JPH0596056A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JPH0596056A
JPH0596056A JP3283766A JP28376691A JPH0596056A JP H0596056 A JPH0596056 A JP H0596056A JP 3283766 A JP3283766 A JP 3283766A JP 28376691 A JP28376691 A JP 28376691A JP H0596056 A JPH0596056 A JP H0596056A
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JP
Japan
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ball
discharge
frame
signal
opening
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Application number
JP3283766A
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English (en)
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Kichihei Niiyama
吉平 新山
Koji Ito
広司 伊東
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Sophia Co Ltd
Original Assignee
Sophia Co Ltd
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Publication date
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    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T90/00Enabling technologies or technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02T90/10Technologies relating to charging of electric vehicles
    • Y02T90/16Information or communication technologies improving the operation of electric vehicles

Abstract

(57)【要約】 【目的】 前面枠の上部に設置される枠表示装置を大型
にしてその表示部を大きくし得る遊技装置を提供できる
ようにする。 【構成】 前面枠の上枠材の前面部に設置される枠表示
装置の丈を前記前面枠の上端部と保持枠の上端部との間
の寸法より大きくした構成とした。 【効果】 枠表示装置とその表示部を拡大することが可
能となってその表示部にランプ等の表示手段をより多く
配設でき、遊技者に対する様々な情報をより多く表示で
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、保持枠が取り付けら
れた前面枠の上部に枠表示装置が設置された遊技機に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、矩形に形成された前面枠の窓の内
周縁に沿って矩形の保持枠が取り付けられ、前記前面枠
の上枠材の前面部に枠表示装置が取り付けられた遊技機
として、例えば、パチンコ遊技機が知られている。そし
て、その枠表示装置は前面枠の上枠材の前面部で前記保
持枠の上枠材に掛からないスペースに設置されるように
なってて、その丈が制限されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、現在のパチン
コ遊技機はその遊技内容が多様化し、遊技者に可視表示
すべき遊技情報が多くなってきた。そのため、枠表示装
置を利用して様々な情報を遊技者に提供できるような可
視表示が要望されている。この要望を満たすためには、
枠表示装置自体を大型化してその表示部を大型化させれ
ばよいが、前記保持枠上の前面枠の前面部部のスペース
が小さくて枠表示装置を大型化できないという問題点が
あった。この発明は、上記問題点を解決するためになさ
れたもので、前面枠の上部に設置される枠表示装置を大
型にしてその表示部を大きくし得る遊技装置を提供する
ことを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明に係る遊技機
は、上記目的を達成させるため、前面枠の上枠材の前面
部に設置される枠表示装置の丈を前記前面枠の上端部と
前記保持枠の上端部との間の寸法より大きくした構成と
した。
【0005】
【作用】枠表示装置の丈を前面枠の上端部と保持枠の上
端部との間の寸法より大きくしたことにより、枠表示装
置とその表示部を拡大することが可能となった。
【0006】
【実施例】図1はこの発明の実施例に係る遊技機の正面
図、図2はその前側斜視図、図3は前面枠の前面側部分
の分解斜視図、図4は遊技機の上端部の前面側斜視図、
図5は遊技機の下部の前面側斜視図である。この実施例
に係る遊技機1はパチンコ遊技機として例示するが、賭
け球を用いて行うスロットマシーンの如き遊技機等にも
適用し得る。この遊技機1は、基枠2に前面枠100が
ヒンジ21,21を介して片開き形式に開閉可能に取り
付けられている。
【0007】前記前面枠100は、図3に示すように上
下左右の枠部材100a〜100dによって矩形に形成
されている。そして、この前面枠100には遊技盤(図
示省略)設置用の開口部101が設けられ、同前面枠1
00の前面部には前記開口部101を囲む矩形の保持枠
110がその前面側からビス止めされている。この保持
枠110は上下左右の金属性の枠部材110a〜110
dによって矩形に形成されている。これら枠部材110
a〜110dの各部にはビス通し孔115が形成されて
いる。そして、この保持枠110の前面側上部には、該
保持枠110の開口窓111を開閉する片開き形式のガ
ラス収納枠120がヒンジ(図示省略)を介して取り付
けられている。そして、そのガラス収納枠120に、透
明なガラス板121が収納されている。
【0008】また、この保持枠110の前面側下部には
開閉パネル330(図3)と一体に球供給皿300が開
閉可能に取り付けられている。この球供給皿300に
は、該球供給皿300中の球をその下方の球受皿500
中に移すための球抜操作部310、球貸し用の残金表示
部381、球貸しの要求を行う球貸し操作手段としての
球貸スイッチ382、選択スイッチ383および返却ス
イッチ384等を有する球貸操作部380が設けられて
いる。
【0009】前面枠100の前面側下部には、球受皿5
00等を取り付ける受皿取付基盤400が、図5に示す
ように、その上端部を前記保持枠110の下枠部材11
0bの前面部に重合させた状態に取り付けられている。
その重合によって、前記保持枠110の下枠部材110
bを前記前面枠100に取り付けているビス(図示省
略)の頭が、その受皿取付基盤400の上端部の裏側に
隠れた状態となって、そのビスを外部から緩めにくくな
る。
【0010】一方、前面枠100の上枠部材100aの
前面側には、枠表示装置130が、図4に示すようにそ
の下端部を前記保持枠110の上枠部材110aの前面
部に重合させた状態に取り付けられている。その重合に
よって、枠表示装置130の縦方向の大きさを稼いでい
る。
【0011】受皿取付基盤400の前面側中央部には球
受皿500が取り付けられ、その右側には打球発射用ハ
ンドル装置600が取り付けられている。また、前面枠
100の右枠部材100dには、該前面枠100の、前
記基枠2に対する施錠および前記ガラス収納枠120
の、前記保持枠110に対する施錠を行う錠装置800
が設置されている。また、同右枠部材100dの前面部
には、前記錠装置800の周りを装飾する装飾部材81
0が、その一部を前記保持枠110の右枠部材110d
を前面枠に重合させた状態で設置されている。その重合
により、前記保持枠110の右枠部材110dを前面枠
100に取り付けているビス(図示省略)の頭が、その
装飾部材810の裏側に隠れた状態となって、そのビス
を外部から緩めにくくなる。
【0012】また、この遊技機1には、内部にカードリ
ーダ(図示省略)および球貸制御装置(図示省略)等を
備えた球貸装置10が設置されている。そして、その前
面側にはカード挿排出口11および有効表示ランプ12
が設けられている。
【0013】この遊技装置1および球貸装置10は、概
略このように構成されていて、例えば、次のようにして
遊技が行われる。先ず、プリペードカード(図示省略)
を用いて球を借りたいときには、球貸装置10のカード
挿排出口11にプリペードカードを差し込めば、それが
前記カードリーダに読み込まれる。そのプリペードカー
ドが有効であれば、有効表示ランプ12が点灯し、前記
球貸制御装置からの指令でそのプリペードカードの残金
が球貸操作部380の残金表示部381に表示される。
【0014】この状態で、球貸スイッチ382を押圧す
れば、その押圧回数に対応した金額の数の球が、前記球
貸制御装置の指令に基づき遊技機1の遊技媒体排出装置
(図示省略)により賞球排出口341を介して球供給皿
300の球貯留部311中に排出される。前記カード挿
排出口11中に差し込まれたプリペードカードが有効で
ないときには、有効ランプ12が点灯しないで、前記カ
ードリーダにより、そのままカード挿排出口11から戻
される。
【0015】遊技中に、球貸スイッチ382を誤操作し
たくないときは、選択スイッチ383を1回押しておけ
ば、誤って球貸スイッチ382を操作しても、球の貸出
は行われない。その選択スイッチ383をもう1回押せ
ば、球貸可能な状態に戻される。
【0016】上記のように、遊技用の球を供給皿300
の球貯留部311中に満たしてから、打球発射用ハンド
ル装置600を操作すると、その球貯留部311中の球
が遊技機1内の発射部(図には現れていない)に1つず
つ順に供給されながら、次々と前記ガラス板121に覆
われた遊技盤(図示省略)の遊技領域に発射されてゲー
ムが行われる。
【0017】その発射された球がその遊技領域の入賞部
(図示省略)に入賞したときには、賞球流出口341を
介して球貯留部311中に賞球が排出される。そして、
その球貯留部311中の賞球がオーバーフローすると、
そのオーバーフロー球は下側賞球流出口411を介して
球受皿500の球貯留部510中に受け入れられる。
【0018】供給皿300の球貯留部311中の球を球
受皿500の球貯留部511中に移したいとき(球抜き
したい時)は、供給皿300の球抜き操作部としての回
動操作部材622を回動操作することによって行う。一
方、球受皿500中の球を外箱(図示省略)中に移した
いときには、操作摘み502により、球受皿500の球
抜き孔512を開閉する開閉部材(後術)をスライドさ
せることによって、球抜き孔512から流出させる。
【0019】次に、図6以下の図に基づき、その構成各
部についてより詳しく説明する。図6には前記枠表示装
