JPH0594513U - 木製組立家具の接合構造 - Google Patents

木製組立家具の接合構造

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JPH0594513U
JPH0594513U JP3987692U JP3987692U JPH0594513U JP H0594513 U JPH0594513 U JP H0594513U JP 3987692 U JP3987692 U JP 3987692U JP 3987692 U JP3987692 U JP 3987692U JP H0594513 U JPH0594513 U JP H0594513U
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JP
Japan
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dowel
holes
hole
wooden
plate material
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Application number
JP3987692U
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Inventor
隆雄 坂野
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Nichiha Corp
Original Assignee
Nichiha Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 木製組立家具の組立てが板材の割れ等のトラ
ブルの防止下に精度良く行え、且つ作業能率良く行える
木製組立家具の接合構造を提供すること。 【構成】 板材1の板面2と他の板材3の木口4とに設
けたダボ穴5、6に連結用ダボ8を嵌合した接合部9に
おいて、前記ダボ穴5、6の底部にダボ穴5、6よりも
小径なクッション用穴10、11を設けたことを特徴と
する木製組立家具の接合構造。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は木製組立家具におけるダボによる接合部の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、木製組立家具等で板材の板面と木口を接合する場合、ダボ組構造が存在 する。このダボ組構造は、例えば図3に示すように、木製丸棒状のダボ41を板 材42の板面43と他の板材44の木口45とに鑽孔したダボ穴46、47に接 着剤48を介し嵌入して両板材42、44を接合している。 この場合、ダボ41の直径はダボ穴46、47の内径よりも0.2 〜0.5 mm小さ くするかダボ41の周面に螺旋状の凹凸溝を付ける必要がある。その理由は、上 記の寸法差が0.2 mmより小さいとダボ41表面に塗布した接着剤48がダボ41 を嵌入する際にピストンリングの作用を果し、ダボ穴46、47に閉じ込められ た空気や余分な接着剤48がダボ穴46、47部分の木質導管や積層部を加圧し て板材42、44が割れを生じたり、爆裂を生じたりする。又、ダボ穴46、4 7の合計深さはダボ41の長さより1〜2mm深くはするが、上記の加圧力を緩和 するには至らない。
【0003】 そこで前記のようにダボ41の直径をダボ穴46、47の内径よりも0.2 〜0. 5 mm小さくしてダボ41とダボ穴46、47とに間隙を保ち、この間隙から上記 嵌入時のダボ穴46、47にある空気をダボ41の打ち込み側に吹き出さしめて 板材42、44の損傷を防止する方式が採用されている。しかし、この場合ダボ 41とダボ穴46、47の嵌合が甘いため、接着剤48が固化するまで板材42 、44の組立精度を適当な手段で維持しなければならず、この精度維持が作業能 率の点も合せ甚だ困難であった。又、ダボ41に前記凹凸溝を付した場合には、 ダボ41の嵌入時に前記凹凸溝が潰れてしまい、上記同様に組立精度の維持が困 難であった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
そこで本考案は、木質組立家具の組立てが板材の割れ等のトラブルの防止下に 精度良く行え、且つ作業能率良く行える木製組立家具の接合構造を提供し、もっ て上記従来技術の問題を解決しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本願の第1の考案は、板材の板面と他の板材の木口とに設けたダボ 穴に連結用ダボを嵌合した接合部において、前記ダボ穴の底部にダボ穴よりも小 径なクッション用穴を設けたことを特徴とする木製組立家具の接合構造を要旨と するものであり、第2の考案は板材の板面と他の板材の木口とに設けたダボ穴に 連結用ダボを嵌合した接合部において、前記連結用ダボの端面にクッション用穴 を設けたことを特徴とする木製組立家具の接合構造を要旨とするものである。
【0006】
【作用】
このようにした本考案の接合構造にあっては、ダボをダボ穴に嵌入する際、ダ ボ穴の底部に設けたクッション用穴、又はダボの端面に設けたクッション用穴が ダボによりダボ穴に閉じ込められた空気及び余分な接着剤の溜り場となって、こ れら空気及び接着剤からする圧力を緩和する。
【0007】
【実施例】
次に本考案の実施例を図1、図2に基いて説明する。 図1に示す第1実施例は、木製組立家具の板材1の板面2と他の板材3の木口 4とに設けたダボ穴5、6に接着剤7を介して連結用ダボ8を嵌合した接合部9 において、ダボ穴5、6の底部にそれぞれダボ穴5、6よりも小径なクッション 用穴10、11を鑽孔している。
【0008】 このようにした本例の接合構造にあっては、ダボ8をダボ穴5、6に嵌入する 際、クッション用穴10、11がダボ8によりダボ穴5、6に閉じ込められた空 気及び余分な接着剤7の溜り場となって、これら空気及び接着剤7からする圧力 を緩和する。
【0009】 図2に示す第2実施例は、木製組立家具の板材21の板面22と他の板材23 の木口24とに設けたダボ穴25、26に接着剤27を介して連結用ダボ28を 嵌合した接合部29において、ダボ28の両端面にそれぞれクッション用穴30 、31を設けている。
【0010】 このようにした本例の接合構造にあっては、ダボ28をダボ穴25、26に嵌 入する際、クッション用穴30、31がダボ28によりダボ穴25、26に閉じ 込められた空気及び余分な接着剤27の溜り場となって、これら空気及び接着剤 27からする圧力を緩和する。
【0011】
【考案の効果】
以上説明したように本考案の接合構造においては、ダボをダボ穴に嵌入する際 、クッション用穴がダボ穴に閉じ込められた空気及び余分な接着剤の溜り場とな って、これら空気及び接着剤からする圧力を緩和でき、従って木製家具の組立て が板材の割れ等のトラブルの防止下に精度良く行え、且つダボ径とダボ穴内径を ほぼ同一寸法で組立て出来るため接着剤が未硬化状態であっても板材の接合部分 が堅牢となって作業能率を向上でき、更に板材の接合部分から接着剤の外部への 吹き出しを防止できて木製組立家具の汚損を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例の縦断面図である。
【図2】本考案の第2実施例の縦断面図である。
【図3】従来例の縦断面図である。
【符号の説明】
1 板材 2 板面 3 板材 4 木口 5 ダボ穴 6 ダボ穴 8 ダボ 9 接合部 10 クッション用穴 11 クッション用穴

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板材の板面と他の板材の木口とに設けた
    ダボ穴に連結用ダボを嵌合した接合部において、前記ダ
    ボ穴の底部にダボ穴よりも小径なクッション用穴を設け
    たことを特徴とする木製組立家具の接合構造。
  2. 【請求項2】 板材の板面と他の板材の木口とに設けた
    ダボ穴に連結用ダボを嵌合した接合部において、前記連
    結用ダボの端面にクッション用穴を設けたことを特徴と
    する木製組立家具の接合構造。
JP3987692U 1992-05-19 1992-05-19 木製組立家具の接合構造 Pending JPH0594513U (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5833929A (ja) * 1981-08-24 1983-02-28 財団法人電力中央研究所 電圧型自励インバ−タを用いる直流送電システムの制御方法

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5833929A (ja) * 1981-08-24 1983-02-28 財団法人電力中央研究所 電圧型自励インバ−タを用いる直流送電システムの制御方法

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