施例13で得られた分散液400部が50%固形分の
硫酸アルミニウム(みょうばん)溶液29.3部と混合
された。製品の分析結果は、固形分32.3%、pH
2.3であった。実施例13および14の両者の分散液
とも、追加のみょうばんとともに製紙工程で使用された
場合には、pH4.0から約7.2の範囲で紙サイズ剤
として有用であった。
【0057】実施例15 実施例12の方法で製造された325部の強化ロジンを
217部のメチレンクロライドに溶解して溶液を調整し
た。この溶液は実施例4で製造された樹脂(38.8%
固形分)72.9部と完全に混合された。実施例4の樹
脂溶液は、これに先立ち、611.5部の水で希釈さ
れ、希薄NaOHでpH4.2に調整された。このプレ
ミックスは3分間混合され、実験室用のManton−
Gaulinホモジナイザーで3000psigで2回
均質化された。次いで、常圧下、撹拌下、容器からの蒸
留により安定なエマルションからメチレンクロライドが
除去された。得られた安定な分散液の分析結果は、固形
分33.0%、ブルックフィールド粘度13cps、p
H3.4であり、NiCompモデルHN 5−90粒
子径測定器による測定では平均粒子径0.51ミクロン
であった。製品は20%溶液が、Damon/IECモ
デルIEC HN−SII実験室用遠心分離機で30分
間、1900rpmで遠心分離された時に、0.2ミリ
リットルのブレイクアウトを含んでいた。
【0058】実施例16 実施例15で得られた分散液400部が50%固形分の
硫酸アルミニウム(みょうばん)溶液29.3部と混合
された。製品の分析結果は、固形分33.3%、pH
2.7であった。実施例15および16の両者の分散液
とも、追加のみょうばんとともに製紙工程で使用された
場合には、pH4.0から約7.2の範囲で紙サイズ剤
として有用であった。
【0059】実施例17 実施例15の操作が、使用された樹脂が実施例9で製造
された樹脂に類似するが、原料が異なるものを使用して
行われた。硫酸アルミニウムが実施例16と同様添加さ
れた。本実施例は米国特許3,966,654号に開示
されているカチオン性ロジンサイズ剤分散液のタイプの
典型例である。
【0060】実施例18 実施例14、16および17に述べた方法により得られ
た紙サイズ剤が、実施例10で述べられた製紙機械を用
いて40ポンド/連のシートを作り評価された。パルプ
は実施例11で述べられたスタンダード水中で打砕され
た。12%のKlondyke Water Wash
edフィラークレイを含む原料は、すべて機械の貯蔵庫
に投入され、0.75%のみょうばんが澱粉に引き続き
添加され、高分子量カチオン性保持剤Reten123
2が0.025%ファンポンプの場所で加えられた。ヘ
ッドボックスのpHは5.0であり、原料温度は100
°Fであった。すべての添加剤は希釈された状態で加え
られた。上記の実施例により得られた分散されたロジン
サイズ剤は、みょうばんの添加された場所のすぐ後方に
おいて、0.375%が添加された。すべての添加は、
クレイを除く総固形分に基づいて加えられ、クレイは繊
維に基づいて加えられた。サイジング性能が前述のHS
Tにより評価された。結果を表IVに示す。
【0061】表IV 実施例 HST(秒) 13 93 16 84 17 83 1週間自然エイジングされた品について測定 実施例19 カチオン性油状メイズ(waxy maize)21.
8部と、Lingnosol XD硫酸リグニンスルホ
ネート分散剤と700部の水の中でクッキングされ、プ
レミックスが調整された。pHが0.5部の硫酸で調整
され、水が混合物を元の重量に戻すために澱粉溶液に加
えられた後、混合物は70℃に冷却された。クッキング
された澱粉には、米国特許3,130,118号に開示
されているような、パルミチン酸とステアリン酸の混合
物から合成されたアルキルケテンダイマーフレーク10
5.9部、実施例4で得られた樹脂溶液62.1部(3
8.8%固形分)、0.5部の生命破壊剤(bioci
de)が順番に添加された。プレミックスは65℃に加
熱され、ダイマーを溶解させ、3000psigで一度
均質化された。生成物は3部の紙製造用のみょうばんの
20%の溶液、および105.2部の水で処理され、分
散駅の固形分がほぼ15.5%になるようにされた。生
成物の分析結果は、総固形分15.5%、ブルックフィ
ールド粘度11cps、4週間以上安定であり、g.