置130の前面側斜視図を示し、図7にはその分解斜視
図を示す。
【0020】この枠表示装置130は、左右の止着具1
34(左側の止着具134の図示は省略)を介して、前
面枠100の上枠部材100aの前面に取り付けられ
る。この枠表示装置130は、図4に示すようにその丈
Lが前面枠100の上端部と保持枠110の上端部との
間の寸法Hより大きくなっていて、その取付けた状態に
おいては、その下端側が前記保持枠110の上枠部材1
10bの前面部に重合した状態となる。
【0021】この枠表示装置130は、前面枠100に
取り付けられるランプケース131と、該ランプケース
131中に設置されるランプユニット132と、同ラン
プケース131の前側開口部131aに取り付けられる
表示カバー133とから構成されている。
【0022】より詳しく説明すると、前記ランプケース
131は前記ランプユニット132を収容して前記前面
枠100に取り付けられるもので、その丈L(縦方向の
寸法)を可及的に大きくとってある。そして、その中央
の内部には前面側に開口部131aを有する収納部13
1bが設けられている。そして、その収納部131b中
の左右両端寄りにはランプ設置部131c,131cが
設けられ、中央部には配線用開口部131dが設けられ
ている。一方、このランプケース131cの裏側左右両
端には、前面枠100の上枠部材100aの取付穴(図
示省略)中に嵌着される止着具134,134が取り付
けられている。それら止着具134,134には逆抜け
防止用ストッパ134a,134aが設けられている。
【0023】前記ランプユニット132は、1対の基板
132a,132aと、これら基板132a,132a
の両側に取り付けられたランプ132b,132b,…
と、前記基板132a,132a,…に電気を供給する
配線コード132cとから構成されている。そして、そ
の配線コード132cの電源側接続端部にはコネクタ1
32dが取り付けられている。
【0024】前記表示カバー133は半透光性の樹脂等
から後部が開口した形状に作られ、表示部を構成してい
る。この表示カバー133の縦方向の寸法Kも可及的に
大きくしてある。そして、その内部の左右両端寄りに
は、前記ランプ基枠131bの収納部131b中の左右
両端寄りに設けられた取付管131e,131e中に嵌
挿される取付支柱133a,133aが設けられてい
る。
【0025】上記のように構成されたランプケース13
1、ランプユニット132および表示カバー133が次
のように組み立てられて前記枠表示装置130が構成さ
れている。即ち、ランプユニット132の基板132
a,132aをランプ基枠131の収納部131b中の
ランプ設置部131c,131c中に無理嵌めさせ、配
線コード132cのコネクター132d側を開口部13
1dを介してランプ基枠131の裏側に引き出した状態
にさせる。
【0026】そして、その後、表示カバー133の取付
支柱133a,133aを収納部131b中の取付管1
31e,131e中に嵌挿させ、ランプ基枠131の裏
側からビス等で固定する。このようにして組み立てられ
た枠表示装置130は、前面枠100の上部枠に設けら
れた開口部(図示省略)を介して配線コード132cを
前面枠100の裏側に引き出してから、止着具134,
134を前面枠100の取付穴(図示省略)中に嵌着さ
せて取り付けられる。
【0027】この取り付けられた状態においては、枠表
示装置130の下端部が保持枠110の上枠部材110
aの前面部にオーバーラップして、保持枠110の上枠
部材110aを前面枠100に取り付けているビス(図
示省略)の頭がその枠表示装置130の下端部の裏側に
隠れた状態となる。
【0028】次に、前記球供給皿500について説明す
る。図8は球供給皿の前側斜視図、図9は球貸操作部か
ら覆い部材を取り外した状態を示す球供給皿の前側斜視
図、図10は図8のA−A線断面図、図11は図8のB
−B線断面図である。また、図12は球供給皿の分解斜
視図、図13は供給皿本体の分解斜視図、図14は供給
皿球抜操作手段の分解斜視図、図15は開閉パネル、球
送りユニットおよび排出球誘導部材等の斜視図である。
【0029】この球供給皿300は、図8〜図12に示
すように、遊技に供する球を供給する供給皿本体310
と、該供給皿本体310を収納して外カバーを構成する
とともに開閉パネル330の前面部を覆う覆い枠320
等とから構成され、前記供給皿本体310が前記覆い枠
320中に収納された状態で開閉パネル330(図1
5)に取り付けられている。そして、その覆い枠320
によって、前記開閉パネル330の前面部が図10およ
び図11に示すように構成空間325を隔てた状態で覆
われている。
【0030】それら各構成部分について、より詳しく説
明すると、前記供給皿本体310は樹脂により一体成形
されていて、その上部には、図13に示すように、上側
と背側が開口した球貯留部311が設けられている。こ
の球貯留部311は図13中右側が高く左側が低くなる
ように緩傾斜している。そして、その下流側に、球を一
列に整列させて遊技機1内の発射部(図示省略)に1つ
ずつ順に供給させる整流部312が設けられている。
【0031】また、この供給皿本体310の裏側下部に
は、該供給皿本体310を前記開閉パネル330に取り
付けるための取付支柱313,313,…が設けられる
とともに、後述の球送りユニット680を取り付けるた
めの取付支柱314が設けられている。また、この供給
皿本体310の、前記整流部312の下流側下方には、
後述の球抜き部材362の球抜き底板362aをスライ
ド操作可能に通すスリット状開口部315aを有する前
面開口の球抜き部材収納室315が設けられている。そ
して、前記整流部312には、図11に示すように、断
面コ字状の保護カバー361が外嵌されている。この保
護カバー361は樹脂でできた整流部312の摩耗の防
止や球の流れを良くさせるために取り付けられるもの
で、例えば、ステンレス板等により作られている。
【0032】一方、前記球抜き部材収容室315中に
は、球抜き部材362が、復帰用スプリング363によ
って図13中左方への移動復帰力を与えられた状態で、
左右方向にスライド可能に収容されている。この球抜き
部材362に突設された球抜き底板362aが、球抜き
部材収容室315のスリット状開口部315aを介し
て、受皿本体310の裏側に至っている。この球抜き部
材362は、後述の供給皿球抜き操作手段620によっ
て回動される作動レバー750の腕部先端の長孔752
が球抜き部材362の側部のピン362bに外嵌されて
いて、その供給皿球抜き操作手段620により、その移
動と復帰動作がなされるようになっている。前記作動レ
バー750は供給皿本体310前面側に取り付けられた
軸受部材760の支軸761に筒状軸受部751が回動
可能に外嵌指示されている。
【0033】また、同供給皿本体310の前側には位置
決め用取付支柱317,317,…が突設されている。
図示は省略するが、これら取付支柱317,317,…
の先端部には、後述する覆い枠320の供給皿包囲部3
21内に後向きに突設された位置決め用取付支柱(図示
省略)の先端部を嵌挿させて位置決めを行わせる位置決
め凹状穴が設けられている。また、この供給皿本体31
0の前記球貯留部311の後側開口部には、該開口部を
閉塞する覆い板340が配置される。
【0034】この覆い板340は、前記開閉パネル33
0の賞球流出口(後述)および球取入れ口(後述)の部
分を残して前記球貯留部311の後側開口部を閉塞させ
て球貯留部311中の球を前記整流部312の下流側へ
案内するもので、樹脂により作られている。
【0035】この覆い板340の前記開閉パネル330
の賞球流出口(後述)と対応する位置には賞球流出口3
41が設けられている。また、この案内板340の、前
記供給皿本体310の整流部312と対応する位置には
保護部材取付部342,342が形成され、これら保護
部材取付部材342,342に断面コ字状の保護カバー
343,343が外嵌されている。これら保護カバー3
43,343は球による覆い板340の摩耗の防止や球
の流通を良くさせるもので、ステンレス板等により作ら
れている。
【0036】このように構成された覆い板340が球貯
留部311の後側開口部に配置されることによって、そ
の開口部を介して金属製の開閉パネル330が見えなく
なるので、その覆い板340にデザインや着色を施して
おけば、球供給皿300の周囲がより美しくなる。
【0037】前記覆い枠320は、その裏側から前記受
皿本体310を収容した状態に、前記開閉板330に取
り付けられて、前記受皿本体310の前側および前記開
閉板330の前面部を覆うもので、樹脂により一体成形
されている。この覆い枠320は、前記供給皿本体31
0の前側を、裏側開口部322から内部に収納させて外
部カバーを構成する供給皿本体包囲部321と前記開閉
パネル330にその前面部を覆った状態で取り付けられ
る開閉パネル覆い部323とを具ている。
【0038】前記供給皿本体包囲部321は前方に膨出
した状態に成形されている。この供給皿本体包囲部32
1はその中に前記供給皿本体310を収納した状態でそ
の内側に構成空間325(図10、図11)が編成され
ることが望ましい。そして、その前記供給皿本体310
の球貯留部311の上側開口部と対応する部分にはその
上側開口部を露出させる開口部321aが形成されてい
る。また、この供給皿包囲部321の図12中左側寄り
には球抜き操作手段設置用開口部321bおよび球貸し
操作部装置設置用開口部321cが設けられている。
【0039】そして、その一方の開口部321bには供
給皿球抜操作手段620が設置され、もう一方の開口部
321cには球貸し操作装置630が設置されている。
前記球貸操作装置630の前面には、球貸し用の残金表
示部381、球貸スイッチ382、選択スイッチ383
および返却スイッチ384等が設置された球貸操作部3
80が設けられている。この球貸操作部380には、透
明な覆い部材385が取り付けられる。そして、その取
付けは、その覆い部材385の裏側左右のフック385
a,385aを球貸操作部380の左右の係止穴382
a,382aに嵌入させて引掛させることによって行わ
れる。
【0040】前記供給皿球抜操作手段620は、図14
に示すように、前記供給皿本体包囲部321の開口部3
21b裏側の取付支柱(図示省略)に取り付けられる基
枠621と、該基枠621内の左右の軸受部621a,
621aの間に支軸623を介して回動操作可能に設置
された回動操作部材622と、一端が前記基枠621側
部の円弧状孔621bを介して前記基枠621内の回動
操作部材622の側部の偏心穴622a中に装着された
クランク状の球抜き操作伝達部材624とから構成され
ている。そして、前記回動操作部材622には回動操作
部622bが突設され、前記球抜き操作伝達部材624
の他端部にはローラ625が取り付けられている。
【0041】この供給皿球抜き操作手段620は、上記
にように構成されていて、その回動操作部材622の回
動操作に伴い、前記球抜き操作伝達部材622のローラ
625が前記供給皿本体310の前側に設置された作動
レバー750の筒状軸受部751に当たって、該作動レ
バー750を介して球抜き部材362を移動させるよう
になっている。
【0042】一方、前記開閉パネル覆い部323は、そ
