JPH0596610U - 自動変速機のハウジング構造 - Google Patents

自動変速機のハウジング構造

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JPH0596610U
JPH0596610U JP7904291U JP7904291U JPH0596610U JP H0596610 U JPH0596610 U JP H0596610U JP 7904291 U JP7904291 U JP 7904291U JP 7904291 U JP7904291 U JP 7904291U JP H0596610 U JPH0596610 U JP H0596610U
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JP
Japan
Prior art keywords
oil pump
automatic transmission
oil
fluid coupling
transmission
Prior art date
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Pending
Application number
JP7904291U
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English (en)
Inventor
勉 渡辺
浩司 松本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Motors Corp
Mitsubishi Automotive Engineering Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
Mitsubishi Automotive Engineering Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 部品点数を減らして装置自体の構造を簡素化
し、コストダウンを図ると共に自動変速機の小型化を図
る。 【構成】 自動変速機の流体継手(トルクコンバータ1
6)とこの流体継手により駆動されるオイルポンプ31
との間を遮断する遮断壁36を、流体継手を覆うハウジ
ング35に形成すると共に、遮断壁36の先端部とオイ
ルポンプ31を駆動する連結部材(ポンプドライブハブ
50)との間にシール部材29を設けることで、オイル
ポンプ31から漏れたオイルが流体継手側に流出しない
ようにする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は自動変速機のハウジング構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動変速機は各種の変速用摩擦要素(クラッチやブレーキ)へ油圧の供給や排 出を選択的に行うことにより、自動的に変速させるものであるが、この油圧を発 生させるためにオイルポンプが不可欠である。また、自動変速機内の潤滑もこの オイルポンプによりくみあげられた油によって行われる。そして、このオイルポ ンプはエンジンからの動力を受ける流体継手により駆動されるため、通常、この 流体継手と自動変速機を構成する歯車変速機構との間に設けられている。
【0003】 図3に従来の自動変速機の断面、図4に従来の自動変速機の部分断面、図5に 従来のオイルポンプの平面を示す。
【0004】 図3に示すように、トランスミッション11はインプットシャフト12を有し 、トランスミッションケース13内に収納されている。トランスミッション11 及びインプットシャフト12の一端(図3において右端)にはオイルポンプ14 が装着され、更に、コンバータハウジング15に収納されたトルクコンバータ1 6が装着されている。また、トランスミッション11及びインプットシャフト1 2の他端(図3において左端)には各速ギア17が複数取付けられ、トランスミ ッションケース13に支持されたトランスファシャフト18と駆動連結されてい る。なお、19はリヤカバーである。
【0005】 而して、図示しないエンジンの駆動力はトルクコンバータ16、トランスミッ ション11、各速ギア17を介してトランスファシャフト18に伝達される。
【0006】 図4及び図5に示すように、オイルポンプ14において、リアクションシャフ トサポート20にはオイルポンプハウジング21がボルト22によって取付けら ており、内部にインプットシャフト12からの回転力を伝達するドライブギア2 3が装着されている。このオイルポンプ14はトランスミッションケース13に ガスケット24を介し、ボルト25によって取付けられ、このボルト25とオイ ルポンプハウジング22との間にはシールワッシャ26が取付けられている。ま た、コンバータハウジング15はボルト27によってトランスミッションケース 13に取付けられ、このコンバータハウジング15の内周面にはOリング28が 配設されたオイルポンプハウジング22の外周面が嵌合している。なお、オイル ポンプハウジング22の内周面にもシールリング29が装着されている。
【0007】 而して、図示しないクランクシャフトからの動力はトルクコンバータ16を介 してドライブギア23に伝達される。すると、オイルポンプ14は図示しない吸 入ポートからオイルを吸入し、且つ、吐出ポートから吐出してトランスミッショ ン11等にこのオイルを供給する。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
上述したように従来の自動変速機にあっては、オイルポンプ14からトルクコ ンバータ16側へのオイルの流出を防止するためにシールワッシャ26及びOリ ング28、シールリング29を装着している。そのため、部品点数が増加して装 置自体がコストアップしてしまうばかりでなく、組付作業が面倒であるという問 題点があった。
【0009】 また、トランスミッション11自体は大型で、且つ、重量物であり、小型化が 望まれている。トランスミッション11を小型化する方法としてインプットシャ フト12とトランスファシャフト18との距離を短くすることが考えられている 。ところが、前述したように、オイルポンプ14はその大きさによって潤滑オイ ルの圧送量が設定されており、オイルポンプ14自体を小さくすることは困難で ある。更に、オイルポンプ14の外周面にはオイルの流出を防止するためにOリ ング28が装着されており、トランスミッションケース13及びコンバータハウ ジング15への取付部30(外形)を異形にすることはOリング28の精度を低 下させるものである。従って、現状では、インプットシャフト12とトランスフ ァシャフト18との距離を短くしてトランスミッション11を小型化することは 難しい。
【0010】 本考案のこのような問題点を解決するものであって、構造の簡素化及びコスト ダウンを図った自動変速機のハウジング構造を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するための本考案の自動変速機のハウジング構造は、エンジ ンの動力が入力される流体継手と、連結部材を介して該流体継手の入力要素によ り駆動されるオイルポンプとを有する自動変速機において、前記流体継手を覆う ハウジングに該流体継手と前記オイルポンプとの間を遮断する遮断壁を形成する と共に、該遮断壁先端と前記連結部材との間にシール部材を設けたことを特徴と するものである。