l.c.によれば、1,3DCP含量は80ppmであ
った。
【0062】実施例20 非促進性の反応性サイズ剤の例として、実施例19のサ
イズ剤分散液がカチオン性樹脂を使用しないことを除き
本質的に同じ方法で調整された。この場合には、カチオ
ン性澱粉は分散安定剤として作用する。
【0063】実施例21 他の調整方法として、実施例4で得られた樹脂溶液1
7.0部(38.8%固形分)が実施例20で得られた
分散液70部、および13.0部の水と混合された。こ
の配合はサイズシステムの適用が難しい製紙機械から取
り出した直後のサイジングの発現に特に効果のあるサイ
ズ剤を提供する。
【0064】エピクロロヒドリン副生成物の分析結果は
epiは10ppm以下、1,3ーDCPは244pp
m、2,3−DCPは10ppm以下、2,3ークロロ
プロパンジオール(CPD)は31ppmであった。従
来のエピクロロヒドリン/ポリアルキレンポリアミン樹
脂で作られた類似の市販の製品の分析結果は、epiは
10ppm以下、1,3ーDCPは6268ppm、
2,3−DCPは39ppm、2,3ークロロプロパン
ジオール(CPD)は245ppmであった。
【0065】実施例22 実施例19、20および21に述べた方法により得られ
た紙サイズ剤が、実施例10で述べられた製紙機械を用
いて40ポンド/連のシートを作り評価された。パルプ
は実施例11で述べられたスタンダード水中で打砕され
た。沈殿炭酸カルシウム(PCC)紙用フィラーの、A
lbacar HOがパルプスラリーの15%、機械の
貯蔵庫に投入された。0.75%のカチオン性澱粉、S
talok400がクッキング後添加され、高分子量カ
チオン性保持剤Reten1523が0.025%ファ
ンポンプの場所で加えられた。ヘッドボックスのpHは
7.6から8.2の間であった。すべての添加剤は希釈
された状態で加えられた。サイズ剤は澱粉の添加後、ダ
イマー含有量の0.1%が加えられた。すべての添加
は、PCCを除く総固形分に基づいて加えられ、PCC
は繊維に基づいて加えられた。実施例20で得られた分
散液は典型的な非促進性のアルキルケテンダイマー分散
液である。サイジング性能が前述のHSTにより評価さ
れた。結果を表Vに示す。
【0066】表V 実施例 HST(秒) 19 86 21 146 20 100 機械からの取り出し直後 本実施例で述べられた製紙方法は、製紙機械から取り出
した直後にサイジングの効果を発現するためのサイズ促
進を必要としないファインペーパーシステムをシュミレ
ートしたものである。重要な相違は、反応性サイズ剤の
サイジング効果発現速度を増大させる溶解アルカリニテ
ィの存在である。このタイプのシステムでは、製紙工業
の分野では一般的であるが、非促進性反応性サイズ剤の
みが機械取り出し直後のサイジング効果を与える。さら
なるサイジング効果はエイジングまたは熱処理後に発現
する。
【0067】実施例23 商業的規模の装置を使用し、実施例2のプロセスおよび
配合が、HMDAの添加時間が302分であり添加中の
最高温度が41.0℃であることを除き再現された。樹
脂は総固形分38.2%、ブルックフィールド粘度24
8cps、pH2.61であり、1,3DCPの分析結
果は12,600であった。
【0068】実施例24 商業的規模の装置を使用し、実施例23のプロセスおよ
び配合が、HMDAの添加時間が144分であり添加中
の最高温度が41.4℃であることを除き再現された。
樹脂は総固形分38.7%、ブルックフィールド粘度1
97cps、pH3.19であり、1,3DCPの分析
結果は3,950ppmであった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジヨン・シー・ガスト アメリカ合衆国デラウエア州19707,ホケ シーン,ヘミングウエイ・ドライブ 531 (72)発明者 ジヨセフ・エル・レワンドウスキ アメリカ合衆国デラウエア州19711,ニユ ーアーーク,マキヤン・ロード 7

Claims (37)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】構造式 XはClまたはBrを有する、エピハロヒドリンと、ポ
    リアルキルアミンポリアミンとを反応させることを含
    む、エピハロヒドリン副生成物の減少したエピハロヒド
    リンとポリアルキルアミンポリアミンとのその場縮合生
    成物の製造方法であって、エピハロヒドリンの量がポリ
    アルキレンポリアミンのアミン部分の全てを完全にアル
    キル化して三級アミンにするために必要とされる量より
    も多くなく、ポリアルキレンポリアミンはエピハロヒド
    リンの溶液に加えられ、該溶液の溶剤が水または水混和
    性の溶剤であり、前記ポリアルキレンポリアミンは、以
    下の構造式、 (NH2−CHZ−(CH2n−NHR−)X n=1−7、 x=1−6、 Z=H、またはCH3、 R=H、またはCH2Y、および Y=CH2Z、H、NH2、またはCH3、 および以下の構造式、 (NH2−CH2−(CHZ)m−(CH2n−NHR−)x m=1−6、n=1−6、およびm+n=2−7、 x=1−6、 Z=H、またはCH3、 R=H、またはCH2Y、および Y=CH2Z、H、NH2、またはCH3を有するポリア
    ルキレンポリアミンおよびこれらの混合物から成る群よ
    り選ばれ、約60℃を越えない温度で反応させ、それに
    よりエピハロヒドリン副生成物が減少される方法。
  2. 【請求項2】 前記温度が約25℃から約60℃の間で
    ある請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記温度が約30℃から約45℃の間で