の裏側に前記開閉パネル330を受け入れる開口部32
2を有し、前方に膨出した凹状形に作られていて、その
裏側周囲には前記開閉パネル330への取付支柱323
a等が設けられている。
【0043】この開閉パネル覆い部323の、図12中
右側下部には、ストップボタン通し孔323bおよびス
トップボタン装置用取付支柱323c,323cが設け
られている。そして、それら取付支柱323c,323
cにストップボタン装置670が取り付けられるように
なっている。そして、このストップボタン装置670の
ストップボタン671が前記ストップボタン通し孔32
3bを介して開閉パネル覆い部323の前面側に押圧操
作可能に突出する(図1)ようになっている。このスト
ップボタン671の操作で遊技装置1の可変表示ゲーム
の表示の変化が停止されるようになっている。
【0044】前記開閉パネル330は、前記保持枠11
0の前面側下部に片開き形式に開閉可能に取り付けられ
て、その前面側に前記球供給皿500が取り付けられる
一方、その裏側に球送りユニット680が取り付けられ
るものである。この開閉パネル330の左端部(基端
部)には筒状軸受部331a、およびスプリング331
cにより筒状軸受部331b中を下方に出没可能に付勢
された支軸331dが取り付けられている。一方、この
開閉パネル330の自由端部の裏側には該開閉パネル3
30を閉めた状態に前記保持枠110の右枠部材110
d(図3)に係止させ得るフック部材332が取り付け
られている。
【0045】また、この開閉パネル330の図15中右
側上部には賞球流出口333が設けられ、その斜め右下
には前記ストップボタン装置670の設置用開口部33
4が形成されている。一方、この開閉パネル330の同
図中左側には、前記球供給皿300の整流部312から
の遊技球を前記球送りユニット680中に流入させる球
流入口335と、前記球抜き部材362の球抜き底板3
62aを通すスリット状の開口部336が形成されてい
る。また、この開閉パネル330の適宜位置に、前記供
給皿本体310、案内板340、覆い枠320および球
送りユニット680を取り付けるための取付け孔331
d,331d,…が形成されている。
【0046】前記球送りユニット680は前記開閉パネ
ル330の球流入口335を介して送られてくる球を内
部で1つずつ分離してその流出口681から遊技盤(図
示省略)の下方の発射部(図示省略)に送るもので、前
記開閉パネル330裏側の図15中左端に取り付けられ
ている。この球送りユニット680には前記開閉パネル
330の開口部336と対応させてスリット状開口部6
82が設けられている。このスリット状開口部682中
に前記球抜き部材362の球抜き底板362aの先端部
が挿通されている。そして、前記復帰用スプリング36
3の弾発力で前記球抜き部材362が図13中左方に移
動復帰した状態にあるときには、その球抜き底板362
aが図15に示す球送りユニット680のスリット状開
口部682中の左方位置にあって、前記開閉パネル33
0の球流入口335を介して球送りユニット680中に
入った球はその中で1つずつ分離されてその流出口68
1を介して前記発射部(図示省略)に送られる。が、前
記供給皿球抜き操作手段620の操作により、前記復帰
用スプリング363の弾発力に抗して前記球抜き部材3
62が図13中右方に移動されたときには、その球抜き
底板362aが図15に示す球送りユニット680のス
リット開口部362中の右方位置に移動して、前記開閉
パネル330の球流入口335を介して球送りユニット
680中に入った球が遊技機1の下部に設けられた返却
通路(図示省略)を介して球受皿500中に戻されるよ
うになっている。
【0047】前記排出球誘導部材690は、遊技機1の
賞球排出装置(図示省略)によって排出される賞球を前
記開閉パネル330の賞球流出口333および案内板3
40の賞球流出口341を介して球供給皿300の球貯
留部311中に流出案内するもので、その内部は前後開
口の球通路691となっている。この排出球誘導部材6
90が前記開閉パネル330の賞球排出口333の裏側
に取り付けられている。そして、前記球通路691中の
裏側から見て右端に、球通路691の幅を規制する通路
幅規制部材695が設置されている。
【0048】この開閉パネル330の前面側に、前記供
給皿本体310、案内板340および覆い枠320等が
次のようにして取り付けられている。供給皿本体310
の前側を、覆い枠320の裏側開口部322を介して供
給皿包囲部321中に収納させてそれら相互を螺子(図
示省略)で一体化させる。
【0049】次に、供給皿本体310の球貯留部311
の裏側開口部に案内板340を螺子(図示省略)で取り
付ける。その後、開閉パネル330の前面側を前記覆い
枠320の開閉パネル覆い部323中に嵌入させて、該
開閉パネル330を螺子(図示省略)で供給皿本体31
0、案内板340および覆い枠320に取り付けて相互
に一体化させる。
【0050】そして、その後、その開閉パネル330の
裏側左端に前記球送りユニット680を螺子(図示省
略)で取り付け、同開閉パネル330裏側右端の賞球排
出口333と開口部334にそれぞれ排出球誘導部材6
90およびストップボタン装置670を取り付ける。そ
の後、その開閉パネル330の、表側から見て左端を、
前記保持枠110の左枠材の下部に回動自在に支持させ
る。
【0051】しかる後、その開閉パネル330の自由端
(表側から見て右端)側を押して閉めれば、その自由端
裏側のフック部材332が保持枠110の右枠部材11
0dの下部内側に設けられた係合部(図示省略)に係合
して自然には開かないように係止される。
【0052】次に、前記球受皿500とその取付基盤4
00等について説明する。図16は取付基盤400に球
受皿500および打球発射用ハンドル装置600等が取
り付けられた状態を示す前面側斜視図、図17は図16
のC−C線断面図、図18は図16のD−D線断面図、
図19は図16のE−E線断面図である。また、図20
はハンドル装置600等が取り付けられた取付基盤40
0の背面側斜視図、図21は取付基盤400から球受皿
500および打球発射用ハンドル装置600等を取り外
した状態を示す前側分解斜視図、図22は球受皿の前側
分解斜視図、図23は外装枠520の背面側分解斜視図
である。
【0053】球受皿500、打球発射用ハンドル装置6
00および灰皿710は、図16に示すように取付基盤
400の前面側に取り付けられ、該取付基盤400を介
して図1および図2に示すように前面枠100の前面側
下部に取り付けられている。その構成部分についてより
詳しく説明すると、取付基盤400は、樹脂により、手
前側に膨出してその周囲に後向きの上下左右の補強枠4
01〜404が一体に設けられた形状に作られている。
そして、その上側の補強枠401の後端側には逃げ用切
欠き部405が形成されている。
【0054】この取付基盤400の前面側中央部には補
助貯留部410が後退して窪んだ状態に設けられ、該補
助貯留部410中に下側賞球流出口411が貫通した状
態に設けられている。そして、下側賞球流出口411の
裏側には、図20に示すように排出案内樋412が設け
られている。また、この取付基盤400の補助貯留部4
10の下半側周囲には、球受皿500の後端部(背面
側)を嵌合させる受皿取付用嵌合凹部408が設けられ
ている。また、この取付基盤400の前面部左側には、
図21に示すように、灰皿設置部420およびその支持
部材設置部430が設けられ、前記灰皿設置部420の
上部には前記灰皿710を定常状態に係止させる係止段
部421が設けられている。また、これら灰皿設置部4
20および支持部材設置部430の上側にはシール取付
部460が設けられている。
【0055】同取付基盤400の前面部右側下部には打
球発射用ハンドル装置設置部440が設けられ、その設
置部440中には配線コード用開口部441が設けられ
ている。また、同取付基盤400の前面側の前記補助貯
留部410の左右両側には、球受皿用取付支柱451〜
456が前方に突出した状態で設けられている。これら
取付支柱451〜455はその背面側が開口した円筒形
状に作られ、その背面側開口部から取付ボルト(図示省
略)を挿入し得るようになっている。
【0056】一方、前記取付基盤400の裏側には、図
20に示したように、第2の取付部として例示する前面
枠100への取付用ボルト406,406,…が植設さ
れている。これら取付ボルト406,406,…の基部
には前面枠100の貫通孔(後述)中に嵌捜されて位置
決めを行う先細円柱状の位置決め部406a,406a
…が設けられている。
【0057】前記球受皿500は、図22に示すよう
に、球を貯留する樹脂製の球受皿本体511と、該球受
皿本体510を包囲する樹脂製の外装枠520とから構
成されている。より詳しく説明すると、前記球受皿本体
510は、球貯留部511を具え、その底部に球抜き孔
512が設けられている。そして、その球貯留部511
の上端縁の外面側に沿って位置決め用突条513が形成
されている。また、球受皿本体510の左側には円筒状
の取付支柱514が前方に突出した状態に設けられ、そ
の先端部には外装枠520内の対応する位置に設けられ
た取付支柱525aの先端を嵌入させて位置決めを行う
嵌合部514aが形成されている。この取付支柱514
の後側内部は前記取付基盤400の取付支柱454を嵌
捜させて位置決めを行う嵌合穴514b(図22)とな
っている。
【0058】一方、受皿本体510の右側には外装枠5
20内の対応する位置に設けられた取付支柱525b,
525cの先端を嵌入させて位置決め行う嵌合部51
5,516が設けられている。その他、この受皿本体5
10の前面側周囲には外装枠520への各種取付部(図
示省略)が設けられている。また、この受皿本体510
の裏側周囲には、前記取付基盤400の取付支柱452
および456を嵌挿させて位置決めを行なわせる位置決
め筒517および位置決め用開口部(図示省略)が形成
される他、取付用の各種取付支柱(図示省略)等が設け
られている。
【0059】他方、前記外装枠520は前記受皿本体5
10をその前側から包囲した状態に取り付けられる外装
カバーで、その上壁板部に前記受皿本体510の貯留部
511上端の外周縁に接する湾状切り欠き部521が形
成されている。該湾状切り欠き部521直下の内部に
は、前記受皿本体510の位置決め用突条513を嵌入
させる凹状溝(図示省略)が形成されている。この外装
枠520の下壁板部には前記受皿本体510の球抜き孔
512と対応する球抜き孔526が形成され、その下壁
板部上にそれら球抜き孔512,526を開閉する開閉
装置530が設置されている。
【0060】この開閉装置530は前記外装枠520の
下壁板部上に設置される収納部材540と該収納部材5
40中に開閉操作自在に収納された開閉部材550とを
備えている。より詳しく説明すると、前記収納部材54
0は前記開閉部材550を開閉操作可能に収容するもの
で、その前記球抜き孔512,526と対応する位置に
開口部541が形成されている。一方、前記開閉部材5
50は前記収納部材540中にスライド操作可能に収納
されて前記球抜き孔512,526および開口部541
を開閉するもので、付勢用スプリング545により常時
は前記球抜き孔512,526および開口部541を閉
