JPH0595316U - 小物物品収納箱 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 宝石、アクセサリー等の小物物品を収納する
小物物品収納箱において、収納量を多く、収納された小
物物品が、運搬時等に、固定からはずれたり、抜け落ち
て傷つくことがないようにする。 【構成】 上面が開口した底箱１０の上縁に、底箱１０
に対向する凹部を有する蓋箱２０をヒンジ３０を介して
結合し、底箱１０および蓋箱２０の各内部に、それぞ
れ、その空間をほぼ埋め尽すブロツク状の弾性体４０を
充填して、各弾性体４０の露出面４１に収納物品６０を
挾持できるスリツト４２を設けてなるもの。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、指輪、アクセサリーなどの小物物品を収納する箱に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、上記箱には、開閉自在の箱の下側に弾力性のある素材を内装し、切り目 を入れて、これに上記小物物品を固定するものがあつたが、収納量が少く、持ち 運びすると、はずれたり、抜け落ちたりして傷つきやすい欠点があつた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、収納量が大きく、収納された小物物品が、運搬時等に、固定からは ずれ、抜け落ちて傷つくことのない小物物品収納箱を提供するものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案小物物品収納箱は、上記目的を達成するため、上面が開口した底箱１０ の上縁に、底箱１０に対向する凹部を有する蓋箱２０をヒンジ３０を介して結合 し、底箱１０および蓋箱２０の各内部に、それぞれ、その空間をほぼ埋め尽すブ ロツク状の弾性体４０を充填して、各弾性体４０の露出面４１に収納物品６０を 挾持できるスリツト４２を設けてなるものである。

【０００５】 また、本考案小物物品収納箱は、上記本考案箱に底箱１０と蓋箱２０を仕切る 布状介在物５０を底箱１０又は蓋箱２０の縁に取りつけてなるものである。

【０００６】 本考案において、底箱１０に充填した弾性体４０のスリツト４２と蓋箱２０に 充填した弾性体４０のスリツト４２とは、底箱１０に蓋箱２０を閉めたとき、ス リツト４２同士が一致する線上にある場合と不一致な線上にある場合とがある。

【０００７】

【実施例】 本考案の実施例が図１及び図２に示されている。

【０００８】 本例の小物物品収納箱は、、底箱１０と蓋箱２０とブロツク状弾性体４０，４ ０とヒンジ３０と布状介在物５０と鍵７０とからなつている。

【０００９】 底箱１０は、上面が開口した箱で、内部に、その空間をほぼ埋め尽すブロツク 状弾性体４０が充填されており、弾性体４０の露出面４１には、収納物品６０を 挾持できる複数条のスリツト４２が設けられている。

【００１０】 蓋箱２０は、底箱１０に対向する凹部を有し、この内部に、その空間をほぼ埋 め尽すブロツク状弾性体４０が充填されており、弾性体４０の露出面４１には、 収納物品６０を挾持できる複数条のスリツト４２が設けられている。そして、底 箱１０に蓋箱２０を閉めたとき、底箱１０の弾性体４０と蓋箱２０の弾性体４０ とはほぼ密着状態となり、両弾性体４０，４０のスリツト４２，４２は同一線上 に一致して並ぶように形成されている。なお、スリツト４２，４２を一致させな いように形成することもある。

【００１１】 また、底箱１０と蓋箱２０とは布状のヒンジ３０を介して結合されていると共 に、閉箱したとき鍵かけできるように両箱に鍵７０の各部分が取りつけられてい る。

【００１２】 更に、底箱１０と蓋箱２０を仕切る布状介在物５０が底箱１０の縁に取りつけ られている。

【００１３】

【作用】

本考案箱に小物物品６０を収納する場合、閉箱した際、底箱１０の弾性体４０ のスリツト４２と、蓋箱２０の弾性体４０のスリツト４２と一致するときは、底 箱１０の弾性体４０のスリツト４２に入れた小物物品６０は、上部がはみ出して も、蓋箱２０の弾性体４０のスリツト４２にはいり込み、安定良く保持される。 布状介在物５０があるときは、これを介して蓋箱２０の弾性体４０のスリツト４ ２にはいり込む。

【００１４】 小物物品６０が底箱１０の弾性体４０のスリツト４２内に埋入するときは、蓋 箱２０の弾性体４０のスリツト４２にも別の小物物品６０を埋入させることがで き、布状介在物５０があるときは、これにより完全に仕切られる。

【００１５】 一方、底箱１０の弾性体４０のスリツト４２と、蓋箱２０の弾性体４０のスリ ツト４２が不一致のときは、底箱１０の弾性体４０のスリツト４２に入れた小物 物品６０は、蓋箱２０の弾性体４０のスリツト４２のない露出面４１に押し当て られ、布状介在物５０があるときは、これを介して蓋箱２０の弾性体４０のスリ ツト４２のない露出面４１に押し当てられる。

【００１６】 そして、この場合は、蓋箱２０の弾性体４０のスリツト４２に別の小物部品６ ０を埋入させても底箱１０の小物物品６０と蓋箱２０の小物物品６０とが当たる ことがない。また、布状介在物５０があるときは、これにより完全に仕切られる 。

【００１７】

【考案の効果】

以上のように、本考案の小物物品収納箱は、小物物品６０を収納して閉箱した とき、底箱１０の弾性体４０と蓋箱２０の弾性体４０とは、直接的に、或は、布 状介在物５０を介して、ほぼ密着状態にあるので、一方の弾性体４０又は両弾性 体４０，４０に挾持される小物物品６０は、運搬中や振動を加えたときに、はず れたり、抜け落ちたりすることがない。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案実施例を示す斜視図である。

【図２】図１の本考案箱を閉箱したときの拡大断面図で
ある。

【符号の説明】

１０ 底箱 ２０ 蓋箱 ３０ ヒンジ ４０ 弾性体 ４１ 露出面 ４２ スリツト ５０ 布状介在物 ６０ 収納物品

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 上面が開口した底箱１０の上縁に、底箱
   １０に対向する凹部を有する蓋箱２０をヒンジ３０を介
   して結合し、底箱１０および蓋箱２０の各内部に、それ
   ぞれ、その空間をほぼ埋め尽すブロツク状の弾性体４０
   を充填して、各弾性体４０の露出面４１に収納物品６０
   を挾持できるスリツト４２を設けてなる小物物品収納
   箱。
2. 【請求項２】 底箱１０と蓋箱２０を仕切る布状介在物
   ５０を底箱１０又は蓋箱２０の縁に取りつけてなる請求
   項第１項記載の小物物品収納箱。