    ある請求項2記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記溶剤が水である請求項1記載の方
    法。
  5. 【請求項5】 得られた縮合生成物を架橋させ樹脂を形
    成する請求項1記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記縮合生成物が昇温下で架橋される請
    求項5記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記縮合生成物が約50℃から約85℃
    の間で架橋される請求項6記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記縮合生成物が約60℃から約75℃
    の間で架橋される請求項6記載の方法。
  9. 【請求項9】 酸の添加、水による希釈またはその両者
    によりさらなる架橋に対して樹脂を安定化させる工程を
    さらに含む請求項5記載の方法。
  10. 【請求項10】 酸を5.0またはそれ以下のpHまで
    添加することにより、さらなる架橋に対して樹脂を安定
    化させる請求項9記載の方法。
  11. 【請求項11】 前記酸が鉱酸、酢酸、ぎ酸、またはこ
    れらの組合わせである請求項10記載の方法。
  12. 【請求項12】 前記エピハロヒドリンが、前記ポリア
    ルキレンポリアミンの利用可能なアミンニトロゲンサイ
    トの約50%から約100%の間の量を三級アミンにア
    ルキル化できる量で使用される請求項1記載の方法。
  13. 【請求項13】 前記エピハロヒドリン副生成物が、
    1,3ージクロロプロパノール、2,3ージクロロプロ
    パノール、2,3ークロロプロパンジオールおよびそれ
    らの混合物である、請求項1記載の方法。
  14. 【請求項14】 エピハロヒドリン副生成物が約450
    0ppm以下に減少される請求項1記載の方法。
  15. 【請求項15】 エピハロヒドリン副生成物がエピクロ
    ロヒドリンである請求項1記載の方法。
  16. 【請求項16】 ポリアルキレンポリアミンが1,6ー
    ヘキサンジアミンである請求項1記載の方法。
  17. 【請求項17】 ポリアルキレンポリアミンがビスーヘ
    キサメチレントリアミンである、請求項1記載の方法。
  18. 【請求項18】ポリアルキレンポリアミンが2ーメチル
    ー1,5ーペンタンジアミンである、請求項1記載の方
    法。
  19. 【請求項19】 請求項1記載の方法により得られる製
    造物。
  20. 【請求項20】 請求項5記載の方法により得られる樹
    脂。
  21. 【請求項21】 請求項1記載の樹脂を固形分として1
    5%以上含み、分散液中の1,3ージクロロプロパノー
    ル含量を0.1%以下の量で含むサイジングペーパー用
    組成物。
  22. 【請求項22】 固形成分として前記樹脂の約4から約
    30%の量のサイズ安定化された、強化されたロジンの
    水性カチオン性分散液を含む、請求項21記載の組成
    物。
  23. 【請求項23】 前記サイズ剤がフマル酸により強化さ
    れた請求項22記載の組成物。
  24. 【請求項24】 前記樹脂がエピハロヒドリンと1,6
    ーヘキサンジアミンとの縮合生成物である請求項22記
    載の組成物。
  25. 【請求項25】 前記樹脂がエピハロヒドリンとビスヘ
    キサメチレントリアミンとの縮合生成物である請求項2
    2記載の組成物。
  26. 【請求項26】 前記樹脂がエピハロヒドリンと2ーメ
    チルー1,5ペンタンジアミンとの縮合生成物である請
    求項22記載の組成物。
  27. 【請求項27】 固形成分として前記樹脂の約15から
    約200%のアルキルケテンダイマーの水性カチオン性
    分散液を含む請求項21記載の組成物。
  28. 【請求項28】 前記樹脂がエピハロヒドリンと1,6
    ーヘキサンジアミンとの縮合生成物である請求項27記
    載の組成物。
  29. 【請求項29】 前記樹脂がエピハロヒドリンとビスヘ
    キサメチレントリアミンとの縮合生成物である請求項2
    7記載の組成物。
  30. 【請求項30】 前記樹脂がエピハロヒドリンと2ーメ
    チルー1,5ペンタンジアミンとの縮合生成物である請
    求項27記載の組成物。
  31. 【請求項31】 約150分以下の時間でエピハロヒド
    リンの溶液にポリアルキレンポリアミンの少なくとも約
    90重量%が加えられる請求項1記載の方法。
  32. 【請求項32】 約120分以下の時間でエピハロヒド
    リンの溶液にポリアルキレンポリアミンの少なくとも約
    90重量%が加えられる請求項5記載の方法。
  33. 【請求項33】 約100分以下の時間でエピハロヒド
    リンの溶液にポリアルキレンポリアミンの少なくとも約
    90重量%が加えられる請求項9記載の方法。
  34. 【請求項34】 ポリアルキレンポリアミンの最初の9
    0%の添加の間、温度が約60℃を越えない、請求項1
    記載の方法。
  35. 【請求項35】 請求項31記載の方法により得られる
    製造物。
  36. 【請求項36】 請求項32記載の方法により得られる
    樹脂。
  37. 【請求項37】 請求項34記載の方法により得られる
    製造物。
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