じる方向に移動復帰されている。この開閉部材540の
一側部には、前記外装枠520の前壁板部のスリット孔
522を介してその前方に至る突片551が設けられ、
その前方に突出した突片551の先端部に球抜き操作部
としての操作摘み502が取り付けられている。
【0061】また、この外装枠520の右側には、前記
取付基盤400の打球発射用ハンドル装置設置部440
の周りを覆う補助カバー522が設けられ、該補助カバ
ー522の先端側に前記打球発射用ハンドル装置600
の後側取付部620(後述)を通す開口部523が形成
されている。
【0062】前記打球発射用ハンドル装置600は打球
発射の操作を行う操作部610とその後方の取付部62
0を具えていて、該打球発射用ハンドル装置600の配
線コード630が前記取付部620内を介して後方に導
き出されている。そして、それら配線コード630の先
端部にコネクター631が取り付けられている。
【0063】前記灰皿710の左右両側部には支軸71
1が突設されている。これら支軸771が支持部材72
0の軸穴721中および球受皿500の軸穴508中に
挿入支持されることによって、灰皿710が球受皿50
0の左方位置に回動可能に設置されるようになってい
る。
【0064】前記取付基盤400に、前記球受皿50
0、打球発射用ハンドル装置600、灰皿710および
支持部材620等が次のようにして取り付けられてい
る。
【0065】即ち、先ず、受皿本体510の前側を外装
枠520内に収納させる。その際、受皿本体510の取
付支柱514先端の嵌合部514a,嵌合部515,5
16を外装枠520内の取付支柱525a,525b,
525cの先端部にそれぞれ外嵌させて位置決めを行
う。そして、それら嵌合部514a,515,516の
裏側から取付ボルト(図示省略)を通してそれら取付支
柱525a,525b,525cのねじ孔中に螺着させ
て、受皿本体510と外装枠520を一体化させて球受
皿500を構成させる。次に、取付基盤400の取付支
柱454,452,456に球受皿500側の嵌合穴5
14b,嵌合筒517および位置決め用開口部(図示省
略)を外嵌させて位置決めさせながら、球受皿500の
後端部を取付基盤400前面の受皿嵌合用凹部408中
に嵌合させる。そして、取付基盤400の裏側から取付
支柱451〜456中に取付ボルト(図示省略)を挿入
し、これらボルトによって、取付基盤400に球受皿5
00を取り付けて一体化させる。この状態で、受皿本体
510の外装壁面と外装枠520の内壁面とで、図17
に示すように補強用の構成空間580が画成される。前
記受皿嵌合凹部408中への球受皿500後端部の嵌合
により、取付基盤400への球受皿500の取付けが強
固で、かつ、体裁のよいものとなる。
【0066】次に、打球発射用ハンドル装置600の取
付部620を、球受皿500の補助カバー512に形成
された開口部513に挿入させて取付基盤400前面の
設置部440内に嵌入させ、取付基盤400の裏側から
ボルト(図示省略)を通して取り付けられている。そし
て、その配線コード620はその設置部440内の開口
部441を介して取付基盤400の裏側に導かれてい
る。
【0067】その後、灰皿710の一方の支軸711を
球受皿500の側部の軸受穴508中に挿入させるとと
もに、他方の支軸711を支持部材720の軸受穴72
1中に挿入させた状態で、支持部材720を取付基盤4
00の支持部材設置部430にボルト(図示省略)で固
定する。灰皿710はこのように設置された状態におい
て、常時はその後側に形成された係合段部712がその
設置部420の係止段部421に係合して上向きの定常
状態に保持されている。が、手前側に倒す向きに回動さ
せると、回動して逆さまになるようになっている。
【0068】そして、その灰皿710の上側のシール設
置部460に遊技機1の機種名等が表示されたシール7
30を貼着させる。
【0069】このようにして、球受皿500、打球発射
用ハンドル装置600および灰皿710等が取り付けら
れた取付基盤400の背面側の取付ボルト406,40
6,…を図18及び図19に示すように前面枠100の
貫通孔105中に通してその裏側に至った先端部にナッ
ト106を螺合させる。このようにして、前面枠100
の前面側下部に取り付けられている。
【0070】そして、前記打球発射用ハンドル装置60
0の配線用コード630は前面枠100の開口部(図示
省略)を介して前記枠100の裏側に導かれて所定のコ
ネクター(図示省略)に接続されている。
【0071】図24には上記遊技機1の裏機構の構成例
が示されている。図24において、200は上記玉貸機
10からの信号に基づいて所定数の貸球を排出したり遊
技機1からの信号により賞球を排出する遊技媒体排出装
置、31は排出される前の球を貯留しておく貯留タン
ク、33は貯留タンク31内の球を一列に整列させて前
記遊技媒体排出装置200まで誘導する誘導路で、この
誘導路33は特に限定されないが、短時間に多量の球を
供給できるように2条に形成されており、その途中には
球の重なりを防止する球ならし35および球不足検出器
34が設けられている。
【0072】また、遊技媒体排出装置200の下方に
は、排出された球を遊技機前面の上記球供給皿300の
賞球流出口341へ誘導する排出樋37と供給皿300
からオーバフローした球を下方の下側賞球流出口411
を介して受け皿500へ誘導するオーバーフロー樋42
が連続して設けられているとともに、上記排出樋37の
途中から分岐された球抜き樋39が上記オーバーフロー
樋42と平行して配設され、この球抜き樋39と排出樋
37との分岐部には流路切換え弁38が設けられてい
る。
【0073】43は前記遊技盤の遊技遊技領域(図示省
略)に設けられた入賞口に流入した入賞球を一箇所に集
合させる集合樋、44は集合樋43の下端に設けられた
入賞球分離検出装置である。
【0074】図25には上記遊技媒体排出装置200の
一実施例を示す。この遊技媒体排出装置200は、貯留
タンク31に貯留された予備球を誘導する上記誘導樋3
3に連続するように構成された案内樋210を備えてい
る。この案内樋210は上記誘導樋33に対応して2条
に形成されており、各条の通路に対応して流下阻止手段
としてのストッパ245A,245B(図示せず)とそ
の駆動用排出ソレノイド241A ,241B(図示せ
ず)とからなる2組の排出手段240A,240Bが
設けられている。
【0075】以下では1組の排出手段240Aを中心に
説明する。上記案内樋1210は、その機能から3つの
部分からなり、上から順にそれぞれ減圧部211、縁切
り部212、排出部213とされている。上記減圧部2
11は、貯留タンク31から誘導樋33を介して送られ
てくる予備球の圧力を減らすもので、同図に示すよう
に、緩傾斜状態にUターンされた構造にされている。上
記縁切り部212は、その下の排出部213を通る球同
士に間隔を開けさせて、下方の排出手段240による球
の流出を止め易くするためのもので、前記減圧部211
に連続する垂直通路部分221と後述の排出部213に
通じる方向変換通路部分222とから構成されている。
【0076】そして、垂直通路部分221の下端部に
は、球詰まり防止突部223が前方に突出して設けられ
ている。この球詰まり防止突部223によって、垂直通
路部分221に縦に並んで停止した球のうちの最も下の
球の中心位置がその上方の球の中心位置より常に前方に
位置せしめられるようになる。それによって、上方の球
の流下移動圧が最も下の球を常に前方に押圧するように
作用し、球詰まりが防止される。
【0077】各案内樋210の排出部213の途中に
は、流下する球を検出する非接触型の排出球検出センサ
720A,230B(図示せず)がそれぞれ設置されて
いる。また、排出部213の途中、上記排出球検出セン
サ230A直後には上記排出手段240Aを構成するス
トッパ245Aが出没可能な切欠き203Aが設けられ
ている。
【0078】上記ストッパ245Aは、それぞれ支軸2
46によって回動自在に支持されているとともに、スト
ッパ245の一側部には、それぞれ連結ピン248が突
設され、これら連結ピン248と排出ソレノイド241
Aの作動ロッド242の下端部とが連結板247により
それぞれ連結されている。そして、駆動用排出ソレノイ
ド241Aが消磁(オフ)状態にあるときには、作動ロ
ッド242が下降してストッパ245Aの先端部が切欠
き部203Aより案内樋210の排出部213中にそれ
ぞれ入り込んで、排出部213中の遊技球を流下を阻止
するようになっている。
【0079】一方、駆動用排出ソレノイド741Aが励
磁(オン)されると、作動ロッド242が上昇してスト
ッパ245Aが上昇する方向に回動されて排出部213
の切欠き203A中から脱して、排出部213中の球の
流下阻止状態を解除させ、案内樋210内の予備球を下
方の排出樋37へ排出させるようになっている。
【0080】このように上記実施例の遊技媒体排出装置
200は、排出センサ230A,230Bでそれぞれ流
下する球を一個ずつ検出しながら所定数に達した時点で
ストッパ245A,245Bを作動させて排出を停止さ
せることができるため、上述したごとく排出球数の異な
る賞品球と貸球とを同一の球排出装置によって排出させ
ることが可能となる。
【0081】なお、図25において、250は遊技機1
の前面枠100に設けられた操作孔(図示省略)から球
抜き棒が差し込まれたことを検出する球抜きセンサ25
0である。球抜きセンサ250がオンされると、上記排
出ソレノイド241A,241Bが連続して励磁されて
案内樋210内の予備球を排出させるとともに、排出樋
37内の切換え弁245Aの駆動手段(ソレノイド)を
作動させ、排出された球を球抜き樋39を通して機外へ
排出させるようになっている。
【0082】図26には、本発明に係る遊技機1の球貸
スイッチ382の操作または遊技球の入賞に基づく遊技
球の排出動作を制御する遊技球排出制御系の一実施例が
ブロック図として示されている。この遊技球排出制御系
は、球貸スイッチ382が操作された場合に行われる球
貸の排出動作を制御する球貸動作制御部と、前記遊技領
域103に設けられた始動入賞口を始めとする入賞口あ
るいは変動入賞装置の大入賞口に遊技球が入賞した場合
に行われる賞球の排出動作を制御する賞球排出動作制御
部と、賞球排出動作制御部の遊技球排出の要求と球貸動
作制御部の遊技球排出の要求に対して、排出順位を制御
する排出順位制御部と、該排出順位制御部が出力する信
号に基づいて、遊技球の排出動作を制御する排出動作制
御部とに分けることができる。
【0083】ここで前記球貸動作制御部はプリペイドカ
ード210Aに書き込まれたデータを読み取るととも
に、該プリペイドカード210Aにデータを書き込むカ
ードリーダ210と、前記開閉パネル584の開放状態
を検出する開閉パネルパネル開放検出器157、前記選
択操作スイッチ124、前記前面枠100の開放状態を
検出する前面枠開放検出器108、前記ガラス収納枠1
20の開放状態を検出するガラス収納枠開放検出器10
6がそれぞれ出力する信号に基づいて前記遊技媒体排出
装置200を能動化させる状態にあることを検出する遊
技媒体貸出手段能動化手段としての遊技媒体排出装置能
動化検出手段584と、前記開閉パネル開放検出器57
1、前記選択操作スイッチ124、前記前面枠開放検出
器108、前記ガラス収納枠開放検出器106がそれぞ