【0012】
【作用】
流体継手を覆うハウジングにオイルポンプと流体継手との間を遮断する遮断壁 を形成すると共にこの遮断壁の先端にシール部材を設けたことで簡単にオイルの 外部流出を防止でき、従来から使用していたシールワッシャやOリングを廃止し てコストダウンが図れる。
【0013】
【実施例】
以下、図面に基づいて本考案の実施例を詳細に説明する。
【0014】 図1に本考案の一実施例に係る自動変速機の部分断面、図2にオイルポンプの 平面を示す。なお、従来と同様の機能を有する部材には同一の記号を付して重複 する説明は省略する。
【0015】 本実施例において、流体継手であるトルクコンバータ16を覆うコンバータハ ウジング35にはオイルポンプ31とトルクコンバータ16との間を遮断する遮 断壁36が設けられている。即ち、図1に示すように、オイルポンプ31はリア クションシャフトサポート32とオイルポンプハウジング33がボルト22によ って連結され、その内部にトルクコンバータ16の入力要素であるポンプ16a に連結されたポンプドライブハブ50により回転力が伝達されるドライブギア3 4が装着されて構成されている。このオイルポンプ31はトランスミッションケ ース13にガスケット24を介し、ボルト25によって取付けられている。コン バータハウジング35はボルト27によってトランスミッションケース13に取 付けられ、このコンバータハウジング35にはオイルポンプ31とトルクコンバ ータ16とを遮断する遮断壁36が一体に形成されている。そして、その遮断壁 36のポンプドライブハブ50側端部にはシールリング29が装着されている。
【0016】 このオイルポンプ31はコンバータハウジング35の遮断壁36及びシールリ ング29によってトルクコンバータ16側へのオイルの流出を防止しているため 、従来装着していたOリングを廃止できる。従って、図2に示すように、オイル ポンプ31の外周取付部37を従来のような円形状でなく、切除部38を有する 非円形状に形成することができ、インプットシャフト12とトランスファシャフ ト18との距離を短くすることができるので、トランスミッションを小型化する ことができる。
【0017】 而して、クランクシャフトの動力はトルクコンバータ16を介してドライブギ ア34に伝達されると、オイルポンプ31は図示しない吸入ポートからオイルを 吸入し、吐出ポートからこれを吐出してトランスミッション等に圧油を供給する 。
【0018】 このとき、オイルポンプ31からオイルが漏れた場合でも、このオイルポンプ 31とトルクコンバータ16との間には遮断壁36及びシールリング29が設け られているので、オイルがトルクコンバータ16側に流出することはなく、円滑 な作動が確保される。また、遮断壁36を設けたことで、従来のように、オイル ポンプハウジング21の外周に設けていたOリングが不要となり、オイルポンプ 31を円形状に形成する必要がなくなって設計に自由度が増した。
【0019】
【考案の効果】
以上、実施例を挙げて詳細に説明したように本考案の自動変速機のハウジング 構造によれば、オイルを変速機の所要部分に圧送するオイルポンプと流体継手と の間にオイルの遮断壁を設けたので、オイルの流出防止部材としてOリングやシ ールワッシャなどが不要となり、部品点数を減らして装置自体の構造を簡素化し てコストダウンを図ることができる。また、Oリングを廃止したことでオイルポ ンプを円形状に形成する必要がなくなって設計に自由度が増し、トランスミッシ ョンを小型化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る自動変速機のハウジン
グ構造を表す自動変速機の部分断面図である。
【図2】オイルポンプの平面図である。
【図3】従来の自動変速機の断面図である。
【図4】従来の自動変速機の部分断面図である。
【図5】従来のオイルポンプの平面図である。
【符号の説明】
12 インプットシャフト 13 トランスミッションケース 16 トルクコンバータ(流体継手) 18 トランスファシャフト 31 オイルポンプ 32 リアクションサポート 33 オイルポンプハウジング 34 ドライブギア 35 コンバータハウジング 36 遮断壁 50 ポンプドライブハブ(連結部材)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンの動力が入力される流体継手
    と、連結部材を介して該流体継手の入力要素により駆動
    されるオイルポンプとを有する自動変速機において、前
    記流体継手を覆うハウジングに該流体継手と前記オイル
    ポンプとの間を遮断する遮断壁を形成すると共に、該遮
    断壁先端と前記連結部材との間にシール部材を設けたこ
    とを特徴とする自動変速機のハウジング構造。
JP7904291U 1991-03-19 1991-09-30 自動変速機のハウジング構造 Pending JPH0596610U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7904291U JPH0596610U (ja) 1991-03-19 1991-09-30 自動変速機のハウジング構造

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3-55029 1991-03-19
JP3055029A JPH10135634A (ja) 1990-03-19 1991-03-19 多層配線基板及びその製造方法
JP7904291U JPH0596610U (ja) 1991-03-19 1991-09-30 自動変速機のハウジング構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0596610U true JPH0596610U (ja) 1993-12-27

Family

ID=26395859

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7904291U Pending JPH0596610U (ja) 1991-03-19 1991-09-30 自動変速機のハウジング構造

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JP (1) JPH0596610U (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63246559A (ja) * 1987-03-31 1988-10-13 Nissan Motor Co Ltd オ−トマチツクトランスアクスルのオイルポンプ
JPH02129444A (ja) * 1988-11-09 1990-05-17 Aisin Aw Co Ltd 自動変速機のスラスト軸受装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63246559A (ja) * 1987-03-31 1988-10-13 Nissan Motor Co Ltd オ−トマチツクトランスアクスルのオイルポンプ
JPH02129444A (ja) * 1988-11-09 1990-05-17 Aisin Aw Co Ltd 自動変速機のスラスト軸受装置

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19980203