れ出力する信号に基づいて前記遊技媒体排出装置200
を不能動化させる状態にあることを検出する遊技媒体貸
出手段不能動化手段としての遊技媒体排出装置不能動化
検出手段583と、前記球貸スイッチ382が出力する
信号を入力したときに、前記遊技媒体排出装置能動化検
出手段584、前記遊技媒体排出装置不能動化検出手段
583、或は前記賞球排出動作制御部を構成する特別遊
技状態検出信号遅延手段554がそれぞれ出力する信号
に基づいて、球貸を行う状態にあるかどうかを検出する
とともに、球貸しを行う状態にあることを検出したとき
には前記カードリーダ582が出力する信号に基づいて
球貸を要求する信号を生成して後述する優先排出制御手
段550にその球貸要求信号を出力し、さらに後述する
遊技媒体排出装置駆動制御手段573からの信号と前記
優先排出制御手段550からの信号に基づいて、排出さ
れた遊技球を計数してその結果に従い球貸による遊技球
の排出動作が終了したことを示す貸球排出終了信号を生
成するとともに、該信号を前記優先排出制御手段550
と後述する遊技媒体排出制御手段560にそれぞれ出力
する球貸制御手段580とから構成されている。
【0084】なお、前記カードリーダ582にはカード
返却スイッチ582Bが接続されていている。前記球貸
制御手段580が前記優先排出制御手段550に前記球
貸要求排出信号を出力するのは、該球貸要求排出信号に
基づいて前記優先排出制御手段550が排出順序を制御
できるようにするためである。
【0085】また前記賞球排出動作制御部は入賞口に遊
技球が入賞したことを検出する入賞球検出手段551
と、該入賞球検出手段551が出力する信号に基づき前
記優先排出制御手段550にその入賞による賞球の排出
を要求することを示す賞球排出要求信号を出力するとと
にも、前記優先排出制御手段550からの信号と前記遊
技媒体排出装置駆動制御手段573からの信号とに基づ
き排出された遊技球を計数してその結果に基づき前記優
先排出制御手段550と前記遊技媒体排出制御手段56
0にそれぞれ賞球による排出が終了したことを示す賞球
排出終了信号を出力する賞球排出制御手段553と、パ
チンコ遊技が特別遊技状態にあることを検出する特別遊
技状態検出手段552と、該特別遊技状態検出手段55
2が出力する信号に基づいて、特別遊技状態が発生して
所定時間が経過した場合には球貸による排出を規制する
ように制御する特別遊技状態検出信号遅延手段554と
を備えている。
【0086】さらに前記排出順位制御部は、前記遊技媒
体排出制御手段560が出力する信号で、遊技球を排出
する動作が行われていないことを示す信号(Lレベル信
号)が入力されている時点で、前記球貸制御手段580
が出力する前記球貸要求信号に基づいて前記遊技媒体排
出制御手段560に遊技球の排出の要求を示す排出要求
信号を出力し、一方前記Lレベル信号が入力されている
時点で前記賞球排出制御手段553が出力する前記賞球
排出要求信号に基づいて前記遊技媒体排出制御手段56
0に前記排出要求信号を出力することによって賞球排出
動作制御部と球貸動作制御部との間の排出関係を制御す
るとともに、前記特別遊技状態検出信号遅延手段554
からの信号に基づき球貸要求による遊技球の排出を規制
する優先排出制御手段550と、賞球排出中に該優先排
出制御手段550が出力する信号に基づき点灯表示され
る賞球排出表示ランプ555と、球貸排出中に該優先排
出制御手段550が出力する信号に基づき点灯表示され
る球貸排出表示ランプ556とを備えている。
【0087】最後に排出動作制御部について説明する。
該排出動作制御部は前記排出ソレノイド241A,24
1Bと、前記排出球検出センサ230A,230Bとを
含んで構成されている遊技媒体排出装置200と、該遊
技媒体排出装置200を駆動制御する遊技媒体貸出手段
駆動手段としての遊技媒体排出装置駆動制御手段573
と、前記特別遊技状態検出信号遅延手段552が出力す
る信号と、前記球不足検出器561が出力する信号と、
オーバーフロー検出器561A(図示せず)が出力する
信号と、前記パネル開放検出器571がそれぞれ出力す
る信号に基づいて、遊技球の排出動作を禁止させる排出
禁止信号を生成する排出禁止手段564と、前記遊技媒
体排出制御手段560が出力する信号と、前記パネル開
放検出器571が出力する信号とに基づいて、遊技球の
排出動作を中断させる排出中断信号を生成する排出中断
手段572と、前記優先排出制御手段550が出力する
前記排出要求信号、前記排出禁止手段564が出力する
排出禁止信号、前記排出中断手段572が出力する排出
中断信号、前記球貸制御手段580が出力する前記貸球
排出終了信号、あるいは前記賞球排出制御手段553が
出力する賞球排出終了信号に基づいて前記遊技媒体排出
装置駆動制御手段573を制御するとともに、前記優先
排出制御手段550には遊技球の排出動作中であること
を示す排出動作中信号を出力する遊技媒体排出制御手段
560とを備えている。
【0088】図27は、遊技者や遊技店の店員が不用意
に球貸しボタンを押してしまっても遊技媒体の貸出し動
作が行われことがないカード式遊技機の球貸制御手段5
80の詳細な構成ブロック図を示す。
【0089】該球貸制御手段580は、球貸スイッチ3
82の1回の操作により貸出す遊技球数を設定する球貸
数設定部911と、カード残高信号(後述)に基づきカ
ード残高と前記球貸数設定部911が設定した貸球数を
比較演算して要求された貸球数がカード残高の範囲内で
貸し出すことができるか否かを判定するカード残高比較
判定部912と、球貸し動作が実行された場合に貸出さ
れる遊技球の数をカウントする貸球数カウント部923
とを含んでいる。
【0090】カード残高比較判定部912には前記カー
ドリーダ582が出力する、カード残高を示すカード残
高信号が入力されている。そして球貸スイッチ382が
操作されたときに生成される球貸ボタン信号はアンドゲ
ート580Aに出力される。この時前記アンドゲート5
80Aに、リセット状態にあるフリップフロップ580
Bの出力端子Qバーから「H」レベルの信号(リセット
信号)が出力され、また特別遊技状態となっていない場
合に前記特別遊技状態検出信号遅延手段554から通常
遊技状態信号が出力されている場合に、前記アンドゲー
ト580Aが「H」レベルの信号(球貸可能信号)をア
ンドゲート580Cに出力する。
【0091】即ち、アンドゲート580Aは、前記球貸
ボタン信号と前記リセット信号と前記通常遊技状態信号
とを入力することによって、球貸しを行う状態にあるこ
とを検出して前記「H」レベルの信号をアンドゲート5
80Cに出力するようになっている。前記アンドゲート
580Cは前記球貸数設定部911からの信号と前記
「H」レベル信号とに基づいて前記カード残高比較判定
部912に貸球数信号を出力するようにされている。
【0092】該貸球数信号と前記カード残高信号とに基
づき、前記カード残高比較判定部912は、カード残高
と貸球数を比較演算して要求された貸球数がカード残高
の範囲内で貸し出すことができると判定した場合には、
フリップフロップ580Dに判定信号を出力する。該判
定信号が入力された前記フリップフロップ580Dはセ
ット状態に変化し、出力端子Qから前記優先排出制御手
段550に前記球貸要求信号が出力されるようになって
いる。
【0093】しかし前記特別遊技状態検出信号遅延手段
554から前記特別遊技状態信号が出力されている場
合、あるいは前記フリップフロップ580Bの出力端子
Qバーから「L」レベル信号が出力されている場合には
前記アンドゲート580Aが前記球貸可能信号を出力す
ることはない。前記フリップフロップ580Bがセット
状態となり、その出力端子Qバーが「L」レベル信号を
出力する場合は次の場合である。
【0094】即ち、前記開閉パネル105が開放状態に
なったことを前記開閉パネル開放検出器571が検出し
その検出に基づき前記遊技媒体排出装置不能動化検出器
583に出力される検出信号、前記選択操作スイッチ1
24が操作されて記遊技媒体排出装置不能動化検出器5
83に出力されるスイッチオン信号、前記前面枠102
が開放状態になったことを前記前面枠開放検出器108
が検出しその検出に基づき前記遊技媒体排出装置不能動
化検出器583に出力される検出信号、或は前記ガラス
収納枠104が開放状態になったことを前記ガラス収納
枠開放検出器106が検出しその検出に基づき前記遊技
媒体排出装置不能動化検出器583に出力される検出信
号のいずれかの信号に基づき、前記遊技媒体排出装置不
能動化検出手段583が前記フリップフロップ580B
に不能動化信号を出力する場合である。
【0095】このように前記選択操作スイッチ124の
操作によって球貸スイッチ382をいわば無効化するこ
とによって前記遊技媒体排出装置200が不能動化され
ることになり、遊技者が不注意に貸球ボタン382を押
しても球貸がおこなわれないように制御される。
【0096】さらに例えば前記前面枠開放検出器108
が前面枠102の開放を検出した結果、前記前記遊技媒
体排出装置200が不能動化されることになり、遊技店
の係員が不注意に球貸スイッチ382を押しても球貸が
おこなわれないように制御される。
【0097】一方、フリップフロップ580Bがリセッ
ト状態に変化する場合は前記パネル開放検出器571か
らパネル閉鎖検出信号が、前記選択操作スイッチ124
からスイッチオン信号が、前記前面枠開放検出器108
から前記前面枠閉鎖検出信号が、また前記ガラス収納枠
開放検出器106から前記ガラス収納枠閉鎖検出信号が
それぞれ前記遊技媒体排出装置能動化検出器584に出
力されて、これらの信号に基づき前記遊技媒体排出装置
能動化検出器584が前記フリップフロップ580Bに
能動化信号を出力する場合である。
【0098】前記球貸要求信号にもとづいて前記遊技媒
体排出装置200により球貸動作が開始可能な状態にさ
れると、前記優先排出制御手段550から貸球排出中信
号がアンドゲート580E及びアンドゲート580Fに
出力され、また前記遊技媒体排出装置200の排出球検
出センサ230A,230Bが排出球を検出する毎に前
記遊技媒体排出装置駆動制御手段573により出力され
る排出球検出信号も前記アンドゲート580Eに出力さ
れる。その結果、該アンドゲート580Eより減算信号
が前記貸球数カウント部923に出力される。
【0099】また該貸球数カウント部923のカウント
の結果、排出球数が前記球貸数設定部911が設定した
数になったときには前記貸球数カウント部923がアン
ドゲート580Fに零信号を出力し、その結果該アンド
ゲート580Fが前記優先排出制御手段550及び前記
遊技媒体排出制御手段560にそれぞれ前記貸球排出終
了信号を出力する。
【0100】なお、前記零信号はアンドゲート580G
にも出力されていて、該零信号と前記アンドゲート58
0Cが出力する貸球数信号と前記カード残高比較判定部
912が出力する判定信号とに基づき、該アンドゲート
580Gが前記貸球数カウント部923に貸球数セット
信号を出力することにより、前記貸球数カウント部92
3がリセットされる。
【0101】また前記貸球排出終了信号は前記フリップ
フロップ580Dのリセット端子にも出力されており、
該貸球排出終了信号に基づき前記フリップフロップ58
0Dがリセット状態に変化され、前記球貸要求信号の出
力が停止される。さらに前記貸球排出終了信号は前記カ
ードリーダ582にも出力されるようになっている。
【0102】このように構成された本発明に係るパチン
コ遊技機100の作動内容を遊技の流れに沿って説明す
る。まず遊技者がプリペイドカード581を前記カード
挿排口921に挿入すると前記カードリーダ582がカ
ード残高の有無等を判定して、残高があれば前記カード
残高比較判定部912にその結果を出力する。そして遊
技者が前記球貸スイッチ382を操作すると、前記アン
ドゲート580Aに球貸ボタン信号が出力される。
【0103】このゲーム開始時点で前記アンドゲート5
80Aには特別遊技状態信号は出力されておらず、また
前記フリップフロップ580Bから能動化信号が出力さ
れていれば前記フリップフロップ580Dが球貸要求信
号を前記優先排出制御手段550に出力する。またこの
時点では遊技球は入賞口に入賞していないので前記賞球
排出制御手段553からは賞球排出要求信号は出力され
ていない。
【0104】したがって前記優先排出制御手段550が
前記球貸要求信号に基づいて前記排出要求信号を前記遊
技媒体排出制御手段560に出力することになり、該遊
技媒体排出制御手段560は前記排出要求信号に基づい
て前記遊技媒体排出装置駆動制御手段573に遊技球の
排出を駆動させる排出駆動信号を出力し、前記排出ソレ
ノイド241A,241Bを駆動する。そして前記排出
球検出センサ230A,230Bが遊技球の排出を検出
した場合には前記遊技媒体排出装置駆動制御手段573
が前記球貸制御手段580のアンドゲート580Eに排
出球検出信号を出力する。その結果、前記球貸制御手段
580は前記排出球検出信号に基づき排出されつつある
貸球数をカウントし、カウント数が所定数に達した場合
に前記優先排出制御手段550に前記貸球排出終了信号
を出力する。
【0105】そのようにして遊技球が前記球供給皿30
0に供給されると遊技者がパチンコ遊技を開始できるよ
うになる。前記打球発射用ハンドル装置600の操作に
よって遊技領域に打ち込まれた遊技球が前記始動入賞口
に入賞すると、その入賞が前記入賞球検出手段551に
より検出され、該入賞球検出手段551がその入賞球検
出信号を前記賞球排出制御手段553に出力する。
【0106】そして該賞球排出制御手段553は前記入
賞球検出信号に基づき前記優先排出制御手段553に賞
球排出要求信号を出力する。その後上述した球貸による
排出動作と同様に、前記優先排出制御手段553から前
記遊技媒体排出制御手段560に前記排出要求信号が出
力され、該排出要求信号に基づき前記遊技媒体排出制御
手段560が前記排出駆動信号を前記遊技媒体排出装置
駆動制御手段573に出力する。
【0107】そして該遊技媒体排出装置駆動制御手段5
73が前記排出ソレノイド241A,241Bを駆動制
御し、前記排出球検出センサ230A,230Bが出力
する信号に基づき、前記排出球検出信号を前記賞球排出
制御手段553に出力する。該賞球排出制御手段553
は前記排出球検出信号に基づき賞球動作による排出球数
のカウントを行い、所定の賞球数に達した場合には前記
優先排出制御手段550に前記賞球排出終了信号を出力
する。このようにして入賞口に遊技球が入賞した数だけ
賞球排出動作が繰り返される。
【0108】賞球排出動作が繰り返された結果、多くの
賞球を獲得した遊技者が自己の不注意による球貸スイッ
チ382の操作を避けたい場合には、遊技者が前記選択
操作スイッチ124を操作すればよい。該選択操作スイ
ッチ124が操作されるとスイッチオフ信号が前記遊技
媒体排出装置不能動化検出手段583に出力され、該遊
技媒体排出装置不能動化検出手段583は前記スイッチ
オフ信号に基づき不能動化信号を生成し、該信号を球貸
制御手段580のフリップフロップ580Bに出力す
る。
【0109】その結果、「L」レベル信号が前記アンド
ゲート580Aに導入され、該アンドゲート580Aが
球貸を行えないことを検出することになり、遊技者が不
注意により球貸スイッチ382を操作しても球貸動作が
行われないように制御される。そしてその後、遊技者が
球貸を希望する場合には再度前記選択操作スイッチ12
4を操作すればよい。即ち、該選択操作スイッチ124
が再度押されたときにはスイッチオン信号が前記前記遊
技媒体排出装置能動化検出手段584に出力され、該遊
技媒体排出装置能動化検出手段584は前記スイッチオ
ン信号に基づき能動化信号を生成し、該信号を前記フリ
ップフロップ580Bに出力する。その結果、「H」レ
ベル信号が前記アンドゲート580Aに導入されること
になる。
【0110】また賞球排出動作中に遊技球の球詰まり等
のトラブルが発生する場合も考えられるが、そのトラブ
ルを解消するために前記前面枠102を遊技店の係員が
開放した段階で、前記前面枠開放検出器108がその開
放を検出し、検出信号を前記前記遊技媒体排出装置不能
動化検出手段583に出力すると、該遊技媒体排出装置
不能動化検出手段583は前記検出信号に基づき不能動
化信号を生成し、該信号をフリップフロップ580Bに
出力する。その結果、遊技店の係員が不注意により球貸
スイッチ382を操作しても球貸動作が行われないよう
に制御される。
【0111】なおこの場合にトラブルが解消された後、
前記前面枠102を閉鎖した段階で前記前面枠開放検出
器108が前記前面枠102の閉鎖を検出し、その検出
信号を前記前記遊技媒体排出装置能動化検出手段584
に出力すると、該遊技媒体排出装置能動化検出手段58
4は前記検出信号に基づき能動化信号を生成し、該信号
をフリップフロップ580Bに出力する。その結果、
「H」レベル信号が前記アンドゲート580Aに導入さ
れ、球貸動作が行われる条件が整えられる。
【0112】ところで遊技者が遊技球の入賞を知らずに
その入賞直後に前記球貸スイッチ382を操作してしま
うこともありうる。この場合には前記賞球排出制御手段
553の賞球排出要求信号が前記優先排出制御手段55
0に出力され、その後前記球貸制御手段580より球貸
要求信号が前記優先排出制御手段550に出力されるこ
とになるが、該前記優先排出制御手段550は前記賞球
排出動作を優先するように制御する。
【0113】前記可変表示ゲームの結果、大当りが発生
し特別遊技が開始される場合には所定時間が経過した後
に前記特別遊技状態検出信号遅延手段554により前記
優先排出制御手段550に特別遊技状態信号が出力さ
れ、球貸による排出動作が制限されるようになってい
る。
【0114】次に図28〜図32に基づいて、本発明に
関連する前記カードリーダ582、賞球排出制御手段5
53、特別遊技状態検出信号遅延手段554、優先排出
制御手段550及び遊技媒体排出制御手段560のそれ
ぞれの構成を詳細に説明する。
【0115】図28は前記カードリーダ582の詳細な
構成ブロック図を示す。該カードリーダ582はプリぺ
イドカード581が挿入された時点で該プリぺイドカー
ド581に書き込まれているデータから該カード581
の残高を読み取るカード残高読取手段921と、該カー
ド残高読取手段921が出力する信号に基づきカード残
高を記憶するととにもカード残高信号をカード残高判定
手段923と前記球貸制御手段580のカード残高比較
判定部912とに出力するカード残高記憶手段922
と、該カード残高記憶手段922からのカード残高信号
に基づきカード残高の有無を判定するカード残高判定手
段923と、前記カード581を保持するとともに前記
優先排出制御手段550が出力する前記貸球排出中信号
を入力していないときには、前記カード返却ボタン58
2Bが押されたことによって出力されるカード返却信号
あるいはカード残高判定手段923が出力する残高ゼロ
信号に基づき前記カード581を返却し、前記貸球排出
中信号を入力しているときには遊技球排出後に前記カー
ド581を返却するカード保持制御手段924と、該カ
ード保持制御手段924が出力するカード保持中信号と
前記カード残高記憶手段922が出力する前記カード残
高信号とに基づき、カード残高に応じた残高の目安パン
チ孔の穿設を制御するパンチ孔制御手段925と、前記
球貸制御手段580が出力する前記貸球排出終了信号と
前記カード残高記憶手段922が出力するカード残高信
号とに基づき、前記カード581の残高を書き換え、そ
の結果を前記カード残高記憶手段922と前記カード5
81にそれぞれ出力するカード残高書換手段926とを
備えている。
【0116】つぎに図29に基づいて前記賞球排出制御
手段553の構成を詳述する。該賞球排出制御手段55
3は前記入賞球検出手段551が出力する入賞球検出信
号に基づき遊技球の入賞口への入賞を記憶する入賞記憶
部931と、賞球数を予め設定する賞球数設定部922
と、賞球が実行されている際に賞球される遊技球の数を
カウントする賞球数カウント部923とを備えている。
そして前記入賞記憶部931は入賞の記憶に基づき賞球
排出要求信号を前記優先排出制御手段550とアンドゲ
ート553Aにそれぞれ出力する。
【0117】前記賞球排出要求信号に基づく賞球排出の
要求が前記優先排出制御手段550により認められると
該優先排出制御手段550からアンドゲート553Aと
553Bにそれぞれ賞球排出中信号が導入される。この
賞球排出中信号と前記賞球排出要求信号及び前記賞球数
設定部922が出力する設定信号に基づき、前記アンド
ゲート553Aが前記賞球数カウント部923にHレベ
ル信号(賞球数セット信号)を出力すると、該賞球数カ
ウント部923は前回の賞球数の記憶をクリヤするとと
もに新たな賞球数を記憶する。
【0118】そして前記賞球排出中信号と、前記遊技媒
体排出装置駆動制御手段573が出力する排出球検出信
号を入力する前記アンドゲート553Bはその排出球検
出信号を入力する毎に前記賞球数カウント部923にH
レベル信号(減算信号)を出力する。該減算信号に基づ
き、前記賞球数カウント部923は賞球数から排出球数
を減算し、減算値が「0」となったときにアンドゲート
553Cに零信号を出力する。この零信号と前記賞球排
出中信号とに基づき、前記アンドゲート553Cは前記
優先排出制御手段550に前記賞球排出終了信号を出力
する。
【0119】また前記零信号は前記入賞記憶部931に
も出力されており、該入賞記憶部931は前記零信号に
基づき入賞の記憶数をマイナスすることになる。
【0120】次に図30に基づいて前記特別遊技状態検
出信号遅延手段554の構成を詳述する。該特別遊技状
態検出信号遅延手段554は前記特別遊技状態検出手段
552が特別遊技の発生を検出したときに出力する特別
遊技状態検出信号に基づき、特別遊技の発生を記憶する
特別遊技発生記憶部941と、特別遊技が発生した時点
から所定時間の経過を計時するタイマ942と、前記所
定の時間が経過した時点で該タイマ942が出力する信
号に基づき前記所定時間後の特別遊技状態の検出を記憶
する特別遊技状態検出記憶部943とを備えている。
【0121】そして前記特別遊技状態検出信号は前記特
別遊技状態検出記憶部943に対してはリセット信号と
して出力され、また前記特別遊技状態検出記憶部943
が出力する特別遊技状態信号は前記特別遊技発生記憶部
941に対してリセット信号として出力されるようにな
っている。このように構成された特別遊技状態検出信号
遅延手段554の特別遊技発生記憶部941からは、特
別遊技が発生したときに前記特別遊技状態信号の出力を
遅らせるための遅延状態信号が前記排出禁止手段564
のアンドゲート562に出力される。
【0122】その結果、Lレベル信号が該アンドゲート
562から出力されることになり、該排出禁止手段56
4の動作を制限する。そして前記所定時間後に出力され
る前記特別状態信号は前記優先排出制御手段550に出
力され、球貸の動作を制限するように制御する。
【0123】つぎに図31に基づいて前記優先排出制御
手段550の具体的な構成を詳細に説明する。該優先排
出制御手段550はアンドゲート550Aが出力する信
号に基づいてセット状態になり、球貸動作が終了するま
でそのセット状態を維持するとともに、前記球貸制御手
段580が出力する前記貸球排出終了信号に基づいてリ
セット状態に変化する貸球排出要求信号保持手段951
と、アンドゲート550Bが出力する信号に基づいてセ
ット状態になり、賞球動作が終了するまでそのセット状
態を維持するとともに、前記賞球排出制御手段553が
出力する賞球排出終了信号に基づいてリセット状態に変
化する賞球排出要求信号保持手段952と、前記貸球排
出表示ランプ556を制御駆動する駆動手段953と、
前記賞球排出表示ランプ555の表示を制御する駆動手
段954とを備えている。
【0124】そして前記遊技媒体排出制御手段560が
排出動作中信号を出力していない場合に、前記球貸制御
手段580から球貸要求信号がアンドゲート550Cに
出力された場合にはHレベル信号は前記アンドゲート5
50Aに出力される。この時点で特別遊技が発生してい
なく、また賞球排出制御手段553から賞球排出要求信
号に基づくHレベル信号が出力されていなければアンド
ゲート550DからHレベル信号が出力されることにな
り、前記アンドゲート550AはHレベル信号(セット
信号)を前記貸球排出要求信号保持手段951に出力し
該貸球排出要求信号保持手段951がセット状態にな
る。
【0125】そして該貸球排出要求信号保持手段951
が出力する排出要求信号はオアゲート550Eを介して
前記遊技媒体排出制御手段560に出力されるようにな
っている。
【0126】一方、前記遊技媒体排出制御手段560が
排出動作中信号を出力していない場合に、前記賞球排出
制御手段553から賞球排出要求信号がアンドゲート5
50Fに出力された場合にはHレベル信号が前記アンド
ゲート550Bに導出される。この時点で特別遊技が発
生しておらず、また球貸制御手段580から球貸要求信
号が出力されていなければアンドゲート550GからH
レベル信号が出力されることになり、前記アンドゲート
550BはHレベル信号(セット信号)を前記賞球排出
要求信号保持手段952に出力する。その結果、該賞球
排出要求信号保持手段952がセット状態になる。
【0127】そして該賞球排出要求信号保持手段952
が出力する排出要求信号はオアゲート550Eを介して
前記遊技媒体排出制御手段560に出力されるようにな
っている。なお、前記遊技媒体排出制御手段560から
排出動作中信号が出力されていれば前記アンドゲート5
50CからはHレベル信号が、また前記アンドゲート5
50FからはHレベル信号がそれぞれ出力されないとに
なり、球貸要求信号に原因する排出動作中信号が出力さ
れれば球貸要求が優先され、逆に賞球排出要求信号に原
因する排出動作中信号が出力されれば賞球排出要求が優
先されることになる。
【0128】また前記アンドゲート550Dに特別遊技
状態信号が出力され、またアンドゲート550Fを介し
て前記アンドゲート550DにHレベル信号が出力され
た場合には該アンドゲート550Dが前記アンドゲート
550AにLレベル信号を出力することになる。したが
って、このような時点では前記アンドゲート550Aか
らはLレベル信号が出力されることになる。このことは
前記特別遊技状態信号は特別遊技状態が発生した後、所
定時間が経過した時に前記特別遊技状態検出信号遅延手
段554の特別遊技状態検出記憶部943から出力され
るものであり、特別遊技状態の発生から所定時間が経過
した後には球貸要求が認められないことを意味する。
【0129】そしてこのような場合には前記アンドゲー
ト550GからはHレベル信号が出力されることにな
り、変動入賞装置の大入賞口等への入賞に基づく賞球排
出が優先することになる。これは変動入賞装置の大入賞
口の開放時間が限られているので、この開放時間内でよ
り多くの賞球を遊技者に与えるためである。なお、前記
貸球排出要求信号保持手段951が出力する排出要求信
号はアンドゲート550Hを介して前記駆動手段953
に出力され、該駆動手段953が前記貸球排出表示ラン
プ556を点灯制御する。
【0130】一方前記賞球排出要求信号保持手段952
が出力する排出要求信号はアンドゲート550Iを介し
て前記駆動手段954に出力され、該駆動手段954が
前記賞球排出表示ランプ555を点灯制御する。
【0131】つぎに図32に基づいて前記遊技媒体排出
制御手段560の詳細な構成を説明する。該遊技媒体排
出制御手段560は、優先排出制御手段550が出力す
る排出要求信号に基づいてセット状態に変換し、そのセ
ット状態を維持する排出動作記憶部961と、該排出動
作記憶部961が出力する信号に基づき、前記遊技媒体
排出装置200の排出ソレノイド241A,241Bの
それぞれの動作を制御する駆動手段962とを備えてい
る。
【0132】そして前記優先排出制御手段550が出力
した前記排出要求信号がアンドゲート560Aに出力さ
れ、この時点で前記排出禁止手段564から排出禁止信
号が出力されていなければ該アンドゲート560AはH
レベル信号を前記排出動作記憶部961に出力すること
になる。その結果該排出動作記憶部961がセット状態
に変化し、出力端子Qからアンドゲート560Bを介し
て前記駆動手段962に駆動指令信号が出力される。
【0133】該駆動指令信号に基づき前記駆動手段96
2が前記遊技媒体排出装置駆動制御手段573に駆動信
号を出力し、該駆動信号に基づき、前記遊技媒体排出装
置200内の2条の案内樋210の途中に設けられた一
対のストッパ245A,245Bを作動させる排出ソレ
ノイド241A,241Bを励磁させる。そして、排出
センサ230A,230Bのそれぞれの検出信号に基づ
いて各案内樋210内の予備球を所定数だけ排出させ
る。
【0134】なお、図26に示すように該検出信号は前
記遊技媒体排出装置駆動制御手段573に出力され、該
遊技媒体排出装置駆動制御手段573に設けられた排出
球検出手段573Aは前記検出信号に基づき排出球検出
信号を生成し、該信号を前記賞球排出制御手段553ま
たは球貸制御手段580にそれぞれ出力する。前記排出
動作記憶部961はまた前記優先排出制御手段550に
排出動作中信号を出力し、又前記排出中断手段572の
アンドゲート572Aにも排出動作中信号を出力する。
そしてパネル開放検出器571がパネル105の開放状
態を検出したときに出力される検出信号に基づき前記ア
ンドゲート572Aが前記遊技媒体排出制御手段560
の前記アンドゲート560Bに排出中断信号を出力する
と、該アンドゲート560Bからの駆動指令信号の出力
が停止される。そして前記駆動手段962が排出ソレノ
イド241A,241Bを消磁させて排出動作を中断さ
せるようになっている。
【0135】そして前記球貸制御手段580が出力する
貸球排出終了信号または前記賞球排出制御手段553が
出力する賞球排出終了信号がオアゲート560Cを介し
て前記排出動作記憶部961のリセット端子に出力され
ると、該排出動作記憶部961はリセット状態になる。
その結果、該排出動作記憶部961の出力端子Qが前記
アンドゲート560BにLレベル信号を出力することな
り、排出動作が停止されるように制御される。
【0136】なお、前記排出動作制御部の前記排出禁止
手段564はアンドゲート562とオアゲート563と
により構成されている。そして該排出禁止手段564が
前記遊技媒体排出制御手段560に出力する排出禁止信
号は、前記球不足検出器561が球不足を検出したとき
に出力する検出信号、オーバーフロー検出器561Aが
オーバーフローを検出したときに出力する検出信号ある
いはパネル開放検出器571が出力する検出信号に基づ
き形成される。
【0137】なお、特別遊技が発生する前には前記特別
遊技状態検出信号遅延手段554からは前記遅延状態信
号は出力されていないので、前記球不足検出器34の前
記検出信号は前記オアゲート563に出力されることに
なる。しかし特別遊技が発生した後、前記特別遊技状態
検出信号遅延手段554のタイマ942が設定した時間
が経過するまでの間に出力される前記遅延状態信号は前
記アンドゲート562に出力され、前記球不足検出器5
61の前記検出信号に基づく排出禁止信号が出力されな
いように制御されている。これは特別遊技の発生直後に
球不足が生じて、この球不足を前記球不足検出器561
が検出したとしても遊技媒体排出装置200内に残って
いる遊技球だけでも排出させるようにし、特別遊技を継
続させようとするものである。
【0138】この実施例に係る遊技機1は、上記のよう
に、保持枠110の下枠部材110bおよび右枠部材1
10dを前面枠100に取り付けている螺着手段(例え
ば、ビスやボルト等)の頭部がそれぞれ取付基盤400
の上端部および装飾部材810の左側部によって覆われ
ているので、その螺着手段を外部からピアノ線等の異物
を侵入させて不正を行おうとする不正遊技者の出現を未
然に防止することができる。
【0139】保持部110の下枠部材110bの厚みを
逃げる逃げ用切欠部405を形成しておけば、保持枠1
10の下枠部材110bの前面部に重合する取付基盤4
00の上端部の裏側がその逃げ用切欠部405によって
逃げられることとなって、その取付基盤400の取付け
の納まりが良くなる。が、その納まりを気にしなけれ
ば、その切欠部405は設けなくてもよい。
【0140】なお、前記保持枠110の下枠部材110
bを前面枠100に取り付けている螺着手段の頭部を取
付基盤400の上端部によって覆う程度は、その螺着手
段をドライバ等の工具によって回せない程度覆っていれ
ば良く、必ずしもその螺着手段の頭部の全体を覆う必要
はない。
【0141】また、この実施例に係る遊技機は、上記の
ように前面枠100の上枠材100aの前面部に設置さ
れる枠表示装置130の丈を前面枠100の上端部と保
持枠の上端部との間の寸法より大きくしてあるので、枠
表示装置130を縦方向(丈の方向)に拡大してその表
示カバー133(表示部)を拡大することが可能となっ
て、その表示カバー133中にランプ132b等の表示
手段をより多く配設でき、遊技に対する様々な情報をよ
り多く表示できることとなる。
【0142】なお、枠表示装置130の構成は上記のも
のに限定せず、液晶表示やドット表示等、如何なる表示
形式のものにしてもよい。また、枠表示装置130の下
端部の裏側に、保持枠110の上枠部材110aの厚み
を逃げる逃げ用切欠部を設ければ、その枠表示装置13
0の取付けの納まりが良くなる。
【0143】また、この実施例に係る遊技機の球供給皿
300は、上記のように、遊技機1の前面部に開閉可能
に設けられた開閉パネル330を、賞球を流出させる賞
球流出口334と遊技球を取り入れる球取入れ口335
とを開設した金属製の板材により構成し、遊技に供する
球を貯留する上部が開口した球供給皿300を、前記開
閉パネル330の賞球流出口334から流出された球を
貯留して前記開閉パネル330の球取入れ口335に案
内する球貯留部311を有する樹脂製の供給皿310
と、該供給皿本体310の前側を、裏側開口部322か
ら内部に収納させてその供給皿本体310の外郭カバー
を構成する供給皿本体包囲部321と前記開閉パネル3
30の前面部を覆う開閉パネル覆い部323とを樹脂で
一体成形してなる覆い枠320とから構成し、前記開閉
パネル330を前記覆い枠320の開閉パネル覆い部3
23で覆わせた状態にして、前記供給皿本体310およ
び前記覆い枠320を前記開閉パネル330に取り付け
た構成としたので、樹脂製の供給皿本体310が覆い枠
320によって補強されるだけでなく、開閉パネル33
0にクロームメッキを施す必要がなくなり、樹脂製の覆
い枠320にその成形時にデザインを施したり着色した
りすることによって、遊技機の前面側の他の部分のデザ
インや色彩とマッチさせ易くなる。また、球供給皿30
0は、樹脂製の供給皿本体310これを包囲する樹脂製
の覆い枠320とによって構成されているので、丈夫で
部品点数が少なく製作が簡単で組付け易い。
【0144】供給皿本体310の球貯留部311の背面
側全体を開口させた形にすれば、型成形し易い。また、
その開口部と開閉パネル330前面との間に、樹脂製の
覆い板340を配設して、開閉パネル330の賞球流出
口および球取入れ口335の部分を残して前記球貯留部
311の背面側開口部を覆ってあるので、その開口部を
介して金属製の開閉パネル330は見えないし、その覆
い板340にデザインや着色を施しておけば、球供給皿
300の周囲がより美しくなる。
【0145】また、覆い枠320に、球貸制御手段58
0に球貸しの賞球を行う操作手段としての球貸としての
球貸しスイッチ382に関する情報表示手段、例えば、
残金表示部381、球抜き操作手段620等を配設して
おけば、球を借りる操作が容易になったり、球貸しに関
する情報が見易くなったり、或は、球抜き操作がし易く
なったりする。供給皿本体310と覆い枠320との配
色を異ならせておけば、カラフルな球供給皿300とな
る。
【0146】また、この実施例に係る遊技機1の球受皿
500は、該球受皿500を、その背面側に設けられた
第1の取付部(例えば、図示省略の取付孔や取付支柱
等)を介して取付基盤400の前面部に取り付け、その
取付基盤400を、その背面側に設けられた第2の取付
部(例えば、取付ボルト406)を介して前面枠100
の前面部分に取り付けた構成としたので、球受皿500
を取付基盤400の前面部に取り付けてから、その取付
基盤400を前面枠100に取り付けることが可能とな
って、前面枠100への取り付けに要する手間が少なく
なる。
【0147】また、前記球受皿500を、球貯留部51
1を具えた球受皿本体510と、該受皿本体510を包
囲する外装枠520とから二重構造としているので、そ
れら受皿本体510及び外装枠520を樹脂で作っても
充分強度を保てることとなってデザインを施したり、着
色したりするのが容易となる。また、前記取付基盤40
0前面部の下側賞球流出口400の周りに、前記球貯留
部511と対応する補助貯留部410を後退させた状態
に窪ませて設けたので、その補助貯留部410の分だ
け、球貯留部510中への球の貯留能力が増す。
【0148】また、前記球受皿500の底部に、前記球
貯留部511中に貯留された球を抜き出す球抜き孔51
2(球流出口)と該球抜き孔512を開閉する操作手段
(開閉部材550)を設けたので、球受皿500中の球
を簡単に抜き出すことが出来る。また、前記取付基盤4
00の前面部に受皿取付用嵌合凹部408を設け、該受
皿嵌合凹部408に前記球受皿500の背面側を嵌合さ
せてあるので、取付基盤400への球受皿500の取り
付けがしっかりしたものとなる。
【0149】なお、上記開閉パネル330、供給皿本体
310、覆い枠320および案内板340は上記の形状
に限定せず、それらの各機能を損なわない範囲で自由に
設計変してよい即ち、開閉パネル330は、保持枠11
0に開閉可能に取り付けられ、前記供給皿本体覆い枠3
20をその前面側に取り付けが可能であって、遊技機1
からの賞球を供給皿本体310の球貯留部311中に流
出させる賞球流出口334と前記球貯留部311中の球
を遊技球として遊技機1中に取入れさせる球取入れ口3
35を有していれば、どような形状にしてもよい。ま
た、供給皿本体310は、前記開閉パネル330の賞球
流出口334から流出される賞球を貯留して同開閉パネ
ル330の球取入れ口335に案内し得る球貯留部31
1を有していれば、どのような形状にしてもよい。ま
た、前記覆い枠320は、前記供給皿本体310の前側
を、裏側開口部322から内部に収納させてその供給皿
本体310の外郭カバーを構成する供給皿本体包囲部3
21と前記開閉パネル330の前面部を覆う開閉パネル
覆い部323とを有していれば、どのような形状にして
もよい。
【0150】また、上記実施例では供給皿本体310お
よび覆い枠320の開閉パネル330への取付は、供給
皿本体310を覆い枠320に収納させ螺子(図示省
略)等の止着手段を用いてそれらを相互に一体化させて
から、開閉パネル330に取り付ける形式としたが、開
閉パネル330に供給皿本体310を取り付け、該供給
皿本体310に前記覆い枠320を被せた状態にして同
覆い枠320を前記開閉パネル330に螺子等によって
取り付ける形式にしてもよい。また、前記覆い枠320
中に前記供給皿本体310を収納させる際の位置決め用
の取付支柱317,317は必ずしも必要としない。こ
の場合、これら覆い枠320および供給皿本体310に
別の位置決め手段を設けておくとよい。
【0151】また、前記覆い板340は、前記開閉パネ
ル330の賞球流出口334および球取入れ口335の
部分を残して前記供給皿本体310の球貯留部311の
背面側開口部を閉塞させて前記球貯留部311中の球を
前記球取入れ口335方向に案内し得れば、どのような
形状にしてもよい。この覆い板340は、供給皿本体3
10の球貯留部311の背面側開口部を介して開閉パネ
ル330の前面部が見えるのを防ぐためのものである
が、必ずしも要用なものではない。
【0152】また、供給皿本体310の整流部312や
覆い板340に取り付けた保護部材361,341も必
ずしも要用としない。また、この実施例では球貸装置1
0を遊技機1の隣に設けたが、遊技機1自体に組み込ま
せてもよい。この場合、カード挿排出口11および有効
表示ランプには遊技機1の前面側に設けるとよい。
【0153】また、球貸操作装置630や供給皿球技操
作手段620は必ずしも球供給皿300に取り付ける必
要はない。この場合、遊技機1の前面側で遊技者の操作
し易い所に取り付けるとよい。球貸しに関する情報表示
手段として球貸し用の残金表示部381を例示したが、
それに限定せず、球貸しに関するどのような情報を表示
する表示部であってもよい。また、球貸しを行なわない
遊技機にも適用し得る。
【0154】また、前記球受皿500は、必ずしも、受
皿本体510と外装枠520との2重構造にせず、1重
のものにしてもよい。また、前記補助貯留部511は必
ずしも設けなくてもよい。また、球受皿500の底部の
球抜き孔512を設けなくてもよい。また、取付基盤4
00に受皿取付用嵌合凹部408を設けなくてもよい。
【0155】
【発明の効果】この発明に係る遊技装置は、上記のよう
に枠表示装置の丈を前面枠の上端部と保持枠の上端部と
の間の寸法より大きくしてあるので、枠表示装置とその
表示部を拡大することが可能となって、その表示部にラ
ンプ等の表示手段をより多く配設でき、遊技に対する様
々な情報をより多く表示できることとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例に係る遊技機および球貸機の
正面図である。
【図2】その遊技機および球貸機の前側斜視図である。
【図3】前面枠の前面側部分の斜視図である。
【図4】遊技機の上端部の前面側斜視図である。
【図5】遊技機の下部の前面側斜視図である。
【図6】ランプ装置の前面側斜視図である。
【図7】ランプ装置の分解斜視図である。
【図8】球供給皿の前側斜視図である。
【図9】球貸操作部から覆い部材を取り外した状態を示
す球供給皿の前側斜視図である。
【図10】図8のA−A線断面図である。
【図11】図8のB−B線断面図である。
【図12】球供給皿の分解斜視図である。
【図13】供給皿本体の分解斜視図である。
【図14】供給皿球抜操作手段の分解斜視図である。
【図15】開閉パネル、球送りユニットおよび排出球誘
導部材等の斜視図である。
【図16】球受皿および打球発射用ハンドル装置等が取
り付けられた取付基盤の前面側斜視図である。
【図17】図16のC−C線断面図である。
【図18】図16のD−D線断面図である。。
【図19】図16のE−E線断面図である。
【図20】ハンドル装置等が取り付けられた取付基盤の
背面側斜視図である。
【図21】取付基盤から球受皿および打球発射用ハンド
ル装置等を取り外した状態を示す前側分解斜視図であ
る。
【図22】球受皿の前側分解斜視図である。
【図23】外装枠の背面側分解斜視図である。
【図24】カード式遊技機の裏機構を示す背面図であ
る。
【図25】遊技媒体排出装置の一実施例を示す断面図で
ある。
【図26】本発明に係わるカード式遊技機の遊技球排出
制御系の構成例を示すブロック図である。
【図27】遊技球排出制御系を構成する球貸制御手段の
構成ブロック図である。
【図28】遊技球排出制御系を構成するカードリーダの
構成ブロック図である。
【図29】遊技球排出制御系を構成する賞球排出制御手
段の構成ブロック図である。
【図30】遊技球排出制御系を構成する特別遊技状態検
出信号遅延手段の構成ブロック図である。
【図31】遊技球排出制御系を構成する優先排出制御手
段の構成ブロック図である。
【図32】遊技球排出制御系を構成する遊技媒体排出制
御手段の構成ブロック図である。
【符号の説明】
1 遊技機 100 前面枠 100a 上枠材 101 開口部 110 保持枠 130 枠表示装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 矩形に形成された前面枠の開口部の内周
    縁に沿って矩形の保持枠が取り付けられ、前記前面枠の
    上枠材の前面部に枠表示装置が取り付けられた遊技機に
    おいて、前記枠表示装置の丈を前記前面枠の上端部と前
    記保持枠の上端部との間の寸法より大きくしてあること
    を特徴とする遊技機。
JP3283766A 1991-10-04 1991-10-04 遊技機 Pending JPH0596056A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8628268B2 (en) 2008-03-14 2014-01-14 Lam Research Corporation Cam lock electrode clamp

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8628268B2 (en) 2008-03-14 2014-01-14 Lam Research Corporation Cam lock electrode clamp

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